JP6822078B2 - 超音波診断装置の制御装置、及び制御方法 - Google Patents

超音波診断装置の制御装置、及び制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、超音波診断装置の制御装置、及び制御方法に関する。
超音波診断装置の電源生成デバイスとして、一般に、小型で変換効率が高いスイッチング駆動方式のDC−DCコンバーターが用いられる。しかし、スイッチング駆動方式のDC−DCコンバーターは、スイッチング素子を数百kHz〜数MHzでスイッチングして動作電圧を生成するため、スイッチング周波数及びその高次高調波の周波数において、電磁ノイズや伝導ノイズが発生することが知られている(以下、「スイッチングノイズ」とも称する)。
超音波診断装置においては、特にパルスドプラ(以下、「PWドプラ」と称する)法によって血流速度パターン等を検出する際に、かかるスイッチングノイズがドプラ偏移周波数を観測する周波数帯に重畳することが知られている。その結果、血流速度パターン等を表示する画面内に、スイッチングノイズが表出し、正しい診断を妨げるおそれがある。
特許文献1には、画面上に当該スイッチングノイズが表出することを防止するために、スイッチング電源のスイッチング周波数をパルス繰り返し周波数の整数倍になるように制御する方法が提案されている。
又、特許文献2には、ドプラ偏移周波数を観測する周波数帯にスイッチング信号の基本周波数及びその高調波が含まれないように、スイッチング周波数を制御する方法が提案されている。
特開平5−130992号公報 特開2007−029198号公報
しかしながら、超音波パルスを送信する際のパルス繰り返し周波数は、血流速度パターン等を検出する際の流速レンジ(ドプラ偏移周波数を観測する範囲)に応じて、数十通りも存在する。そのため、特許文献1の従来技術のように、あらゆるパルス繰り返し周波数に対して、そのパルス繰り返し周波数の整数倍となるように、スイッチング電源のスイッチング周波数を設定することは困難である。
又、血流速度パターン等を検出する際の流速レンジを広げたい場合等においては、特許文献2の従来技術のように、スイッチングノイズが含まれるすべての周波数帯を避けるように、スイッチング周波数を設定することは困難となることもある。
特に、近年、超音波パルスの送信タイミングを切り替えることで、複数の動作モードを複合的に実行することが可能となっており(以下、「複合動作モード」と称する)、かかる動作モードの実行態様を考慮して、より好適なスイッチング周波数を設定することが望まれる。
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたもので、特に複合動作モードにおいて、ドプラ偏移周波数の検出結果へのスイッチングノイズの混入を抑制することを可能とする超音波診断装置の制御装置、及び制御方法を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、動作電圧を生成するスイッチング電源を有し、超音波をパルス状に繰り返して送信し、被検体内から反射される超音波エコーからドプラ偏移周波数を検出可能に構成された超音波診断装置の制御装置であって、送信する超音波パルスのパルス波形が異なる複数の動作モードから、観測結果を画面内に同時に表示する対象として少なくとも第1及び第2の動作モードを設定する動作モード設定部と、前記第1及び第2の動作モードそれぞれの超音波パルスの送信タイミングを規定する動作タイプを設定する動作タイプ設定部と、前記スイッチング電源を駆動する際のスイッチング信号の基本周波数及び高調波が、前記第1及び第2の動作モード並びに前記動作タイプに基づいて決定されるドプラ観測周波数帯域に含まれないように、前記スイッチング信号のスイッチング周波数を設定するスイッチング周波数設定部と、を備える、制御装置である。
又、前述した課題を解決する主たる本開示は、動作電圧を生成するスイッチング電源を有し、超音波をパルス状に繰り返して送信し、被検体内から反射される超音波エコーからドプラ偏移周波数を検出可能に構成された超音波診断装置の制御方法であって、送信する超音波パルスのパルス波形が異なる複数の動作モードから、観測結果を画面内に同時に表示する対象として少なくとも第1及び第2の動作モードを設定する処理と、前記第1及び第2の動作モードそれぞれの超音波パルスの送信タイミングを規定する動作タイプを設定する処理と、前記スイッチング電源を駆動する際のスイッチング信号の基本周波数及び高調波が、前記第1及び第2の動作モード並びに前記動作タイプに基づいて決定されるドプラ観測周波数帯域に含まれないように、前記スイッチング信号のスイッチング周波数を設定する処理と、を備える、制御方法である。
本開示によれば、ドプラ偏移周波数の検出結果に、スイッチング電源から発生するスイッチングノイズが混入することを抑制することができる。
実施形態に係る超音波診断装置の信号処理経路の全体構成の一例を示す図 実施形態に係る超音波診断装置のPWドプラ処理部の構成の一例を示す図 超音波診断装置の電源部の構成の一例を示す図 超音波診断装置の電源部の構成の一例を示す図 複合動作モードにおいて生成される画面の一例を示す図 複合動作モードにおいて生成される画面の一例を示す図 複合動作モードにおける動作タイプについて説明する図 複合動作モードにおける動作タイプについて説明する図 複合動作モードにおける動作タイプについて説明する図 複合動作モードにおける動作タイプについて説明する図 複合動作モードにおける動作タイプについて説明する図 PWドプラモードにおけるドプラ観測周波数帯域とスイッチング周波数の関係について説明する図 PWドプラモードにおけるドプラ観測周波数帯域とスイッチング周波数の関係について説明する図 周波数スペクトル画像にスイッチングノイズが表出した表示画面の一例を示す図 スイッチング周波数を決定する際の制御装置の動作の一例を示すフローチャート スイッチング周波数を決定する際の制御装置の動作の一例を示すフローチャート スイッチング周波数を決定する際の制御装置の動作の一例を示すフローチャート
(超音波診断装置の構成)
以下、図1、図2、図3A、図3Bを参照して、本発明の一実施形態に係る超音波診断装置Aの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置Aの信号処理経路の全体構成の一例を示す図である。図2は、本実施形態に係る超音波診断装置AのPWドプラ処理部5の構成の一例を示す図である。図3A、図3Bは、超音波診断装置Aの電源部12の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る超音波診断装置Aは、超音波探触子1、送信部2、受信部3、Bモード処理部4、PW(Pulse Wave)ドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、CW(Continuous Wave)ドプラ処理部7、表示処理部8、表示器9、制御装置10、操作部11、及び電源部12を含んで構成される。尚、本実施形態では、電源部12が上記した「スイッチング電源」に相当する。
超音波探触子1は、送信部2で発生された電気パルスを超音波パルスに変換して被検体内へ送信し、被検体内で反射した超音波エコーを受信して電気信号に変換し受信部3へ出力する。超音波探触子1は、例えば、一次元もしくは二次元状に配置された複数の振動子(圧電素子)と、当該複数の振動子の駆動状態のオンオフを個別に又はブロック単位(以下、「チャンネル」と称する)で切替制御するためのチャンネル切替部(セレクター)を含んで構成される。
尚、超音波探触子1は、Bモードやカラーフローモードで二次元データを生成する際には、複数のチャンネルのうち、駆動対象のチャンネルを順に駆動(走査)することによって、走査方向に沿った順序で、被検体内部に対して超音波パルスを送信する。
送信部2は、超音波探触子1に対して駆動信号たる電圧パルスを送出する送信器である。送信部2は、例えば、高周波パルス発振器、パルス設定部等を含んで構成される。送信部2は、高周波パルス発振器で生成した電圧パルスを、パルス設定部で設定した電圧振幅、パルス幅及びタイミングに調整して、超音波探触子1のチャンネルごとに送出する。
送信部2は、超音波探触子1の複数のチャンネルそれぞれにパルス設定部を有しており、複数のチャンネルごとに電圧パルスの電圧振幅、パルス幅及びタイミングを設定可能になっている。例えば、送信部2は、複数のチャンネルに対して適切な遅延時間を設定することによって目標とする深度を変更したり、異なるパルス波形を発生させる(例えば、Bモードでは1波のパルス、PWドプラモードでは4波のパルスを送出する)。
受信部3は、超音波探触子1で生成された超音波エコーに係る電気信号を受信処理する超音波受信器である。受信部3は、チャンネルごとのプリアンプ、チャンネルごとのAD変換部、受信ビームフォーマー、及び処理系統切替部を含んで構成される。
受信部3のプリアンプは、微弱な超音波エコーに係る電気信号を増幅する。AD変換部は、増幅された電気信号を、デジタル信号に変換する。受信ビームフォーマーは、各チャンネルの受信信号を整相加算することで複数チャンネルの信号を1つにまとめて、後段の処理部で処理する対象の信号を生成する(「受信信号」と称する)。
受信部3の処理系統切替部は、受信ビームフォーマーで生成された受信信号を送信する先を切り替え制御し、実行する動作モードに応じて、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、又はCWドプラ処理部7のいずれかに一つに出力する。
Bモード処理部4は、Bモード動作の際に受信部3から受信信号を取得して、被検体の内部の断層像たるBモード画像を生成する(図4A、図4Bを参照)。
Bモード処理部4は、例えば、超音波探触子1が深度方向に向けてパルス状の超音波を送信した際に、その後に検出される超音波エコーの信号強度(Intensity)の時間的変化をラインメモリに蓄積する。Bモード処理部4は、超音波探触子1からの超音波パルスが走査されるに応じて、各走査位置での超音波エコーの信号強度の時間的変化をラインメモリに順次蓄積し、フレーム単位となる二次元データを生成する。そして、Bモード処理部4は、被検体の内部の各位置で検出される超音波エコーの信号強度を輝度値に変換することによって、Bモード画像を生成する。
Bモード処理部4は、例えば、包絡線検波回路、ダイナミックフィルター及び対数圧縮回路を含んで構成される。包絡線検波回路は、受信信号を包絡線検波して、信号強度を検出する。対数圧縮回路は、包絡線検波回路で検出された受信信号の信号強度に対して対数圧縮を行う。ダイナミックフィルターは、深度に応じて周波数特性を変化させたバンドパスフィルターであって、生体の超音波周波数減衰に応じてエコー信号を検出し、エコー信号がない受信信号をカットすることによりノイズ成分を除去する。
PWドプラ処理部5は、PWドプラモード動作の際に受信部3から受信信号を取得して、血流や動きのある体組織からの超音波エコーのドプラ偏移周波数の周波数スペクトル画像(以下、「血流速度パターン」とも称する)を生成する(図2、図4A、図4Bを参照)。
PWドプラ処理部5は、例えば、パルス状の超音波パルスを繰り返し送信し、当該超音波パルスのパルス繰り返し周波数に同期して超音波エコーに係る受信信号をサンプリングする。換言すると、PWドプラ処理部5は、パルス繰り返し周波数に従って一定間隔で超音波パルスを送受信し、同じサンプルゲート深度(深度方向における観測対象の位置を示す。以下同じ)からのn番目の超音波エコーとn+1番目の超音波エコーの位相差に基づいて、ドプラ偏移周波数を推定する。
PWドプラ処理部5は、例えば、バンドパスフィルター5a、直交検波部5b、ローパスフィルター5c、レンジゲート5d、積分回路5e、ウォールモーションフィルター5f、及びFFT解析部5gを含んで構成される。バンドパスフィルター5aは、不必要な周波数成分を除去する。直交検波部5bは、受信信号に対して、送信した超音波パルスと同相の参照信号及び送信した超音波パルスとπ/2だけ位相の異なる参照信号をミキシングして、直交検波信号を生成する。ローパスフィルター5cは、直交検波信号の高周波成分を除去して、ドプラ偏移周波数に係る受信信号を生成する。レンジゲート5dは、サンプルゲート深度からの超音波エコーのみを取得する。積分回路5eは、レンジゲート5dで取得した受信信号を積分する。ウォールモーションフィルター5fは、低域除去して、クラッタ成分(組織からの超音波エコー)を除去する処理を行う。FFT解析部5gは、このようにして取得した受信信号のドプラ偏移周波数成分を周波数解析する。
カラーフロー処理部6は、カラーフローモード動作の際に受信部3から受信信号を取得して、血流や動きのある体組織等の速度(Velocity)、パワー(Power)、速度の分散値(Turbulence)を表すカラーフロー画像を生成する(図4Bを参照)。カラーフロー処理部6は、PWドプラ処理部5と同様に、例えば、連続して送信したパルス状の超音波の、同じ深さ位置からの超音波エコーを検出する。そして、カラーフロー処理部6は、自己相関処理に基づく解析によって、ドプラ偏移周波数成分を検出する。カラーフロー処理部6は、血流等からの超音波エコーのドプラ偏移周波数から換算される血流等の速度(Velocity)、パワー(Power)、速度の分散値(Turbulence)を色空間ベクトルで表すことによってカラーフロー画像を生成する。
カラーフロー処理部6は、例えば、MTIフィルター、直交検波回路、及び自己相関演算部を含んで構成される(図示せず)。MTI(Moving Target Indication)フィルターは、受信信号から、静止した組織からのクラッタ成分(組織からの超音波エコー)を除去する処理を行う。直交検波回路は、受信信号に対して、送信超音波と同相の参照信号及び送信超音波とπ/2だけ位相の異なる参照信号をミキシングして、直交検波信号を生成する。自己相関演算部は、連続して送信した超音波パルスの、同じ深さ位置からの超音波エコーの直交検波信号に対して自己相関演算を行って、血流の速度、パワー、及び分散等を算出する。
CWドプラ処理部7は、CWドプラモード動作の際に稼働し、受信部3から受信信号を取得して、PWドプラ処理部5と同様に、ドプラ偏移周波数の周波数スペクトラム画像を生成する。CWドプラモードでは、PWドプラモードとは異なり、一定周波数の連続波を送信し、当該連続波に係る超音波エコーからドプラ偏移周波数成分を算出する。CWドプラ処理部7は、例えば、バンドパスフィルター、直交検波部、ローパスフィルター及びFFT解析部を含んで構成される。
表示処理部8は、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、及びCWドプラ処理部7から、Bモード画像、周波数スペクトル画像、及びカラーフロー画像等に係る画像データが入力され、当該画像データに座標変換処理やデータ補間処理等の所定の画像処理を施して、表示器9に出力する。
表示器9は、表示処理部8から出力された画像データを表示するモニターである。
尚、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、CWドプラ処理部7、表示処理部8は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等で構成されたデジタル演算回路によって実現される。但し、これらの構成は、種々に変形可能であり、例えば、その一部又は全部がハードウェア回路によって実現されてもよいし、プログラムに従った演算処理によって実現されてもよい。
制御装置10は、超音波探触子1、送信部2、受信部3、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、CWドプラ処理部7、表示処理部8、表示器9、操作部11、電源部12等と制御信号の送受信をして、これらを統括制御する。尚、制御装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)等を含んで構成されている。
制御装置10は、制御部10a、動作モード設定部10b、動作タイプ設定部10c、及びスイッチング周波数設定部10dを備えている。
制御部10aは、超音波探触子1、送信部2、受信部3、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、CWドプラ処理部7等を動作させる。本実施形態に係る制御部10aは、動作モード設定部10bで設定した動作モード(Bモード、PWドプラモード等)及び動作タイプ設定部10cで設定した動作タイプ(独立タイプ、連動タイプ等)に従って、超音波探触子1、送信部2、受信部3、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、CWドプラ処理部7等を動作させる。
動作モード設定部10bは、Bモード、カラーフローモード、PWドプラモード及びCWドプラモードのうちから、実行する動作モードを設定し、当該モードに応じた制御を制御部10aに実行させる。本実施形態に係る動作モード設定部10bは、これらの複数の動作モードから、観測結果を表示器9の画面内に同時に表示する対象の動作モードを複数設定する(図4A、図4Bを参照して後述)。
動作タイプ設定部10cは、複数の動作モードを実行する場合に、それぞれの動作モードの送信タイミングを規定する動作タイプを設定する(図5A、図5B、図5C、図6A、図6Bを参照して後述)。
スイッチング周波数設定部10dは、電源部12(DC−DCコンバーター)を駆動するスイッチング信号のスイッチング周波数を設定する。本実施形態に係るスイッチング周波数設定部10dは、スイッチング周波数の正の整数倍の周波数が、上記動作タイプに応じて決定されるドプラ偏移周波数を観測する周波数帯域(以下、「ドプラ観測周波数帯域」と称する)に含まれないように、スイッチング周波数を設定する(図10、図11、図12を参照して後述)。
尚、上記した各機能は、例えば、CPUがHDDやSSD、RAM等に記憶された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。但し、当該機能は、ソフトウェアによる処理に限られず、その一部又は全部が専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
操作部11は、操作者が入力操作を行うためのユーザインターフェイスであり、例えば、押しボタンスイッチ、キーボード、マウス、タッチパネル等で構成される。操作部11は、操作者が行った入力操作を操作信号に変換し、制御装置10に入力する。操作部11によって、例えば、PWドプラモードにおいて血流速度パターンを検出するサンプルゲート深度を設定可能となっている。
電源部12は、上記の各構成を動作させるための直流の電源電圧を生成して、これらに対して電力供給する。本実施形態に係る電源部12は、スイッチング周波数が可変に構成されたスイッチング駆動方式のDC−DCコンバーターが用いられている。但し、電源部12は、スイッチング駆動方式のDC−DCコンバーターであれば、ハーフブリッジ形やチョッパ形等の任意の回路方式のDC−DCコンバーターを用いることができる。スイッチング素子の駆動方式もPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)駆動、PFM(Pulse Frequency Modulation:パルス周波数変調)駆動のいずれであってもよい。尚、DC−DCコンバーターは、周知の構成であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
尚、DC−DCコンバーターから出力される電圧は、例えば、フィードバック制御によって、スイッチング素子をオンオフする際のデューティー比が制御されることで所定値に調整される(PWM駆動方式の場合)。この場合、スイッチング周波数は、例えば、デューティー比を制御する際のスイッチング信号の周波数として設定される。
本実施形態に係る電源部12は、図3A、図3Bに示すような構成によって、制御装置10からの制御信号に従って、スイッチング周波数が可変に構成されている。
図3Aは、外部クロックに同期する構成のDC−DCコンバーターを示す図である。
図3Aにおいて、DC−DCコンバーター12c〜12fは、それぞれ、クロック生成部12bからのクロック信号に基づいて、スイッチング素子をオンオフ動作させ、AC−DC変換部12aから供給される直流電力の電圧を変換して出力する構成となっている。この際、スイッチング周波数は、例えば、制御装置10がクロック生成部12bの周波数設定レジスタに設定する値によって可変とされる。尚、DC−DCコンバーター12c〜12fは、それぞれ、異なる出力電圧を生成するために設けられている。
図3Bは、発振器を内蔵する構成のDC−DCコンバーターを示す図である。
図3Bにおいて、DC−DCコンバーター12g、12hは、それぞれ、内蔵する発振器のクロック信号に基づいて、スイッチング素子をオンオフ動作させ、供給される直流電力の電圧を変換して出力する構成となっている。この際、スイッチング周波数は、例えば、制御装置10によりスイッチ回路12i、12jの開閉状態が切り替えられ、内蔵する発振器に接続する外部抵抗12k、12lが切り替えられることによって制御される。
(超音波診断装置の動作モードと動作タイプ)
以下、図4A〜図4B、図5A〜図5C、図6A〜図6Bを参照して、超音波診断装置Aの動作モードと動作タイプについて説明する。
本実施形態に係る超音波診断装置Aは、動作モードとして、Bモード、カラーフローモード、PWドプラモード及びCWドプラモードを有している。そして、超音波診断装置A(制御部10a)は、当該動作モードに対応する態様で、送信部2に超音波パルスを送信させるとともに受信部3に超音波エコーを受信させ、Bモード処理部4、PWドプラ処理部5、カラーフロー処理部6、CWドプラ処理部7のうち、当該動作モードに対応する処理部において受信信号を処理させる。
送信する超音波のパルス波形は、実行する動作モードごとに異なっており、いずれかの一つの動作モードごとに実行される。但し、「複合動作モード」においては、それぞれの動作モードに係る超音波パルスの送信タイミングを異ならせることによって、複数の動作モードで生成した画像(観測結果)を表示器9に同時に表示することが可能な構成となっている。
図4Aは、複合動作モードにおいて、Bモード、PWドプラモードの2つの動作モードを実行する場合に生成される画面の一例を示す図である。図4Bは、複合動作モードにおいて、Bモード、PWドプラモード、カラーフローモードの3つの動作モードを実行する場合に生成される画面の一例を示す図である。
図4A、図4Bにおいて、R1領域にはBモードで生成されたBモード画像、R2領域にはPWドプラモードで生成された周波数スペクトル画像が表示されている。又、図4Bでは、Bモード画像、周波数スペクトル画像に加えて、更に、R1領域に重畳するR3領域に、カラーフローモードによって生成されるカラーフロー画像が表示された状態を示す。
図4A、図4Bでは、それぞれの動作モードの送信タイミングを異ならせることによって、複数の動作モードの画像を同時に表示している。
尚、図4A、図4Bにおいて、Bモード画像(R1領域)の縦軸は深度方向、横軸は走査方向に対応する。又、周波数スペクトル画像(R2領域)の縦軸は血流速度(縦軸中央線が速度が0の位置を示す)、横軸は時間に対応する。
カラーフロー画像(R3領域)は、Bモード画像の対応する位置の血流速度を色空間RGBで表現したものである。カラーフロー画像においては、超音波探触子1に向かってくる速度が速いほどR成分の輝度値が大きくなるように表され、反対に、超音波探触子1から遠ざかる速度が速いほどB成分の輝度値が大きくなるように表される。
超音波診断装置Aの動作タイプ設定部10cは、上記のように、複合動作モードにおいて複数の動作モードを実行する場合に、それぞれの動作モードに係る超音波パルスの送信タイミングを規定する動作タイプを設定する。
動作タイプ設定部10cは、例えば、複合動作モードにおいてPWドプラモードとBモードを実行する場合であれば、PWドプラモードに係る超音波パルスのみを連続的に送信(更新)する独立タイプ、Bモードに係る超音波パルスの送信を間に挟むように、PWドプラモードに係る超音波パルスを送信する連動タイプ(例えば、Bモードに係る超音波パルスとPWドプラモードに係る超音波パルスの送信を交互に実行する)、PWドプラモードに係る超音波パルスを連続的に送信しつつ、Bモードに係る超音波パルスを送信する際にはPWドプラモードのデータを線形予測等によってデータ補間するMSEタイプ、からいずれか一つを動作タイプとして設定する。尚、動作タイプの種別としては、PWドプラモードに係るn回目の超音波パルスとn+1回目の超音波パルスを送信する間に、Bモードに係る超音波パルスを送信する回数によっても複数種類に分けられる。
図5A〜図5Cは、複合動作モードにおいて、図4Aに示すPWドプラモードとBモードの2モードを実行する際の動作タイプについて説明する図である。
図5Aは、独立タイプでPWドプラモードを実行する態様を説明する図である。図5Bは、連動タイプでPWドプラモードとBモードを実行する態様を説明する図である。図5Cは、MSEタイプでPWドプラモードとBモードを実行する態様を説明する図である。
図5A〜図5C中のグラフは、時間軸(横軸)上での矢印に付されたモードの送信タイミングを表す。図中の矢印PWはPWドプラモードの送信タイミングを表し、矢印BはBモードの送信タイミングを表す。尚、ここで言う「送信タイミング」とは、対応するモードに応じたパルス状の超音波を一回送信するタイミングを表す。
図5Aの動作タイプ(独立タイプ)では、PWドプラモードのみを連続的に実行する。従って、PWドプラモードは、矢印同士の間隔で繰り返し実行されることになる。換言すると、矢印同士の間隔がPWドプラモードのパルス繰り返し周波数となる。
この際、Bモードは、例えば、PWドプラモードを開始する前に実行される。これにより生成されたBモード画像は、記憶部に静止画像データとして保持され、表示器9に静止画像として表示される。
図5Bの動作タイプ(連動タイプ)では、PWドプラモードとBモードとを交互に実行する。この場合、Bモード画像とPWドプラモードの周波数スペクトル画像は、対応するモードを実行する度に更新され、表示器9には、Bモード画像も動画像として表示される。
尚、PWドプラモードにおいて周波数スペクトルを算出するためには、同じ深さ位置(サンプルゲート深度)に対する複数回のパルス状の超音波の送受信が必要となる。そのため、連動タイプで動作する場合のPWドプラモードのパルス繰り返し周波数は、Bモードの実行を挟むPWドプラモード同士の間隔(図5B中の矢印PW同士の間隔)となる。
図5Cの動作タイプ(MSEタイプ)では、Bモードの実行を間に挟むように、PWドプラモードを連続的に実行する。但し、この場合、Bモードを実行するタイミングにおける受信信号は、PWドプラモードで周波数解析を行う際には、線形予測等により補間される。そのため、PWドプラモードのパルス繰り返し周波数は、図5Aと同様に、高い値に設定することが可能である。
上記した動作タイプは、観測対象等に応じて使い分けられる。
図5Aの独立タイプは、PWドプラモードにおいて流速レンジを広域まで自由に設定できる点や、PWドプラモードにおいて周波数スペクトルを算出する際のサンプル数が多くなるため、高精度に周波数スペクトルを算出できる点がメリットとして挙げられる。しかし、当該独立タイプでは、Bモード画像が更新されないため、PWドプラの観察位置(サンプルゲート深度及び超音波パルスの送信方向)がずれても確認及び補正できない。
尚、PWドプラモードにおける血流速度の検出結果は、超音波パルスの送信方向と血流の方向とのなす角度に応じて誤差を含むため、一般に、PWドプラモードでは、Bモードで得られたデータに基づいて血流速度パターンの補正がなされる。
一方、図5Bの連動タイプは、独立タイプとは逆の関係になり、Bモード画像がリアルタイムに更新されるため、PWドプラの観察位置(サンプルゲート深度及び超音波パルスの送信方向)がリアルタイムに確認及び補正可能である点がメリットとして挙げられる。しかし、当該独立タイプでは、Bモードの実行に必要な期間に応じて、パルス繰り返し周波数の最大値が決まってしまうため、PWドプラモードの流速レンジが狭域になってしまう。又、PWドプラモードにおいて周波数スペクトルを算出する際のサンプル数が少なくなるため、周波数スペクトルの精度が低下してしまう。
尚、図5CのMSEタイプは、独立タイプと連動タイプの両者を補完することができるが、スペクトラム波形の変化が大きくなったときに対応することができず、当該タイミングにおいて継ぎ目が発生してしまう。
図6A〜図6Bは、複合動作モードにおいて、図4Bに示すPWドプラモード、Bモード及びカラーフローモードの3モードを実行する際の動作タイプについて説明する図である。
図6Aは、独立タイプで当該3モードを実行する態様を説明する図である。図6Bは、連動タイプで当該3モードを実行する態様を説明する図である。
図6A、図6Bの動作タイプは、いずれも、図5A、図5Bを参照して上記したのと同様の特徴を有する。但し、図6Bの連動タイプでは、連続するPWドプラモードの実行の間に、Bモード及びカラーフローモードを実行する。そのため、PWドプラモードのパルス繰り返し周波数は、図5Bの場合と比して、より長周期となる。尚、図中の矢印Cはカラードプラモードの送信タイミングを表す。
(スイッチング周波数の設定)
次に、図7〜図12を参照して、本実施形態に係る制御装置10(スイッチング周波数設定部10d)における電源部12のスイッチング周波数の設定方法について説明する。尚、本実施形態に係る制御装置10(スイッチング周波数設定部10d)は、PWドプラモードにおけるドプラ観測周波数帯域を基準としてスイッチング周波数の設定を行う。
図7、図8は、PWドプラモードにおけるドプラ観測周波数帯域とスイッチング周波数の関係について説明する図である。図中の横軸は周波数を表し、縦軸は受信信号又はスイッチングノイズの当該周波数成分における信号強度を表す。又、図中のFrefはPWドプラの送信周波数(受信参照周波数)、FprfはPWドプラのパルス繰り返し周波数、FswはDC−DCコンバーターのスイッチング周波数を表している。
ドプラ偏移周波数は、超音波パルスを送信した際の周波数Frefと受信した際の周波数の差分であり、血流速度に応じて、当該送信周波数Frefの前後の周波数帯域Fref−ΔF〜Fref+ΔFに遷移する。このとき、ドプラ観測周波数帯域の下限Fref−ΔF及び上限Fref+ΔFは、ナイキストのサンプリング定理に従って、パルス繰り返し周波数Fprfによって規制されるため、ドプラ偏移周波数を観測可能なドプラ観測周波数帯域は、以下の式(1)のように表すことができる。
Fref−(1/2)Fprf ≦ L ≦ Fref+(1/2)Fprf …式(1)
(但し、L:ドプラ観測周波数帯域、Fref:送信周波数(参照波周波数)、Fprf:パルス繰り返し周波数、を表す)
一方、電源部12から発生するスイッチングノイズは、スイッチング信号の基本波周波数及びその高調波に表出する。図7、図8中では、スイッチングノイズ成分として、スイッチング周波数の基本波(Fsw)、第二次高調波(2×Fsw)、及び第三次高調波(3×Fsw)を表している。尚、図7、図8中において、スイッチングノイズ成分をスイッチング周波数から一定の幅をもった状態で表しているのは、スイッチング信号が矩形波であることや、電力負荷に応じて、逐次、DC−DCコンバーターのデューティー比が変化すること等に起因する。
ここで、図7のように、スイッチングノイズ成分がドプラ観測周波数帯域に重畳する場合には、当該スイッチングノイズ成分がドプラ成分に混入し、当該スイッチングノイズが周波数スペクトル画像上に表出することになる。
一方、図8のように、スイッチングノイズ成分がドプラ観測周波数帯域に重畳しない場合には、当該スイッチングノイズ成分は、PWドプラ処理部5におけるフィルター処理等によって除去され、周波数スペクトル画像上にも表れなくなる。
図9は、周波数スペクトル画像にスイッチングノイズが表出した表示画面の一例を示す図である。図9では、周波数スペクトル画像の所定の周波数の位置(矢印の位置)に、スイッチングノイズが継続的に表出している。
本実施形態に係るスイッチング周波数設定部10dは、上記に鑑みて、図8のように、スイッチング信号の基本波周波数及びその高調波(Fsw、2×Fsw、3×Fsw…)が、ドプラ観測周波数帯域に含まれないように、スイッチング信号のスイッチング周波数を設定する。
この際、スイッチング周波数設定部10dは、動作タイプに応じてドプラ観測周波数帯域が異なる範囲となることを考慮して、動作タイプごとにスイッチング周波数を設定する。換言すると、ドプラ観測周波数帯域を規定するパルス繰り返し周波数の最大値は、動作タイプごとに制約条件が異なっている。例えば、BモードとPWドプラモードの連動モードでは(図5Bを参照)、Bモードの実行を間に挿入するため、PWドプラモードのパルス繰り返し周波数の最大値は、当該Bモードを実行する時間に制約される。
又、この際、スイッチング周波数設定部10dは、サンプルゲート深度に応じてパルス繰り返し周波数の最大値が異なることを考慮して、サンプルゲート深度に応じたスイッチング周波数を設定する。換言すると、パルス繰り返し周波数の最大値は、超音波パルスの往復時間によって規制され、サンプルゲート深度に規制された値となる。例えば、パルス繰り返し周波数の最大値は、浅い位置を検出する場合には高い周波数(例えば8kHz)になるが、深い位置を検出する場合には低い周波数(例えば4kHz)になる。
スイッチング周波数設定部10dは、かかる観点から、サンプルゲート深度及び動作タイプに応じて決定されるパルス繰り返し周波数の最大値を考慮して、例えば、以下の式(2)及び式(3)を満たすように、スイッチング周波数を設定する。
n*Fsw≦Fref−(1/2)Fprfm …式(2)
Fref+(1/2)Fprfm≦(n+1)*Fsw …式(3)
(但し、n:正の整数、Fref:送信周波数(参照波周波数)、Fsw:スイッチング周波数、Fprfm:サンプルゲート深度と動作タイプに応じて決定されるパルス繰り返し周波数の最大値、を表す)
上記式(2)、式(3)では、パルス繰り返し周波数の最大値を設定することによって、観測可能な血流速度の流速レンジをできるだけ広域に拡張する構成となっている。これによって、例えば、独立タイプで動作させる場合には、流速レンジを広域(例えば、パルス繰り返し周波数を最大値に設定)にしつつ、スイッチングノイズの周波数成分と、ドプラ観測周波数帯域の重畳する領域が少なくなるように(スイッチングノイズが抑制されるように)、スイッチング周波数を設定することになる。但し、パルス繰り返し周波数は、動作タイプに応じた規制条件を考慮して設定すればよく、必ずしも最大値とする必要はない。
尚、この際、より望ましくは、スイッチング周波数設定部10dは、上記したように、スイッチング信号の基本波周波数及びその高調波の前後の周波数幅にもスイッチングノイズが表出することを想定して、当該周波数幅が更に含まれないように、スイッチング周波数を設定する。スイッチング周波数設定部10dは、例えば、当該周波数幅を考慮して(ここでは、パルス繰り返し周波数Fprfmの略1〜10倍の周波数幅をマージンとして想定)、以下の式(4)及び式(5)を満たすように、スイッチング周波数を設定する。
n*Fsw≦Fref−(1/2)Fprfm*km …式(4)
Fref+(1/2)Fprfm*km≦(n+1)*Fsw…式(5)
(但し、n:正の整数、Fref:送信周波数(参照波周波数)、Fsw:スイッチング周波数、Fprfm:サンプルゲート深度と動作タイプに応じて決定されるパルス繰り返し周波数の最大値、km:マージン係数(1〜10)、を表す)
図10、図11、図12は、上記式(2)及び式(3)を用いて、スイッチング周波数Fswを決定する際の制御装置10の動作の一例を示すフローチャートである。尚、図10、図11、図12のフローチャートは、例えば、制御装置10がコンピュータープログラムに従って実行するものである。
図10は、BモードとPWドプラモードの複合動作モードにおいて、独立タイプでPWドプラモード動作を行う場合(図5Aに対応)のスイッチング周波数Fswの決定プロセスの一例を示す。
制御装置10は、まず、超音波パルスの送信周波数(参照波周波数)Frefを設定する(ステップS1)。
次に、制御装置10(動作モード設定部10b)は、動作モードの設定を行う(ステップS2)。ここでは、例えば、操作者の操作により、BモードとPWドプラモードの複合動作モードが設定されたものとする。
次に、制御装置10(動作タイプ設定部10c)は、動作タイプの設定を行う(ステップS3)。ここでは、例えば、操作者の操作により、PWドプラモードの独立タイプが設定されたものとする。
次に、制御装置10は、サンプルゲート深度に応じたパルス繰り返し周波数の最大値Fprfmの設定を行う(ステップS4)。
尚、制御装置10は、この際、パルス繰り返し周波数の最大値Fprfmがシステム設定可能周波数(FFT解析部12gの解析可能限界等)を超える場合には、システム設定可能周波数をパルス繰り返し周波数の最大値として設定する。
制御装置10は、このようにして設定された超音波パルスの送信周波数(参照波周波数)Frefとパルス繰り返し周波数の最大値Fprfmを参照して、ドプラ観測周波数帯域を設定し、式(2)及び式(3)を満たすように、スイッチング周波数Fswを設定する(ステップS5)。
図11は、複合動作モードにおいて、連動タイプでBモードとPWドプラモードを実行する場合(図5Bに対応)のスイッチング周波数Fswの決定プロセスの一例を示す。
図11においても、図10と同様に、制御装置10は、超音波パルスの送信周波数(参照波周波数)Frefの設定(ステップS11)、動作モード(ここでは、BモードとPWドプラモードの複合動作モード)の設定(ステップS12)、動作タイプ(ここでは、BモードとPWドプラモードの連動タイプ)の設定(ステップS13)、パルス繰り返し周波数の最大値Fprfmの設定を行う(ステップS14、S15)。
但し、連動タイプでPWドプラモードとBモードを行う場合、パルス繰り返し周波数は、Bモードを実行するための繰り返し時間に規制される。従って、ここでのパルス繰り返し周波数の最大値Fprfmは、検出深度に応じたBモードを実行するための繰り返し時間PRT1と、サンプルゲート深度に応じたPWドプラモードを実行するための繰り返し時間PRT2とに基づいて、例えば、以下の式(6)を用いて算出する。
Fprfm=1/(PRT1+PRT2) …式(6)
(但し、Fprfm:パルス繰り返し周波数の最大値、PRT1:検出深度に応じたBモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT2:サンプルゲート深度に応じたPWドプラモード動作を実行するための繰り返し時間、を表す)
制御装置10は、このようにして設定された超音波パルスの送信周波数(参照波周波数)Frefとパルス繰り返し周波数の最大値Fprfmを参照して、上記同様に、式(2)及び式(3)を満たすように、スイッチング周波数Fswを設定する(ステップS16)。
図12は、複合動作モードにおいて、連動タイプでBモードとPWドプラモードとカラーフローモードを実行する場合(図6Aに対応)のスイッチング周波数Fswの決定プロセスの一例を示す。
図12においても、図10と同様に、制御装置10は、超音波パルスの送信周波数(参照波周波数)Frefの設定(ステップS21)、動作モード(ここでは、Bモード、PWドプラモード、カラーフローモードの複合動作モード)の設定(ステップS22)、動作タイプ(ここでは、BモードとPWドプラモードのカラーフローモードの連動タイプ)の設定(ステップS23)、パルス繰り返し周波数の最大値Fprfmの設定を行う(ステップS24、S25)。
但し、連動タイプでPWドプラモード動作、Bモード動作、カラーフローモード動作を行う場合、パルス繰り返し周波数の最大値Fprfmは、Bモード動作及びカラーフローモード動作を実行するための繰り返し時間に規制される。従って、ここでのパルス繰り返し周波数の最大値Fprfmは、検出深度に応じたBモード動作を実行するための繰り返し時間PRT1と、サンプルゲート深度に応じたPWドプラモード動作を実行するための繰り返し時間PRT2と、カラーフローモード動作を実行するための繰り返し時間PRT3と、に基づいて、例えば、以下の式(7)を用いて算出する。
Fprfm=1/(PRT1+PRT2+PRT3*Nc) …式(7)
(但し、Fprfm:パルス繰り返し周波数の最大値、PRT1:検出深度に応じたBモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT2:サンプルゲート深度に応じたPWドプラモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT3:サンプルゲート深度に応じたカラードプラモード動作を実行するための繰り返し時間、Nc:カラードプラモード動作の連続実行回数、を表す)
制御装置10は、このようにして設定された超音波パルスの送信周波数(参照波周波数)Frefとパルス繰り返し周波数の最大値Fprfmを参照して、上記同様に、式(2)及び式(3)を満たすように、スイッチング周波数Fswを設定する(ステップS26)。
以上、本実施形態に係る超音波診断装置Aの制御装置10によれば、複合動作モードにおいて、動作タイプごとにドプラ観測周波数帯域が異なることを考慮して、スイッチング周波数を設定することができる。これによって、複合動作モードの動作タイプに適したスイッチング周波数を設定し、ドプラ偏移周波数の検出結果に重畳するスイッチングノイズを抑制することができる。
具体的には、複合動作モードにおいては、スイッチングノイズの重畳と動作タイプとはトレードオフであり、例えば、独立タイプで動作させる際には、スイッチングノイズが多少重畳しても血流速度パターンの流速レンジ(ドプラ観測周波数)を広域にする要望がある一方、連動タイプで動作させる際には、スイッチングノイズを抑制したりパルスドプラモードの位置ずれを抑制する要望もある。この点、本実施形態に係る超音波診断装置Aの制御装置10によれば、かかる要望に対応し、動作タイプに応じてドプラ観測周波数帯域を決定し、当該ドプラ観測周波数帯域に重畳するスイッチングノイズが抑制されるように、スイッチング周波数を設定することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々に変形態様が考えられる。
上記実施形態では、超音波診断装置Aがドプラ偏移周波数を検出する対象の一例として、血流を示したが、他の動きのある組織を検出対象としてもよい。
又、上記実施形態では、超音波診断装置Aの制御装置10(スイッチング周波数設定部10d)の一例として、PWドプラモードにおけるドプラ観測周波数帯域を基準としてスイッチング周波数の設定を行う態様を示した。但し、複合動作モードにおいて、Bモードとカラードプラモードを実行する場合には、カラードプラモードにおけるドプラ観測周波数帯域を基準としてスイッチング周波数の設定を行ってもよい。
又、上記実施形態では、超音波診断装置Aの制御装置10の一例として、制御部10a、動作モード設定部10b、動作タイプ設定部10c、及びスイッチング周波数設定部10dの機能が一のコンピューターによって実現されるものとして記載したが、複数のコンピューターによって実現されてもよい。例えば、制御部10aとスイッチング周波数設定部10dは、別個のコンピューターによって実現されてもよい。
又、上記実施形態では、超音波診断装置Aの制御装置10の一例として、動作モード設定部10b、動作タイプ設定部10c、及びスイッチング周波数設定部10dの処理を一連のフローの中で実行されるものとして示したが、これらの処理の一部が並列で実行されるものとしてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示は、複合動作モードを実行する超音波診断装置に好適に用いることができる。
1 超音波探触子
2 送信部
3 受信部
4 Bモード処理部
5 PWドプラ処理部
6 カラーフロー処理部
7 CWドプラ処理部
8 表示処理部
9 表示器
10 制御装置
11 操作部
12 電源部

Claims (5)

  1. 動作電圧を生成するスイッチング電源を有し、超音波をパルス状に繰り返して送信し、被検体内から反射される超音波エコーからドプラ偏移周波数を検出可能に構成された超音波診断装置の制御装置であって、
    送信する超音波パルスのパルス波形が異なる複数の動作モードから、観測結果を画面内に同時に表示する対象として少なくとも第1及び第2の動作モードを設定する動作モード設定部と、
    前記第1及び第2の動作モードそれぞれの超音波パルスの送信タイミングを規定する動作タイプを設定する動作タイプ設定部と、
    前記スイッチング電源を駆動する際のスイッチング信号の基本周波数及び高調波が、前記第1及び第2の動作モード並びに前記動作タイプに基づいて決定されるドプラ観測周波数帯域に含まれないように、前記スイッチング信号のスイッチング周波数を設定するスイッチング周波数設定部と、
    を備え
    前記複数の動作モードは、少なくともパルスドプラモード、Bモード及びカラーフローモードを含み、
    前記複数の動作タイプは、少なくとも、前記パルスドプラモードに係る超音波パルスのみを連続的に送信する第1の動作タイプと、他の動作モードに係る超音波パルスの送信を間に挟むように、前記パルスドプラモードに係る超音波パルスを送信する第2の動作タイプと、を含み、
    前記スイッチング周波数設定部は、前記超音波パルスを送信する送信周波数と、サンプルゲート深度及び前記動作タイプに応じて決定されるパルスドプラモードのパルス繰り返し周波数の最大値と、に基づいて、下記の式(1)及び(2)を満たすように、前記スイッチング周波数を設定し、
    n*Fsw≦Fref−(1/2)Fprfm …式(1)
    Fref+(1/2)Fprfm≦(n+1)*Fsw …式(2)
    (但し、n:正の整数、Fref:超音波パルスの送信周波数、Fsw:スイッチング周波数、Fprfm:サンプルゲート深度及び動作タイプに応じて決定されるパルス繰り返し周波数の最大値、を表す)
    前記スイッチング周波数設定部は、前記式(1)及び(2)において、前記超音波診断装置が前記第1の動作タイプで動作する場合には、前記Fprfmを以下の式(3)の値に設定し、前記超音波診断装置が前記パルスドプラモード及び前記Bモードを用いた前記第2の動作タイプで動作する場合には、前記Fprfmを以下の式(4)の値に設定し、前記超音波診断装置が前記パルスドプラモード、前記Bモード及び前記カラーフローモードを用いた前記第2の動作タイプで動作する場合には、前記Fprfmを以下の式(5)の値に設定する、
    Fprfm=1/(PRT2) …式(3)
    Fprfm=1/(PRT1+PRT2) …式(4)
    Fprfm=1/(PRT1+PRT2+PRT3*Nc) …式(5)
    (但し、PRT1:サンプルゲート深度に応じたBモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT2:サンプルゲート深度に応じたPWドプラモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT3:サンプルゲート深度に応じたカラードプラモード動作を実行するための繰り返し時間、Nc:カラードプラモード動作の連続実行回数、を表す)
    制御装置。
  2. 前記スイッチング電源は、スイッチング駆動方式のDC−DCコンバーターである、
    請求項に記載の制御装置。
  3. 前記スイッチング信号の高調波は、前記スイッチング周波数の第二次から第五次までの高調波である、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 請求項1乃至いずれか一項に記載の制御装置を有する超音波診断装置。
  5. 動作電圧を生成するスイッチング電源を有し、超音波をパルス状に繰り返して送信し、被検体内から反射される超音波エコーからドプラ偏移周波数を検出可能に構成された超音波診断装置の制御方法であって、
    送信する超音波パルスのパルス波形が異なる複数の動作モードから、観測結果を画面内に同時に表示する対象として少なくとも第1及び第2の動作モードを設定する第1処理と、
    前記第1及び第2の動作モードそれぞれの超音波パルスの送信タイミングを規定する動作タイプを設定する第2処理と、
    前記スイッチング電源を駆動する際のスイッチング信号の基本周波数及び高調波が、前記第1及び第2の動作モード並びに前記動作タイプに基づいて決定されるドプラ観測周波数帯域に含まれないように、前記スイッチング信号のスイッチング周波数を設定する第3処理と、
    を備え、
    前記複数の動作モードは、少なくともパルスドプラモード、Bモード及びカラーフローモードを含み、
    前記複数の動作タイプは、少なくとも、前記パルスドプラモードに係る超音波パルスのみを連続的に送信する第1の動作タイプと、他の動作モードに係る超音波パルスの送信を間に挟むように、前記パルスドプラモードに係る超音波パルスを送信する第2の動作タイプと、を含み、
    前記第3処理では、前記超音波パルスを送信する送信周波数と、サンプルゲート深度及び前記動作タイプに応じて決定されるパルスドプラモードのパルス繰り返し周波数の最大値と、に基づいて、下記の式(1)及び(2)を満たすように、前記スイッチング周波数を設定し、
    n*Fsw≦Fref−(1/2)Fprfm …式(1)
    Fref+(1/2)Fprfm≦(n+1)*Fsw …式(2)
    (但し、n:正の整数、Fref:超音波パルスの送信周波数、Fsw:スイッチング周波数、Fprfm:サンプルゲート深度及び動作タイプに応じて決定されるパルス繰り返し周波数の最大値、を表す)
    前記第3処理では、前記式(1)及び(2)において、前記超音波診断装置が前記第1の動作タイプで動作する場合には、前記Fprfmを以下の式(3)の値に設定し、前記超音波診断装置が前記パルスドプラモード及び前記Bモードを用いた前記第2の動作タイプで動作する場合には、前記Fprfmを以下の式(4)の値に設定し、前記超音波診断装置が前記パルスドプラモード、前記Bモード及び前記カラーフローモードを用いた前記第2の動作タイプで動作する場合には、前記Fprfmを以下の式(5)の値に設定する、
    Fprfm=1/(PRT2) …式(3)
    Fprfm=1/(PRT1+PRT2) …式(4)
    Fprfm=1/(PRT1+PRT2+PRT3*Nc) …式(5)
    (但し、PRT1:サンプルゲート深度に応じたBモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT2:サンプルゲート深度に応じたPWドプラモード動作を実行するための繰り返し時間、PRT3:サンプルゲート深度に応じたカラードプラモード動作を実行するための繰り返し時間、Nc:カラードプラモード動作の連続実行回数、を表す)
    制御方法。


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