JP6226726B2 - 超音波診断装置及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、受信用振動素子から得られる複数チャンネルの受信信号をA/D
変換する複数のA/D変換器を有した超音波診断装置及びこのA/D変換器における動作
状態/非動作状態の切り替えを制御する制御プログラムに関する。
超音波診断装置は、超音波プローブに内蔵された振動素子から発生する超音波パルスや
超音波連続波を被検体内に放射し、被検体組織の音響インピーダンスの差異によって生ず
る超音波反射波を前記振動素子により電気信号へ変換して被検体内の情報を非侵襲的に収
集するものである。この超音波診断装置を用いた医療検査は、超音波プローブを体表に接
触させるだけの簡単な操作で各種の動画像データやリアルタイム画像データを容易に収集
することができるため、臓器の形態診断や機能診断に広く用いられている。
生体内の組織あるいは血球からの反射波に基づいて被検体情報を得る超音波診断法は、
超音波パルス反射法及び超音波ドプラ法の技術開発により急速な進歩を遂げ、これらの技
術を用いて得られるBモード画像データやカラードプラ画像データは、今日の医療診断に
おいて不可欠なものとなっている。
このような画像データの生成や表示を可能とする超音波診断装置は、通常、被検体に対
して超音波送受信を行う複数個の振動素子を有した超音波プローブと、上述の振動素子に
対して駆動信号を供給し、これらの振動素子から得られた複数チャンネルの受信信号を整
相加算(位相を合わせて加算合成)する送受信部と、整相加算後の受信信号に基づいて画
像データを生成する画像データ生成部と、得られた画像データを表示する表示部と、各種
検査モードの選択や各種指示信号の入力を行う入力部等によって構成されている。
一方、上述の検査モードとして、超音波パルスを用いたPW(Pulse Wave)撮影モード
のBモード検査、Mモード検査、カラードプラモード検査、PWドプラモード検査や、超
音波連続波を用いたCW(Continuous Wave)撮影モードのCWドプラモード検査等があ
る。
そして、高性能化や小型化を目的としてデジタル化が進められている近年の超音波装置
では、超音波プローブに内蔵されている極めて多くの振動素子に対応した多くのチャンネ
ル数を有する整相加算部をデジタル化する際、PW撮影モードの各検査に対応する整相加
算部に比較的小さなビット数(例えば、数ビット〜十数ビット)のデバイスを用いても目
標性能を得ることが可能であるが、CW撮影モードのCWドプラモード検査に対応する整
相加算部には、大振幅の送信用超音波連続波に混在した微小振幅の受信用超音波連続波を
精度よく検出するために大きなビット数(即ち、広いダイナミックレンジ)を有したデバ
イスを用いる必要がある。このため、A/D変換器等によってデジタル化されたPW撮影
モード専用の整相加算部とLC遅延線等のアナログデバイスを用いることにより広いダイ
ナミックレンジを有したCW撮影モード専用の整相加算部を切り替えて用いる方法が提案
されている。
特開平7−124161号公報
上述のようにデジタル化されたPW撮影モード専用の整相加算部とアナログデバイスに
よって構成されるCW撮影モード専用の整相加算部を切り替えて用いることにより、整相
加算部の多チャンネル化を低コストで実現することが可能となる。
しかしながら、検査モードをPW撮影モードの検査からCW撮影モードの検査へ更新さ
せる際に動作状態にあったPW撮影モード専用の整相加算部が備える複数チャンネルのA
/D変換器を同時に非動作状態へ切り替えた場合、A/D変換器の電源部にオーバーシュ
ート電圧が発生し、このオーバーシュート電圧が電源電圧の最大定格値を上回った場合A
/D変換器は破壊される危険性を有していた。
又、検査モードをCW撮影モードの検査からPW撮影モードの検査へ更新させる際に非
動作状態にあった上述のA/D変換器を同時に動作状態へ切り替えた場合、A/D変換器
の電源部にアンダーシュート電圧が発生し、このアンダーシュート電圧が電源電圧の最小
定格値を下回った場合A/D変換器に誤動作が発生するという問題点を有していた。
本開示は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、超音波プローブに
設けられた複数の受信用振動素子から得られる複数チャンネルの受信信号をA/D変換し
て所望の画像データを生成する際、撮影モードや検査モード等の更新に伴って不要となっ
たA/D変換器あるいは新たに必要となったA/D変換器の動作/非動作切り替えタイミ
ングを互い異なるように設定することにより、動作/非動作切り替え時にA/D変換器の
電源電圧において発生するオーバーシュート電圧やアンダーシュート電圧を許容範囲内に
抑えることが可能な超音波診断装置及び制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の超音波診断装置は、被検体に対して超音波送受信を行う複数個の振動素子を有した超音波プローブと、前記振動素子に対してPW撮影モード及びCW撮影モードの駆動信号を供給する送信手段と、前記振動素子から得られたPW撮影モードの受信信号を整相加算するPW受信手段及びCW撮影モードの受信信号を整相加算するCW受信手段を有する受信手段と、整相加算後の受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データを表示する表示手段と、前記撮影モードあるいはこれらの撮影モードに対応した各種検査モードの少なくとも何れかの更新に伴い、前記整相加算のために前記PW受信手段に設けられた複数チャンネルのA/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御を異なるタイミングで順次行なう動作切り替え制御手段とを備えたことを特徴としている。
本開示の実施形態における超音波診断装置の全体構成を示すブロック図。 本実施形態の超音波診断装置が備える送受信部の具体的な構成を示すブロック図。 本実施形態の超音波診断装置が備える受信信号処理部の具体的な構成を示すブロック図。 複数チャンネルのA/D変換器を動作状態から非動作状態へ同時に切り替える従来の動作/非動作切り替え方法におけるA/D変換器の電源電圧波形を示す図。 複数チャンネルのA/D変換器を非動作状態から動作状態へ同時に切り替える従来の動作/非動作切り替え方法におけるA/D変換器の電源電圧波形を示す図。 本実施形態において動作状態にあった複数チャンネルのA/D変換器を所定の時間間隔で非動作状態へ順次切り替えた場合のA/D変換器の電源電圧波形を示す図。 本実施形態において非動作状態にあった複数チャンネルのA/D変換器を所定の時間間隔で動作状態へ順次切り替えた場合のA/D変換器の電源電圧波形を示す図。 本実施形態の第1の変形例において動作状態にあった複数チャンネルのA/D変換器をグループ単位で非動作状態へ順次切り替えた場合のA/D変換器の電源電圧波形を示す図。 本実施形態の第2の変形例において動作状態にあった複数チャンネルのA/D変換器をグループ単位で非動作状態へ順次切り替えた場合のA/D変換器の電源電圧波形を示す図。
以下、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。
(実施形態)
本実施形態では、PW撮影モードの超音波検査からCW撮影モードの超音波検査への変
更に伴って、PW撮影モード用の受信部に設けられた複数チャンネルのA/D変換器を動
作状態から非動作状態へ切り替え、又、CW撮影モードの超音波検査からPW撮影モード
の超音波検査への変更に伴って、上述のA/D変換器を非動作状態から動作状態へ切り替
える際、A/D変換器の各々に対する動作/非動作の切り替えを所定の時間間隔で順次行
うことにより、切り替え時に発生するオーバーシュート電圧やアンダーシュート電圧を許
容範囲内に抑える。
尚、以下の説明では、PW撮影モードのPWドプラモード検査からCW撮影モードのC
Wドプラモード検査への更新、あるいは、CW撮影モードのCWドプラモード検査からP
W撮影モードのPWドプラモード検査への更新が行なわれる場合について述べるが、PW
撮影モードの超音波検査はPWドプラモード検査に限定されるものではなく、例えば、B
モード検査、Mモード検査、カラードプラモード検査等であっても構わない。
(装置の構成)
本開示の実施形態における超音波診断装置の構成と機能につき図1乃至図7を用いて説
明する。但し、図1は、当該超音波診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2及
び図3は、この超音波診断装置が備える送受信部及び受信信号処理部の具体的な構成を示
すブロック図である。
図1に示す本実施形態の超音波診断装置100は、被検体の診断対象部位を含む撮影領
域に対し超音波パルスあるいは超音波連続波を送信超音波として放射し前記撮影領域から
得られる超音波反射波(受信超音波)を電気信号(受信信号)へ変換するNx個の振動素
子を有した超音波プローブ2と、前記撮影領域に対して送信超音波を放射するための駆動
信号を超音波プローブ2が有するNx個の振動素子の中から選択されたNt(Ntc)個
の送信用振動素子へ供給し、同様にして選択されたNr(Nrc)個の受信用振動素子か
ら得られるNr(Nrc)チャンネルの受信信号を整相加算する送受信部3と、整相加算
後の受信信号を処理して超音波データとしてのBモードデータ、Mモードデータ、カラー
ドプラデータ、PWスペクトラムデータ及びCWスペクトラムデータを生成する受信信号
処理部4と、超音波パルスあるいは超音波連続波を用いた撮影領域に対する超音波送受信
(超音波走査)によって得られる上述の超音波データに基づいて各種の画像データを生成
する画像データ生成部5と、得られた画像データを表示する表示部6を備えている。
又、超音波診断装置100は、後述の受信部32に設けられた複数個からなるA/D変
換器322の動作/非動作を切り替え制御する動作切り替え制御部7と、送受信部3に対
する送信用振動素子及び受信用振動素子の選択制御や送信遅延時間及び受信遅延時間の制
御を行う走査制御部8と、被検体情報の入力、撮影モード及び検査モードの選択及び更新
、各種検査モードにおける超音波送受信条件の設定、各種コマンド信号の入力等を行う入
力部9と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部10を備えている。
尚、本実施形態における撮影モードとして超音波パルスを用いたPW撮影モードと超音
波連続波を用いたCW撮影モードがあり、上述のNt及びNrは、PW撮影モードにおい
て使用される送信用振動素子数及び受信用振動素子数を示し、Ntc及びNrcは、CW
撮影モードにおいて使用される送信用振動素子数及び受信用振動素子数を示している。又
、PW撮影モードの検査モードとして、例えば、Bモード検査、Mモード検査、カラード
プラモード検査、PWドプラモード検査等があり、CW撮影モードの検査モードとして、
CWドプラモード検査がある。
以下では、本実施形態の超音波診断装置100が備えた上記ユニットの具体的な構成と
その機能について更に詳しく説明する。
図1の超音波プローブ2は、1次元あるいは2次元に配列された図示しないNx個の振
動素子をその先端部に有し、これら振動素子は、Nxチャンネルの多芯ケーブルを介して
送受信部3が備える後述の振動素子選択部33に接続されている。振動素子は電気音響変
換素子であり、Bモード検査、Mモード検、カラードプラモード検査及びPWドプラモー
ド検査の送信時には電気的な駆動信号を超音波パルスに変換し、CWドプラモード検査の
送信時には電気的な駆動信号を超音波連続波に変換する。一方、各々の検査モードにおけ
る受信時には上述の送信超音波(超音波パルスあるいは超音波連続波)に基づいて被検体
内から得られる受信超音波(超音波反射波)を電気的な受信信号に変換する。
尚、以下では、説明を簡単にするために、セクタ走査に対応した本実施形態の超音波プ
ローブ2が有するNx個の振動素子の中から選択されたNt個の送信用振動素子及びNr
個の受信用振動素子を用いて当該被検体に対するPW撮影モードの超音波走査を行い、N
x個の振動素子の中から選択されたNtc個の送信用振動素子及びNrc個の受信用振動
素子を用いてCW撮影モードの超音波走査を行う場合について述べる。
即ち、PW撮影モードでは、Nx個の振動素子の中から送受信部3の振動素子選択部3
3によって選択されたNt個の送信用振動素子が駆動されて送信超音波として超音波パル
スが被検体内へ放射され、CW撮影モードでは、振動素子選択部33によって選択された
Ntc個の送信用振動素子が駆動されて送信超音波として超音波連続波が被検体内へ放射
される。そして、超音波パルスの放射によって被検体内から得られる受信超音波は、同様
にして選択されたNr個の受信用振動素子によって受信され、超音波連続波の放射によっ
て被検体内から得られる受信超音波は、Nrc個の受信用振動素子によって受信される。
次に、送受信部3は、図2に示すように超音波プローブ2に設けられたNx個の振動素
子の中からNt(Ntc)個の送信用振動素子とNr(Nrc)個の受信用振動素子を選
択する振動素子選択部33と、当該被検体に対して送信超音波を放射するための駆動信号
を上述の振動素子選択部33によって選択されたNt(Ntc)個の送信用振動素子へ供
給する送信部31と、同様にして選択されたNr(Nrc)の受信用振動素子から得られ
るNr(Nrc)チャンネルの受信信号を整相加算(即ち、所定方向からの受信超音波に
対応した受信信号を位相合わせして加算合成)する受信部32を備えている。
送信部31は、例えば、信号発生器311、送信遅延回路312及び駆動回路313を
備え、信号発生器311は、PW撮影モードの送信超音波繰り返し周期を決定するレート
パルス及びCW撮影モードの連続波周波数を決定するCW信号を出力する。
送信遅延回路312は、例えば、超音波プローブ2が内蔵するNx個の振動素子の中か
ら選択されたNt(Ntc)個の送信用振動素子に対応するNt(Ntc)チャンネルの独
立な遅延回路を有し、走査制御部8の図示しない遅延時間制御部から供給される遅延時間
制御信号に従って送信において細いビーム幅を得るために所定の深さに送信超音波を集束
するための集束用遅延時間と所定方向に対して前記送信超音波を放射するための偏向用遅
延時間を信号発生器311から供給された上述のレートパルスやCW信号に与える。
そして、駆動回路313は、PW撮影モードにおいて振動素子選択部33が選択したN
t個の送信用振動素子を駆動するNtチャンネルの駆動用パルス(PW撮影モードの駆動
信号)を送信遅延回路312から供給されたレートパルスに基づいて生成し、同様にして
、CW撮影モードにおいて振動素子選択部33が選択したNtc個の送信用振動素子を駆
動するNtcチャンネルの駆動用連続波(CW撮影モードの駆動信号)を送信遅延回路3
12から供給されたCW信号に基づいて生成する。
次に、送受信部3の受信部32は、PW撮影モードに対応したPW受信部32pとCW
撮影モードに対応したCW受信部32cを有し、PW受信部32pは、振動素子選択部3
3により超音波プローブ2が内蔵するNx個の振動素子の中から選択されたNr個の受信
用振動素子に対応するNrチャンネルのプリアンプ321、A/D変換器322及び受信
遅延回路323と加算器324を有している。
PW受信部32pのプリアンプ321は、上述の受信用振動素子から供給されたNrチ
ャンネルの受信信号を所定の増幅度で増幅し、A/D変換器322は、プリアンプ321
から出力された受信信号をアナログ/デジタル変換する。そして、受信遅延回路323は
、走査制御部8の図示しない遅延時間制御部から供給される遅延時間制御信号に従って被
検体内の所定の深さからの受信超音波を集束するための集束用遅延時間と所定方向に対し
て強い受信指向性を設定するための偏向用遅延時間をA/D変換器322においてデジタ
ル信号に変換されたNrチャンネルの受信信号に与え、加算器324は、受信遅延回路3
23において遅延時間設定されたNrチャンネルの受信信号を加算合成する。即ち、受信
遅延回路323と加算器324により、PW撮影モードのBモード、Mモード、カラード
プラモード及びPWドプラモードの各検査モードにおいて所定方向から得られた受信超音
波に対応する受信信号は整相加算(位相合わせして加算合成)される。
尚、上述のPW受信部32pには、通常、受信用振動素子の素子数Nrより大きなチャ
ンネル数を有したプリアンプ、A/D変換器及び受信遅延回路が予め備えられ、これらの
中から振動素子選択部33によって選択されたNr個の受信用振動素子に対応するNrチ
ャンネルのプリアンプ321、A/D変換器322及び受信遅延回路323が選択される
。そして、選択されたNrチャンネルのA/D変換器322に対する動作/非動作の切り
替えは動作切り替え制御部7から供給される切り替え制御信号に基づいて別途行なわれる
が、その詳細な説明は後述する。
一方、受信部32のCW受信部32cは、CW撮影モードにおいて振動素子選択部33
が選択したNrc個の受信用振動素子に対応するNrcチャンネルのプリアンプ325及
び受信遅延回路326と加算器327とA/D変換器328を有している。
プリアンプ325は、上述の受信用振動素子から供給されたNrcチャンネルの受信信
号を所定の増幅度で増幅し、アナログ遅延線等によって構成される受信遅延回路326は
、走査制御部8の遅延時間制御部から供給される遅延時間制御信号に従って上述の集束用
遅延時間及び偏向用遅延時間をプリアンプ325から出力されたNrcチャンネルの受信
信号に与える。そして、加算器327は、受信遅延回路326において遅延時間設定され
たNrcチャンネルの受信信号を整相加算し、A/D変換器328は、整相加算された受
信信号をA/D変換する。
尚、上述のCW受信部32cもPW受信部32pと同様に、受信用振動素子の素子数N
rcより大きなチャンネル数を有したプリアンプ及び受信遅延回路が予め備えられ、これ
らの中から振動素子選択部33によって選択されたNrc個の受信用振動素子に対応する
Nrcチャンネルのプリアンプ325及び受信遅延回路326が選択される。
次に、送受信部3の振動素子選択部33は、既に述べたように走査制御部8が備える図
示しない素子選択制御部から供給される素子選択制御信号に基づき、PW撮影モードの送
信時には、超音波プローブ2に備えられたNx個の振動素子の中からNt個の送信用振動
素子を選択し、CW撮影モードの送信時には、Ntc個の送信用振動素子を選択する。又
、PW撮影モードの受信時には、上記Nx個の振動素子の中からNr個の受信用振動素子
を選択し、CW撮影モードの受信時には、Nrc個の受信用振動素子を選択する。
そして、PW撮影モードにおいて送信部31の駆動回路313が出力するNtチャンネ
ルの駆動用パルスは、振動素子選択部33によって選択されたNt個の送信用振動素子へ
供給され、振動素子選択部33によって選択されたNr個の受信用振動素子から得られる
Nrチャンネルの受信信号はPW受信部32pのプリアンプ321へ供給される。
又、CW撮影モードにおいて上述の駆動回路313が出力するNtcチャンネルの駆動
用連続波は、振動素子選択部33によって選択されたNtc個の送信用振動素子へ供給さ
れ、振動素子選択部33によって選択されたNrc個の受信用振動素子から得られるNr
cチャンネルの受信信号はCW受信部32cのプリアンプ325へ供給される。
次に、図3に示した受信信号処理部4は、PW受信部32pの加算器324から出力さ
れたBモード検査時の受信信号を処理してBモードデータを生成するBモードデータ生成
部41と、所望方向に対する超音波連続波の送信によって得られたMモード検査時の受信
信号に基づいてMモードデータを生成するMモードデータ生成部42と、カラードプラモ
ード検査時、PWドプラモード検査時及びCWドプラモード検査時の受信信号を直交位相
検波することによりこれらの受信信号に混在しているドプラ信号を検出するドプラ信号検
出部43と、検出されたカラードプラモード検査時のドプラ信号を処理してカラードプラ
データを生成するカラードプラデータ生成部44と、ドプラ信号検出部43において検出
されたPWドプラモード検査時のドプラ信号に基づいてPWスペクトラムデータを生成す
るPWスペクトラムデータ生成部45と、ドプラ信号検出部43において検出されたCW
ドプラモード検査時のドプラ信号に基づいてCWスペクトラムデータを生成するCWスペ
クトラムデータ生成部46とを備えている。
Bモードデータ生成部41は、PW撮影モードのBモード検査時にPW受信部32pの
加算器324から供給された整相加算後の受信信号を包絡線検波する包絡線検波器411
と包絡線検波された受信信号の振幅を対数変換してBモードデータを生成する対数変換器
412を有し、更に、受信信号の増幅度を調整するゲイン調整部や輪郭強調を目的とした
フィルタリング処理部(何れも図示せず)等を有している。一方、Mモードデータ生成部
42は、フィルタ回路421等を有し、PW撮影モードのMモード検査時に被検体内の所
望方向に対する連続した複数回の超音波送受信によって得られた受信信号に基づいてBモ
ードデータ生成部41が生成した時系列的なBモードデータを受信する。そして、これら
のBモードデータに対しノイズ低減や輪郭強調等を目的としたフィルタリング処理を行な
ってMモードデータを生成する。
ドプラ信号検出部43は、π/2移相器431、ミキサ432−1及び432−2、L
PF(低域通過フィルタ)433−1及び433−2を有し、PW撮影モードのカラード
プラモード検査及びPWドプラモード検査やCW撮影モードのCWドプラモード検査にお
いて上述の加算器324から供給された整相加算後の受信信号を直交位相検波して実成分
(I成分)と虚成分(Q成分)とからなる複素型のドプラ信号を検出する。
カラードプラデータ生成部44は、ドプラ信号記憶回路441、MTIフィルタ442
及び自己相関演算器443を有し、PW撮影モードのカラードプラモード検査時にドプラ
信号検出部43のLPF433−1及びLPF433−2から出力されたドプラ信号の実
成分と虚成分はドプラ信号記憶部441に一旦保存される。
低域成分除去用のデジタルフィルタであるMTIフィルタ442は、当該被検体の同一
部位にて収集された時系列的なドプラ信号をドプラ信号記憶部441から順次読み出す。
そして、これらのドプラ信号に含まれている血流に起因した成分(血流成分)を抽出し、
臓器の呼吸性移動や拍動性移動等に起因した成分(クラッタ成分)を除去する。具体的に
は、MTIフィルタ442のカットオフ周波数等を好適な値に設定することにより、血流
成分とこの血流成分より低い周波数を有するクラッタ成分とを分離する。
自己相関演算器443は、MTIフィルタ442によって抽出されたドプラ信号の血流
成分に対して自己相関演算を行い、血流の平均流速値や血流の乱れを示す速度分散値、更
には、血流成分の大きさ(血流量)を示すパワー値等をカラードプラデータとして算出す
る。
一方、PWスペクトラムデータ生成部45は、SH(サンプルホールド回路)451、
BPF(帯域通過フィルタ)452及びFFT(Fast-Fourier-Transform)分析器453
を有し、PW撮影モードのPWドプラモード検査時にドプラ信号検出部43から供給され
たドプラ信号を周波数分析してPWスペクトラムデータを生成する。
即ち、SH451は、ドプラ信号検出部43のLPF433−1及び433−2から出
力されたドプラ信号の実成分及び虚成分と、入力部9からシステム制御部10を介して供
給された関心領域(レンジゲート)の位置情報を受信する。そして、所望方向に対する複
数回の超音波送受信によって時系列的に収集されたドプラ信号の中から上述の関心領域に
おけるドプラ信号を抽出(サンプリング)する。
BPF452は、SH451から出力された前記関心領域におけるドプラ信号をフィル
タリング処理することにより、このドプラ信号に含まれている臓器の呼吸性移動や拍動性
移動等に起因した低周波のクラッタ成分や高周波のサンプリングノイズを除去する。
FFT分析器453は、図示しない演算回路と記憶回路を備え、BPF452から出力
された関心領域のドプラ信号は上述の記憶回路に一旦保存される。一方、演算回路は、こ
の記憶回路に保存されたドプラ信号の移動期間内における成分を順次周波数分析して時系
列的なPWスペクトラムデータを生成する。尚、スペクトラムデータの具体的な生成方法
については、特開2005−81081号公報等に記載されているため詳細な説明は省略
する。
CWスペクトラムデータ生成部46は、上述のPWスペクトラムデータ生成部45が備
えるBPF452及びFFT分析器453と同様の機能を有したBPF461及びFFT
分析器462を有し、所定方向に対するCW撮影モードの超音波送受信によって得られた
CWドプラモード検査時の受信信号に基づいてドプラ信号検出部43が検出したドプラ信
号を周波数分析して時系列的なCWスペクトラムデータを生成する。
図1へ戻って、画像データ生成部5は、受信信号処理部4において生成されたBモード
データ、Mモードデータ、カラードプラデータ、PWスペクトラムデータ、CWスペクト
ラムデータ等の超音波データに基づいて画像データを生成する図示しないBモード画像デ
ータ生成部、Mモード画像データ生成部、カラードプラ画像データ生成部、PWスペクト
ラム画像データ生成部及びCWスペクトラム画像データ生成部を有し、これら画像データ
生成部の各々は、例えば、図示しない超音波データ記憶部と演算処理機能を有したDSC
(digital Scan Converter)あるいはDSP(Digital Signal Processor)等によって構成
される。
Bモード画像データ生成部は、PW撮影モードのBモード検査時に受信信号処理部4の
Bモードデータ生成部41から送受信方向単位で時系列的に供給されるBモードデータを
送受信方向に対応させて超音波データ記憶部に順次保存し、演算処理部は、超音波データ
記憶部に保存された上述のBモードデータに対しフィルタリング処理等の演算処理を行う
ことによってBモード画像データを生成する。Mモード画像データ生成部は、PW撮影モ
ードのMモード検査時に受信信号処理部4のMモード生成部42から時系列的に供給され
る所望方向のMモードデータを超音波データ記憶部の時間軸方向に配列することによりM
モード画像データを生成する。
一方、カラードプラ画像データ生成部は、PW撮影モードのカラードプラモード検査時
に受信信号処理部4のカラードプラデータ生成部44から供給されたカラードプラデータ
に基づいてカラードプラ画像データを生成する。例えば、血流の平均流速値に対応した明
度情報と速度分散値に対応した色相情報を各々の画素値として設定することにより平均流
速値と速度分散値の同時観測が可能なカラードプラ画像データを生成する。
PWスペクトラム画像データ生成部は、PW撮影モードのPWドプラモード検査時に受
信信号処理部4のPWスペクトラムデータ生成部45が関心領域のドプラ信号に基づいて
生成した時系列的なスペクトラムデータを超音波データ記憶部の時間軸方向に配列するこ
とによりPWスペクトラム画像データを生成し、CWスペクトラム画像データ生成部は、
CW撮影モードのCWドプラモード検査時に受信信号処理部4のCWスペクトラムデータ
生成部46が生成した時系列的なスペクトラムデータを超音波データ記憶部の時間軸方向
に配列することによりCWスペクトラム画像データを生成する。
次に、図1の表示部6は、図示しない表示データ生成部とモニタを備え、画像データ生
成部5において生成されたBモード画像データ、Mモード画像データ、カラードプラ画像
データ、PWスペクトラム画像データ及びCWスペクトラム画像データを用いて表示デー
タの生成と表示を行う機能を有している。例えば、表示データ生成部は、Bモード/カラ
ードプラモード検査時に画像データ生成部5のBモード画像データ生成部によるBモード
画像データにカラードプラ画像データ生成部によるカラードプラ画像データが重畳された
表示データや、CWドプラモード検査時に画像データ生成部5のCWスペクトラム画像デ
ータ生成部によるCWスペクトラム画像データに最大ドプラ周波数等の計測結果が付加さ
れた表示データ等を生成する。そして、得られたこれらの表示データは所定の表示フォー
マットに変換された後、被検体情報等の付帯情報が付加され前記モニタに表示される。
一方、図1の動作切り替え制御部7は、システム制御部10から供給される検査モード
の選択情報及び選択された検査モードにおける超音波データ収集条件の設定情報等に基づ
き、特に、送受信部3のPW受信部32pが備えるA/D変換器322の動作/非動作を
切り替え制御する機能を有している。
例えば、超音波診断装置100を操作する医療従事者(以下、操作者と呼ぶ。)により
PW撮影モードのPWドプラモード検査をCW撮影モードのCWドプラモード検査へ更新
する旨の指示信号(以下、更新指示信号と呼ぶ。)が入力部9において入力されたならば
、システム制御部10を介して上述の更新指示信号を受信した動作切り替え制御部7は、
受信部32に対し切り替え制御信号を供給することによってCW受信部32cを非動作状
態から動作状態へ切り替え、PW受信部32pが備えるNrチャンネルのA/D変換器3
22を動作状態から非動作状態へ切り替える。
又、CW撮影モードのCWドプラモード検査からPW撮影モードのPWドプラモード検
査への更新指示信号が入力されたならば、この更新指示信号を受信した動作切り替え制御
部7は、CW受信部32cを動作状態から非動作状態へ切り替え、PW受信部32pのA
/D変換器322を非動作状態から動作状態へ切り替える。
但し、既に述べたように、検査モードをPW撮影モードのPWドプラモード検査からC
W撮影モードのCWドプラモード検査へ更新させる際に動作状態にあったNrチャンネル
のA/D変換器322を同時に非動作状態へ切り替えた場合、A/D変換器322の電源
電圧にオーバーシュート電圧が新たに発生する。そして、このオーバーシュート電圧が電
源電圧の最大定格値を上回った場合、A/D変換器322は破壊される危険性を有してい
る。
又、検査モードをCW撮影モードのCWドプラモード検査からPW撮影モードのPWド
プラモード検査へ更新させる際に非動作状態にあったNrチャンネルのA/D変換器32
2を同時に動作状態へ切り替えた場合、A/D変換器322の電源電圧にアンダーシュー
ト電圧が新たに発生し、このアンダーシュート電圧が電源電圧の最小定格値を下回った場
合にはA/D変換器322に誤動作が発生するという問題点を有している。
このような従来の問題点に対して本実施形態の動作切り替え制御部7は、Nr個の受信
用振動素子に対応したNrチャンネルからなるA/D変換器322の動作/非動作を所定
の時間間隔で順次切り替えることにより、上述のオーバーシュート電圧やアンダーシュー
ト電圧を許容範囲内に抑えることが可能となる。
従来の超音波診断装置におけるA/D変換器の動作/非動作切り替え方法と本実施形態
におけるA/D変換器322の動作/非動作切り替え方法につき図4乃至図7を用いて説
明する。
但し、以下の説明では、説明を簡単にするために、Nr=6個の受信用振動素子に対応
したNr=6チャンネルのA/D変換器に対して動作/非動作の切り替えを行う場合につ
いて述べるが、受信用振動素子の素子数やA/D変換器のチャンネル数は上述に限定され
ない。
又、図4乃至図7に示したV1は、動作状態にあるA/D変換器の電源電圧、V2は、
非動作状態にあるA/D変換器の電源電圧、V3及びV4は、A/D変換器に対して予め
設定された電源電圧の最大定格値及び最小定格値(即ち、A/D変換器に対して許容され
る最大印加電圧及び最小印加電圧)を夫々示しており、例えば、V1=3.3V、V2=
3.4V、V3=3.47V、V4=3.23Vである。
図4は、期間[t0−t1]において動作状態にあったNr=6チャンネルからなるA
/D変換器の全てを切り替え期間[t1−t2]において非動作状態へ略同時に切り替え
る従来の動作/非動作切り替え方法におけるA/D電源電圧の変化を示したものであり、
この方法によれば、NrチャンネルのA/D変換器を流れる動作電流は期間[t1−t2
]の短い期間に集中するため、図4に示すようにその電源端子には電源電圧の最大定格値
V3を上回るオーバーシュート電圧Vx0が発生する。
又、図5は、期間[t0−t3]において非動作状態にあったNr=6チャンネルから
なるA/D変換器の全てを切り替え期間[t3−t4]において動作状態へ切り替える従
来の動作/非動作切り替え方法におけるA/D電源電圧の変化を示したものであり、この
場合も、切り替え時にNrチャンネルのA/D変換器を流れる動作電流は期間[t3−t
4]の短い期間に集中するため、図5に示すようにその電源端子には電源電圧の最小定格
値V4を下回るアンダーシュート電圧Vy0が発生する。
一方、図6は、期間[t0−t11]において動作状態にあったNr=6チャンネルか
らなるA/D変換器322の各々を時間間隔Δτで設定した切り替え期間[t11−t2
1]、[t12−t22]、・・・[t16−t26]において順次非動作状態へ切り替
える本実施形態の動作/非動作切り替え方法におけるA/D電源電圧の変化を示したもの
であり、図7は、期間[t0−t31]において非動作状態にあったNr=6チャンネル
からなるA/D変換器322の各々を時間間隔Δτで設定した切り替え期間[t31−t
41]、[t32−t42]、・・・[t36−t46]において順次動作状態へ切り替
える本実施形態の動作/非動作切り替え方法におけるA/D電源電圧の変化を示したもの
である。
そして、図6に示すように、例えば、PW撮影モードのPWドプラモード検査からCW
撮影モードのCWドプラモード検査への更新を行う際、本実施形態の動作/非動作切り替
え方法によれば、切り替え時にNrチャンネルのA/D変換器322を流れる動作電流は
、切り替え期間[t11−t21]、[t12−t22]、・・・[t16−t26]に
分散するため、最も大きな値を呈する期間[t16−t26]のオーバーシュート電圧V
x1を最大定格値V3より低く抑えることが可能となる。
又、図7に示すように、例えば、CW撮影モードのCWドプラモード検査からPW撮影
モードのPWドプラモード検査への更新を行う際、本実施形態の動作/非動作切り替え方
法によれば、切り替え時にNrチャンネルのA/D変換器322を流れる動作電流は、切
り替え期間[t31−t41]、[t32−t42]、・・・[t36−t46]に分散
するため、最も小さな値を呈する期間[t36−t46]のアンダーシュート電圧Vy1
を電源電圧の最小定格値V4より高く設定することが可能となる。
尚、図4及び図6では、PW撮影モードのPWドプラモード検査からCW撮影モードの
CWドプラモード検査への更新が行なわれる場合について述べたが、これに限定されるも
のではなく、例えば、PW撮影モードのBモード検査、Mモード検査、カラードプラモー
ド検査の何れかからCW撮影モードのCWドプラモード検査への更新であってもよい。又
、図5及び図7では、CW撮影モードのCWドプラモード検査からPW撮影モードのPW
ドプラモード検査への更新が行なわれる場合について述べたが、CW撮影モードのCWド
プラモード検査からPW撮影モードのBモード検査、Mモード検査、カラードプラモード
検査、PWドプラモード検査の何れかへの更新であっても構わない。
次に、図1の走査制御部8は、図示しない遅延時間制御部と素子選択制御部を備え、遅
延時間制御部は、システム制御部10から供給される走査指示信号に従って当該被検体の
診断対象部位を含む撮影領域に対し超音波走査を行うための遅延時間制御信号を送信部3
1の送信遅延回路312、PW受信部32pの受信遅延回路323及びCW受信部32c
の受信遅延回路326に対して供給する。
一方、素子選択制御部は、システム制御部10から供給される走査指示信号に従って超
音波プローブ2が備えるNx個の振動素子の中からPW撮影モードに対応したNt個の送
信用振動素子及びNr個の受信用振動素子を選択するための素子選択制御信号あるいはC
W撮影モードに対応したNtc個の送信用振動素子及びNrc個の受信用振動素子を選択
するための素子選択制御信号を送受信部3の振動素子選択部33へ供給する。
入力部9は、操作パネル上に表示パネルやキーボード、トラックボール、マウス、選択
ボタン等の入力デバイスを備え、被検体情報の入力、撮影モードの選択及び更新、検査モ
ードの選択及び更新、各種検査モードにおける超音波送受信条件の設定、超音波データ生
成条件及び画像データ生成条件の設定、画像データ表示条件の設定、検査モードの更新指
示信号をはじめとする各種指示信号の入力等を行う。
システム制御部10は、図示しないCPUと入力/設定情報記憶部を備え、入力/設定
情報記憶部には、入力部9において入力/選択/設定された各種の情報が保存される。そ
して、CPUは、上述の入力情報、選択情報及び設定情報に基づいて超音波診断装置10
0の各ユニットを統括的に制御し、当該被検体の撮影領域に対する超音波送受信と、この
超音波送受信によって得られた受信信号に基づく画像データの生成及び表示を実行させる
特に、入力部9においてPW撮影モードの検査からCW撮影モードの検査への更新指示
信号が入力された場合、この指示信号を動作切り替え制御部7へ供給することにより、P
W受信部32pが備えるNrチャンネルのA/D変換器322を非動作状態へ順次切り替
えるための制御を実行させ、CW撮影モードの検査からPW撮影モードの検査への更新指
示信号が入力された場合、上述のA/D変換器322を動作状態へ順次切り替えるための
制御を実行させる。
(変形例)
次に、図8及び図9を用いて本実施形態の変形例について説明する。尚、以下では、検
査モードがPW撮影モードのPWドプラモード検査からCW撮影モードのCWドプラモー
ド検査へ更新される場合について述べるが、CW撮影モードのCWドプラモード検査から
PW撮影モードのPWドプラモード検査へ更新される場合においても同様にして適用する
ことが可能である。
即ち、上述の実施形態では、PWドプラモード検査からCWドプラモード検査への更新
が行なわれる場合、NrチャンネルからなるA/D変換器322の動作/非動作を1チャ
ンネル単位で順次切り替える場合について述べたが、本変形例では、NrチャンネルのA
/D変換器322を過去の実験データやシミュレーションデータ等に基づいて好適な複数
のグループに分割し、上述した動作/非動作の切り替えをグループ単位で順次行うことを
特徴とする。このような方法を適用することにより検査モードがPWドプラモード検査か
らCWドプラモード検査へ変更された場合におけるA/D変換器322の動作/非動作切
り替え時間は大幅に短縮され検査効率を向上させることができる。
尚、ここでも説明を簡単にするために、上述の実施形態と同様に、Nr=6個の受信用
振動素子に対応したNr=6チャンネルのA/D変換器322に対して動作/非動作の切
り替えを行う場合について述べ、V1は、動作状態にあるA/D変換器322の電源電圧
、V2は、非動作状態にあるA/D変換器322の電源電圧、V3は、A/D変換器32
2に対して予め設定された電源電圧の最大定格値を夫々示している。
図8は、本実施形態の第1の変形例におけるA/D変換器322の動作/非動作切り替
え方法を説明するための図であり、この変形例では、Nr=6チャンネルのA/D変換器
322を等分割することによって2チャンネルからなる3つのグループGr−1乃至Gr
−3が形成される。そして、期間[t0−t11]において動作状態にあったグループG
r−1乃至Gr−3のA/D変換器322のうちGr−1のA/D変換器322は切り替
え期間[t11−t21]において、Gr−2のA/D変換器322は切り替え期間[t
12−t22]において、更に、Gr−3のA/D変換器322は切り替え期間[t13
−t23]において非動作状態へ切り替えられる。
このような第1の変形例の動作/非動作切り替え方法によれば、切り替え時に6チャン
ネルのA/D変換器322を流れる動作電流は切り替え期間[t11−t21]、[t1
2−t22]、[t13−t23]に分散するため、このとき発生するオーバーシュート
電圧は、図4に示した従来の動作/非動作切り替え方法におけるオーバーシュート電圧V
x0より低く抑えることができる。そして、最も大きな値を呈する期間[t13−t23
]のオーバーシュート電圧Vx2を電源電圧の最大定格値V3より低く抑えることが可能
であれば、A/D変換器322の動作/非動作切り替えに要する時間は上述した実施形態
の場合と比較して約1/2に短縮することができる。
即ち、第1の変形例の動作/非動作切り替え方法によれば、オーバーシュート電圧Vx
2を電源電圧の最大定格値V3より低くなるようにA/D変換器322の分割数を設定す
ることにより、A/D変換器322のオーバーシュート電圧による破壊を防止することが
できるのみならず動作/非動作の切り替えに要する時間を大幅に短縮することが可能とな
る。
一方、図9は、本実施形態の第2の変形例におけるA/D変換器322の動作/非動作
切り替え方法を説明するための図であり、この変形例では、Nr=6チャンネルのA/D
変換器322を3チャンネルのA/D変換器322からなる第1のグループGr−1、2
チャンネルのA/D変換器322からなる第2のグループGr−2、1チャンネルのA/
D変換器322からなる第3のグループGr−3に分割する。そして、期間[t0−t1
1]において動作状態にあったグループGr−1乃至Gr−3のA/D変換器322のう
ちGr−1のA/D変換器322を切り替え期間[t11−t21]において、Gr−2
のA/D変換器322を切り替え期間[t12−t22]において、Gr−3のA/D変
換器322を切り替え期間[t13−t23]において非動作状態へ切り替える。
このように、各々のグループを構成するA/D変換器322のチャンネル数を動作/非
動作切り替え時間の経過と共に漸減させながら順次切り替える第2の変形例の動作/非動
作切り替え方法によれば、6チャンネルのA/D変換器322を流れる動作電流は切り替
え期間[t11−t21]、[t12−t22]、[t13−t23]において分散し、
しかも、最も大きなオーバーシュート電圧Vx3が発生する切り替え期間[t13−t2
3]では、非動作状態へ切り替えられるA/C変換器322は1チャンネルであるため上
述のオーバーシュート電圧Vx3を第1の変形例のオーバーシュート電圧Vx2より低く
抑えることができる。
即ち、第2の変形例の動作/非動作切り替え方法によれば、A/D変換器322の動作
/非動作切り替え時間を第1の変形例と同様に大幅に短縮することができるのみならず、
非動作状態への切り替え時に発生するオーバーシュート電圧Vx3を第1の変形例より更
に低く抑えることが可能となる。
以上述べた実施形態及びその変形例によれば、複数の受信用振動素子から得られる受信
信号をこれらの振動素子に対応した複数チャンネルのA/D変換器を用いてA/D変換し
、A/D変換後の受信信号を処理して所望の画像データを生成する際、超音波検査の途中
で撮影モードや検査モード等の更新によって不要となったA/D変換器あるいは新たに必
要となったA/D変換器の動作/非動作切り替えタイミングを互い異なるように設定する
ことにより、動作/非動作の切り替えに伴ってA/D変換器の電源電圧に発生するオーバ
ーシュート電圧やアンダーシュート電圧を許容範囲内に抑えることが可能となる。このた
め、A/D変換器において発生するオーバーシュート電圧に起因した破壊やアンダーシュ
ート電圧に起因した誤動作を防止することができる。
又、上述した第1の変形例によれば、撮影モードや検査モード等の更新によって不要と
なったA/D変換器あるいは新たに必要となった複数チャンネルのA/D変換器を複数の
グループに分割し、その動作/非動作切り替えをグループ単位で順次行うことにより、動
作/非動作の切り替えに伴ってA/D変換器の電源電圧に発生するオーバーシュート電圧
やアンダーシュート電圧を許容範囲内に抑えることが可能となる。このため、A/D変換
器のオーバーシュート電圧に起因した破壊やアンダーシュート電圧に起因した誤動作を防
止することができるのみならず、上述の動作/非動作切り替えに要する時間を大幅に短縮
することができる。
更に、上述した第2の変形例によれば、各々のグループを構成するA/D変換器のチャ
ンネル数を動作/非動作切り替え時間の経過と共に漸減させて順次切り替えることにより
A/D変換器の電源電圧に発生するオーバーシュート電圧やアンダーシュート電圧を更に
抑えることが可能となる。
以上、本開示の実施形態及びその変形例について述べてきたが、本開示は、上述の実施
形態及びその変形例に限定されるものではなく、更に変形して実施することが可能である
。例えば、上述の実施形態及びその変形例では、PW撮影モードのPWドプラモード検査
からCW撮影モードのCWドプラモード検査への更新、あるいは、CW撮影モードのCW
ドプラモード検査からPW撮影モードのPWドプラモード検査への更新が行なわれる場合
について述べたが、PW撮影モードの超音波検査はPWドプラモード検査に限定されるも
のではなく、例えば、Bモード検査、Mモード検査、カラードプラモード検査等であって
も構わない。
又、PW受信部32pに設けられた複数チャンネルからなるA/D変換器322の動作
/非動作を撮影モードの更新に伴って切り替える場合について述べたが、A/D変換器3
22の動作/非動作切り替えは、検査モードの更新や超音波送受信条件の更新等に伴って
行なってもよい。例えば、超音波送受信条件としての受信用振動素子数の減少に伴って新
たに不要となったPW受信部32pのA/D変換器322は、上述の実施形態あるいはそ
の変形例に記載された方法により動作状態から非動作状態へ切り替えられ、受信用振動素
子数の増加に伴って新たに必要となったA/D変換器322は、非動作状態から動作状態
へ切り替えられる。
又、説明を簡単にするために、Nt個の送信用振動素子及びNr個の受信用振動素子を
用いて各種検査モードの超音波検査を行う場合について述べたが、これらの超音波検査は
、通常、異なる送信用振動素子数及び受信用振動素子数の振動素子を用いて行われる。
更に、予め生成した各種検査モードの画像データを静止画として表示部6のモニタに表
示するフリーズモード等においてPW受信部32pによる受信信号の処理が一時的に不要
となった場合、不要となったPW受信部32pのA/D変換器322は、動作切り替え制
御部7から供給される動作切り替え制御信号に従って動作状態から非動作状態へ切り替え
られる。
又、撮影モードの更新、検査モードの更新、超音波送受信条件の更新によって不要とな
った受信チャンネルのA/D変換器322を動作状態から非動作状態へ切り替え、新たに
必要となった受信チャンネルのA/D変換器322を非動作状態から動作状態へ切り替え
る場合について述べたが、A/D変換器322と共にPW受信部32pに設けられたプリ
アンプ321や受信遅延回路323についても同様の動作/非動作切り替えを行なっても
よい。プリアンプ321及び受信遅延回路323に対する動作/非動作切り替えにより、
不要な消費電力を低減することができる。
一方、上述の実施形態及びその変形例では、Nr個の受信用振動素子に対応したNrチ
ャンネルからなるA/D変換器322の動作/非動作を時間間隔Δτで順次切り替える場
合について述べたが、これに限定されるものではなく、不等時間間隔で動作・非動作の切
り替えを行なっても構わない。
又、システム制御部10と動作切り替え制御部7を独立したユニットとして備えた超音
波診断装置100について述べたが、動作切り替え制御部7は、システム制御部10の一
部であってもよい。
尚、本実施形態及びその変形例の超音波診断装置に含まれる各ユニットは、例えば、C
PU、RAM、磁気記憶装置、入力装置、表示装置等で構成されるコンピュータをハード
ウェアとして用いることでも実現することができる。例えば、超音波診断装置100のシ
ステム制御部10は、上記のコンピュータに搭載されたCPU等のプロセッサに所定の制
御プログラムを実行させることにより各種機能を実現することができる。この場合、上述
の制御プログラムをコンピュータに予めインストールしてもよく、又、コンピュータ読み
取りが可能な記憶媒体への保存あるいはネットワークを介して配布された制御プログラム
のコンピュータへのインストールであっても構わない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示
したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、
その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の
範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含
まれる。
2…超音波プローブ
3…送受信部
31…送信部
32…受信部
33…振動素子選択部
4…受信信号処理部
5…画像データ生成部
6…表示部
7…動作切り替え制御部
8…走査制御部
9…入力部
10…システム制御部
100…超音波診断装置

Claims (11)

  1. 被検体に対して超音波送受信を行う複数個の振動素子を有した超音波プローブと、
    前記振動素子に対してPW撮影モード及びCW撮影モードの駆動信号を供給する送信手段と、
    前記振動素子から得られたPW撮影モードの受信信号を整相加算するPW受信手段及びCW撮影モードの受信信号を整相加算するCW受信手段を有する受信手段と、
    整相加算後の受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データを表示する表示手段と、
    前記撮影モードあるいはこれらの撮影モードに対応した各種検査モードの少なくとも何れかの更新に伴い、前記整相加算のために前記PW受信手段に設けられた複数チャンネルのA/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御を異なるタイミングで順次行なう動作切り替え制御手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記動作切り替え制御手段は、前記複数チャンネルのA/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御を、チャンネル単位で順次行うことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記動作切り替え制御手段は、前記複数チャンネルのA/D変換器を複数のグループに分割し、前記A/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御をグループ単位で順次行うことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 前記動作切り替え制御手段は、動作状態にある前記A/D変換器を非動作状態へ切り替える際にその電源部において発生するオーバーシュート電圧が所定の最大定格値より小さくなるように前記複数チャンネルのA/D変換器を複数のグループに分割することを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
  5. 前記動作切り替え制御手段は、非動作状態にある前記A/D変換器を動作状態へ切り替える際にその電源部において発生するアンダーシュート電圧が所定の最小定格値より大きくなるように前記複数チャンネルのA/D変換器を複数のグループに分割することを特徴とする請求項4記載の超音波診断装置。
  6. 前記撮影モードあるいはこの撮影モードに対応した検査モードを更新するモード更新手段を備え、このモード更新手段によって撮影モードがPW撮影モードからCW撮影モードへ更新された場合、前記動作切り替え制御手段は、前記PW受信手段に設けられた複数チャンネルのA/D変換器を動作状態から非動作状態へ順次切り替え、CW撮影モードからPW撮影モードへ更新された場合、前記複数チャンネルのA/D変換器を非動作状態から動作状態へ順次切り替えることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  7. 前記PW受信手段は、前記PW撮影モードのBモード検査、Mモード検査、カラードプラモード検査あるいはPWドプラモード検査の少なくとも何れかにおいて得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算し、前記CW受信手段は、前記CW撮影モードのCWドプラモード検査において得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  8. 被検体に対して超音波送受信を行う複数個の振動素子を有した超音波プローブと、
    前記振動素子に対して駆動信号を供給する送信手段と、
    前記振動素子から得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算する受信手段と、
    整相加算後の受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データを表示する表示手段と、
    超音波送受信条件の変更を行なう送受信条件更新手段と、
    前記超音波送受信条件の更新に伴い、前記整相加算のために前記受信手段に設けられた複数チャンネルのA/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御を異なるタイミングで順次行なう動作切り替え制御手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  9. 前記動作切り替え制御手段は、前記送受信条件更新手段によって更新された前記超音波送受信条件において不要となった複数チャンネルのA/D変換器を非動作状態へ順次切り替え、新たに必要となった複数チャンネルのA/D変換器を動作状態へ順次切り替えることを特徴とする請求項8記載の超音波診断装置。
  10. 被検体に対する超音波送受信によって得られた受信信号に基づいて画像データを生成する超音波診断装置に対し、
    超音波プローブに設けられた複数個の振動素子に対してPW撮影モード及びCW撮影モードの駆動信号を供給する送信機能と、
    前記振動素子から得られたPW撮影モードの受信信号を整相加算するPW受信機能と、
    前記振動素子から得られたCW撮影モードの受信信号を整相加算するCW受信機能と、
    整相加算後の受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成機能と、
    前記画像データを表示する表示機能と、
    前記撮影モードあるいはこれらの撮影モードに対応した各種検査モードの少なくとも何れかの更新に伴い、前記整相加算のために設けられた複数チャンネルのA/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御を異なるタイミングで順次行なう動作切り替え制御機能を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  11. 被検体に対する超音波送受信によって得られた受信信号に基づいて画像データを生成する超音波診断装置に対し、
    超音波プローブに設けられた複数個の振動素子に対して駆動信号を供給する送信機能と、
    前記振動素子から得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算する受信機能と、
    整相加算後の受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成機能と、
    前記画像データを表示する表示機能と、
    超音波送受信条件の変更を行なう送受信条件更新機能と、
    前記超音波送受信条件の更新に伴い、前記整相加算のために設けられた複数チャンネルのA/D変換器に対する動作/非動作の切り替え制御を異なるタイミングで順次行なう動作切り替え制御機能を
    実行させることを特徴とする制御プログラム。
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