JP6823430B2 - 砂型用油性塗型剤組成物 - Google Patents

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本発明は、砂型用油性塗型剤組成物に関する。
砂型用塗型剤は、溶融金属が接する鋳型表面に塗布又は噴霧(ぶっかけも含む)して塗膜を塗装することにより、鋳型の表面を保護し、溶融金属と鋳型表面との化学反応や、鋳物の焼着欠陥の発生を防止するために用いられるものである。
鋳物の製造現場では、砂型をばらした後、鋳物表面に残留した塗型膜の砂落ち性(膜はがれ性)が問題になることがある。鋳物表面に塗型膜が残留すると、当該塗型膜を除去するために鋳物表面に対して数十分間のショットブラスト処理が必要になり、鋳物の生産性を向上させることが困難になることがあった。
前記課題に対し、下記特許文献1には熱膨張率が低いコーディエライトを耐火性骨材に含有させて塗型膜の砂落ち性(膜剥がれ性)を向上させる技術が開示されている。
また、塗型剤と溶融金属界面の反応で発生する鋳物表面の白膜を抑制する耐白膜性も砂型用塗型剤に要求される最も重要な性能の一つである。
前記課題に対し、下記特許文献2には耐火性骨材に黒曜石を含有させて耐白膜性を向上させる技術が開示されている。
特開2011−31274号公報 特開2010−94714号公報
しかし、従来の技術では砂落ち性と耐白膜性を両立させることは困難であった。
本発明は、砂落ち性と耐白膜性を両立させることができる砂型用油性塗型剤組成物を提供する。
上述のように、コーディエライトは熱膨張係数が低いことから、砂落ち性の向上に有効である。しかし、コーディエライトは耐熱性に劣るという問題がある。当該問題解決のために、耐熱性に優れるシリカ等を耐火性骨材に含有させることが考えられる。しかし、耐火性骨材にシリカを含有させた場合には、鋳物表面の白膜化が起こる傾向がある。鋳物表面の白膜化を抑制するためには、耐火性骨材に黒鉛を含有させることが考えられるが、黒鉛は熱膨張率がきわめて高く、高温での融着性も高いので塗型の構造安定性を低下させる。そのため、熱膨張率が低く砂落ち性を向上させるコーディエライトとの併用はためらわれる。しかし、コーディエライト、シリカ類、及び黒鉛の三成分を特定条件で併用することで砂落ち性が高いまま維持され鋳物表面の白膜化も抑えることができることを見出し、本発明に至った。
本発明の砂型用油性塗型剤組成物は、粘結剤、焼結剤、及び耐火性骨材を含有する砂型用油性塗型剤組成物であって、前記耐火性骨材が(A)コーディエライト、(B)黒鉛、及び(C)シリカ類を含有し、前記耐火性骨材中の前記(C)シリカ類の含有量が10質量%以上90質量%以下、及び前記(C)シリカ類と前記(B)黒鉛の質量比((C)シリカ類/(B)黒鉛)が0.5以上20以下であり、前記耐火性骨材中の前記(A)コーディエライトの含有量が5質量%以上60質量%以下である(但し、前記シリカ類がシリカを含有する場合、当該シリカの実際の含有量に1.5の係数を乗じて得られた値を当該シリカの含有量とみなす)。
本発明によれば、砂落ち性と耐白膜性を両立させることができる砂型用油性塗型剤組成物を提供することができる。
A、Bは、鋳物の製造方法を説明するための概略斜視図である。 鋳造用砂型の概略斜視図である。
<砂型用油性塗型剤組成物>
本実施形態の砂型用油性塗型剤組成物(以下、単に塗型剤組成物ともいう)は、粘結剤、焼結剤、及び耐火性骨材を含有する砂型用油性塗型剤組成物であって、前記耐火性骨材が(A)コーディエライト、(B)黒鉛、及び(C)シリカ類を含有し、前記耐火性骨材中の前記(C)シリカ類の含有量が10質量%以上90質量%以下、及び前記(C)シリカ類と前記(B)黒鉛の質量比((C)シリカ類/(B)黒鉛)が0.5以上20以下であり、前記耐火性骨材中の前記(A)コーディエライトの含有量が5質量%以上60質量%以下である(但し、前記シリカ類がシリカを含有する場合、当該シリカの実際の含有量に1.5の係数を乗じて得られた値を当該シリカの含有量とみなす)。
〔粘結剤〕
前記塗型剤組成物は、粘結剤として、常温で強い塗型膜を形成できるアラビアガム、多糖類などの糖類、フェノール、ロジン、石油樹脂のような有機粘結剤や、鋳込み時に塗型膜の熱間強度を上げるためのエチルシリケート、ケイ酸ソーダなどの無機粘結剤を含有していてもよい。条件によりこれらの粘結剤を併用してもよい。
前記塗型剤組成物中の前記粘結剤の含有量は、鋳型上での塗膜強度の観点から、耐火性骨材1000質量部に対して、3質量部以上が好ましく、8質量部以上がより好ましく、乾燥時の塗膜のフクレの観点から、50質量部以下が好ましく、30質量部以下がより好ましい。また、前記塗型剤組成物中の前記粘結剤の含有量は、最適な塗膜の状態をつくる観点から、耐火性骨材1000質量部に対して、3〜50質量部が好ましく、8〜30質量部がより好ましい。
〔焼結剤〕
前記塗型剤組成物は、焼結剤として、高熱時においても強い塗型膜を維持できるアタパルジャイト、セピオライトなどの鎖状粘土鉱物、カオリナイト、タルク、緑泥石、モンモリロナイトおよびヘクトライトなどの層状粘土鉱物を含有していても良い。当該焼結剤は、高熱時の強度とともに耐火性、経済性、作業性の観点からアタパルジャイト、セピオライト、モンモリロナイト、及びヘクトライトからなる群より選択される少なくとも1種以上が好ましく、アタパルジャイトがより好ましい。
前記塗型剤組成物中の前記焼結剤の含有量は、塗膜強度の観点から、耐火性骨材1000質量部に対して、5質量部以上が好ましく、10質量部以上がより好ましく、作業性の観点から、100質量部以下が好ましく、50質量部以下がより好ましい。また、前記塗型剤組成物中の前記焼結剤の含有量は、塗膜強度向上の観点から、耐火性骨材1000質量部に対して、5〜100質量部が好ましく、10〜50質量部がより好ましい。
〔耐火性骨材〕
[(A)コーディエライト]
前記耐火性骨材は、膜はがれ性向上の観点から、コーディエライトを含有する。
前記コーディエライトは、鋳型の製造で耐火性骨材に含有させることができるものであれば特に限定することなく用いることができる。
前記コーディエライトの平均粒径は、経済性および入手容易性の観点及び適切な厚みの塗型膜を得る観点から、5μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましく、12μm以上が更に好ましく、適切な厚みの塗型膜を得る観点から、200μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましく、80μm以下が更に好ましい。また、前記コーディエライトの平均粒径は、経済性および入手容易性の観点、及び適切な厚みの塗型膜を得る観点から、5〜200μmが好ましく、10〜100μmがより好ましく、12〜80μmが更に好ましい。なお、本明細書において、平均粒径は、実施例に記載の方法により測定する。
前記耐火性骨材中のコーディエライトの含有量は、膜はがれ性の観点から、5質量%以上であり、7質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、耐焼着性及び塗膜強度の観点から、60質量%以下であり、55質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましい。また、前記耐火性骨材中のコーディエライトの含有量は、耐焼着性及び膜はがれ性の観点、及び塗膜強度の観点から、5〜60質量%であり、7〜55質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましい。
[(B)黒鉛]
前記耐火性骨材は、耐白膜性の観点から、黒鉛を含有する。
前記黒鉛は、鋳型の製造で耐火性骨材に含有させることができるものであれば特に限定することなく用いることができる。このような黒鉛としては、板状黒鉛(鱗状黒鉛)、土状黒鉛、人造黒鉛粉等が例示できる。
前記黒鉛の平均粒径は、耐白膜性の観点から、1μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましく、20μm以上が更に好ましく、耐白膜性の観点から、150μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましい。また、前記黒鉛は、耐焼着性、耐白膜性の観点、及び塗布性の観点から、1〜150μmが好ましく、10〜150μmがより好ましく、20〜100μmが更に好ましい。
前記耐火性骨材中の黒鉛の含有量は、耐白膜性の観点から、1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、2.5質量%以上が更に好ましく、色相、熱膨張率の観点から、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、35質量%以下が更に好ましい。また、前記耐火性骨材中の黒鉛の含有量は、耐白膜性の観点、及び色相、熱膨張率の観点から、1〜50質量%が好ましく、2〜40質量%がより好ましく、2.5〜35質量%が更に好ましい。
[(C)シリカ類]
前記耐火性骨材は、耐焼着性の観点から、シリカ類を含有する。なお、本明細書において、シリカ類は、二酸化ケイ素を含むものを意味する。前記シリカ類は、鋳型の製造で耐火性骨材に含有させることができるものであれば特に限定することなく用いることができ、シリカ、ムライト、バン土頁岩、アルミナシリケート等が例示できる。これらの中でも耐焼着性の観点から、ムライト、バン土頁岩からなる群より選ばれる1種以上が好ましい。前記ムライトは、耐焼着性の観点から人工ムライトが好ましい。
前記シリカ類の平均粒径は、耐焼着性、作業性の観点から、1μm以上が好ましく、5μm以上がより好ましく、作業性の観点から、150μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましい。また、前記シリカ類の平均粒径は、耐焼着性の観点、及び作業性の観点から、1〜150μmが好ましく、5〜100μmがより好ましい。
前記耐火性骨材中のシリカ類の含有量は、耐焼着性の観点から、10質量%以上であり、20質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましく、耐白膜の観点から、90質量%以下であり、80質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましい。また、前記耐火性骨材中のシリカ類の含有量は、耐焼着性の観点、及び耐白膜性の観点から、10〜90質量%であり、20〜80質量%が好ましく、30〜70質量%がより好ましい。
前記耐火性骨材中の前記(C)シリカ類と前記(B)黒鉛の質量比((C)シリカ類/(B)黒鉛)は、耐白膜性の観点から20以下であり、15以下が好ましく、耐焼着性の観点から0.5以上であり、1.0以上が好ましく、3.0以上がより好ましい。前記耐火性骨材中の前記(C)シリカ類と前記(B)黒鉛の質量比は、耐白膜性の観点から0.5〜20であり、1.0〜20が好ましく、3.0〜15がより好ましい。
なお、シリカ類の中でもシリカは白薄膜化の働きが強い。そのため、シリカの実際の含有量に1.5の係数を乗じて得られた値を当該シリカの含有量とみなすことによって、実情に則したシリカ類の含有量、及びシリカ類と黒鉛の質量比を求めることができる。例えば、耐火性骨材中のシリカの含有量が20質量%、バンド頁岩の含有量が5質量%で耐火性骨材が他のシリカ類を含まない場合、シリカの含有量20質量%に係数1.5を乗算して得られる値30質量%にバンド頁岩の含有量5質量%を加算した35質量%を耐火性骨材中のシリカ類の含有量とみなす。
[その他の耐火性骨材]
前記耐火性骨材は、本実施形態の砂型用油性塗型剤組成物の効果を損なわない範囲で他の鋳型の製造に耐火性骨材として用いられる他の粒子を含んでいてもよい。このような粒子としては、ジルコン、アルミナ、マグネシア、ジルコニア、黒曜石、オリビン、タルク、雲母、酸化チタン、酸化鉄などが例示できる。これらの粒子の平均粒径は、作業性の観点から、5μm以上が好ましく、80μm以下が好ましい。
〔溶媒〕
前記砂型用油性塗型剤組成物は、浸透性や乾燥性の観点から、溶媒として、油性溶媒が含有される。油性溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール系溶剤、キシレン、トルエン等の芳香族系溶剤、ミネラルスピリット等の炭化水素系溶剤等が使用できる。好ましくは低級アルコール系溶剤であり、メタノールがより好ましい。芳香族系溶剤及び炭化水素系溶剤は、補助溶剤として使用してもよい。何れの場合も、塗型剤組成物中の溶媒の含有量は、経済性及び着火乾燥性の観点から、耐火性骨材100質量部に対し、70〜200質量部が好ましく、90〜150質量部がより好ましい。
〔その他の成分〕
前記塗型剤組成物は、顔料や染料などの着色剤、塗布作業性を向上させるレオロジー調整剤、沈降防止剤、界面活性剤などの添加剤を含有してもよい。また、前記塗型剤組成物は、ヒドロキシアルキル化セルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、アルギン酸ソーダなどの増粘剤や防腐剤などの添加剤、更に、フェロマンガン、マグネシア、セピオライト等を含んでもよい。
<鋳物の製造方法>
本実施形態の鋳物の製造方法は、砂型表面に前記塗型剤組成物を塗布してなる鋳造用砂型を使用する鋳物の製造方法である。本実施形態の鋳物の製造方法では、前記塗型剤組成物を用いること以外は、従来の製造プロセスを採用することができる。
塗型膜の厚みは、塗型剤本来の働きを発揮させる観点から、50〜300μmが好ましく、75〜150μmがより好ましく、更に80〜120μmが好ましい。
前記塗型剤組成物は、消失模型鋳造法(フルモールド法)、及び砂型鋳造法いずれの鋳物の製造方法にも好適に用いることができるが、前記塗型剤組成物は塗布作業性に優れているため、砂型鋳造法による鋳物の製造方法でより優れた効果を得ることができる。
前記塗型剤組成物を砂型(鋳型)に塗布する方法は、特に限定されず、例えば、流し塗り(ブッカケ法)、浸漬(ドブ漬け法)、刷毛塗り、スプレー塗布などの従来知られている方法が使用できる。
以下、本発明を具体的に示す実施例などについて説明する。
<塗型剤組成物の調製>
〔耐火性骨材の平均粒径の測定〕
耐火性骨材の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置(堀場製作所社製LA−920)を用いて測定された体積中位粒径(D50)である。分析条件は下記の通りである。実施例で用いた耐火性骨材に関する評価結果は表1に示す。
測定方法:フロー法
分散媒:イオン交換水にヘキサメタリン酸ナトリウム(0.1質量%)を加えた溶媒
分散方法:撹拌、内蔵超音波照射(3分間)
試料濃度:2mg/100ml
Figure 0006823430
〔塗型剤組成物の調製例〕
下記表2実施例1〜10、及び比較例1〜3に記載の組成の耐火性骨材1000質量部に対して、HPC−H(ヒドロキシプロピルセルロース:日本曹達株式会社製)2.3質量部、アタゲル50(アタパルジャイト:BASF社製)9.8質量部、マルキード3002(マレイン酸変性ロジン:荒川工業化学株式会社製)9.0質量部、パンゲルB40(セピオライト:トルサ社製)20.1質量部、メタノール572.1質量部を所定量添加し、25℃において、混練機にて混練し、ペースト状の塗型剤組成物を得た。より具体的には、HPC−Hを少量のヘキサンで湿潤させた後、耐火性骨材と準備したメタノール197質量部に、アタゲルを添加した。この後、2軸プラネタリーミキサー(混練機)により自転160rpm、公転60rpmで8分撹拌した。前記混合物に、マルキード、パンゲルとメタノール74質量部を混入し同じ速度で、5分撹拌した。この混合物にメタノール6質量部を加えて同速度で4分撹拌した後、残りのメタノールを少量ずつ添加し塗型剤組成物を得た。
<塗型剤組成物の評価>
フラン再生砂(AFS45)を鋳物砂として使用し、花王クエーカー社製フラン樹脂(EF-5302)を鋳物砂100質量部に対して0.8質量部添加し、更に花王クエーカー社製硬化剤(TK−3)をフラン樹脂100質量部に対して40質量部添加して得られた混練砂を型込めし、図1Aに示すように、試験用砂型として、図1Bに示す円筒形状の空隙部分2a(径350mm、深さ400mm)を有する主型2を作製した。そして、塗型剤組成物の粘度(濃度)を45ボーメに調整し、当該塗型剤組成物を刷毛を用いて円柱の空隙側面を塗布した。1400℃のFC−250の溶湯250kgを15秒間かけて注湯し、24時間放置した。その後、主型2をばらして鋳物を取り出し、鋳物表面の砂落ち性、耐白膜性を評価した。砂落ち性、耐白膜性の程度を下記基準により評価した。
〔砂落ち性〕
A:塗型膜の残留が全くない
B:塗型膜が残留している箇所が、合計面積の50%未満
C:塗型膜が残留している箇所が、の50%以上100%未満
D:全面にわたって塗型膜が残留
〔耐白膜性〕
A:白膜の残留が全くない
B:白膜の残留している箇所が、合計面積の50%未満
C:白膜の残留している箇所が、の50%以上100%未満
D:全面にわたって白膜が残留
評価結果を表2に示す。
Figure 0006823430
1 クサビ型中子
2 主型
2a 空隙部分
2b 差し込み口

Claims (5)

  1. 粘結剤、焼結剤、及び耐火性骨材を含有する砂型用油性塗型剤組成物であって、
    前記耐火性骨材が(A)コーディエライト、(B)黒鉛、及び(C)シリカ類を含有し、
    前記耐火性骨材中の前記(C)シリカ類の含有量が10質量%以上90質量%以下、及び前記(C)シリカ類と前記(B)黒鉛の質量比((C)シリカ類/(B)黒鉛)が0.5以上20以下であり、
    前記耐火性骨材中の前記(A)コーディエライトの含有量が5質量%以上60質量%以下であり、
    前記(A)コーディエライト、前記(B)黒鉛、及び前記(C)シリカ類の合計含有量が90質量%以上である、砂型用油性塗型剤組成物(但し、前記シリカ類がシリカを含有する場合、当該シリカの実際の含有量に1.5の係数を乗じて得られた値を当該シリカの含有量とみなす)。
  2. 前記耐火性骨材に含有される前記(C)シリカ類と前記(B)黒鉛の質量比が1.0以上20以下である、請求項1に記載の砂型用油性塗型剤組成物。
  3. 前記(C)シリカ類が、ムライト、及びバン土頁岩からなる群より選ばれる少なくとも1種以上を含有する、請求項1又は2に記載の砂型用油性塗型剤組成物。
  4. 前記ムライトが、人工ムライトである、請求項3に記載の砂型用油性塗型剤組成物。
  5. 砂型表面に塗型剤組成物を塗布してなる鋳造用砂型を使用する鋳物の製造方法であって、
    前記塗型剤組成物が、請求項1〜4の何れか1項に記載の砂型用油性塗型剤組成物である、鋳物の製造方法。
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