JP6820716B2 - 給電装置及び光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、給電装置及び光通信システムに関し、特に、映像用装置に電力を供給する給電装置及び当該給電装置を備える光通信システムに関する。
従来の同軸給電装置は、加入者宅内に設置され、加入者宅外に設置されている映像用装置に対して同軸ケーブル等の伝送媒体を介して給電を行っている(例えば、特許文献1参照)。このような構成では、局舎に設置される局装置からの信号は、映像用装置で受信され、同軸給電装置に転送される。このため、局装置が同軸給電装置を制御し、映像用装置への給電を停止するような遠隔操作を行うことはできなかった。
特開2012−4968号公報
従来の同軸給電装置は、以上のように局装置の配信した信号を直接受信することができないため、局装置から映像用装置の給電を停止するような遠隔制御を行うことができない。このため、データ通信サービス又は映像配信サービスを解約したユーザに対して、映像用装置を撤去する以外にサービスを停止することができないという課題があった。
そこで、本発明は、給電装置を局装置から遠隔制御できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る給電装置は、通信事業者側の局装置からの光信号から、映像信号を含む光映像信号と、制御信号を含む光データ信号とを分離する光分波器に接続され、前記光分波器で分離された前記光映像信号を処理する映像用装置から前記映像信号を受信するとともに、前記光分波器に接続され、前記光分波器から前記光データ信号を受信する給電装置であって、前記光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成する光電気変換部と、前記処理信号から、前記映像用装置を制御するための制御信号を検出する回線終端処理部と、前記映像信号を処理するとともに、前記映像用装置へ電力を供給するパワーインサータ機能部と、を備え、前記パワーインサータ機能部は、前記映像用装置に供給する電力を生成する電力生成部と、前記制御信号に従って、前記映像用装置への電力の供給を制御する給電制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る光通信システムは、通信事業者側の局装置からの光信号から、映像信号を含む光映像信号と、制御信号を含む光データ信号とを分離する光分波器と、前記光分波器に接続され、前記光映像信号を受信して、当該光映像信号を電気信号に変換する映像用装置と、前記光分波器に接続され、前記映像用装置が変換した電気信号に基づいて、前記映像信号を取得するとともに、前記光分波器から前記光データ信号を受信する給電装置を備える光通信システムであって、前記給電装置は、前記光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成する光電気変換部と、前記処理信号から、前記映像用装置を制御するための制御信号を検出する回線終端処理部と、前記映像信号を処理するとともに、前記映像用装置へ電力を供給するパワーインサータ機能部と、を備え、前記パワーインサータ機能部は、前記映像用装置に供給する電力として、第1の電力と、当該第1の電力よりも電圧の低い第2の電力とを生成する電力生成部と、前記制御信号に従って、前記映像用装置へ供給する電力を、前記第1の電力及び前記第2の電力の間で切り換える給電制御部と、を備え、前記映像用装置は、前記光映像信号を電気信号に変換する信号処理部と、前記給電装置から供給される電力の電圧値を検出する給電電圧検出部と、表示部と、前記電圧値が第2の電力を示す場合に、前記信号処理部に処理を停止させるとともに、前記表示部に処理が停止したことを示す表示を行わせる給電電圧監視部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る光通信システムは、通信事業者側の局装置からの光信号に含まれている光映像信号を受信して、当該光映像信号を電気信号に変換する映像用装置、及び、前記映像用装置が変換した電気信号に基づいて、映像信号を取得する給電装置を備える光通信システムであって、前記給電装置は、前記局装置からの光データ信号を受信して、当該光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成する光電気変換部と、前記処理信号から、前記映像用装置を制御するための制御信号を検出する回線終端処理部と、前記映像用装置に供給する電力として、第1の電力と、当該第1の電力よりも電圧の低い第2の電力とを生成する電力生成部と、前記制御信号に従って、前記第1の電力又は前記第2の電力を前記映像用装置へ供給するとともに、前記制御信号に従って前記第1の電力を供給する場合には、前記第1の電力の電圧を用いて第1のパルス信号を生成し、前記制御信号に従って前記第2の電力を供給する場合には、前記第2の電力の電圧を用いて、前記第1のパルス信号とは異なる第2のパルス信号を生成する給電制御部と、を備え、前記映像用装置は、前記光映像信号を電気信号に変換する信号処理部と、前記給電装置から供給される電力の電圧値を検出する給電電圧検出部と、表示部と、前記電圧値により前記第2のパルス信号を検出した場合に、前記信号処理部に処理を停止させるとともに、前記表示部に処理が停止したことを示す表示を行わせる給電電圧監視部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、局装置からの光信号から制御信号を検知することができるため、給電装置を局装置から遠隔制御することができる。
実施の形態1〜4に係る光通信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるパワーインサータの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるパワーインサータの動作状態と、V−ONUへの給電動作との対応を示す表である。 実施の形態2におけるパワーインサータの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における、過電流検出信号、電圧異常検出信号、給電制御信号及び故障信号の関係を示す表である。 実施の形態3におけるパワーインサータの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3及び4におけるV−ONUの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態4におけるパワーインサータの構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、ハードウェア構成例を示す概略図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
図示するように、光通信システム100は、通信事業者の局舎等に設置される局装置としてのOLT(Optical Line Terminal)110と、光合分波器120と、加入者側(ユーザ側)に設置される映像用装置であるV−ONU(Video Optical Network Unit)130と、同軸給電装置としてのパワーインサータ140と、映像端末170と、データ端末180と、電源装置190とを備える。
OLT110は、光ファイバケーブル及び光カプラ等からなる伝送媒体101を用いた加入者回線網(公衆回線網)において、通信事業者の局舎等に設置される局側の光終端装置である。OLT110は、各加入者へ送信する光信号を合成して光回線に送出したり、光回線から受け取った信号を加入者毎の信号に分離したりする。
光合分波器120は、OLT110と伝送媒体101で接続され、波長の異なる複数の光信号を合波する光合波器及び波長の異なる複数の光信号を波長毎に分波する光分波器として機能する。例えば、光合分波器120は、OLT110から異なる波長で多重化された光映像信号と、制御信号を含む光データ信号とを含む光信号を受信する。そして、光合分波器120は、受信された光信号から光映像信号と光データ信号とを分離する。さらに、光合分波器120は、分離された光映像信号をV−ONU130に送信し、分離された光データ信号をパワーインサータ140に送信する。また、光合分波器120は、V−ONU130から受信する光データ信号をOLT110へ透過する。
ここで、光合分波器120は、WDM(Wavelength Division Multiplexers)カプラにより構成することができる。
なお、図1は、OLT110は、1つの光合分波器120に接続されている例を示しているが、OLT110に接続される光合分波器120は複数あってもよい。
V−ONU130は、光映像信号を電気信号に変換し、復調処理を行なう装置であり、加入者宅HMに設置される加入者側の光終端装置である。図1では、V−ONU130は、光ファイバ102で光合分波器120と接続されており、光合分波器120から光映像信号を受信する。そして、V−ONU130は、受信された光信号である光映像信号を電気信号に変換し、さらに変換後の電気信号を復調後に、復調信号を同軸ケーブル103にてパワーインサータ140に送信する。なお、この復調信号は、OLT110からの映像信号が含まれる。
パワーインサータ140は、OLT110からの映像信号を、V−ONU130を介して取得するとともに、V−ONU130に電力を供給する給電装置である。例えば、パワーインサータ140は、ACアダプタ等の電源装置190から受電し、同軸ケーブル103に電力を重畳して、V−ONU130に与える。また、パワーインサータ140は、V−ONU130において光映像信号から変換された電気信号に基づいて、映像信号を取得し、取得された映像信号を、同軸ケーブル105を介して、テレビ等の映像端末170に送信する。さらに、パワーインサータ140は、光合分波器120と光ファイバ104で接続されており、光合分波器120から、光データ信号を受信する。そして、パワーインサータ140は、受信された光データ信号を電気信号に変換した処理信号から生成されたデータ信号を、伝送媒体106を介してデータ端末180に送信する。
映像端末170は、映像信号を処理する端末であり、同軸ケーブル105を用いてパワーインサータ140に接続されている。映像端末170は、例えば、テレビである。
データ端末180は、データ信号を処理する端末であり、ツイスト・ペアケーブル等の伝送媒体106を用いてパワーインサータ140に接続されている。データ端末180は、例えば、HGW(Home Gate Way)装置、VoIP(Voice over Internet Protocol)装置及びPC(Personal Computer)等の端末である。実施の形態1では、データ端末180は、PCであるものとする。
次に、実施の形態1に係る光通信システム100において、データ信号が転送される動作について説明する。
OLT110は、伝送媒体101を介して、光データ信号を含む光信号を光合分波器120に送信する。
光合分波器120は、光信号から制御信号を含む光データ信号を分離する。そして、光合分波器120は、分離された光データ信号を、光ファイバ104で接続されたパワーインサータ140へ送信する。
パワーインサータ140は、光データ信号を電気信号に変換することで処理信号を生成する。そして、パワーインサータ140は、処理信号を適正なフォーマットに変更することで、データ信号を生成し、そのデータ信号を伝送媒体106にてデータ端末180に送信する。
パワーインサータ140は、データ端末180から受信されたデータ信号についても同様に、適切なフォーマットに変更後に、光信号に変換することで光データ信号を生成して、その光データ信号を光合分波器120に送信する。
光合分波器120は、パワーインサータ140から受信した光データ信号を波長多重してOLT110へ送信する。
OLT110とパワーインサータ140とは、IEEE802.3に規定のMPCP(Multi Point Control Protocol)フレーム及びOAM(Operations, Administration, Maintenance)フレームを用いて通信リンクの確立を行う。また、通信リンクの確立後に、OLT110は、OAMフレーム等の制御信号を用いて、パワーインサータ140の監視及び制御を行う。
なお、実施の形態1では、光通信システム100をGE−PONシステムをベースに説明するが、実施の形態1は、このようなシステムに限定されるものではない。
図2は、実施の形態1におけるパワーインサータ140の構成を概略的に示すブロック図である。
パワーインサータ140は、パワーインサータ機能部150と、回線終端機能部160とを備える。
パワーインサータ機能部150は、V−ONU130から送信される復調信号を処理するとともに、V−ONU130に供給する電力を制御する。
パワーインサータ機能部150は、フィルタ部151と、電力生成部152と、給電制御部153と、同軸コネクタ154、155とを備える。
フィルタ部151は、V−ONU130から同軸ケーブル103にて受信する復調信号からDC電圧成分を除去し信号成分のみを透過することで映像信号を生成し、同軸ケーブル155を介して、映像信号を映像端末170へ出力する。
なお、フィルタ部151は、V−ONU130に備えられていてもよい。この場合、V−ONU130は、ネットワーク装置として機能する。
また、フィルタ部151は、給電制御部153から与えられる電力を同軸コネクタ154から出力する信号に重畳することで、V−ONU130に給電する。
電力生成部152は、電源装置190からDC電力PW1(例えば、DC12V)の入力を受けて、装置内にて必要な電力を生成する。また、電力生成部152は、V−ONU130に供給する電力PW2を生成し、給電制御部153に与える。
給電制御部153は、回線終端機能部160から与えられる給電制御信号SG1に従い、フィルタ部151に供給する電力PW2を制御する。ここで、回線終端機能部160から与えられる給電制御信号SG1は、OLT110からの制御信号に対応しているため、給電制御部153は、OLT110からの制御信号に従って、V−ONU130への電力の供給及び供給停止を行っていることになる。
回線終端機能部160は、光合分波器120から受信する光データ信号を処理する。
回線終端機能部160は、光電気変換部161と、回線終端処理部162と、ネットワークインタフェース部(NI/F部)163とを備える。
光電気変換部161は、光合分波器120から受信した光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成し、この処理信号を回線終端処理部162に与える。
また、光電気変換部161は、回線終端処理部162から電気信号で与えられる処理信号を光データ信号に変換して、この光データ信号を光合分波器120に出力する。
回線終端処理部162は、OLT110との通信リンクを確立するために使用する制御信号と、パワーインサータ140及びV−ONU130の監視又は制御のための制御信号との送受信処理を行う。例えば、回線終端処理部162は、光電気変換部161から与えられた処理信号から、必要な制御信号を検出して抽出し、残りを適当なフォーマットに変更することでデータ信号を生成する。そして、回線終端処理部162は、そのデータ信号をNI/F部163に与える。また、NI/F部163から与えられたデータ信号に必要な制御信号を追加して、適当なフォーマットに変更することで処理信号を生成する。そして、回線終端処理部162は、その処理信号を光電気変換部161に与える。
また、回線終端処理部162は、OLT110から配信される制御信号に基づいて、通信事業者が提供する映像配信サービスに加入しているか否かを示す加入状態情報を検出し、検出された加入状態情報に従って、給電制御部153に給電制御信号SG1を与える。例えば、回線終端処理部162は、通信事業者が提供する映像配信サービスに加入しているか否かを示す制御信号を検出し、その制御信号に基づいて、給電制御部153に給電制御信号SG1を与える。
NI/F部163は、回線終端処理部162から与えられるデータ信号を、伝送媒体106を介してデータ端末180に出力する。また、NI/F部163は、データ端末180から送信されたデータ信号も同様に伝送媒体106を介して受信し、そのデータ信号を回線終端処理部162に与える。
図3は、パワーインサータ140の動作状態と、V−ONU130への給電動作との対応を示す表である。
パワーインサータ140の状態は、電源OFF、電源ON、通信リンク未完了、通信リンク完了、認証未完了及び認証完了の6つの状態を備える。
映像配信サービスの加入状態は、OLT110との通信リンクが確立後に、OLT110から受信する映像配信サービスの加入状態情報により確定する。そのため、OLT110との通信リンクが確立して、加入状態情報が受信されるまでは未確定の状態である。このため、実施の形態1では、パワーインサータ140は、電源ON後、加入状態情報が受信されるまでは、映像視聴サービスに「加入状態」として動作する。このため、給電制御部153は、回線終端処理部162からの給電制御信号が給電停止を示すまでは、V−ONU130への電力の供給を行う。
映像配信サービスの加入状態であれば、回線終端処理部162は、給電制御信号SG1を「1」:給電として給電制御部153に与えることで、給電制御部153からDC電力PW2が供給されて、V−ONU130への給電が行われる。
一方、映像配信サービスが未加入状態になれば、回線終端処理部162は、給電制御信号SG1を「0」:給電停止として給電制御部153に与えることで、給電制御部153からのDC電力PW2が0Vとなり、給電が停止する。
以上のような動作により、OLT110から受信する映像配信サービスの加入状態情報が未加入を示す場合に、V−ONU130への給電を停止することで、遠隔から映像の視聴を不可にすることができる。
また、保守等でOLT110からパワーインサータ140へのリセット制御実施時には、パワーインサータ140とOLT110との間の通信リンクが未完了の状態となる。このような状態でも、図3に示されているように、パワーインサータ140は、映像視聴サービスに「加入状態」として動作するため、映像端末170に出力する映像信号が停止することがなく、ユーザは視聴を継続することができる。
また、図3に示されている電源ON状態のように、給電制御部153は、回線終端処理部162から信号が入力されない場合の初期値を、給電状態としている。このため、回線終端機能部160を構成する光電気変換部161及び回線終端処理部162を取り外し可能な構成とし、回線終端処理部162が取り外されている場合でも、給電制御部153は、V−ONU130に給電を行うことができる。従って、このような場合でも、映像端末170に出力する映像信号が停止することなく、ユーザは視聴を継続することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、OLT110からOAMフレームにて映像視聴サービスの加入状態を回線終端処理部162が検出する。回線終端処理部162は、映像視聴サービスの加入状態が未加入であれば、給電制御信号SG1にて給電停止を給電制御部153へ指示する。そのような指示を受けて、給電制御部153は、電力生成部152から入力するDC電力PW2のフィルタ部151への出力を停止する。フィルタ部151は、給電制御部153から入力するDC電力PW2の電圧を、V−ONU130と接続する同軸ケーブル103の同軸コネクタ154に印加しないことで、V−ONU130への給電を停止する。
実施の形態2では、給電を停止する条件として、OAMフレームにて受信する映像視聴サービスの加入状態に、故障状態を加えることで、実施の形態1と同様の効果が得られる。
図1に示されているように、実施の形態2に係る光通信システム200は、OLT110と、光合分波器120と、V−ONU130と、パワーインサータ240と、映像端末170と、データ端末180と、電源装置190とを備える。
実施の形態2に係る光通信システム200は、パワーインサータ240を除いて、実施の形態1に係る光通信システム100と同様に構成されている。
図4は、実施の形態2におけるパワーインサータ240の構成を概略的に示すブロック図である。
パワーインサータ240は、パワーインサータ機能部250と、回線終端機能部260とを備える。
パワーインサータ機能部250は、V−ONU130から送信される復調信号を処理するとともに、V−ONU130に供給する電力を制御する。
パワーインサータ機能部250は、フィルタ部151と、電力生成部252と、給電制御部253と、同軸コネクタ154、155とを備える。
実施の形態2におけるパワーインサータ機能部250は、電力生成部252及び給電制御部253を除いて、実施の形態1におけるパワーインサータ機能部150と同様に構成されている。
電力生成部252は、電源装置190からDC電力PW1の入力を受けて、装置内にて必要な電力を生成する。
実施の形態2における電力生成部252は、生成機能部252aと、電流判定部252bと、電圧判定部252cとを備える。
生成機能部252aは、V−ONU130に供給する電力PW2を生成し、給電制御部253に与える
電流判定部252bは、生成機能部252aから供給される電力PW2の電流を監視して、その電流に異常があるか否かを判定する。例えば、電流判定部252bは、電力PW2の電流値が予め定められた閾値電流値以上である場合には、給電制御部253に警報信号(過電流検出信号SG2)を与えることで、過電流の検出を通知する。
電圧判定部252cは、生成機能部252aから供給される電力PW2の電圧を監視して、その電圧に異常があるか否かを判定する。例えば、電圧判定部252cは、電力PW2の電圧値が予め定められた閾値電圧値以上である場合には、給電制御部253に警報信号(電圧異常検出信号SG3)を与えることで、電圧異常の検出を通知する。
給電制御部253は、フィルタ部151に供給する電力PW2を制御する。
実施の形態2における給電制御部253は、警報処理部253aと、電力供給部253bとを備える。
警報処理部253aは、電流判定部252bからの過電流検出信号SG2、電圧判定部252cからの電圧異常検出信号SG3、並びに、回線終端機能部260からの給電制御信号SG1及び故障信号SG4に基づいて、V−ONU130に給電を行うか否かを判定し、その判定結果を示す給電判定信号SG5を電力供給部253bに与える。
電力供給部253bは、警報処理部253aからの給電判定信号SG5に応じて、フィルタ部151に与える電力PW2の供給及び停止を行う。例えば、電力供給部253bは、給電判定信号SG5が電力を供給することを示す場合には、フィルタ部151に電力PW2を供給し、給電判定信号SG5が電力の供給を停止することを示す場合には、フィルタ部151に供給する電力PW2を停止する。
回線終端機能部260は、光合分波器120から受信する光データ信号を処理する。
回線終端機能部260は、光電気変換部161と、回線終端処理部262と、NI/F部163とを備える。
実施の形態2における回線終端機能部260は、回線終端処理部262を除いて、実施の形態1における回線終端機能部160と同様に構成されている。
回線終端処理部262は、実施の形態1の回線終端処理部162と同様の処理を行うほか、自身の故障を検出した際に、故障信号SG4を警報処理部253aに与える。例えば、回線終端処理部262は、回線終端処理部262を構成するLSI(Large−Scale Integrated circuit)及びメモリ等の回路、並びに、S/W等の故障を検出した場合に、故障信号SG4を警報処理部253aに与える。具体的には、LSIに接続された外部メモリが故障した場合に、LSIが外部メモリアクセスエラーにてメモリの故障を検出することで、回線終端処理部262は、故障を検出することができる。また、LSIの内部に存在するメモリも同様に、メモリアクセスエラーを検出することで、回線終端処理部262は、故障を検出することができる。
図5は、実施の形態2における、過電流検出信号SG2、電圧異常検出信号SG3、給電制御信号SG1及び故障信号SG4の関係を示す表である。
図5に示されているように、実施の形態2においては、給電制御信号SG1が、給電「1」を示す場合であっても、過電流検出信号SG2が過電流の検出を示すとき、及び、電圧異常検出信号SG3が電圧異常の検出を示すときには、V−ONU130への給電が停止される。
一方、給電制御信号SG1が、給電「1」を示す場合には、故障信号SG4が回線終端処理部162の故障を示しても、V−ONU130への給電が行われる。
以上のように、実施の形態2によれば、遠隔から映像信号の出力を停止できる効果に加えて、装置故障を自律的に検出して、V−ONU130への給電を停止することができるため、装置の故障時に安全性を確保した製品を提供することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、OLT110からOAMフレームにて映像視聴サービスの加入状態を回線終端処理部162が検出する。回線終端処理部162は、映像視聴サービスの加入状態が未加入であれば、給電制御信号SG1にて給電停止を給電制御部153へ指示する。そのような指示を受けて、給電制御部153は、電力生成部152から入力するDC電力PW2のフィルタ部151への出力を停止する。
実施の形態3では、V−ONUに供給する電力の電圧を変化させることにより、V−ONUでの処理を制御する。
図1に示されているように、実施の形態3に係る光通信システム300は、OLT110と、光合分波器120と、V−ONU330と、パワーインサータ340と、映像端末170と、データ端末180と、電源装置190とを備える。
実施の形態3に係る光通信システム300は、V−ONU330及びパワーインサータ340を除いて、実施の形態1に係る光通信システム100と同様に構成されている。
図6は、実施の形態3におけるパワーインサータ340の構成を概略的に示すブロック図である。
パワーインサータ340は、パワーインサータ機能部350と、回線終端機能部160とを備える。
実施の形態3におけるパワーインサータ340は、パワーインサータ機能部350を除いて、実施の形態1におけるパワーインサータ140と同様に構成されている。
パワーインサータ機能部350は、V−ONU330から送信される復調信号を処理するとともに、V−ONU330に供給する電力を制御する。
パワーインサータ機能部350は、フィルタ部151と、電力生成部352と、給電制御部353と、同軸コネクタ154、155とを備える。
実施の形態3におけるパワーインサータ機能部350は、電力生成部352及び給電制御部353を除いて、実施の形態1におけるパワーインサータ機能部150と同様に構成されている。
電力生成部352は、電源装置190からDC電力PW1の入力を受けて、装置内にて必要な電力を生成する。
実施の形態3における電力生成部352は、第1電力生成部352dと、第2電力生成部352eとを備える。
第1電力生成部352dは、V−ONU330の給電電圧範囲(例えば、DC12V±10%)の電圧のDC電力PW3(第1の電力)を生成し、そのDC電力PW3を給電制御部353に与える。ここで、V−ONU330の給電電圧範囲の電圧は、V−ONU330がOLT110からの光信号を処理するために必要な電圧である。
第2電力生成部352eは、V−ONU330の給電電圧下限値未満、且つ、V−ONU330の動作下限電圧以上の動作電圧(例えば、DC5V)のDC電力PW4(第2の電力)を生成し、そのDC電力PW4を給電制御部353に与える。ここで、V−ONU330の動作下限電圧は、V−ONU330が光信号の処理は行わない電圧、又は、リセット動作等により信号処理を停止する動作が可能である電圧である。さらに、V−ONU330の動作下限電圧は、処理が停止したことを示す表示を行うために必要な電圧でもある。
給電制御部353は、フィルタ部151に供給するDC電力PW3、PW4を制御する。
実施の形態3における給電制御部353は、切換部353cを備える。
切換部353cは、回線終端処理部162からの給電制御信号SG1に応じて、第1電力生成部352dから与えられるDC電力PW3及び第2電力生成部352eから与えられるDC電力PW4の間で、フィルタ部151に与える電力を切り換える。例えば、切換部353cは、給電制御信号SG1が給電「1」を示す場合には、DC電力PW3を出力し、給電制御信号SG1が給電停止「0」を示す場合には、DC電力PW4を出力する。
図7は、V−ONU330の構成を概略的に示すブロック図である。
V−ONU330は、信号処理部331と、同軸コネクタ332と、給電電圧検出部333と、給電電圧監視部334と、表示部335とを備える。
信号処理部331は、光合分波器120からの光映像信号を電気信号に変換し、さらに変換後の電気信号を復調することで、復調信号を生成する。そして、信号処理部331は、生成された復調信号を同軸コネクタ332から、同軸ケーブル103にてパワーインサータ140に送信する。
同軸コネクタ332は、同軸ケーブル103を介して信号の送受信を行うとともに、パワーインサータ340から電力の供給を受ける。
給電電圧検出部333は、同軸コネクタ332に入力された電力の電圧値を検出する。
給電電圧監視部334は、給電電圧検出部333で検出された電圧値を監視する。例えば、給電電圧監視部334は、検出された電圧値が、V−ONU330の給電電圧範囲であるか、又は、V−ONU330の給電電圧下限値未満、且つ、V−ONU330の動作下限電圧以上の動作電圧であるかを判断する。そして、給電電圧監視部334は、検出された電圧値が、V−ONU330の給電電圧下限値未満、且つ、V−ONU330の動作下限電圧以上の動作電圧である場合には、信号処理部331に処理を停止させるとともに、表示部335に、映像停止状態であることを表示させる。一方、給電電圧監視部334は、検出された電圧値がV−ONU330の給電電圧範囲である場合には、信号処理部331に処理を行わせるとともに、表示部335に、映像出力状態であることを表示させる。
表示部335は、映像停止状態であることを表示する。例えば、表示部335は、LED(Light Emitting Diode)により構成することができ、このLEDが点灯している場合には、映像停止状態であるとすることができる。なお、LEDが消灯している場合には、映像出力状態であるとする。
以上のように、実施の形態3によれば、遠隔から映像信号の出力を停止できる効果に加えて、V−ONU330が映像停止状態であることをLED等にて保守者が認識できるため、保守性が向上する。
実施の形態4.
実施の形態1では、OLT110からOAMフレームにて映像視聴サービスの加入状態を回線終端処理部162が検出する。回線終端処理部162は、映像視聴サービスの加入状態が未加入であれば、給電制御信号SG1にて給電停止を給電制御部153へ指示する。そのような指示を受けて、給電制御部153は、電力生成部152から入力するDC電力PW2のフィルタ部151への出力を停止する。
実施の形態4では、V−ONUに供給する電力の電圧を用いてパルス信号を生成することにより、V−ONUでの処理を制御する。
図1に示されているように、実施の形態4に係る光通信システム400は、OLT110と、光合分波器120と、V−ONU430と、パワーインサータ440と、映像端末170と、データ端末180と、電源装置190とを備える。
実施の形態4に係る光通信システム400は、V−ONU430及びパワーインサータ440を除いて、実施の形態1に係る光通信システム100と同様に構成されている。
図8は、実施の形態4におけるパワーインサータ440の構成を概略的に示すブロック図である。
パワーインサータ440は、パワーインサータ機能部450と、回線終端機能部160とを備える。
実施の形態4におけるパワーインサータ440は、パワーインサータ機能部450を除いて、実施の形態1におけるパワーインサータ140と同様に構成されている。
パワーインサータ機能部450は、V−ONU430から送信される復調信号を処理するとともに、V−ONU430に供給する電力を制御する。
パワーインサータ機能部450は、フィルタ部151と、電力生成部452と、給電制御部453と、同軸コネクタ154、155とを備える。
実施の形態4におけるパワーインサータ機能部450は、電力生成部452及び給電制御部453を除いて、実施の形態1におけるパワーインサータ機能部150と同様に構成されている。
電力生成部452は、電源装置190からDC電力PW1の入力を受けて、装置内にて必要な電力を生成する。
実施の形態4における電力生成部452は、第1電力生成部452dと、第2電力生成部452eとを備える。
第1電力生成部452dは、V−ONU430の給電電圧範囲(例えば、DC12V±10%)の電圧のDC電力PW3(第1の電力)を生成し、そのDC電力PW3を給電制御部453に与える。
第2電力生成部452eは、V−ONU430の給電電圧下限値未満、且つ、V−ONU430の動作下限電圧以上の動作電圧(例えば、DC5V)のDC電力PW4(第2の電力)を生成し、そのDC電力PW4を給電制御部453に与える。
給電制御部453は、フィルタ部151に供給するDC電力PW5を制御する。
実施の形態4における給電制御部453は、パルス生成部453dを備える。
パルス生成部453dは、回線終端処理部162からの給電制御信号SG1に応じて、第1電力生成部452dから与えられるDC電力PW3及び第2電力生成部452eから与えられるDC電力PW4の間で、フィルタ部151に与える電力を切り換えるとともに、回線終端処理部162からの給電制御信号SG1に応じて、フィルタ部151に与える電力の電圧を用いて、パルス信号を生成する。例えば、パルス生成部453dは、給電制御信号SG1が給電「1」を示す場合には、DC電力PW3をDC電力PW5として出力するとともに、その電圧を用いて、給電を示す「01100011」のパルス信号(第1のパルス信号)を生成する。一方、パルス生成部453dは、給電制御信号SG1が給電停止「0」を示す場合には、DC電力PW4をDC電力PW5として出力するとともに、その電圧を用いて、給電停止を示す「01110011」のパルス信号(第2のパルス信号)を生成する。
図7に示されているように、実施の形態4におけるV−ONU430は、信号処理部331と、同軸コネクタ332と、給電電圧検出部333と、給電電圧監視部434と、表示部335とを備える。
実施の形態4におけるV−ONU430は、給電電圧監視部434を除いて、実施の形態3におけるV−ONU330と同様に構成されている。
給電電圧監視部434は、給電電圧検出部333で検出された電圧値を監視する。例えば、給電電圧監視部434は、検出された電圧値により給電を示す「01100011」のパルス信号、又は、給電停止を示す「01110011」のパルス信号が検出されるか否かを判断する。
そして、給電停止を示すパルス信号が検出された場合には、給電電圧監視部434は、信号処理部331に処理を停止させるとともに、表示部335に、映像停止状態であることを表示させる。一方、給電を示すパルス信号が検出された場合には、給電電圧監視部434は、信号処理部331に処理を行わせるとともに、表示部335に、映像出力状態であることを表示させる。
実施の形態4でも、例えば、表示部335は、LEDにより構成することができ、このLEDが点灯している場合には、映像停止状態であり、このLEDが消灯している場合には、映像出力状態であるとすることができる。
実施の形態4によれば、遠隔から映像信号の出力を停止できる効果に加えて、遠隔から映像信号の出力を再開することができる。
以上に記載されたパワーインサータ140、240、340、440のフィルタ部151、給電制御部153、253、353、453、及び、回線終端処理部162、262、並びに、V−ONU330、430の信号処理部331、給電電圧検出部333、及び、給電電圧監視部334、434の一部又は全部は、例えば、図9(A)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路10で構成することができる。
また、パワーインサータ140、240、340、440のフィルタ部151、給電制御部153、253、353、453、及び、回線終端処理部162、262、並びに、V−ONU330、430の信号処理部331、給電電圧検出部333、及び、給電電圧監視部334、434の一部又は全部は、例えば、図9(B)に示されているように、メモリ11と、メモリ11に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ12とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。
100,200,300,400 光通信システム、 110 OLT、 120 光合分波器、 130,330,430 V−ONU、 331 信号処理部、 332 同軸コネクタ、 333 給電電圧検出部、 334,434 給電電圧監視部、 335 表示部、 140,240,340,440 パワーインサータ、 150,250,350,450 パワーインサータ機能部、 151 フィルタ部、 152,252,352,452 電力生成部、 252a 生成機能部、 252b 電流判定部、 252c 電圧判定部、 352d,452d 第1電力生成部、 352e,452e 第2電力生成部、 153,253,353,453 給電制御部、 253a 警報処理部、 253b 電力供給部、 353c 切換部、 453d パルス生成部、 154,155 同軸コネクタ、 160,260 回線終端機能部、 161 光電気変換部、 162,262 回線終端処理部、 163 NI/F部、 170 映像端末、 180 データ端末、 190 電源装置。

Claims (11)

  1. 通信事業者側の局装置からの光信号から、映像信号を含む光映像信号と、制御信号を含む光データ信号とを分離する光分波器に接続され、前記光分波器で分離された前記光映像信号を処理する映像用装置から前記映像信号を受信するとともに、前記光分波器に接続され、前記光分波器から前記光データ信号を受信する給電装置であって、
    前記光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成する光電気変換部と、
    前記処理信号から、前記映像用装置を制御するための制御信号を検出する回線終端処理部と、
    前記映像信号を処理するとともに、前記映像用装置へ電力を供給するパワーインサータ機能部と、を備え、
    前記パワーインサータ機能部は、
    前記映像用装置に供給する電力を生成する電力生成部と、
    前記制御信号に従って、前記映像用装置への電力の供給を制御する給電制御部と、を備えること
    を特徴とする給電装置。
  2. 前記給電制御部は、前記制御信号に従って、前記映像用装置への電力の供給及び供給停止を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記制御信号は、前記通信事業者が提供する映像視聴サービスに加入しているか否かを示し、
    前記給電制御部は、前記通信事業者が提供する映像視聴サービスに加入していないことを前記制御信号が示す場合に、前記映像用装置への電力の供給を停止すること
    を特徴とする請求項2に記載の給電装置。
  4. 前記給電制御部は、前記通信事業者が提供する映像視聴サービスに加入していないことを示す前記制御信号が検出されるまで、前記映像用装置へ電力を供給すること
    を特徴とする請求項3に記載の給電装置。
  5. 前記電力生成部は、
    前記映像用装置に供給する電力を生成する生成機能部と、
    前記生成機能部で生成された電力の電流に異常があるか否かを判定する電流判定部と、
    前記生成機能部で生成された電力の電圧に異常があるか否かを判定する電圧判定部と、を備え、
    前記給電制御部は、前記電流及び前記電圧の少なくとも何れか一方に異常があると判定された場合には、前記映像用装置への電力の供給を停止すること
    を特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の給電装置。
  6. 前記電力生成部は、前記映像用装置に供給する電力として、第1の電力と、当該第1の電力よりも電圧の低い第2の電力とを生成し、
    前記給電制御部は、前記制御信号に従って、前記第1の電力又は前記第2の電力を前記映像用装置へ供給すること
    を特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  7. 前記第1の電力は、前記映像用装置が前記局装置からの光信号を処理するために必要とされる給電電圧範囲内の電圧であり、
    前記第2の電力は、前記給電電圧範囲未満の電圧であること
    を特徴とする請求項6に記載の給電装置。
  8. 前記給電制御部は、前記制御信号に従って前記第1の電力を供給する場合に、前記第1の電力の電圧を用いて第1のパルス信号を生成し、前記制御信号に従って前記第2の電力を供給する場合に、前記第2の電力の電圧を用いて、前記第1のパルス信号とは異なる第2のパルス信号を生成すること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の給電装置。
  9. 前記制御信号は、前記通信事業者が提供する映像視聴サービスに加入しているか否かを示し、
    前記給電制御部は、前記通信事業者が提供する映像視聴サービスに加入していることを前記制御信号が示す場合に、前記第1の電力を前記映像用装置へ供給し、前記通信事業者が提供する映像視聴サービスに加入していないことを前記制御信号が示す場合に、前記第2の電力を前記映像用装置へ供給すること
    を特徴とする請求項6から8の何れか一項に記載の給電装置。
  10. 通信事業者側の局装置からの光信号から、映像信号を含む光映像信号と、制御信号を含む光データ信号とを分離する光分波器と、前記光分波器に接続され、前記光映像信号を受信して、当該光映像信号を電気信号に変換する映像用装置と、前記光分波器に接続され、前記映像用装置が変換した電気信号に基づいて、前記映像信号を取得するとともに、前記光分波器から前記光データ信号を受信する給電装置を備える光通信システムであって、
    前記給電装置は、
    前記光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成する光電気変換部と、
    前記処理信号から、前記映像用装置を制御するための制御信号を検出する回線終端処理部と、
    前記映像信号を処理するとともに、前記映像用装置へ電力を供給するパワーインサータ機能部と、を備え、
    前記パワーインサータ機能部は、
    前記映像用装置に供給する電力として、第1の電力と、当該第1の電力よりも電圧の低い第2の電力とを生成する電力生成部と、
    前記制御信号に従って、前記映像用装置へ供給する電力を、前記第1の電力及び前記第2の電力の間で切り換える給電制御部と、を備え、
    前記映像用装置は、
    前記光映像信号を電気信号に変換する信号処理部と、
    前記給電装置から供給される電力の電圧値を検出する給電電圧検出部と、
    表示部と、
    前記電圧値が第2の電力を示す場合に、前記信号処理部に処理を停止させるとともに、前記表示部に処理が停止したことを示す表示を行わせる給電電圧監視部と、を備えること
    を特徴とする光通信システム。
  11. 通信事業者側の局装置からの光信号に含まれている光映像信号を受信して、当該光映像信号を電気信号に変換する映像用装置、及び、前記映像用装置が変換した電気信号に基づいて、映像信号を取得する給電装置を備える光通信システムであって、
    前記給電装置は、
    前記局装置からの光データ信号を受信して、当該光データ信号を電気信号に変換することで、処理信号を生成する光電気変換部と、
    前記処理信号から、前記映像用装置を制御するための制御信号を検出する回線終端処理部と、
    前記映像用装置に供給する電力として、第1の電力と、当該第1の電力よりも電圧の低い第2の電力とを生成する電力生成部と、
    前記制御信号に従って、前記第1の電力又は前記第2の電力を前記映像用装置へ供給するとともに、前記制御信号に従って前記第1の電力を供給する場合には、前記第1の電力の電圧を用いて第1のパルス信号を生成し、前記制御信号に従って前記第2の電力を供給する場合には、前記第2の電力の電圧を用いて、前記第1のパルス信号とは異なる第2のパルス信号を生成する給電制御部と、を備え、
    前記映像用装置は、
    前記光映像信号を電気信号に変換する信号処理部と、
    前記給電装置から供給される電力の電圧値を検出する給電電圧検出部と、
    表示部と、
    前記電圧値により前記第2のパルス信号を検出した場合に、前記信号処理部に処理を停止させるとともに、前記表示部に処理が停止したことを示す表示を行わせる給電電圧監視部と、を備えること
    を特徴とする光通信システム。
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