JP6821437B2 - 移動体制御装置、移動体制御方法、および移動体制御プログラム - Google Patents

移動体制御装置、移動体制御方法、および移動体制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動体を移動させるための移動体制御装置、移動体制御方法、および移動体制御プログラムに関する。
従来、漁の効率の向上のために、漁師は、予め目的の魚が多く生息すると考えられる位置(例えば、魚礁または瀬)において漁を行う。漁師は、当該位置に目的の魚が存在するか否かを確認するために、船首方向を風の向きに対向させるように船舶を操る(所謂流し釣りと言う。)。
流し釣りを行うためには、船舶は、風向きに船首を向けるためにスパンカを取り付けたり(特許文献1を参照。)、所望通りの方向に(例えば船体の右左舷方向に)移動するためにサイドスラスタを取り付けたりする(特許文献2を参照。)必要がある。
特開2012−236584号公報 特開2002−87389号公報
しかしながら、舵が1つで推進力が1軸のみである1軸1舵船は、船首尾方向に対して直交する方向に移動することができない。
上述のようなスパンカやスラスタは、非常に大がかりな物であり、コストも高く、経済性を重視する1軸1舵船(漁船または小型船舶)には適さない。
そこで、この発明は、移動体の方向を所定の方向に向けたまま移動体を移動させる移動体制御装置、移動体制御方法、および移動体制御プログラムを提供することにある。
本発明の移動体制御装置は、特定の一方向に移動体を推進させる推進力発生部と、該推進力により移動する方向を調整する移動方向調整部とを前記移動体に備え、前記移動体を移動させる外乱の方向を推定する外乱方向推定手段と、前記移動体の向いている方向を検出する移動体方向検出手段と、前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、前記移動体が留まるべき位置である定点位置を設定する位置設定手段と、前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向が前記外乱方向推定手段で推定した外乱の方向に対向し、かつ前記位置設定手段で設定した定点位置に前記移動体が留まるように、前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御する制御手段と、前記定点位置を逐次変更する変更手段と、を備える。
制御手段は、移動体が外乱によって流されないように推進力発生部および移動体方向調整部を制御し、移動体が定点位置に留まるようにする。
変更手段が逐次定点位置を変更すると、制御手段は、都度、変更された定点位置に移動体を移動させる。よって、本発明の移動体制御装置は、移動体を外乱の方向に向かせたまま、逐次移動させることができる。
前記変更手段は、前記位置検出手段が検出した移動体の位置と、前記定点位置との距離が第1の所定の距離未満の場合、前記定点位置を変更してもよい。
移動体制御装置は、移動体が定点位置に第1の所定の距離まで近づけば、定点位置を変更するため、連続して移動体を移動させる。
また、移動体制御装置は、前記移動体の移動する速度を検出する速度検出手段を備え、前記変更手段は、前記速度検出手段が検出した速度が所定の速度未満の場合、前記定点位置を変更する態様としてもよい。
移動体制御装置が移動体を定点位置に留める制御を行うため、移動体の速度は、移動体が定点位置に近づけば近づくほど落ちる。よって、移動体制御装置は、移動体の速度が所定の速度未満となったとき、移動体が定点位置に近づいたと判断して、定点位置を変更する。すると、移動体は、定点位置の変更に伴って連続して移動する。
さらに、前記変更手段は、所定時間毎に前記定点位置を変更することも可能である。
また、前記変更手段は、前記移動体が移動すべき目標経路を受け付け、前記目標経路上に前記定点位置を変更してもよい。
移動体制御装置は、受け付けた目標経路に沿って定点位置を変更するため、移動体を目標経路に沿って移動させることができる。
また、前記外乱は、前記移動体を移動させる風及び潮流であり、前記制御手段は、前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向が風の方向に対向するように前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御してもよい。
例えば、移動体制御装置は、移動体がスパンカを備えなくても、移動体を風の向きに対向させることができる。
前記制御手段は、前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向が潮流の方向に対向するように前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御してもよい。
前記制御手段は、前記移動体の移動の目標となる目標物を受け付け、前記目標物の向きに応じて前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向を制御する。
制御手段は、目標物(例えば岸壁や桟橋)の向きに応じて移動体の向いている方向を制御する。
前記制御手段は、前記移動体の向いている方向が前記目標物の存在する方向となるように制御することが可能である。
さらに、前記変更手段は、前記目標物の存在する方向と直交する方向に位置し、かつ前記目標物との距離が第2の所定の距離に位置する位置に前記定点位置を変更してもよい。
例えば、定点位置は、岸壁の向きに平行であって、かつ岸壁から例えば10m離れた位置に変更される。よって、移動体制御装置は、移動体を岸壁の向きに直交するようにむかせたまま、移動体を岸壁の向きに平行に移動させることができる。
また、前記制御手段は、前記移動体の向いている方向が前記目標物の存在する方向と直交するように制御することも可能である。
前記変更手段は、前記目標物の存在する方向に位置し、かつ前記目標物との距離が第3の所定の距離に位置する位置に前記定点位置を変更してもよい。
例えば、定点位置は、桟橋の存在する方向であって、かつ桟橋から例えば2m離れた位置に変更される。よって、移動体制御装置は、移動体を桟橋の存在する方向に向けたまま、桟橋に近い定点位置に移動させることができる。
また、前記制御手段は、前記移動体方向検出手段が検出した前記移動体の向いている方向と前記外乱方向推定手段が推定した外乱の方向との偏角が所定の角度以上となった場合、前記移動体の向いている方向を前記外乱の方向に対向させる制御のみを行ってもよい。
例えば、一般的な1軸1舵船は、外乱の変化等により移動体の向く方向が外乱の方向から大きくずれると、定点位置に向かうために、大きく舵を切り無駄な経路を移動しなければならない。そこで、制御手段は、定点位置に留まる(向かう)制御を停止し、移動体の向いている方向を外乱の方向に対向させる制御のみを行う。その結果、移動体制御装置は、移動体が無駄な経路を移動することを防ぐ。
本発明は、装置に限らず、移動体を制御する移動体制御方法または移動体制御装置に実行される移動体制御プログラムであっても構わない。
この発明によれば、右左舷方向への移動が可能な追加装備を行わなくても、移動体を所定の方向に向けたまま、逐次変更される定点位置に沿って移動させることができる。
本実施形態に係る船舶の主要構成を示すブロック図である。 外乱方位の推定を説明するための図である。 動力量の制御を説明するための図である。 定点位置に移動する例を示す図である。 定点位置を変更する例を示す図である。 定点位置を逐次変更する例を示す図である。 定点位置の逐次変更の別例を示す図である。 定点位置の逐次変更の別例を示す図である。 本実施形態に係る船舶の動作を示すフローチャートである。 方位制御の例を示す図である。 風向きに船首方位を対向させて潮流に流される例を示す図である。 岸壁に平行に移動する例を示す図である。 着桟する例を示す図である。
本発明の実施形態に係る船体制御装置を備える船舶、および船体制御方法について、図を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る船舶10の主要構成を示すブロック図である。
船舶10は、船体制御装置20、動力源30、プロペラ31、および舵40を備える。船体制御装置20は、アンテナ21、測位部22、センサ23、船体制御部24、操作部25、動力制御部26、および舵制御部27を備える。
船体制御部24は、外乱方位推定部240および定点設定部241を備える。
測位部22が、本発明の「位置検出手段」に相当する。船体制御部24が、本発明の「位置設定手段」、「制御手段」、「変更手段」に相当する。動力源30およびプロペラ31の組が「推進力発生部」に相当する。また、舵40が「移動方向調整部」に相当する。
船舶10は、舵が1つ(舵40)であり、前進又は後進のみ可能な1軸1舵船である。
アンテナ21は、GPS(;Global Positioning System)測位信号を受信し、測位部22へ出力する。測位部22は、GPS測位信号を用いて測位演算を実行し、船舶10の位置を算出する。この測位演算は、予め設定した測位タイミング毎に実行される。測位部22は、算出した船舶10の位置を、船体制御部24へ出力する。
センサ23は、例えば、(本発明の移動体方向検出手段に相当する)船首方位を検出するヘディングセンサ、船速を検出する速度センサ、風向センサ、風速センサ、潮流計等のうち、必要なものから構成される。センサ23は、検出した船首方位、速度、風向、風速、および潮流を、必要に応じて船体制御部24へ出力する。なお、センサ23は、必要に応じて取り付ければよく、本発明の必須の構成ではない。例えば、船体制御部24は、センサ23にヘディングセンサ又は速度センサが備えられない場合、現在位置の変化から船首の方位又は船舶10の速度を推定することができる。
操作部25は、所謂ユーザインターフェース機器であり、ユーザによる操作入力を受け付け、船体制御部24へ出力する。
定点設定部241は、操作部25を介してユーザから入力された定点を設定する。
外乱方位推定部240は、船舶10を移動させる外乱の方位を推定する。外乱は、主に潮流および風からなる。
船体制御部24は、船舶10を定点位置に留めるように制御する制御情報を設定する。制御情報は、例えば、動力量の情報と推進方向の情報とからなる。動力量の情報は、動力制御部26に出力される。推進方向の情報は、舵制御部27に出力される。
動力制御部26は、動力量の情報に基づいて、動力源30を駆動制御する。
動力源30は、ディーゼルエンジンまたはモータからなる。動力源30は、動力制御部26の制御に基づいて発生させた動力をプロペラ31に与える。なお、動力源30は、ディーゼルエンジンおよびモータの両方を備えるハイブリッド機構であっても構わない。
舵制御部27は、船舶10の船首尾方位に対する舵40の舵角を調整する。舵制御部27は、船体制御部24から出力された推進方向の情報に基づいて、舵40の舵角を調整する。
船舶10は、プロペラ31による推進力と、舵40の舵角を制御することにより、定点の位置に向かって移動する。
次に、本実施形態の定点の位置へ移動する船体制御について図2乃至図4を用いて説明する。船舶10は、船舶10を移動させる外乱の方位である外乱方位を推定し、推定した外乱方位に基づいて、動力量および推進方向を制御し、定点の位置に向かうものである。
まず、外乱方位の推定について説明する。図2は、外乱方位を推定する例を示す図である。
定点設定部241は、操作部25を介してユーザから指定された定点の位置を、定点位置Ppとして決定し、設定する。
そして、外乱方位推定部240は、外乱方位を推定する。初期値としての外乱方位は、どの方位であってもよく、例えば真南方位であってもよい。船体制御部24は、推定した外乱方位に船首方位が対向するように推進方向を制御する。
次に、外乱方位推定部240は、図2に示すように、定点位置Ppを通りかつ推定した外乱方位に平行な外乱対向ラインと、現在位置Psとの距離XTE(;Cross Track Error)を求める。
距離XTEは、推定した外乱方位と船首方位とが一致し、かつ船舶10が定点位置Ppに向かうと、0になる。
そして、外乱方位推定部240は、所定時間毎に距離XTEを求め、以下の数式1に示すように、推定した外乱方位と、距離XTEに基づく補正値と、を差分することにより、新たな外乱方位を算出する。
Figure 0006821437
すなわち、外乱方位推定部240は、距離XTEの比例成分(数式1の比例補正ゲインの項)および距離XTEの積分成分(数式1のΣの項)に基づいて、距離XTEが0になるように、推定外乱方位を更新する。
外乱方位推定部240は、距離XTEの積分成分(数式1のΣの項)に距離XTEの微分項(数式1の第2積分補正ゲインの項)を含めることにより、収束(距離XTEが0となる)を早め、かつ収束まで滑らかに推定外乱方位を実際の外乱方位に近づけることができる。
ただし、数式1によって外乱方位を推定することは必須ではなく、他の方法で外乱方位を求めてもよい。
次に、外乱方位が推定された後の動力量および推進方向の制御について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、船舶10が外乱を受ける状況において動力量を制御し、定点位置Ppに留まる例を示す図である。図3において、外乱ベクトルDdrは、外乱の方位および大きさからなる速度ベクトルである。ZoneUは、定点位置Ppを通り、かつ外乱方位に直交する外乱直交ラインから外乱の上流側のエリアである。ZoneDは、外乱直交ラインから外乱の下流側のエリアである。船舶10'は、ZoneUに位置するときの船舶10を示すものである。船舶10''は、ZoneDに位置するときの船舶10を示すものである。
外乱方位推定部240が外乱ベクトルDdrの方位を推定すると、船体制御部24は、外乱ベクトルDdrの方位、船首方位、および定点位置に基づいて、前進または後進させる動力量の制御を行う。
本実施形態の説明において、船体中央を基準として船首方位と、外乱ベクトルDdrの方位とのなす角が、−90度以上+90度未満の範囲の角度となるとき、船首方位が外乱ベクトルDdrの方位に対向すると称す。船首方位と、外乱ベクトルDdrの方位とのなす角が、−90度以上+90度未満の範囲外の角度となるとき、船首方位が外乱ベクトルDdrの方位に非対向と称す。ただし、図3において、外乱ベクトルDdrの方位を基準として、船首方位が時計回りである場合、船首方位と外乱ベクトルDdrの方位とのなす角をプラス(+)の角度とし、外乱ベクトルDdrの方位を基準として、船首方位が反時計回りである場合、船首方位と外乱ベクトルDdrの方位とのなす角をマイナス(−)の角度とする。
船体制御部24は、図3に示すように、船舶10'の船首方位が外乱ベクトルDdrの方位に対向し、かつZoneUに存在する場合、後進するように動力量の制御情報を出力する。船体制御部24は、図3に示すように、船舶10''の船首方位が外乱ベクトルDdrの方位に対向し、かつZoneDに存在する場合、前進するように動力量の制御情報を出力する。
また、船体制御部24は、船舶10'の船首方位が外乱ベクトルDdrの方位に非対向し、かつZoneUに存在する場合、前進するように動力量の制御情報を出力する。船体制御部24は、船舶10''の船首方位が外乱ベクトルDdrの方位に非対向となり、かつZoneDに存在する場合、後進するように動力量の制御情報を出力する。
すると、船舶10は、外乱直交ラインを境に、ZoneUとZoneDを往来する。
次に、定点位置に向かうための制御について図4を用いて説明する。図4は、外乱ベクトルDdrの方位を推定した後に定点の位置に向かうための動力量および推進方向を制御する例を示す図である。
図4において、速度ベクトルMov1は、方位Ψpと速度Vpとからなり、現在位置Psから定点位置Ppに向かうための速度ベクトルである。速度ベクトルMov2は、方位Ψdと速度Vdからなり、定点位置Ppを基準として、該定点位置Ppに留まるための速度ベクトルである。
船体制御部24は、定点位置Ppまでの距離に基づいて、目標とすべき目標方位および目標とすべき目標速度を変更する。
まず、船体制御部24は、測位部22で求めた現在位置Psを位置Pstartとし、位置Pstartを基準とし、定点位置Ppに向かう方位を方位Ψpとして設定する。船体制御部24は、船舶10の設定可能な最大の速度を速度Vpとして設定する。
そして、船体制御部24は、推定した外乱ベクトルDdrの方位と対向する方位を方位Ψdとして設定し、速度0を速度Vdとして設定する。
次に、船体制御部24は、以下の式に示すように、方位Ψpと、方位Ψdとを重み付け加算して、目標方位Ψxを求める。船体制御部24は、以下の式に示すように、速度Vpと、速度Vdとを重み付け加算して、目標速度Vxを求める。
Ψx = αΨp + (1−α)Ψd
Vx = αVp + (1−α)Vd
ただし、係数αは、0より大きく1以下の値であり、以下の式に示すように、現在位置Psから定点位置Ppまでの距離DISに基づいて求められる。
α = 1 − exp−(DIS/DISi)
ただし、距離DISiは、位置Pstartから定点位置Ppまでの距離である。すなわち、船体制御部24は、距離DISが長ければ長いほど係数αを大きくし、距離DISが短ければ短いほど係数αを小さくする。
すなわち、船体制御部24は、船舶10が定点位置Ppに近ければ、定点位置Ppに留まるように、目標方位Ψxおよび目標速度Vxを算出する。また、船体制御部24は、船舶10が定点位置Ppに遠ければ、定点位置Ppに向かうように、目標方位Ψxおよび目標速度Vxを算出する。
次に、船体制御部24は、目標方位Ψxおよび目標速度Vxで船舶10が航行するように、動力量の制御情報と推進方向の制御情報を生成する。具体的には、船体制御部24は、目標方位Ψxと船首方位Ψsとの偏角Ψdiffに所定の係数k1を乗算した値を舵40のとるべき舵角とした推進方向の制御情報を生成する。なお、船首方位Ψsは、センサ23に備えられるヘディングセンサで取得される。
船体制御部24は、目標速度Vxから船舶10の速度を減算した速度差Vdiffを動力量の制御情報として、動力制御部26に出力する。動力制御部26は、速度差Vdiffに所定の係数k2を乗算した値を動力源30に与えるべき動力量として動力源30を制御する。ただし、動力制御部26は、速度差Vdiffがマイナスの値(目標速度Vxが船舶10の速度より小さい)となる場合、動力量を0とする。なお、船舶10の速度は、センサ23に備えられる速度センサによって求められる。
上述の通り、船体制御部24は、船舶10が外乱直交ラインに向かうように、動力量の制御情報を出力する。このとき、船舶10が外乱直交ラインから遠ければ遠いほど、目標速度Vxは高くなるため、船舶10は、外乱直交ラインを大きく通過(オーバーシュート)してしまう可能性がある。
そこで、動力制御部26は、動力量(例えば噴射燃料量)の上限値を設定する。動力制御部26は、速度差Vdiffに基づいて求めた動力量Fが上限値Fmaxを超える場合、動力量Fを上限値Fmaxに抑える。そして、動力制御部26は、動力量Fの上限値Fmaxの調節を行い、外乱直交ライン付近に船舶10を留める。
動力量Fの上限値Fmaxの調節について、図3を用いて説明する。距離Ld'は、ZoneUに存在する船舶10'が外乱直交ラインから最も離れたときの船舶10'の位置から外乱直交ラインまでの距離である。距離Ld''は、ZoneDに存在する船舶10''が外乱直交ラインから最も離れたときの船舶10''の位置から外乱直交ラインまでの距離である。
動力制御部26は、距離Ld'又は距離Ld''に基づいて動力量Fの上限値Fmaxを調節する。例えば、動力制御部26は、距離Ld'が、所定の距離Ldthより長い場合、動力量Fの上限値Fmaxを調整量ΔFだけ小さくする。次に、動力制御部26は、距離Ld''が所定の距離Ldthより長い場合、上限値Fmaxをさらに調整量ΔFだけ小さくする。
また、動力制御部26は、距離Ld'所定の距離Ldthより短い場合、動力量の上限値Fmaxを調整量ΔFだけ大きくする。次に、動力制御部26は、距離Ld''が所定の距離Ldthより短い場合、上限値Fmaxをさらに調整量ΔFだけ大きくする。
以上のように、船舶10は、速度を抑えることにより、大きなオーバーシュートを防ぎ、オーバーシュートが小さくなると、速度を上げる。船舶10は、速度の上昇と低下を繰り返し、オーバーシュートする距離を制御する。
以上のように、船舶10は、外乱方位を推定し、推定した外乱方位に基づいて、定点位置において船首方位が外乱方位に対向するように、定点位置に向かう自動航行を行う。
次に、本実施形態に係る定点の位置の変更に伴う船舶10の自動航行ついて、図5を用いて説明する。
船舶10は、図5(A)に示すように、定点位置Ppが設定されると、外乱を受けつつも、白抜き太矢印801に示すように定点位置Ppに向かう。
船体制御部24は、自動航行中、定期的に船舶10の現在位置Psから定点位置Ppまでの距離を算出する。定点位置Ppは、図5(B)に示すように、当該距離が所定の距離R(例えば10m)以下になると、図5(C)に示すように、定点位置Pp'に変更される。定点位置Pp'は、手動設定されてもよいし、定点設定部241が自動で設定してもよい。
なお、船体制御部24は、定点位置Pp'における船首の方位を方位Ψdとして設定するが、定点位置の更新の際、目標方位Ψxを変更してもよい。
そして、船体制御部24は、図5(D)に示すように、新たな定点位置Pp'に向かう。
また、船舶10は、新たに定点位置を設定するトリガとして、現在位置Psから定点位置Ppまでの距離を用いず、船舶10の速度を用いることもできる。上述の通り、船舶10は、定点位置Ppに留まるような制御を行う。よって、船舶10の速度は、定点位置Ppに近づくほど、低くなる。そこで、船体制御部24は、船舶10の速度が所定の閾値より低くなることをトリガとして、新たな定点位置Pp'を設定する。この場合、船体制御部24は、定期的にセンサ23に備えられる速度センサによって速度を求める。そして、船体制御部24は、所定の時間、継続して所定の閾値以下の速度となった場合、定点位置Ppに近づいたため速度が下がったと判断し、新たな定点位置Pp'を設定する。
次に、図6は、定点の位置を逐次変更した場合の航路を示す図である。
定点位置Pp(n)は、順番nで設定された定点位置である。航路901は、船舶10の軌跡航路である。
船舶10は、図6に示すように、出発点Sに位置するとき、定点位置Pp(1)を設定する。そして、船舶10は、定点位置Pp(1)に近づくと、定点位置Pp(2)を設定する。定点位置Pp(3)および定点位置Pp(4)も、定点位置Pp(1)および定点位置Pp(2)と同様に、直前の定点位置Ppに近づくと設定される。
以上のように、船舶10は、設定した定点位置Ppに近づくたびに、新たな定点位置Pp'を設定し、新たな定点位置に向かう。よって、船舶10は、船首方位Ψsを方位Ψd(外乱方位に対向)に維持したまま、定点位置Ppの変更に従って自動航行することができる。
以上の例は、定点位置Ppまでの距離Rまたは速度をトリガとして新たな定点位置Pp'を設定していたが、所定時間毎に定点位置Ppを変更してもよいし、船舶10は、以下のような定点位置Ppの設定もできる。
定点設定部241は、図7(A)に示すように、ユーザが自動航行で最終的に到達したい地点として最終到達地点Pdを設定する。次に、定点設定部241は、図7(A)に示すように、最終到達地点Pdを設定した時の船舶10の現在位置Psから最終到達地点Pdまでの目標直線700を設定する。そして、定点設定部241は、図7(B)に示すように、設定した目標直線700上であって、現在位置Psから所定の距離Lにある点を定点位置Ppとする。
定点設定部241は、図7(C)に示すように、定点位置Ppから所定の距離R(ただし、距離R<距離L)まで近づくと、目標直線700上に現在位置Psから距離Lに存在する点に新たな定点位置Pp'を設定する。
以上のように、船舶10は、定点位置Ppを自動設定することにより、最終到達地点Pdまで略1直線状に移動することができる。
なお、新たな定点位置Pp'は、現在位置Psを基準とせず、定点位置Ppを基準として距離L離れた点に設定されてもよい。
また、定点設定部241は、最終到達地点Pdではなく、ユーザに航路を入力させてもよい。図8は、ユーザが航路を入力した場合の定点の設定を示す図である。
まず、ユーザは、操作部25を介して(例えばタッチパネルを通じて)、図8(A)に示すように、船体制御部24に航路600を入力する。そして、定点設定部241は、図8(A)に示すように、ユーザが入力した航路600上で、現在位置Psから所定の距離L離れた地点に定点位置Ppを設定する。
そして、船舶10は、図8(B)に示すように、ユーザが入力した航路600上に定点位置Ppを逐次設定することにより、航路600の通り自動航行する。
また、定点設定部241は、自動航行した航路を複数記憶し、記憶した複数の航路を操作部25(例えばタッチパネル付きディスプレイ)に表示し、自動航行すべき航路をユーザに選択させてもよい。
次に、図9は、船舶10の自動航行中の移動制御のフローチャートである。制御の前提として、定点位置Ppは、すでにユーザにより、または船体制御部24により、設定されているものとする。目標方位Ψxおよび目標速度Vxも、定点位置Ppの設定により、現在位置Psに応じて求められているものとする。
まず、船体制御部24は、自動航行中、センサ23に備えられたヘディングセンサで船体中央から船首に向けられた方位である船首方位Ψsを取得する(S101)。
そして、船体制御部24は、船首方位Ψsと目標方位Ψxとの偏角Ψdiffを算出する。そして、船体制御部24は、当該偏角Ψdiffが所定の角度Ψthより小さいか否かを判断する(S102)。船体制御部24は、当該偏角Ψdiffが角度Ψthより小さい場合(S102:Yes)、ステップS103に進む。
船体制御部24は、船体制御部24は、当該偏角Ψdiffが角度Ψthより小さい場合(S102:Yes)、船舶10の現在位置Psを取得する(S103)。
船体制御部24は、現在位置Psから定点位置Ppまでの距離を算出する。そして、船体制御部24は、当該距離が所定の距離Sより小さいか否かを判断する(S104)。船体制御部24は、当該距離が距離Sより小さい場合(S104:Yes)、ステップS105に進む。
定点設定部241は、当該距離が距離Sより小さい場合(S104:Yes)、新たな定点位置Pp'を設定し(S105)、当該定点位置Pp'に移動するように、制御情報を生成する(S106)。
船体制御部24は、現在位置Psから定点位置Ppまでの距離が所定の距離S以上の場合(S104:No)、定点位置Ppへ向かう制御を行う(S106)。すなわち、この場合、定点設定部241は、定点位置Ppを変更しない。
船体制御部24は、現在の船首方位Ψsと、目標方位Ψxとの偏角Ψdiffが、角度Ψth以上の場合(S102:No)、船首方位Ψsの調整を行う方位制御を実行する(S107)。
図10は、方位制御の概念を示す図である。図10(A)は、船首方位Ψsが目標方位Ψxと大きく異なっている例を示す図である。図10(B)は、船首方位Ψsを調整するための船舶10の航路を示す図である。図10において、船舶10(n)は、所定の位置(n)における船舶10を示す。
船舶10は、現在位置Psで前後進移動(その場回頭)することにより、船首方位Ψsを変更する。図10において、船舶10(1)の船首方位Ψsは、目標方位Ψxに対して反時計回りとなる方位となっている。すなわち、目標方位Ψxと船首方位Ψsとの偏角Ψdiffは、マイナスの角度となっている。船体制御部24は、マイナスの偏角Ψdiffの絶対値が所定の角度Ψthより大きい場合、舵40を左に切る推進方向の情報と、船舶10(1)を後進させる動力量の情報とを出力する。すると、船舶10は、調整航路902のように、マイナスの偏角Ψdiffが角度0度に近づくようにしながら後進する。その結果、偏角Ψdiffは、船舶10(1)の状態の偏角Ψdiffに比べて角度0度に近づく。そして、船体制御部24は、舵40を右に切る推進方向の情報と、船舶10(2)を前進させる動力量の情報とを出力する。すると、船舶10(2)は、調整航路903のように、マイナスの偏角Ψdiffをさらに角度0度に近づけるようにしながら前進する。その結果、偏角Ψdiffは、ほぼ0となる。すなわち、船首方位Ψsは、船舶10(3)に示すように、目標方位Ψxに一致する。
なお、船体制御部24は、偏角Ψdiffがプラスの角度であり、かつ偏角Ψdiffの絶対値が所定の閾値以上の場合、舵40を右に切る推進方向の情報と、船舶10を後進させる動力量の情報とを出力する。次に、船体制御部24は、舵40を左に切る推進方向の情報と、船舶10を前進させる動力量の情報とを出力する。
また、船体制御部24は、図10(B)に示す例では、後進する制御を先に行っているが、先に前進する制御を行っても構わない。
以上のように、船舶10は、外乱の変化によって船首方位Ψsと目標方位Ψxとの偏角Ψdiffが大きくなった場合、その場で回頭することにより、定点位置Ppへの航路から大きく外れることを防ぐ。
船体制御部24(定点設定部241)は、以上のステップS101〜S107を定期的に実行し、自動航行する。
次に、図11は、応用例1に係る船舶10の移動制御の概念を示す図である。
以上の例では、方位Ψdは、外乱方位に対向するように設定されていたが、応用例1では、風向きに対向し、潮流に流される例を示すものである。
図11(A)は、風の向きと対向するように船首を向け、潮流に沿って船舶10が移動する例を示す図である。図11(A)において、潮流ベクトルTidは、潮流の速度および方位を示す速度ベクトルである。風ベクトルWndは、風の方位および大きさを示す速度ベクトルである。
漁師は、目的の魚を探すために、所定の地点(例えば漁礁または瀬)を通過するように潮流に沿って船舶を移動させる流し釣りを行うことがある。漁師は、流し釣りにおいて、船首が風下に流れていかないように、船首を風上に立てるように操船を行う。
そこで、応用例1に係る船舶10の船体制御部24は、図4に示す速度ベクトルMov2の方位Ψdを風ベクトルWndの方位に対向するように設定する。風ベクトルWndの方位は、センサ23の風向センサによって検出される。
そして、定点設定部241は、定点設定部241は、図11(A)に示すように、現在位置Psを通り、かつ、潮流ベクトルTidの方位に平行な目標直線701を設定する。そして、定点設定部241は、目標直線701上であって、現在位置Psから潮流の下流側に所定の距離離れた定点位置Ppを設定する。なお、潮流ベクトルTidの方位は、センサ23に備えられる潮流計によって求められる。
すると、船舶10は、船首方位Ψsを風ベクトルWndの方位に対向させながら、潮流ベクトルTidの方位に逐次変更される定点位置Ppに沿って自動航行する。
以上のように、船舶10は、船首を風上に立てるためのスパンカや平行移動するためのサイドスラスタといった機構を備えずとも、流し釣りを行うことができる。
なお、船舶10は、方位Ψdを潮流ベクトルTidの方位として設定し、目標直線701を風ベクトルWndの方位と平行になるように設定してもよい。
次に、図13は、応用例2に係る船舶10の移動制御の概念を示す図である。
以上の例では、方位Ψdは、風向き若しくは潮流の方位又はこれらの組み合わせに対向するように設定されていたが、他の方位に設定されていてもよい。
図12(A)は、岸壁Quaに沿って、船舶10が自動航行する例を示す図である。図12(B)は、応用例2に係る船舶10の定点位置Ppおよび方位Ψdの設定を示す図である。
漁師は、目的の魚を探すために、岸壁に船首を向けながら岸壁に沿って移動するように操船することがある。
そこで、応用例2に係る船舶10の定点設定部241は、図12(B)に示すように、船舶10の船首から岸壁Quaまでの距離Dに基づいて、定点位置Ppを設定する。
具体的には、定点設定部241は、図12(B)に示すように、船首から船体中央までの長さを長さLsとし、岸壁Quaから距離Dおよび長さLsの合計距離N離れ、かつ現在の定点位置Ppから岸壁に平行な方位に距離M離れた点を定点位置Ppとして設定する。距離Dおよび長さLsは、例えば、ユーザから操作部25に入力される。さらに、ユーザは、方位Ψdを岸壁Quaに直交するように操作部25に入力する。そして、船体制御部24は、定点位置Ppに向かう移動制御を行う。
以上のように、船舶10は、定点位置Pp及び方位Ψdを設定するだけで、岸壁Quaに沿って自動航行できる。
また、船体制御部24は、自動航行中、予め記憶する海図と、GPSまたは超音波センサとを用いて、船首から岸壁Quaまでの距離Dを測位するように船舶10を制御することもできる。この場合、船体制御部24は、船首から岸壁Quaまでの距離Dが所定の距離以下となった場合、前進または後進して、岸壁Quaから離れる。
次に、図13は、応用例3に係る船舶10の移動制御の概念を示す図である。
図13(A)は、岸壁Quaの着桟点Dockに船舶10が着桟する例を示す図である。図13(B)は、応用例3に係る船舶10の定点位置Ppおよび目標方位Ψxの設定を示す図である。
応用例3に係る船舶10は、船首方位Ψsを岸壁Quaに平行にしながら、徐々に岸壁に近づくように、自動航行する。
まず、ユーザは、図13(A)に示す航路904の通り、船舶10(33)に示す位置まで手動操船すると、操作部25に着桟したい着桟点Dockを海図上で入力する。また、ユーザは、岸壁Quaと平行になるように方位Ψdを操作部25に入力する。
定点設定部241は、図13(B)に示すように、測位部22を用いて、現在位置Psを求める。そして、定点設定部241は、現在位置Psと着桟点Dockとを結ぶ目標直線702を設定する。
次に、定点設定部241は、目標直線702上に、定点位置Ppを設定する。
定点位置Ppは、図13(B)に示すように、目標直線701上で、着桟点Dockから所定の距離T離れた点に設定される。
そして、船体制御部24は、定点位置Ppに向かうように、動力源30および舵制御部27に制御情報を出力する。
定点設定部241は、現在位置Psが定点位置Ppに所定の距離Uまで近づくと、新たな定点位置Pp'を設定する。
新たな定点位置Pp'は、目標直線702上で、着桟点Dockから所定の距離T'離れた点に設定される。距離T'は、例えば距離Tの0.7倍である。
なお、新たな定点位置Pp'を設定するトリガとなる距離U'も、距離Uの例えば0.7倍の値が設定されることが望ましい。
すると、船舶10の速度は、岸壁Quaに近づくにつれて、低下する。
以上のように、船舶10は、定点位置Ppを急激に岸壁Quaに近づけない。すなわち、船舶10は、岸壁Quaに緩やかに近づくことができる。
また、着桟点Dockまでの自動航行中に、センサ23の超音波センサで船体から岸壁Quaまでの距離を測位すれば、船舶10は、さらに岸壁Quaに緩やかに近づくことができる。
なお、上述の説明では、移動体として船舶を例に示したが、特定方向への推進力のみを備える水上もしくは水中を移動する移動体(例えば、水陸両用車、水上バイク等)にも、上述の構成および処理を適用することができる。
また、上述の説明では、各機能部は、ハードウェアである例を示したが、測位部22、船体制御部24、動力制御部26、および舵制御部27は、ソフトウェアでも実現可能である。すなわち、これら機能部の処理をプログラム化して記憶媒体に記憶しておき、演算器(コンピュータ等)で当該船体制御のプログラムを読み出して実行することで上述の処理を実現することが可能である。
10…船舶
20…船体制御装置
21…アンテナ
22…測位部
23…センサ
24…船体制御部
25…操作部
26…動力制御部
27…舵制御部
30…動力源
31…プロペラ
40…舵
240…外乱方位推定部
241…定点設定部

Claims (12)

  1. 特定の一方向に移動体を推進させる推進力発生部と、該推進力により移動する方向を調整する移動方向調整部とを前記移動体に備える移動体制御装置であって、
    前記移動体を移動させる外乱の方向を推定する外乱方向推定手段と、
    前記移動体の向いている方向を検出する移動体方向検出手段と、
    前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、
    前記移動体の移動する速度を検出する速度検出手段と、
    前記移動体が向かうべき位置である定点位置を設定する位置設定手段と、
    前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向が前記外乱方向推定手段で推定した外乱の方向に対向し、かつ前記位置設定手段で設定した定点位置に前記移動体が向かうように、前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御する制御手段と、
    前記定点位置を逐次変更する変更手段と、
    を備える移動体制御装置であって、
    前記位置設定手段は、前記移動体が最終的に到達したい目標となる目標物を受け付け、
    前記制御手段は、前記目標物の向きに応じて、前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向を制御し、
    前記変更手段は、前記位置検出手段が検出した移動体の位置と、前記定点位置との距離が第1の所定の距離未満の場合、前記定点位置を変更し、
    前記変更手段は、前記速度検出手段が検出した速度が所定の速度未満の場合、前記定点位置を変更する
    移動体制御装置。
  2. 請求項1に記載の移動体制御装置であって、
    前記変更手段は、所定時間毎に前記定点位置を変更する
    移動体制御装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の移動体制御装置であって、
    前記変更手段は、前記移動体が移動すべき目標経路を受け付け、前記目標経路上に前記定点位置を変更する
    移動体制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動体制御装置であって、
    前記外乱は、前記移動体を移動させる風及び潮流であり、
    前記制御手段は、前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向が風の方向に対向するように前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御する
    移動体制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動体制御装置であって、
    前記外乱は、前記移動体を移動させる風及び潮流であり、
    前記制御手段は、前記移動体方向検出手段で検出した移動体の向いている方向が潮流の方向に対向するように前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御する
    移動体制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5に記載の移動体制御装置であって、
    前記変更手段で、定点位置を前記目標物に向けて逐次変更し、
    前記制御手段は、前記移動体の向いている方向が前記目標物の存在する方向となるように制御する
    移動体制御装置。
  7. 請求項6に記載の移動体制御装置であって、
    前記変更手段は、前記目標物の存在する方向と直交する方向に位置し、かつ前記目標物との距離が第2の所定の距離に位置する位置に前記定点位置を変更する
    移動体制御装置。
  8. 請求項1乃至請求項5に記載の移動体制御装置であって、
    前記変更手段で変更された定点位置が前記目標物である場合、
    前記制御手段は、前記移動体の移動する方向が前記目標物の存在する方向と直交するように制御する
    移動体制御装置。
  9. 請求項8に記載の移動体制御装置であって、
    前記変更手段は、前記目標物の存在する方向に位置し、かつ前記目標物との距離が第3の所定の距離に位置する位置に前記定点位置を変更する
    移動体制御装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の移動体制御装置であって、
    前記制御手段は、前記移動体方向検出手段が検出した移動体の向いている方向と前記外乱方向推定手段が推定した外乱の方向との偏角が所定の角度以上となった場合、前記移動体の向いている方向を前記外乱の方向に対向させる制御のみを行う
    移動体制御装置。
  11. 特定の一方向に移動体を推進させる推進力発生部と、該推進力により移動する方向を調整する移動方向調整部とを備えた前記移動体を制御する移動体制御方法であって、
    前記移動体を移動させる外乱の方向を推定する外乱方向推定ステップと、
    前記移動体の向いている方向を検出する移動体方向検出ステップと、
    前記移動体の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記移動体の移動する速度を検出する速度検出ステップと、
    前記移動体が向かうべき位置である定点位置を設定する位置設定ステップと、
    前記移動体方向検出ステップで検出した移動体の向いている方向が前記外乱方向推定ステップで推定した外乱の方向に対向し、かつ前記位置設定ステップで設定した定点位置に前記移動体が向かうように、前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御する制御ステップと、
    前記定点位置を逐次変更する変更ステップと、
    からなる移動体制御方法であって、
    前記位置設定ステップは、前記移動体が最終的に到達したい目標となる目標物を受け付けるステップを有し、
    前記制御ステップは、前記目標物の向きに応じて、前記移動体方向検出ステップで検出した移動体の向いている方向を制御するステップを有し、
    前記変更ステップは、前記位置検出ステップが検出した移動体の位置と、前記定点位置との距離が第1の所定の距離未満の場合、前記定点位置を変更するステップと、前記速度検出ステップが検出した速度が所定の速度未満の場合、前記定点位置を変更するステップと、を有する
    移動体制御方法。
  12. 特定の一方向に移動体を推進させる推進力発生部と、該推進力により移動する方向を調整する移動方向調整部とを前記移動体を制御する移動体制御装置に実行される移動体制御プログラムであって、
    前記移動体を移動させる外乱の方向を推定する外乱方向推定ステップと、
    前記移動体の向いている方向を検出する移動体方向検出ステップと、
    前記移動体の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記移動体の移動する速度を検出する速度検出ステップと、
    前記移動体が向かうべき位置である定点位置を設定する位置設定ステップと、
    前記移動体方向検出ステップで検出した移動体の向いている方向が前記外乱方向推定ステップで推定した外乱の方向に対向し、かつ前記位置設定ステップで設定した定点位置に前記移動体が向かうように、前記推進力発生部および前記移動方向調整部を制御する制御ステップと、
    前記定点位置を逐次変更する変更ステップと、
    を実行する移動体制御プログラムであって、
    前記位置設定ステップは、前記移動体が最終的に到達したい目標となる目標物を受け付けるステップを有し、
    前記制御ステップは、前記目標物の向きに応じて、前記移動体方向検出ステップで検出した移動体の向いている方向を制御するステップを有し、
    前記変更ステップは、前記位置検出ステップが検出した移動体の位置と、前記定点位置との距離が第1の所定の距離未満の場合、前記定点位置を変更するステップと、前記速度検出ステップが検出した速度が所定の速度未満の場合、前記定点位置を変更するステップと、を有する
    移動体制御プログラム。
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