JP2008279110A - 超音波診断装置及び血流情報観測装置 - Google Patents

超音波診断装置及び血流情報観測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】保存された時系列的なカラードプラ画像データを用い所望部位における血流波形データを生成する。
【解決手段】被検体に対し超音波走査を繰り返して得られた時系列的な画像データ(Bモード画像データ及びカラードプラ画像データ)を画像データ記憶部6に保存する。入力部10のレンジゲート設定部102は、前記画像データ記憶部6から読み出され表示部9に表示された上述の画像データの所望部位に対しレンジゲートを設定し、波形データ生成部7は、レンジゲートの位置情報に基づき画像データ記憶部6から順次読み出される時系列的なカラードプラ画像データの前記所望部位における画素値を抽出して血流波形データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波診断装置及び血流情報観測装置に係り、特に、保存された時系列的な画像データに基づいて被検体の所望部位における血流情報の時間的変化の観察を可能とする超音波診断装置及び血流情報観測装置に関する。
超音波診断装置は、超音波プローブに内蔵された超音波振動子から発生する超音波パルスを被検体内に放射し、被検体組織の音響インピーダンスの差異によって生ずる超音波反射波を前記超音波振動子により受信して画像データ等の生成と表示を行なうものである。この診断方法は、超音波プローブを体表に接触させるだけの簡単な操作でリアルタイムの2次元画像(超音波断層像)が容易に観察できるため、生体臓器の形態診断や機能診断に広く用いられている。
生体内の組織あるいは血球からの反射波により生体情報を得る超音波診断法は、超音波パルス反射法と超音波ドプラ法の2つの大きな技術開発により急速な進歩を遂げ、これらの技術を用いて得られるBモード画像とカラードプラ画像は、今日の超音波画像診断において不可欠なものとなっている。
一方、被検体の所望部位における血流速度を定量的且つ正確に得る方法としてドプラスペクトラム法がある。このドプラスペクトラム法では、前記所望部位に対し一定間隔で複数回の超音波送受信を行ない、血球などの移動反射体において反射した超音波反射波に基づく受信信号に対して、超音波送受信に使用した振動素子の共振周波数と略等しい周波数の基準信号を用いて直交位相検波しドプラ信号を検出する。そして、このドプラ信号の中から所望部位におけるドプラ信号をレンジゲートによって抽出し、得られたドプラ信号をFFT分析することによってドプラスペクトラムデータを生成する。
このような手順により、被検体の所望部位から得られたドプラ信号に対してドプラスペクトラムデータを連続的に生成し、得られた複数のドプラスペクトラムデータを順次配列することにより、時系列的なドプラスペクトラムデータが生成される。尚、一般には、被検体の所望部位にレンジゲートを正確に設定するために、レンジゲートの設定はBモード画像データの観測下にて行なわれ、レンジゲートの位置はレンジマーカとしてBモード画像データ上に表示される。
上述の方法によって得られる時系列的なドプラスペクトラムデータは、通常、縦軸に周波数(f)、横軸に時間(t)、各周波数成分のパワー(強さ)を輝度(階調)として生成され、このようなドプラスペクトラムデータに基づいて、各種診断パラメータの計測が行なわれている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、この計測法において、先ず、時系列的なドプラスペクトラムデータの各々に対して、その周波数軸方向に分布するドプラ周波数成分の最大周波数に対応する最大流速、あるいは平均周波数に対応する平均流速の位置を設定し、これら最大流速及び平均流速の位置の時間変化を示すトレース波形を血流波形データとして生成する。次いで、このトレース波形の心臓収縮期において生ずる波形ピークPS(Peak of Systolic)及び心臓拡張期において生ずる波形ピークED(End of Diastolic)の検出を行なう。そして、波形ピークPSあるいは波形ピークEDの位置情報に基づいて血管内血流のHR(Heart Rate:心拍数)を計測し、更に、波形ピークPSあるいは波形ピークEDによって設定された心拍区間におけるトレース波形から末梢血管の診断パラメータであるPI(Pulsatility Index)やRI(Resistance Index)等の計測を行なう。
特開2005−81081号公報
上述の特許文献1に記載された従来の方法によれば、Bモード画像データやカラードプラ画像データ等の画像データと時系列的なドプラスペクトラムデータ等の血流波形データの生成と保存は、専用の収集モードにて独立に行なう必要があったため操作が煩雑となり、その収集に多大の時間を要し、血流波形データの保存をし損なう可能性もあった。
又、画像データと共に保存される血流波形データ等は、当該被検体に対する超音波検査時に医師や検査師(以下では、操作者と呼ぶ。)が画像データの所望部位に設定したレンジゲートに基づいて収集されたものであり、予め保管された画像データを用いて任意部位における血流波形データを収集することは不可能であった。即ち、血流波形データの観察とこの血流波形データに基づく各種計測を超音波検査後に行なう場合、観察が可能な血流波形データは超音波検査時において保存されたものに限られ、従って、診断に必要な血流波形データの収集やその保存が十分行なわれていない場合には、当該被検体に対する超音波検査を再度実施しなくてはならなかった。このため、診断効率が大幅に低下するのみならず、操作者や被検体に対する負担が増大するという問題点を有していた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、保存された時系列的なカラードプラ画像データの所望部位に設定されたレンジゲートにおける血流波形データを前記カラードプラ画像データに基づいて生成することが可能な超音波診断装置及び血流情報観測装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の超音波診断装置は、被検体に対する超音波の送受信によって得られる受信信号のドプラ成分に基づいて血流情報の特性値を算出し、前記特性値を画素とする時系列的な複数のカラードプラ画像データを生成する超音波診断装置において、前記時系列的な複数のカラードプラ画像データを保存する画像データ記憶手段と、前記カラードプラ画像データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、前記画像データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数のカラードプラ画像データの前記レンジゲートにおける画素の前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項2に係る本発明の超音波診断装置は、被検体に対する超音波の送受信により得られる受信信号のドプラ成分に基づいた血流情報の特性値を画素とする時系列的な複数のカラードプラ画像データを生成し、更に、前記カラードプラ画像データにおける前記特性値を色情報に変換して時系列的な複数の表示データを生成する超音波診断装置において、前記時系列的な複数の表示データを保存する表示データ記憶手段と、前記表示データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、前記表示データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数の表示データの前記レンジゲートにおける画素の前記色情報を前記特性値に逆変換し、得られた前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段とを備えたことを特徴としている。
一方、請求項10に係る本発明の血流情報観測装置は、被検体に対する超音波の送受信によって得られた受信信号のドプラ成分に基づいて血流情報の特性値を算出し、前記特性値を画素としたカラードプラ画像データを生成する超音波診断装置によって収集された時系列的な複数の前記カラードプラ画像データを保存する画像データ記憶手段と、前記カラードプラ画像データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、前記画像データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数のカラードプラ画像データの前記レンジゲートにおける画素の前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段と、前記血流波形データを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項11に係る本発明の血流情報観測装置は、被検体に対する超音波の送受信により得られた受信信号のドプラ成分に基づいた血流情報の特性値を画素とするカラードプラ画像データを生成し、更に、前記カラードプラ画像データにおける前記特性値を色情報に変換して表示データを生成する超音波診断装置によって収集された時系列的な複数の前記表示データを保存する表示データ記憶手段と、前記表示データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、前記表示データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数の表示データの前記レンジゲートにおける画素の前記色情報を前記特性値に逆変換し、得られた前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段と、前記血流波形データを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、保存された時系列的なカラードプラ画像データの所望部位に設定されたレンジゲートにおける血流波形データを前記カラードプラ画像データに基づいて生成することができる。このため、前記所望部位における血流波形データの生成あるいはこの血流波形データに基づく各種計測を超音波検査後の好適な時間帯にて行なうことが可能となる。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる第1の実施例では、リアルタイム表示モードにおいて当該被検体に対し2次元の超音波走査を繰り返して行ない、このとき生成された時系列的な画像データ(Bモード画像データ及びカラードプラ画像データ)を生成タイミングを示す時相情報と共に画像データ記憶部に保存する。
次に、再生表示モードにおいて入力部のレンジゲート設定部は、前記画像データ記憶部から読み出され表示部に表示された上述の画像データの所望部位に対し、例えば、2つのレンジゲートを設定し、波形データ生成部は、レンジゲートの位置情報に基づき前記画像データ記憶部から順次読み出される時系列的なカラードプラ画像データの前記所望部位における画素値を抽出して血流波形データを生成する。
一方、血流速度計測部は、前記レンジゲート設定部が画像データの同一血管に対して設定した2つのレンジゲートの位置情報に基づいて波形データ生成部が生成した2つの血流波形データの時間的シフト量とレンジゲート間距離に基づいて血流速度を計測する。
尚、以下では、時系列的なカラードプラ画像データの所望部位における画素値を処理することにより平均流速値、分散値及びパワー値(これらを纏めて血流情報の特性値と呼ぶ。)の時間的変化を示す血流波形データを生成する場合について述べるが、これに限定されない。又、レンジゲート設定部によって設定されるレンジゲートは2つに限定されない。
(装置の構成)
本発明の第1の実施例における超音波診断装置の構成につき図1乃至図7を用いて説明する。尚、図1は、本実施例における超音波診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、この超音波診断装置が備える送受信部及び超音波データ生成部の具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示す超音波診断装置100は、被検体に対して超音波の送受信を行なう複数の振動素子がその先端部に配列された超音波プローブ3と、被検体の所定方向に対し超音波パルスを送信するための駆動信号を前記振動子に供給すると共にこれらの振動子から得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算する送受信部2と、送受信部2から得られた受信信号を処理してBモードデータ及びカラードプラデータを生成する超音波データ生成部4と、超音波データ生成部4において生成されたBモードデータ及びカラードプラデータを超音波の送受信方向に対応させて保存し時系列的な複数枚のBモード画像データ及びカラードプラ画像データを生成する画像データ生成部5と、これらの時系列的なBモード画像データ及びカラードプラ画像データを時相情報と共に保存する画像データ記憶部6を備えている。
更に、超音波診断装置100は、画像データ記憶部6にて保存された時系列的なカラードプラ画像データの所望部位から抽出した複数の画素値に対し所定の処理を行なうことにより血流情報の各種特性値(即ち、血流の平均流速値、分散値及びパワー値)の時間的変化を示す血流波形データを生成する波形データ生成部7と、同一血管の異なる部位から得られた2つの血流波形データに基づいて血流速度を計測する血流速度計測部8と、画像データ記憶部6から読み出された時系列的なBモード画像データ及びカラードプラ画像データを合成し、更に、これらの画像データに波形データ生成部7から供給される血流波形データや血流速度計測部8から供給される血流速度の計測結果を重畳して生成した表示データを表示する表示部9と、被検体情報の入力、表示モードの選択、レンジゲートの設定、各種コマンド信号の入力等を行なう入力部10と、基準信号を発生する基準信号発生部1と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部11を備えている。
超音波プローブ3は、配列されたN個の振動素子をその先端部に有し、この先端部を被検体に接触させて超音波の送受信を行なう。そして、前記振動素子の各々は、図示しないNチャンネルの多芯ケーブルを介して送受信部2に接続されている。振動素子は電気音響変換素子であり、送信時には電気パルス(駆動信号)を超音波パルス(送信超音波)に変換し、又、受信時には超音波反射波(受信超音波)を電気的な受信信号に変換する機能を有している。
超音波プローブ3には、セクタ走査対応、リニア走査対応、コンベックス走査対応等があり、操作者は診断部位に応じて任意に選択することが可能である。本実施例では、N個の振動素子が配列されたセクタ走査用の超音波プローブ3を用いる場合について述べるが、リニア走査対応、あるいはコンベックス走査対応の超音波プローブであっても構わない。
次に、図2に示す送受信部2は、当該被検体に対して送信超音波を放射するための駆動信号を超音波プローブ3に設けられたN個の振動素子に供給する送信部21と、前記振動素子から得られたNチャンネルの受信信号に対して整相加算を行なう受信部22を備えている。
送信部21は、レートパルス発生器211と、送信遅延回路212と、駆動回路213を備え、レートパルス発生器211は、送信超音波の繰り返し周期を決定するレートパルスを、基準信号発生部1から供給される連続波あるいは矩形波を分周することによって生成する。送信遅延回路212は、Nチャンネルの独立な遅延回路から構成され、送信において細いビーム幅を得るために所定の深さに送信超音波を集束するための遅延時間(集束用遅延時間)と所定の方向に送信超音波を放射するための遅延時間(偏向用遅延時間)を前記レートパルスに与える。そして、Nチャンネルの独立な駆動回路を有した駆動回路213は、超音波プローブ3に内蔵されたN個の振動素子を駆動するための駆動パルスを前記レートパルスに基づいて生成する。
一方、受信部22は、Nチャンネルから構成されるプリアンプ221、A/D変換器222及び受信遅延回路223と、加算器224を備えている。プリアンプ221は、超音波振動子によって電気的な受信信号に変換された微小信号を増幅して十分なS/Nを確保し、このプリアンプ221において増幅されたNチャンネルの受信信号はA/D変換器222にてデジタル信号に変換される。受信遅延回路223は、所定の深さからの超音波反射波を集束するための集束用遅延時間と所定方向に対して強い受信指向性を設定するための偏向用遅延時間を、A/D変換器222から出力されるNチャンネルの受信信号の各々に与え、加算器224は、これら受信遅延回路223から供給される受信信号を加算する。即ち、受信遅延回路223と加算器224により、所定方向から得られた受信信号は整相加算(位相合わせして加算)される。
次に図2の超音波データ生成部4は、受信部22の加算器224から出力された受信信号に対しBモードデータを生成するための信号処理を行なうBモードデータ生成部41と、前記受信信号に対し直交検波を行なってドプラ信号を検出するドプラ信号検出部42と、検出されたドプラ信号に基づき血管や心腔内の血流情報を反映したカラードプラデータを生成するカラードプラデータ生成部43を備えている。Bモードデータ生成部41は、受信部22の加算器224から供給された整相加算後の受信信号を包絡線検波する包絡線検波器411と、この包絡線検波信号を対数変換する対数変換器412を備えている。但し、包絡線検波器411と対数変換器412は順序を入れ替えて構成してもよい。
一方、ドプラ信号検出部42は、π/2移相器421、ミキサ422−1及び422−2、LPF(低域通過フィルタ)423−1及び423−2を備え、受信部22の加算器224から供給された受信信号を直交位相検波してドプラ信号を検出する。カラードプラデータ生成部43は、ドプラ信号検出部42によって検出されたドプラ信号を一旦保存するドプラ信号記憶回路431と、このドプラ信号に含まれる生体組織等の移動に起因した成分(クラッタ成分)を排除し血流成分を抽出するMTIフィルタ432と、抽出された血流成分に対して自己相関演算を行ない、この演算結果に基づいて得られた3種類の特性値(即ち、平均速度値、分散値、パワー値)を用いてカラードプラデータを生成する自己相関演算器433を備えている。
図1に戻って、画像データ生成部5は、図示しない記憶回路を備え、当該被検体に対する2次元超音波走査によって得られた受信信号に基づいて超音波データ生成部4が生成した各時相におけるBモードデータ及びカラードプラデータを送受信方向に対応させて前記記憶回路に保存し、時系列的なBモード画像データ及びカラードプラ画像データを生成する。そして、生成されたBモード画像データ及びカラードプラ画像データは、時相情報と共に画像データ記憶部6に順次保存される。この場合、カラードプラ画像データを構成する画素の各々は、血流情報の特性値(平均流速値、分散値及びパワー値)を画素値として有している。尚、画像データ記憶部6の機能を画像データ生成部5が備えた記憶回路に持たせても構わない。
次に、図1に示した波形データ生成部7と血流速度計測部8の具体的な構成につき図3のブロック図を用いて説明する。図3に示す波形データ生成部7は、画素値抽出部71、演算処理部72及び時系列データ生成部73を備えている。
画素値抽出部71は、再生表示モードにおいて画像データ記憶部6から読み出されBモード画像データに重畳して表示部9に表示されるカラードプラ画像データに対し入力部10が設定した2つのレンジゲートの位置情報に基づき、画像データ記憶部6から順次供給される時系列的なカラードプラ画像データの各々に設定された所定サイズのレンジゲートに含まれる複数の画素値を抽出する。
一方、演算処理部72は、カラードプラ画像データに設定されたレンジゲートによって抽出された複数の画素値の各々を構成する血流情報の特性値(平均流速値、分散値及びパワー値)を分離し、同一のレンジゲートから得られた複数個からなる所望の特性値(例えば、パワー値)を加算平均して平均特性値を算出する。但し、特性値の平均値を算出する替わりに最大値、最小値あるいは中央値の何れかを検出しても構わない。
次に、時系列データ生成部73は、演算処理部72から供給された各時相における平均特性値を時相に対応させて配列し平均特性値の時間的変化を示す血流波形データを生成する。
一方、血流速度計測部8は、表示部9に表示される上述のカラードプラ画像データに設定された2つのレンジゲートに基づいて波形データ生成部7が生成する2つの血流波形データから血流速度を計測する機能を有し、ピーク時相検出部81、伝播時間計測部82、距離計測部83及び速度算出部84を備えている。
ピーク時相検出部81は、時系列的なカラードプラ画像データにおける2つのレンジゲートの各々から得られる血流波形データのピーク値を検出し、更に、このピーク値を呈するピーク時相を検出する。次いで、伝播時間計測部82は、2つのピーク時相の差に基づいて血液がレンジゲート間を伝播する時間(伝播時間)を計測する。
一方、距離計測部83は、後述する入力部10のレンジゲート設定部102からシステム制御部11を介して供給されるレンジゲートの位置情報に基づき2つのレンジゲートの距離(レンジゲート間距離)を計測する。そして、速度算出部84は、距離計測部83によって計測されたレンジゲート間距離を伝播時間計測部82によって計測された伝播時間で除することにより血液の伝播速度(即ち、血流速度)を算出する。尚、血流速度計測部8による血流速度の具体的な計測方法については後述する。
次に、図1に示した表示部9の具体的な構成につき図4を用いて説明する。図4のブロック図に示した表示部9は、血流情報変換部91、表示データ生成部92、表示データ変換部93、モニタ94及び表示データ記憶部95を備えている。
血流情報変換部91は、カラードプラ画像データにおける血流情報の特性値をRGB等の色情報に変換する図示しないルックアップテーブルを有し、リアルタイム表示モードにおいて画像データ生成部5が生成したカラードプラ画像データがBモード画像データと共に画像データ記憶部6を介して供給される場合、このカラードプラ画像データの画素を構成する血流情報の特性値を予め設定された変換ルールに基づいて色情報に変換する。
一方、表示データ生成部92は、Bモード画像データと血流情報変換部91によって色情報に変換されたカラードプラ画像データとを重畳して時系列的な表示データを生成し、表示データ変換部93は、表示データ生成部92において生成された表示データに対し、必要に応じて所定の変換処理を行ないJPEG形式あるいはBMP形式による表示データを生成する。そして、表示データ生成部92において生成された表示データあるいは表示データ変換部93によって生成されたJPEG形式あるいはBMP形式による表示データはモニタ94に表示され、更に、表示データ記憶部95において時系列的な表示データとして時相情報と共に保存される。
更に、再生表示モードにおいて、波形データ生成部7は、画像データ記憶部6から供給された時系列的なカラードプラ画像データの2つのレンジゲートにおける血流波形データを夫々生成し、血流速度計測部8は、これらのレンジゲートから得られた2つの血流波形データに基づいて血流速度の計測を行なった場合、表示データ生成部92は、Bモード画像データに重畳されたカラードプラ画像データと波形データ生成部7が生成した血流波形データ及び血流速度計測部8による血流速度の計測結果に基づいて表示データを生成し、表示データ変換部93を介してモニタ94に表示する。
図1へ戻って、入力部10は、操作パネル上に表示パネルやキーボード、トラックボール、マウス、選択ボタン等の入力デバイスを備えたインタラクティブなインターフェースであり、リアルタイム表示モード及び再生表示モードの選択を行なう表示モード選択部101と、Bモード画像データに重畳したカラードプラ画像データの血管部位に対しレンジゲートを設定するレンジゲート設定部102を備えている。
更に、入力部10では、被検体情報の入力、Bモード画像データ及びカラードプラ画像データの生成条件や表示条件の設定、更には各種コマンド信号の入力等が上述の入力デバイスを用いて行なわれる。
一方、システム制御部11は、図示しないCPUと記憶回路を備え、入力部10において入力/選択/設定された種々の情報は前記記憶回路に保存される。そして、前記CPUは、上述の入力情報、選択情報及び設定情報に基づいて超音波診断装置100の各ユニットを制御し、Bモード画像データ及びカラードプラ画像データの生成、血流波形データの生成、更には、血流速度の計測等を行なう。
次に、再生表示モードのカラードプラ画像データに対するレンジゲートの設定と、このレンジゲートに基づいて生成される血流波形データの具体例につき図5乃至図7を用いて説明する。
図5(a)は、表示部9のモニタ94にBモード画像データと共に表示されたカラードプラ画像データとこのカラードプラ画像データにおける血管91の所望部位に設定されたレンジゲート92に対応するレンジマーカを示しており、図5(b)は、画像データ記憶部6から供給される時系列的なカラードプラ画像データに対し、波形データ生成部7がレンジゲート92の位置情報に基づいて生成した前記所望部位における血流波形データ93を示したものである。
一方、図6(a)は、モニタ94に表示されたカラードプラ画像データとこのカラードプラ画像データにおける血管91に設定されたレンジゲート92a及びレンジゲート92bに対応する2つのレンジマーカを示しており、図6(b)及び図6(c)は、画像データ記憶部6から供給される時系列的なカラードプラ画像データに対し、波形データ生成部7がレンジゲート92a及びレンジゲート92bの位置情報に基づいて生成した前記所望部位における血流波形データ93a及び血流波形データ93bを示したものである。
尚、図5及び図6では、例えば、血流情報の3つ特性値(平均流速値、分散値及びパワー値)の中から選択した1つの特性値に基づく血流波形データがカラードプラ画像データと共に表示される場合について示したが、複数の特性値の各々に基づく血流波形データをカラードプラ画像データと共に並列表示することも可能である。
次に、図7(a)は、図6(a)と同様にして、モニタ94に表示されたカラードプラ画像データとこのカラードプラ画像データにおける血管91に設定されたレンジゲート92a及びレンジゲート92bに対応した2つのレンジマーカを示しており、図7(b)及び図7(c)は、画像データ記憶部6から供給される時系列的なカラードプラ画像データに対し、波形データ生成部7がレンジゲート92a及びレンジゲート92bの位置情報に基づいて生成した前記所望部位における血流波形データ93a及び血流波形データ93bを示したものである。
波形データ生成部7よりレンジゲート92aにおける血流波形データ93aとレンジゲート92bにおける血流波形データ93bの供給を受けた血流速度計測部8は、血流波形データ93a及び血流波形データ93bのピーク値とこれらのピーク値を呈するピーク時相τa及びピーク時相τbを検出し、更に、ピーク時相τaとピーク時相τbとの差に基づいて血液がレンジゲート92aの中心からレンジゲート92bの中心まで伝播する時間(伝播時間)Δτを計測する。
更に、血流速度計測部8は、入力部10のレンジゲート設定部102からシステム制御部11を介して供給されるレンジゲート92a及びレンジゲート92bの位置情報に基づきレンジゲート間距離ΔLを計測し、このレンジゲート間距離ΔLを伝播時間Δτで除することにより血液の伝播速度(即ち、血流速度)Vx(Vx=ΔL/Δτ)を算出する。
(変形例)
次に、本実施例の変形例について説明する。上述の実施例における波形データ生成部7は、画像データ記憶部6に保存された時系列的なカラードプラ画像データに基づいて血流波形データを生成する場合について述べたが、図4の表示データ生成部92において生成、あるいは表示データ変換部93においてJPEG形式やBMP形式に変換され表示データ記憶部95に保存された時系列的な表示データに基づいて血流波形データを生成することも可能である。この場合、波形データ生成部7には、表示データの各画素における色情報を血流情報の特性値に逆変換するためのルックアップテーブルを有した血流情報逆変換部が新たに備えられる。
即ち、本変形例における波形データ生成部7aは、図8に示すように画素値抽出部71a、血流情報逆変換部74、演算処理部72及び時系列データ生成部73を備えている。
画素値抽出部71aは、再生表示モードにおいて表示部9の表示データ記憶部95から読み出され表示部9に表示された表示データに対して入力部10が設定したレンジゲートの位置情報に基づき、表示データ記憶部95から順次供給される時系列的な表示データの各々に設定された所定サイズのレンジゲートに含まれる複数の画素値を抽出する。
一方、血流情報逆変換部74は、表示データにおける色情報を血流情報の各特性値に逆変換する図示しないルックアップテーブルを有し、表示データ記憶部95から供給された表示データにおける画素の色情報を予め設定された変換ルールに基づいて血流情報の特性値に逆変換する。
そして、演算処理部72は、同一のレンジゲートから得られた所望の特性値を加算平均して平均特性値を算出し、時系列データ生成部73は、演算処理部72から供給された各時相における平均特性値を時相順に配列して平均特性値の時間的変化を示す血流波形データを生成する。
(画像データの収集/保存/表示手順)
次に、本実施例のリアルタイム表示モードにおける画像データの収集/保存/表示手順につき図9のフローチャートに沿って説明する。
当該被検体に対する画像データの収集に先立ち、超音波診断装置100の操作者は、入力部10の表示モード選択部101においてリアルタイム表示モードを選択し(図9のステップS1)、更に被検体情報の入力や画像データ生成条件の設定等を行なう(図9のステップS2)。
次いで、操作者は、当該被検体の体表面に超音波プローブ3を配置し、入力部10にて画像データの収集を開始するためのコマンド信号を入力する(図9のステップS3)。そして、このコマンド信号がシステム制御部11に供給されることにより、当該被検体に対する画像データの収集が開始される。
リアルタイム表示モードにおける画像データの収集に際し、図2に示した送信部21のレートパルス発生器211は、システム制御部11から供給される制御信号に従い、当該被検体の体内に放射される送信超音波の繰り返し周期(レート周期)を決定するレートパルスを生成し送信遅延回路212へ供給する。送信遅延回路212は、システム制御部11から供給される制御信号に基づいて送信超音波を集束するための集束用遅延時間と、最初の送受信方向θ1に送信するための偏向用遅延時間を前記レートパルスに与え、このレートパルスをNチャンネルの駆動回路213へ供給する。駆動回路213は、送信遅延回路212から供給されたレートパルスに基づいて駆動信号を生成し、この駆動信号を超音波プローブ3におけるN個の振動素子に供給して当該患者の体内に送信超音波(超音波パルス)を放射する。
放射された送信超音波の一部は、音響インピーダンスの異なる組織等の境界において反射し、更に、血管内の血球にて反射した受信超音波(超音波反射波)の周波数はドプラ偏移を受けて超音波プローブ3の前記振動素子にて電気的な受信信号に変換される。この受信信号は、受信部22のプリアンプ221とA/D変換器222において増幅とA/D変換が行なわれた後、Nチャンネルの受信遅延回路223において所定の深さからの受信超音波を収束するための集束用遅延時間と送受信方向θ1からの受信超音波に対し強い受信指向性を設定するための偏向用遅延時間が与えられ、加算器224にて整相加算される。
そして、整相加算後の受信信号が供給された超音波データ生成部5のBモードデータ生成部41は、この受信信号に対して包絡線検波と対数変換を行なってBモードデータを生成し、画像データ生成部5の記憶回路に一旦保存する。
送受信方向θ1におけるBモードデータの生成と保存が終了したならば、システム制御部11は、送信部21の送信遅延回路212及び受信部22の受信遅延回路223における遅延時間を制御し送受信方向θ2乃至θPの各々に対して同様の手順で超音波の送受信を行なう。そして、このとき得られたBモードデータを送受信方向に対応させて画像データ生成部5の記憶回路に順次保存することにより前記記憶回路には当該時相における1枚のBモード画像データが生成され、得られたBモード画像データは、このBモード画像データの生成タイミングを示す時相情報と共に画像データ記憶部6に保存される(図9のステップS4)。
一方、システム制御部11は、上述の送受信方向θ1乃至θPに対するBモードデータの収集を目的とした超音波送受信と略並行してこれらの送受信方向に対するドプラモードデータの収集を目的とした超音波送受信を行なう。
即ち、システム制御部11は、先ず、送信部21の送信遅延回路212における送信遅延時間と受信部22の受信遅延回路223における受信遅延時間を制御して送受信方向θ1に対する超音波送受信を所定回数(L回)繰り返し、各々の超音波送受信において受信部22から得られた受信信号は、超音波データ生成部4のドプラ信号検出部42に供給される。そして、この受信信号は、ドプラ信号検出部42において直交位相検波されてドプラ信号が検出され、このドプラ信号はカラードプラデータ生成部43のドプラ信号記憶回路431に一旦保存される。
送受信方向θ1に対する所定回数(L回)の超音波送受信によって得られたドプラ信号の保存が終了したならば、システム制御部11は、ドプラ信号記憶回路431に保存されたドプラ信号の中から所定位置(深さ)に対応したL個のドプラ信号を順次読み出してMTIフィルタ432へ供給する。そして、MTIフィルタ432は、供給されたドプラ信号をフィルタ処理して血流成分を抽出し、自己相関演算器433へ供給する。
自己相関演算器433は、MTIフィルタ432から供給されたドプラ信号の血流成分を用いて自己相関演算を行ない、更に、この演算結果に基づいて血流情報の特性値(即ち、平均流速値、分散値及びパワー値)を算出する。このような演算を、送受信方向θ1の他の位置(深さ)に対しても行ない、算出された送受信方向θ1における血流情報の特性値を画像データ生成部5の記憶回路に保存する。
次に、システム制御部11は、送受信方向θ2乃至θPに対しても同様の手順で超音波送受信を行なう。そして、これらの送受信方向にて得られたカラードプラデータは、画像データ生成部5の記憶回路に順次保存されて1枚のカラードプラ画像データが生成され、このカラードプラ画像データは時相情報と共に画像データ記憶部6に保存される(図9のステップS5)。
次に、表示部9の血流情報変換部91は、画像データ生成部5から画像データ記憶部6を介して供給されたカラードプラ画像データの画素を構成する血流情報の特性値を予め設定された変換ルールに基づいて色情報に変換し、表示データ生成部92は、画像データ生成部5から供給されるBモード画像データと血流情報変換部91によって色情報に変換されたカラードプラ画像データとを重畳して時系列的な表示データを生成する(図9のステップS6)。
次いで、表示データ変換部93は、表示データ生成部92において生成された表示データに対し所定の変換処理を行なってJPEG形式あるいはBMP形式の表示データを生成し、表示データ生成部92において生成された表示データあるいは表示データ変換部93によって生成されたJPEG形式あるいはBMP形式の表示データは、表示データ記憶部95に保存されると共にモニタ94にリアルタイム表示される(図9のステップS7)。
更に、システム制御部11は、送受信部2の各ユニットを制御して送受信方向θ1乃至θPに対する超音波送受信を繰り返し、このとき画像データ生成部5において生成された各時相のBモード画像データ及びカラードプラ画像データは画像データ記憶部6に順次保存されると共に表示データとして表示部9のモニタ94にリアルタイム表示され、更に、これらの表示データは表示データ記憶部95に順次保存される(図9のステップS5乃至S7)。即ち、画像データ記憶部6には、時系列的なBモード画像データ及びカラードプラ画像データが時相情報を付帯情報として保存され、同様にして表示部9の表示データ記憶部95には、時系列的な表示データが時相情報を付帯情報として保存される。
(血流波形データの生成手順及び血流速度の計測手順)
次に、本実施例の再生表示モードにおける血流波形データの生成手順と血流速度の計測手順につき図10のフローチャートを用いて説明する。尚、以下では、表示部9のモニタ94に表示された表示データの血管部位に対して2つのレンジゲートを設定し、これらのレンジゲートにて生成された2つの血流波形データに基づいて血流速度を計測する場合について述べるが、レンジゲートの数は2つに限定されるものではない。又、血流波形データの生成とその表示のみを行なってもよい。
血流波形データの生成に先立ち、超音波診断装置100の操作者は、入力部10の表示モード選択部101にて再生表示モードを選択し(図10のステップS11)、血流波形データの生成と血流速度の計測を開始するためのコマンド信号を入力部10にて入力する(図10のステップS12)。そして、このコマンド信号がシステム制御部11に供給されることにより、画像データ記憶部6に保存された当該被検体の時系列的なカラードプラ画像データに基づく血流波形データの生成が開始される。
即ち、上記コマンド信号を受信したシステム制御部11は表示部9を制御し、この制御信号を受信した表示部9の各ユニットは、上述のリアルタイム表示モードの場合と同様の手順により表示データを生成してモニタ94に表示する。
一方、操作者は、入力部10のレンジゲート設定部102を用い、表示部9のモニタ94に表示された表示データの観測下にて前記表示データに示された血管の所望部位に2つのレンジゲートを設定する(図10のステップS13)。そして、このとき設定されたレンジゲートの位置情報はシステム制御部11を介して波形データ生成部7の画素値抽出部71に供給される。
画素値抽出部71は、入力部10のレンジゲート設定部102から供給されたレンジゲートの位置情報に基づき、画像データ記憶部6から順次供給される時系列的なカラードプラ画像データの各々に対して所定サイズのレンジゲートを設定する。そして、このレンジゲートに含まれる複数の画素値を抽出する。
一方、演算処理部72は、カラードプラ画像データに対するレンジゲートの設定によって抽出された複数の画素値の各々を構成する特性値(平均流速値、分散値及びパワー値)を分離し、同一のレンジゲートから得られた複数個からなる所望の特性値(例えば、パワー値)を加算平均して平均特性値を算出する(図10のステップS14)。
そして、時系列データ生成部73は、演算処理部72から供給された各時相の平均特性値を時相順に配列して平均特性値の時間的変化を示す血流波形データを生成する(図10のステップS15)。
次に、血流速度計測部8のピーク時相検出部81は、時系列的なカラードプラ画像データに設定された2つのレンジゲートの各々から得られる血流波形データのピーク値を検出し、更に、このピーク値を呈するピーク時相を検出する。次いで、伝播時間計測部82は、2つのピーク時相の差に基づいて血液がレンジゲート間を伝播する時間(伝播時間)を計測する(図10のステップS16)。
一方、距離計測部83は、入力部10のレンジゲート設定部102からシステム制御部11を介して供給されるレンジゲートの位置情報に基づいて2つのレンジゲートの距離(レンジゲート間距離)を計測し(図10のステップS17)、速度算出部84は、距離計測部83によって計測されたレンジゲート間距離を伝播時間計測部82によって計測された伝播時間で除することにより血流速度を算出する(図10のステップS18)。
次に、波形データ生成部7にて生成された2つの血流波形データ及び血流速度計測部8における血流速度の計測結果は表示部9の表示データ生成部92に供給される。そして、表示データ生成部92は、Bモード画像データに重畳された血流情報変換後のカラードプラ画像データと波形データ生成部7が生成した血流波形データ及び血流速度計測部8による血流速度の計測結果に基づいて表示データを生成し、表示データ変換部93を介してモニタ94に表示する(図10のステップS19)。
以上述べた本発明の第1の実施例及びその変形例によれば、保存された画像データあるいは表示データの所望部位に設定されたレンジゲートにおける血流波形データを前記画像データあるいは前記表示データに基づいて生成することができる。このため、前記所望部位における血流波形データの生成あるいはこの血流波形データに基づく各種計測を超音波検査後の好適な時間帯にて行なうことが可能となる。
即ち、所望部位における血流波形データの観測を目的としたレンジゲートの設定を保存された時系列的な画像データに対して行なうことができるため、診断に必要な血流波形データの収集を確実に行なうことが可能となる。従って、血流波形データ等の収集が不十分な場合に従来行なわれてきた再検査が不要となり、診断効率が向上するのみならず操作者や被検体に対する負担が大幅に軽減される。
又、画像データや表示データに対し複数のレンジゲートを設定することにより複数の部位における血流波形データを同時に収集/表示することができ、更に、これらの血流波形データと画像データを同時表示することも可能となる。
更に、同一レンジゲートにおける画像データの画素を特性値別に分離することにより、これら特性値の各々に基づいた血流波形データを同時に収集/表示することが可能となり、当該被検体の診断に有効な多くの血流情報を得ることができる。
一方、上述の実施例及びその変形例によれば、同一血管に対し隣接した2つのレンジゲートを設定し、これらのレンジゲートに基づいて生成された2つの血流波形データの時間的シフト量とレンジゲート間距離とから血流速度を計測することにより、超音波の送受信方向(超音波ビーム方向)に依存しない正確な血流速度の計測が可能となるため診断精度が向上する。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。この第2の実施例における血流情報観測装置の入力部に設けられたレンジゲート設定部は、画像データ記憶部に予め保管された時系列的な画像データの中から選択され表示部に表示された画像データの所望部位に対して2つのレンジゲートを設定し、波形データ生成部は、レンジゲートの位置情報に基づき前記画像データ記憶部から順次読み出される時系列的なカラードプラ画像データの所望部位における画素値を抽出して血流波形データを生成する。
一方、血流速度計測部は、前記レンジゲート設定部が画像データの同一血管に対して設定した2つのレンジゲートに基づいて波形データ生成部が生成した2つの血流波形データの時間的シフト量とレンジゲート間距離に基づいて血流速度を計測する。
(装置の構成)
本発明の第2の実施例における血流情報観測装置の構成につき図11を用いて説明する。図11に示す血流情報観測装置200は、別途設置された超音波診断装置によって収集された時系列的な画像データ(Bモード画像データ及びカラードプラ画像データ)が予め保管されている画像データ記憶部6aと、画像データ記憶部6aにて保存された時系列的なカラードプラ画像データの所望部位から抽出した複数の画素値に対して所定の処理を行なうことにより血流情報の各種特性値(即ち、血流の平均流速値、分散値及びパワー値)の時間的変化を示す血流波形データを生成する波形データ生成部7と、同一血管の異なる部位から得られた2つの血流波形データに基づいて血流速度を計測する血流速度計測部8と、画像データ記憶部6aから読み出された時系列的なBモード画像データ及びカラードプラ画像データを合成し、更に、これらの画像データに波形データ生成部7から供給される血流波形データや血流速度計測部8から供給される血流速度の計測結果を重畳して生成した表示データを表示する表示部9と、レンジゲートの設定、各種コマンド信号の入力等を行なう入力部10aと、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部11aを備えている。
以上述べた血流情報観測装置200の各ユニットの具体的な構成と機能は、上述の第1の実施例における超音波診断装置100の対応ユニットと略同様であるため詳細な説明は省略する。又、この血流情報観測装置200による血流波形データの生成手順及び血流速度の計測手順も図10のフローチャートに基づく第1の実施例の手順と同様であるため説明を省略する。
尚、上述の第1の実施例と同様にして、本実施例における波形データ生成部7は、画像データ記憶部6aに保存された時系列的なカラードプラ画像データに基づいて血流波形データを生成することができるが、表示データ生成部92において生成、あるいは表示データ変換部93においてJPEG形式やBMP形式に変換され表示データ記憶部95に保存された時系列的な表示データに基づいて血流波形データを生成してもよい。
以上述べた本発明の第2の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。即ち、保存された画像データあるいは表示データの所望部位に設定されたレンジゲートにおける血流波形データを前記画像データあるいは前記表示データに基づいて生成することができるため、前記所望部位における血流波形データの生成あるいはこの血流波形データに基づく各種計測を超音波検査後の好適な時間帯にて行なうことが可能となる。
即ち、所望部位における血流波形データの観測を目的としたレンジゲートの設定を保存された時系列的な画像データに対して行なうことができるため、診断に必要な血流波形データの収集を確実に行なうことが可能となる。従って、血流波形データ等の収集が不十分な場合に従来行なわれてきた再検査が不要となり、診断効率が向上するのみならず操作者や被検体に対する負担が大幅に軽減される。
更に、画像データや表示データに対し複数のレンジゲートを設定することにより複数の部位における血流波形データを同時に収集/表示することができ、同一レンジゲートにおける画像データの画素を特性値別に分離することにより、これら特性値の各々に基づいた血流波形データを同時に収集/表示することが可能となる。又、同一血管に対して隣接した2つのレンジゲートを設定し、これらのレンジゲートに基づいて生成された2つの血流波形データの時間的シフト量とレンジゲート間距離とから血流速度を計測することにより、超音波の送受信方向(超音波ビーム方向)に依存しない正確な血流速度の計測が可能となる。
又、上述の第2の実施例における血流情報観測装置は、超音波診断装置に対し独立に構成されているため、超音波検査室以外の好適な場所に設置することができる。このため、当該被検体の所望部位における血流波形データの観測やこの血流波形データに基づく各種計測を時間や場所に制約されることなく行なうことができる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、時系列的なカラードプラ画像データの所望部位における画素値を処理することにより平均流速値、分散値及びパワー値の少なくとも何れかの時間的変化を示す血流波形データを生成する場合について述べたが、複数の特性値に基づく血流波形データを同時に生成してもよく、又、他の特性値に基づいた血流波形データを生成してもよい。
又、レンジゲート設定部によって設定されるレンジゲートは2つに限定されるものではなく、3つ以上のレンジゲートを設定してもよい。3つ以上のレンジゲートを設定することにより、同一血管の異なる部位における血流速度や異なる血管における血流速度を同時計測することが可能となる。
更に、同一のレンジゲートにおける複数の特性値を加算平均することによって得られた平均特性値に基づいて血流波形データを生成する場合について述べたが、最大特性値、最小特性値あるいは中央特性値の何れかに基づいて血流波形データを生成してもよい。又、前記特性値の発生頻度を示すヒストグラムの時間的変化に基づいて血流波形データを生成してもよい。
一方、上述の実施例では、血流波形データの生成と血流速度の計測を行なう場合について述べたが血流波形データの生成のみを行なってもよい。この場合、画像データに設定されるレンジゲートは1つであってもよい。
又、血流波形データは、予め設定された期間のカラードプラ画像データを用いて生成してもよい。例えば、血流波形データの生成期間を設定する生成期間設定部を入力部10(10a)に備え、波形生成部7は、前記生成期間設定部からシステム制御部11(11a)を介して供給される生成期間の情報に対応した時系列的なカラードプラ画像データを画像データ記憶部6(6a)から読み出し、これらのカラードプラ画像データを用いて血流波形データを生成することにより所望期間における血流波形データを得ることができる。
本発明の第1の実施例における超音波診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例の超音波診断装置が備える送受信部及び超音波データ生成部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例の超音波診断装置が備える波形データ生成部及び血流速度計測部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例の超音波診断装置が備える表示部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例の画像データに設定される1つのレンジゲートと、このレンジゲートに基づいて生成される血流波形データを示す図。 同実施例の画像データに設定される複数のレンジゲートと、これらのレンジゲートに基づいて生成される血流波形データを示す図。 同実施例の血流波形データに基づいた血流速度計測を説明するための図。 同実施例の変形例における血流波形データ生成部の構成を示すブロック図。 同実施例のリアルタイム表示モードにおける画像データの生成/保存/表示手順を示すフローチャート。 同実施例の再生表示モードにおける血流波形データの生成手順及び血流速度の計測手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施例における血流情報観測装置の全体構成を示すブロック図。
符号の説明
1…基準信号発生部
2…送受信部
21…送信部
211…レートパルス発生器
212…送信遅延回路
213…駆動回路
22…受信部
221…プリアンプ
222…A/D変換器
223…受信遅延回路
224…加算器
3…超音波プローブ
4…超音波データ生成部
41…Bモードデータ生成部
411…包絡線検波器
412…対数変換器
42…ドプラ信号検出部
421…π/2移相器
422…ミキサ
423…LPF(低域通過フィルタ)
43…カラードプラデータ生成部
431…ドプラ信号記憶回路
432…MTIフィルタ
433…自己相関演算器
5…画像データ生成部
6、6a…画像データ記憶部
7、7a…波形データ生成部
71、71a…画素値抽出部
72…演算処理部
73…時系列データ生成部
74…血流情報逆変換部
8…血流速度計測部
81…ピーク時相検出部
82…伝播時間計測部
83…距離計測部
84…速度算出部
9…表示部
91…血流情報変換部
92…表示データ生成部
93…表示データ変換部
94…モニタ
95…表示データ記憶部
10、10a…入力部
101…表示モード選択部
102…レンジゲート設定部
11、11a…システム制御部
100…超音波診断装置
200…血流情報観測装置

Claims (11)

  1. 被検体に対する超音波の送受信によって得られる受信信号のドプラ成分に基づいて血流情報の特性値を算出し、前記特性値を画素とする時系列的な複数のカラードプラ画像データを生成する超音波診断装置において、
    前記時系列的な複数のカラードプラ画像データを保存する画像データ記憶手段と、
    前記カラードプラ画像データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、
    前記画像データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数のカラードプラ画像データの前記レンジゲートにおける画素の前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 被検体に対する超音波の送受信により得られる受信信号のドプラ成分に基づいた血流情報の特性値を画素とする時系列的な複数のカラードプラ画像データを生成し、更に、前記カラードプラ画像データにおける前記特性値を色情報に変換して時系列的な複数の表示データを生成する超音波診断装置において、
    前記時系列的な複数の表示データを保存する表示データ記憶手段と、
    前記表示データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、
    前記表示データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数の表示データの前記レンジゲートにおける画素の前記色情報を前記特性値に逆変換し、得られた前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 前記レンジゲート設定手段は、前記カラードプラ画像データあるいは前記表示データに対して複数のレンジゲートを設定し、前記波形データ生成手段は、前記複数のレンジゲートの各々における前記画素の特性値に基づいて複数の血流波形データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した超音波診断装置。
  4. 前記波形データ生成手段は、前記レンジゲートが設定された前記カラードプラ画像データあるいは前記表示データの前記画素における複数種類の特性値の各々に対応した複数の血流波形データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した超音波診断装置。
  5. 前記波形データ生成手段は、前記所定サイズのレンジゲートに含まれる複数画素の各々における前記特性値を演算して得られた平均特性値、最大特性値、最小特性値あるいは中央特性値の何れかを用いて前記血流波形データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した超音波診断装置。
  6. 血流速度計測手段を備え、前記血流速度計測手段は、前記レンジゲート設定手段が前記カラードプラ画像データあるいは前記表示データの血管部位に対して設定した複数のレンジゲートに基づいて前記波形データ生成手段が生成した複数の血流波形データの時間的シフト量とレンジゲート間距離とから前記血管部位における血流速度を計測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した超音波診断装置。
  7. 表示手段を備え、前記表示手段は、前記波形データ生成手段が生成した前記血流波形データを前記カラードプラ画像データあるいは前記表示データと共に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した超音波診断装置。
  8. 表示手段を備え、前記表示手段は、前記波形データ生成手段が生成した前記血流波形データ及び前記血流速度計測手段が計測した前記血流速度の計測結果の少なくとも何れかを前記カラードプラ画像データあるいは前記表示データと共に表示することを特徴とする請求項6記載の超音波診断装置。
  9. 前記血流情報の特性値は、血流の平均流速値、分散値及びパワー値の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した超音波診断装置。
  10. 被検体に対する超音波の送受信によって得られた受信信号のドプラ成分に基づいて血流情報の特性値を算出し、前記特性値を画素としたカラードプラ画像データを生成する超音波診断装置によって収集された時系列的な複数の前記カラードプラ画像データを保存する画像データ記憶手段と、
    前記カラードプラ画像データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、
    前記画像データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数のカラードプラ画像データの前記レンジゲートにおける画素の前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段と、
    前記血流波形データを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする血流情報観測装置。
  11. 被検体に対する超音波の送受信により得られた受信信号のドプラ成分に基づいた血流情報の特性値を画素とするカラードプラ画像データを生成し、更に、前記カラードプラ画像データにおける前記特性値を色情報に変換して表示データを生成する超音波診断装置によって収集された時系列的な複数の前記表示データを保存する表示データ記憶手段と、
    前記表示データの所望部位に対し所定サイズのレンジゲートを設定するレンジゲート設定手段と、
    前記表示データ記憶手段から順次読み出された前記時系列的な複数の表示データの前記レンジゲートにおける画素の前記色情報を前記特性値に逆変換し、得られた前記特性値に基づいて血流波形データを生成する波形データ生成手段と、
    前記血流波形データを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする血流情報観測装置。
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