JP6823442B2 - 道床形状保持プレート、道床形状保持プレートの設置方法及び道床形状保持構造体 - Google Patents

道床形状保持プレート、道床形状保持プレートの設置方法及び道床形状保持構造体 Download PDF

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Description

本発明は、バラスト道床に設置する道床形状保持プレート、道床形状保持プレートの設置方法及び道床形状保持構造体に関する。
バラスト軌道は、路盤上に設けられたバラスト道床と、バラスト道床の上に敷設された軌道からなる。
従来、バラストで構成されているバラスト道床に道床安定剤を散布して、バラストを相互に固着して道床抵抗力を高めることで、夏季にレールが膨張して軌道が移動することや、冬季にレールが収縮して曲線部で軌道が内方に移動することなどによって道床形状が乱れるのを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−60183号公報
ところで、バラスト道床を緩める土木作業を数日に亘って行う場合、作業は列車が走行していない夜間に行う必要があるため、道床安定剤で固められたバラストを撤去してその日の分の作業が終わると、新たなバラストを投入して道床安定剤を散布するということが繰り返し行われることになる。
このような施工方法では、バラストの撤去と道床安定剤の散布を毎回行うことになるため、作業時間が長くなってしまう問題があった。更に、撤去した道床安定剤で固められたバラストは再利用できないため、産業廃棄物として処理しなければならず、施工費用が嵩んでしまう問題があった。
本発明の目的は、バラスト道床が乱れるのを防ぐのに繰り返し使用できる道床形状保持プレート、道床形状保持プレートの設置方法及び道床形状保持プレートを用いた道床形状保持構造体を提供することである。
上記目的を達成するため、本出願に係る道床形状保持プレートは、
バラスト道床に設置する道床形状保持プレートであって、
当該道床形状保持プレートの裏面は、前記バラスト道床を構成するバラストの粒度に応じた不揃いな凹凸形状を有する凹凸面に形成されており、
当該道床形状保持プレートを前記バラスト道床上に設置した状態で、前記裏面の凹凸と前記バラスト道床の表面凹凸とが噛み合うように構成されているとともに、その道床形状保持プレートには、水捌けと通気性を確保するため、厚さ方向に貫通した複数の貫通孔が設けられており、
前記道床形状保持プレートの裏面には、下方に突き出た裏面凸部が形成されており、
前記道床形状保持プレートの表面には、前記裏面凸部に対応する位置に表面凹部が形成されており、
複数の前記道床形状保持プレートが重ねられる際、前記裏面凸部が前記表面凹部に嵌るように構成されているとともに、当該道床形状保持プレートを前記バラスト道床上に載置した際、前記裏面凸部は前記バラスト道床に食い込むように構成されているようにした。
かかる構成の道床形状保持プレートをバラスト道床上に設置すると、道床形状保持プレート裏の凹凸面の凸部がバラスト道床の表面凹部に食い込み、道床形状保持プレート裏の凹凸面の凹部にバラスト道床の表面凸部が食い込むようにして、道床形状保持プレート裏面の凹凸とバラスト道床の表面凹凸とが噛み合うようになっている。
道床形状保持プレートをバラスト道床上に設置して、道床形状保持プレートの凹凸面とバラスト道床の表面凹凸とを噛み合わせて一体化すれば、バラスト道床が乱れるのを防いで道床形状を保持することができる。
また、道床形状保持プレートの凹凸面とバラスト道床の表面凹凸とを噛み合わせて一体化したことで、道床抵抗力を高めることができる。つまり、この道床形状保持プレートを使用する場合には道床安定剤を用いなくてもよい。
例えば、バラスト道床を緩める土木作業を数日に亘って行う場合、一旦道床形状保持プレートを移動させて作業を行った後、バラスト道床の表面を均して道床形状保持プレートを載置し振動を与えるなどすれば、再度、道床形状保持プレートの凹凸面とバラスト道床の表面凹凸とを噛み合わせて一体化することができるので、バラストを撤去したり道床安定剤を散布したりする作業を省くことができる。またその施工コストを削減することが可能になる。
このように道床形状保持プレートは、バラスト道床が乱れるのを防ぐのに繰り返し使用でき、バラスト道床と一体化して設置することで道床抵抗力を高めることができる。
また、道床形状保持プレートに複数の貫通孔を設けることで、雨水などの水捌けをよくしたり、通気性を確保したりすることができる。
また、その貫通孔に各種部材を挿し込んだり係止したりして、道床形状保持プレートに取り付けることが可能になる。
また、複数の道床形状保持プレートを重ねる際、裏面凸部が表面凹部に嵌ることで道床形状保持プレートが互いにずれ難くなるので、複数の道床形状保持プレートを重ねて保管したり、運搬したりし易くなる。
また、望ましくは、
前記道床形状保持プレートには、前記バラスト道床に設置した複数の道床形状保持プレートを繋ぎ合わせるための連結部が設けられているようにする。
複数の道床形状保持プレートが連結可能であれば、バラスト道床の整備範囲に対応させて複数の道床形状保持プレートを繋ぎ合わせて所望する大きさにすることができる。
また、個々の道床形状保持プレートを連結せずにバラスト道床上に並べて設置するよりも、複数の道床形状保持プレートを連結して大型化した方が安定する。
また、望ましくは、
前記連結部は、プレート本体の対向する二辺に対を成して設けられた第一連結部と第二連結部とを有し、
前記第一連結部は、前記一方の側面から離間する方向に延在した突出部と、前記突出部の先端に設けられ、前記一方の側面の縁と略平行に形成された軸部とを備え、
前記第二連結部は、前記他方の側面の縁から内側に向けて切り欠かれた切欠部と、前記切欠部の奥側に設けられ、前記他方の側面の縁と略平行に形成された溝部とを備え、
前記溝部に前記軸部が係合されることで、前記軸部を軸心にして回動可能に当該道床形状保持プレート同士が連結されるようにする。
こうすることで、複数の道床形状保持プレートを連結し易くなる。
また、連結した2枚の道床形状保持プレートがなす角度を調整することができるので、例えば、平坦な道床肩の両側が傾斜面になっているバラスト道床にも設置し易くなる。
また、本出願に係る道床形状保持プレートの設置方法は、
上記道床形状保持プレートをバラスト道床に設置する方法であって、
土木工事(軌道直下の掘削、くい打ち等、道床を緩める工事)の施工後に、バラスト道床を規定の道床形状に形成し、バラストを締め固める整備がなされていないバラスト道床に前記道床形状保持プレートを載置した後、通常の軌道整備を行うことによって、その道床形状保持プレートに振動を与えるとともに、その振動を前記バラスト道床のバラストに作用させて、前記道床形状保持プレートの裏面の凹凸面に前記バラストを噛み合わせつつ、前記バラストの締め固めを行うようにした。
また、道床形状保持プレートが設置済みの場所での保守区の定期的な軌道整備時は、道床形状保持プレートを設置した状態のまま、MTT(マルチプルタイタンパー)及びTT(タイタンパー)による軌道整備を行うことにより、さらに道床形状保持プレートが設置されている道床の噛み合い密度が増すことにより道床横抵抗力が増加する。
こうすることで、道床形状保持プレートの凹凸面とバラスト道床の表面凹凸とを噛み合わせて一体化するのを好適に行うことができる。なお、ここでいう一体化とは、緩い噛み合わせを緊密な噛み合わせ状態に変化させることである。
つまり、道床形状保持プレートを設置した後に、その道床形状保持プレートに振動を与えるようにすれば、締め固められる前のバラストが振動の作用で動き易いので、振動の作用で道床表面側のバラストの充填密度が高まる過程で、個々のバラストがプレート裏面の凹凸面に倣う向きになり易く、その噛み合わせが好適になされて一体化し易くなる。
このような設置方法であれば、バラスト道床に道床形状保持プレートを好適に設置することができる。
また、本出願に係る道床形状保持構造体は、
前記貫通孔が設けられた道床形状保持プレートと、
前記複数の貫通孔の少なくとも1つから前記バラスト道床に打ち込まれて、当該道床形状保持プレートに取り付けられる杭部材と、を備えるようにした。
バラスト道床上に設置した道床形状保持プレートの幾つかの貫通孔から杭部材をバラスト道床に打ち込んで、その杭部材を道床形状保持プレートに取り付けるようにして、道床形状保持プレートをバラスト道床に固定することで、道床形状保持プレートとバラスト道床との一体化をより強固にすることができる。
また、本出願に係る道床形状保持構造体は、
前記貫通孔が設けられた道床形状保持プレートと、
前記複数の貫通孔の少なくとも1つに挿し込まれる突起部を下面に有して、当該道床形状保持プレート上に取り付けられる歩行用補助具と、を備えるようにした。
バラスト道床上に設置した道床形状保持プレートの幾つかの貫通孔に突起部を挿し込んで道床形状保持プレート上に歩行用補助具を取り付けることで、道床形状保持プレート上を歩行し易くすることができる。
また、望ましくは、
前記歩行用補助具の前記突起部は、前記バラスト道床に打ち込み可能な杭部材であるようにする。
こうすることで、歩行用補助具を道床形状保持プレートおよびバラスト道床に一体化するように取り付けることができる。
本発明によれば、バラスト道床が乱れるのを防ぐのに繰り返し使用できる道床形状保持プレート、道床形状保持プレートの設置方法及び道床形状保持プレートを用いた道床形状保持構造体が得られる。
本実施形態の道床形状保持プレートの表面を示す平面図(a)と、道床形状保持プレートの側面図(b)と、道床形状保持プレートの裏面を示す平面図(c)である。 道床形状保持プレートをバラスト道床に設置する手順を示す説明図(a)(b)である。 本実施形態の道床形状保持プレートの表面を示す平面図(a)と、道床形状保持プレートの側面図(b)と、道床形状保持プレートの裏面を示す平面図(c)である。 道床形状保持プレートをバラスト道床に設置した状態を示す説明図である。 道床形状保持プレートにステップ部材を取り付ける手順を示す説明図(a)(b)である。 本実施形態の道床形状保持プレートの表面を示す平面図(a)と、道床形状保持プレートの長辺側の側面図(b)と、道床形状保持プレートの短辺側の側面図(c)と、道床形状保持プレートの裏面を示す平面図(d)である。 道床形状保持プレートを連結した状態を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る床形状保持プレート、道床形状保持プレートの設置方法及び道床形状保持構造の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(実施形態1)
図1(a)は、道床形状保持プレート10の表面を示す平面図であり、図1(b)はその側面図である。図1(c)は、道床形状保持プレート10の裏面を示す平面図である。
本実施形態の道床形状保持プレート10は、図1(a)(b)(c)に示すように、矩形状のプレート本体11と、プレート本体11の側面に設けられた第一連結部1および第二連結部2とを備えている。
この道床形状保持プレート10は、例えば鋳鉄製の板状部材であり、バラスト道床に設置して使用する。
プレート本体11には、厚さ方向に貫通した複数の貫通孔3が設けられている。この貫通孔3は、例えば、雨水などの水捌けや通気性確保のために設けられている。
また、プレート本体11の表面には、複数筋の溝11aが形成されている。この溝11aは、例えば、雨水などの水捌けや、プレート上を歩行する際の滑り止めのために設けられている。
特に、このプレート本体11の裏面の全面は、後述するバラスト道床101を構成するバラストの粒度に応じた不揃いな凹凸形状を有する凹凸面12に形成されている。
この不揃いな凹凸形状を有するプレート裏面の凹凸面12は、実際のバラスト道床101の表面形状を型取りしたような凹凸を有している。つまり、プレート裏面の凹凸面12は、実際のバラスト道床101の表面形状を模した面を有する金型を用いることでつくることができる。
プレート本体11の裏面がバラストの粒度に応じた不揃いな凹凸面12に形成されていることで、道床形状保持プレート10をバラスト道床101上に設置した状態で、道床形状保持プレート10の裏面凹凸とバラスト道床101の表面凹凸とが噛み合い易くなっている。
具体的に、プレート本体11の凹凸面12の凸部がバラスト道床101の表面凹部に食い込み、プレート本体11の凹凸面12の凹部にバラスト道床101の表面凸部が食い込むようにして、プレート本体11裏面の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とが噛み合うようになっている。
例えば、プレート裏面がグレーチング状(格子状)など規則的な凹凸面に形成されている場合、その規則的な凹凸面とバラスト道床101の表面凹凸とが噛み合い難く、がたつき易いので好ましくない。
第一連結部1および第二連結部2は、複数の道床形状保持プレート10を繋ぎ合わせるために設けられている。
具体的に、プレート本体11の短辺側の側面の一方に第一連結部1が設けられ、他方に第二連結部2が設けられている。また、プレート本体11の長辺側の側面の一方に第一連結部1が設けられ、他方に第二連結部2が設けられている。
第一連結部1と第二連結部2はそれぞれ軸穴を有している。
そして、道床形状保持プレート10を短辺同士あるいは長辺同士をつき合わせて並べ、対をなす第二連結部2で第一連結部1を挟むように軸穴を位置合わせし、連通させた軸穴に連結軸部材を取り付けることで、道床形状保持プレート10同士を繋ぎ合わせることが可能になっている。
なお、複数の道床形状保持プレート10を連結した態様は、後述する実施形態2(図3参照)で説明する。
次に、本実施形態の道床形状保持プレート10の設置手順(道床形状保持プレートの設置方法)について説明する。
図2(a)(b)に示すように、バラスト軌道100は、路盤上に設けられたバラスト道床101と、バラスト道床101の上に敷設された軌道102からなる。このバラスト道床101の両側には土留め103が設けられている。
軌道102は、レールRと枕木Tを主要部にして構成されており、レールRの延在方向に延設されている。
道床形状保持プレート10を用いてバラスト道床101の整備を行う場合、道床安定剤を散布せずに所定の軌道整備を行う。
所定の軌道整備がなされてバラスト道床101の表面が均された状態で、枕木Tと隣接する位置に道床形状保持プレート10を載置する。
なお、バラスト道床101の整備範囲に対応させて複数の道床形状保持プレート10を長手方向に連結し、軌道102(レールR)の延在方向に沿うように複数の道床形状保持プレート10を載置する。
次いで、図2(a)に示すように、バラスト道床101上に載置された道床形状保持プレート10に、例えばコンパクターなどを用いて振動を与える。
バラスト道床101上に載置された道床形状保持プレート10に振動を与えると、その振動は道床形状保持プレート10の裏面(凹凸面12)と接しているバラスト道床101表面側のバラストにも作用する。
道床形状保持プレート10とともにバラスト道床101のバラストが振動し、道床表面側のバラストの姿勢が切り替わって充填密度が高まる過程で、個々のバラストがプレート裏面の凹凸面12に倣う向きになる。その結果、バラスト道床101表面側のバラストとプレート裏面の凹凸面12との接触面積を増すようにして、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とが噛み合うようになる。
こうして、図2(b)に示すように、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とが噛み合って一体化するようになる。
また、図2(b)に示すように、道床形状保持プレート10は、複数の貫通孔3の少なくとも1つからバラスト道床101に打ち込まれる杭部材20を備えている。貫通孔3に打ち込まれた杭部材20は道床形状保持プレート10に固定される。
そして、道床形状保持プレート10の幾つかの貫通孔3から杭部材20をバラスト道床101に打ち込んで、道床形状保持プレート10をバラスト道床101に固定することで、道床形状保持プレート10とバラスト道床101との一体化をより強固にする。
こうして道床形状保持プレート10の貫通孔3に杭部材20を取り付けて、道床形状保持プレート10をバラスト道床101に固定したものが道床形状保持構造体50である。
なお、杭部材20を打ち込んだことで、貫通孔3付近のバラスト密度に変化が生じることもあるので、杭部材20を打ち込んだ後にさらに道床形状保持プレート10に振動を与えてバラストの充填密度を高めるようにしてもよい。
また、バラスト道床101上に載置した道床形状保持プレート10の貫通孔3からバラスト道床101に杭部材20を打ち込んで道床形状保持プレート10を位置決めするように固定した後、道床形状保持プレート10に振動を与えて道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とを噛み合わせて一体化するようにしてもよい。
このように、バラスト道床101上に道床形状保持プレート10を設置して、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とを噛み合わせて一体化すれば、バラスト道床101が乱れるのを防いで道床形状を保持することができる。
また、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とを噛み合わせて一体化したことで、道床抵抗力を高めることができる。つまり、この道床形状保持プレート10を使用する場合には道床安定剤を用いなくてもよい。
例えば、バラスト道床101を緩める土木作業を数日に亘って行う場合、一旦道床形状保持プレート10を移動させて作業を行った後、バラスト道床101の表面を均して道床形状保持プレート10を載置し振動を与えれば、再度、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とを噛み合わせて一体化することができるので、バラストを撤去したり道床安定剤を散布したりする作業を省くことができる。またその施工コストを削減することが可能になる。
なお、道床形状保持プレートの設置方法は、上記した手順に限らず、所定の軌道整備がなされていないバラスト道床101に道床形状保持プレート10を設置するようにしてもよい。
具体的には、バラストを締め固める整備がなされていないバラスト道床101に道床形状保持プレート10を載置した後、タイタンパーによる通常の軌道整備を行う。その振動をバラスト道床101のバラストに作用させて、道床形状保持プレート10の裏面の凹凸面12にバラストを噛み合わせつつ、バラストの締め固めを行うようにする。
さらに、道床横抵抗力を高める場合は、その道床形状保持プレート10に、例えばコンパクターなどを用いて振動を与えるとともに、その振動をバラスト道床101のバラストに作用させて、道床形状保持プレート10の裏面の凹凸面12にバラストを噛み合わせつつ、バラストの締め固めを行うようにする。
こうすることで、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とを噛み合わせて一体化するのを好適に行うことができる。なお、ここでいう一体化とは、緩い噛み合わせを緊密な噛み合わせ状態に変化させることである。
つまり、道床形状保持プレートを設置した後に、その道床形状保持プレートに振動を与えるようにすれば、締め固められる前のバラストが振動の作用で動き易いので、振動の作用で道床表面側のバラストの充填密度が高まる過程で、個々のバラストがプレート裏面の凹凸面12に倣う向きになり易く、その噛み合わせが好適になされて一体化し易くなる。
このような設置方法であれば、バラスト道床101に道床形状保持プレート10を好適に設置することができる。
以上のように、本実施形態の道床形状保持プレート10(道床形状保持構造体50)は、バラスト道床101が乱れるのを防ぐのに繰り返し使用でき、バラスト道床101と一体化して設置することで道床抵抗力を高めることができる。
また、道床抵抗力を高めることができる道床形状保持プレート10は、バラスト道床101が乱れるのを防ぐ目的で使用することに限らず、バラスト道床101を緩める作業を行う際にレールの張出を防ぐ目的で使用したり、夏季にレールが膨張して軌道が乱れるのを防ぐ目的で使用したりすることもできる。
また、バラスト道床101と一体化して設置した道床形状保持プレート10は安定しているので、保守作業員などが軌道に沿ってバラスト道床101上を歩く際の通路としても好適に使用することができる。
(実施形態2)
次に、本発明に係る道床形状保持プレート及び道床形状保持構造体の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
実施形態2では、図3(a)(b)(c)に示すように、長手方向の寸法が同じであり、短手方向の寸法が異なる道床形状保持プレート10を連結して使用している。
具体的に、道床形状保持プレート10の長辺同士をつき合わせて並べ、対をなす第二連結部2で第一連結部1を挟むように軸穴を位置合わせし、連通させた第二連結部2と第一連結部1の軸穴に連結軸部材4を取り付けて、2枚の道床形状保持プレート10を連結し繋ぎ合わせている。
第一連結部1と第二連結部2の軸穴を連通させ、その軸穴に連結軸部材4を挿入して取り付けた連結部分はヒンジになっており、連結されている2枚の道床形状保持プレート10がなす角度を調整可能になっている。
例えば、図4に示すように、平坦な道床肩の両側が傾斜面になっているバラスト道床101に、ヒンジを介して連結した道床形状保持プレート10を設置する場合、道床肩の端に連結部分を配置するようにすれば、平坦な道床肩と傾斜面とを連続して覆うことができる。このとき、一方の道床形状保持プレート10の短辺の寸法が、道床肩の幅と略同じ寸法のものを用いている。
なお、このように連結されている道床形状保持プレート10も、実施形態1と同様に、バラスト道床101上に載置した後、その道床形状保持プレート10に例えばコンパクターなどを用いて振動を与えて、道床形状保持プレート10の凹凸面12とバラスト道床101の表面凹凸とを噛み合わせて一体化する。
また、杭部材20による固定も同様に行えばよい。道床形状保持プレート10の貫通孔3に杭部材20を取り付けて、道床形状保持プレート10をバラスト道床101に固定したものが道床形状保持構造体50である。
勿論、バラスト道床101の整備範囲に対応させて複数の道床形状保持プレート10を長手方向に連結したものを、軌道102(レールR)の延在方向に沿うように設置している。
このように、平坦な道床肩の両側が傾斜面になっているバラスト道床101に対応させて角度調整可能にヒンジを介して連結した構造の道床形状保持プレート10(道床形状保持構造体50)であっても、バラスト道床101が乱れるのを防ぐのに繰り返し使用でき、バラスト道床101と一体化して設置することで道床抵抗力を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図5(a)(b)に示すように、バラスト道床101の傾斜面に設置した道床形状保持プレート10の幾つかの貫通孔3に挿し込んで取り付ける歩行用補助具であるステップ部材30を備えていてもよい。
ステップ部材30は、階段状のステップ本体31と、貫通孔3に挿し込まれる突起部32とを備えている。ステップ部材30は、例えば鋳鉄製の部材である。
このステップ部材30の下面に設けられている突起部32を道床形状保持プレート10の貫通孔3に挿し込んで、道床形状保持プレート10にステップ部材30を取り付けて、道床形状保持構造体50を組み立てれば、傾斜面に設置した道床形状保持プレート10上を歩行し易くなる。
なお、バラスト道床101にステップ部材30を取り付ける際、杭部材20を併用することもできる。
また、このステップ部材30の突起部32が、バラスト道床101に打ち込み可能な杭部材であるようにすれば、ステップ部材30を道床形状保持プレート10およびバラスト道床101に一体化するように取り付けることができる。
(実施形態3)
次に、本発明に係る道床形状保持プレートの実施形態3について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
実施形態3の道床形状保持プレート10は、図6(a)(b)(c)(d)に示すように、プレート本体11の長辺側の側面の一方に第一連結部1が設けられ、他方に第二連結部2が設けられている。また、プレート本体11の短辺側の側面の一方に凸状連結部5が設けられ、他方に凹状連結部6が設けられている。
勿論、この道床形状保持プレート10の裏面にも凹凸面12が形成されており、バラスト道床101の表面凹凸と噛み合い易くなっている。
なお、第一連結部1と第二連結部2はプレート本体11を挟む配置に対を成して設けられており、凸状連結部5と凹状連結部6はプレート本体11を挟む配置に対を成して設けられている。
具体的には、第一連結部1と第二連結部2はプレート本体11の対向する長辺側の二辺に対を成して設けられており、凸状連結部5と凹状連結部6はプレート本体11の対向する短辺側の二辺に対を成して設けられている。
第一連結部1は、プレート本体11の一方の側面から離間する方向に延在した突出部1aと、その突出部1aの先端に設けられ、一方の側面の縁と略平行に形成された軸部1bとを備えている。
この第一連結部1は略T字形状を呈しており、第一連結部1の軸部1bは略円柱形状に形成されている。
第二連結部2は、プレート本体11の他方の側面の縁から内側に向けて切り欠かれた切欠部2aと、その切欠部2aの奥側に設けられ、他方の側面の縁と略平行に形成された溝部2bとを備えている。
この第二連結部2の溝部2bは、プレート本体11の側面の縁に向かって抉られるように形成されており、溝部2bにおける側面寄りの内壁は、プレート本体11の表面の下に隠れる位置にあって、プレート本体11の表面側の一部が溝部2b内の空間の一部を覆うように張り出している。
そして、図7に示すように、第二連結部2の溝部2bに第一連結部1の軸部1bを係合するようにして、2枚の道床形状保持プレート10を連結することができる。
この第一連結部1と第二連結部2の連結部分はヒンジ状になっており、軸部1bを軸心にして回動可能に道床形状保持プレート10同士が連結されているので、連結された2枚の道床形状保持プレート10がなす角度を調整可能になっている。
凸状連結部5は、プレート本体11の側面から突き出した略逆三角形状を呈する突片であり、その先端側が幅広に形成されている。
凹状連結部6は、凸状連結部5の形状に対応させて形成された凹状部である。
この凹状連結部6に凸状連結部5を嵌め入れるようにして、道床形状保持プレート10を長手方向に連結することができる。
また、この道床形状保持プレート10の裏面には下方に突き出た裏面凸部7が形成されており、道床形状保持プレート10の表面には、裏面凸部7に対応する位置に表面凹部8が形成されている。
複数の道床形状保持プレート10を重ねる際、裏面凸部7が表面凹部8に嵌ることで道床形状保持プレート10が互いにずれ難くなるので、複数の道床形状保持プレート10を重ねて保管したり、運搬したりし易くなる。
なお、裏面凸部7は先細る形状を有しているので、道床形状保持プレート10をバラスト道床101上に載置した際、裏面凸部7はバラストに食い込むようになっている。
このような構造の道床形状保持プレート10であっても、バラスト道床101が乱れるのを防ぐのに繰り返し使用でき、バラスト道床101と一体化して設置することで道床抵抗力を高めることができる。
なお、以上の実施の形態においては、2枚の道床形状保持プレート10を連結した場合を図示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所望するサイズとなるように、任意の枚数の道床形状保持プレート10を連結してもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 第一連結部
1a 突出部
1b 軸部
2 第二連結部
2a 切欠部
2b 溝部
3 貫通孔
4 連結軸部材
5 凸状連結部
6 凹状連結部
7 裏面凸部
8 表面凹部
10 道床形状保持プレート
11 プレート本体
11a 溝
12 凹凸面
20 杭部材
30 ステップ部材(歩行用補助具)
31 ステップ本体
32 突起部
50 道床形状保持構造体
100 バラスト軌道
101 バラスト道床
102 軌道
R レール
T 枕木

Claims (7)

  1. バラスト道床に設置する道床形状保持プレートであって、
    当該道床形状保持プレートの裏面は、前記バラスト道床を構成するバラストの粒度に応じた不揃いな凹凸形状を有する凹凸面に形成されており、
    当該道床形状保持プレートを前記バラスト道床上に設置した状態で、前記裏面の凹凸と前記バラスト道床の表面凹凸とが噛み合うように構成されているとともに、その道床形状保持プレートには、水捌けと通気性を確保するため、厚さ方向に貫通した複数の貫通孔が設けられており、
    前記道床形状保持プレートの裏面には、下方に突き出た裏面凸部が形成されており、
    前記道床形状保持プレートの表面には、前記裏面凸部に対応する位置に表面凹部が形成されており、
    複数の前記道床形状保持プレートが重ねられる際、前記裏面凸部が前記表面凹部に嵌るように構成されているとともに、当該道床形状保持プレートを前記バラスト道床上に載置した際、前記裏面凸部は前記バラスト道床に食い込むように構成されていることを特徴とする道床形状保持プレート。
  2. 前記道床形状保持プレートには、前記バラスト道床に設置した複数の道床形状保持プレートを繋ぎ合わせるための連結部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の道床形状保持プレート。
  3. 前記連結部は、プレート本体の対向する二辺に対を成して設けられた第一連結部と第二連結部とを有し、
    前記第一連結部は、前記一方の側面から離間する方向に延在した突出部と、前記突出部の先端に設けられ、前記一方の側面の縁と略平行に形成された軸部とを備え、
    前記第二連結部は、前記他方の側面の縁から内側に向けて切り欠かれた切欠部と、前記切欠部の奥側に設けられ、前記他方の側面の縁と略平行に形成された溝部とを備え、
    前記溝部に前記軸部が係合されることで、前記軸部を軸心にして回動可能に当該道床形状保持プレート同士が連結されることを特徴とする請求項に記載の道床形状保持プレート。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の道床形状保持プレートをバラスト道床に設置する道床形状保持プレートの設置方法であって、
    バラストを締め固める整備がなされていないバラスト道床に前記道床形状保持プレートを載置した後、その道床形状保持プレートに振動を与えるとともに、その振動を前記バラスト道床のバラストに作用させて、前記道床形状保持プレートの裏面の凹凸面に前記バラストを噛み合わせつつ、前記バラストの締め固めを行うことを特徴とする道床形状保持プレートの設置方法。
  5. 請求項1〜の何れか一項に記載の道床形状保持プレートと、
    前記複数の貫通孔の少なくとも1つから前記バラスト道床に打ち込まれて、当該道床形状保持プレートに取り付けられる杭部材と、
    を備えたことを特徴とする道床形状保持構造体。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載の道床形状保持プレートと、
    前記複数の貫通孔の少なくとも1つに挿し込まれる突起部を下面に有して、当該道床形状保持プレート上に取り付けられる歩行用補助具と、
    を備えたことを特徴とする道床形状保持構造体。
  7. 前記突起部は、前記バラスト道床に打ち込み可能な杭部材であることを特徴とする請求項に記載の道床形状保持構造体。
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