以下に述べる本実施例では、超音波プローブ内に2次元配列されたM1個の振動素子の各々を所定の送信遅延時間を有した駆動信号で駆動して被検体の所定方向に対し送信超音波を放射する際、前記駆動信号の包絡線遅延を設定するM0チャンネル(M0<M1)の送信部を超音波診断装置本体に設け、前記駆動信号の位相遅延を設定するM1チャンネルの駆動信号生成部を、M0チャンネルの送受信信号用ケーブルを介して超音波診断装置本体と接続された超音波プローブに設ける。そして、前記ケーブルを介して前記送信部から供給された駆動信号の包絡線波形を、前記送信遅延時間の大きさに基づいて共通接続された複数個の前記駆動信号生成部に供給し、この駆動信号生成部において所望の送信遅延時間を有したM1チャンネルの駆動信号を生成する。
(装置の構成)
以下では、本発明の実施例における超音波診断装置の構成と各ユニットの動作につき図1乃至図11を用いて説明する。尚、図1は、本実施例における超音波診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図7及び図9は、この超音波診断装置を構成する送受信部及びデータ生成部の構成を示すブロック図である。
図1に示す超音波診断装置1000は、超音波プローブ200と、M0チャンネルから構成される送受信信号用のケーブル201及び制御信号用のケーブル202を介して前記超音波プローブ200と接続された超音波診断装置本体203から構成されている。
超音波プローブ200は、被検体の所定送受信方向に対して超音波の送受信を行なう2次元配列された複数個の振動素子1と、超音波診断装置本体203から供給された駆動信号の包絡線波形(以下では、包絡線波形と呼ぶ。)と送信遅延時間の設定値に基づいて前記振動素子1を駆動するための駆動信号を生成し、更に、振動素子1から得られた受信信号に対する第1の整相加算(所定の方向から得られた受信信号を位相合わせして加算)を行なうプローブ内送受信部(第1の送受信部)2を備えている。
一方、超音波診断装置本体203は、所定の遅延時間を有した前記包絡線波形の生成とプローブ内送受信部2における第1の整相加算によって得られた受信信号に対し第2の整相加算を行なう送受信部(第2の送受信部)3を備え、更に、送受信部3における第2の整相加算によって得られた受信信号を信号処理してBモードデータ及びカラードプラデータを生成するデータ生成部4と、複数の送受信方向の各々に対してデータ生成部4が生成した上記データを順次保存して2次元あるいは3次元のBモード画像データやカラードプラ画像データを生成し、更に、これらの画像データに対して所望の画像処理を行なう画像データ記憶・処理部5と、処理前あるいは処理後の画像データを表示する表示部6を備えている。
又、超音波診断装置本体203は、送受信部3あるいはデータ生成部4に対して送信超音波の中心周波数とほぼ等しい周波数の連続波あるいは矩形波を発生する基準信号発生部7と、所定方向に対して超音波送受信を行なうために振動素子1に供給する駆動信号及び振動素子1から得られた受信信号に対して遅延時間を設定する遅延時間設定部8と、被検体情報の入力、装置の初期設定、更には各種コマンド信号の入力等を行なう入力部9と、超音波診断装置1000の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部10を備えている。
超音波プローブ200における振動素子1は、被検体の表面に対してその前面を接触させ超音波の送受信を行なうものであり、M1の振動素子1から構成されている。この振動素子1は電気音響変換素子であり、送信時には電気的な駆動信号を超音波パルス(送信超音波)に変換し、受信時には超音波反射波(受信超音波)を電気信号(受信信号)に変換する機能を有している。尚、以下では、説明を簡単にするために送信用振動素子数と受信用振動素子数は何れもM1とし、同一の振動素子を用いて送信超音波の送信と受信超音波の受信を行なう場合について述べるが、これに限定されない。
一方、プローブ内送受信部2は、M1チャンネルで構成される駆動信号生成部22及び整相加算部24と、共通接続部23と、送受信切り換え部25を有している。
駆動信号生成部22の具体的な構成を図2に示す。この図2に示すように駆動信号生成部22は、チョッパ回路221と矩形信号発生器222を備えている。
チョッパ回路221は、N型のFET素子M1とP型のFET素子M2の直列接続によって構成されており、FET素子M1の第1の端子とFET素子M2の第1の端子は抵抗R1及びR2を介して接続される。又、FET素子M1の第2の端子は接地され、FET素子M2の第2の端子には、後述する共通接続部23等を介して超音波診断装置本体203より包絡線波形が供給される。そして、FET素子M1及びM2の第3の端子(ゲート端子)は矩形信号発生器222の出力端子に接続され、所定の位相遅延を有した矩形信号が供給される。
一方、矩形信号発生器222は、超音波診断装置本体203の遅延時間設定部8からケーブル202を介して供給された送信遅延時間τtに対応した時刻を基準とし、送信超音波の周期T0と略等しい繰り返し周期を有する矩形信号を所定期間Tbの間発生する。そして、この矩形信号は、上述のFET素子M1及びM2のゲート端子に供給される。
図3は、駆動信号生成部22における駆動信号の生成方法を示したものである。図3(a)は、ケーブル201、送受信切り換え部25及び共通接続部23を介して超音波診断装置本体203より供給されるガウス型の包絡線波形を示しており、この包絡線波形は、基準時刻t=Txに対し後述する送信用の基準遅延時間τtnだけ遅延して生成される。又、図3(b)は、前記基準時刻t=Txから送信遅延時間τtだけ遅延して矩形信号発生器222から出力される繰り返し周期T0の矩形信号、図3(c)は、チョッパ回路221から出力される駆動信号を示している。
即ち、チョッパ回路221は、矩形信号発生器222によって生成された矩形信号によって包絡線波形をスイッチングすることにより基準時刻t=Txに対して送信遅延時間τtだけ遅延したガウス型の駆動信号を生成する。但し、図3(b)に示した矩形信号の持続時間Tbは、通常、図3(a)における包絡線波形幅Taに略等しくなるように設定される。尚、図3(a)に示した包絡線波形の生成方法については後述する。
図1に戻って、プローブ内送受信部2の共通接続部23は、M1チャンネルの駆動信号生成部22に対して超音波診断装置本体203の遅延時間設定部8が設定した送信遅延時間τt(τt(1)乃至τt(M1))と予め設定された基準遅延時間τtn(τtn(1)乃至τtn(M0))を比較する。そして、所定の基準遅延時間τtnとの遅延時間差Δτtが基準遅延時間間隔Δτtn以内となる送信遅延時間τtの駆動信号生成部22を共通接続してM0チャンネルの駆動信号生成部群にグルーピングする。そして、共通接続により形成された駆動信号生成部群の各々に対して基準遅延時間τtnを有する包絡線波形を超音波診断装置本体203より供給する。
図4は、超音波診断装置本体203の遅延時間設定部8が設定した送信遅延時間τt及び基準遅延時間τtnとこれらの遅延時間に基づいて行なわれる共通接続を模式的に示したものであり、配列された振動素子1−1乃至1−M1を用い所定距離に対して送信超音波を収束する際に遅延時間設定部8が設定する送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)を示している。但し、この図では、説明を簡単にするためにM1=9及びM0=3として1列に配列した振動素子1−1乃至1−9について述べるが、実際には、2次元配列された振動素子1−1乃至1−M1に対し同様な共通接続を行なってM0チャンネルにグルーピングし、これらの各々に対し基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)を有したM0チャンネルの包絡線波形が供給される。
即ち、プローブ内送受信部2の共通接続部23は、遅延時間設定部8が振動素子1−1乃至1−9に対応した駆動信号生成部22−1乃至22−9の各々に対して設定した送信遅延時間τt(1)乃至τt(9)と基準遅延時間間隔Δτtnで予め設定された基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(3)を比較する。
そして、例えば、基準遅延時間τtn(1)とτtn(2)の間にある送信遅延時間τt(1)及びτt(9)が設定された駆動信号生成部22−1及び22−9を共通接続し、超音波診断装置本体203の送受信部3より基準遅延時間τtn(1)を有した包絡線波形を供給する。同様にして、基準遅延時間τtn(2)とτtn(3)の間にある送信遅延時間τt(2)、τt(3)、τt(7)及びτt(8)が設定された駆動信号生成部22−2、22−3、22−7及び22−8、基準遅延時間τtn(3)とτtn(4)の間にある送信遅延時間τt(4)乃至τt(6)が設定された駆動信号生成部22−4乃至22−6を夫々共通接続し、前記送受信部3より基準遅延時間τtn(2)及びτtn(3)を有した包絡線波形を供給する。
再び図1に戻って、プローブ内送受信部2における整相加算部24は、図示しないチャンネル選択回路と遅延回路と加算器を備え、前記チャンネル選択回路は、例えば、振動素子1−1乃至1−M1に対して超音波診断装置本体203の遅延時間設定部8が設定した受信遅延時間τr(1)乃至τr(M1)とΔτrn間隔で設定された基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)の差を算出し、τrn(1)<τr≦τrn(2)、τrn(2)<τr≦τrn(3)、τrn(3)<τrに該当するチャンネルを選択する。次いで前記遅延回路は、選択されたチャンネルの受信信号に対し受信遅延時間τrと基準遅延時間τrnの時間差に基づいた遅延時間を与え、前記加算器は、前記遅延時間が与えられた受信信号を加算合成する。
次に、図5及び図6を用いて上述の整相加算部24における整相加算につき更に詳しく説明する。但し、この場合も図4の場合と同様にして振動素子1を1列に配列したM1=9及びM0=3の場合について述べるが、実際には、2次元配列された振動素子1−1乃至1−M1に対して同様な整相加算が行なわれてM0チャンネルにグルーピングされる。
図5は、配列された振動素子1−1乃至1−9に対して超音波診断装置本体203の遅延時間設定部8が設定した受信遅延時間τr(τr(1)乃至τr(9))を模式的に示したものであり、上述のチャンネル選択回路は、先ず、遅延時間設定部8が振動素子1−1乃至1−9の各々に対して設定した受信遅延時間τr(1)乃至τr(9)とΔτrn間隔で予め設定された基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(3)を比較する。そして、例えば、基準遅延時間τrn(1)とτrn(2)の間にある受信遅延時間τr(1)及びτr(9)が設定された振動素子1−1及び1−9を選択する。
図6は、選択された振動素子1から得られる受信信号に対する整相加算の方法を示したものであり、例えば、前記遅延回路は、チャンネル選択回路によって選択された振動素子1−1の受信信号に対して遅延時間差Δτr(1)=τr(1)−τrn(1)を与え、同様にして、振動素子1−9の受信信号に対して遅延時間差Δτr(9)=τr(9)−τrn(1)を与える。そして、前記加算器は、上述の遅延時間差が与えられた受信信号を加算合成する。
又、チャンネル選択回路は、基準遅延時間τrn(2)とτrn(3)の間にある受信遅延時間τr(2)、τr(3)、τr(7)及びτr(8)が設定された振動素子1−2、1−3、1−7及び1−8を選択し、これらの振動素子1から得られた受信信号は、前記遅延回路にて遅延時間差Δτr(2)=τr(2)−τrn(2)、Δτr(3)=τr(3)−τrn(2)、Δτr(7)=τr(7)−τrn(2)及びΔτr(8)=τr(8)−τrn(2)が与えられた後加算器によって整相加算される。同様にして、基準遅延時間τrn3とτrn4の間にある受信遅延時間τr4乃至τr6が設定された振動素子1−4乃至1−6によって得られた受信信号に対して遅延時間差Δτr(4)=τr(4)−τrn(3)、Δτr(5)=τr(5)−τrn(3)及びΔτr(6)=τr(6)−τrn(3)が与えられ整相加算される。
次に、図1のプローブ内送受信部2における送受信切り換え部25は、送受信において同一のケーブル201を共用する際に、超音波診断装置本体203にて生成された包絡線波形のプローブ内送受信部2への供給とプローブ内送受信部2における整相加算信号の超音波診断装置本体203への供給の切り換えを行なう。
一方、図7に示した送受信部3は、所定の基準遅延時間τtnを有した駆動信号の包絡線波形を生成する送信部31と、プローブ内送受信部2の整相加算部24における第1の整相加算によってM0チャンネルに纏められた受信信号に対し基準遅延時間τrnを与えて第2の整相加算を行なう受信部32と、ケーブル201に対し送信及び受信の切り換えを行なう送受信切り換え部33を備えている。
そして、送信部31は、レートパルス発生器311と、送信遅延回路312と、包絡線波形生成回路313を備え、レートパルス発生器311は、基準信号発生部7から供給される連続波を分周することによって送信超音波の繰り返し周期を決定するレートパルスを生成し、更に、このレートパルスに同期した所定期間Taにおいて繰り替えし周期T1の矩形信号を発生する。
又、送信遅延回路312は、M0チャンネルから構成され、送信において細いビーム幅を得るために所定の深さに送信超音波を収束するための遅延時間と所定の方向に送信超音波を放射するための遅延時間を前記矩形信号に与える。例えば、送信遅延回路312は、レートパルス発生器311から出力される矩形信号に対して図4に示した基準遅延時間τtn(τtn(1)乃至τtn(M0)を与える。
次に、包絡線波形生成回路313は、RAM(Random Access Memory)314と、D/A変換器315と、リニアドライバ316を備えている。そして、RAM314には、後述の入力部9にて設定あるいは選択された包絡線関数に対応した包絡線データがシステム制御部10から予め供給され、このRAM314に保存された包絡線データは送信遅延回路312から供給される基準遅延時間τtnを有した矩形信号によって読み出される。次いで、D/A変換器315は、RAM314から出力されたデジタル信号をD/A変換し、リニアドライバ316は、D/A変換によって形成された包絡線波形を好適な大きさに増幅する。
一方、送受信部3の受信部32は、プリアンプ321と、A/D変換器322と、ビームフォーマ323を備えている。プリアンプ321は、プローブ内送受信部2の整相加算部24から送受信切り換え部25、ケーブル201及び送受信部3の送受信切換え部33を介して供給されたM0チャンネルの受信信号を増幅して十分なS/Nを確保する。このプリアンプ321において所定の大きさに増幅された受信信号は、A/D変換器322にてデジタル信号に変換され、ビームフォーマ323に送られる。
ビームフォーマ323は、図示しない遅延回路と加算回路を有し、A/D変換器322においてデジタル信号に変換されたM0チャンネルの受信信号に対し、所定の深さからの超音波反射波を収束するための遅延時間と所定方向に対して受信指向性を設定するための遅延時間を与えた後加算合成(第2の整相加算)を行なう。この場合、ビームフォーマ323では、図5に示した基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)が前記M0チャンネルの受信信号に対して与えられる。
一方、送受信切り換え部33は、送受信において同一のケーブル201を共用する際に、超音波診断装置本体203の送受信部3にて生成された包絡線波形の超音波プローブ200におけるプローブ内送受信部2への供給と前記プローブ内送受信部2における整相加算出力の前記送受信部3への供給の切り換えを行なう。
図8は、プローブ内送受信部2における送受信切り換え部25と送受信部3における送受信切り換え部33の具体例を示したものであり、送受信切り換え部25はダイオードD2及びD3によって構成することができる。この場合、超音波診断装置本体203における送信部31のリニアドライバ316からケーブル201を介して供給された正極性の包絡線波形によってダイオードD2は導通状態に、又、ダイオードD3は遮断状態となり、リニアドライバ316の駆動信号は送受信切り換え部33の電子スイッチSW1、ケーブル201及びダイオードD2を介してプローブ内送受信部2の共通接続部23に供給される。
一方、受信時においてケーブル201には電子スイッチSW1及び抵抗R3を介して負のバイアス電圧−Vcが印加され、このバイアス電圧−VcによってダイオードD2は遮断状態に、ダイオードD3は導通状態となる。そして、整相加算部24の出力信号はダイオードD3、ケーブル201及び電子スイッチSW1を介して受信部32のプリアンプ321に供給される。
次に、図9に示したデータ生成部4は、上述の受信部32におけるビームフォーマ323から出力された受信信号を信号処理してBモードデータを生成するBモードデータ生成部41と、前記受信信号を信号処理してカラードプラデータを生成するカラードプラデータ生成部42を備え、Bモードデータ生成部41は、包絡線検波器411と対数変換器412を備えている。
この包絡線検波器411は、送受信部3の受信部33におけるビームフォーマ323から出力された受信信号に対して包絡線検波を行ない、対数変換器412は、包絡線検波後の受信信号に対する対数変換処理によって小さな信号振幅を相対的に強調し送受信方向単位のBモードデータを生成する。
一方、カラードプラデータ生成部42は、π/2移相器421、ミキサ422−1及び422−2、LPF(低域通過フィルタ)423−1及び423−2を備えており、送受信部3の受信部32から供給された受信信号に対して直交位相検波を行なって複素信号(I信号とQ信号)を生成する。
更に、カラードプラデータ生成部42は、ドプラ信号記憶回路424、MTIフィルタ425及び自己相関演算器426を備えている。そして、直交位相検波によって得られた複素信号は、ドプラ信号記憶回路424に一旦保存され、次いで、高域通過用のデジタルフィルタであるMTIフィルタ425は、ドプラ信号記憶回路424に保存された前記複素信号を読み出し、この複素信号に対して臓器の固定反射体あるいは臓器の呼吸性移動や拍動性移動などに起因するドプラ成分(クラッタ成分)の除去を行なう。
又、自己相関演算器426は、MTIフィルタ425によって抽出された血流情報のドプラ信号に対して自己相関値を算出し、更に、この自己相関値に基づいて血流の平均流速値、分散値、更にはパワー値等を算出してカラードプラデータを生成する。
次に、図1に戻って、画像データ記憶・処理部5は、画像データ記憶部51と画像データ処理部52を備えており、画像データ記憶部51は、データ生成部4において送受信方向単位で生成されたBモードデータ及びカラードプラデータを順次保存して、3次元あるいは2次元のBモード画像データ及びカラードプラ画像データを生成する。
一方、画像データ処理部52は、画像データ記憶部51において生成された3次元のBモード画像データやカラードプラ画像データを用い、ボリュームレンダリング画像データ、サーフェイスレンダリング画像データ、MIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影)画像データ、更には、MPR(Multi-Planar Reconstruction:断面変換)画像データ等を生成するための画像処理を行なう。
次に、表示部6は、図示しない表示用データ生成回路と変換回路とモニタを備えており、画像データ記憶・処理部5において生成されたBモード画像データやカラードプラ画像データは前記表示用データ生成回路において所定の表示形態に対応した走査変換等の処理が行なわれて表示用データが生成され、この表示用データは、変換回路においてD/A変換とテレビフォーマット変換が行われモニタに表示される。
一方、遅延時間設定部8は、超音波診断装置本体203のシステム制御部10から供給された送信超音波及び受信超音波の送受信方向や焦点距離の情報に基づき、振動素子1−1乃至1−M1に対する駆動信号の送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)と前記振動素子1−1乃至1−M1から得られたM1チャンネルの受信信号に対する受信遅延時間τr(1)乃至τr(M1)を設定する。そして、設定した上記送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)をプローブ内送受信部2の駆動信号生成部22及び共通接続部23に、又、受信遅延時間τr(1)乃至τr(M1)をプローブ内送受信部2の整相加算部24に供給する。
更に、遅延時間設定部8は、入力部9にて設定された基準遅延時間間隔Δτtn及び基準遅延時間間隔Δτrnに基づいて送信時の基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)及び受信時の基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)を設定する。そして、設定した基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)をプローブ内送受信部2の共通接続部23と超音波診断装置本体203の送信部31における送信遅延回路312に、又、基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)をプローブ内送受信部2の整相加算部24と超音波診断装置本体203の受信部32におけるビームフォーマ323に供給する。
又、入力部9は、操作パネル上に表示パネルやキーボード、トラックボール、マウス、選択ボタン、入力ボタン等の入力デバイスを備え、患者情報の入力、データ収集条件及び表示条件等の設定、駆動信号における包絡線関数の設定あるいは選択、送信及び受信における基準遅延時間間隔Δτtn及びΔτrnの設定、更には、種々コマンド信号の入力等を行なう。
そして、システム制御部10は、図示しないCPUと記憶回路を備え、操作者によって入力部9から入力あるいは設定された上述の各種情報は前記記憶回路に保存される。又、この記憶回路には駆動波形の包絡線データが複数種類保存されている。そして、前記CPUは、これらの情報に基づいて、プローブ内送受信部2、送受信部3、データ生成部4をはじめとする上述の各ユニットの制御やシステム全体の制御を統括して行なう。
(画像データの生成手順)
次に、本実施例における画像データの生成手順について説明する。操作者は、先ず入力部9にて患者情報の入力を行ない、更に、画像データの収集モードを選択する。尚、ここでは、収集モードとして3次元セクタ走査による3次元Bモード画像データ及び3次元カラードプラ画像データの収集を選択した場合について述べるが、任意断面における2次元Bモード画像データや2次元カラードプラ画像データであってもよく、更に、被検体の心臓壁等の機能をドプラ信号を用いて画像化する2次元あるいは3次元の組織ドプラ画像データであってもよい。又、上述の画像データを3次元コンベックス走査あるいは3次元リニア走査等の他の3次元走査によって収集してもよい。
次いで、操作者は、送信における振動素子数Mtと受信における振動素子数Mr、送信時及び受信時における基準遅延時間間隔Δτn及Δτnを入力部9にて設定する。そして、設定されたこれらの情報はシステム制御部10の図示しない記憶回路に保存され、更に、送信時及び受信時における基準遅延時間間隔Δτtn及Δτrnは、遅延時間設定部8に供給され図示しない記憶回路に保存される。尚、以下では、上述の装置構成の説明と同様にしてMt=Mr=M1とするが、これに限定されない。
次に、操作者は、入力部9において駆動波形の包絡線関数として、例えば、ガウス型の包絡線関数を設定あるいは選択し、システム制御部10は、設定あるいは選択された包絡線関数の情報に基づいて自己の記憶回路に予め保管されていた包絡線データを読み出し、送受信部3のRAM314にプリセットする。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、超音波プローブ200の先端(超音波送受信面)を被検体体表面の所定の位置に固定することにより、被検体の第1の送受信方向(θ1方向)に対するBモードデータの収集が開始される。
即ち、図1のシステム制御部10は、遅延時間設定部8に対して超音波の送受信方向(θ1)の情報と送信収束点までの距離情報を供給し、これらの情報を受信した遅延時間設定部8は、超音波プローブ200の振動素子1−1乃至1−M1の駆動信号に与えられる送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)及び前記振動素子1−1乃至1−M1によって得られた受信信号に与えられる受信遅延時間τr(1)乃至τr(M1)を設定する。更に、遅延時間設定部8は、システム制御部10から供給された送信時の基準遅延時間間隔Δτtnと受信時の基準遅延時間間隔Δτrnに基づいて送信用の基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)及び受信用の基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)を夫々設定する。
そして、遅延時間設定部8は、設定した送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)をプローブ内送受信部2の駆動信号生成部22及び共通接続部23に、基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)を前記共通接続部23と送受信部3の送信部31における送受信遅延回路312に供給し、更に、受信遅延時間τr(1)乃至τr(M1)をプローブ内送受信部2の整相加算部24に、基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)を前記整相加算部24と送受信部3の受信部32におけるビームフォーマ323に供給する。そして、上述の各ユニットに供給された送信遅延時間τt及び受信遅延時間τrと基準遅延時間τtn及びτrnは自己の記憶回路に保存される。
一方、プローブ内送受信部2の共通接続部23は、制御信号用のケーブル202を介して遅延時間設定部8から供給された送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)と基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)を比較することによって共通接続が可能な複数の駆動信号生成部22を抽出し、これらの駆動信号生成部22を共通接続する(図4参照)。
次いで、送受信部3のレートパルス発生器311は、基準信号発生部7から供給された基準信号を分周することによって、超音波パルスの繰り返し周期を決定するレートパルスを生成し、更に、このレートパルスに同期した期間Taにおいて生成した繰り返し周期T1の矩形波を送信遅延回路312に供給する。
一方、送信遅延回路312は、遅延時間設定部8から供給された基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)を前記矩形波に与え、この矩形波を包絡線波形生成回路313のRAM314に供給する。そして、RAM314に予めプリセットされた包絡線データは、所定の基準遅延時間τtn(1)乃至τtn(M0)を有した前記矩形波によって読み出され、D/A変換器315によってD/A変換された後リニアドライバ316にて所定振幅に増幅される。
次いで、リニアドライバ316から出力された包絡線波形は、送受信切り換え部33、送受信信号用のケーブル201及びプローブ内送受信部2の送受信切り替え部25を介して共通接続部23に供給され、この共通接続部23が共通接続した駆動信号生成部22のチョッパ回路221に供給される。
一方、駆動信号生成部22の矩形信号発生器222は、遅延回路設定部8から供給された送信遅延時間τt(1)乃至τt(M1)に基づいて所定の遅延位相を有した矩形信号を発生しチョッパ回路221に供給する。そして、チョッパ回路221は、共通接続部23から供給されたガウス型の包絡線波形を矩形信号222から供給された矩形信号に基づいてスイッチングして駆動信号を生成し、この駆動信号を振動素子1に供給して前記第1の送受信方向に送信超音波を放射する。
被検体に放射された送信超音波の一部は、音響インピーダンスの異なる臓器間の境界面あるいは組織にて反射する。又、この超音波が心臓壁や血球などの動きのある反射体で反射する場合、その超音波周波数はドプラ偏移を受ける。
被検体の組織や血球にて反射した超音波反射波(受信超音波)は、超音波プローブ200の振動素子1−1乃至1−M1によって受信されて電気信号(受信信号)に変換され、更に、このM1チャンネルの受信信号は、プローブ内送受信部2の整相加算部24において第1の整相加算が行われてM0チャンネルの受信信号が形成される。
即ち、整相加算部24は、遅延時間設定部8が設定した受信遅延時間τr(1)乃至τr(M1)と基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)との遅延時間差Δτr1乃至Δτr9に基づいて選択したチャンネルの受信信号に対し上述の遅延時間差Δτr1乃至Δτr9を与えて加算合成(整相加算)することによりM0チャンネルの受信信号にグルーピングする(図5及び図6参照)。
次いで、M0チャンネルの受信信号は、送受信切り換え部25、ケーブル201及び送受信部3における送受信切り換え部33を介して受信部32に供給され、受信部32のプリアンプ321にて所定の大きさに増幅された後、A/D変換器322にてデジタル信号に変換される。更に、デジタル信号に変換されたM0チャンネルの受信信号は、ビームフォーマ323にて遅延時間設定部8から供給された基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(M0)が与えられ第2の整相加算が行なわれる。
そして、ビームフォーマ323において1チャンネルに纏められた受信信号は、データ生成部4のBモードデータ生成部41に供給され、包絡線検波と対数変換がなされた後、図1の画像データ記憶・処理部5における画像データ記憶部51に保存される。
一方、カラードプラ画像データの生成においては、受信信号のドプラ偏移を求めるために上述と同様な手順によって、前記第1の送受信方向に対し複数回(L回)の超音波送受信を行ない、このとき得られた受信信号に対してドプラ信号の検出を行なう。
即ち、システム制御部10は、第1の送受信方向に対してカラードプラ用の最初の超音波送受信を行なう。そして、得られた受信信号をカラードプラデータ生成部42に供給し、ミキサ422−1、422−2及びLPF423−1、423−2による直交位相検波から2チャンネルの複素信号を生成する。次いで、この複素信号の実数成分(I成分)及び虚数成分(Q成分)の各々をドプラ信号記憶回路424に一旦保存する。前記第1の送受信方向に対する2回目乃至L回目の超音波送受信によって得られた受信信号についても同様な手順によって複素信号を収集し、ドプラ信号記憶回路424に保存する。
第1の送受信方向に対するL回の超音波送受信により得られた複素信号のドプラ信号記憶回路424への保存が終了したならば、システム制御部10は、ドプラ信号記憶回路424に保存されている複素信号の中から所定位置(深さ)に対応した複素信号成分を順次読み出し、MTIフィルタ425に供給する。そして、MTIフィルタ425は、供給された複素信号成分に対してフィルタ処理を行ない、例えば心筋などの組織の運動によって生ずる組織ドプラ成分(クラッタ成分)を排除して血流の流れに起因する血流ドプラ成分のみを抽出する。
次いで、血流ドプラ成分の複素信号がMTIフィルタ425から供給された自己相関演算器426は、この複素信号を用いて自己相関処理を行ない、更に、自己相関処理結果に基づいて血流の平均速度値、分散値、パワー値などを算出する。このような演算を、第1の送受信方向の他の位置(深さ)に対しても行ない、算出された血流の平均速度値、分散値、更にはパワー値などを図1の画像データ記憶・処理部5における画像データ記憶部51に保存する。
同様にして、システム制御部10は、予め設定された3次元空間の複数の方向(第2の送受信方向(θ2)乃至第Pの送受信方向(θP))に対しても超音波送受信を行ない、得られたBモードデータ及びカラードプラデータを送受信方向単位で画像データ記憶部51に保存する。
上記手順によって、走査方向単位で得られるBモードデータとカラードプラデータは画像データ記憶部51に順次保存されて3次元のBモード画像データ及びカラードプラ画像データが生成され、画像データ処理部52においてボリュームレンダリングやMIPなどの画像処理がなされる。そして、表示部6の表示用データ生成回路は、画像データ記憶・処理部5において生成されたBモード画像データ及びカラードプラ画像データに対し所定の表示形態に対応した走査変換等の処理を行なって表示用データを生成し、この表示用データは、図示しない変換回路においてD/A変換とテレビフォーマット変換が行われてモニタに表示される。
次に、本実施例における送信遅延時間の設定方法につき図10を用いて更に詳しく説明する。本実施例では既に述べたように駆動信号の包絡線遅延を超音波診断装置本体203の送受信部3において行ない、駆動信号の位相遅延を超音波プローブ200のプローブ内送受信部2において行なう。図10(a)は、駆動信号生成部22−1において生成された振動素子1−1に対する駆動信号、図10(b)及び図10(c)は、共通接続部23によって共通接続された駆動信号生成部22−2及び22−3において生成された振動素子1−2及び1−3に対する駆動信号を示す。
既に図4に示したように、振動素子1−2に対して設定される遅延時間τt(1)の基準遅延時間τtn(1)と振動素子1−2に対して設定される遅延時間τt(2)の基準遅延時間τtn(2)は異なるため、振動素子1−1に対する駆動信号は基準遅延時間τtn(1)を有した包絡線と送信遅延時間τt(1)を有した位相によって構成され、振動素子1−2に対する駆動信号は基準遅延時間τtn(2)を有した包絡線と送信遅延時間τt(2)を有した位相によって形成される。
一方、振動素子1−3に対して設定される遅延時間τt(3)の基準遅延時間と振動素子1−2に対して設定される遅延時間τt(2)の基準遅延時間は何れもτtn(2)であるため駆動信号生成部22−2と駆動信号生成部22−3は共通接続され、振動素子1−3に対する駆動信号は基準遅延時間τtn(2)を有した包絡線と送信遅延時間τt(3)を有した位相によって形成される。
振動素子1−1乃至1−M1に対する駆動信号の遅延時間を制御して超音波を所定方向に送信あるいは所定距離に収束する場合、サイドローブの少ない良好な音場を形成するためには遅延時間を精度良く設定する必要があるが、特に位相遅延を正確に設定しなくてはならない。一方、包絡線遅延に対しては高い精度を要求されない。従がって、本実施例では、同じ基準遅延時間間隔Δτtnに含まれた送信遅延時間τtが設定された駆動信号生成部22を共通接続することによりケーブル201のチャンネル数をM0に低減し、このケーブル201を介して基準遅延時間τtnを有した包絡線波形が供給されたプローブ内送受信部2の駆動信号生成部22は、この包絡線波形を送信遅延時間τtを有した矩形信号に基づいてスイッチングすることにより正確な位相遅延を有した駆動信号を生成する。
次に、本実施例における受信遅延時間の設定方法につき図11を用いて補足説明する。図11は、振動素子1−1乃至1−9に対して設定された受信遅延時間τr(1)乃至τr(9)を模式的に示したものであり、夫々の振動素子1から得られた受信信号に対して設定される受信遅延時間τr(1)乃至τr(9)は基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(3)と遅延時間差Δτr(1)乃至Δτr(9)(受信遅延時間τrと基準遅延時間τrnの差)に分離される。そして、遅延時間差Δτr(1)乃至Δτr(9)はプローブ内送受信部2の整相加算部24によって与えられ、基準遅延時間τrn(1)乃至τrn(3)は超音波診断装置本体203の受信部32におけるビームフォーマ323によって与えられる。
例えば、振動素子1−4乃至1−6によって得られた受信信号の各々には前記整相加算部24において遅延時間差Δτr(4)、Δτr(5)及びΔτr(6)が与えられて加算合成され、更に、前記ビームフォーマ323において基準遅延時間τrn(3)が与えられる。
以上述べた本発明の実施例によれば、超音波プローブ内に配列された複数個の振動素子を駆動して超音波を所定方向に送信あるいは所定距離に収束する際に、駆動信号の包絡線遅延を超音波診断装置本体に設けた送受信部で行ない、駆動信号の位相遅延を超音波プローブに内蔵された駆動信号生成部で行なうことにより、遅延時間精度をあまり劣化させることなくケーブルのチャンネル数を低減することができる。従がって、超音波プローブの操作性を損なうことなく良質な画像データを得ることが可能となる。
又、前記送受信部は、任意の包絡線波形を容易に生成することができるため、例えば、ガウス型の包絡線波形を有した送信超音波を放射することにより送信超音波の高調波成分が大幅に低減される。このため、THI法等において被検体組織や体内に注入された超音波造影剤の非線型現象によって発生する高調波成分を高感度で受信することができる。
更に、パルスインバージョン法のような同一部位に対する複数回の超音波送受信が不要となるためフレームレートを低減することなく高調波成分の低減が可能となる。
一方、上述の実施例における駆動信号は、包絡線波形を所定の位相遅延を有した矩形信号でスイッチングすることによって生成されるため、回路構成が簡単となり、超音波プローブの大きさや重さを許容範囲内に抑えた状態で多くの振動素子と駆動回路を前記超音波プローブ内に内蔵させることが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では振動素子1を2次元配列した超音波プローブ200について述べたが、多くの振動素子1を1次元配列した超音波プローブであってもよい。
又、同一の振動素子1を用いて送信超音波の放射と受信超音波の受信を行なう場合について述べたが、送信専用の振動素子1あるいは受信専用の振動素子1が含まれていても構わない。但し、送信専用あるいは受信専用のチャンネルに対してはプローブ内送受信部2の送受信切り換え部25及び送受信部3の送受信切り換え部33は不要となる。
更に、RAM314にプリセットされた包絡線データの読み出し周期T1を駆動信号生成部22における包絡線波形のスイッチング周期T0に等しく設定することが望ましいが、これに限定されない。
一方、上述の実施例では送信部31により駆動信号の包絡線波形を任意の形状に設定することが可能であることを述べたが、同様の構成により任意の大きさ(振幅)に設定することも可能である。従がって、駆動信号の重み付けが可能となり、サイドローブの大きさと送信ビーム幅の最適化が可能となる。
又、超音波連続波を用いてドプラ信号の計測を行なう場合にはRAM314より直流波形を発生してもよいが、図12に示すように切り換え部317を介して電源部から直流電圧を供給してもよい。この方法によれば、直流電圧の供給源インピーダンスを低くすることができるため共通接続に伴う電圧変動を低減することができる、
更に、図3において駆動信号生成部22は、正極性(片極性)の包絡線波形をスイッチングして駆動信号を生成する場合について述べたが、図13に示すような両極性の波形をスイッチングして駆動信号を生成してもよい。この方法によれば直流成分を考慮する必要がなくなるためリニアドライバ316等の回路構成を簡単にすることが可能となる。但し、図13は、駆動信号生成方法の変形例を示したものであり、図13(a)は、超音波診断装置本体203の送受信部3より供給されるガウス型の両極性波形、図3(b)は、プローブ内送受信部2における駆動信号生成部22の矩形信号発生器222から出力される矩形信号、図3(c)は、チョッパ回路221から出力される駆動信号を示している。
一方、ビームフォーマ323及び整相加算部24では、複数方向からの受信超音波の各々を分離して受信する、所謂、並列同時受信の機能を有していてもよい。