JP6824696B2 - プラセンタエキス含有組成物 - Google Patents

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本発明は、プラセンタエキスと、特定の植物を併用してなる組成物に関する。
プラセンタエキスは、動植物の胎盤を抽出したエキスであり、美容、健康又は医薬関連分野において盛んに利用されている。非特許文献1には、プラセンタエキスの外用剤としての有効性が次の通り記載されている。真皮においては皮膚線維芽細胞の増殖が促進されるとともにI型コラーゲンや線維芽細胞増殖因子の発現が刺激され、皮膚のターンオーバーに良い効果が期待できる。表皮においては皮膚角化細胞によるI型コラーゲン、ケラチン10、フィラグリンの発現を刺激するので、皮膚バリアの強化に有効である。またプラセンタエキスには種々の抗酸化成分が含まれることが知られており、紫外線などにより発生する活性酸素の働きを弱めることで、抗老化作用をもたらすことも期待できる。
また、例えば、プラセンタエキス、コラーゲン由来成分及びストレス緩和剤を含有することを特徴とする経口用組成物(特許文献1)、オリゴ糖とプラセンタエキスの組み合わせを特徴とする腸内環境改善組成物(特許文献2)、プラセンタエキスを含有する神経細胞活性化剤(特許文献3)、コラーゲン加水分解物、豚プラセンタエキス、ライチ由来の低分子化ポリフェノール及びアスコルビン酸類を美容成分として含有することを特徴とする健康食品(特許文献4)等が知られている。
さらに、植物抽出物を併用して皮膚外用剤に配合することも数多く検討されている。しかしながら、植物抽出物は単に併用すれば効果が相乗的に向上するものではなく、相加的に効果が向上するもの、効果を相殺するものなど、その併用による効果は、予測不可能な効果であり、より少量で、より高い効果の得られる植物抽出物の併用に関するニーズは非常に高い。
小松康彦等、フレグランスジャーナル、Vol.44No.6,47-54(2016)
特開2007−70316号公報 特開2011−157335号公報 特開2012−136448号公報 特開2013−34423号公報
本発明は、プラセンタエキスと、特定の植物を併用することにより、真皮線維芽細胞における各種成長因子の産生が相乗的に向上し、老化防止効果を発揮する組成物を提供することを課題とする。
本発明は、
(A)プラセンタエキスと、
(B)クロッカス、メリロート、カノコソウ、シコン、テンチャから選択される1種または2種以上を含有する組成物
を提供する。
本発明の組成物は、プラセンタエキスと特定の植物を併用して用いることにより、真皮線維芽細胞における成長因子又はその受容体の発現が相乗的に向上し、高い老化防止効果を発揮する。
図1は、プラセンタエキスとメリロート抽出物を併用することにより、FGF1(線維芽細胞成長因子1:Fibroblast Growth Factor 1)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図2は、プラセンタエキスとメリロート抽出物を併用することにより、FGF2(線維芽細胞成長因子2:Fibroblast Growth Factor 2)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図3は、プラセンタエキスとメリロート抽出物を併用することにより、CTGF(結合組織成長因子:Connective Tissue Growth Factor)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図4は、プラセンタエキスとクロッカス抽出物を併用することにより、FGF1(線維芽細胞成長因子1:Fibroblast Growth Factor 1)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図5は、プラセンタエキスとクロッカス抽出物を併用することにより、FGF2(線維芽細胞成長因子2:Fibroblast Growth Factor 2)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図6は、プラセンタエキスとクロッカス抽出物を併用することにより、CTGF(結合組織成長因子:Connective Tissue Growth Factor)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図7は、プラセンタエキスとクロッカス抽出物を併用することにより、VEGF(血管内皮細胞成長因子:Vascular Endothelial Growth Factor)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図8は、プラセンタエキスとクロッカス抽出物を併用することにより、FGFR1(線維芽細胞成長因子受容体1:Fibroblast Growth Factor Receptor 1)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図9は、プラセンタエキスと5種の植物の抽出混合物を併用することにより、FGF1(線維芽細胞成長因子1:Fibroblast Growth Factor 1)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図10は、プラセンタエキスと5種の植物の抽出混合物を併用することにより、FGF2(線維芽細胞成長因子2:Fibroblast Growth Factor 2)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図11は、プラセンタエキスと5種の植物の抽出混合物を併用することにより、KGF(表皮角化細胞成長因子:Keratinocyte Growth Factor 1)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。 図12は、プラセンタエキスと5種の植物の抽出混合物を併用することにより、FGFR1(線維芽細胞成長因子受容体1:Fibroblast Growth Factor Receptor 1)遺伝子の発現量が相乗的に向上することを示す図である。
以下本発明を実施するための形態を説明する。
本発明の組成物は、化粧品、医薬部外品、医薬品、食品のいずれの用途にも用いられ得る。
プラセンタエキス
本発明の組成物に配合するプラセンタエキスを得る胎盤の由来としては、特に限定されないが、ヒト、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、サケ、ニシン、チョウザメ等の動物、バラ、メロン、ツバキ、チューリップ等の植物が例示される。これらの起源の中でも、商用的な使用の観点から、サケ由来、ブタ由来、植物由来のものを用いることが好ましい。また、既にプラセンタエキスとして市販されている商品があり、それを使用してもよい。
サケ由来のプラセンタを得るサケとしては白ザケ、紅ザケ、銀ザケ、ニジマス、サクラマス、マスノスケ等を挙げることができる。サケから得られるプラセンタは、卵巣膜を用いる、かかる卵巣膜は、上記鮭類に属する魚類の魚卵外皮であり、卵巣から魚卵を採取した後の外皮のみを水洗することにより得ることができる。本発明の組成物には、上記水洗後の卵巣膜をミキサー、乳鉢、乳化機等で粉砕した物をそのまま用いてもよく、上記卵巣膜を蛋白質分解酵素で処理することにより抽出された成分を用いてもよい。
ブタ由来プラセンタエキスを得る方法としては、例えば、ブタ胎盤から凍結、融解などの方法により無菌的に水で抽出して得ることができる。さらに、蛋白質分解酵素で処理することにより抽出された成分を用いてもよい。
本発明の組成物におけるプラセンタエキスの配合濃度は特に限定されないが、例えば、0.0001〜35w/v%であり、好ましくは0.01〜35w/v%である。0.001w/v%未満の配合ではプラセンタエキスの効果が発揮されない場合がある。また35w/v%を超えて配合しても、その効果に向上が認められない場合があり、非効率的である。
本発明の組成物に配合するクロッカスは、クロッカス属に属する植物であれば特にその種類を問わないが、クロッカス(Crocus Chrysanthus)またはサフラン(Crocus sativus)を用いることが好ましい。クロッカスを用いる場合にはその根の抽出物を用いることが好ましい。サフランを用いる場合は、そのめしべを用いることが好ましい。
本発明の組成物に配合するメリロート(Melilotuis officinalis L.)は、マメ科(Leguminosae)に属する越年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、葉を単独で、又は葉と花併用してを用いることが好ましい。
本発明の組成物に配合するカノコソウ(Valeriana fauriei)は、オミナエシ科、カノコソウ属(Valeriana L.)の双子葉植物であり、北海道から九州、サハリン、朝鮮、中国に分布しており、山地のやや湿った草地に生える多年草で、葉、茎、花、根等の各部位および全草を用いることができるが、好ましくは根、根茎を用いることが好ましい。
本発明の組成物に配合するシコンは、ムラサキ(Lithospermum officinale)の根を用いる。
本発明の組成物に配合するテンチャは、中国茶の中で植物学上の茶とは異なる木の葉から作られた甘いお茶の総称であり、バラ科キイチゴ属のテンヨウケンコウシ(甜葉懸鈎子) Rubus suavissimus S. Lee、アカネ科のギュウハクトウ(牛白籐) Oldenlandia hedyotidea、ブナ科のタスイカ(多穂柯)またはタスイセキカヨウ(多穂石柯葉) Lithocarpus polystachyus、ロウレンシュウキュウ(臘蓮繍球) Hydrangea aspera ssp. strigosa、などの種が知られているが、本発明においては、バラ科キイチゴ属の葉から得られるテンチャを用いることが好ましい。
本発明の組成物において、これらの植物は生のまま、若しくは乾燥させたもの、さらに抽出物としたもののいずれをも用いることができる。
本発明の組成物において、上記植物は1種を単独で用いても、2種以上を併用して用いてもよい。またさらに、これら5種を併用して用いることにより、老化防止効果が相乗的に向上する。
本発明において用いる植物を抽出物として用いる場合、その抽出物の抽出方法について述べる。
本発明において、上記各植物は生のまま抽出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14日間程度とするのが適切である。
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3-ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
上記植物の上記溶媒による抽出物は、そのままでも本発明に係る組成物に含有させることができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いはそれらの皮膚生理機能向上作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
特に経皮用組成物として用いる場合、上記抽出物はリポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることにより、経皮吸収が高まり、より高い老化防止効果を発揮する。
本発明における上述の植物の組成物への配合量としては、好ましくは0.00001〜5重量%、特に0.0001〜1重量%の範囲である。この範囲であれば、特定の植物を組み合わせて配合した場合、製剤及び製剤中の植物の経時安定性に影響を及ぼすことが無く、より高い効果を発揮させることができる。
本発明の組成物の適用方法としては、経皮、経口、経粘膜、皮内等が挙げられるが、目的に応じて好適な方法を適宜選択すればよい。
経皮用組成物とする場合、その剤型は任意であり、例えば、ローションなどの可溶化系、クリームや乳液などの乳化系、カラミンローション等の分散系として提供することができる。さらに、噴射剤と共に充填したエアゾール、軟膏剤、粉末、顆粒などの種々の剤型で提供することもできる。
なお、経皮用組成物には、本発明の必須成分の他に、必要に応じて、通常医薬品、医薬部外品、化粧品に配合される、油性成分、保湿剤、粉体、色素、乳化剤、可溶化剤、洗浄剤、紫外線吸収剤、増粘剤、薬剤、香料、樹脂、防菌防黴剤、アルコール類等を適宜配合することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲において、他の保湿剤、細胞賦活剤、あるいは抗酸化剤等との併用も可能である。
経口用組成物とする場合、その剤型は任意であり、例えば、粉末状、顆粒状、錠剤、カプセル剤、ゼリー状、液状等が例示される。
経口用組成物の調製に際しては、特別な界面活性剤等の添加物は必須ではないが、必要に応じて他の公知の添加剤、賦形剤その他を加えて適当な剤型へと加工してもよい。例えば液剤であれば、抗酸化剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、可塑剤、pH調整剤などを混合して常法により、ドライシロップ剤、液剤などの経口物とすることができる。また固形剤であれば、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、抗酸化剤、コーティング剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、可塑剤などを混合して常法により、顆粒剤、散剤、カプセル剤、錠剤などを製造することができる。
本発明の組成物は、各種成長因子若しくはその受容体遺伝子の発現を相乗的に向上させることにより、老化を防止する効果を発揮する。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。
まず、使用したプラセンタエキスについて記載する。
[プラセンタエキス1]
プラセンタエキス1として、サケ卵巣膜由来のプラセンタエキスを用いた。
[プラセンタエキス2]
プラセンタエキス2として、豚由来プラセンタを、加水分解後、ろ過、乾燥させて得られた、プラセンタエキスを、プラセンタエキス2として使用した。
次に、使用した各植物の抽出物の調製例を示す。
[クロッカス抽出物]
クロッカスの根を乾燥後細切し、10質量倍量の50質量%エタノール水溶液に浸漬し、ろ過後ろ液を採取し、溶媒を留去した。得られた抽出物をエタノール水溶液に溶解後熟成し、再度ろ過したものをクロッカス抽出物とした。
[メリロート抽出物]
メリロートの葉を乾燥後細切し、10質量倍量の70質量%1,3−ブチレングリコール水溶液に浸漬し、ろ過後ろ液を採取し、溶媒を留去した。得られた抽出物を70質量%1,3−ブチレングリコール水溶液に溶解後熟成し、再度ろ過したものをメリロート抽出物とした。
[カノコソウ抽出物]
カノコソウの根及び根茎を乾燥後細切し、10質量倍量の精製水に浸漬し、ろ過後ろ液を採取し、溶媒を留去した。得られた抽出物を20質量%1,3−ブチレングリコール水溶液に溶解後熟成し、再度ろ過したものをカノコソウ抽出物とした。
[シコン抽出物]
ムラサキ(Lithospermum officinale)の根を乾燥後細切し、10質量倍量のエタノール/BG混液(9:1)に浸漬し、ろ過後ろ液を採取し、溶媒を留去した。得られた抽出物をグリセリン/エタノール混液(25:75)溶液に溶解後熟成し、再度ろ過したものをシコン抽出物とした。
[テンチャ抽出物]
テンチャ(Rubus suavissimus)の葉を乾燥後細切し、10質量倍量の精製水に浸漬し、ろ過後ろ液を採取し、溶媒を留去した。得られた抽出物を50質量%1,3−ブチレングリコール水溶液に溶解後熟成し、再度ろ過したものをテンチャ抽出物とした。
[抽出混合物]
クロッカス抽出物とメリロート抽出物とカノコソウ抽出物とシコン抽出物とテンチャ抽出物を等量混合したものを、抽出混合物とした。
[相乗効果の確認]
プラセンタエキスと特定の植物抽出物を併用して用いることにより、線維芽細胞における成長促進因子遺伝子の発現、若しくは成長促進因子受容体遺伝子の発現が相乗的に向上することを効果が相乗的に向上することを、下記の手順で確認した。
ヒト真皮線維芽細胞を3×105個/ウェルとなるように6ウェルプレートに播種し、5%FBSを含むDMEM培地にて一晩培養した。植物抽出物を溶解した培地に交換し、37℃、5% CO2インキュベーター内で24時間培養した。細胞からのTotal RNA抽出はQuickGene RNA cultured cell HC Kit Sを用い、倉敷紡績社のプロトコールに従って調製した。cDNA合成後に下記表のプライマーを使用してリアルタイムPCRにより遺伝子発現を確認した。内部標準として下記表3のGAPDHを使用した。また、植物抽出物の培地への添加量は、単独の添加で細胞毒性を示さない濃度を単独添加時の添加量とし、併用の場合は、それぞれ単独添加時の添加量の半量とした。またプラセンタエキス1は、コントロールと同程度の若しくはコントロールより発現量が8割程度減少する量目を単独での添加量とし、併用の際には単独配合の半分量を添加した
Figure 0006824696
図1〜3に示しました通り、プラセンタエキス1とメリロート抽出物を併用して用いることにより、FGF1(線維芽細胞成長因子1:Fibroblast Growth Factor 1)遺伝子、FGF2(線維芽細胞成長因子2:Fibroblast Growth Factor 2)遺伝子、CTGF(結合組織成長因子:Connective Tissue Growth Factor)遺伝子の発現量が相乗的に増加していました。
図4〜8に示しました通り、プラセンタエキス1とクロッカス抽出物を併用することにより、FGF1遺伝子、FGF2遺伝子、CTGF遺伝子、VEGF(血管内皮細胞成長因子:Vascular Endothelial Growth Factor)遺伝子、FGFR1(線維芽細胞成長因子受容体1:Fibroblast Growth Factor Receptor 1)遺伝子の発現量が相乗的に増加していました。
図9〜12に示しました通り、プラセンタエキスと5種の植物の抽出混合物を併用することにより、FGF1遺伝子、FGF2遺伝子、KGF(表皮角化細胞成長因子:Keratinocyte Growth Factor 1)遺伝子、FGFR1遺伝子の発現量が相乗的に増加していました。
次に本発明の組成物を皮膚外用剤に応用した実施例について説明いたします。
Figure 0006824696
表2に記載いたしました通り本発明のプラセンタエキスと特定の植物抽出物を併用した皮膚外用剤は、保湿感、ハリ感に優れたものであった。
Figure 0006824696
[実施例11] ドリンク剤
(1)プラセンタエキス2 500mg
(2)テンチャエキス 40mg
(3)サフランエキス 1mg
(4)クエン酸 pHを3.5とする量
(5)クエン酸ナトリウム 1mg
(5)硝酸チアミン 10mg
(6)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(7)ピリドキシン塩酸塩 10mg
(8)ニコチン酸アミド 100mg
(9)無水カフェイン 100mg
(10)アミノエチルスルホン酸 2000mg
(11)ブドウ糖 5000mg
(12)アセスルファムカリウム 30mg
(13)スクラロース 5mg
(14)ミックスフルーツフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
[実施例12] ゼリー状飲料
(1)プラセンタエキス2 1400mg
(2)テンチャエキス 50mg
(3)サフランエキス 1mg
(4)クエン酸 pHを3.5とする量
(5)クエン酸ナトリウム 1mg
(6)液糖 3000mg
(7)キサンタンガム 3000mg
(8)粉末寒天 3000mg
(9)カラギーナン 500mg
(10)ジェランガム 500mg
(11)フレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100gとした。

Claims (1)

  1. (A)サケ卵巣膜由来プラセンタエキスと、
    (B)クロッカス、メリロート、カノコソウ、シコン、テンチャの5種を併用して含有する経皮用組成物。
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