以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。以下の実施するための形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
以下、図1から図7の図面に基づいて、一実施の形態に係るレシート管理システムを説明する。
<実施例1>
〔システム構成〕
図1に、本実施形態のレシート管理システム1の構成図を例示する。図1に例示のレシート管理システム1は、例えば、レシート管理装置10、保存サーバ11、レシート作成装置12、購入者端末13を含む。レシート管理システム1に含まれる、レシート管理装置10、保存サーバ11、レシート作成装置12、購入者端末13は、例えば、インターネット等の公衆ネットワークであるネットワークNを介して接続される。ネットワークNには、例えば、携帯電話網等の無線ネットワーク、LAN(Local Area Network)等が含まれる。なお、ネットワークNには、例えば、複数の保存サーバ11、レシート作成装置12、購入者端末13が接続され得る。
図1に例示のレシート管理システム1において、レシート作成装置12は、例えば、商品またはサービスを販売する店舗、企業等に設置されたECR(Electronic Cash Register)やPOS(Point Of Sales)端末等の情報処理装置である。レシート作成装置12は、例えば、ネットワークNに接続するための通信機能を有する。レシート作成装置12には、例えば、PC(PC:Personal Computer)、タブレットPC、PDA(Personal Data Assistance)といった情報処理装置が含まれる。
レシート作成装置12は、例えば、店舗等で販売する商品またはサービスを購入した購入者に対し、領収書(receipt、以下、レシートと称す)を発行する。レシートは、例え
ば、購入代金の受取人である店舗等が、購入に係る商品またはサービスへの対価として所定の金銭を購入者から受け取ったことを証明する証明書である。レシート作成装置12により発行されたレシートには、例えば、購入に係る商品等の名称、数量、価格等のレシート情報が印刷される。なお、レシート情報には、レシートの発行した日付、店舗等の識別情報、発行されたレシート識別情報(レシート番号)等が含まれる。レシート作成装置12により発行されたレシートは、例えば、商品またはサービスを購入した購入者に手渡される。
レシート管理装置10、保存サーバ11、購入者端末13は、例えば、ネットワークNに接続するための通信機能を有するPC、サーバ等の情報処理装置である。購入者端末13は、例えば、ネットワークNに接続されたレシート管理装置10、保存サーバ11等の各種サイトが提供するコンテンツを閲覧するためのブラウザ機能を有する。なお、購入者端末13には、例えば、スマートフォン、タブレットPC、PDA等の可搬可能な情報処理装置を含むとしてもよい。また、レシート管理装置10、保存サーバ11は、例えば、ネットワークN上のコンピュータ群であるクラウドの一部を構成するものであってもよい。
保存サーバ11は、例えば、レシート作成装置12を介して発行されたレシートデータを保存する機能を有する。レシート管理装置10は、レシート作成装置12を介して発行されたレシートデータを管理する機能を有する。レシート作成装置12で発行されたレシートデータは、例えば、レシート管理装置10の管理の下、レシートデータ毎に保存サーバ11に保存される。例えば、保存サーバ11は、レシート管理装置10の管理の基、レシートデータを保存する。
本実施形態のレシート管理システム1では、例えば、レシート作成装置12は、レシートを作成するためのレシート情報の入力を契機として、購入者によって購入された商品またはサービスの価格を含むレシートデータの保存先を指定する。レシートデータの保存先は、例えば、図1に例示の保存サーバ11である。レシート作成装置12は、例えば、レシート情報の入力を契機として、保存サーバ11のネットワークN上のアドレスを、レシートデータの保存先の保存先識別情報として指定する。ネットワークN上のアドレスとして、例えば、URL(Uniform Resource Locator)が例示できる。
レシート作成装置12は、例えば、発行されるレシート毎に、該レシートのレシートデータを保存する保存先の保存先識別情報を指定する。例えば、レシートデータの保存先である保存サーバ11には、保存先識別情報に対応付けられたレシートデータの保存領域がレシートデータ毎に設けられる。保存先識別情報に対応付けられたレシートデータの保存領域は、例えば、購入者端末13等のブラウザ機能を介し、保存されたレシートデータ毎の管理ページとして該購入者端末13等に表示される。
そして、レシート作成装置12は、例えば、保存先識別情報で特定されるネットワーク上の保存先に、レシート情報に基づいて生成されたレシートデータを保存すると共に、該レシートデータと保存先識別情報とが含まれるレシートを購入者に発行する。レシート作成装置12は、例えば、購入者が購入した商品等に係る価格等を含むレシートデータに、保存先識別情報を付加し、保存先情報が付加されたレシートデータをプリンタ等に出力する。保存先情報と共に出力されたレシートデータは、例えば、店舗等が販売する商品またはサービスへの対価として所定の金銭を受け取ったことを証明するための領収書として購入者に手渡される。
レシート作成装置12から出力されたレシートに付加された、レシートデータの保存先識別情報に基づいて、購入者は、例えば、購入者端末13を介し、ネットワークN上の保存先である保存サーバ11を管理するレシート管理装置10にアクセス要求を発生させる。このため、保存サーバ11に対する購入者端末13からのアクセス要求は、レシート管理装置10により管理される。
レシート管理装置10は、例えば、管理下にある保存サーバ11に保存されたレシートデータに対するアクセス要求が発生すると、購入者端末13のブラウザ機能によるアクセス実績を識別・特定するための端末来歴情報を発行する。ここで、端末来歴情報として、例えば、“Cookie(以下、“クッキー”とも称す)”が例示できる。
レシート管理装置10は、例えば、保存サーバ11に保存されたレシートデータに対するアクセス要求に応じて発行された端末来歴情報を購入者端末13に送信する。保存サーバ11に保存されたレシートデータに対するアクセス要求を発生させた購入者端末13に送信された端末来歴情報は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して受信される。購入者端末13のブラウザ機能により受信された、レシート管理装置10から発行された端末来歴情報は、購入者端末13に保存される。
レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13に送信した端末来歴情報と、該購入者端末13からアクセス要求があった保存先識別情報とを対応付けて保持する。レシート管理装置10は、例えば、レシート管理装置10が管理するデータベース(Data Base、
以下“DB”とも称す)に、購入者端末13からアクセス要求があった保存先識別情報と該アクセス要求に応じて発行された端末来歴情報とを対応付けて記録する。
例えば、購入者端末13がHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のリクエストで
レシートデータに対するアクセス要求を行う場合には、購入者端末に保存された端末来歴情報がHTTPのリクエストに含まれている。従って、レシート管理装置10が端末来歴情報としてクッキーを用いる場合には、レシートデータに対するアクセス要求であるHTTPのリクエストから、端末来歴情報を取得できる。但し、レシート管理装置10が購入者端末13から端末来歴情報を取得する仕組みは、HTTPにおけるクッキーに限定されることはなく、様々な手法を取ることができる。
また、レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して発行されたアクセス要求に、既に発行した端末来歴情報が含まれている場合には、アクセス要
求のあった保存先識別情報を取得する。そして、レシート管理装置10は、アクセス要求に含まれる端末来歴情報とアクセス要求先である保存先識別情報とを対応付けて、レシート管理装置10が管理するDBに記録する。レシート管理装置10が管理するDBには、例えば、既に発行された端末来歴情報に対応付けて記録された保存先識別情報が格納されている。レシート管理装置10は、例えば、既に発行された端末来歴情報を含むアクセス要求から取得した保存先識別情報を、既に記録された保存先識別情報に追加し、DBに記録する。
このように、レシート管理装置10は、例えば、DBに記録された端末来歴情報、保存先識別情報に基づいて、保存先識別情報により特定される保存先に保存されたレシートデータを管理することができる。
なお、レシート管理装置10は、例えば、端末来歴情報と保存先識別情報とをDBに記録後、レシート管理装置10の管理下にある、アクセス要求があった保存サーバ11の保存先識別情報で指定される保存先に遷移する。保存先識別情報で指定される保存先には、レシート作成装置12により発行されたレシートのレシートデータが、例えば、HTML(HyperText Markup Language)で記述されたデータとして保存されている。HTMLで
記述されたレシートのデータは、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して取得され、該購入者端末13の表示画面上に表示される。
ここで、レシートデータの形式は、例えば、レシート作成装置12で発行されたレシートのイメージ画像であってもよく、該レシートに出力された購入商品等に係る各種情報(例えば、日付、購入商品名、購入数量、商品毎の販売価格、支払金額等)のテキストデータでもよい。また、レシートデータの形式は、例えば、購入者端末13に搭載される表計算ソフト等で利用可能な形式であってもよい。
この結果、本実施形態のレシート管理システム1では、レシート管理装置10は、端末来歴情報に基づくレシートデータの保存先識別情報の管理を行うことが可能となる。本実施形態のレシート管理装置10では、例えば、個人情報を用いたユーザ登録を行わない購入者であっても、レシートデータの閲覧を行うために発生したアクセス要求を契機として発行された端末来歴情報に基づくレシートデータの保存先識別情報の管理を行うことができる。本実施形態のレシート管理システム1では、ユーザ登録を行うことなく、実店舗における商品またはサービスの購入者の購買履歴とユーザ端末のブラウザ情報との結び付けを行う技術が提供できる。商品またはサービスの購入者は、例えば、レシート毎の購買履歴情報を、その度毎に入力せずとも、購買履歴の管理を行うことができる。
〔装置構成〕
図2に、情報処理装置90のハードウェア構成を例示する。図2に例示の情報処理装置90は、いわゆる一般的なコンピュータの構成を有している。図1に例示のレシートデータ管理システム1に含まれる、レシート作成装置12、レシート管理装置10、保存サーバ11、購入者端末13のそれぞれは、例えば、図2に例示の情報処理装置90の構成により実現される。但し、例えば、レシート管理装置10と保存サーバ11とが一体で図2に例示の情報処理装置90の構成により実現されてもよい。
情報処理装置90は、接続バスB1によって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)91、主記憶部92、補助記憶部93、入力部94、出力部95、通信部9
6を有する。主記憶部92及び補助記憶部93は、情報処理装置90が読み取り可能な記録媒体である。
情報処理装置90は、CPU91が補助記憶部93に記憶されたプログラムを主記憶部
92の作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器の制御を行う。これにより、情報処理装置90は、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
図2に例示の情報処理装置90において、CPU91は、情報処理装置90全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU91は、補助記憶部93に格納されたプログラムに従って処理を行う。主記憶部92は、CPU91がプログラムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶部92は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。
補助記憶部93は、各種のプログラム及び各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部93は、外部記憶装置とも称される。補助記憶部93には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、通信部96を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等には、例えば、接続されたネットワークN上の、他のサーバ等の情報処理装置、外部記憶装置、通信機能を有する装置等が含まれる。
補助記憶部93は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ソリッドス
テートドライブ装置、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)装置等であ
る。また、補助記憶部93としては、例えば、CDドライブ装置、DVDドライブ装置、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)ドライブ装置等が提示できる。記録媒体としては、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)を含むシリコンディスク、ハードディスク、CD、DVD、BD、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード等がある。
入力部94は、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける。入力部94は、入力ボタン、キーボード、タッチパネル等のポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、マイクロフォン、カメラ等の入力デバイスである。入力部94から入力された情報は、接続バスB1を介してCPU91に通知される。
なお、レシート作成装置12として機能する情報処理装置90には、入力部94として、商品に貼付されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダが含まれるとしてもよい。また、情報処理装置90は、NFC(Near field communication)等を用いた非接触ICリーダ/ライタを備えるとしてもよい。
出力部95は、CPU91で処理されるデータや主記憶部92に記憶されるデータを出力する。出力部95は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)パネ
ル、有機ELパネル、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスである。通信部96は、例えば、ネットワークN等とのインターフェースである。
レシート管理装置10は、例えば、CPU91が補助記憶部93に記憶されているOS、各種プログラムや各種データを主記憶部92に読み出して実行することにより、対象プログラムの実行と共に、図1に例示の各処理手段を実現する。レシート管理装置10は、対象プログラムの実行により、図1に例示のレシート情報管理部101、レシートデータアクセス管理部102、端末来歴情報管理部103、レシートデータ出力部104、を実現する。
また、レシート管理装置10は、以上の各処理手段が参照し、或いは、管理するデータの格納先として、例えば、レシート管理DB201、端末来歴情報管理DB202、広告
情報DB203を補助記憶部93に備える。
なお、レシート管理装置10の各処理手段のうち、いずれかが、他の情報処理装置等に含まれてもよい。例えば、レシート情報管理部101を含む情報処理装置と、レシートデータアクセス管理部102を含む情報処理装置と、端末来歴情報管理部103を含む情報処理装置とがネットワークN等を介して接続する。そして、ネットワークNに、レシートデータ出力部104を含む情報処理装置と、外部記憶装置に格納されたレシート管理DB201、端末来歴情報管理DB202、広告情報DB203とが接続し、レシート管理装置10として機能するとしてもよい。レシート管理装置10は、例えば、ネットワークN上のコンピュータ群であるクラウドとして実現できるため、各処理手段の処理負荷を軽減できる。
レシート作成装置12は、例えば、CPU91が補助記憶部93に記憶されているOS、各種プログラムや各種データを主記憶部92に読み出して実行することにより、対象プログラムの実行により、図1に例示の各処理手段を実現する。レシート作成装置12は、対象プログラムの実行により、図1に例示のレシート情報取得部111、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113、出力制御部114、を実現する。
但し、レシート作成装置12は、OSを搭載しないで、制御シーケンスや処理演算を実行する制御プログラム、ファームウェア等で、図1に例示の各処理手段を提供するとしてもよい。なお、レシート作成装置12は、以上の各処理手段が参照し、或いは、管理するデータの格納先として、例えば、広告情報DB211を補助記憶部93に備える。
レシート作成装置12の各処理手段のうち、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113は、例えば、ネットワークN上の他の情報処理装置に含まれるとしてもよい。例えば、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113、広告情報DB211は、レシート管理装置10に含まれるとしてもよい。レシート管理装置10に、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113、広告情報DB211を含ませることにより、レシート作成装置12の処理負荷が軽減される。
〔処理ブロック構成〕
次に、図3A,3Bに例示の図面を参照し、本実施形態のレシート管理システム1の処理構成を説明する。図3Aは、レシート作成装置12で発行されたレシートデータの管理処理を説明する説明図である。図3Bは、保存されたレシートデータの購入者の閲覧の時の処理を説明する説明図である。
(レシート作成装置)
図1に例示のレシート作成装置12は、レシート情報取得部111、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113、出力制御部114の各処理手段を有する。以上の処理手段は、例えば、レシート作成装置12のCPU91が、主記憶部92上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。なお、レシート作成装置12は、以上の処理手段が参照し、或いは管理するデータの格納先として広告情報DB211を補助記憶部93に備える。
広告情報DB211には、例えば、商品等を販売する店舗等が購入者に提供する広告情報が格納されている。広告情報には、例えば、店舗等が企画・支援する各種イベント、店舗等が販売する商品の提供元が新たに販売する新商品についての広告、購入者が購入した商品の商品コードに対応付けられた広告等が含まれる。
図3Aの説明図に例示のように、レシート作成装置12は、例えば、店舗等で販売する
商品またはサービスを購入した購入者に対して、購入に係る商品またはサービスへの対価として所定の金銭を購入者から受け取ったことを証明する証明書のレシートA1を発行する。図3Aに例示のレシートA1は、レシート作成装置12により出力部95のプリンタ等を介して出力されたレシート例である。
図3Aに例示のレシートA1には、購入商品等を販売した店舗等の名称である“XXマート”、レシートの発行日時である“YYYY年MM月DD日hh:mm”、購入商品の商品名である“購入品1”、“購入品2”、購入商品の販売価格である“金額1”、“金額2”が含まれる。また、レシートA1には、購入商品に対する販売価格の小計金額である“小計1”、合計金額である“合計”、購入者から受け取った受取金額である“預り1”、釣銭として購入者に返金された釣銭金額“お釣1”が含まれる。
また、レシート1には、店舗等が提供する広告情報A11、発行されたレシートのレシートデータを保存する保存先識別情報を示す2次元コード(QRコード(登録商標))A12が含まれる。なお、レシートA1の下端側には、レシートを発行した店舗等の店舗識別情報A13、発行されたレシートを識別するレシート識別情報A14が含まれる。なお、レシートA1のレシート識別情報A14には、レシート作成装置12のレジ識別情報が含まれる。
図1に例示の構成図に戻り、レシート作成装置12のレシート情報取得部111は、例えば、入力部94を介して入力された購入商品等の販売に係るレシート作成のためのレシート情報を受け付ける。レシート情報には、例えば、店舗等で販売された購入商品毎の商品名、販売価格、購入数量が含まれる。また、レシート情報には、例えば、購入者により購入された商品等の購入金額、購入者から受け取った受取金額、釣銭として購入者に返金された釣銭金額等が含まれる。
レシート情報取得部111は、例えば、バーコードリーダを介して入力された、商品等に貼付されたバーコードが示す商品コード、及び、該商品コードに対応付けられた商品名、販売価格等の情報を受け付ける。レシート情報取得部111は、例えば、レシート作成装置12の入力部94のタッチパネル上で、商品と価格を表示し、購入者の選択を受け付けることで、商品名、販売価格等の情報を取得するとしてもよい。
また、レシート情報取得部111は、例えば、入力ボタンやキーボード、タッチパネル等を介して入力された購入商品の購入数量、受取金額等の情報を受け付ける。また、レシート情報取得部111は、例えば、商品の販売価格、購入数量等からレシート作成装置12により求められた、商品購入に係る購入金額、釣銭金額等の情報を受け付ける。
レシート情報取得部111は、例えば、受け付けたレシート情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。受け付けたレシート情報は、例えば、レシートデータ生成部113に引き渡される。
保存先識別情報生成部112は、例えば、レシート情報取得部111で受け付けたレシート情報に基づいて生成されるレシートデータの保存先の保存先識別情報を生成する。レシートデータの保存先の保存先識別情報は、例えば、レシート毎に生成される。
保存先識別情報生成部112は、例えば、レシート情報の受け付けを契機として、時刻情報、店舗識別情報、レジ識別情報、レシート番号を取得する。ここで、時刻情報は、例えば、レシート作成装置12により管理・計測されている時刻情報であり、西暦、月歴、日歴、時暦、分歴、秒歴を含む。
店舗識別情報は、例えば、商品等を販売する店舗等を一意に識別する識別情報である。レジ識別情報は、例えば、店舗内に複数に設置されたレシート作成装置12を識別する識別情報である。店舗識別情報、レジ識別情報は、例えば、レシート作成装置12の補助記憶部93に予め記憶され管理される。レシート番号は、例えば、レシート作成装置12により発行されたレシートを管理する識別情報であり、レシート作成装置12により管理・計数されている発行番号である。
保存先識別情報生成部112は、例えば、レシート情報の受け付けを契機として取得した時刻情報、店舗識別情報、レジ識別情報、レシート番号に基づいて、レシート情報に基づいて生成されるレシートデータの保存先の保存先識別情報を生成する。
保存先識別情報生成部112は、例えば、時刻情報、レジ識別情報、レシート番号を連結して組合せ、“レジ識別情報、レシート番号、時刻情報”との組合せ情報を生成し、生成した組合せ情報に対して暗号化処理を行う。暗号化処理の結果、組合せ情報の暗号化データが取得される。そして、保存先識別情報生成部112は、例えば、取得した暗号化データと店舗識別情報とを組合せ、保存先の保存先識別情報を生成する。例えば、保存先識別情報として、“http://ZZZ.com/hozon_srv/店舗識別情報/暗号化データ”が生成される。
保存先識別情報生成部112は、例えば、生成された保存先識別情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。生成された保存先識別情報は、例えば、レシートデータ生成部113に引き渡される。
レシートデータ生成部113は、例えば、受け付けたレシート情報、及び、保存先識別情報、広告情報DB211に格納された各種広告情報に基づいて、レシートデータを生成する。レシートデータ生成部113は、例えば、予め補助記憶部93等に格納されたレシートのひな型を取得し、取得したひな型に受け付けたレシート情報、保存先識別情報、各種広告情報を埋め込んでレシートデータを生成する。なお、保存先識別情報は、例えば、図3Aに例示するように、二次元コード化による暗号化処理が施され、レシートのひな型の所定の領域に埋め込まれる。但し、レシートデータ生成部113は、例えば、保存先識別情報生成部112で生成された保存先識別情報を加工せずに、レシートに埋め込むとしてもよい。
レシートデータ生成部113は、例えば、生成したレシートデータを保存先識別情報と共にレシート管理装置12に送信する。生成したレシートデータは、例えば、レシート管理装置12を介して、保存先識別情報で指定される保存先に保存される。レシートデータ生成部113は、例えば、生成したレシートデータをHTMLで記述されたデータとして、保存先識別情報と共にレシート管理装置12に送信する。
図3Aに例示のように、レシートデータの保存先である保存サーバ11には、例えば、レシートデータ生成部113により生成されたレシートB1が、購入者端末13のブラウザが閲覧可能なように、HTMLで記述されたイメージ画像として格納される。
なお、レシートB1は、保存先サーバ11に保存されるレシートデータの一例である。レシートデータの形式は、例えば、レシート作成装置12で発行されたレシートのイメージ画像であってもよく、該レシートに出力された購入商品等に係る各種情報(例えば、日付、購入商品名、購入数量、商品毎の販売価格、支払金額等)のテキストデータでもよい。また、レシートデータの形式は、例えば、購入者端末13に搭載される表計算ソフト等で利用可能な形式であってもよい。
図3Aに例示のレシートB1の領域B11は、例えば、広告情報、保存先識別情報が埋め込まれる領域である。同様に、領域B12、B13は、それぞれ、レシートA1のレシートを発行した店舗等の店舗識別情報A13、発行されたレシートを識別するレシート識別情報A14に対応する領域である。なお、レシート識別情報A14にはレジ識別情報が含まれる。
なお、レシートデータ生成部113は、例えば、保存先識別情報及び各種広告情報が埋め込まれるレシートの領域B11を空欄状態として、レシートデータの保存先に保存するとしてもよい。例えば、レシート管理装置10は、購入者端末からのレシートデータのアクセス要求が発生した際に、レシートの空欄状態の領域B11に、購入者に発行したレシートとは異なる広告情報を表示することが可能となる。
但し、レシートデータ生成部113は、例えば、レシート作成に係るレシート情報、保存先識別情報をレシート管理装置10に送信するとしてもよい。レシート管理装置10は、例えば、ネットワークNを介してレシートデータ生成部113から送信されたレシート情報、保存先識別情報を受信する。レシート管理装置10により受信されたレシート情報、保存先識別情報は、例えば、関連付けられてレシート管理DB201に格納される。
レシートデータ生成部113は、例えば、二次元コード化された保存先識別情報、広告情報が含まれるレシートデータを出力制御部114に引き渡す。出力制御部114は、例えば、レシートデータ生成部113から引き渡された、二次元コード化された保存先識別情報、広告情報が含まれるレシートデータを出力部94のプリンタ等を介して出力する。出力部94を介して出力されたレシートデータは、例えば、店舗等が発行するレシートA1として購入者に手渡される。
なお、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113が、レシート管理装置10に含まれる場合には、例えば、レシート情報取得部111は、取得したレシート情報をレシート管理装置10に送信するとしてもよい。
例えば、レシート管理装置10では、レシート情報取得部111が取得したレシート情報に基づいて、レシートデータの保存先の保存先識別情報、レシートデータの生成が行われる。レシート管理装置10で生成されるレシートデータには、例えば、広告情報202を参照して取得された広告情報が含まれる。レシート管理装置10で生成されたレシートデータは、例えば、レシート情報を送信したレシート作成装置12に送信される。例えば、レシート作成装置12の出力制御部114は、ネットワークNを介し、レシート管理装置10から送信されたレシートデータを受信する。そして、出力制御部114は、例えば、受信したレシートデータを出力部94のプリンタ等を介して出力するとすればよい。商品等を購入した購入者には、出力部94を介して出力されたレシートデータが、例えば、店舗等が発行するレシートA1として購入者に手渡される。
また、例えば、レシート作成装置12が購入者に手渡されるレシートを作成し、レシート管理装置10がレシート作成装置12からレシートデータ(および/またはレシートの画像データ)を受け取り、保存先式熱情報を生成してもよい。例えば、レシート作成装置12は、レシートデータ(および/またはレシートの画像データ)を保存先識別情報で指定される保存先に保存すると共に、保存先識別情報をレシート管理装置10に送信する。そして、レシート作成装置12は、レシート管理装置10から送信された保存先識別情報をレシートに印刷すればよい。
(レシート管理装置)
図1に例示のレシート管理装置10は、レシート情報管理部101、レシートデータア
クセス管理部102、端末来歴情報管理部103、レシートデータ出力部104の各処理手段を有する。以上の処理手段は、例えば、レシート管理装置10のCPU91が、主記憶部92上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。なお、レシート作成装置10は、以上の処理手段が参照し、或いは管理するデータの格納先としてレシート管理DB201、端末来歴情報管理DB202、広告情報DB203を補助記憶部93に備える。
広告情報DB203には、例えば、商品等を販売する店舗等が購入者に提供する広告情報が格納されている。広告情報には、例えば、店舗等が企画・支援する各種イベント、店舗等が販売する商品の提供元が新たに販売する新商品についての広告、購入者が購入した商品の商品コードに対応付けられた広告等が含まれる。
図4Aに、レシート管理DB201の構成例を例示する。レシート管理DB201には、例えば、レシート作成装置12から送信されたレシート情報、レシートデータの保存先の保存先識別情報が関連付けて格納される。レシート管理DB201では、例えば、レシート情報毎にレシートデータの保存先識別情報が管理される。
図4Aに例示のレシート管理DB201の構成例は、「店舗識別情報」、「レシート識別情報」、「日付」、「商品名」、「商品コード」、「商品価格」、「保存先識別情報」の各カラムを有する。「店舗識別情報」カラムには、レシートを発行する店舗等の店舗識別情報が格納される。「レシート識別情報」カラムには、レシート作成装置12を識別する識別情報と該レシート作成装置12が発行管理する発行番号とを組み合わせたレシート識別情報が格納される。「日付」カラムには、レシートが発行された年歴、月歴、日歴の日付情報が格納される。「商品名」カラムには、購入商品の名称が格納される。「商品コード」カラムには、購入商品の商品コードが格納される。「商品価格」カラムには、購入商品の販売価格が格納される。「保存先識別情報」カラムには、レシートデータの保存先の保存先識別情報が格納される。
図4Aの構成例では、レシート管理DB201は、店舗識別情報毎のレコードを有し、店舗識別情報毎のレコードはさらに、レシート識別情報毎のサブレコードを有する。図4Aの構成例の「店舗識別情報」カラムには、“XXXXX”との店舗識別情報が格納されている。「レシート識別情報」カラムには、“RR−SSSS”とのレシート識別情報が格納されている。ここで、“RR”は、店舗“XXXXX”に設置された複数のレシート作成装置12を識別する識別情報を表している。また、“SSSS”は、“RR”の識別情報が付与されたレシート作成装置12が管理するレシートの発行番号を表している。「日付」カラムには“YYYY.MM.DD”で表される日付情報が格納されている。「商品名」カラムには、“商品1”、“商品2”で表された購入商品の名称が格納されている。「商品コード」カラムには、“AAAA”、“BBBB”で表された購入商品の商品コードが格納されている。「商品名」カラムに“AAAA”が格納されたサブレコードの「商品価格」カラムには“¥¥¥¥1”との販売価格が格納されている。また、「商品名」カラムに“BBBB”が格納されたサブレコードの「商品価格」カラムには“¥¥¥¥2”との販売価格が格納されている。
「レシート識別情報」カラムに“RR−SSSS”が格納されたサブレコードの「保存先識別情報」には、“http://ZZZ.com/hozon_srv/XXXX/ … ”が格納されている。「保存先識別情報」カラムには、保存先サーバ11のネットワークN上のアドレスを表すURLが格納されている。なお、保存先識別情報に含まれる“XXXX”は、レシートを発行する店舗等の店舗識別情報であり、“ … ”は暗号化データを表す。暗号化データは、例えば、「レシート識別情報」カラムに格納されたレシート識別情報に、「日付」カラムの日付情報にレシートが発行された時暦、分歴の情報を連結して生成さ
れる。
図4Bに、端末来歴情報管理DB202の構成例を例示する。端末来歴情報管理DB202には、例えば、端末来歴情報、保存先識別情報が関連付けて格納される。端末来歴情報管理DB202では、共通する端末来歴情報に対応付けられた複数の保存先識別情報が管理される。
図4Bに例示の端末来歴情報管理DB202の構成例は、「端末来歴情報」、「時刻情報」、「保存先識別情報」の各カラムを有する。「端末来歴情報」カラムには、レシートデータの保存先に購入者端末13からアクセス要求が発生したときに発行されるCookie等が端末来歴情報として格納される。「時刻情報」カラムには、レシートデータの保存先に購入者端末からアクセス要求が発生した年歴、月歴、日歴、時暦、分歴、秒歴の時刻情報が格納される。「保存先識別情報」カラムには、購入者端末13からアクセス要求があった、レシートデータの保存先の保存先識別情報が格納される。
図4Bの構成例では、端末来歴情報管理DB202は、端末来歴情報毎のレコードを有し、端末来歴情報毎のレコードはさらに、保存先識別情報毎のサブレコードを有する。図4Bの構成例の「端末来歴情報」カラムには、“abcdefghijklmn”との端末来歴情報が格納されている。「時刻情報」カラムには、“YYYY.MM.DD.hh.mm.ss”で表される時刻情報が格納されている。「端末来歴情報」カラムに“abcdefghijklmn”が格納されたレコードは、「保存先識別情報」カラムに“http://ZZZ.com/hozon_srv/XXXXX/ …a ”が格納されたサブレコードを有している。また、同レコードは、「保存先識別情報」カラムに“http://ZZZ.com/hozon_srv/eeeee/ …b ”、“http://ZZZ.com/hozon_srv/ggggg/ …c ”が格納されたサブレコードを有している。
図4Bの構成例では、“abcdefghijklmn”と言った共通する端末来歴情報に対応付けられて、レシートデータが保存された保存先の複数の保存先識別情報が管理されていることが判る。
図3Bの説明図に例示のように、レシート作成装置12で発行されたレシートA1には、レシートデータの保存先を示す保存先識別情報が含まれる。保存先識別情報は、例えば、2次元コードでコード化されている。レシートA1を手渡された購入者は、例えば、購入者端末13の入力部94のカメラ等を介し、レシートに含まれる保存先識別情報の読取りを行う。そして、例えば、購入者は購入者端末13を操作し、購入者端末13に搭載されたブラウザ機能を介し、保存先識別情報で指定されるネットワークN上の保存先である保存サーバ11にアクセスする。なお、購入者は、レシートA1に含まれる保存先識別情報がテキスト等で記述されている場合には、例えば、OCR等で読取った文字を入力し、保存サーバ11にアクセスするとしてもよい。
レシートデータが保存された保存サーバ11は、該保存サーバ11に保存されたレシートデータを管理するレシート管理装置10の管理下にある。このため、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介した、保存先識別情報に基づく保存サーバ11へのアクセス要求は、レシート管理装置10により管理される。
レシート管理装置10は、例えば、管理下にある保存サーバ11に保存されたレシートデータに対するアクセス要求が発生すると、購入者端末13のブラウザ機能によるアクセス実績を識別・特定するための端末来歴情報(例えば、“Cookie”)を発行する。レシート管理装置10が発行した端末来歴情報は、例えば、ブラウザ機能を介して購入者端末13に保存される。レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13に保存された端末来
歴情報に基づいて、購入者端末13からアクセス要求があった複数の保存先識別情報の管理を行う。
なお、レシートデータを保存する保存サーバ11は、例えば、レシート管理装置10と一体とする構成であってもよい。レシート管理装置10の構成にレシートデータを保存する保存先を含むことにより、レシートデータの処理速度等を向上させることができる。
図1に例示の構成図に戻り、レシート管理装置10のレシート情報管理部101は、例えば、レシート作成装置12から送信されたレシート作成に係るレシート情報、保存先識別情報を受け付ける。レシート作成に係るレシート情報、保存先識別情報は、例えば、レシートデータ生成部113により送信される。レシート情報管理部101は、例えば、受け付けたレシート情報、保存先識別情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。
そして、レシート情報管理部101は、例えば、受け付けたレシート情報、保存先情報を関連付けてレシート管理DB201に格納する。レシート管理装置10は、例えば、レシート情報に含まれる店舗識別情報、レジ識別情報、レシート番号、商品名、商品コード、商品価格、保存先識別情報を関連付けて、図4Aに例示のレシート管理DB201の各カラムに格納する。
なお、レシート管理装置10に、保存先識別情報生成部112、レシートデータ生成部113を含む場合には、レシート情報管理部101は、レシート作成装置12のレシート情報取得部111から送信されたレシート情報を受け付けるとすればよい。そして、レシート管理装置10に含まれる保存先識別情報生成部112で生成されたレシートデータの保存先識別情報を、受け付けたレシート情報と関連付けてレシート管理DB201に格納するとすればよい。
レシートデータアクセス管理部102は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して送信された、保存先識別情報に基づくアクセス要求を受け付ける。レシートデータアクセス管理部102は、例えば、受け付けたアクセス要求に含まれる保存先識別情報を、受け付けた時刻情報と共に取得する。そして、レシートデータアクセス管理部102は、例えば、受け付けた購入者端末13のブラウザ機能によるアクセス実績を識別・特定するための端末来歴情報を発行する。端末来歴情報として、例えば、“Cookie”が例示できる。
レシートデータアクセス管理部102は、例えば、保存先識別情報で指定される保存先にアクセス要求を発生させた購入者端末13に、端末来歴情報を送信する。購入者端末13に送信された端末来歴情報は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して受信され、購入者端末13に保存される。購入者端末13に保存された端末来歴情報は、購入者端末13が、次にネットワークN上の各種サーバ等にアクセスするときに、例えば、HTTPのリクエスト等の手順に従って、購入者端末13からネットワークN上の各種サーバ等に引き渡される。
レシートデータアクセス管理部102は、例えば、端末来歴情報が発行されたアクセス要求を、アクセス要求に含まれる保存先識別情報で指定される保存先に遷移させる。なお、レシートデータアクセス管理部102は、例えば、アクセス要求に含まれる保存先識別情報、アクセス要求を受け付けた時刻情報、アクセス要求に応じて発行された端末来歴情報を、端末来歴情報管理部103に引き渡す。
端末来歴情報管理部103は、例えば、レシートデータアクセス管理部102から引き
渡された保存先識別情報、時刻情報、端末来歴情報を関連付けて、図4Bに例示の端末来歴情報管理DB202の各カラムに格納する。端末来歴情報管理部103は、例えば、端末来歴情報管理DB202に既に格納された端末来歴情報のレコードが存在する場合には、新たに取得された保存先識別情報のサブレコードを生成し、該保存先識別情報を格納する。なお、端末来歴情報管理部103は、例えば、サブレコード等を生成せずに、既に格納されている保存先識別情報の後に“,”等の区切りを入れ、新たに取得された保存先識別情報を同一のレコードに追加するとしてもよい。
レシートデータ出力部104は、例えば、ネットワークNに接続する他の情報処理装置等の要求を受け、レシート管理DB201、端末来歴情報管理DB202に格納されたレシート情報、保存先識別情報、端末来歴情報等の抽出を行う。レシートデータ出力部104は、例えば、抽出した各種情報を、要求を受け付けた他の情報処理装置に出力する。なお、他の情報処理装置とは、例えば、レシート管理装置10により、レシート管理DB201、端末来歴情報管理DB202に格納された各種情報の提供の許可を受けた情報処理装置である。例えば、図6に例示のサービス提供装置20が提示できる。
〔処理フロー〕
以下、図5A、5Bに例示のフローチャートを参照し、本実施形態のレシート作成処理、レシート管理処理を説明する。
(レシート作成処理)
図5Aに、レシート作成装置12で実行されるレシート作成処理のフローチャートを例示する。図5Aに例示のフローチャートにおいて、レシート作成処理の開始は、例えば、購入商品等の販売に係るレシート作成のためのレシート情報の受け付けのときが例示できる。ここで、レシート情報には、例えば、店舗等で販売された購入商品毎の商品名、販売価格、購入数量、購入者により購入された商品等の購入金額、購入者から受け取った受取金額、釣銭として購入者に返金された釣銭金額等が含まれる。レシート作成装置12は、例えば、入力部94を介して入力されたレシート情報を受け付ける(S1)。そして、レシート作成装置12は、例えば、受け付けたレシート情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。レシート作成装置12は、例えば、受け付けたレシート情報を、S3の処理に引き渡す。
S2の処理では、レシート作成装置12は、例えば、S1の処理で受け付けたレシート情報に基づいて生成されるレシートデータの保存先の保存先識別情報の生成を行う。レシート作成装置12は、例えば、レシートデータの保存先識別情報として、ネットワークN上のアドレスを示す、“http://ZZZ.com/hozon_srv/店舗識別情報/暗号化データ”と言ったURL情報を生成する。なお、保存先識別情報の生成については、例えば、図1の保存先識別情報部112で説明した。レシート作成装置12は、例えば、生成された保存先識別情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。レシート作成装置12は、例えば、生成されたレシートデータの保存先識別情報を、レシート情報を受け付けた時刻情報と共にS3の処理に引き渡す。
S3の処理では、レシート作成装置12は、例えば、S1の処理から引き渡されたレシート情報、S2の処理から引き渡されたレシートデータの保存先識別情報、レシート情報を受け付けた時刻情報、広告情報DB211に格納された各種広告情報に基づいてレシートデータの生成を行う。
レシート作成装置12は、例えば、予め補助記憶部94に格納された商品等の購入者に発行されるレシートのひな型を取得する。そして、レシート作成装置12は、例えば、取得したレシートのひな型に、レシート情報、保存先識別情報、時刻情報、広告情報を埋め
込んでレシートデータを生成する。なお、保存先識別情報は、例えば、図3Aに例示するように、二次元コード化による暗号化処理が施され、レシートのひな型の所定の領域に埋め込まれる。
S4の処理では、レシート作成装置12は、例えば、S3の処理で生成したレシートデータを保存先識別情報で指定される保存先に保存する。レシートデータ生成部113は、例えば、生成したレシートデータをHTMLで記述された画像データとして、保存先識別情報で指定される保存先に保存する。レシート作成装置12は、例えば、生成したレシートデータを保存サーバ11に保存してもよい。また、レシート作成装置12は、例えば、生成したレシートデータを保存先識別情報と共にレシート管理装置10に送信し、レシート管理装置10のドメイン管理下にある保存サーバ11に保存を依頼するとしてもよい。
また、レシート作成装置12は、例えば、レシート作成に係るレシート情報、時刻情報、保存先識別情報をレシート管理装置10に送信する。レシート管理装置10に送信されたレシート情報、時刻情報、保存先識別情報はレシート管理装置10により関連付けられて、レシート管理DB201に格納される。
S5の処理では、レシート作成装置12は、例えば、S3の処理で生成したレシートデータを出力部94のプリンタ等を介して出力する。出力部94を介して出力されたレシートデータは、例えば、店舗等が発行するレシートとして購入者に手渡される。
なお、図5Aに例示のレシート作成処理は、例えば、レシート管理装置10で実行されるとしてもよい。レシート管理装置10でレシート作成処理が実行される場合には、例えば、S1の処理では、レシート作成装置12から送信されたレシート作成情報を受け付けるとすればよい。そして、レシート管理装置10は、例えば、S2−S4の処理で生成されたレシートデータをレシート作成装置12に送信するとすればよい。レシート作成装置12では、例えば、レシート管理装置10から送信されたレシートデータに基づいてS5の処理を実行するとすればよい。
また、レシート管理装置10は、S2の処理を実行するとしてもよい。例えば、レシート管理装置10は、例えば、保存先識別情報を除くレシートデータを取得し、保存先識別情報の生成を行う。そして、レシート管理装置10は、例えば、生成した保存先識別情報をレシート作成装置に送信し、レシートデータを生成するとしてもよい。
ここで、レシート管理装置10で実行されるS3の処理は、取得したレシートデータに対して保存先識別情報を生成するステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、取得したレシートデータに対して保存先識別情報を生成する手段の一例としてS3の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS1−S3の処理は、店舗で利用される店舗端末から商品またはサービスの購入を示す購入情報を取得し、レシートデータを生成するステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、店舗で利用される店舗端末から商品またはサービスの購入を示す購入情報を取得し、レシートデータを生成する手段の一例としてS1−S3の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS2の処理は、レシートデータを保存する保存先を特定する保存先識別情報を生成するステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、レシートデータを保存する保存先を特定する保存先識別情報を生成する手段の一例としてS2の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS4の処理は、保存先識別情報で特定される保存先にレシートデータを保存するステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、保存先識別情報で特定される保存先にレシートデータを保存する手段の一例としてS4の処理を実行する。
以上、説明したように、レシート作成装置12は、購入者に提供されるレシートを、該レシートデータが保存された保存先識別情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator))を指定し、購入した商品またはサービスの価格と共に出力することができる。レシート作成装置12は、例えば、レシートを紙媒体として出力する場合には、商品またはサービスの価格を含むレシートデータを、該レシートデータが保存された保存先識別情報と共に紙媒体のレシートに出力し、購入者に提供することができる。
レシートの提供を受けた購入者は、例えば、レシートに出力されたレシートデータの保存先識別情報を読み取り、自宅の購入者端末13を介してネットワーク上の保存先にアクセスすることにより、レシートデータを取得することができる。店舗等では、例えば、個人情報を用いたユーザ登録を行わない購入者であっても、該購入者が購入した商品またはサービスについてのレシートデータを電子化情報として提供することができる。
(レシート管理処理)
図5Bに、レシート管理装置10で実行される、レシート情報と保存先識別情報との管理処理のフローチャートを例示する。図5Bに例示のフローチャートにおいて、処理の開始は、例えば、レシート作成装置12から送信されたレシート情報、時刻情報、保存先識別情報の受け付けのときが例示できる。レシート管理装置10は、例えば、レシート作成装置12からネットワークN上に送信されたレシート情報、時刻情報を受け付ける(S11)。なお、S11の処理では、レシート管理装置10は、例えば、レシート作成装置12から送信されたレシートデータを受け付けてもよい。
レシート管理装置10は、同様にして、レシート作成装置12から送信された、レシートデータの保存先を指定する保存先識別情報を受け付ける(S12)。そして、レシート管理装置10は、例えば、レシート作成装置12から送信されたレシートデータを保存先識別情報で指定される保存先に保存する(S13)。なお、レシート管理装置10で、S11の処理で受け付けた各種情報に基づいてレシートデータを作成する場合には、レシート管理装置10で作成されたレシートデータが保存処理の対象となる。
レシート管理装置10は、例えば、S11−S12の処理で受け付けた各種情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。レシート管理装置10は、例えば、S11−S12の処理で受け付けた各種情報をS14の処理に引き渡す。
S14の処理では、レシート管理装置10は、例えば、レシート情報に含まれる店舗識別情報、レジ識別情報、レシート番号、商品名、商品コード、商品価格、保存先識別情報を関連付けて、図4Aに例示のレシート管理DB201の各カラムに格納する。レシート管理DB201には、例えば、レシート作成装置12から発行されたレシート毎に対応付けられたレシート情報と保存先識別情報が格納される。
なお、レシート管理装置10は、S11の処理でレシートデータを受け付けている場合には、受け付けたレシートデータからレシート情報を抽出し、抽出したレシート情報を保存先識別情報に関連付けてレシート管理DB201に格納するとすればよい。
ここで、レシート管理装置10で実行されるS11−S12の処理は、店舗で利用される店舗端末からレシートデータと保存先識別情報を取得するステップの一例である。また
、レシート管理装置10のCPU91は、店舗で利用される店舗端末からレシートデータと保存先識別情報を取得する手段の一例としてS11−S12の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS11の処理は、店舗で利用される店舗端末からレシートデータを取得する取得ステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、店舗で利用される店舗端末からレシートデータを取得する取得手段の一例としてS11の処理を実行する。
次に、図5Cに例示のフローチャートを参照し、レシート管理装置10で実行されるレシートデータの保存先を指定する保存先識別情報と、購入者端末13からアクセス要求が発生したときに発行される端末来歴情報との管理処理を説明する。図5Cは、レシート管理装置10で実行される、保存先識別情報と端末来歴情報との管理処理のフローチャートの例示である。
図5Cに例示のフローチャートにおいて、処理の開始は、例えば、保存先識別情報に基づいて購入者端末13のブラウザ機能を介して送信された、レシートデータの保存先へのアクセス要求の発生のときが例示できる。
例えば、図3Aに例示の、レシート作成装置12で発行されたレシートA1を手渡された購入者は、レシートA1に含まれる2次元コード化された保存先識別情報の読み取りを行う。購入者は、例えば、購入者端末13を操作し、購入者端末13のブラウザ機能を介して保存先識別情報で指定される、レシートデータの保存先にアクセスする。保存先識別情報で指定される、レシートデータの保存先である保存サーバ11は、レシート管理装置10の管理下にある。このため、ネットワークN上のアドレスが指定される保存サーバ11の保存先識別情報には、レシート管理装置10が管理するドメイン名が含まれる。
レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して保存先識別情報で指定される、レシート管理装置10が管理するドメイン下に位置する保存サーバ11へのアクセス要求が発生した場合には、該アクセス要求を検知する。
レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して発生した、保存先識別情報に保存されたレシートデータの読み出し要求(アクセス要求)を受け付ける(S21)。レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13からのアクセス要求で指定された、レシートデータの保存先のアドレス情報である保存先識別情報を取得する(S22)。レシート管理装置10は、例えば、S22の処理で取得した保存先識別情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。
S23の処理では、レシート管理装置10は、例えば、保存先識別情報で指定される購入者端末13からの、レシートデータの読み出し要求が初回であるかを判定する。レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13からのレシートデータの読み出し要求に端末来歴情報が含まれるか否かを判定する。購入者端末13からのレシートデータの読み出し要求が端末来歴情報を含む場合には、レシート管理装置10のドメイン下に管理される保存先へのアクセスが初回ではないと判断できるからである。
レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13からのレシートデータの読み出し要求に端末来歴情報が含まれない場合には(S23,YES)、購入者端末13のブラウザ機能によるアクセス実績を識別・特定するための端末来歴情報(例えば、“Cookie”)を発行する。そして、レシート管理装置10は、例えば、発行した端末来歴情報を購入者端末13に送信し、購入者端末13に発行した端末来歴情報を設定する(S24)。購入者端末13に送信された端末来歴情報は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して
該購入者端末13に保存される。
S25の処理では、レシート管理装置10は、例えば、発行した端末来歴情報とS22の処理で取得した、レシートデータの保存先を指定するアドレス情報である保存先識別情報とを関連付けて保存する。レシート管理装置10は、例えば、端末来歴情報と保存先識別情報とを関連付けて、図4Bに例示の端末来歴情報管理DB202の各カラムに格納する。そして、レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13のブラウザ機能を介して受け付けたアクセス要求を、保存先識別情報で指定されるレシートデータの保存先に遷移させる(S29)。
一方、レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13からのレシートデータの読み出し要求に端末来歴情報が含まれる場合には(S23,NO)、S26の処理に移行する。S26の処理では、レシート管理装置10は、例えば、購入者端末13に既に設定された端末来歴情報の取得を行う。例えば、レシート管理装置10は、読み出し要求に含まれる端末来歴情報を取得する。取得した端末来歴情報は、例えば、主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶される。
S27の処理では、レシート管理装置10は、例えば、S26の処理で取得した端末来歴情報に基づいて、端末来歴情報管理DB202の検索を行う。検索の結果、レシート管理装置10は、例えば、端末来歴情報管理DB202の格納された、S26の処理で取得した端末来歴情報の管理レコードを特定する。そして、レシート管理装置10は、例えば、特定した端末来歴情報の管理レコードに、S22の処理で取得した、レシートデータの保存先を指定するアドレス情報である保存先識別情報を関連付けて保存する(S28)。
レシート管理装置10は、例えば、特定した管理レコードにサブレコードを追加し、S22の処理で取得した保存先識別情報を格納する。サブレコードが追加された端末来歴情報管理DB202では、例えば、単一の端末来歴情報の管理レコードに、該端末来歴情報関連付けられた複数の保存先識別情報が格納される。レシート管理装置10は、例えば、端末来歴情報が共通する複数の保存先識別情報を管理することが可能となる。
なお、レシート管理装置10は、例えば、S28の処理の後、S29の処理に移行し、購入者端末13のブラウザ機能を介して受け付けたアクセス要求を、保存先識別情報で指定されるレシートデータの保存先に遷移させる。保存先識別情報で指定される保存先に遷移後、購入者端末13の出力部95のLCD等の表示画面には、ブラウザ機能を介して読取られたレシートデータが表示される。
ここで、レシート管理装置10で実行されるS22の処理は、商品またはサービスの購入者が使用する購入者端末がアクセス可能なネットワーク上の、商品またはサービスの価格を含むレシートデータが保存される保存先を特定する保存先識別情報を得るステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、商品またはサービスの購入者が使用する購入者端末がアクセス可能なネットワーク上の、前記商品またはサービスの価格を含むレシートデータが保存される保存先を特定する保存先識別情報を得る手段の一例としてS22の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS24の処理は、保存先にアクセスする購入者端末にアクセス実績を特定する端末来歴情報を設定するステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、保存先にアクセスする購入者端末にアクセス実績を特定する端末来歴情報を設定する手段の一例としてS24の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS25の処理は、購入者端末に設定した端末
来歴情報と購入者端末によってアクセスされた保存先を特定する保存先識別情報とを関連づけて記憶部に保持するステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、購入者端末に設定した端末来歴情報と購入者端末によってアクセスされた保存先を特定する保存先識別情報とを関連づけて記憶部に保持する手段の一例としてS25の処理を実行する。
また、レシート管理装置10で実行されるS23−S28の処理は、購入者端末から保存先識別情報を指定したレシートデータへのアクセス要求を受信したときに、アクセス要求元の購入者端末に端末来歴情報が設定されているか否かによって購入者端末からの読み出し要求が初回の要求か否かを判定し、初回の要求であると判定した場合に、読み出し要求元の購入者端末からのアクセス実績を特定するための端末来歴情報を読み出し要求元の購入者端末に保存し、読み出し要求元の購入者端末に保存した端末来歴情報と関連づけて読み出し要求に指定された保存先識別情報を記憶部に保持し、初回の要求でないと判定した場合に、アクセス要求元の購入者端末に保存されている端末来歴情報に関連付けて記憶部に保持されている保存先識別情報とともに、読み出し要求に指定された保存先識別情報を記憶部に保持する、管理ステップの一例である。また、レシート管理装置10のCPU91は、購入者端末から保存先識別情報を指定したレシートデータへのアクセス要求を受信したときに、アクセス要求元の購入者端末に端末来歴情報が設定されているか否かによって購入者端末からの読み出し要求が初回の要求か否かを判定し、初回の要求であると判定した場合に、読み出し要求元の購入者端末からのアクセス実績を特定するための端末来歴情報を読み出し要求元の購入者端末に保存し、読み出し要求元の購入者端末に保存した端末来歴情報と関連づけて読み出し要求に指定された保存先識別情報を記憶部に保持し、初回の要求でないと判定した場合に、アクセス要求元の購入者端末に保存されている端末来歴情報に関連付けて記憶部に保持されている保存先識別情報とともに、読み出し要求に指定された保存先識別情報を記憶部に保持する、管理手段の一例としてS23−S28の処理を実行する。
<実施例2>
図6に、実施例2(以下、本実施形態と称す)のレシート管理システム1aの説明図を例示する。本実施形態のレシート管理システム1aでは、レシート管理装置10によって管理される各種情報を用いて各種サービスを購入者に提供する、サービス提供装置20を構成に備える。なお、購入者端末13、レシート管理装置10は、実施例1と同様である。
図6に例示のレシート管理システム1aにおいて、購入者端末13、レシート管理装置10、サービス提供装置20は、ネットワークNを介して接続される。なお、サービス提供装置20は、例えば、図2の情報処理装置90の構成によって例示される。
図6に例示のレシート管理システム1aでは、例えば、レシート作成装置12から発行されたレシートを有する購入者に対し、レシート管理装置10の管理下にある保存先に保存されたレシートデータについての処理サービスが提供される。保存先に保存されたレシートデータについての処理サービスは、例えば、サービス提供装置20により提供される。ここで、サービス提供装置20で提供されるサービスとは、例えば、保存先識別情報で指定される保存先に保存された複数のレシートデータを収集し、家計簿管理を実行し、支出を集計し、表示する等の処理などである。
サービス提供装置20は、例えば、レシートデータの保存先である保存サーバ11と同様に、レシート管理装置10の管理下に置かれる。このため、サービス提供装置20のネットワーク上のアドレス情報には、例えば、レシート管理装置10が管理するドメイン名が含まれる。
サービス提供装置20は、例えば、保存先識別情報で指定される保存先に保存された複数のレシートデータを収集し、家計簿サービスといったレシート処理サービスを購入者に提供する。なお、サービス提供装置20で提供される処理サービスは家計簿サービスに限定されない。例えば、保存先識別情報で指定される、ネットワークN上の複数の保存先に分散して保存されたレシートデータを用いた処理サービスであればよい。
図6に例示のレシート管理システム1aにおいて、購入者は、例えば、購入者端末13を操作し、ブラウザ機能を介してサービス提供装置20にレシートデータを用いた処理サービスを要求する。サービス提供装置20は、例えば、購入者端末13からのサービス要求に応じて、サービス管理装置10が既に発行して購入者端末13に設定された端末来歴情報を取得する。そして、サービス提供装置20は、例えば、取得した端末来歴情報をレシート管理サーバ10に通知し、端末来歴情報と関連付けられて管理されているレシートデータの保存先識別情報を取得する。サービス提供装置20は、例えば、取得した保存先識別情報に基づいて、保存先識別情報で指定される保存先に保存されたレシートデータを取得する。そして、サービス提供装置20は、例えば、サービス要求を発生させた購入者端末13に対して、取得したレシートデータに基づいた処理サービスを提供する。
さらに、サービス提供装置20は、例えば、取得した保存先識別情報をレシート管理装置10に通知し、保存先識別情報と関連付けられた管理されているレシート情報を取得する。そして、サービス提供装置20は、例えば、サービス要求を発生させた購入者端末13に対して、取得したレシート情報に基づいた処理サービスを提供する。
なお、以上の説明では、サービス提供装置20は、例えば、レシート管理装置10が管理するドメイン下に所属するものとして説明した。サービス提供装置20は、例えば、レシート管理装置10が管理するドメインと異なるドメインであってもよい。サービス提供装置20とレシート管理装置10とが異なるドメインである場合には、例えば、レシートデータの保存先にサービス提供装置20に遷移するリンクを設定するとすればよい。
例えば、レシートデータが保存された管理先に、サービス提供装置20が提供する家計簿アプリ等を行う操作ボタン等を設定する。操作ボタン等には、家計簿アプリ等を提供するサービス提供装置20のネットワークN上のアドレス情報が設定されている。そして、レシートデータを表示画面等に表示させた購入者が入力部94のポインティングデバイス等を介し、家計簿アプリ等を実行する操作ボタンの選択操作を行う。操作ボタン等の選択操作が行われた場合には、操作ボタンに設定されたアドレス情報に基づいて家計簿アプリ等を提供するサービス提供装置20に遷移する。
サービス提供装置20では、例えば、遷移元であるレシートデータの保存先である保存先識別情報を取得し、取得した保存先識別情報に基づいてレシート管理装置20から保存先識別情報と関連付けられたレシート情報、端末来歴情報を取得することができる。本実施形態のレシート管理システム1aでは、異なるドメインである場合であっても、サービス提供装置20が提供する処理サービスを購入者に提供できる。
本実施形態のレシート管理システム1aでは、例えば、レシート管理装置10で管理されている各種情報を用いた処理サービスを、レシート作成装置12で発行されたレシートを有する購入者に提供することができる。
〔処理フロー〕
図7に、サービス提供装置20で実行される管理情報の取得処理のフローチャートを例示する。なお、図7に例示の処理は、例えば、サービス提供装置20のCPU91が、補
助記憶部93に格納された各種プログラム、各種データを読み出し、主記憶部92上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
図7に例示のフローチャートにおいて、管理情報の取得処理の開始は、例えば、購入者端末13からのサービスの要求のときが例示できる。サービス提供装置20は、例えば、購入者端末13に設定された端末来歴情報の取得を行う(S31)。端末来歴情報は、例えば、保存先識別情報で指定された保存先に保存されたレシートデータのアクセスのときに、レシート管理装置10により発行され、購入者端末13に設定される。
サービス提供装置20は、例えば、S31の処理で取得した端末来歴情報をレシート管理装置10に通知し、該端末来歴情報に関連付けられたレシートデータの保存先識別情報の取得を行う(S32)。サービス提供装置20は、例えば、取得した保存先識別情報を主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。
保存先識別情報を取得したサービス提供装置20は、例えば、保存先識別情報で指定される、ネットワークN上のレシートデータの保存先から保存されたレシートデータを取得する(S33)。なお、サービス提供装置20は、例えば、S32の処理で取得した保存先識別情報が複数に存在する場合には、それぞれの保存先識別情報で指定されるネットワークN上の保存先から保存されたレシートデータを取得する。サービス提供装置20は、例えば、取得したレシートデータを主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。
サービス提供装置20は、例えば、S32の処理で取得した保存先識別情報をレシート管理装置10に通知し、該保存先識別情報に関連付けられたレシート情報の取得を行う(S34)。サービス提供装置20は、例えば、取得したレシート情報を保存先識別情報に対応付けて主記憶部92の所定の領域に一時的に記憶する。
ここで、サービス提供装置20で実行されるS31の処理は、端末からのアクセスを受け付けたときに、端末に所定の端末来歴情報が格納されているときに、所定の端末来歴情報を取得するステップの一例である。また、サービス提供装置20のCPU91は、端末からのアクセスを受け付けたときに、端末に所定の端末来歴情報が格納されているときに、所定の端末来歴情報を取得する手段の一例としてS31の処理を実行する。
また、サービス提供装置20で実行されるS33の処理は、取得した端末来歴情報を基に、端末来歴情報に関連付けてレシートデータを格納するサーバからレシートデータを取得するステップ一例である。また、サービス提供装置20のCPU91は、取得した端末来歴情報を基に、端末来歴情報に関連付けてレシートデータを格納するサーバからレシートデータを取得する手段の一例としてS33の処理を実行する。
以上、説明したように、本実施形態の開示の技術によれば、ユーザ登録を行うことなく、実店舗における商品またはサービスの購入者の購買履歴とユーザ端末のブラウザ情報との結び付けを行う技術を提供できる。
<変形例1>
実施例2の変形例として、サービス提供装置20は、例えば、購入者端末13が閲覧中のWebサイトの閲覧ページ上で、該購入者端末13が過去に訪問した異なるWebサイト上で閲覧表示したコンテンツの広告を表示させるリターゲティングサービスを提供するものでもよい。
例えば、レシート管理装置10は、レシートデータの保存先にアクセスした購入者端末13の端末来歴情報、購入商品情報をサービス提供装置20に登録する。サービス提供装
置20は、リターゲティングサービスを提供するために提携されたWebサイトの閲覧ページの広告表示領域内にレシート管理装置10から登録された端末来歴情報を登録する。サービス提供装置20は、例えば、Webサイトの閲覧ページの広告表示領域を介して、当該Webサイトを購入者端末13が訪問したことを特定する。サービス提供装置20は、登録された購入商品情報に基づいて購入端末13が閲覧中のWebサイトのページ内の広告表示領域に購入商品情報に基づく各種広告情報を表示させる。
また、例えば、サービス提供装置20が発行・管理するIDタグといった識別情報をレシートデータが保存された保存先に埋め込むとしてもよい。レシートデータを閲覧した購入者端末13には、レシートデータの保存先に埋め込まれた識別情報がブラウザ機能を介して設定される。例えば、リターゲティングサービスを提供するために提携されたWebサイトの閲覧ページを購入端末13が訪問した場合には、購入者端末13に設定された識別情報に基づいて、閲覧中のWebサイトのページ内の広告表示領域にレシートデータに含まれる購入商品情報に基づいて各種広告情報を表示させることが可能となる。
レシート作成装置12で発行されたレシートを有する購入者に、レシート管理装置10が発行した端末来歴情報およびレシート情報に含まれる購入商品情報に基づく広告情報の提供サービスを行うことが可能となる。
<変形例2>
実施例1、2の、レシートデータが保存されるネットワーク上の保存先識別情報は、URLを例として説明した。レシートデータが保存される保存先の保存先識別情報は、例えば、保存リソースの“名称”であるURN(Uniform Resource Name)であってもよく、
URL、URNを包括するURI(Uniform Resource Identifier:統一資源識別子)で
あってもよい。
また、実施例1、2の購入者端末13に設定される端末来歴情報として、Cookie情報を例として説明した。例えば、端末来歴情報として、HTML5以降のブラウザで使用可能なWeb Storage といった機能を採用することができる。また、iOSといったオペレーティングシステムが搭載される購入者端末では、Advertising Identifier(広告識別子)といったiOS搭載端末を識別するための情報が、端末来歴情報として採用することができる。
さらに、レシート管理装置10は、例えば、端末来歴情報に替えて、購入者端末13のブラウザ機能を介して取得できる、ブラウザのバージョン、プラグイン、解像度等の情報を用いて購入者端末13に搭載されたブラウザを推定するFingerprinting技術を使用して購入者端末13を識別するとしてもよい。Fingerprinting技術にフィンガープリントを用いることで、購入者端末13固有の識別情報、例えば、携帯電話番号、契約者固有ID、個体識別情報(個体識別番号)等を用いる場合と比較して、購入者のレシートデータ等の安全性を高めることができる。
また、例えば、購入者端末13がレシート管理装置10にレシートデータへのアクセス要求をしたときに、レシート管理装置10は、日付あるいは時刻情報、上記端末固有の識別情報等とからハッシュ関数を用いてハッシュ値を求め、レシート管理装置10が保持する秘密鍵によって暗号化すればよい。レシート管理装置10は、暗号化ハッシュ値を購入者端末13のブラウザに付与し、次回の購入者端末13のブラウザからのレシートデータへのアクセス要求時に、暗号化ハッシュ値を検出することで、上記実施例1、2、変形例1、2等に述べたサービスを提供できる。なお、ハッシュ関数自体の安全性が確保されている場合には、暗号化は不要である。つまり、このようなフィンガープリント、上記ハッシュ値、あるいは暗号化ハッシュ値等は、端末来歴情報の一例ということもできる。この
場合に、レシート管理装置10は、所定のイベント発生(例えば、OS、ブラウザ等アップデート等)ごと、あるいは所定期間ごとにフィンガープリント、ハッシュ値、暗号化ハッシュ値等を変更することによって、購入者のレシートデータ等の安全性をさらに高めることができる。なお、レシート管理装置10は、購入者端末13のフィンガープリント、ハッシュ値、暗号化ハッシュ値等を更新された場合には、過去に端末来歴情報管理DB202において端末歴情報となるフィンガープリント、ハッシュ値、暗号化ハッシュ値等を更新することで、過去に蓄積したレシートデータをそのまま維持してもよい。あるいは、レシート管理装置10は、購入者端末13のフィンガープリント、ハッシュ値、暗号化ハッシュ値等を更新された場合には、購入者に対して、過去に蓄積したレシートデータが廃棄されることを通知して廃棄する、過去に蓄積したレシートデータのバックアップ等をとるようにメッセージで通知するとともにバックアップツールを提供し、ユーザが必要に応じてバックアップをとれるようにしてもよい。
また、例えば、商品またはサービスの購入者が購入者端末13に、ウェブサイト、例えば、レシート管理装置10等からレシートデータを処理するアプリケーションプログラム(レシートアプリ)をダウンロードするようにしてもよい。購入者端末13からレシートアプリのダウンロート要求を受けたときに、レシート管理装置10等のウェブサイトを提供するコンピュータは、ユニークなアクセス元識別情報、例えば、ダウロード先ごとの通し番号を発行し、レシートアプリに埋め込んでおいてもよい。購入者端末13で実行されるレシートアプリは、例えば、レシート管理装置10にアクセスするときに、レシートアプリを識別するアプリ識別情報と、上記アプリ識別情報とユニークなアクセス元識別情報等を端末来歴情報として用いることができる。つまり、購入者端末13は、レシートデータへのアクセス要求とともに、アプリ識別情報とアクセス元識別情報とをレシート管理装置10に提示することによって、レシート管理装置10は、HTTPで利用されるクッキー等に限定されることなく、アクセス要求のあった個々のレシートデータを購入者端末13に配布されたレシートアプリ毎にリンクできる。したがって、このようなアプリ識別情報とアクセス元識別情報とレシート管理装置10が、レシートアプリに埋め込んで配信することによって、実質的に、HTTPで利用されるクッキー等に限定されることなく、上記実施例1、2、変形例1、2等に述べたサービスを提供できる。つまり、このようなアプリ識別情報とアクセス元識別情報等は、端末来歴情報の一例ということができる。なお、アプリ識別情報とアクセス元識別情報等が組み合わせられて単独の識別情報として使用されてよい。また、アプリ識別情報に変えて、レシートアプリを提供するベンダの識別情報、レシート管理装置10、あるいはウェブサイトを提供するサービスプロバイダ、事業者の識別情報等を用いてもよい。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]コンピュータに、
商品またはサービスの購入者が使用する購入者端末がアクセス可能なネットワーク上の、前記商品またはサービスの価格を含むレシートデータが保存される保存先を特定する保存先識別情報を得るステップと、
前記保存先にアクセスする購入者端末にアクセス実績を特定する端末来歴情報を設定するステップと、
購入者端末に設定した端末来歴情報と前記購入者端末によってアクセスされた保存先を特定する保存先識別情報とを関連づけて記憶部に保持するステップと、
を実行させる管理プログラム。
[2]購入者端末から保存先識別情報を指定したレシートデータへのアクセス要求を受信したときに、前記アクセス要求元の購入者端末に端末来歴情報が設定されているか否かによって前記購入者端末からの読み出し要求が初回の要求か否かを判定し、
初回の要求であると判定した場合に、前記読み出し要求元の購入者端末からのアクセス実績を特定するための端末来歴情報を前記読み出し要求元の購入者端末に保存し、前記読み出し要求元の購入者端末に保存した前記端末来歴情報と関連づけて読み出し要求に指定された前記保存先識別情報を前記記憶部に保持し、
初回の要求でないと判定した場合に、前記アクセス要求元の購入者端末に保存されている端末来歴情報に関連付けて前記記憶部に保持されている保存先識別情報とともに、前記読み出し要求に指定された前記保存先識別情報を前記記憶部に保持する、管理ステップを、さらに実行させる[1]に記載の管理プログラム。
[3]購入者端末から読み出した端末来歴情報を基にレシートデータを要求するサービス提供装置に前記レシートデータを提供するステップをさらに実行させる[1]または[2]に記載の管理プログラム。
[4]店舗で利用される店舗端末から前記レシートデータと保存先識別情報を取得するステップをさらに実行させる[1]から[3]の何れか一の付記に記載の管理プログラム。
[5]店舗で利用される店舗端末から前記レシートデータを取得する取得ステップと、
前記取得したレシートデータに対して保存先識別情報を生成するステップと、をさらに実行させる[1]から[3]の何れか一の付記に記載の管理プログラム。
[6]店舗で利用される店舗端末から商品またはサービスの購入を示す購入情報を取得し、前記レシートデータを生成するステップと、
前記レシートデータを保存する保存先を特定する保存先識別情報を生成するステップと、をさらに実行させる[1]から[3]の何れか一の付記に記載の管理プログラム。
[7]前記保存先識別情報で特定される保存先に前記レシートデータを保存するステップをさらに実行させる[2]から[6]の何れか一の付記に記載の管理プログラム。
[8]前記保存先識別情報を前記店舗端末に送信するステップをさらに実行させる[5]に記載の管理プログラム。
[9]前記レシートデータと前記保存先識別情報とを前記店舗端末に送信するステップをさらに実行させる[6]に記載の管理プログラム。
[10]コンピュータが、
商品またはサービスの購入者が使用する購入者端末がアクセス可能なネットワーク上の
、前記商品またはサービスの価格を含むレシートデータが保存される保存先を特定する保存先識別情報を得るステップと、
前記保存先にアクセスする購入者端末にアクセス実績を特定する端末来歴情報を設定するステップと、
購入者端末に設定した端末来歴情報と前記購入者端末によってアクセスされた保存先を特定する保存先識別情報とを関連づけて記憶部に保持するステップと、
を実行する管理方法。
[11]商品またはサービスの購入者が使用する購入者端末がアクセス可能なネットワーク上の、前記商品またはサービスの価格を含むレシートデータが保存される保存先を特定する保存先識別情報を得る手段と、
前記保存先にアクセスする購入者端末にアクセス実績を特定する端末来歴情報を設定する手段と、
購入者端末に設定した端末来歴情報と前記購入者端末によってアクセスされた保存先を特定する保存先識別情報とを関連づけて記憶部に保持する手段と、
を備えるレシート管理装置。
[12]商品またはサービスの購入者が使用する購入者端末がアクセス可能なネットワーク上の、前記商品またはサービスの価格を含むレシートデータが保存される保存先を特定する保存先識別情報を得る手段と、
前記保存先にアクセスする購入者端末にアクセス実績を特定する端末来歴情報を設定する手段と、
購入者端末に設定した端末来歴情報と前記購入者端末によってアクセスされた保存先を特定する保存先識別情報とを関連づけて保持する保持手段と、
を備えるレシート管理装置と、
購入者端末から端末来歴情報を読み出し、前記端末来歴情報を基にレシートデータを取得し、前記レシートデータを処理するサービスを提供するサービス提供装置と、
を備える情報処理システム。
[13]端末からのアクセスを受け付けたときに、前記端末に所定の端末来歴情報が格納されているときに、前記所定の端末来歴情報を取得する手段と、
前記取得した端末来歴情報を基に、前記端末来歴情報に関連付けてレシートデータを格納するサーバからレシートデータを取得する手段と、
を備えるサービス提供装置。
[14]コンピュータが、
端末からのアクセスを受け付けたときに、前記端末に所定の端末来歴情報が格納されているときに、前記所定の端末来歴情報を取得するステップと、
前記取得した端末来歴情報を基に、前記端末来歴情報に関連付けてレシートデータを格納するサーバからレシートデータを取得するステップと、
を実行するサービス提供方法。
[15]コンピュータに、
端末からのアクセスを受け付けたときに、前記端末に所定の端末来歴情報が格納されているときに、前記所定の端末来歴情報を取得するステップと、
前記取得した端末来歴情報を基に、前記端末来歴情報に関連付けてレシートデータを格納するサーバからレシートデータを取得するステップと、
を実行させるサービス提供プログラム。