JP6824750B2 - 化粧料 - Google Patents

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本発明は、化粧料に関する。
人間の皮膚は、加齢や紫外線の影響で、年齢とともにしわやたるみが生じたり、その度合いが増加する。とりわけ、首やデコルテ部位(首から胸元にかけての部位)は、顔に比べると日常のケアがそれほどなされないため、しわやたるみが目立ちやすい。皮膚のしわやたるみを改善するため、ハリ感を与える化粧料が、開発されており、特許文献1には、ハリ感を与えるため、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリルと特定の成分を併用した例が記載されている。
しかし、特許文献1の化粧料は、顔を対象としたものであり、顔よりもしわやたるみが目立ちやすい首やデコルテ部位に対してはハリ感の効果が不十分であり、また、その用いた原料により、べたつき感が増す等の使用感が悪くなるといった問題が生じている。さらに、安定性については一切評価されていない。
特開2011−201826号公報
そこで、本発明は、上記の課題を解決した、首やデコルテ部位に対しても十分なハリ感を与え、使用感(しっとり感、肌への柔軟効果及びべたつき感)に優れた、安定性の高い化粧料を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、下記の(A)〜(C)を含有することを特徴とする化粧料を提供する。
(A)デキストリン脂肪酸エステル
(B)ダイマージリノール酸エステル
(C)アーモンド抽出物、カラスムギ抽出物及びマルメロ抽出物からなる群より選ばれる1種または2種以上
本発明によると、首やデコルテ部位に対しても十分なハリ感を与え、使用感(しっとり感、肌への柔軟効果及びべたつき感)に優れた、安定性の高い化粧料を得られる。
本発明で用いられる成分(A)デキストリン脂肪酸エステルは、デキストリンと脂肪酸のエステルであり、化粧料分野で一般的に用いられているものであれば、特に制限されずに使用することができる。具体的には、エチルヘキサン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン等が挙げられる。これらの中でもパルミチン酸デキストリン(化粧品表示名称)及び/又はイソステアリン酸デキストリン(化粧品表示名称)を用いることが好ましい。
成分(A)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明の化粧料全量に対し、0.5〜3質量%の配合量が好ましい。配合量が0.5質量%未満であると、ハリ感に影響を及ぼす場合があり、3質量%を超えると、べたつき感及び安定性に影響を及ぼす場合がある。
本発明で用いられる成分(B)ダイマージリノール酸エステルは、リノール酸の二量体とアルコールのエステルであり、化粧料分野で一般的に使用されているものであれば、特に制限されずに使用することができる。具体的には、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ジオクチルドデシル、ダイマージリノール酸ジセテアリル、ダイマージリノール酸ジ(C20-40)アルキル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)等が挙げられる。これらの中でもダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)(化粧品表示名称)を用いるのが好ましい。
成分(B)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明の化粧料全量に対し、0.3〜3質量%の配合量が好ましい。配合量が0.3質量%未満であると、しっとり感及び肌への柔軟効果に影響を及ぼす場合があり、3質量%を超えると、べたつき感に影響を及ぼす場合がある。
本発明で用いられる成分(C)アーモンド抽出物のアーモンドは、学名をPrunus dulcis又はPrunus amygdalusと、カラスムギ抽出物のカラスムギは学名をAvena sativaと、マルメロ抽出物のマルメロは学名をCydonia oblonga又はPyrus cydoniaという。抽出物は、溶媒で抽出したものだけではなく、原体及び乾燥物も含む。抽出部位としては、葉、花、種子、芽等のいずれの部位を用いてもよく、そのまま用いてもよいし、粉砕等の処理を行ったものを用いてもよい。溶媒で抽出する場合は、抽出方法や抽出溶媒に制限はなく、抽出方法としては、抽出溶媒に浸漬する、超臨界で抽出する方法等を挙げることができる。また、抽出溶媒としては、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、1、3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、あるいはこれらの混合物等を用いることができる。これらの中でも抽出部位としては、アーモンド抽出物及びマルメロ抽出物が種子を、カラスムギ抽出物は穀粒を用いることが好ましい。抽出溶媒としてはいずれも水で抽出したものを用いることが好ましい。
成分(C)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明の化粧料全量に対し、0.3〜5質量%の配合量が好ましい。配合量が0.3質量%未満であると、ハリ感及びしっとり感に影響を及ぼす場合があり、5質量%を超えると、べたつき感及び安定性に影響を及ぼす場合がある。
本発明は、上記(A)〜(C)に加えさらに成分(D)として、リン脂質及びフィトステロールを含有させることができる。成分(D)のリン脂質及びフィトステロールは、化粧料分野で一般的に使用されているものであれば、特に制限されずに使用することができる。リン脂質は、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸やこれらを水素添加したもの等を挙げることができる。フィトステロールは、植物に含まれるステロール類であり、カンペステロール、シトステロール等を挙げることができる。リン脂質及びフィトステロールは、それぞれを単独で配合してもよいし、あらかじめ混合したものを用いてもよい。また、複合化したものを用いることもできる。これらの中でも、水添レシチン(化粧品表示名称)とフィトステロールズ(化粧品表示名称)の複合体を用いるのが好ましい。市販品としては、「PHYTOCOMPO−PP」(日本精化株式会社製)等を挙げることができる。
成分(D)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明の化粧料全量に対し、0.3〜2質量%の配合量が好ましい。配合量が0.3質量%未満であると、しっとり感及び肌への柔軟効果に影響を及ぼす場合があり、2質量%を超えると、安定性に影響を及ぼす場合がある。
本発明の化粧料は、上述の成分の他に、通常の化粧料に用いられる任意成分を、本発明の効果を阻害しない程度に配合することができる。具体的には、水性成分、油剤、増粘剤、防腐剤、香料、保湿剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤等を挙げることができる。
本発明の化粧料は、常法により製造することができ、剤型としては、非乳化型、O/W乳化型、W/O乳化型、液状、乳液状、クリーム状等の種々の剤型とすることができる。化粧料の形態としては、スキンケア、美容液、ファンデーション等のメーキャップ、日焼け止め等の化粧料であればいずれの形態のものでも用いることができる。
以下、実施例により、本発明を具体的に説明するが、これにより、本発明の範囲が限定されるものではない。なお、配合量は、特に断りのない限り質量%である。
表の実施例及び比較例のO/W乳化型クリーム状化粧料を、下記の製造方法で製造した。
<製造方法>
(1)成分(A)、(B)、(D)及びその他成分1を80℃〜85℃で、均一に混合し、室温まで冷却した。
(2)上記(1)以外の成分を室温で、均一に混合した。
(3)上記(1)に上記(2)を加え、室温で、ホモミキサーを用いて均一に混合し、表の各実施例及び比較例の化粧料を製造した。
そして、各実施例及び比較例の化粧料について、下記の方法で、ハリ感、しっとり感、肌への柔軟効果及びべたつき感並びに安定性の評価を行った。その結果を表に示す。
a)ハリ感、しっとり感、肌への柔軟効果、べたつき感
専門パネラー5名による顔、首及びデコルテ部位それぞれでの使用テストを行い、下記の評価基準に従って、ハリ感、しっとり感、肌への柔軟効果、べたつき感について、絶対評価をし、更にその5人の評点の平均点を下記判定基準により判定した。判定基準は、ハリ感、しっとり感、肌への柔軟効果、べたつき感で共通のものとした。

<評価基準>
3点:ハリ感を非常に感じる/しっとり感を非常に感じる/肌への柔軟効果が非常に高い/べたつき感がない
2点:ハリ感を感じる/しっとり感を感じる/肌への柔軟効果が高い/べたつき感をほとんど感じない
1点:ハリ感がやや悪い/しっとり感がやや悪い/肌への柔軟効果がやや悪い/ややべたつき感を感じる
0点:ハリ感を感じない/しっとり感を感じない/肌への柔軟効果が悪い/べたつき感を感じる


<判定基準>
◎:2.5点以上
○:1.8点以上2.5点未満
△:1.0点以上1.8点未満
×:1.0点未満
b)安定性
専門評価員3名に、表の化粧料を5℃、25℃、40℃で3カ月保管した際の外観の状態を下記の判定基準により判定した。

<判定基準>
◎:変化がない
○:変化がほとんどない
△:ややクリーミングが見られる
×:クリーミング又は分離が見られる
表に示された結果から明らかなように、各実施例の化粧料は、ハリ感、しっとり感、肌への柔軟効果、べたつき感及び安定性すべての面で優れていた。一方、各比較例の化粧料は、ハリ感、しっとり感、肌への柔軟効果、べたつき感及び安定性の面で劣っていた。
Figure 0006824750
Figure 0006824750
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Claims (1)

  1. 下記の(A)〜()を含有することを特徴とする化粧料。
    (A)パルミチン酸デキストリン及びイソステアリン酸デキストリン
    (B)ダイマージリノール酸エステル
    (C)アーモンド抽出物、カラスムギ抽出物及びマルメロ抽出物からなる群より選ばれる
    1種または2種以上
    (D)リン脂質及びフィトステロール
JP2017002675A 2017-01-11 2017-01-11 化粧料 Active JP6824750B2 (ja)

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