JP6823577B2 - 光コネクタ、及び、光コネクタの製造方法 - Google Patents

光コネクタ、及び、光コネクタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光コネクタ、把持部材、及び、光コネクタの製造方法に関する。
光ファイバの端面同士を突き合わせることによって光ファイバを接続する装置として、例えば現場組立型光コネクタが知られている。現場組立型光コネクタは、光ファイバ敷設現場において光ケーブル(角型光ケーブルや丸型光コードを含む)の端末に容易に組み立て可能な構造の光コネクタである。組立前の光コネクタのフェルールには、工場にて予め内蔵ファイバが取り付けられているとともに、内蔵ファイバの端部はメカニカルスプライス部に配置されている。組み立て作業現場において、把持部材に光ケーブルを把持させるとともに、光ケーブルから口出しされた挿入ファイバの端部がメカニカルスプライス部に挿入され、メカニカルスプライス部において光ファイバ同士が突き合わせ接続されることになる。
特許文献1には、外周面にネジ部の形成された固定部に固定キャップをネジ留めし、光ケーブル(光コードを含む)の繊維状抗張力体を固定部と固定キャップとの間に挟み込むことによって、光ケーブルの繊維状抗張力体を引き留めることが記載されている。
国際公開第2010/092657号
特許文献1記載の技術では、繊維状抗張力体を引き留める際に固定キャップをネジ留めするため、固定キャップに挟み込まれた繊維状抗張力体がツイストしてしまう。この結果、光コネクタに引き留められた光ケーブルに予期せぬ負荷がかかるおそれがある。
本発明は、繊維状抗張力体をツイストさせずに引き留める構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光ファイバを有する光ケーブルを把持する把持部材と、前記把持部材を固定する固定部を有するハウジングと、を備えた光コネクタであって、前記把持部材は、一対の側壁部を有する本体部と、前記本体部に取り付けるキャップとを有し、前記本体部と前記キャップのそれぞれにキャップ用固定部が設けられており、前記側壁部には、前記光ケーブルの繊維状抗張力体を内側から外側に出すためのスリットが形成されており、前記本体部に対して前記キャップを回転させずに平行移動させることによって、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記本体部の前記キャップ用固定部と前記キャップの前記キャップ用固定部とが係合するとともに、前記ハウジングの前記固定部に対して前記把持部材をスライドさせることによって、前記キャップの外面と前記固定部の内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記固定部に前記把持部材を固定可能である、ことを特徴とする光コネクタである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、繊維状抗張力体をツイストさせずに引き留めることができる。
図1Aは、光コネクタ100の斜視図である。図1Bは、光コネクタ100の分解斜視図である。 図2Aは、把持部材30の斜視図であり、図2Bは、把持部材30の分解斜視図である。 、図3A〜図3Cは、把持部材30の説明図である。図3Aは、把持部材30を上から見た図であり、後側ハウジング15の固定部152とキャップ50は断面図で示している。図3Bは、光コード6を把持した状態の説明図である。図3Cは、光ケーブル3を把持した状態の説明図である。 丸型光ケーブル6を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。 丸型光ケーブル6を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。 丸型光ケーブル6を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。 角型光ケーブル3を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。 角型光ケーブル3を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。 第2実施形態のキャップ50の構成の説明図である。 第3実施形態の把持部材30の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ファイバを有する光ケーブルを把持する把持部材と、前記把持部材を固定する固定部を有するハウジングと、を備えた光コネクタであって、前記把持部材は、一対の側壁部を有する本体部と、前記本体部に取り付けるキャップとを有し、前記側壁部には、前記光ケーブルの繊維状抗張力体を内側から外側に出すためのスリットが形成されており、前記本体部に対して前記キャップをスライドさせることによって、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記本体部に前記キャップを取り付け可能であることを特徴とする光コネクタが明らかとなる。このような光コネクタによれば、繊維状抗張力体をツイストさせずに引き留めることができる。
前記ハウジングの前記固定部に対して前記把持部材をスライドさせることによって、前記キャップの外面と前記固定部の内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記固定部に前記把持部材を固定可能であることが望ましい。これにより、把持部材を外側から押圧することができ、把持部材による繊維状抗張力体の把持力を高めることができる。
前記本体部に段差部が形成されており、前記段差部と前記キャップの端面との間において、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間で挟まれた前記繊維状抗張力体が折り返されて、前記キャップの外面と前記固定部の内面との間で前記繊維状抗張力体が挟み込まれることが望ましい。これにより、繊維状抗張力体の把持力をより高めるができる。
前記段差部と前記キャップの端面との間において、折り返された前記繊維状抗張力体が挟み込まれることが望ましい。これにより、繊維状抗張力体の引き留め力をさらに高めることができる。
前記繊維状抗張力体を挟み込む部位に、摩擦力を増す、滑り止め剤が塗布されていることが望ましい。これにより、繊維状抗張力体の滑りを防止でき、引き留め力を高めることができる。
前記本体部と前記キャップのそれぞれにキャップ用固定部を有することが望ましい。これにより、側壁部の外面とキャップの内面との間に繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で本体部とキャップとを固定することができる。
前記ハウジングと前記本体部のそれぞれに係合部を有することが望ましい。これにより、ハウジングと本体部とを固定することができる。
前記一対の側壁部の内面に、内側に突出する突起部が形成されていることが望ましい。これにより、突起部を光ケーブルの外被に食い込ませて、光ケーブルを把持することができる。特に、角型光ケーブルの把持力を高めることができる。
前記光ケーブルの前記繊維状抗張力体の量に応じた前記キャップを複数有することが望ましい。これにより、光ケーブルの種類に対する対応性を高めることができる。
複数の前記キャップは一体成型によって形成されていることが望ましい。これにより、コストを低減することができる。
前記本体部と前記キャップが予め連結されていることが望ましい。これにより、キャップを紛失しにくくすることができる。
また、光ファイバを有する光ケーブルを把持する把持部を備えた把持部材であって、一対の側壁部を有する本体部と、前記本体部に取り付けるキャップとを有し、前記側壁部には、前記光ケーブルの繊維状抗張力体を内側から外側に出すためのスリットが形成されており、前記本体部に対して前記キャップをスライドさせることによって、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記本体部に前記キャップを取り付け可能であることを特徴とする把持部材が明らかとなる。
また、光ケーブルを保持した把持部材を光コネクタの本体部に挿入することによって前記光コネクタを組み立てる光コネクタ製造方法であって、前記把持部材は、一対の側壁部を有する本体部と、前記本体部に取り付けるキャップとを備えており、前記本体部の前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルを収容するとともに、前記側壁部に形成されたスリットを介して、前記光ケーブルの繊維状抗張力体を前記一対の側壁部の内側から外側に出す工程と、前記本体部に対して前記キャップをスライドさせることによって、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記本体部に前記キャップを取り付ける工程と、を行うことを特徴とする光コネクタ製造方法が明らかとなる。
====第1実施形態===
<基本構成>
図1Aは、光コネクタ100の斜視図である。図1Bは、光コネクタ100の分解斜視図である。以下の説明では、図1Aに示すように光ケーブルや光ファイバの光軸方向を「前後方向」とし、光ケーブルの延び出た側を「後」とし、逆側(光コネクタ100のフェルール11の端面側)を「前」とする。
本実施形態の光コネクタ100は、メカニカルスプライス法により光ファイバを接続する現場組立型光コネクタであり、光ケーブルの端末に組み立てられる光コネクタである。また、本実施形態の光コネクタ100は、SC形光コネクタよりも小型で高密度実装が可能なLC形光コネクタである。
光コネクタ100は、光コネクタ本体10と、把持部材30と、光ケーブル(角形光ケーブル3、丸型光ケーブル6)とを備えている。
光コネクタ本体10は、フェルール11と、メカニカルスプライス部12と、ハウジング13と、スプリング16と、介挿部材19とを有している。
フェルール11は、ここでは単心光コネクタに使用される円筒形状のフェルールである。
メカニカルスプライス部12は、メカニカルスプライス法により内蔵ファイバ(不図示)と挿入ファイバ(角型光ケーブル3の光ファイバ4や丸型光ケーブル6の光ファイバ7)とを軸合わせ(調心)するとともに、内蔵ファイバ及び挿入ファイバを固定する部材(光ファイバ接続装置)である。内蔵ファイバの前端は、フェルール11に内挿固定されるとともに、フェルール11とともに端面が研磨されている。内蔵ファイバの後端は、メカニカルスプライス部12に配置されている。
また、メカニカルスプライス部12は、後端に開口部12Aを有している。開口部12Aは、挿入ファイバの挿入口である。
ハウジング13は、前側ハウジング14と後側ハウジング15を備えている。
前側ハウジング14は、ハウジング13の前側を構成する部位であり、前側収容部14Aを有している。前側収容部14Aは、メカニカルスプライス部12の前側部分を収容する部位である。
後側ハウジング15は、ハウジング13の後側を構成する部位である。後側ハウジング15は、後側収容部(不図示)と、固定部152とを有している。
後側収容部は、メカニカルスプライス部12の後側部分を収容する部位であり、後側ハウジング15の前側に設けられている。
固定部152は、把持部材30を固定する部位であり、後側ハウジング15の後側に配置されている。固定部152は、図1Aに示すように、内壁面15Aと、係止部15Bとを有している。
内壁面15Aは、固定部152の内側の面であり、把持部材30を収容するための収容空間を形成する面である。このため、内壁面15Aは、把持部材30の外形(断面矩形状)に対応する矩形状に形成されている。上記の収容空間は、固定部152の後端面で開口しており、この開口から把持部材30を挿入することになる。内壁面15Aは、把持部材30を前後方向にスライドさせるスライド面となる。
また、固定部152に把持部材30を挿入したとき、内壁面15Aは、把持部材30を外側から押圧する。これにより、丸型光ケーブル6の場合、把持部材30による繊維状抗張力体8の把持力が向上する。また、把持部材30の本体部40とキャップ50との間で繊維状抗張力体8を挟み込む力が向上する。また、角形光ケーブル3の場合、把持部材30の側壁部42(後述)を内側に圧迫して、側壁部42の間で角形光ケーブル3の外被を挟み込む力が向上する。
また、固定部152の内壁面15Aは、丸型光ケーブル6に対して、把持部材30(詳しくはキャップ50)との間で、繊維状抗張力体8を挟み込む機能も有する。
係止部15B(係合部に相当)は、固定部152の側壁に形成されている。係止部15Bは、把持部材30の側壁に形成された爪部441(後述)を係止する。
スプリング16は、後退可能に収容されたフェルール11を前側に付勢するための部材である。
介挿部材19は、光コネクタ本体10のメカニカルスプライス部12の隙間を開閉させる部材である。光コネクタ本体10には挿通穴(不図示)が形成されており、この挿通穴に、介挿部材19から延び出たくさび(不図示)が挿通される。
把持部材30は、光ケーブルを把持する部材である。把持部材30は、光ケーブルを把持した状態で光コネクタ本体10の固定部152に挿入される。本実施形態の把持部材30は、光ケーブルとして、角型光ケーブル3及び丸型光ケーブル6を把持可能である。本実施形態の把持部材30の構成については後述する。
角形光ケーブル3は、例えば、ドロップケーブルやインドアケーブルなどのケーブルである。角形光ケーブル3は、光ファイバ4と一対の線状の抗張力体とを外被で一括被覆した断面角型の光ケーブルである。このような角形光ケーブル3は、外被が比較的硬いので、把持部材30の突起部421(後述)を外被に食い込ませて光ケーブル3を把持することが比較的容易である。以下の説明では、角型光ケーブル3のことを単に「光ケーブル3」と呼ぶことがある。
丸型光ケーブル6は、光ファイバ7の周囲に繊維状抗張力体8を配置して外被で被覆した断面丸型の光ケーブルである。繊維状抗張力体8は、例えばケブラー(登録商標)である。以下の説明では、丸型光ケーブル6のことを「光コード6」と呼ぶことがある。このような光コード6は、外被が柔らかいので光ケーブル3のように、外被を把持して引き留めることが難しい。このため、把持部材30に繊維状抗張力体8を把持させることによって、光コード6を光コネクタ100に引き留めている。
<把持部材30の構成>
図2Aは、把持部材30の斜視図であり、図2Bは、把持部材30の分解斜視図である。また、図3A〜図3Cは、把持部材30の説明図である。図3Aは、把持部材30を上から見た図であり、後側ハウジング15の固定部152とキャップ50は断面図で示している。図3Bは、光コード6を把持した状態の説明図である。図3Cは、光ケーブル3を把持した状態の説明図である。以下の説明では図に示すように、左右方向と上下方向を定義する。すなわち、突起部421の稜線方向を「上下方向」とし、突起部421に対して底壁部41の側を「下」とし、反対側(開放側)を上とする。また、前後方向及び上下方向に垂直な方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、左側を「左」とする。
本実施形態の把持部材30は、本体部40とキャップ50を備えている。
本体部40は、把持部材30の本体を構成する部位であり、把持部40Aと挿通部40Bを有している。
把持部40Aは、光ケーブル3や光コード6を把持する部位であり、本体部40の後側に設けられている。把持部40Aは、底壁部41と、一対の側壁部42を有している。
底壁部41は、把持部40Aの下部(底部)を構成する部位である。
一対の側壁部42は、底壁部41の左右の両端から立設している。一対の側壁部42は、それぞれ、突起部421と、キャップ用爪部422と、スリット423と、把持部外面424と、段差部425とを有している。
突起部421は、側壁部42の対向する面(内面)から内側に突出し、上下方向に沿った突起(鬼目)である。突起部421は、上から見たとき、突出側(内側)が鋭くなるように断面略三角形に形成されている。突起部421の稜線は、上下方向に平行である。一方の側壁部42の突起部421は、他方の側壁部42の突起部421と対向するように配置されている。光ケーブル(光ケーブル3や光コード6)を一対の側壁部42の間に収容すると、突起部421が光ケーブルの外被に食い込む。但し、光コード6の場合は、前述したように、光ケーブル3と比べて外皮が柔らかいため、十分な把持力が得られにくい。
キャップ用爪部422(キャップ用固定部に相当)は、キャップ50を固定させるための部位である。キャップ50を取り付けたときに、キャップ用爪部422は、キャップ50の係合穴53Aと係合する。
スリット423は、一対の側壁部42の内側から外側に繊維状抗張力体8を排出させるための溝状の部位である。
把持部外面424は、一対の側壁部42の外側の面である。把持部外面424は、キャップ50の内面(後述するキャップ内面53B)から押圧される面である。キャップ50から押されることによって、把持部外面424は、一対の側壁部42を内側に変形させ、左右の突起部421を光ケーブル3や光コード6の外被に食い込ませる。これにより各光ケーブル(特に光ケーブル3)の把持力が向上する。また、光コード6の場合、把持部外面424は、キャップ50との間で繊維状抗張力体8を挟み込む部位となる。当該部位の位置は、把持部外面424のうち、スリット423よりも前側の側壁部42の外面である(図3B参照)。
段差部425は、光コード6を把持する場合に、キャップ50の前端面50Bとの間で繊維状抗張力体8を挟み込む部位である。段差部425は、把持部外面424の前端に設けられている。また、段差部425は、把持部40Aと挿通部42Bとの間(境界)に設けられている。
挿通部40Bは、光ファイバ(光ケーブル3の光ファイバ4や、光コード6の光ファイバ7)を挿通させる部位であり、把持部40Aよりも前側に設けられている。挿通部40Bは、底壁部43と、一対の側壁部44と、を有する。
底壁部43は、把持部40Aの底壁部41と連続した部位であり、挿通部40Bの下部(底部)を構成する。
一対の側壁部44は、底壁部43の左右両端に立設している。また、一対の側壁部44には爪部441(係合部に相当)が設けられている。
爪部441は、一対の側壁部44の外側の面にそれぞれ設けられている。把持部材30を光コネクタ本体10の後側ハウジング15の固定部152に挿入すると、把持部外面424が固定部152の係止部15Bに引っ掛かる。これにより、把持部材30を光コネクタ本体10に固定することができる。
キャップ50は、本体部40の把持部40Aと嵌合し、把持部40Aを覆う部材である。キャップ50は、筒部50Aと、前端面50Bと、後板部50Cとを有している。
筒部50Aは、キャップ50の筒状の部位である。本実施形態の筒部50Aは、角筒状に形成されており、上板部51と、底板部52と、一対の側板部53とを有している。
上板部51は、キャップ50の上部を構成する板状の部位である。
底板部52は、キャップ50の下部(底部)を構成する板状の部位である。
一対の側板部53は、キャップ50の左右の両側部を構成する板状の部位である。一対の側板部53は、把持部40Aの一対の側壁部42を外側から押圧する。また、一対の側板部53は、光コネクタ本体10(後側ハウジング15)の固定部152の内壁面15Aから押圧力を受ける。
また、一対の側板部53は、それぞれ、係合穴53A(キャップ用固定部に相当)と、キャップ内面53Bとを有している。
係合穴53Aは、本体部40の把持部40Aのキャップ用爪部422と係合する。これにより、本体部40にキャップ50が固定される。
キャップ内面53Bは、一対の側板部53の対向する面(内面)であり、把持部40Aの一対の側壁部42の外面(把持部外面424)を外側から押圧する面である。このように、キャップ内面53Bが把持部40Aの一対の側壁部42の把持部外面424を押圧することにより、把持力が向上する。また、把持力が向上することにより、光コネクタ本体10のハウジング13(後側ハウジング15)の固定部152からの押圧力を小さく設定できるようになるため、ハウジング13(後側ハウジング15)の肉厚を薄くできる。
また、光ケーブル3の場合、キャップ内面53B(側板部53の内面、特に把持部外面424と対向する内面)は、把持部40Aの一対の側壁部42を外側から押圧し、一対の側壁部42を内側に変形させ、左右の突起部421を光ケーブル3の外被に食い込ませる。これにより、光ケーブル3の把持力が向上する。
また、光コード6の場合、キャップ内面53Bのうち、スリット423よりも前側の側壁部42(把持部外面424)と対向する部位は、本体部40の把持部外面424との間で繊維状抗張力体8を挟み込む部位となる(図3B参照)。
なお、筒部50Aの内面は、本体部40の把持部40Aの外形に適合した形状に構成されている。これにより、本体部40の把持部40Aに対して、キャップ50をスライド移動(平行移動)させることができる。本実施形態では、筒部50Aが角筒状に形成されているため、キャップ50をスライドさせたときに、キャップ50が把持部40Aに対して回転しない。これにより、繊維状抗張力体8のツイストを防止することができる。
キャップ外面53Cは、一対の側板部53の外側の面(外面)であり、光コネクタ本体10の固定部152の内壁面15Aから押圧力を受ける面である。また、光コード6の場合に、光コネクタ本体10(後側ハウジング15の固定部152)との間で繊維状抗張力体8を挟み込む部位である。
前端面50Bは、筒部50A前側の端面である。前端面50Bは、光コード6の場合に、本体部40の段差部425との間で、繊維状抗張力体8を挟み込む部位である。
後板部50Cは、筒部50Aの後側の部位であり、挿通穴55が前後方向に貫通して設けられている。挿通穴55は、光ケーブル3や光コード6を挿通させるための穴である。
また、図3B及び図3Cに示すように、本体部40とキャップ50とハウジング13(後側ハウジング15)とによって、第1嵌合部61と、第2嵌合部62と、突き当て部(折り返し部)63が形成されている。
第1嵌合部61は、本体部40の把持部外面424と、キャップ50のキャップ内面53Bで構成されている。第1嵌合部61は、キャップ内面53Bで把持部外面424を外側から押圧(圧迫)する。これにより、光ケーブル3の場合、一対の側壁部42を内側に変形させ、左右の突起部421が光ケーブル3の外被に食い込む。よって光ケーブル3の把持力が向上する。また、光コード6の場合、把持部外面424とキャップ内面53Bとの間で、繊維状抗張力体8を挟み込む。
なお、光ケーブル(角型光ケーブル3や丸型光ケーブル6)の種類(外形形状)に応じて、第1嵌合部61の寸法A,X(図3A参照)が異なる。また、光コード6の場合、仮に外形形状が同じであっても、繊維状抗張力体8の量に応じて第1嵌合部61の寸法A,X(図3A参照)が異なる。
寸法Aは、キャップ50の左右のキャップ内面53Bの間の長さである。
寸法Xは、一対の側壁部42の外面(左右の把持部外面424)の間の長さである。
光ケーブル3の場合、キャップ内面53Bと側壁部42との間には何も挟まれない。但し、把持部40Aは、底壁部41と一対の側壁部42による断面略U字状であるため、一対の側壁部42の間に光ケーブル3を収容したとき、一対の側壁部42の間隔(特に上端側)が広がることがある。この場合、寸法Xが大きくなるので、寸法Xと寸法Aが同じ設計値であっても、キャップ50を取り付けることで、一対の側壁部42を内側に変形させることができる。一方、一対の側壁部42の間隔が広がらない場合には、キャップ50で一対の側壁部42を内側に変形させるには、寸法Aが寸法Xよりもやや小さいことが必要である。
また、光コード6の場合、把持部外面424とキャップ内面53Bとの間に繊維状抗張力体8を挟み込むため、繊維状抗張力体8の量に応じて、適切な寸法A,Xが異なることになる。
第2嵌合部62は、キャップ外面53Cとハウジング13(後側ハウジング15)の固定部152の内面(内壁面15A)とで構成されている。第2嵌合部62は、ハウジング13(後側ハウジング15)の固定部152で把持部材30を外側から押圧する部位である。
光コード6の場合、第2嵌合部62により、当該第2嵌合部62の繊維状抗張力体8を挟み込む力が向上する。また、第1嵌合部61の繊維状抗張力体8を挟み込む力が向上する。また、第2嵌合部62の繊維状抗張力体8を挟み込む力が向上する。
また、光ケーブル3の場合、第2嵌合部62により、把持部材30(本体部40)の側壁部42を内側に圧迫して、側壁部42の間で外被を挟み込む力が向上する。
なお、光ケーブル(角型光ケーブル3や丸型光ケーブル6)の種類(外形形状)に応じて、第2嵌合部62の寸法C,Z(図3A参照)が異なる。
寸法Cは、キャップ50の左右のキャップ外面53Cの間の長さである。寸法Cと寸法Aとの差分の半分が側板部53の厚さとなる。
寸法Zは、固定部152の左右の内壁面15Aの間の長さである。
光ケーブル3の場合、キャップ外面53Cと固定部152の内壁面15Aとの間には何も挟まれない。但し、把持部材30に光ケーブル3を把持させることで寸法Cが大きくなる(膨らむ)ことがある。この場合、寸法Cと寸法Zが同じ設計値であっても、固定部152で把持部材30を外側から押圧することができる。一方、寸法Cが変化しない場合、固定部152に把持部材30(キャップ50)を挿入したときに、固定部152で把持部材30を外側から押圧するには、寸法Cが寸法Zよりもやや小さいことが必要である。
また、光コード6の場合、キャップ外面53Cと固定部152の内壁面15Aとの間に繊維状抗張力体8を挟み込むため、繊維状抗張力体8の量に応じて、適切な寸法C,Zが異なることになる。
突き当て部63(折り返し部)は、本体部40の段差部425とキャップ50の前端面50Bとで構成されている。突き当て部63は、本体部40の段差部425とキャップ50の前端面50Bの間で繊維状抗張力体8を折り返す機能を有している。これにより、繊維状抗張力体8の引き留め力(第1嵌合部61及び第2嵌合部62による繊維状抗張力体8の把持力)が向上する。
また、本体部40の段差部425とキャップ50の前端面50Bとにより繊維状抗張力体8を挟み込んでもよい(押圧してもよい)。この場合、繊維状抗張力体8の引き留め力(第1嵌合部61及び第2嵌合部62による繊維状抗張力体8の把持力)がさらに向上する。
なお、光コード6の種類に応じて繊維状抗張力体8の量が異なるため、光コード6の種類に応じて、適切な寸法B,Yが異なる。
寸法Bは、キャップ50の前端面50Bと係合穴53Aとの間の長さである。
寸法Yは、把持部40Aの段差部425とキャップ用爪部422との間の長さである。
光ケーブル3の場合、寸法Yが寸法Bよりもやや大きければよい(同じくらいでよい)。光コード6の場合、本体部40の段差部425とキャップ50の前端面50Bの間に繊維状抗張力体8を配置する(あるいは挟み込む)ため、繊維状抗張力体8の量に応じて、適切な寸法B,Yが異なることになる。
よって、光ケーブル(角型光ケーブル3、丸型光ケーブル6)の種類に応じた本体部40とキャップ50をそれぞれ用意し、適宜選択して用いるようにすることで、光ケーブルの種類に対する対応性が高くなる。
なお、本実施形態では、光コード6の場合に、繊維状抗張力体8を挟み込む部位(第1嵌合部61、第2嵌合部62、突き当て部63)に、摩擦力を増す、滑り止め剤を塗布している。滑り止め剤としては、例えば、合成樹脂を有機溶剤に混ぜたものを使用できる。滑り止め剤をスプレー等で塗布後、有機溶剤の発揮により残った樹脂が滑り止めの作用を奏する。これにより、繊維状抗張力体8の滑りを防止でき、引き留め力を高めることができる。
<光コネクタの組立方法1>
図4A、図4B、図4Cは、丸型光ケーブル6(光コード6)を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。なお、図4C(c)のみ上下を逆にして示している。
本実施形態では、光コネクタ100の組み立ての際に組立工具70を使用する。最初に、組立工具70の構成について簡単に説明する。
組立工具70は、光コネクタ100の組み立て時に用いられる工具である。本実施形態の組立工具70は、光ケーブル3及び光コード6の両方に対応している。組立工具70は、前側部材80と後側部材90とを有する。前側部材80及び後側部材90は、回転軸(不図示)を中心にして相対的に回転可能に連結されている。
前側部材80は、光ファイバ(光ケーブル3から口出しした光ファイバ4や光コード6から口出しした光ファイバ7)の加工時に、把持部材30を保持する機能を有する。
後側部材90は、光コネクタ本体10(詳しくは固定部152)に把持部材30を挿入する際に、光ケーブルを保持する機能を有する。光ケーブル3及び光コード6の両方を保持可能である。後側部材90は、ケーブル保持部91及び繊維状抗張力体保持部92を有している。
ケーブル保持部91は、光ケーブル(光ケーブル3、光コード6)を挿入して保持する直線溝状の部位である。
繊維状抗張力体保持部92は、光コード6の場合に、把持部材30(本体部40とキャップ50との間)から延び出た繊維状抗張力体8を保持する溝状の部位である。繊維状抗張力体保持部92は、ケーブル保持部91を挟む左右両側にそれぞれ設けられている。
以下、図4A、図4B、図4Cを参照しつつ、丸型光ケーブル6(光コード6)を用いた場合の光コネクタ100の組み立て方法について説明する。
まず、作業者は、光コード6をキャップ50の挿通穴55に差し込む(図4A(a))。こうして、光コード6をキャップ50に挿入する(図4A(b))。
次に、作業者は、光コード6の先端側(前側)の外被を除去し、光ファイバ7及び繊維状抗張力体8を口出しする(図4A(c))。
次に、作業者は、光コード6を把持部材30の本体部40にセットする(図4A(d))。本体部40の把持部40Aの一対の側壁部42の間には光コード6の外被の先端部分を収容するとともに、スリット423を介して、側壁部42の内側から側壁部42の外側に繊維状抗張力体8を出す(図4A(e))。また、本体部40の挿通部40Bには口出しした光ファイバ7を挿通させる。
次に、作業者は、キャップ50を本体部40の把持部40Aに取り付ける(図4A(f))。
キャップ50を前側にスライドさせることにより、キャップ50の係合穴53Aが、把持部40Aのキャップ用爪部422と係合し、本体部40にキャップ50が固定される。このキャップ50の取り付けにより、繊維状抗張力体8は本体部40の把持部外面424とキャップ50のキャップ内面53Bとの間(第1嵌合部61:図3B参照)に挟み込まれる。また、繊維状抗張力体8は段差部425とキャップ内面53Bとの間(突き当て部63:図3B参照)に挟み込まれる。本実施形態では、キャップ50を前側にスライドさせることにより、本体部40の把持部外面424とキャップ50のキャップ内面53Bとの間に繊維状抗張力体8を挟み込んでいるので、繊維状抗張力体8をツイストしないように引き留めることができる。
さらに、作業者は、本体部40とキャップ50の間から出た繊維状抗張力体8を後方に(キャップ外面53Cに向けて)折り返す。
次に、作業者は、光コード6を組立工具70の後側部材90に取り付ける(図4B(a))。光コード6は、後側部材90のケーブル保持部91に配置し、繊維状抗張力体8は、後側部材90の繊維状抗張力体保持部92に配置する(図4B(b))。なお、このとき、組立工具70の前側部材80は、後側部材90に対して回転されており、下側に傾斜した状態となっている。
次に、作業者は、前側部材80を上向きに回転させ(図4B(c))、前側部材80に把持部材30を保持させる。このとき、光コード6から口出しした光ファイバ7が、前側部材80の前端よりも前に出る。作業者は、その光ファイバ7の端部の被覆を除去し、光ファイバ7の端部をカットする。
次に、作業者は、前側部材80を下向きに回転させて把持部材30から前側部材80を外す。そして、把持部材30を光コネクタ本体10の固定部152に挿入する(図4B(d))。挿入していくと、把持部材30の爪部441が後側ハウジング15の係止部15Bに引っ掛かり、把持部材30が光コネクタ本体10に固定される(図4B(e))。この把持部材30の挿入により、光ファイバ7の端部がメカニカルスプライス部12の開口部12Aに挿入され、フェルール11の内蔵ファイバと突き合わせ接続されることになる。
また、この挿入により、ハウジング13(後側ハウジング15)の固定部152の内壁面15Aと、キャップ外面53Cとの第2嵌合部62が形成され、繊維状抗張力体8は、この第2嵌合部62の間(内壁面15Aとキャップ外面53Cとの間)に挟まれる(図3B参照)。
次に作業者は、光コネクタ本体10から介挿部材19を外す(図4B(f))。介挿部材19のくさび(不図示)が引き抜かれることにより、メカニカルスプライス部12の隙間が閉じ、光コード6の光ファイバ7と内蔵ファイバ(不図示)とが突き合わされた状態で固定される。
次に作業者は、組立工具70を取り外し(図4C(a))、光コネクタ本体10から延び出ている繊維状抗張力体8をカットする(図4C(b))。これにより、光コネクタ100の組み立て作業が完了する(図4C(c))。
<光コネクタの組立方法2>
図5A、図5Bは、角型光ケーブル3(光ケーブル3)を用いた場合の光コネクタ100の組立方法の説明図である。なお、図5B(f)のみ上下を逆にして示している。
この組立方法においても、組立工具70を使用する。
まず、作業者は、光ケーブル3の先端の外被を除去して光ファイバ4を口出しする(図5A(a))。そして、光ケーブル3を、キャップ50の挿通穴55に差し込んでキャップ50に挿入する(図5A(b))。
次に、作業者は、光ケーブル3を本体部40にセットする(図5A(c))。本体部40の把持部40Aの一対の側壁部42の間には光ケーブル3の外被の先端部分を収容させる。これにより、一対の側壁部42の突起部421が光ケーブル3の外被に食い込み、光ケーブル3が把持される。なお、このとき、前述したように、一対の側壁部42の間隔が広がる(図3Aの寸法Xが大きくなる)ことがある。また、挿通部40Bには、口出しした光ファイバ4を挿通させる。
次に、作業者は、本体部40の把持部40Aにキャップ50を取り付ける(図5A(d))。キャップ50を前側にスライドさせることにより、キャップ50の係合穴53Aが、把持部40Aのキャップ用爪部422と係合し、本体部40にキャップ50が固定される。このとき、キャップ50のキャップ内面53Bで、本体部40の把持部外面424が外側から押圧(圧迫)され、一対の側壁部42が内側に変形する。このため、突起部421が光ケーブル3の外被により食い込むようになり(食い込みが大きくなり)、把持力が向上する。特に、光ケーブル3を本体部40にセットする際に一対の側壁部42の間隔が広がっていた場合には、キャップ50をスライドさせたときに、光ケーブル3の外被への突起部421の食い込みが大きくなる。なお、キャップ50を取り付け後、左右のキャップ外面53Cが膨らむ(図3Aの寸法Cが大きくなる)ことがある。
次に、作業者は、光ケーブル3を組立工具70の後側部材90に取り付ける(図5A(e))。光ケーブル3は後側部材90のケーブル保持部91に配置させる(図5A(f))。なお、このとき、組立工具70の前側部材80は、後側部材90に対して回転されており、下側に傾斜した状態となっている。
次に、作業者は、組立工具70の前側部材80を上向きに回転させ、前側部材80に把持部材30を保持させる(図5B(a))。このとき、光ケーブル3から口出しした光ファイバ4が、前側部材80の前端よりも前に出る。作業者は、その光ファイバ4の端部の被覆を除去し、光ファイバ4の端部をカットする。
次に、作業者は、前側部材80を下向きに回転させて把持部材30から前側部材80を外す。そして、把持部材30を光コネクタ本体10の固定部152に挿入する(図5B(b))。挿入していくと、把持部材30の爪部441が後側ハウジング15の係止部15Bに引っ掛かり、把持部材30が光コネクタ本体10に固定される固定される(図5B(c))。この把持部材30の挿入により、光ファイバ4の端部がメカニカルスプライス部12の開口部12Aに挿入され、フェルール11の内蔵ファイバと突き合わせ接続されることになる。
また、この挿入により、ハウジング13(後側ハウジング15)の固定部152の内壁面15Aと、キャップ外面53Cとの第2嵌合部62が形成され、内壁面15Aによって、キャップ50の側板部53が内側に押圧される。これにより、把持部40Aの一対の側壁部42がさらに内側に押圧される。よって、光ケーブル3の把持力をさらに向上させることができる。特に、キャップ50の左右のキャップ外面53Cが膨らんでいる場合であっても、固定部152の内壁面15Aによって、キャップ50の左右の側板部53や把持部40Aの一対の側壁部42が内側に押圧される。本実施形態では、固定部152の内壁面15Aによる内側への押圧力が小さくても、キャップ50のキャップ内面53Bで、本体部40の把持部外面424を外側から押圧しているので、十分な把持力を得ることができる。つまり、後側ハウジング15の固定部152の肉厚が薄く、後側ハウジング15による把持部材30の押圧力が弱くても、把持部材30による光ケーブル3の把持力を向上させることができる。
次に作業者は、光コネクタ本体10から介挿部材19を外す(図5B(d))。介挿部材19のくさび(不図示)が引き抜かれることにより、メカニカルスプライス部12の隙間が閉じ、光コード6の光ファイバ7と内蔵ファイバ(不図示)とが突き合わされた状態で固定される。
次に作業者は、組立工具70を取り外す(図5B(e))。これにより、光コネクタ100の組み立て作業が完了する(図5B(f))。
<小括>
上記の本実施形態によれば、光コネクタ100は、光ファイバ7を有する光コード6(光ケーブルに相当)を把持する把持部材30と、把持部材30を固定する固定部152を有する後側ハウジング15(ハウジング13)を備えている。また、把持部材30は、一対の側壁部42を有する本体部40と、本体部40に取り付けるキャップ50を有している。一対の側壁部42には、光コード6の繊維状抗張力体8を内側から外側に出すためのスリット423が形成されている。そして、図4A(f)に示すように、本体部40に対してキャップ50を前側にスライドさせることによって、側壁部42の把持部外面424(外面に相当)とキャップ50のキャップ内面53B(内面に相当)との間に繊維状抗張力体8を挟み込んだ状態で、本体部40にキャップ50を取り付けている(図3B参照)。これにより、繊維状抗張力体8をツイストさせずに引き留めることができる。
また、本実施形態によれば、図4B(d)に示すように、後側ハウジング15の固定部152に対して、把持部材30を前側にスライドさせることによって、キャップ50のキャップ外面53C(外面に相当)と固定部152の内壁面15A(内面に相当)との間に繊維状抗張力体8を挟み込んだ状態で固定部152に把持部材30を固定している(図3B参照)。これにより、繊維状抗張力体8の引き留め力を高めることができる。
また、本実施形態によれば、本体部40に段差部425が形成されており、段差部425とキャップ50の前端面50B(端面に相当)との間において、側壁部42の把持部外面424とキャップ50のキャップ内面53Bとの間で挟まれた繊維状抗張力体8が折り返されて、キャップ50のキャップ外面53Cと固定部152の内壁面15Aとの間で繊維状抗張力体8が挟み込まれている。これにより、繊維状抗張力体8の把持力をより高めることができる。
また、本実施形態によれば、段差部425とキャップ50の前端面50Bとの間において、折り返された繊維状抗張力体8が挟み込まれている。これにより、繊維状抗張力体8の引き留め力をさらに高めることができる。
また、本実施形態によれば、繊維状抗張力体8を挟み込む部位(第1嵌合部61、第2嵌合部62、突き当て部63)に、摩擦力を増す、滑り止め剤が塗布されている。これにより、繊維状抗張力体8の滑りを防止でき、引き留め力を高めることができる。
また、本実施形態によれば、把持部材30の本体部40はキャップ用爪部422(キャップ用固定部に相当)を有し、キャップ50はキャップ用爪部422と係合する係合穴53A(キャップ用固定部に相当)を有している。これにより、側壁部42の把持部外面424とキャップ50のキャップ内面53Bとの間に繊維状抗張力体8を挟み込んだ状態で本体部40とキャップ50とを固定することができる。
また、本実施形態によれば、本体部40は爪部441(係合部に相当)を有し、後側ハウジング15は爪部441と係合する係止部15B(係合部に相当)を有している。これにより、本体部40と後側ハウジング15を固定することができる。
また、本実施形態によれば、一対の側壁部42の内面に、内側に突出する突起部421が形成されている。これにより、光コード6を一対の側壁部42の間に収容したときに、光コード6の外被に突起部421を食い込ませることができ、概ね固定することができる。特に、光ケーブル3の場合に把持力を高めることができる。
===第2実施形態===
図6は、第2実施形態のキャップ50の構成の説明図である。
第2実施形態では、把持部材30(本体部40)に対して、4つのキャップ50(501〜504とする)が用意されている。この4つのキャップ50(501〜504)は、例えば樹脂による一体成形にて形成されており、切り離して使用することができる。
各キャップ50(501〜504)は、光ケーブル3や光コード6の種類(外形)に応じて形状(前述の寸法A,B,C)や挿通穴55の大きさなどが定められている。
例えば、本実施形態の場合、キャップ501は、3.1×2.0mmの角型光ケーブル3に適合し、キャップ502は2.0×1.6mmの角型光ケーブル3に適合している。また、キャップ503は、直径2mmの丸型光ケーブル6(光コード6)に適合し、キャップ504は、直径3mmの丸型光ケーブル6に適合している。
作業者は、光コネクタ100に用いる光ケーブル(光ケーブル3、光コード6)に対応したものを選択して使用することができる。
このように、形状の異なる複数(ここでは4つ)のキャップ50を一体成形によって形成することにより、光ケーブルの種類に対する対応性を高めることができ、また、コストを低減することができる。
===第3実施形態===
図7は、第3実施形態の把持部材30の説明図である。
前述したように本実施形態の光コネクタ100は小型のLC形光コネクタであるので、把持部材30に用いられるキャップ50は非常にサイズが小さい。このためキャップ50を紛失するおそれがある。
そこで、第3実施形態では、図7に示すように、把持部材30の本体部40とキャップ50とを予め連結部32で連結している。光コネクタ100の組み立て時には、連結部32を切断して、本体部40とキャップ50を切り離す。
これにより、キャップ50を紛失しにくくすることができる。
===第4実施形態===
前述の光コネクタ100では、キャップ50は把持部材30の本体部40に固定され、キャップ50の固定された本体部40(把持部材30)がハウジング13(後側ハウジング15の固定部152に固定されていた。但し、キャップ50が把持部材30の本体部40に直接固定されていなくても良い。
例えば、ハウジング13(後側ハウジング15)の固定部152にキャップ用係合穴(キャップ用固定部に相当)が形成され、キャップ50の側板部53の外面にキャップ側爪部(キャップ用固定部に相当)が形成されていてもよい。そして、キャップ用係合穴にキャップ側爪部が係合することによって、把持部材30(本体部40及びキャップ50)がハウジング13の固定部152に固定されても良い。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<把持部材30について>
前述の把持部材30は、角型光ケーブル3と丸型光ケーブル6(光コード6)の両方を把持可能に構成されている。但し、把持部材30は、丸型光ケーブル6を把持可能であるが、角型光ケーブル3を把持できない構成でも良い。
また、前述の把持部材30は、複数種類の丸型光ケーブル6を把持可能に構成されているが、特定種類の丸型光ケーブル6だけに対応するような形状であっても良い。
3 光ケーブル(角型光ケーブル)、4 光ファイバ、
6 光コード(丸型光ケーブル)、7 光ファイバ、8 繊維状抗張力体、
10 光コネクタ本体、11 フェルール、
12 メカニカルスプライス部、12A 開口部、13 ハウジング、
14 前側ハウジング、14A 前側収容部、
15 後側ハウジング、15A 内壁面、15B 係止部、
16 スプリング、19 介挿部材、
30 把持部材、32 連結部、
40 本体部、40A 把持部、40B 挿通部、
41 底壁部、42 側壁部、44 側壁部、
50 キャップ、50A 筒部、50B 前端面、50C 後板部、
51 上板部、52 底板部、53 側板部、
53A 係合穴、53B キャップ内面、53C キャップ外面、
55 挿通穴、
61 第1嵌合部、62 第2嵌合部、63 突き当て部(折り返し部)、
70 組立工具、80 前側部材、90 後側部材、
91 ケーブル保持部、92 繊維状抗張力体保持部、
100 光コネクタ、
421 突起部、422 キャップ用爪部、423 スリット、
424 把持部外面、425 段差部、
441 爪部、
501,502,503,504 キャップ

Claims (10)

  1. 光ファイバを有する光ケーブルを把持する把持部材と、
    前記把持部材を固定する固定部を有するハウジングと、
    を備えた光コネクタであって、
    前記把持部材は、一対の側壁部を有する本体部と、前記本体部に取り付けるキャップとを有し、
    前記本体部と前記キャップのそれぞれにキャップ用固定部が設けられており、
    前記側壁部には、前記光ケーブルの繊維状抗張力体を内側から外側に出すためのスリットが形成されており、
    前記本体部に対して前記キャップを回転させずに平行移動させることによって、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記本体部の前記キャップ用固定部と前記キャップの前記キャップ用固定部とが係合するとともに、
    前記ハウジングの前記固定部に対して前記把持部材をスライドさせることによって、前記キャップの外面と前記固定部の内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記固定部に前記把持部材を固定可能である、
    ことを特徴とする光コネクタ。
  2. 請求項1に記載の光コネクタであって、
    前記本体部に段差部が形成されており、前記段差部と前記キャップの端面との間において、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間で挟まれた前記繊維状抗張力体が折り返されて、前記キャップの外面と前記固定部の内面との間で前記繊維状抗張力体が挟み込まれる、
    ことを特徴とする光コネクタ。
  3. 請求項2に記載の光コネクタであって、
    前記段差部と前記キャップの端面との間において、折り返された前記繊維状抗張力体が挟み込まれる、
    ことを特徴とする光コネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の光コネクタであって、
    前記繊維状抗張力体を挟み込む部位に、摩擦力を増す、滑り止め剤が塗布されている
    ことを特徴とする光コネクタ。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の光コネクタであって、
    前記ハウジングと前記本体部のそれぞれに係合部を有する、
    ことを特徴とする光コネクタ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の光コネクタであって、
    前記一対の側壁部の内面に、内側に突出する突起部が形成されている、
    ことを特徴とする光コネクタ。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の光コネクタであって、
    前記光ケーブルの前記繊維状抗張力体の量に応じた前記キャップを複数有する、
    ことを特徴とする光コネクタ。
  8. 請求項7に記載の光コネクタであって、
    複数の前記キャップは一体成型によって形成されている
    ことを特徴とする光コネクタ
  9. 請求項1〜6の何れかに記載の光コネクタであって、
    前記本体部と前記キャップが予め連結されている
    ことを特徴とする光コネクタ。
  10. 光ケーブルを保持した把持部材を光コネクタが備えるハウジングの固定部に挿入することによって前記光コネクタを組み立てる光コネクタ製造方法であって、
    前記把持部材は、一対の側壁部を有する本体部と、前記本体部に取り付けるキャップとを備えており、
    前記本体部と前記キャップのそれぞれにキャップ用固定部が設けられており、
    前記本体部の前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルを収容するとともに、前記側壁部に形成されたスリットを介して、前記光ケーブルの繊維状抗張力体を前記一対の側壁部の内側から外側に出す工程と、
    前記本体部に対して前記キャップを回転させずに平行移動させることによって、前記側壁部の外面と前記キャップの内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記本体部の前記キャップ用固定部と前記キャップの前記キャップ用固定部とを係合させる工程と、
    前記ハウジングの前記固定部に対して前記把持部材をスライドさせることによって、前記キャップの外面と前記固定部の内面との間に前記繊維状抗張力体を挟み込んだ状態で、前記固定部に前記把持部材を固定する工程と、
    を行うことを特徴とする光コネクタ製造方法。
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