JP2014083142A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Shuta Fujiwara
周太 藤原
Takayuki Shiina
孝行 椎名
Tomohiro Fujita
大広 藤田
Wataru Kameishi
渉 亀石
Masaaki Ishizuka
正明 石塚
Satoshi Kamiyama
聡 神山
Hiroyuki Shibanuma
浩幸 芝沼
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Abstract

【課題】送信電源として高周波動作するスイッチング電源を使用する超音波診断装置において、送信パルスに混入しているスイッチングノイズ等の周期的ノイズを容易に除去する超音波診断装置を提供すること。
【解決手段】複数の超音波振動素子を有する超音波プローブと、供給される駆動信号に応答して前記超音波振動素子毎の送信パルス信号を発生し、前記各超音波振動素子に供給する送信ユニットと、所定周波数のスイッチングクロックを生成するスイッチングクロック生成回路と、前記スイッチングクロックに従って所定電圧の前記駆動信号を発生するスイッチング電源ユニットと、前記スイッチングクロックの前記スイッチング電源ユニットへの供給を所定のタイミングで停止する制御ユニットと、を有する電源制御ユニットと、を具備することを特徴とする超音波診断装置である。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、超音波パルスにより生体の画像診断をおこなう超音波診断装置の電源装置を有する超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、超音波プローブに内蔵された振動素子から発生する超音波パルス(送信超音波)を被検体内に放射し、被検体組織の音響インピーダンスの差異によって生ずる反射波(受信超音波)を上記振動素子により電気信号に変換してモニタ上に表示するものである。この診断方法は、超音波プローブを体表に接触させるだけの簡単な操作で2次元画像データや3次元画像データがリアルタイムで観察できるため、各種臓器の機能診断や形態診断に広く用いられている。生体内の組織あるいは血球からの反射波により生体情報を得る超音波診断法は、超音波パルス反射法と超音波ドプラ法の2つの大きな技術開発により急速な進歩を遂げ、上記技術を用いて得られるBモード画像とカラードプラ画像は、今日の超音波画像診断において不可欠なものとなっている。
一方、超音波画像診断において、被検体の関心部位における血流速度を定量的に計測する方法として、パルスドプラスペクトラム法がある。パルスドプラスペクトラム法では、関心部位の方向に対し超音波パルスの送受信を所定時間間隔で複数回行なう。このときに得られる受信信号に対しサンプルゲートを設定して前記関心部位に存在している生体組織からの反射波に基づく受信信号成分(以下、クラッタ成分と呼ぶ。)及び血球からの反射波に基づく受信信号成分(以下、血流ドプラ成分と呼ぶ。)を抽出する。そして、これらの受信信号成分をフィルタリング処理して検出した血流ドプラ成分をFFT分析することにより周波数スペクトラムデータを生成し、更に、前記関心部位から所定時間間隔で得られる受信信号成分に対し同様の処理を行なって得られた複数の周波数スペクトラムデータを時系列的に配列することによりスペクトラム画像データを生成する。
ところで、上述のような血流計測に使用される超音波診断装置の直流電源部は、高効率化、小型化、低価格化が可能なスイッチング電源が通常用いられる。このスイッチング電源に起因するスイッチングノイズ(即ち、スイッチング駆動信号の高調波成分)は、当該被検体から収集される微小な受信信号に混入することにより周波数スペクトラムデータやスペクトラム画像データの観測を困難にする場合がある。
このような問題点に対し、パルスドプラスペクトラム法では、超音波送受信の繰り返し周波数(レート周波数)の整数倍の位置にクラッタ成分の線スペクトラムが位置することに着目し、スイッチングノイズの線スペクトラムがレート周波数の整数倍になるようにスイッチング駆動信号の周波数を設定することによりクラッタ成分とスイッチングノイズとを同一のフィルタリング処理で除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開平05−130992号公報 特開2010−213787号公報
上述の特許文献1およびに特許文献2記載された方法によれば、パルスドプラスペクトラム法の送信パルスに混入したスイッチングノイズの影響を除去することができる。しかしながら、Bモード画像の送信パルスに混入するスイッチングノイズの影響を同様の方法によって除去することは不可能である。また、スイッチングノイズは、スイッチング電源の出力部や電源ラインに対するフィルタ回路の挿入、スイッチング電源や電源ラインに対するシールド、更には、装置本体及び電源部に対するグラウンド強化等の対策によって低減させることは可能である。しかしながら、このようなスイッチングノイズへの対処は、装置の小型化を進めるうえで障害となる。
このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、送信電源として高周波動作するスイッチング電源を使用する超音波診断装置において、送信パルスに混入しているスイッチングノイズ等の周期的ノイズを容易に除去する超音波診断装置を提供することにある。
本実施形態に係る超音波診断装置は、複数の超音波振動素子を有する超音波プローブと、供給される駆動信号に応答して前記超音波振動素子毎の送信パルス信号を発生し、前記各超音波振動素子に供給する送信ユニットと、所定周波数のスイッチングクロックを生成するスイッチングクロック生成回路と、前記スイッチングクロックに従って所定電圧の前記駆動信号を発生するスイッチング電源ユニットと、前記スイッチングクロックの前記スイッチング電源ユニットへの供給を所定のタイミングで停止する制御ユニットと、を有する電源制御ユニットと、を具備するものである。
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置1のブロック構成図を示している。 図2は、送信電源制御ユニット20の構成図である。 図3は、送信電源制御ユニット20及び各送信回路21−1〜21−Nの動作タイミングと送信回路用電源ノイズの発生タイミングとの関係を説明するための図である。 図4は、送信電源制御ユニット20の変形例を示した図である。 図5は、本変形例の効果を説明するための図である。 図6は、従来の送信電源制御ユニット70の構成を示した図である。 図7は、従来の送信電源制御ユニット70の動作を説明するための図である。 図8は、スイッチングノイズの線スペクトラムが血流ドプラ成分Dvxに混入したスペクトラム画像データの具体例を示したものである。 図9は、スイッチング駆動信号の高調波であるスイッチングノイズの線スペクトラムがBモード画像に混入した具体例を示したものである。
以下、実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置1のブロック構成図を示している。同図に示すように、本超音波診断装置1は、超音波プローブ12、入力装置13、モニター14、超音波送信ユニット21、超音波受信ユニット22、Bモード処理ユニット23、ドプラ・血流検出ユニット24、画像生成ユニット25、画像メモリ26、表示処理ユニット27、制御プロセッサ(CPU)28、記憶ユニット29、インタフェースユニット30を具備している。以下、個々の構成要素の機能について説明する。
超音波プローブ12は、被検体に対して超音波を送信し、当該送信した超音波に基づく被検体からの反射波を受信するデバイス(探触子)であり、その先端に複数の超音波振動子、整合層、バッキング材等を有している。超音波振動子は、超音波送信ユニット21からの駆動信号に基づきスキャン領域内の所望の方向に超音波を送信し、当該被検体からの反射波を電気信号に変換する。整合層は、当該超音波振動子に設けられ、超音波エネルギーを効率良く伝播させるための中間層である。バッキング材は、当該超音波振動子から後方への超音波の伝播を防止する。当該超音波プローブ12から被検体Pに超音波が送信されると、当該送信超音波は、体内組織の音響インピーダンスの不連続面で次々と反射され、エコー信号として超音波プローブ12に受信される。このエコー信号の振幅は、反射することになった不連続面における音響インピーダンスの差に依存する。また、送信された超音波パルスが、移動している血流で反射された場合のエコーは、ドプラ効果により移動体の超音波送受信方向の速度成分に依存して、周波数偏移を受ける。
なお、本超音波プローブ12は、複数の超音波振動子が一次元に配列された一次元アレイプローブ、複数の超音波振動子が二次元に配列された二次元アレイプローブのいずれであってもよい。
入力装置13は、装置本体11に接続され、オペレータからの各種指示、条件、関心領域(ROI)の設定指示、種々の画質条件設定指示等を装置本体11にとりこむための各種スイッチ、ボタン、トラックボール、マウス、キーボード等を有している。
モニター14は、表示処理ユニット27からのビデオ信号に基づいて、生体内の形態学的情報や、血流情報、各方位方向毎のドプラ波形等を表示する。
送信電源制御ユニット20は、超音波送信ユニット21に供給する送信用電力を制御する。この送信電源制御ユニット20の構成、機能については、後で詳しく説明する。
超音波送信ユニット21は、各超音波振動素子に対応して設けられたN個の送信回路21−1〜21−Nを有する(図2等参照)。各送信回路21−1〜21−Nは、送信電源制御ユニット20から所定のタイミングで供給される駆動電力に基づくパルス波形を、所定の遅延時間をもって各超音波振動子に供給する。
超音波受信ユニット22は、図示しないアンプ回路、A/D変換器、受信遅延部、加算器を有している。アンプ回路では、プローブ12を介して取り込まれたエコー信号をチャンネル毎に増幅する。A/D変換器では、増幅されたアナログのエコー信号をデジタルエコー信号に変換する。遅延回路では、デジタル変換されたたエコー信号に対し受信指向性を決定し、受信ダイナミックフォーカスを行うのに必要な遅延時間を与え、その後加算器において加算処理を行う。この加算により、エコー信号の受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調され、受信指向性と送信指向性とにより超音波送受信の総合的なビームが形成される。
Bモード処理ユニット23は、受信ユニット22からエコー信号を受け取り、対数増幅、包絡線検波処理などを施し、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータを生成する。
ドプラ・血流検出ユニット24は、受信ユニット22から受け取ったエコー信号から血流信号を抽出・解析し、ドプラ波形、血流データとしての平均速度、分散、パワー等の血流情報を求める。また、ドプラ・血流検出ユニット24は、後述する同時多方向CWD機能に従って各方位方向毎のドプラ偏移周波数を検出し、各方位方向毎のドプラ波形、血流データとしての平均速度、分散、パワー等の血流情報を求める。
画像生成ユニット25は、Bモード処理ユニット23、画像メモリ26から受け取った二次元的或いは三次元的なRAWデータをRAW−ピクセル変換(或いはボクセル変換)を実行することにより、二次元或いは三次元画像データを生成する。また、画像生成ユニット25は、生成した画像データに対して、ボリュームレンダリング、多断面変換表示(MPR:multi planar reconstruction)、最大値投影表示(MIP:maximum intensity projection)等の所定の画像処理を行う。なお、ノイズ低減や画像の繋がりを良くすることを目的として、画像生成ユニット25の後に二次元的なフィルタを挿入し、空間的なスムージングを行うようにしてもよい。
画像メモリ26は、例えばBモード処理ユニット23から受け取った複数のBモードデータを用いて、二次元的或いは三次元的なBモードRAWデータを生成する。
表示処理ユニット27は、画像生成ユニット25において生成・処理された各種画像データに対し、ダイナミックレンジ、輝度(ブライトネス)、コントラスト、γカーブ補正、RGB変換等の各種を実行する。
制御プロセッサ28は、情報処理装置(計算機)としての機能を持ち、本超音波診断装置本体の動作を制御する。また、制御プロセッサ28は、送信電源制御ユニット20によるスイッチングに関する統括的な制御を実行する。
記憶ユニット29は、送信電源制御ユニット20によるスイッチングに関する制御プログラムや、診断情報(患者ID、医師の所見等)、診断プロトコル、送受信条件、スペックル除去機能を実現するためのプログラム、ボディマーク生成プログラム、映像化に用いるカラーデータの範囲を診断部位毎に予め設定する変換テーブル、その他のデータ群が保管されている。また、必要に応じて、図示しない画像メモリ中の画像の保管などにも使用される。記憶ユニット29のデータは、インタフェースユニット30を経由して外部周辺装置へ転送することも可能となっている。
インタフェースユニット30は、入力装置13、ネットワーク、新たな外部記憶装置(図示せず)に関するインタフェースである。当該装置によって得られた超音波画像等のデータや解析結果等は、インタフェースユニット30よって、ネットワークを介して他の装置に転送可能である。
(送信電源制御ユニット)
次に、本超音波診断装置1が具備する送信電源制御ユニット20の構成、機能について説明する。
図2は、送信電源制御ユニット20の構成図である。同図に示す様に、送信電源制御ユニット20は、DCDCコンバータ201、リニアレギュレータ部202、D/Aコンバータ203、スイッチングクロック生成回路204、スイッチングOn/Off信号生成回路205、抵抗負荷Rdを具備している。
DCDCコンバータ201は、D/Aコンバータ203からDCDCコンバータ指示電圧を受信し、当該指示電圧に従った電圧を生成する。DCDCコンバータ201は、スイッチングクロック生成回路204から生成されるスイッチングクロックAと、スイッチングOn/Off信号生成回路205により生成されたスイッチングOn/Off信号のAND処理されたスイッチングクロックBにより、その駆動タイミングが制御され、スイッチング電源として機能する。
リニアレギュレータ部202は、DCDCコンバータ201より低く設定された所定のリニアレギュレータ指示電圧をD/Aコンバータから受信し、当該指示電圧に従った電圧を生成する。
D/Aコンバータ203は、DCDCコンバータ指示電圧、DCDCコンバータ指示電圧より低く設定されたリニアレギュレータ指示電圧を生成し、それぞれDCDCコンバータ201とリニアレギュレータ部202とに送り出す。
スイッチングクロック生成回路204は、設定された周波数に従うスイッチングクロック信号Aを発生する。
スイッチングOn/Off信号生成回路205は、DCDCコンバータ201のOn/Offタイミング(或いは、スイッチングクロック信号のDCDCコンバータ201への供給タイミング)を制御するためのスイッチングOn/Off信号を発生する。なお、スイッチングOn/Off信号生成回路205の出力とスイッチングクロック生成回路204の出力とはAND処理され、双方の出力がOn信号である場合に、スイッチングクロック信号BがDCDCコンバータ201に供給されることになる。
抵抗負荷Rdは、動作安定性を維持するためにDCDCコンバータ201に接続される抵抗である。
図3は、送信電源制御ユニット20及び各送信回路21−1〜21−Nの動作タイミングと送信回路用電源ノイズの発生タイミングとの関係を説明するための図である。同図に示す様に、スイッチングOn/Off信号は、各送信回路21−1〜21−Nにおいて送信パルス1〜Nが生成される期間ではLowレベルに設定される。スイッチングクロックBは、スイッチングクロックAとスイッチングOn/Off信号とのAND処理によって発生する。
このため、スイッチングOn/Off信号のLowレベル期間(すなわち、各送信回路21−1〜21−Nにおいて送信パルス1〜Nが生成される期間)においては、スイッチングクロックBはDCDCコンバータ201に供給されず、DCDCコンバータ201のスイッチングノイズが発生することもない。
一方、スイッチングOn/Off信号は、各送信回路21−1〜21−Nにおいて送信パルス1〜Nが生成されていない期間ではHighレベルに設定され、当該期間においてのみ、スイッチングクロックBはDCDCコンバータ201に供給されることになる。DCDCコンバータ201は、供給されたスイッチングクロックBに従うスイッチング電源として機能し、スイッチングノイズ(送信回路用電源ノイズ)を発生する。しかしながら、スイッチングOn/Off信号のHighレベル期間においては、各送信回路21−1〜21−Nにおいて送信パルス1〜Nは生成されていないため、DCDCコンバータ201のスイッチングノイズが送信パルス1〜Nに混入することはない(送信パルス1〜Nはスイッチングノイズによる変調を受けない)。
図4は、送信電源制御ユニット20の変形例を示した図である。同図と図2とを比較した場合、抵抗負荷26の接続状態を制御するためのトランジスタQ1をさらに具備する点が異なる。
トランジスタQ1は、スイッチングOn/Off信号生成部25により生成されたスイッチングOn/Off信号に基づいて、抵抗負荷RdとDCDCコンバータ201との電気的接続を切断する。送信回路用電源の出力を維持する為には、DCDCコンバータ201の出力がリニアレギュレータ部202の出力、すなわち送信回路用電源出力より高く維持されていることが必要である。本変形例では、スイッチングOn/Off信号に基づいて、抵抗負荷RdとDCDCコンバータ201との電気的接続をスイッチングOff時に切断することにより、抵抗負荷Rdによる電荷の放電を防ぐ。これにより、送信パルス1〜Nが生成される期間の放電電流、及びDCDCコンバータ201出力とリニアレギュレータ部202出力との間の電位差を最小化することができる。
図5は、本変形例の効果を説明するための図である。同図において、リニアレギュレータ部202の出力の負荷に流れる電流が図2の構成と図4の構成とで同じである場合、DCDCコンバータ201出力とリニアレギュレータ部202出力との間の電位差がリニアレギュレータ部202の損失となる。従って、抵抗負荷Rdによる放電が図4の構成の方が、上記電位差を小さく、損失を低減することが可能である。また、超音波パルス送信中における放電損失を少なくすることで例えばコンデンサC3における電荷消失を低減させることができ、超音波パルス送信停止後、再び超音波パルス送信するまでの応答時間を短くすることができる。
(効果)
本実施形態に係る超音波診断装置の効果を、従来の構成と比較しながら説明する。
図6は、従来の送信電源制御ユニット70の構成を示した図である。同図の構成と例えば図2の構成とを比較してわかる通り、従来の構成では、スイッチングOn/Off信号生成回路205、スイッチングOn/OffとスイッチングクロックAとのAND処理機構(すなわち、DCDCコンバータ201のOn/Offタイミングを制御するためのスイッチングクロックBの発生機構)等が存在しない。従って、DCDCコンバータ201によるスイッチング動作は、図7に示す様に、各送信回路21−1〜21−Nにおいて送信パルス1〜Nが生成されている期間においても実行される。このため、当該動作に伴う送信回路用電源ノイズが発生し送信パルス1〜Nに混入すると、送信パルス1〜Nは変調されて生成されることとなる。当該変調による影響は、虚像となって診断画像に現れる。
図8は、スイッチングノイズの線スペクトラムが血流ドプラ成分Dvxに混入したスペクトラム画像データの具体例を示したものである。同図に示す様に、上記変調による影響として、スイッチングノイズの線スペクトラムが、血流ドプラ成分のスペクトラムDvxに隣接した虚像I1として診断画像に出現することになる。
図9は、スイッチング駆動信号の高調波であるスイッチングノイズの線スペクトラムがBモード画像に混入した具体例を示したものである。同図に示す様に、上記変調による影響として、Bモード画像の一部に虚像I2が出現することになる。
これに対し、本実施形態に係る超音波診断装置では、スイッチング電源として、各送信回路において送信パルス1〜Nが生成される期間においてはDCDCコンバータを動作させず、各送信回路において送信パルス1〜Nが生成されない期間においてのみDCDCコンバータを動作させる。このため、DCDCコンバータ201のスイッチングノイズが送信パルス1〜Nに混入することはない。従って、本実施形態に係る超音波診断装置によれば、高周波動作するスイッチング電源を用いた場合においても、送信パルスに混入するスイッチングノイズの影響を極限まで除去することが可能となり、超音波診断画像による診断精度を向上させることができる。
また、スイッチング電源としてのDCDCコンバータの動作安定のために付加されている抵抗負荷を、スイッチングOn/Off信号に基づいて切断制御する。これにより、スイッチング電源の駆動信号の停止可能な時間を長くすることができ、電源の性能を損なうこと無く、向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…超音波診断装置、12…超音波プローブ、13…入力装置、14…モニター、20…送信電源制御ユニット、21…超音波送信ユニット、22…超音波受信ユニット、23…Bモード処理ユニット、24…ドプラ・血流検出ユニット、25…画像生成ユニット、26…画像メモリ、27…表示処理ユニット、28…制御プロセッサ、29…記憶ユニット、30…インタフェースユニット、201…DCDCコンバータ、202…リニアレギュレータ部、203…D/Aコンバータ、204…スイッチングクロック生成回路、205…スイッチングOn/Off信号生成回路、Rd…抵抗負荷、Q1…トランジスタ

Claims (4)

  1. 複数の超音波振動素子を有する超音波プローブと、
    供給される駆動信号に応答して前記超音波振動素子毎の送信パルス信号を発生し、前記各超音波振動素子に供給する送信ユニットと、
    所定周波数のスイッチングクロックを生成するスイッチングクロック生成回路と、前記スイッチングクロックに従って所定電圧の前記駆動信号を発生するスイッチング電源ユニットと、前記スイッチングクロックの前記スイッチング電源ユニットへの供給を所定のタイミングで停止する制御ユニットと、を有する電源制御ユニットと、
    を具備することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記送信ユニットが前記超音波振動素子毎の送信パルス信号を発生する期間において、前記スイッチングクロックの前記スイッチング電源ユニットへの供給を停止することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記スイッチング電源ユニットに電気的に接続された抵抗負荷と、
    前記スイッチングクロックに従って、前記スイッチング電源ユニットと前記抵抗負荷との電気的接続を切断する切断ユニットと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の超音波診断装置。
  4. 前記制御ユニットは、
    スイッチングOn/Off信号を発生するOn/Off信号生成回路と、
    前記スイッチングクロックと前記On/Off信号とをAND接続するAND回路と、をさらに有し、
    前記AND回路の出力に基づいて、前記スイッチングクロックの前記スイッチング電源ユニットへの供給を所定のタイミングで停止すること、
    を特徴とする請求項2又は3記載の超音波診断装置。
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