JP2020103401A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020103401A
JP2020103401A JP2018242880A JP2018242880A JP2020103401A JP 2020103401 A JP2020103401 A JP 2020103401A JP 2018242880 A JP2018242880 A JP 2018242880A JP 2018242880 A JP2018242880 A JP 2018242880A JP 2020103401 A JP2020103401 A JP 2020103401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
input
power supply
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018242880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7249773B2 (ja
Inventor
宏信 本郷
Hironobu Hongo
宏信 本郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2018242880A priority Critical patent/JP7249773B2/ja
Publication of JP2020103401A publication Critical patent/JP2020103401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7249773B2 publication Critical patent/JP7249773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】所要の送信電圧として出力される出力電圧を、入力電圧に追随して自動的に調整すること。【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、生成部と、出力部とを備える。生成部は、超音波パルスの所要の送信電圧に応じた電圧を生成する。出力部は、生成部により生成された電圧を入力電圧として入力され、入力電圧に対応する出力電圧を生成し、所要の送信電圧として出力する。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、被検体に送信される超音波パルスの送信電圧を生成する送信電源回路を有する。送信電源回路は、たとえば装置本体の電源回路から供給される電圧を所要の電圧値に降下させることで送信電圧を生成する。
一般に、この種の電圧調整は、2段階に分けて行われる。前段の回路は、装置本体の電源回路から供給される電圧にもとづいて所定の定電圧を出力する。後段の回路は、後段の回路の出力電圧を制御する後段用制御回路に制御されて、前段の回路から入力された所定の定電圧にもとづいて所要の送信電圧を出力する。しかし、所要の送信電圧は、被検体やスキャン条件に応じて変化する。このため、入力される所定の定電圧と出力する所要の送信電圧との差も変化する。この差が大きくなると、後段の回路の消費電力が大きくなり、発熱が大きくなってしまう。
後段の回路の入力電圧と出力電圧との差を小さくする方法としては、前段の回路の出力を所要の送信電圧に応じて変化させることが考えられる。しかし、この方法では、前段の回路の出力電圧を制御する前段用制御回路がさらに必要となってしまい、送信電源回路が大型化してしまうとともに非常に煩雑な制御が要求される。
特開2017−012596号公報
本発明が解決しようとする課題は、所要の送信電圧として出力される出力電圧を、入力電圧に追随して自動的に調整することである。
実施形態に係る超音波診断装置は、生成部と、出力部とを備える。生成部は、超音波パルスの所要の送信電圧に応じた電圧を生成する。出力部は、生成部により生成された電圧を入力電圧として入力され、入力電圧に対応する出力電圧を生成し、所要の送信電圧として出力する。
第1実施形態に係る送信電源回路を含む超音波診断装置の一例を示すブロック図。 従来の送信電源回路の一例を示すブロック図。 従来の送信電源回路のVin、VTX、および消費電力の関係の一例を示す説明図。 従来の他の送信電源回路の一例を示すブロック図。 従来の他の送信電源回路のVin、VTX、および消費電力の関係の一例を示す説明図。 第1実施形態に係る送信電源回路の一例を示すブロック図。 第1実施形態に係る送信電源回路のVin、VTX、および消費電力の関係の一例を示す説明図。 第2実施形態に係る送信電源回路の一例を示すブロック図。 第3実施形態に係る送信電源回路の一例を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、超音波診断装置の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態において、超音波診断装置とは、実施形態に係る送信電源回路を備えた装置をいう。たとえば、超音波を送受信する複数の超音波振動子を有するモジュール(一般に超音波プローブとよばれる)であって実施形態に係る送信電源回路を備えたものは、本実施形態に係る超音波診断装置の一例である。
図1は、第1実施形態に係る送信電源回路13を含む超音波診断装置1の一例を示すブロック図である。
超音波プローブ2は、アレイ状に配列される複数の超音波振動子(圧電振動子)2aを有する。
送信遅延回路3は、超音波振動子2aから発生される超音波をビーム状に集束して送信指向性を決定するために必要な超音波振動子2aごとの遅延時間を、図示しないパルス発生器が発生する各レートパルスに対し与える。パルサー群4は、超音波プローブ2に接続され、レートパルスにもとづくタイミングで、超音波振動子2aに駆動パルスを印加することにより、超音波パルスを超音波振動子2aから被検体に照射させる。
プリアンプ群5は、被検体の影響を受けて受信される超音波エコーを増幅する。受信遅延加算回路6は、プリアンプ群5の出力信号のタイミングを調整し、超音波エコー信号を形成する。信号処理回路7は、検出された超音波エコーから被検体内の構造物の情報を抽出する。また、信号処理回路7は被検体内の血流速度情報を検出する。画像処理回路8は、検出された構造物および血流速度情報を画像に展開してディスプレイ9に表示させる。
ディスプレイ9は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、画像処理回路8および制御回路11の制御に従って各種情報を表示する。なお、超音波診断装置1は、ディスプレイ9を備えずともよい。
制御回路11は、プロセッサと記憶回路を有する。制御回路11のプロセッサは、記憶回路に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、超音波診断装置1を統括制御する機能を実現する。
本体電源回路12は、超音波診断装置1の各コンポーネントで使用する電力を生成し、供給する。
送信電源回路13は、本体電源回路12から供給された基本電圧にもとづいて、超音波パルスの送信に必要な所要の送信電圧VTXを出力する。
入力インターフェース14は、たとえばトラックボール、スイッチ、ボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行なうタッチパッド、光学センサを用いた非接触入力回路、および音声入力回路等などの一般的な入力装置により実現され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を制御回路11に出力する。
また、入力インターフェース14は、操作パネルとして構成されてもよい。この場合、操作パネルは、タッチコマンドスクリーンとして機能し、たとえばディスプレイと、このディスプレイの近傍に設けられたタッチ入力回路と、ハードキーとを有する。タッチ入力回路は、ユーザによるタッチ入力回路上の指示位置の情報を制御回路11に与える。ハードキーは、キーボード、マウス、フットスイッチ、トラックボール、各種ボタン等を含む。タッチ入力回路およびハードキーは入力回路を構成し、それぞれ、超音波診断装置1のユーザからの各種指示を受け付ける。なお、超音波診断装置1は、入力インターフェース14を備えずともよい。
送信電源回路13と、送信遅延回路3、パルサー群4、プリアンプ群5、受信遅延加算回路6とは、送受信回路10を構成する。送信電源回路13など、送受信回路10の一部または全部は、超音波プローブ2に設けられてもよい。なお、以下の説明では、送信電源回路13が絶対値の等しい正負両極性の送信電圧VTXを出力する場合の例について説明する。
次に、第1実施形態に係る送信電源回路13の構成および作用について説明する。まず、従来の送信電源回路の構成および作用について、図2−5を参照して説明する。
図2は、従来の送信電源回路101の一例を示すブロック図である。なお、図2、4、6、8、9において、点線はデジタル制御信号を、実線はアナログ信号を示す。
従来の送信電源回路101は、プリレギュレータ111、+側ポストレギュレータ112、−側ポストレギュレータ113、+VTX設定回路114、−VTX設定回路115、および送信電源制御回路116を有する。
プリレギュレータ111は、本体電源回路12から供給される基準電圧を入力されて、ポストレギュレータ112、113に入力される電圧Vinを出力する。すなわち、電圧Vinは、プリレギュレータ111の出力電圧であり、かつポストレギュレータ112、113の入力電圧である。
プリレギュレータ111は、低い電圧から高い電圧を生成するため、たとえばスイッチングレギュレータの一種であるDCDCコンバータにより構成される。送信電源回路101のプリレギュレータ111は、30Vなどの固定値を出力する。
DCDCコンバータの出力には、低レベルではあるが、たとえばMHzオーダーのスイッチング波形の残留が避けられないため、高純度が必要な送信電圧には、そのまま適用することができない。この残留波形を画像に影響が出ない程度(画像ノイズなどが生じないなど)に抑制するため、プリレギュレータ111の後段にポストレギュレータ112、113が配置される。
ポストレギュレータ112、113は、VTX設定回路114、115により、図示しないリファレンス電圧Vref_postが出力電圧VTXを分圧して得られる電圧と等しくなるようにフィードバック制御を行う低ノイズの直流増幅器である。
VTX設定回路114、115は、制御回路11から送信電源制御回路116を経て入力されるデジタル制御信号にもとづいて、ポストレギュレータ112、113に含まれるデジタルポテンショメータ(抵抗値をデジタル制御信号により制御可能な可変抵抗デバイス)を制御することにより、ポストレギュレータ112、113の出力電圧VTXを可変とする。
図3は、従来の送信電源回路101のVin、VTX、および消費電力の関係の一例を示す説明図である。図3には、送信開始時に送信電圧VTXが最大(29V)に設定されており、送信開始後に、制御回路11により撮影条件(たとえば撮影部位など)にもとづいて自動的に、あるいはユーザにより入力インターフェース14を介して指示されて、送信電圧VTXの所要値が最小(8V)まで変更される場合の例を示した。
ポストレギュレータ112、113の入力電圧Vinと出力電圧VTXの差分電圧(すなわちヘッドルーム電圧Vhr)に起因する電力は、ポストレギュレータ112、113の内部で消費される。この消費電力および発熱Pdは、ヘッドルーム電圧Vhrの2乗に比例して増加してしまう。
入力電圧Vinが固定値である一方、出力電圧VTXは可変である。このため、出力電圧VTXが低くなるほど、ポストレギュレータ112、113の消費電力および発熱Pdが増大してしまう(図3参照)。また、この発熱の増加が原因となり、ポストレギュレータ112、113のみならず、他のコンポーネントにも信頼性の低下などの不具合が生じる。
このため、プリレギュレータ111の出力電圧Vinも可変とすることが試みられている。
図4は、従来の他の送信電源回路201の一例を示すブロック図である。図4に示す従来の他の送信電源回路201は、図2に示す従来の送信電源回路101の構成に加え、プリレギュレータ111の出力電圧Vinを制御する+Vin設定回路121、−Vin設定回路122をさらに備える。
図5は、従来の他の送信電源回路201のVin、VTX、および消費電力の関係の一例を示す説明図である。図5には、ヘッドルーム電圧Vhrを1Vのほぼ一定値に維持する場合の例を示した。
図4に示すように、従来の他の送信電源回路201は、VTXの制御に加えてプリレギュレータ111の出力電圧Vinも制御し、プリレギュレータ111の出力電圧Vinをポストレギュレータ112、113の出力電圧VTXに応じて可変とする。このため、従来の他の送信電源回路201によれば、出力電圧VTXが低くなっても、ヘッドルーム電圧Vhrを小さい値に維持することができ、ポストレギュレータ112、113の消費電力および発熱Pdを小さいまま維持することができる(図5参照)。
しかし、ポストレギュレータ112、113の出力電圧VTXの制御に加えてプリレギュレータ111の出力電圧Vinも制御するために、従来の他の送信電源回路201は、ポストレギュレータ112、113の出力電圧VTXを可変するためのVTX設定回路114、115、およびこれらのデジタル制御信号の伝達用の制御配線に加えて、さらに、プリレギュレータ111の出力電圧Vinを可変とするためのVin設定回路121、122、およびこれらのデジタル制御信号の伝達用の制御配線が必要となってしまう。
このため、従来の他の送信電源回路201は、大型化してしまう。また、ポストレギュレータ112、113の出力電圧VTXの制御とプリレギュレータ111の出力電圧Vinの制御を別々に行う必要がある。このため、制御アルゴリズムが非常に複雑となってしまう。Vin、VTXの制御アルゴリズムの安定は、安全性にも直結する。したがって、制御アルゴリズムの複雑化は好ましくない。
また、大型化に関しては、ポータブル型の機器においては重大な問題となる。このためポータブル型の機器では、図2に示す従来の送信電源回路101の構成が採用される。しかし、この構成では上述の通り、発熱の増大を招いてしまう。ポータブル型の機器では、ユーザの手などに直接熱が伝わってしまい、ユーザの不快感を招いてしまう。発熱の増大を避けるためにはプリレギュレータ111の出力電圧Vinの固定値を低くする必要があるが、この場合は十分な振幅の送信波形が得られず性能の低下を招いてしまう。
そこで、本実施形態に係る送信電源回路13は、出力電圧VTXの制御は行わずに入力電圧Vinのみを制御し、出力電圧VTXは、入力電圧Vinに自動的に追随させる。
図6は、第1実施形態に係る送信電源回路13の一例を示すブロック図である。
第1実施形態に係る送信電源回路13は、プリレギュレータ15、+側ポストレギュレータ16、−側ポストレギュレータ17、送信電源制御回路20、+Vin設定回路21、−Vin設定回路22、+側フィードフォワード回路23、および−側フィードフォワード回路24を有する。
プリレギュレータ15は、超音波パルスの所要の送信電圧VTXに応じた電圧Vinを生成する。所要の送信電圧VTXは、制御回路11により撮影条件(たとえば撮影部位など)にもとづいて自動的に、あるいはユーザにより入力インターフェース14を介して指示されて設定される。この設定にもとづいて、制御回路11は、送信電源制御回路20およびVin設定回路21、22を介して、超音波パルスの所要の送信電圧VTXに応じた電圧Vinをプリレギュレータ15に出力させる。プリレギュレータ15は、生成部の一例である。また、Vin設定回路21、22は、設定部の一例である。
具体的には、プリレギュレータ15は、Vin設定回路21、22から与えられた所要の送信電圧VTXに応じた制御信号にもとづいて、送信電圧VTXに応じた電圧Vinを生成するよう、図示しないリファレンス電圧Vref_preが出力電圧Vinを分圧して得られる電圧と等しくなるようにフィードバック制御を行う。Vin設定回路21、22は、制御回路11から送信電源制御回路116を経て入力されるデジタル制御信号にもとづいて、Vinの分圧比をデジタルポテンショメータなどにより制御することで出力電圧Vinを可変とする。Vinは、送信電源制御回路20から与えられるデジタル制御信号にもとづいて制御されて、最小電圧(たとえば9V)から最大電圧(たとえば30V)までの範囲内の任意の電圧に設定される。
プリレギュレータ15の出力電圧Vinは、ポストレギュレータ16、17、およびフィードフォワード回路23、24に入力される。
フィードフォワード回路23、24は、入力電圧Vinに対応する調整信号をポストレギュレータ16、17に与えるフィードフォワード制御を行なう。調整信号は、電圧Vinに対応した出力電圧VTXをポストレギュレータ16、17で得るためにポストレギュレータ16、17に与えられる信号である。
フィードフォワード回路23、24は、入力電圧Vinと、ポストレギュレータ16、17に与える調整信号と、この入力電圧Vinおよび調整信号を受けたポストレギュレータ16、17の出力電圧VTXと、を関連付けた情報(たとえばテーブルなど)をあらかじめ取得しておき、この関連付けた情報を用いて、入力電圧Vinに対応する調整信号を出力する。フィードフォワード回路23、24は、たとえばアナログ演算回路により構成される。調整信号は、電圧Vinに対応した出力電圧VTXをポストレギュレータ16、17で得るためにポストレギュレータ16、17に与えられる信号である。ポストレギュレータ16、17は、出力部の一例である。また、フィードフォワード回路23、24は、調整部の一例である。
なお、ポストレギュレータ16とフィードフォワード回路23は一体的に構成されてもよい。同様に、ポストレギュレータ17とフィードフォワード回路24は一体的に構成されてもよい。
ポストレギュレータ16、17は、調整信号に対応する電圧を生成することにより、入力電圧Vinに対応する出力電圧VTXを生成することができる。
なお、調整信号の態様は、ポストレギュレータ16、17の構成に応じて、電圧値、電流値のほか、フォトカプラが利用される場合は光など、種々の態様を取りうる。
図7は、第1実施形態に係る送信電源回路13のVin、VTX、および消費電力の関係の一例を示す説明図である。図7には、ヘッドルーム電圧Vhrを1Vのほぼ一定値に維持する場合の例を示した。
図7に示すように、第1実施形態に係る送信電源回路13によれば、VTXの制御は不要であり、プリレギュレータ15の出力電圧Vinの制御のみにより、出力電圧Vinに追随するように、ポストレギュレータ16、17から所要の送信電圧VTXを出力させることができる。このため、制御アルゴリズムを非常に簡素にすることができるとともに制御にかかる基板等を小型化できる。また、制御アルゴリズムが簡素であるためアルゴリズムの安定性が向上し、安全性を高めることができる。
また、ポストレギュレータ16、17の動作におけるヘッドルーム電圧Vhrを小さい値に維持することができるため、送信電圧VTXの値によらず、ポストレギュレータ16、17の内部での消費電力および発熱Pdを小さいまま維持することができる(図7参照)。このため、発熱により各コンポーネントに生じる不具合を未然に防ぐことができる。
したがって、第1実施形態に係る送信電源回路13は、低消費電力かつ低発熱を実現しつつ、簡便で安定性の高い安全な制御アルゴリズムによって、簡素な回路構成を用いて最適な送信波形を出力させることができる。
また、第1実施形態に係る送信電源回路13は、小型かつ発熱が非常に小さいため、送信電源回路13は、ポータブル型の機器にも好適である。送信電源回路13を超音波プローブ2に組み込んだ場合、ユーザは、小型かつ発熱の小さい、送信電源回路13内蔵の超音波診断装置の一例としての超音波プローブ2を利用可能となる。
図8は、第2実施形態に係る送信電源回路13の一例を示すブロック図である。
この第2実施形態に示す送信電源回路13は、出力部の一例としてのポストレギュレータ16、17がトランジスタ、FETなどのディスクリートの半導体に置き換えられ、調整部の一例としてのフィードフォワード回路23、24が+側バイアス制御回路27、−側バイアス制御回路28に置き換えられた点で第1実施形態に係る送信電源回路13と異なる。他の構成および作用については図6に示す第1実施形態に係る送信電源回路13と実質的に異ならないため、同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
図8には、npnトランジスタを+側制御デバイス25、pnpトランジスタを−側制御デバイス26として用いる場合の例を示した。この場合、バイアス制御回路27、28は、オペアンプなどにより構成し、入力電圧Vinに対応する調整信号(バイアス電圧)を制御デバイス25、26のベース端子に与える。このバイアス制御回路27、28もまた、フィードフォワード制御に相当する動作を行うことになる。制御デバイス25、26のコレクタ端子には入力電圧Vinが入力され、ベース端子から入力された調整信号に応じて、入力電圧Vinに対応する送信電圧VTXがエミッタ端子から出力される。
第2実施形態に係る送信電源回路13によっても、第1実施形態に係る送信電源回路13と同様の効果を奏する。
図9は、第3実施形態に係る送信電源回路13の一例を示すブロック図である。第3実施形態に示す送信電源回路13は、第2実施形態に係る送信電源回路13の調整部の一例としてのバイアス制御回路27、28を、フィードフォワード制御に加えてフィードバック制御が可能な+側バイアス制御回路29、−側バイアス制御回路30に置き換えられた点で第2実施形態に係る送信電源回路13と異なる。他の構成および作用については図8に示す第2実施形態に係る送信電源回路13と実質的に異ならないため、同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
バイアス制御回路29、30は、トランジスタの出力電圧VTXを入力され、プリレギュレータ15の出力電圧Vinとの比較結果にもとづいて、制御デバイス25、26に与えるバイアス電圧を生成する、いわゆるフィードバック制御を行なう。また、バイアス制御回路29、30は、入力電圧Vinに対応するバイアス電圧(調整信号)を生成する点でフィードフォワード制御を行っている。
第3実施形態に係る送信電源回路13によっても、第1実施形態および第2実施形態に係る送信電源回路13と同様の効果を奏する。また、第3実施形態に係る送信電源回路13は、第2実施形態に係る送信電源回路13に比べ、制御デバイス25、26の個体偏差、動作温度などによる出力電圧VTXのばらつきや誤差を抑えることができる。このため、第3実施形態に係る送信電源回路13は、第2実施形態に係る送信電源回路13に比べ、より正確な出力電圧VTXを得ることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、所要の送信電圧として出力される出力電圧を、入力電圧に追随して自動的に調整することができる。
なお、上記実施形態において、「プロセッサ」という文言は、たとえば、専用または汎用のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、または、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびFPGA)等の回路を意味するものとする。プロセッサは、記憶媒体に保存されたプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現する。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 超音波診断装置
2 超音波プローブ
10 送受信回路
11 制御回路
12 本体電源回路
13 送信電源回路
15 プリレギュレータ(生成部)
16 +側ポストレギュレータ(出力部)
17 −側ポストレギュレータ(出力部)
21 +Vin設定回路(設定部)
22 −Vin設定回路(設定部)
23 +側フィードフォワード回路(調整部)
24 −側フィードフォワード回路(調整部)
25 +側制御デバイス(出力部)
26 −側制御デバイス(出力部)
27 +側バイアス制御回路(調整部)
28 −側バイアス制御回路(調整部)
29 +側バイアス制御回路(調整部)
30 −側バイアス制御回路(調整部)

Claims (7)

  1. 超音波パルスの所要の送信電圧に応じた電圧を生成する生成部と、
    前記生成部により生成された電圧を入力電圧として入力され、前記入力電圧に対応する出力電圧を生成し、前記所要の送信電圧として出力する出力部と、
    を有する送信電源回路を備えた超音波診断装置。
  2. 前記入力電圧を入力され、前記入力電圧に対応する調整信号を前記出力部に与える調整部、
    をさらに備え、
    前記出力部は、
    前記調整信号に対応する電圧を生成することにより、前記入力電圧に対応する前記出力電圧を生成する、
    請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記調整部は、
    フィードフォワード制御により前記入力電圧に対応する前記調整信号を出力する、
    請求項2記載の超音波診断装置。
  4. 前記所要の送信電圧に応じた制御信号を前記生成部に与える設定部、
    をさらに備え、
    前記生成部は、
    前記制御信号にもとづいて前記所要の送信電圧に応じた前記入力電圧を生成することで、前記調整部に前記所要の送信電圧を出力させる、
    請求項2または3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記出力部は、
    コレクタ端子に前記入力電圧を入力され、エミッタ端子から前記入力電圧に対応する前記出力電圧を出力し、ベース端子に前記調整部の前記調整信号を入力されるトランジスタにより構成される、
    請求項2ないし4のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
  6. 前記調整部は、
    さらに前記出力部の前記出力電圧を入力され、当該前記出力電圧と前記入力電圧との比較結果にもとづいて、前記入力電圧に対応する前記調整信号を出力する、
    請求項2ないし5のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記出力部は、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差がほぼ一定となるように、前記入力電圧に対応する前記出力電圧を生成する、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
JP2018242880A 2018-12-26 2018-12-26 超音波診断装置 Active JP7249773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018242880A JP7249773B2 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018242880A JP7249773B2 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020103401A true JP2020103401A (ja) 2020-07-09
JP7249773B2 JP7249773B2 (ja) 2023-03-31

Family

ID=71449874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018242880A Active JP7249773B2 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7249773B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081730A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2007244687A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波診断装置
JP2014003801A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波診断装置
JP2014083142A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2015097657A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社東芝 超音波診断装置
JP2017012596A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 東芝メディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081730A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2007244687A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波診断装置
JP2014003801A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波診断装置
JP2014083142A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2015097657A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社東芝 超音波診断装置
JP2017012596A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 東芝メディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7249773B2 (ja) 2023-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019514260A5 (ja)
KR101670146B1 (ko) 초음파 트랜스듀서 구동 회로 및 초음파 영상 디스플레이 장치
JP5138249B2 (ja) 超音波診断装置
WO2010101104A1 (ja) 超音波送受信回路、超音波診断装置
JP5559697B2 (ja) 超音波診断装置
JP6005956B2 (ja) 超音波診断装置
JP4028692B2 (ja) 超音波診断装置
KR20170076456A (ko) 초음파 영상장치 및 초음파 영상장치의 제어방법
JP2020103401A (ja) 超音波診断装置
JP3492581B2 (ja) 超音波診断装置用送信回路
JP6309093B2 (ja) 増幅回路および超音波プローブ
JP5127255B2 (ja) 超音波プローブ、超音波診断装置、及び超音波プローブ出力制御方法
JP6301114B2 (ja) 超音波診断装置
WO2014203778A1 (ja) 超音波診断装置及び超音波プローブ
JP5718152B2 (ja) 超音波探触子、超音波診断装置
WO2016114018A1 (ja) 超音波探触子およびそれを備える超音波診断装置
JP2010148644A (ja) 超音波診断装置
JP2013106625A (ja) 超音波診断装置
JP5449871B2 (ja) 超音波診断装置用送信制御装置
JP2000296128A (ja) 超音波発生装置制御方法、超音波発生装置および超音波撮像装置
JP2008289780A (ja) 超音波診断装置および超音波プローブ
JP3079779B2 (ja) 超音波診断装置
US11013496B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
JP7423573B2 (ja) 超音波プローブおよび超音波診断装置
JP2006122449A (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7249773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150