JP6822838B2 - インクジェット記録装置及びインクの温度制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクの温度制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録装置及びインクの温度制御方法に関する。
従来、温度により粘度が変化するインクを用いるインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。そのようなインクとして、例えば、液化温度以上に加熱されることで液化して低粘度の液状となり、ゲル化温度以下に冷却されることでゲル化して高粘度となるものがある。このようなインクが用いられることにより、吐出時に求められるインクの流動性と、記録媒体への付着後に要求されるインクの定着性とが両立されている。
上記インクをインクタンクからインクジェットヘッドまで円滑に送液し、且つ当該インクジェットヘッドから安定的に吐出させるためには、インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給系やインクを一時的に貯留するサブタンクにおいてそれぞれインクを液化温度以上に加熱し、インク流通経路内においてインクを液化温度以上に保持していた。
ここで、上記インクは、液化温度以上のいずれの温度であっても物性が常に一定というわけではなく、液化温度以上であっても温度によって粘度や表面張力等の物性が変化する場合がある。このため、インクの種類毎に、インクジェットヘッドから吐出する上で適した物性を示す温度(ヘッド吐出温度)が存在し、インク吐出時においてはインクの温度をヘッド吐出温度に調整することが好ましい。
特開2003−220714号公報
しかしながら、上記したようなインクを用いる従来のインクジェット記録装置においては、インクジェットヘッドが駆動することでインクジェットヘッド自体の発熱が起き得るため、当該インクジェットヘッド内のインクの温度がヘッド吐出温度を超えてしまう場合がある。このような場合、インクが自然冷却されてヘッド吐出温度に降温するまで待機する制御を行う必要があり、画像形成に要する時間が増大するという問題があった。インクジェットヘッドに冷却機構を設ける対応策も考えられるが、装置の大型化及びコストの増大を招くため好ましくない。
そこで、本発明の課題は、画像形成時においてもインクジェットヘッド内のインクの温度を安定させることができるインクジェット記録装置及びインクの温度制御方法を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
液化温度以上の温度で液化し、前記液化温度より低いゲル化温度以下の温度でゲル化するインクを、液化した状態で吐出して画像形成を行うインクジェット記録装置であって、
インクを吐出するインクジェットヘッドと、
インクを前記インクジェットヘッドに供給するインク供給系と、
インクタンクから供給されるインクを貯留し、貯留したインクを前記インク供給系に供給するサブタンクと、
前記インク供給系を加熱する第1加熱部と、
前記インクジェットヘッドを加熱する第2加熱部と、
前記サブタンクを加熱する第3加熱部と、
前記インク供給系、前記インクジェットヘッド及び前記サブタンクのインクの温度をそれぞれ検知する温度検知部と、
前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部により前記インク供給系、前記インクジェットヘッド及び前記サブタンクをそれぞれ加熱させ、
前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第1の時点で、前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第1加熱部の制御を開始し、
前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第2の時点で、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第3加熱部の制御を開始し、
前記第1の時点及び前記第2の時点は独立に定められることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置であって、
前記制御部は、前記サブタンクにインクが供給されることで前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度以下となった場合、前記第3加熱部により前記サブタンクを加熱し、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった後、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第3加熱部を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置であって、
前記制御部は、前記温度検知部により検知される前記インクジェットヘッドのインクの温度が、前記液化温度より高いインク吐出温度となるように前記第2加熱部を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置におけるインクの温度制御方法であって、
前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部により前記インク供給系、前記インクジェットヘッド及び前記サブタンクをそれぞれ加熱する工程と、
前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第1の時点で、前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第1加熱部の制御を開始する工程と、
前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第2の時点で、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第3加熱部の制御を開始する工程と、
を有し、
前記第1の時点及び前記第2の時点は独立に定められることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成時においてもインクジェットヘッド内のインクの温度を安定させることができるインクジェット記録装置及びインクの温度制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態であるインクジェット記録装置の主要構成を示す図である。 画像形成ドラムとクリーニング部との位置関係及びヘッドユニットの移動前後の位置を示す斜視図である。 ヘッドユニットの構成の一例を示す図であって、ヘッドユニットを側方から見た場合のヘッドユニットの内部構成の概略図である。 ヘッドユニットの構成の一例を示す図であって、ヘッドユニットを記録媒体側から見た場合のヘッドユニットの内部構成の概略図である。 インクの温度上昇及び下降に伴うインクの粘度の変化例を示すグラフである。 インクジェットヘッドの側面図である。 インク吐出機構の主要構成及びインク吐出機構の各部間の接続を示す概要図である。 インクジェット記録装置のブロック図である。 インクの温度制御方法を示すフローチャートである。 本発明のインクジェット記録装置及び従来技術のインクジェット記録装置におけるインクジェットヘッド内のインクの温度推移を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態であるインクジェット記録装置1の主要構成を示す図である。
インクジェット記録装置1は、給紙部10、画像形成部20、排紙部30及び制御部40(図7参照)等を備える。インクジェット記録装置1は、制御部40の制御下で、給紙部10に格納された記録媒体Pを画像形成部20に搬送し、画像形成部20で記録媒体Pに画像を形成し、画像が形成された記録媒体Pを排紙部30に排紙する。
給紙部10は、記録媒体Pを格納する給紙トレー11と、給紙トレー11から画像形成部20へ記録媒体Pを搬送する搬送部12とを有する。
給紙トレー11は、一又は複数の記録媒体Pを載置可能に設けられた板状の部材である。給紙トレー11は、給紙トレー11に載置された記録媒体Pの量に応じて上下動するよう設けられており、当該上下動方向について、最上の記録媒体Pが搬送部12により搬送される位置で保持される。
搬送部12は、内側が複数(例えば、2本)のローラー121、122により担持された輪状のベルト123を駆動してベルト123上の記録媒体Pを搬送する搬送機構や、給紙トレー11上に載置された最上の記録媒体Pをベルト123上に受け渡す供給部を有する。搬送部12は、当該供給部によりベルト123上に受け渡された記録媒体Pをベルト123に沿わせるように搬送する。
画像形成部20は、円筒状の外周面に沿って記録媒体Pを担持する画像形成ドラム21、給紙部10の搬送部12により搬送された記録媒体Pを画像形成ドラム21に受け渡す受け渡しユニット22、画像形成ドラム21に担持された記録媒体Pを加熱する用紙加熱部23、画像形成ドラム21に担持された記録媒体Pにインクを吐出して画像を形成するヘッドユニット24、記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させるためのエネルギー線を照射する照射部25、照射部25の照射を受けた記録媒体Pを画像形成ドラム21から排紙部30に搬送するデリバリー部26、ヘッドユニット24のメンテナンス時にヘッドユニット24から吐出されるインクを受けるクリーニング部27(図2参照)等を有する。
図2は、画像形成ドラム21とクリーニング部27との位置関係及びヘッドユニット24の移動前後の位置を示す斜視図である。
画像形成ドラム21は、その外周面上で記録媒体Pを担持するための爪部211及び吸気部212を備える。
爪部211は、図2に示すように、画像形成ドラム21の外周面上の所定位置において円筒状の画像形成ドラム21の回転軸方向(X方向)に沿って設けられた複数の爪を有する。爪部211は、画像形成ドラム21の外周面と協働して記録媒体Pの一辺の近傍を挟み込んで担持する。
吸気部212は、図2に示すように、爪部211によって一辺の近傍が担持された記録媒体Pが沿う画像形成ドラム21の外周面上に設けられた複数の吸気孔と、当該吸気孔を介して画像形成ドラム21内に気体を吸引するように吸引力を生じさせる図示しない吸引力発生部(例えば、空気ポンプやファン等)を有する。すなわち、吸気部212は、吸気孔からの吸気により生じる吸引力により、記録媒体Pを画像形成ドラム21の外周面に沿わせるように吸い寄せる。
なお、図2では、記録媒体Pの一部が画像形成ドラム21の外周面からめくり上がっているが、これは吸気孔を図示することを目的としたものであり、画像形成部20による画像形成時には記録媒体Pの全体が画像形成ドラム21の外周面上に沿うよう担持される。
受け渡しユニット22は、図1に示すように、給紙部10の搬送部12と画像形成ドラム21との間に介在する位置に設けられる。受け渡しユニット22は、搬送部12により搬送された記録媒体Pの一端を担持する爪部221や、爪部221に担持された記録媒体Pを誘導する円筒状の受け渡しドラム222等を有し、搬送部12上の記録媒体Pを爪部221により取り上げて受け渡しドラム222の外周面に沿わせることで記録媒体Pを画像形成ドラム21の外周面に沿う向きに誘導して画像形成ドラム21に受け渡す。
用紙加熱部23は、例えば、電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。用紙加熱部23は、画像形成ドラム21の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21の回転による記録媒体Pの搬送方向についてヘッドユニット24の上流側に位置するよう設けられる。用紙加熱部23は、画像形成ドラム21に担持されて用紙加熱部23の近傍を通過する記録媒体Pが所定の温度となるようにその発熱を制御部40により制御される。
また、用紙加熱部23の近傍には図示しない温度センサーが設けられている。制御部40は、当該温度センサーにより検知された用紙加熱部23付近の温度に基づいて、画像形成ドラム21に担持されて用紙加熱部23の近傍を通過する記録媒体Pが所定の温度となるよう用紙加熱部23の動作を制御する。
図3A及び図3Bは、ヘッドユニット24の内部構成を示す図である。図3Aは、ヘッドユニット24を側方から見た場合の内部構成の概略図である。図3Bは、ヘッドユニット24を記録媒体側から見た場合の内部構成の概略図である。側方から見た場合とは、ヘッドユニット24の上下方向及びX方向に沿うヘッドユニット24の一側面を正面としてヘッドユニット24を見た場合を示す。
ヘッドユニット24は、画像形成ドラム21に対して所定の距離を置いて画像形成ドラム21の外周面に沿うよう配置される。
また、図3A及び図3Bに示すように、ヘッドユニット24は、複数のインクジェットヘッド241を有する。
インクジェットヘッド241は、それぞれが複数のノズル2411を有する。インクジェットヘッド241は、複数のノズル2411からインクを吐出し、画像形成ドラム21に担持された記録媒体Pに画像を形成する。すなわち、インクジェットヘッド241は、複数のノズル2411がヘッドユニット24の下面側に露出するよう設けられる。図3Bに示すインクジェットヘッド241は、X方向に沿うノズルの列が二列設けられた配置の複数のノズル2411を有する。
複数のインクジェットヘッド241は、例えば、図3Aに示すように、二つのインクジェットヘッド241を一組とし、インクジェットヘッド241の各組がX方向に沿って複数設けられたインクジェットヘッド241の列をなすよう配置されている。更に、インクジェットヘッド241の列は複数設けられ、隣接する列のインクジェットヘッド241の組同士の位置関係がX方向に直交する方向について千鳥状となるように配置されている。
ヘッドユニット24は、それぞれがX方向に沿って個別に移動可能に設けられている。具体的には、ヘッドユニット24は、図2に示すように、X方向に沿って並ぶように設けられた画像形成ドラム21とクリーニング部27の間の位置を移動可能に設けられている。ヘッドユニット24は、制御部40の制御下で、画像形成の際に、下面が画像形成ドラム21と対向する位置に移動し、各種のメンテナンスの際に、下面がクリーニング部27と対向する位置に移動する。
また、ヘッドユニット24は、画像形成に用いられる各色(CMYK)について個別に設けられる。図1及び図2に示すインクジェット記録装置1には、画像形成ドラム21の回転に伴い搬送される記録媒体Pの搬送方向に沿って、上流から、Y、M、C、Kの色の順に、各色に対応したヘッドユニット24が設けられている。
また、図2に示すように、ヘッドユニット24のX方向の幅は、画像形成ドラム21により担持、搬送される記録媒体PのX方向の幅を十分カバーできるように設けられており、画像形成に際してヘッドユニット24は画像形成ドラム21に対して位置が固定される。すなわち、インクジェット記録装置1は、ワンパス方式のインクジェット記録装置であり、ヘッドユニット24は、X方向に沿って並んで配置された複数のインクジェットヘッド241の複数のノズル2411が、画像形成の際にインクジェットヘッド241と記録媒体Pとが相対的に移動する方向に直交する方向(X方向)について、記録媒体Pの最大幅に応じた数となるよう設けられている。
ここで、本発明のインクジェット記録装置1に用いられるインクについて説明する。
インクジェット記録装置1による画像形成に用いられるインクは、当該インクの温度により相変化する性質を有する。
具体的には、インクは、温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化する。このようなインクの組成として、例えば、重合性化合物と光重合開始剤を主とした組成物に数%のゲル化剤を添加したものが挙げられる。
以下に、インクの製造方法の一例を開示する。
まず、ソルスパーズ32000(ルーブリゾール社製)5部と、HD−N(1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、新中村化学社製)80部との2種の化合物をステンレスビーカーに入れ加熱撹拌溶解する。その後、室温まで冷却した後これにカーボンブラック(#56、三菱化学社製)15部を加え、0.5mmのジルコニアビーズと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて10時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去したものを顔料分散体として得る。
以上のようにして得られた顔料分散体を含めて、表1に示す例のように組成物を調整する。
Figure 0006822838
そして、表1に示す組成物に対してADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過を行った後の組成物をインクとして得る。
図4に、インクの温度上昇及び下降に伴うインクの粘度の変化例を示す。図4に示す線L1は温度上昇時におけるインクの粘度の変化例を示し、線L2は温度下降時におけるインクの粘度の変化例を示す。
図4の線L1に示すように、インクは、温度上昇時において60℃前後を境に著しく粘度が変化する相変化を生じる。具体的には、60℃を下回る温度の際にゲル状又は固体状だったインクは、温度上昇により60℃を超えた辺りから著しく粘度が低下して液状となる。図4に示す例の場合、この60℃前後が液化温度となる。
一方、図4の線L2に示すように、インクは、温度下降時において45℃前後を境に、温度上昇時の相変化に比して更に著しく粘度が変化する相変化を生じる。具体的には、45℃を上回る程度の温度まで液状を保っていたインクは、温度下降により45℃を下回ったあたりから極めて著しく粘度が上昇し、ゲル状又は固体状となる。図4に示す例の場合、この45℃前後がゲル化温度となる。
インクは、ヘッドユニット24内の貯留部242、サブタンク243等に貯留される。貯留部242、サブタンク243からインクジェットヘッド241にインクを供給する仕組みについては後述する。
照射部25は、例えば、低圧水銀ランプ等の蛍光管を有し、当該蛍光管の発光により紫外線等のエネルギー線を照射する。照射部25は、画像形成ドラム21の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21の回転による記録媒体Pの搬送方向についてヘッドユニット24の下流側に位置するよう設けられる。照射部25は、画像形成ドラム21に担持されてインクが吐出された記録媒体Pに対してエネルギー線を照射して当該エネルギー線の作用により記録媒体P上のインクを硬化させる。
なお、紫外線を発する蛍光管は低圧水銀ランプに限らず、数百Pa〜1MPa程度の動作圧力を有する水銀ランプ、殺菌灯として利用可能な光源、冷陰極管、紫外線レーザー光源、メタルハライドランプ、発光ダイオード等が挙げられるが、紫外線をより高照度で照射可能であって省電力な光源(例えば、発光ダイオード等)であることが望ましい。また、エネルギー線は紫外線に限らず、インクの性質に応じてインクを硬化させる性質を有するエネルギー線であれば良く、光源もエネルギー線に応じて置換される。
デリバリー部26は、内側が複数(例えば、2本)のローラー261、262により担持された輪状のベルト263を駆動してベルト263上の記録媒体Pを搬送する搬送機構や、記録媒体Pを画像形成ドラム21から当該搬送機構に受け渡す円筒状の受け渡しローラー264等を有する。デリバリー部26は、受け渡しローラー264によりベルト263上に受け渡された記録媒体Pをベルト263に沿わせるように搬送して排紙部30に送り出す。
クリーニング部27は、メンテナンスの際にヘッドユニット24から吐出されたインクを受け止めて貯留する図示しない廃インク部等を有し、メンテナンスの際にヘッドユニット24から吐出されたインクにより画像形成部20内が汚損されることを防止する。
排紙部30は、デリバリー部26により画像形成部20から送り出された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレー31等を有し、画像形成後の記録媒体Pがユーザーにより取り出されるまで格納する。
次に、図5及び図6を参照して、インク吐出機構300について説明する。ここで、インク吐出機構300とは、インクジェットヘッド241の複数のノズル2411からインクを吐出させる動作に係る機構を指し、貯留部242及びサブタンク243からインクジェットヘッド241にインクを供給する仕組みを含む。
図5は、インクジェットヘッド241の側面図である。ここでいう側面とは、上記のヘッドユニット24の一側面に沿う面である。
インクジェットヘッド241は、図5に示すように、インクジェットヘッド241から吐出されるインクの流路として機能する上部流路部2412及び下部流路部2413、上部流路部2412及び下部流路部2413に供給されるインクが流れ込むインレット2414、上部流路部2412からサブタンク243に還流されるインクが流れるアウトレット2415、下部流路部2413からサブタンク243に還流されるインクが流れるバイパス部2416等を有する。
上部流路部2412及び下部流路部2413はそれぞれ、内部にインクジェットヘッド241の複数のノズルの各々に供給されるインクをノズルに案内する流路を有する。当該流路は複数のノズルで共有される共通流路であり、インレット2414を介して流れ込むインクを案内する。すなわち、インレット2414から供給されたインクは、上部流路部2412及び下部流路部2413内の流路を流れて複数のノズル2411に達する。
一方、上部流路部2412内の共通流路はアウトレット2415にも接続されている。すなわち、上部流路部2412に流れるインクはアウトレット2415側に流れ出ることもできる。また、下部流路部2413内の共通流路はバイパス部2416にも接続されている。すなわち、下部流路部2413に流れるインクはバイパス部2416側に流れ出ることもできる。
また、上部流路部2412と下部流路部2413との間にはフィルター2417が設けられている。これにより、上部流路部2412から下部流路部2413に流れるインクが当該フィルター2417で濾過される。
また、下部流路部2413の下方のノズル面付近には圧力室2418が設けられている。圧力室2418は、制御部40の制御下で、記録媒体Pに形成される画像に応じて吐出されるインクに対応するノズルに対して圧力をかけてインクを吐出させる。
また、インクジェットヘッド241は、ヘッド制御部2419を有する。ヘッド制御部2419は、例えば、上部流路部2412の上部に設けられ、制御部40の制御下で圧力室2418の動作を制御する。
また、インクジェットヘッド241は、第2加熱部2401を有している。第2加熱部2401は、例えば、電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。第2加熱部2401は、インクジェットヘッド241を加熱することにより、インクジェットヘッド241内のインクを加熱する。
また、インクジェットヘッド241は、温度検知部2402を有している。制御部40は、インクジェットヘッド241の6箇所に設けられた温度検知部2402により検知された各温度の平均値に基づいて、第2加熱部2401の動作を制御する。ここで、温度検知部2402は、インクジェットヘッド241の外面に設けられて、インクジェットヘッド241の温度を検知するものであるが、制御部40は、温度検知部2402により検知される温度をインクジェットヘッド241内のインクの温度であるものとして第2加熱部2401の動作を制御する。ただし、インク温度の乖離が大きい場合は、あらかじめインク温度との差異を測定しておき、補正して制御することも可能である。
図6は、インク吐出機構300の主要構成及びインク吐出機構300の各部間の接続を示す概要図である。インク吐出機構300は、インクを貯留するインクタンク244、インクタンク244から供給されるインクを貯留するサブタンク243、サブタンク243から供給されるインクを貯留する貯留部242、貯留部242から供給されるインクを吐出する上記インクジェットヘッド241、インクジェットヘッド241のノズル2411を負圧にする圧力制御部305、インクタンク244とサブタンク243を接続する経路304、サブタンク243と貯留部242とを接続する経路303、貯留部242とインクジェットヘッド241とを接続する供給路301、インクジェットヘッド241とサブタンク243とを接続する回収路302、貯留部242と圧力制御部305とを接続する通気路306等を備えて構成されている。これらのうち、経路303、貯留部242及び供給路301によりインク供給系320が構成されている。
なお、図6等において、インクの通路となる各経路を破線等により示しているが、これらの記載による各経路の具体的な構成はインクを導通する閉じた経路である。
インクタンク244は、インク吐出機構300の各部に流通されるインクを貯留し、貯留したインクをサブタンク243に供給する。
サブタンク243は、インクタンク244から供給されるインクを貯留し、貯留したインクを貯留部242に供給する。サブタンク243には、第3加熱部2431が設けられている。第3加熱部2431は、例えば、電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。第3加熱部2431は、サブタンク243を加熱することにより、サブタンク243内のインクを加熱する。サブタンク243には、インクタンク244から非加熱インクが供給されるため、画像形成時のインク消費速度によっては非加熱インクの供給速度が高まり、サブタンク243内の温度が大きく低下する場合がある。
また、サブタンク243には、温度検知部2432が設けられている。制御部40は、温度検知部2432により検知されたサブタンク243の温度に基づいて、第3加熱部2431の動作を制御する。ここで、温度検知部2432は、サブタンク243の外面に設けられて、サブタンク243の温度を検知するものであるが、制御部40は、温度検知部2432により検知される温度をサブタンク243内のインクの温度であるものとして第3加熱部2431の動作を制御する。外面温度とインク温度は、概ね同じとなるが、常温インクが供給された直後などで乖離が生じる場合がある。このためインク温度を直接検知する接液検知部を設けて併用する方が好ましい。
貯留部242は、サブタンク243から供給されるインクを貯留し、貯留したインクをインクジェットヘッド241に供給する。貯留部242には、第1加熱部2421が設けられている。第1加熱部2421は、例えば、電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。第1加熱部2421は、貯留部242を加熱することにより、貯留部242内のインクを加熱する。貯留部242には、サブタンク243で液化されたインクが供給される。
また、貯留部242には、温度検知部2422が設けられている。制御部40は、温度検知部2422により検知された貯留部242の温度に基づいて、第1加熱部2421の動作を制御する。ここで、温度検知部2422は、貯留部242の外面に設けられて、貯留部242の温度を検知するものであるが、制御部40は、温度検知部2422により検知される温度を貯留部242内のインクの温度であるものとして第1加熱部2421の動作を制御する。
圧力制御部305は、貯留部242に接続されて、制御部40の制御下で貯留部242内の圧力を調整する。これにより、圧力制御部305は貯留部242及び供給路301を介してインクジェットヘッド241のノズル2411の圧力を負圧状態とする。これにより、画像形成や各種のメンテナンスを行わない際にノズルからインクが漏れ出すことを防止する。
供給路301、回収路302及び経路303、304はそれぞれ、内部をインクが通過するチューブ状の部材であり、例えば、樹脂等を素材としたり、伝熱性の良い部材で構成されたりする。
経路304は、サブタンク243とインクタンク244とを接続し、当該経路304にはポンプP2が設けられている。ポンプP2は、制御部40の制御下で動作し、インクタンク244からサブタンク243にインクを供給する。ポンプP2としては、例えば、ダイヤフラムポンプなどの容積型のポンプやチューブポンプ等が用いられる。
経路303は、貯留部242とサブタンク243とを接続し、当該経路303にはポンプP1が設けられている。ポンプP1は、制御部40の制御下で動作し、サブタンク243から貯留部242にインクを供給する。ポンプP1としては、例えば、ダイヤフラムポンプなどの容積型のポンプやチューブポンプ等が用いられる。
供給路301は、インクジェットヘッド241のインレット2414と貯留部242とを接続している。供給路301には、第1加熱部3011が設けられている。第1加熱部3011は、例えば、電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。第1加熱部3011は、供給路301を加熱することにより、供給路301を通過するインクを加熱する。
また、供給路301には、温度検知部3012が設けられている。制御部40は、温度検知部3012により検知された供給路301の温度に基づいて、第1加熱部3011の動作を制御する。ここで、温度検知部3012は、供給路301の外面に設けられて、供給路301の温度を検知するものであるが、制御部40は、温度検知部3012により検知される温度を供給路301内のインクの温度であるものとして第1加熱部3011の動作を制御する。
回収路302は、インクジェットヘッド241とサブタンク243とを接続している。回収路302は、インクジェットヘッド241のアウトレット2415及びバイパス部2416のそれぞれに接続される第1回収路3021及び第2回収路3022が、1本の共通回収路3023に合流してサブタンク243に接続される構造となっている。
また、回収路302には、回収路加熱部3024が設けられている。回収路加熱部3024は、例えば、電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。回収路加熱部3024は、回収路302を加熱することにより、回収路302を通過するインクを加熱する。
また、回収路302には、回収路温度検知部3025が設けられている。制御部40は、回収路温度検知部3025により検知された回収路302の温度に基づいて、回収路加熱部3024の動作を制御する。ここで、回収路温度検知部3025は、回収路302の外面に設けられて、回収路302の温度を検知するものであるが、制御部40は、回収路温度検知部3025により検知される温度を回収路302内のインクの温度であるものとして回収路加熱部3024の動作を制御する。
通気路306は、貯留部242と圧力制御部305とを接続している。通気路306は、内部を空気が通過するチューブ状の部材であり、例えば、樹脂等を素材とする。通気路306は、圧力制御部305に接続された1本の共通通気路3061から複数の貯留部242の各々に接続される複数の分岐通気路3062に分岐する構造となっている。
また、第1回収路3021、第2回収路3022、経路303、分岐通気路3062にはそれぞれ電磁弁307、308、309、310が設けられている。電磁弁307〜310は、制御部40の制御下で、それぞれが設けられたインクの流路や通気路を開閉する。すなわち、第1回収路3021に設けられた電磁弁307及び第2回収路3022に設けられた電磁弁308は、回収路302の開閉を切り替える。経路303においてサブタンク243とポンプP1との間に設けられた電磁弁309は、サブタンク243とポンプP1との接続の開閉を切り替える。分岐通気路3062に設けられた電磁弁310は、貯留部242と圧力制御部305との接続の開閉を切り替える。
なお、貯留部242は、上記の各種の接続箇所を除いて密閉されたタンク状の容器である。すなわち、貯留部242内の圧力は、圧力制御部305により加えられる負圧の度合いや、サブタンク243からのインクの供給の有無等により変化する。例えば、電磁弁310が閉じた状態となり圧力制御部305により加えられる負圧が失われた状態で、サブタンク243からのインクの供給を受けると、貯留部242内のインクの量の増加に伴い、貯留部242内の圧力は増加する。
一方、サブタンク243は、外部に開放された容器であり、インクの量の増減に関わらずほぼ大気圧に保たれる。
図7は、インクジェット記録装置1のブロック図である。
制御部40は、図7に示すように、上記インクジェット記録装置1を構成する各部と接続されており、インクジェット記録装置1を構成する各部を制御する。制御部40は、CPU41、RAM42及びROM43等を有する。CPU41は、ROM43等の記憶装置から処理内容に応じた各種のプログラムやデータ等を読み出して実行し、実行された処理内容に応じてインクジェット記録装置1の各部の動作を制御する。RAM42は、CPU41により処理される各種のプログラムやデータ等を一時的に記憶する。ROM43は、CPU41等により読み出される各種のプログラムやデータ等を記憶する。
具体的には、制御部40は、第1加熱部2421、3011、第2加熱部2401及び第3加熱部2431によりインク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243を加熱し、温度検知部2402、2422、2432、3012により検知されるインク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となった後、温度検知部2402、2422、2432、3012により検知されるインク供給系320及びサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第1加熱部2421、3011及び第3加熱部2431を制御する。
また、制御部40は、温度検知部2402、2422、3012により検知されるインク供給系320及びインクジェットヘッド241のインクの温度が液化温度以上となった後、温度検知部2402により検知されるインクジェットヘッド241のインクの温度が、液化温度より高いインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御する。ここで、インク吐出温度とは、インクジェットヘッド241からインクを吐出する上で最も適した物性(粘度や表面張力等)を示すインク温度であって、インクの種類毎に予め設定される値である。
更に、制御部40は、サブタンク243にインクが供給されることで温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下となった場合、第3加熱部2431によりサブタンク243を加熱し、温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となった後、温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第3加熱部2431を制御する。
次に、上記のように構成されたインクジェット記録装置1において、制御部40により行われるインクの温度制御処理の一例について、図8を参照して以下説明する。図8は、インクの温度制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部40は、ユーザーによりインクジェット記録装置1の電源が投入されたか否かを判定する(ステップS101)。
インクジェット記録装置1の電源が投入されていないと判定されると(ステップS101;NO)、制御部40は、再度ステップS101の処理を行う。
一方、インクジェット記録装置1の電源が投入されたと判定されると(ステップS101;YES)、制御部40は、インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度がそれぞれ液化温度以上となるように第1加熱部2421、3011、第2加熱部2401及び第3加熱部2431を制御する(ステップS102)。これにより、インクの流動性が高まり、インク吐出機構300においてインクを円滑に送液させることができる。インクの液化温度としては、上記したようにインクの種類に応じて固有の値が存在し、その具体的な値が予め制御部40に記憶されている。
次に、制御部40は、温度検知部2402、2422、2432、3012により検知されるインク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となったか否かを判定する(ステップS103)。
インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となっていないと判定されると(ステップS103;NO)、制御部40は、再度ステップS103の処理を行う。
一方、インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となったと判定されると(ステップS103;YES)、制御部40は、温度検知部2422、2432、3012により検知されるインク供給系320及びサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように、第1加熱部2421、3021及び第3加熱部2431を制御する(ステップS104)。これにより、インク供給系320及びサブタンク243内におけるインクの流動性を保持しつつ、インクジェットヘッド241内においてインクの温度が過度に上昇することを抑制することができる。また、第1加熱部2421、3021及び第3加熱部2431による発熱量を低減でき、インクの温度制御における電力コストを低減することができる。ここで、インクのゲル化温度としては、上記したようにインクの種類に応じて固有の値が存在し、その具体的な値が予め制御部40に記憶されている。
また、このとき、制御部40は、回収路温度検知部3025により検知される回収路302のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように、回収路加熱部3024を制御する。これにより、回収路加熱部3024による発熱量をも低減することができ、インクの温度制御における電力コストを更に低減させることができる。
次に、制御部40は、インクジェットヘッド241のインクの温度がインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御する(ステップS105)。これにより、インクジェットヘッド241から速やかにインクを吐出することができる。インク吐出温度としては、上記したようにインクの種類毎に予め設定される値であり、その具体的な値が予め制御部40に記憶されている。
なお、制御部40は、ステップS103において、インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度がそれぞれ液化温度以上となったと判定された後、ステップS105の処理を行い、次いでステップS104の処理を行うものとしても良い。
なお、上記ステップS103において、インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となったと判定された場合に、ステップS104、S105を順に行うものとしたが、インク供給系320のインクの温度が液化温度以上となったと判定された時点で、インク供給系320のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第1加熱部2421、3011を制御するものとしても良い。また、インクジェットヘッド241のインクの温度が液化温度以上となったと判定された時点で、インクジェットヘッド241のインクの温度がインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御するものとしても良い。また、サブタンク243のインクの温度が液化温度以上となったと判定された時点で、サブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第3加熱部2431を制御するものとしても良い。このように、第1〜第3加熱部2401、2421、2431、3011を各個別に任意の順序で制御するものとしても良い。
制御部40は、ステップS105の処理を行った後、インクジェット記録装置1を構成する各部を制御して画像形成を開始する(ステップS106)。このように、制御部40は、画像形成中、インク供給系320及びサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第1加熱部2421、3021及び第3加熱部2431を制御し、インクジェットヘッド241のインクの温度がインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御する。
画像形成開始後、制御部40は、温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下であるか否かを判定する(ステップS107)。これにより、画像形成によるインクの消費量が大きく、サブタンク243へのインク流入量が大きい場合に、サブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下となったか否かを早期に検知し、インク吐出機構300におけるインクの流動性が低下してしまうことを防止する。
サブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下でないと判定されると(ステップS107;NO)、制御部40は、後述するステップS111の処理を行う。
一方、サブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下であると判定されると(ステップS107;YES)、制御部40は、温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となるように第3加熱部2431を制御する(ステップS108)。
次に、制御部40は、温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度が液化温度以上であるか否かを判定する(ステップS109)。
サブタンク243のインクの温度が液化温度以上でないと判定されると(ステップS109;NO)、制御部40は、再度ステップS109の処理を行う。
一方、サブタンク243のインクの温度が液化温度以上であると判定されると(ステップS109;YES)、制御部40は、温度検知部2432により検知されるサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より大きく且つ液化温度未満となるように第3加熱部2431を制御する(ステップS110)。
次に、制御部40は、画像形成を終了するか否かを判定する(ステップS111)。
画像形成を終了しないと判定されると(ステップS111;NO)、制御部40は、再度ステップS107の処理を行う。このように、制御部40は、画像形成が終了するまでステップS107〜S111の処理を繰り返す。
一方、画像形成を終了すると判定されると(ステップS111;YES)、制御部40は、第1〜第3加熱部2401、2421、2431、3011による加熱を停止する(ステップS112)。
このようにしてインクの温度制御処理を行う。
なお、上記温度制御処理では、インクジェット記録装置1の電源が投入された直後に、第1〜第3加熱部2401、2421、2431、3011の制御を開始するものとしたが、これに限られるものではなく、画像形成開始前のいずれの時点で開始するものであっても良い。
また、上記温度制御処理では、ステップS102でインクジェットヘッド241の温度が液化温度以上となるように第2加熱部2401を制御し、ステップS105でインクジェットヘッド241の温度がインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御するものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、ステップS102でインクジェットヘッド241の温度がインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御し、ステップS105の処理を省略するものとしても良い。
また、上記温度制御処理では、ステップS103において、インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となったか否かを判定するものとしたが、インク供給系320及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となったか否かを判定するものとしても良い。
また、上記温度制御処理では、ステップS104において、インク供給系320及びサブタンク243のインクの温度制御とともに、回収路温度検知部3025により検知される回収路302のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように回収路加熱部3024を制御するものとしたが、回収路302のインクの温度が液化温度以上となるように回収路加熱部3024を制御するものとしても良い。また、回収路302のインクの温度制御を行わないものとしても良い。
以上、上記した実施形態によれば、制御部40が、第1加熱部2421、3011及び第2加熱部2401によりインク供給系320及びインクジェットヘッド241を加熱して、当該インク供給系320及びインクジェットヘッド241のインクの温度が液化温度以上となった後、インク供給系320のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第1加熱部2421、3011を制御するので、インクジェットヘッド241に供給されるインクの温度を、流動性を維持できる範囲の低い温度とすることができる。このため、インクジェットヘッド241が駆動することで発熱した場合においても、当該インクジェットヘッド241内のインクの温度が過剰に高くなることを抑制することができ、画像形成時においてもインクジェットヘッド241内のインクの温度を安定させることができる。これにより、インクの吐出不良や画像劣化を発生させることなく連続的に画像形成を行うことができ、温度が高くなり過ぎたインクを放冷するために画像形成を停止する必要もないので画像形成に要する時間を短縮することができる。
また、インク供給系320内のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第1加熱部2401、3011を制御するため、第1加熱部2401、3011による発熱量を低減でき、画像形成に伴うインクの温度制御における電力コストを低減することができる。
また、サブタンク243及び第3加熱部2431を更に備え、制御部40が、第1〜第3加熱部2401、2421、2431、3011によりインク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243を加熱して、当該インク供給系320、インクジェットヘッド241及びサブタンク243のインクの温度が液化温度以上となった後、インク供給系320及びサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第1加熱部2401、3011及び第3加熱部2431を制御するので、インクジェットヘッド241内のインクの温度をより確実に安定させることができる。また、サブタンク243内のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第3加熱部2431を制御するため、第3加熱部2431による発熱量をも低減でき、電力コストを更に低減することができる。
また、制御部40が、インクが供給されることでサブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下となった場合、第3加熱部2431によりサブタンク243を加熱し、サブタンク243のインクの温度が液化温度以上となった後、サブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満となるように第3加熱部2431を制御するので、連続的な画像形成を行う場合等、サブタンク243へのインク流入量が増大することでサブタンク243のインクの温度がゲル化温度以下となった場合にも、速やかにサブタンク243を加熱してインクの流動性を高めることができる。
また、制御部40が、インクジェットヘッド241のインクの温度が液化温度以上となった後、インクジェットヘッド241のインクの温度が、液化温度より高いインク吐出温度となるように第2加熱部2401を制御するので、インクジェットヘッド241に供給されるインクを加熱して、速やかに画像形成を開始することができる。
なお、上記した実施形態では、インク吐出機構300がサブタンク243を備えているものとしたが、サブタンク243を備えていないものとしても良い。この場合には、インク吐出機構300は、第3加熱部2431及び温度検知部2432を備えておらず、制御部40は、第3加熱部2431の制御を行わない。
また、上記した実施形態では、温度検知部2402、2422、2432、3012及び回収路温度検知部3025として、それぞれインクに対して非接触のセンサーを用いるものとしたが、インクに接触するセンサーを用いるものとしても良い。この場合、より精度の高い温度制御を行うことができる。特に、サブタンク243には常温のインクが供給されるので、インクに接触するセンサー、もしくはその併用であることが好ましい。
上記したように構成される本発明のインクジェット記録装置1及び従来技術のインクジェット記録装置を用いて、インクジェットヘッド内のインクの温度推移を測定した。本実施例においては、ゲル化温度が45℃、液化温度が65℃、インク吐出温度が70℃のインクを用いた。
本発明のインクジェット記録装置1においては、インク供給系320及びサブタンク243のインクの温度がゲル化温度より高く且つ液化温度未満、すなわち60℃となるように第1加熱部2421、3011及び第3加熱部2431が制御され、インクジェットヘッド241のインクの温度が70℃となるように第2加熱部2401が制御されているものとする。
また、従来技術のインクジェット記録装置は、上記本発明のインクジェット記録装置1と略同様の構成を備えており、インク供給系、サブタンク及びインクジェットヘッドのインクの温度がそれぞれ70℃となるように、第1〜第3加熱部が制御されているものとする。
本発明のインクジェット記録装置1及び従来技術のインクジェット記録装置におけるインクジェットヘッド内のインクの温度推移の測定結果を図9に示す。図9は、横軸を時間とし、縦軸をインクジェットヘッドのインクの温度としている。図9中、本発明のインクジェット記録装置1におけるインクジェットヘッド241内のインクの温度推移を実線Aで表し、従来技術のインクジェット記録装置におけるインクジェットヘッド内のインクの温度推移を破線Bで表す。また、図9中、T1及びT2はそれぞれ、インクジェットヘッドからインクを吐出して画像形成を行っている時間帯を示している。
図9に示すように、従来技術のインクジェット記録装置では、画像形成時にインクジェットヘッド内のインクがインク吐出温度である70℃を超えて上昇している。これは、インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が70℃であり、インクジェットヘッドのピエゾ素子が駆動することでインクジェットヘッド自体が発熱するため、インクの温度が70℃を超えたものと考えられる。また、画像形成終了後にはインクジェットヘッド内のインクの温度が68℃前後まで低下しているが、これは、画像形成終了後にピエゾ素子が発熱しなくなったため、インクジェットヘッドの温度制御がすぐには追従できなかったためと考えられる。
このように従来技術のインクジェット記録装置では、画像形成時においてインクジェットヘッド内のインクの温度を安定させることができていない。インクジェットヘッド内のインクの温度がインク吐出温度を超えた状態のまま画像形成を継続すると、インクの吐出不良や画像劣化が発生する。また、インクジェットヘッド内のインクの温度がインク吐出温度に低下するまで画像形成を停止する場合、画像形成に要する時間が増大する。
これに対し、本発明のインクジェット記録装置1によれば、図9に示すように、画像形成時であってもインクジェットヘッド241内のインクの温度は一定に保たれており、インクの温度がインク吐出温度よりも高くなったり低くなったりしていない。このため、インクの吐出不良や画像劣化が発生することなく連続的に画像形成を行うことができ、画像形成を停止する必要もないので画像形成に要する時間を短縮することができる。
以上のように、本発明は、画像形成時においてもインクジェットヘッド内のインクの温度を安定させることができるインクジェット記録装置及びインクの温度制御方法を提供することに適している。
1 インクジェット記録装置
40 制御部
241 インクジェットヘッド
242 貯留部
243 サブタンク
300 インク吐出機構
301 供給路
303 経路
320 インク供給系
2401 第2加熱部
2402 温度検知部
2421 第1加熱部
2422 温度検知部
2431 第3加熱部
2432 温度検知部
3011 第1加熱部
3012 温度検知部

Claims (4)

  1. 液化温度以上の温度で液化し、前記液化温度より低いゲル化温度以下の温度でゲル化するインクを、液化した状態で吐出して画像形成を行うインクジェット記録装置であって、
    インクを吐出するインクジェットヘッドと、
    インクを前記インクジェットヘッドに供給するインク供給系と、
    インクタンクから供給されるインクを貯留し、貯留したインクを前記インク供給系に供給するサブタンクと、
    前記インク供給系を加熱する第1加熱部と、
    前記インクジェットヘッドを加熱する第2加熱部と、
    前記サブタンクを加熱する第3加熱部と、
    前記インク供給系、前記インクジェットヘッド及び前記サブタンクのインクの温度をそれぞれ検知する温度検知部と、
    前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部により前記インク供給系、前記インクジェットヘッド及び前記サブタンクをそれぞれ加熱させ、
    前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第1の時点で、前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第1加熱部の制御を開始し、
    前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第2の時点で、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第3加熱部の制御を開始し、
    前記第1の時点及び前記第2の時点は独立に定められることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御部は、前記サブタンクにインクが供給されることで前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度以下となった場合、前記第3加熱部により前記サブタンクを加熱し、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった後、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第3加熱部を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御部は、前記温度検知部により検知される前記インクジェットヘッドのインクの温度が、前記液化温度より高いインク吐出温度となるように前記第2加熱部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置におけるインクの温度制御方法であって、
    前記第1加熱部、前記第2加熱部及び前記第3加熱部により前記インク供給系、前記インクジェットヘッド及び前記サブタンクをそれぞれ加熱する工程と、
    前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第1の時点で、前記温度検知部により検知される前記インク供給系のインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第1加熱部の制御を開始する工程と、
    前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記液化温度を超えインクが液化し終わった第2の時点で、前記温度検知部により検知される前記サブタンクのインクの温度が前記ゲル化温度より高く且つ前記液化温度未満となるように前記第3加熱部の制御を開始する工程と、
    を有し、
    前記第1の時点及び前記第2の時点は独立に定められることを特徴とするインクの温度制御方法。
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