JP6822319B2 - 波長多重光送信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、波長多重光送信モジュールに関する。
特許文献1には、光送信モジュールが開示されている。この光送信モジュールでは、発光素子の光出力が受光素子でモニタリングされる。モニタリングの結果に基づいて、発光素子から出射される光の強度は、一定となるように制御される。
特許文献1では、1つのパッケージ内に複数の発光素子および複数の受光素子が密に実装される。このような構造では、1つの受光素子にモニタリングするべき発光素子からの光以外に、他の発光素子からの漏れ光が入射される可能性がある。漏れ光が受光素子に入射されると、モニタリングするべき発光素子からの光のレベルを正確にモニタリングできない可能性がある。このため、発光素子から出射される光の強度を一定に制御することが困難となるおそれがある。そこで、特許文献1では漏れ光の影響を低減するため、遮光膜を設けている。
特開2016−181645号公報
光送信モジュールでは、小型化のため、発光素子の間隔を小さくする場合がある。特許文献1に示される光送信モジュールでは、発光素子の間隔を小さくすると隣接する発光素子の光出力ビームが重なる可能性がある。この場合、発光素子の光の強度を正確にモニタリングすることができず、発光素子から出射される光の強度を一定に制御することが困難となる可能性がある。
また、特許文献1では、発光素子毎にコリメートレンズを設けている。複数のコリメートレンズによって、複数の発光素子の光から複数のコリメート光がそれぞれ独立に構成される。従って、発光素子の間隔がコリメートレンズの大きさに制約される可能性がある。この場合、発光素子の間隔を、1mm以下に下げることが困難となる可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、小型化が可能な波長多重光送信モジュールを得ることを目的とする。
本発明に係る波長多重光送信モジュールは、互いに波長が異なる複数のレーザー光をそれぞれ出射する複数のレーザーと、該複数のレーザー光が入射し、該複数のレーザー光を、互いに隣接するレーザー光の間の角度が一定となるよう放射状に出射するレンズと、該レンズの光出射方向に設けられ、該複数のレーザー光を複数の透過光と、放射状に広がる複数の反射光と、にそれぞれ分岐させる分岐部と、該レンズの光出射方向に設けられ、該複数の透過光を透過させ、入射角度が大きいほど透過中心波長が短いバンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタの光出射方向において、該バンドパスフィルタに対して傾いて設けられ、該複数の透過光を反射させる反射面を有するミラーと、該複数の反射光をそれぞれ受光する複数の受光素子と、を備え、該複数の透過光は、波長が短い透過光ほど該入射角度が大きくなるように該バンドパスフィルタに入射することで、該バンドパスフィルタを透過し、該バンドパスフィルタの光出射面に対する該反射面の傾斜角度は、該バンドパスフィルタを透過した該複数の透過光が、該光出射面と該反射面とによって反射されることで合波されるように設けられる。
本発明に係る波長多重光送信モジュールでは、レンズから複数のレーザー光が放射状に出射される。分岐部により、複数のレーザー光から複数の反射光がそれぞれ分岐される。複数の受光素子は、複数の反射光をそれぞれ受光する。ここで、複数の反射光は放射状に広がるため、互いに隣接する反射光の間隔は伝播に伴い大きくなる。このため、隣接するレーザーの間隔が小さくても、受光素子がモニタリングする反射光以外の反射光がその受光素子に入射することを抑制できる。従って、隣接するレーザーの間隔が小さくし、波長多重光送信モジュールを小型化できる。
実施の形態1に係る波長多重光送信モジュールの平面図である。 比較例に係る波長多重光送信モジュールの平面図である。 実施の形態2に係る波長多重光送信モジュールの平面図である。 実施の形態3に係る波長多重光送信モジュールの平面図である。 実施の形態4に係る波長多重光送信モジュールの平面図である。
本発明の実施の形態に係る波長多重光送信モジュールについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る波長多重光送信モジュール100の平面図である。波長多重光送信モジュール100は、レーザーアレイ30を備える。レーザーアレイ30は、複数のレーザー12を備える。複数のレーザー12は、互いに波長が異なる複数のレーザー光4をそれぞれ出射する。レーザーアレイ30は、複数のレーザー12にそれぞれ設けられた複数の導波路2を備える。導波路2はレーザー光4をレーザーアレイ30の出射端面32に導く。レーザーアレイ30は、出射端面32から複数のレーザー光4を出射する。
本実施の形態では、レーザーアレイ30は、4つのレーザー12を備える。各々のレーザー12は、変調器集積LD(Electro− absorption Modulator Integrated Laser Diode、EML)である。レーザーアレイ30は、1つの半導体チップにモノリシック集積されたEMLアレイ素子である。
レーザーアレイ30の光出射方向には、レンズ3が設けられる。レンズ3はレーザー光4の光路上に設けられる。レンズ3はコリメートレンズである。レンズ3には、複数のレーザー光4が入射する。レンズ3は、複数のレーザー光4を放射状に出射する。レンズ3から出射された複数のレーザー光4は、互いに隣接するレーザー光4の間の角度が一定となるように広がる。
レンズ3の光出射方向には、分岐部70が設けられる。本実施の形態では、分岐部70はハーフミラー71である。分岐部70は、複数のレーザー光4を複数の透過光94と、複数の反射光84とにそれぞれ分岐させる。複数の反射光84は、複数のレーザー光4がハーフミラー71で反射されることによって得られる。複数の反射光84は放射状に広がる。また、複数の透過光94は、複数のレーザー光4がハーフミラー71を透過することによって得られる。複数の透過光94は放射状に広がる。
レンズ3の光出射方向には、バンドパスフィルタ50が設けられる。バンドパスフィルタ50は、ガラスブロックと、ガラスブロックの光入射面側に設けられた薄膜から構成される。薄膜は蒸着により形成される。バンドパスフィルタ50は、複数の透過光94を透過させる。バンドパスフィルタ50の透過帯域幅は4nmである。
バンドパスフィルタ50の光出射方向にはミラー60が設けられる。ミラー60は、透過光94の光路上に設けられる。ミラー60は、バンドパスフィルタ50に対して傾いて設けられる。ミラー60は、複数の透過光94を反射させる反射面61を有する全反射ミラーである。バンドパスフィルタ50とミラー60とによって反射されることで、4つの透過光94は合波される。
合波された透過光94の光路上には、集光レンズ7が設けられる。集光レンズ7は、すべての透過光94を集光する。集光レンズ7による透過光94の集光位置には、光ファイバ8が設けられる。集光レンズ7と光ファイバ8との間には、光アイソレータ9が設けられる。光アイソレータ9は、光ファイバ8に向かう光を透過させ、逆方向の光を遮断する。光ファイバ8によって、透過光94は外部に送信される。
波長多重光送信モジュール100はモニタPD(Photo Diode)アレイ80を備える。モニタPDアレイ80は、パッケージ10の側面に沿って配置される。モニタPDアレイ80は、レンズ3と分岐部70の間において、複数の反射光84が入射する位置に設けられる。
モニタPDアレイ80は、複数の受光素子81を備える。本実施の形態では、モニタPDアレイ80は、受光素子81を4つ備える。複数の受光素子81は、複数の反射光84の光路上にそれぞれ設けられる。複数の受光素子81は、複数の反射光84をそれぞれ受光する。複数の受光素子81は、複数の反射光84をそれぞれ受光するように、位置が調整されている。受光素子81は受光面に反射光84が入射するように配置される。
レーザーアレイ30とレンズ3は、ペルチェ素子11の上に設けられている。ペルチェ素子11は、レーザーアレイ30を冷却する。レーザーアレイ30は、ペルチェ素子11によって例えば40℃に保たれる。このため、レーザー12の発振波長が外気温度によって変動することを防止できる。
また、バンドパスフィルタ50とミラー60と分岐部70は実装平板20の上に設けられている。レーザーアレイ30、レンズ3、バンドパスフィルタ50、ミラー60、分岐部70、モニタPDアレイ80、ペルチェ素子11および実装平板20はパッケージ10により封止されている。レーザー12は、パッケージ10によりハーメチック封止される。
次に、波長多重光送信モジュール100における複数のレーザー光4の合波方法について説明する。出射端面32は、レンズ3の焦点位置に配置されている。このため、レンズ3から出射された4つのレーザー光4はコリメート光となる。また、複数の導波路2は、出射端面32において等間隔に並ぶ。このため、レンズ3から放射状に出射された複数のレーザー光4のうち、互いに隣接するレーザー光4の間の角度Δθは一定となる。本実施の形態では、Δθ=2.768°となる。
レンズ3とバンドパスフィルタ50との間には、分岐部70が設けられる。各々のレーザー光4は、分岐部70で反射光84と透過光94に分岐される。4つの透過光94は、互いに隣接する透過光94の間の角度がΔθとなるように広がる。4つの透過光94は、バンドパスフィルタ50に互いに異なる入射角度θで入射することとなる。ここで、一般にバンドパスフィルタ50は入射角度θが大きいほど透過中心波長λが短い。バンドパスフィルタ50の透過中心波長λは次のように表される。
Figure 0006822319
ここで、λはバンドパスフィルタ50への入射角度θが0°の場合の透過中心波長である。nはバンドパスフィルタ50の実効屈折率である。
複数の透過光94は、バンドパスフィルタ50の光入射面51に入射する。複数の透過光94のバンドパスフィルタ50への入射角度θは、それぞれ18.306°、15.537°、12.769°、10°である。入射角度θの間隔は、Δθ=2.768°を満たす。式1から、複数の透過光94の入射角度θに対する透過中心波長λは、入射角度θの大きいほうから1295.14nm、1300.48nm、1305.02nm、1308.71nmとなる。
本実施の形態では、複数のレーザー12の発振波長λは、LAN−WDM(Local Area Network−Wavelength Division Multiplexing)規格にて規定された波長である。複数のレーザー12の発振波長は入射角度θの大きいほうからそれぞれ1295.56nm、1300.05nm、1304.58nm、1309.14nmである。
ここで、バンドパスフィルタ50の透過帯域幅は、透過中心波長λに対して±2nmである。各々のレーザー12の発振波長λは、各々のレーザー12の入射角度θに対する透過中心波長λから±2nmの範囲に収まっている。従って、複数の透過光94はバンドパスフィルタ50を透過できる。本実施の形態では、複数の透過光94は、波長が短い透過光94ほど入射角度θが大きくなるようにバンドパスフィルタ50に入射することで、バンドパスフィルタ50を透過する。
バンドパスフィルタ50を透過した複数の透過光94は、バンドパスフィルタ50の光出射面52から出射される。光出射面52は、バンドパスフィルタ50において複数の透過光94が出射される面である。光入射面51と光出射面52は平行である。光入射面51は、光出射面52と反対側の面である。
ここで、バンドパスフィルタ50の光出射面52に対するミラー60の反射面61の傾斜角度θは、バンドパスフィルタ50を透過した複数の透過光94が、光出射面52と反射面61とによって反射されることで合波されるように設けられる。なお、傾斜角度θは、平面視における傾斜角度である。本実施の形態では、傾斜角度θは、角度Δθの2分の1である。つまり、θ=Δθ/2=1.384°である。また、光出射面52と反射面61は実装平板20の上面と垂直である。
透過光94には、ミラー60での反射により、2θの角度変化が生じる。このため、透過光94はミラー60に反射されることで隣接する透過光94と重なる。従って、複数の透過光94は、反射面61と光出射面52との間で多重反射され、順次合波される。なお、複数の透過光94のうち最も入射角度θが大きい透過光94は、ミラー60に反射されず集光レンズ7側に向かう。以上から、1本の光となった複数の透過光94は、パッケージ10より出射される。
パッケージ10より出射された複数の透過光94は、集光レンズ7により集光され、光アイソレータ9を透過して、光ファイバ8により導波される。複数の透過光94は、シングルモードの光ファイバ8の導波モードとなる。
また、複数のレーザー光4から分岐された複数の反射光84は、複数の受光素子81によってそれぞれ受光される。複数の反射光84も、互いに隣接する反射光84の間の角度がΔθとなるように放射状に広がる。このため、モニタPDアレイ80への複数の反射光84の入射角度は、互いに異なる。各々の受光素子81は、受光した反射光84の強度をモニタする。これにより、各々の受光素子81は、受光した反射光84に対応するレーザー光4の強度をモニタする。以上から、波長多重光送信モジュール100では、出射光のレベルがモニタされ、モニタ結果に応じて、出射光のレベルが一定になるように制御される。
図2は、比較例に係る波長多重光送信モジュール200の平面図である。波長多重光送信モジュール200は、複数のレーザー212を備える。複数のレーザー212は複数のレーザー光をそれぞれ出射する。複数のコリメートレンズ203は、複数のレーザー光から複数のコリメート光をそれぞれ構成する。
波長多重光送信モジュール200は、ビームスプリッタ291を備える。ビームスプリッタ291により複数のコリメート光は複数の反射光と、複数の透過光とにそれぞれ分岐される。複数の反射光は、受光素子292によって受光される。また、複数の透過光は、ビームスプリッタ291から出射され、中継器293に入射される。中継器293は、複数の透過光を合波する。合波された複数の透過光は、集光レンズ207によって集光され、光ファイバ208により導波される。波長多重光送信モジュール200は遮光膜290を備える。遮光幕290は、受光素子292への隣接する反射光からの漏れ光の影響を低減するため設けられている。
ここで、波長多重光送信モジュール200では、複数のレーザー212の間隔を小さくすると隣接するレーザー光が重なる可能性がある。この場合、波長多重光送信モジュール200の出射光の強度を正確にモニタすることができない可能性がある。また、波長多重光送信モジュール200では、レーザー212毎にコリメートレンズ203を設けている。この構成では、レーザー212の間隔がコリメートレンズ203の大きさに制約される可能性がある。この場合、レーザー212の間隔を、1mm以下に下げることが困難となる可能性がある。
これに対し、本実施の形態では、複数のレーザー光4は、レンズ3によって放射状に出射される。複数のレーザー光4の出射角度は互いに異なる。複数のレーザー光4の伝播に伴い、互いに隣接するレーザー光4の間隔が大きくなる。複数のレーザー光4からそれぞれ分岐した複数の反射光84では、伝播に伴い、互いに隣接する反射光84の間隔がさらに大きくなる。
これに応じて、複数の反射光84をそれぞれ受光する複数の受光素子81の間隔を大きくできる。このため、各々の反射光84に対応する受光素子81に、隣接する反射光84が入射することを抑制できる。ここで、反射光84に対応する受光素子81とは、その反射光84を受光するための受光素子81である。
従って、本実施の形態では、複数のレーザー12の間隔が小さくても、各々の反射光84に対応する受光素子81に、隣接する反射光84が入射することを抑制できる。従って、隣接するレーザー12の間隔が小さくできる。このため、波長多重光送信モジュール100を小型化できる。また、遮光幕など漏れ光を抑制する構造を省略できる。このため、波長多重光送信モジュール100をさらに小型化できる。また、漏れ光を抑制することで、波長多重光送信モジュール100の出射光の強度を精度良く制御できる。
また、本実施の形態では、バンドパスフィルタ50の直前に分岐部70が設けられる。分岐部70とバンドパスフィルタ50との距離は、分岐部70とレンズ3との距離よりも短い。複数のレーザー光4がバンドパスフィルタ50への入射直前に分岐されることで、さらに複数の反射光84の間隔を大きくすることができる。これにより、モニタPDアレイ80において、隣接する反射光84からの漏れ光をさらに抑制できる。従って、精度良く出射光のレベルを制御できる。
また、本実施の形態では、複数のレーザー光4は、1つのレンズ3によって出射角度がそれぞれ異なる複数のコリメート光に一括変換される。このため、複数のレーザー12の間隔がレンズ3の大きさに制約されることを防止できる。従って、複数のレーザー12の間隔を小さくし、波長多重光送信モジュール100を小型化できる。
また、バンドパスフィルタ50は、複数の透過光94の入射角度θの違いから、複数の透過光94を透過させる。さらに、バンドパスフィルタ50から出射された複数の透過光94は、ミラー60とバンドパスフィルタ50による反射によって合波される。以上から、1つのレンズ3および1つのバンドパスフィルタ50によって、互いに波長が異なる複数の透過光94を合波できる。従って、波長多重光送信モジュール100では、複数のレンズおよび複数のバンドパスフィルタを備える必要がなく、小型化が可能になる。
本実施の形態ではレーザーアレイ30は、4つのレーザー12を有する。この変形例として、レーザーアレイ30が有するレーザー12の数は2つ以上であれば良い。また、実装平板20は設けられなくても良く、バンドパスフィルタ50とミラー60は直接パッケージ10の実装平面上に設けられても良い。
これらの変形は以下の実施の形態に係る波長多重光送信モジュールについて適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る波長多重光送信モジュールについては実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2に係る波長多重光送信モジュール300の平面図である。本実施の形態では、分岐部370の構造が実施の形態1と異なる。分岐部370は、バンドパスフィルタ50の光入射面51である。分岐部370により、複数のレーザー光4は複数の透過光394と、複数の反射光384とにそれぞれ分岐される。複数の反射光384は、光入射面51でのフレネル反射により複数のレーザー光4から分岐される。複数の反射光384は、モニタPDアレイ380に入射する。
本実施の形態では、分岐部370として別個に部品を設ける必要がない。このため、波長多重光送信モジュール300の部品点数を削減できる。従って、波長多重光送信モジュール300をさらに小型化できる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係る波長多重光送信モジュール400の平面図である。本実施の形態では、分岐部470の構造が実施の形態1と異なる。分岐部470は反射膜454を備える。反射膜454は、バンドパスフィルタ50の光入射面51に設けられる。分岐部470により、複数のレーザー光4は複数の透過光494と、複数の反射光484とにそれぞれ分岐される。複数の反射光484は、モニタPDアレイ480に入射する。
本実施の形態では、反射膜454の反射率を調節することで、モニタPDアレイ480に適切なレベルの反射光484を入射させることができる。従って、波長多重光送信モジュール400の出射光のレベルを精度良くモニタできる。また、本実施の形態では分岐部470としてハーフミラー等を設ける必要がない。このため、波長多重光送信モジュール400の構造を簡易化できる。従って、波長多重光送信モジュール400をさらに小型化できる。
実施の形態5.
図5は、実施の形態4に係る波長多重光送信モジュール500の平面図である。本実施の形態では、モニタPDアレイ580の構造が実施の形態2と異なる。実施の形態2では、モニタPDアレイ380は、パッケージ10の側面に沿って配置された。これに対し、図5に示されるように、モニタPDアレイ580は、パッケージ10の側面に対して傾いて設けられても良い。
本実施の形態では、モニタPDアレイ580に複数の反射光384が等間隔で入射するように、モニタPDアレイ580の分岐部370に対する傾きが設定される。この結果、複数の反射光384は、複数の受光素子81に等間隔で入射する。
実施の形態2では、複数の受光素子81は、複数の反射光384をそれぞれ受光するように、位置が調整されている。このとき、複数の受光素子81の間隔は等間隔に限られない。これに対し本実施の形態では、複数の反射光384が等間隔でモニタPDアレイ580に入射される。このため、モニタPDアレイ580では複数の受光素子81を等間隔に配置すれば良い。従って、モニタPDアレイ580の製造を容易にできる。
本実施の形態では、分岐部として分岐部370を採用しているが、分岐部70、470を採用しても良い。なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
100、300、400、500 波長多重光送信モジュール、3 レンズ、4 レーザー光、12 レーザー、λ、λ 透過中心波長、50 バンドパスフィルタ、51 光入射面、52 光出射面、60 ミラー、61 反射面、θ 入射角度、θ 傾斜角度、Δθ 角度、70、370、470 分岐部、71 ハーフミラー、81 受光素子、84、383、484 反射光、94、394、494 透過光、454 反射膜

Claims (5)

  1. 互いに波長が異なる複数のレーザー光をそれぞれ出射する複数のレーザーと、
    前記複数のレーザー光が入射し、前記複数のレーザー光を、互いに隣接するレーザー光の間の角度が一定となるよう放射状に出射するレンズと、
    前記レンズの光出射方向に設けられ、前記複数のレーザー光を複数の透過光と、放射状に広がる複数の反射光と、にそれぞれ分岐させる分岐部と、
    前記レンズの光出射方向に設けられ、前記複数の透過光を透過させ、入射角度が大きいほど透過中心波長が短いバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタの光出射方向において、前記バンドパスフィルタに対して傾いて設けられ、前記複数の透過光を反射させる反射面を有するミラーと、
    前記複数の反射光をそれぞれ受光する複数の受光素子と、
    を備え、
    前記複数の透過光は、波長が短い透過光ほど前記入射角度が大きくなるように前記バンドパスフィルタに入射することで、前記バンドパスフィルタを透過し、
    前記バンドパスフィルタの光出射面に対する前記反射面の傾斜角度は、前記バンドパスフィルタを透過した前記複数の透過光が、前記光出射面と前記反射面とによって反射されることで合波されるように設けられることを特徴とする波長多重光送信モジュール。
  2. 前記分岐部は、ハーフミラーであることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光送信モジュール。
  3. 前記分岐部は、前記バンドパスフィルタの前記光出射面と反対側の面である光入射面であり、
    前記複数の反射光は、前記光入射面でのフレネル反射により前記複数のレーザー光から分岐されることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光送信モジュール。
  4. 前記分岐部は、前記バンドパスフィルタの前記光出射面と反対側の面である光入射面に設けられた反射膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光送信モジュール。
  5. 前記複数の反射光は、前記複数の受光素子に等間隔で入射することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の波長多重光送信モジュール。
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