JP6820676B2 - 車載用バッテリー - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される車載用バッテリーについての技術分野に関する。
特開2012−85416号公報
自動車等の各種の車両にはモーターや各種の電装部品に電力を供給するための車載用バッテリーが搭載されている。
近年、特に、EV(Electric Vehicle:電気自動車)やHEV(Hybrid Electric Vehicle:ハイブリッド電気自動車)やPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle:プラグインハイブリッド電気自動車)等の車両が普及されつつあり、これらの電気を動力とした車両においては高い蓄電機能を有する車載用バッテリーが搭載される。
車載用バッテリーには収納ケースと収納ケースに収納された電池モジュールとが設けられ、電池モジュールは、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の複数の電池セル(2次電池)が配列されて構成されている。また、電気自動車等に搭載される車載用バッテリーにあっては、高い蓄電機能を保持するために、複数の電池モジュールが収納ケースに配置され、これらの複数の電池モジュールの各電池セルが直列又は並列に接続されている。
このような車載用バッテリーが搭載された車両において、例えば、万が一車両が衝突したときには、車体を介して車載用バッテリーに衝突に伴う衝撃が付与される場合がある。
衝突事故のように、車載用バッテリーが損傷したり、衝撃が付与されたときには、その後の車両修理を実施する上で作業者の安全を確実に実施する目的で車載用バッテリーの高電圧回路を遮断する手段が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、車載用バッテリーは重量が大きく、車両の後端側の荷室や後方側の床下に搭載される場合が多い。一方、車両に対して大きな衝撃を与える衝突として、例えば、前面衝突があるが、この衝突形態では後端側に搭載された車載用バッテリーに損傷が発生していることを目視によっては確認することができない場合もある。
しかしながら、車載用バッテリーの内部には重量の大きな電池モジュール等が配置されており、また、高電圧回路をネジ止め等によって締結している部位も多く存在しているため、一定以上の衝撃が付与された場合に、目視によっては確認できなくても、機能的な障害が発生しているおそれがある。
従って、このような機能的な障害が発生している車載用バッテリーは再利用に好ましくないが、上記のように、目視によって機能的な障害の発生が確認されない場合には、作業者(検証者)が再利用可能な車載用バッテリーであると判断してしまう可能性がある。また、車載用バッテリーにおける機能的な障害の発生を判別するために、衝突時のエアーバックの作動履歴を参照したり、車載用バッテリーに構造的に脆弱な部分を設けて当該部分の損傷の程度を参照したりすることも行われている。
ところが、上記した何れの判別においても、車載用バッテリーを再利用するか否かの判断は、最終的に作業者の判断に委ねられることになる。従って、車載用バッテリーの再利用の是非について、判断基準の確立が望まれている。
また、車両の衝突時に車載用バッテリーに衝撃が付与されると、正常な精度や機能を維持できない懸念があるため、衝撃の付与時に車載用バッテリーの高電圧回路が瞬時に遮断されることが望ましい。
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、車載用バッテリーの再利用の是非についての判断基準を確立した上で衝撃の付与時における高電圧回路を瞬時に遮断することを目的とする。
本発明に係る車載用バッテリーは、収納ケースに収納された電池モジュールと高電圧回路の遮断又は接続を行うサービスプラグを有するプラグユニットとを備え、前記プラグユニットは、衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部と、前記サービスプラグが着脱可能とされ取り付けられた前記サービスプラグを保持するプラグホルダーとを備え、前記プラグホルダーに対する保持状態において前記サービスプラグが前記高電圧回路に接続され、前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに前記保持状態の解除により前記高電圧回路が遮断され、前記プラグホルダーには前記サービスプラグを前記保持状態にロックするロック部が設けられ、車載用バッテリーを搭載した車両の衝突による衝撃が車体を介して前記車載用バッテリーに伝達された際に、前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたとき前記ロック部の前記サービスプラグに対するロック状態が解除されるものである。
これにより、衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにサービスプラグのプラグホルダーに対する保持状態が解除されて高電圧回路が遮断される。また、車両の衝突により衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにロック部のサービスプラグに対するロック状態が解除されてサービスプラグのプラグホルダーに対する保持状態が解除される。
別の本発明に係る車載用バッテリーは、収納ケースに収納された電池モジュールと高電圧回路の遮断又は接続を行うサービスプラグを有するプラグユニットとを備え、前記プラグユニットは、衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部と、前記サービスプラグが着脱可能とされ取り付けられた前記サービスプラグを保持するプラグホルダーとを備え、前記プラグホルダーに対する保持状態において前記サービスプラグが前記高電圧回路に接続され、前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに前記保持状態の解除により前記高電圧回路が遮断され、前記サービスプラグは前記高電圧回路に接続される接続プラグと前記接続プラグを保持するプラグ保持体とを有し、前記プラグ保持体に移動自在に支持された作動レバーが設けられ、前記作動レバーの移動位置に応じて前記サービスプラグが前記プラグホルダーに着脱されるものである。
これにより、衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにサービスプラグのプラグホルダーに対する保持状態が解除されて高電圧回路が遮断される。また、作動レバーをプラグ保持体に対して移動させることによりサービスプラグがプラグホルダーに取り付けられる。
本発明に係る車載用バッテリーにおいては、前記プラグユニットには前記衝撃検出部による検出動作に応じて前記ロック状態を解除するロック解除部が設けられることが望ましい。
これにより、衝撃検出部の検出動作に応じてロック解除部が動作されてサービスプラグのプラグホルダーに対するロック状態が解除される。
本発明に係る車載用バッテリーにおいては、前記プラグユニットには前記サービスプラグの前記高電圧回路に対する接続の有無を検出する検出レバーが設けられ、前記検出レバーが前記プラグ保持体に移動自在に支持されることが望ましい。
これにより、作動レバーと検出レバーをプラグ保持体に対して移動させることによりサービスプラグがプラグホルダーに取り付けられると共にサービスプラグの高電圧回路に対する接続の有無が検出される。
別の本発明に係る車載用バッテリーは、収納ケースに収納された電池モジュールと高電圧回路の遮断又は接続を行うサービスプラグを有するプラグユニットとを備え、前記プラグユニットは、衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部と、前記サービスプラグが着脱可能とされ取り付けられた前記サービスプラグを保持するプラグホルダーとを備え、前記プラグホルダーに対する保持状態において前記サービスプラグが前記高電圧回路に接続され、前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに前記保持状態の解除により前記高電圧回路が遮断され、前記衝撃検出部には軸方向へ移動可能な挿入軸部と前記挿入軸部の挿入が可能な二つの挿入孔を有し衝撃に伴って移動される衝撃移動体とが設けられ、前記挿入軸部の前記挿入孔への挿入により前記サービスプラグの前記プラグホルダーに対する保持状態が解除され、前記挿入軸部は軸方向への移動が行われないときに前記二つの挿入孔の間に位置され、前記衝撃移動体は前記二つの挿入孔が並ぶ方向へ前記プラグホルダーに対して移動可能とされるものである。
これにより、衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにサービスプラグのプラグホルダーに対する保持状態が解除されて高電圧回路が遮断される。また、衝撃移動体が挿入孔の並ぶ方向において何れの方向へ移動されても挿入軸部の何れか一方の挿入孔への挿入が可能にされる。
本発明によれば、衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにサービスプラグのプラグホルダーに対する保持状態が解除されて高電圧回路が遮断されるため、サービスプラグのプラグホルダーに対する保持状態の解除により、車載用バッテリーの再利用の是非についての判断基準を確立した上で衝撃の付与時において高電圧回路を瞬時に遮断することができる。また、衝突検知後は、サービスプラグの接続が防止され、高電圧回路の遮断が永続的に維持されて、車載用バッテリーの再利用を確実に防止することができる。
図2乃至図14と共に本発明車載用バッテリーの実施の形態を示すものであり、本図は、車両に対する車載用バッテリーの配置状態を示す斜視図である。 蓋部を分離して示す車載用バッテリーの概略斜視図である。 プラグユニットの拡大斜視図である。 プラグユニットの分解斜視図である。 衝撃検出部等を一部を断面にして示す拡大側面図である。 衝撃検出部等を示す拡大斜視図である。 作動レバーがプラグホルダーにロックされる前の状態を示す側面図である。 作動レバーがプラグホルダーにロックされた状態を示す側面図である。 衝撃が付与される前の衝撃検出部等の状態を一部を断面して示す拡大側面図である。 衝撃が付与される前の衝撃検出部等の状態を一部を断面して示す拡大正面図である。 衝撃が付与されたときの衝撃検出部等の状態を一部を断面して示す拡大側面図である。 衝撃が付与されたときの衝撃検出部等の状態を一部を断面して示す拡大正面図である。 衝撃が付与されたときの状態を一部を断面して示す側面図である。 検出レバーが手動で回動されるときの状態を一部を断面して示す側面図である。
<車載用バッテリーの全体構成>
先ず、車載用バッテリーの全体構成について説明する(図1及び図2参照)。
車載用バッテリー1は、例えば、車両100の荷室200に配置されている(図1参照)。車両100のリアフロアーパネル上には後部座席300が設置され、後部座席300はシートクッション301とバックレスト302を有している。
リアフロアーパネルには上方に開口された図示しない配置凹部が形成され、配置凹部に車載用バッテリー1が配置されている。
車載用バッテリー1は収納ケース2と電池モジュール3、3、・・・を有している(図2参照)。
収納ケース2は上方に開口された箱状の収納部4と収納部4の開口を閉塞する蓋部5とを有している。
蓋部5は上下方向を向く略平板状の第1の閉塞板6と収納ケース2の開口における前端部を閉塞する第2の閉塞板7とを有している。
第1の閉塞板6は収納部4の開口における前端部以外の部分を上方から閉塞し、第2の閉塞板7は収納部4の開口における前端部を上方から閉塞する。第2の閉塞板7の右端寄りの位置には上下に貫通された開口部7aが形成されている。
電池モジュール3、3、・・・は、例えば、前後上下に並んで収納ケース2に収納されている。電池モジュール3、3、・・・は図示しない電線によって直列に接続されている。電池モジュール3はケース体8とケース体8の内部に収容された複数の電池セル9、9、・・・とを有している。電池セル9、9、・・・は、例えば、厚み方向が左右方向とされる向きで左右に等間隔に並んだ状態でケース体8の内部において保持されている。電池セル9、9、・・・は直列に接続されている。
電池モジュール3、3、・・・の駆動時には、電池モジュール3、3、・・・の内部に図示しない吸気ユニットによってそれぞれ冷却風が取り込まれ、冷却風によって電池セル9、9、・・・の冷却が行われる。電池セル9、9、・・・を冷却した冷却風はケース体8、8、・・・から収納部4の内部空間に排出される。
収納ケース2の内部における前端部には電池モジュール3、3、・・・等を制御する第1のジャンクションボックス10と第2のジャンクションボックス11が左右に並んで配置されている。
第1のジャンクションボックス10と第2のジャンクションボックス11はそれぞれ電流等の制御を行う制御部品12、12、・・・を有し、制御部品12、12・・・としては、例えば、リレーやヒューズやコネクター端子等が設けられている。第1のジャンクションボックス10と第2のジャンクションボックス11は図示しない導電線によって車両100の図示しない電源回路(インバーター)に接続されている。
収納ケース2の内部における右端部にはコントロールユニット13が配置されている。コントロールユニット13は車載用バッテリー1の全体を制御するユニットである。
収納ケース2の内部におけるコントロールユニット13の前側にはプラグユニット14が配置されている。プラグユニット14は収納ケース2における収納部4の開口が蓋部5に閉塞された状態において、第2の閉塞板7に形成された開口部7aに配置される。従って、車載用バッテリー1にあっては、収納部4の開口が蓋部5に閉塞された状態において、プラグユニット14に対して開口部7aを介してプラグユニット14に対する作業(引抜作業と接続作業)を行うことが可能にされている。
<プラグユニットの構造>
次に、プラグユニットの構造について説明する(図3乃至図6参照)。
プラグユニット14はプラグホルダー15とサービスプラグ16と作動レバー17と衝撃検出部18を有している(図3及び図4参照)。
プラグホルダー15は前後の長さが左右の幅より長い縦長の形状に形成され、前側に位置された配置部19と配置部19の後側に位置された保持部20とを有している。
配置部19は上方及び後方に開口された箱状の収容ケース部21と収容ケース部21の内部に設けられた機構支持部22とを有している。
収容ケース部21における左右両側の側面部21a、21aにはそれぞれロック部23、23が一体に設けられている。ロック部23は下端部が左右に変位する方向へ弾性変形可能とされ、外面に外方に突出された係合爪23aを有している。収容ケース部21の底面部21bには上方に突出された支持突部24、24が左右に離隔して設けられている。
機構支持部22は、図4及び図5に示すように、前後方向を向く平板状のベース板部25とベース板部25の前面から突出されたロッド支持部26とベース板部25の後面側に設けられた端子保持部27、27とを有している。ロッド支持部26には上下に開口された支持孔26aが形成され、支持孔26aは上側の開口が下側の開口より前側に位置されるように稍前下がりに傾斜されている。端子保持部27、27は左右に離隔して位置され、上方に開口された保持凹部27a、27aを有している。
端子保持部27、27には検出用端子28、28がそれぞれ保持凹部27a、27aに挿入されて保持されている。検出用端子28、28は収納ケース2の内部に配置された図示しない検出回路の接続端子部に接続されている。
プラグホルダー15の保持部20は上方に開口され下方に突出された突状部29、29を有し、突状部29、29が前後に離隔して位置されている(図3及び図4参照)。保持部20における左右両側の側面部20a、20aにはそれぞれ外面側にガイドピン30、30が設けられている。保持部20には突状部29、29を上下に貫通する状態で端子挿入部31、31が設けられている。
サービスプラグ16はプラグ保持体32に接続プラグ33が保持されて構成されている。プラグ保持体32は上方に開口された縦長の箱状に形成された挿入保持部34と挿入保持部34の前後両端部から下方に突出された結合突部35、35とから成り、結合突部35、35が上下に貫通された角筒状に形成されている。
プラグ保持体32における左右両側の側面部32a、32aにはそれぞれ外方に突出された支点軸部36、36と回動軸部37、37が設けられ、回動軸部37、37が支点軸部36、36より前側に位置されている。
接続プラグ33は端子部33a、33aと端子部33a、33aの上端寄りの位置に取り付けられた規制板33b、33bとを有している。接続プラグ33は挿入保持部34に上方から挿入され、端子部33a、33aが結合突部35、35に挿入された状態でプラグ保持体32に保持される。
サービスプラグ16はプラグ保持体32の結合突部35、35がそれぞれ端子挿入部31、31に上方から挿入されることにより結合されてプラグホルダー15に保持される。サービスプラグ16がプラグホルダー15に保持された状態において、プラグ保持体32に保持された接続プラグ33は端子部33a、33aがそれぞれ端子挿入部31、31に挿入される。
作動レバー17は連結部38とアーム部39、39とから成る。
連結部38には上方に突出されたバネ連結部38aが設けられている。
アーム部39、39は連結部38から同じ方向に突出され、左右に離隔して位置されている。アーム部39には長手方向に延び左右に貫通された被支持部40が形成され、被支持部40は緩やかな円弧状に形成された曲線部40aと曲線部40aに連続された直線部40bとから成る。直線部40bは曲線部40aよりアーム部39の先端側に形成され、直線部40bはアーム部39の先端まで形成されている。
作動レバー17はアーム部39、39の長手方向における略中央部がそれぞれプラグ保持体32の支点軸部36、36に連結され、サービスプラグ16に支点軸部36、36を支点として回動自在に支持されている。
作動レバー17の回動支点である支点軸部36の中心と円弧状に形成された曲線部40aの中心とは異なる位置にされている。
作動レバー17がプラグ保持体32に支持された状態において、アーム部39、39に形成された被支持部40、40がプラグホルダー15のガイドピン30、30に摺動自在に係合される。従って、作動レバー17は支点軸部36、36を支点としてガイドピン30、30に案内されてプラグ保持体32に対して回動可能とされている。
プラグ保持体32には上方の開口を覆う蓋体41が取り付けられる。蓋体41はプラグ保持体32に接続プラグ33が挿入されて保持された状態においてプラグ保持体32に取り付けられ、接続プラグ33を保護する機能を有している。
蓋体41はプラグ保持体32における上方の開口を覆う閉塞板41aと閉塞板41aから上方に突出されたバネ連結部41bとを有している。
プラグ保持体32に作動レバー17が支持された状態において、作動レバー17のバネ連結部38aと蓋体41のバネ連結部41bとにリリースバネ42が連結される。リリースバネ42は、例えば、引張コイルバネであり、作動レバー17はリリースバネ42によって連結部38aがバネ連結部41bに近付く回動方向へ付勢される。
プラグ保持体32には検出レバー43が回動自在に支持されている(図3乃至図6参照)。検出レバー43は矩形の略平板状に形成された開閉部44と開閉部44から同じ方向へ突出された支持脚部45、45と開閉部44から下方に突出された囲い部46とを有している。囲い部46は前方及び下方に開口されたコ字状に形成されている。
検出レバー43には開閉部44の前端寄りの位置から下方に突出された係止突部47が設けられ、係止突部47の下端部には前方に凸の係止爪47aが設けられている。
開閉部44の下面側には接続端子48が取り付けられている(図4及び図6参照)。接続端子48は下方に開口されたコ字状に形成され、左右に離隔して位置された接点部48a、48aを有している。接続端子48は囲い部46の内側に位置され、囲い部46によって保護されている。
検出レバー43は支持脚部45、45の先端部がそれぞれプラグ保持体32の回動軸部37、37に連結され、サービスプラグ16に回動軸部37、37を支点として回動自在に支持されている。
プラグホルダー15の配置部19に設けられた支持突部24、24にはロック解除レバー49が回動自在に支持されている(図4及び図5参照)。ロック解除レバー49は前後に延びる形状に形成され、長手方向における中間部を支点として支持突部24、24に対して回動され、前端部が被押圧部49aとして設けられ、後端部が押上部49bとして設けられている。ロック解除レバー49はロック部23、23のサービスプラグ16に対するロック状態を解除するロック解除部として機能する。
プラグホルダー15の機構支持部22に設けられたロッド支持部26には移動ロッド50が支持されている。移動ロッド50は外形状が矩形状の枠状部51と枠状部51から下方に突出された連結バー52とから成り、連結バー52が支持孔26aに挿通されてロッド支持部26に移動自在に支持されている。枠状部51の上側開口縁は係止縁51aとして形成されている。
ロッド支持部26の支持孔26aは、上記したように、上側の開口が下側の開口より前側に位置されるように稍前下がりに傾斜されているため、移動ロッド50は稍前下がりに傾斜された状態でロッド支持部26に対して移動される(図5参照)。
移動ロッド50がロッド支持部26に支持された状態においては、連結バー52の一部が支持孔26aから下方に突出されており、連結バー52の下端に作用バネ53が固定される。作用バネ53は、例えば、左右に延びる板バネであり、左右方向における中央部が連結バー52に固定されている(図3乃至図6参照)。作用バネ53は連結バー52に固定された状態において、左右方向における中央部がロック解除レバー49における押上部49bの真上に位置されている。
作用バネ53の左右両端部はそれぞれプラグホルダー15における側面部21a、21aに設けられたロック部23、23に固定されている。従って、移動ロッド50がロッド支持部26に対して移動されると、作用バネ53は左右方向における中央部が上下に移動される方向へ弾性変形され、作用バネ53の変形に応じてロック部23、23が互いに離接する方向へ弾性変形される。
プラグホルダー15の収容ケース部21には上側の開口を覆うカバー体54が固定されている。カバー体54は収容ケース部21における後端部を除く部分に固定されている。従って、収容ケース部21は後端部が上方に開口されている。
カバー体54は上下方向を向く略平板状のカバー部55とカバー部55から下方に突出された支持突部56、56とカバー部55の下面側において支持突部56、56間に設けられたバネ固定部57とを有している。支持突部56、56は左右に離隔して位置されている。
衝撃検出部18は衝撃移動体58とプッシュロッド59と付勢バネ60を有している(図4乃至図6参照)。
衝撃移動体58は上方及び後方に開口された箱状のマス部61とマス部61の左右両端部からそれぞれ上方に突出された連結突部62、62とを有している。マス部61の底面部61aには挿入孔63、63が前後に離隔して形成されている。衝撃移動体58は連結突部62、62がそれぞれカバー体54の支持突部56、56に連結され、支持突部56、56を支点としてカバー体54に対して挿入孔63、63の並び方向へ回動可能とされている。
プッシュロッド59は上下方向を向く円板状のバネ受部59aとバネ受部59aから上方に突出されたバネ支持突部59bとバネ受部59aから下方に突出された挿入軸部59cとから成る。
付勢バネ60は、例えば、上下方向において伸縮される圧縮コイルバネであり、プッシュロッド59の挿入軸部59cが下方から挿入された状態において、上端部がカバー体54のバネ固定部57に固定され、下端部がプッシュロッド59のバネ受部59aに上方から押し付けられている。従って、プッシュロッド59は付勢バネ60によって下方へ付勢されている。付勢バネ60のバネ力は作用バネ53のバネ力より大きくされている。
衝撃移動体58は挿入孔63、63がロック解除レバー49の真上に位置されている。衝撃移動体58がカバー体54に対して回動されていない状態において、付勢バネ60によって下方へ付勢されているプッシュロッド59の挿入軸部59cがマス部61の底面部61aにおける挿入孔63、63間の部分に押し付けられている(図5参照)。
従って、衝撃移動体58がカバー体54に対して回動されると、底面部61aのプッシュロッド59に対する位置が変化され、挿入孔63、63が挿入軸部59cの真下に位置されたときに付勢バネ60によって下方へ付勢されている挿入軸部59cが何れかの挿入孔63に挿入される。
<プラグユニットにおける組付>
次いで、プラグユニット14における各部の組付手順等について説明する(図7乃至図10参照)。
プラグユニット14はサービスプラグ16等がプラグホルダー15に、以下のようにして組み付けられる。
プラグユニット14において、サービスプラグ16は蓋体41が取り付けられた状態でプラグホルダー15の保持部20に上方から挿入される(図7参照)。このときサービスプラグ16に支持された作動レバー17はリリースバネ42の付勢力によってアーム部39、39が上下に延びる状態に保持されており、プラグホルダー15の保持部20への挿入に伴って被支持部40、40にそれぞれプラグホルダー15のガイドピン30、30が相対的に挿入される。ガイドピン30、30はそれぞれ被支持部40、40の直線部40b、40bに挿入される。
続いて、連結部38が後斜め下方に押圧されると、作動レバー17がサービスプラグ16に対してリリースバネ42の付勢力に反して回動され、作動レバー17の回動に伴ってサービスプラグ16と蓋体41と検出レバー43が一体になって下方へ移動されていく。サービスプラグ16が下方へ移動されていくときには、結合突部35、35にそれぞれプラグホルダー15の端子挿入部31、31が相対的に下方から挿入され、接続プラグ33の端子部33a、33aがそれぞれ端子挿入部31、31に上方から挿入される。
作動レバー17が回動されていくと、ガイドピン30、30がそれぞれ被支持部40、40の直線部40b、40bから曲線部40a、40aに挿入され、アーム部39、39が次第に前後に延びる状態にされていく。アーム部39、39が前後に延びる状態にされるまで作動レバー17が回動されると、アーム部39、39における直線部40b、40bの開口縁にプラグホルダー15におけるロック部23、23のロック爪23a、23aが係合され、作動レバー17がプラグホルダー15にロックされる(図8参照)。従って、アーム部39、39はロック部23、23によってプラグホルダー15にロックされる被ロック部として機能する。
このときサービスプラグ16は下方の移動端まで移動され、接続プラグ33、33の規制板33b、33bが端子挿入部31、31の上面に近接又は接触した状態で位置され、端子部33a、33aの下端部が収納ケース2の内部に設けられた図示しない端子部に接続され、高電圧回路が閉じられる。
サービスプラグ16と一体になって下方へ移動された検出レバー43は、前端部が略下方へ移動される方向へ回動されることにより、係止突部47の係止爪47aが移動ロッド50における枠状部51の上側開口縁51aに係合され、移動ロッド50にロックされる(図9及び図10参照)。
検出レバー43が移動ロッド50にロックされた状態においては、接続端子48の接点部48a、48aがそれぞれプラグホルダー15の端子保持部27、27に保持されている検出用端子28、28に接続される。接点部48a、48aがそれぞれ検出用端子28、28に接続されることにより、検出回路が閉じられる。
従って、検出レバー43によってサービスプラグ16の高電圧回路に対する接続の有無が検出され、接点部48a、48aがそれぞれ検出用端子28、28に接続されてサービスプラグ16の高電圧回路に対する接続の有無が検出されることにより、高電圧回路からの各部への電圧の供給が可能な状態とされる。
<衝撃の付与時におけるプラグユニットの動作>
以下に、衝撃の付与時におけるプラグユニット14の動作について説明する(図10乃至図13参照)。
車載用バッテリー1が搭載されている車両に、万が一、前面衝突等の衝突によって衝撃が付与されると、車体100を介して車載用バッテリー1に衝撃が伝達される。
車載用バッテリー1に衝撃が伝達されされると、衝撃の大きさや方向等に応じて衝撃検出部18の衝撃移動体58がカバー体54の支持突部56、56を支点として回動される。衝撃移動体58が回動されると、その回動量によっては付勢バネ60によってマス部61の底面部61aに押し付けられているプッシュロッド59の挿入軸部59cがマス部61に形成された一方の挿入孔63に挿入される(図11参照)。
挿入軸部59cが挿入孔63に挿入されると、挿入軸部59cによってロック解除レバー49の被押圧部49aが上方から押圧され、ロック解除レバー49が回動される。ロック解除レバー49が回動されると、押上部49bによって作用バネ53の長手方向における中央部が押し上げられ、作用バネ53が上方に凸の略円弧状になるように弾性変形される(図12参照)。
作用バネ53が弾性変形されると、作用バネ53の変形に伴って移動ロッド50が略上方へ移動される。このとき移動ロッド50は稍前下がりに傾斜された支持孔26aに案内されて移動され、上端部が検出レバー43の係止突部47から前方に離隔する方向へ移動される(図11参照)。従って、係止突部47の係止爪47aの枠状部51に対する係止状態が解除され、検出レバー43の移動ロッド50に対するロックが解除される。
作用バネ53が弾性変形されたときには、同時に、作用バネ53の両端部に固定されたロック部23、23が左右方向において互いに近付く方向へ弾性変形され、係合爪23a、23aが被支持部40、40から離隔されて作動レバー17のプラグホルダー15に対するロックが解除される(図12及び図13参照)。
プラグホルダー15に対する作動レバー17のロックが解除されると、作動レバー17はリリースバネ42の付勢力によって所定の位置まで回動される(図13参照)。このときサービスプラグ16と蓋体41と検出レバー43は作動レバー17の回動に伴って一体になって上方へ移動され、接続プラグ33、33の端子部33a、33aが収納ケース2の内部に設けられた端子部から離隔され、高電圧回路が遮断される。
上記のように、プラグユニット14にあっては、プラグ保持体32に支持された作動レバー17の回動位置に応じてサービスプラグ16がプラグホルダー15に着脱される。
従って、作動レバー17をプラグ保持体32に対して移動させることによりサービスプラグ16がプラグホルダー15に取り付けられ、サービスプラグ16のプラグホルダー15に対する取付作業を迅速かつ容易に行うことができる。
また、プラグ保持体32に支持された作動レバー17に被ロック部として機能するアーム部39、39が設けられ、サービスプラグ16が作動レバー17を介してプラグホルダー15に保持される。
従って、作動レバー17をプラグ保持体32に対して移動させることによりサービスプラグ16がプラグホルダー15に取り付けられると共にサービスプラグ16が作動レバー17を介してプラグホルダー15にロックされるため、サービスプラグ16をプラグホルダー15に対して迅速かつ容易にロックさせることができる。
さらに、作動レバー17を被ロック部として機能するアーム部39、39に対するロック部23、23の係合が解除される方向へ付勢するリリースバネ42が設けられている。
従って、作動レバー17がリリースバネ42によってロックが解除される方向へ付勢されるため、アーム部39、39に対するロック部23、23の係合が解除されたときに作動レバー17が移動され、サービスプラグ16のプラグホルダー15に対するロック状態を確実に解除することができる。
上記のように、車載用バッテリー1にあっては、衝撃によって衝撃移動体58が回動されて挿入軸部59cが挿入孔63に挿入されることにより高電圧回路が遮断されるため、衝撃移動体58の回動量が一定以上になったときに高電圧回路が遮断される。
従って、例えば、前面衝突の場合のように、車載用バッテリー1に損傷が発生していることを目視によっては確認し難い場合においても、車載用バッテリー1を再利用するか否かの判断が作業者に委ねられることがなく、衝撃によって回動される衝撃移動体58の回動量の大きさに基づいて車載用バッテリー1の再利用の是非についての判断基準が確立される。
作動レバー17がリリースバネ42の付勢力によって所定の位置まで回動された状態から、作動レバー17をさらに手動で回動させることによりガイドピン30、30がそれぞれ被支持部40、40の曲線部40a、40aから直線部40b、40bへ向けて相対的に移動され、アーム部39、39が上下に延びる状態にされる(図7参照)。アーム部39、39が上下に延びる状態にされることにより、サービスプラグ16と蓋体41と検出レバー43は作動レバー17の回動に伴ってさらに上方へ移動される。
<点検整備等における動作>
以下に、点検整備等における動作について説明する(図14参照)。
車両や車載用バッテリー1の点検整備等を行う場合には、作業者等の感電を防止するために高電圧回路の遮断を行う必要がある。
この場合に、検出レバー43を手動により上方側へ回動させると、移動ロッド50が支持孔26aに案内されて移動され、上端部が検出レバー43の係止突部47から前方に離隔する方向へ移動される(図14参照)。従って、係止突部47の係止爪47aの枠状部51に対する係止状態が解除されて検出レバー43の移動ロッド50に対するロックが解除される。このとき、同時に、作用バネ53が上方に凸の略円弧状になるように弾性変形され、作用バネ53の両端部に固定されたロック部23、23が左右方向において互いに近付く方向へ弾性変形され、作動レバー17のプラグホルダー15に対するロックが解除される。
従って、作動レバー17の回動に伴ってサービスプラグ16と蓋体41と検出レバー43が一体になって上方へ移動され、接続プラグ33、33の端子部33a、33aが収納ケース2の内部に設けられた端子部から離隔され、高電圧回路が遮断される。
このように車両や車載用バッテリー1の点検整備等を行う場合には、検出レバー43を手動により上方側へ回動させることにより高電圧回路が遮断され、作業者等の感電が防止される。
<まとめ>
以上に記載した通り、車載用バッテリー1にあっては、プラグユニット14に、衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部18と、サービスプラグ16が着脱可能とされ取り付けられたサービスプラグ16を保持するプラグホルダー15とが設けられ、プラグホルダー15に対する保持状態においてサービスプラグ16が高電圧回路に接続され、衝撃検出部18によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに保持状態の解除により高電圧回路が遮断される。
従って、衝撃検出部18によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにプラグホルダー15に対するサービスプラグ16の保持状態の解除により、車載用バッテリー1の再利用の是非についての判断基準が確立されるため、車載用バッテリー1の再利用の是非についての判断基準を確立した上で衝撃の付与時における高電圧回路を瞬時に遮断することができる。
特に、前面衝突の場合には、車両の後方側に搭載された車載用バッテリー1に損傷が発生していることを目視によっては確認し難く、目視によって損傷が確認できなくても機能的な障害が発生しているおそれがあるが、このような場合においても車載用バッテリー1を再利用するか否かの判断が作業者に委ねられることがなく、車載用バッテリー1の再利用の是非についての判断基準を確立することができる。
また、車載用バッテリー1にあっては、衝撃検出部18によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにロック部23、23のサービスプラグ16に対するロック状態が解除される。
従って、衝撃検出部18によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときにロック部23、23のサービスプラグ16に対するロック状態が解除されてサービスプラグ16のプラグホルダー15に対する保持状態が解除されるため、衝撃の検出時に簡素な構成によって高電圧回路を遮断することができる。
さらに、プラグユニット14には衝撃検出部18による検出動作に応じてロック部23、23のサービスプラグ16に対するロック状態を解除するロック解除レバー49が設けられている。
従って、衝撃検出部18の検出動作に応じてロック解除レバー49が動作されてサービスプラグ16のプラグホルダー15に対するロック状態が解除されるため、衝撃の検出時に高電圧回路を確実に遮断することができる。
さらにまた、プラグユニット14にはサービスプラグ16の高電圧回路に対する接続の有無を検出する検出レバー43が設けられ、検出レバー43がプラグ保持体32に移動自在に支持されている。
従って、作動レバー17と検出レバー43をプラグ保持体32に対して移動させることによりサービスプラグ16がプラグホルダー15に取り付けられると共にサービスプラグ16の高電圧回路に対する接続の有無が検出されるため、作動レバー17と検出レバー43をそれぞれ支持する専用の支持部が不要であり、構造の簡素化を確保した上でサービスプラグ16に関する取付と接続の検出を行うことができる。
加えて、挿入軸部59cの挿入孔63への挿入によりサービスプラグ16のプラグホルダー15に対する保持状態が解除され、挿入軸部59cは軸方向への移動が行われないときに二つの挿入孔63、63の間に位置され、衝撃移動体58は挿入孔63、63が並ぶ方向へプラグホルダー15に対して移動可能とされている。
従って、衝撃移動体58が挿入孔63、63の並ぶ方向において何れの方向へ移動されても挿入軸部59cの何れか一方の挿入孔63への挿入が可能であり、衝撃の付与方向に拘わらず高電圧回路を遮断することができる。
1…車載用バッテリー、2…収納ケース、3…電池モジュール、14…プラグユニット、15…プラグホルダー、16…サービスプラグ、17…作動レバー、18…衝撃検出部、23…ロック部、32…プラグ保持体、33…接続プラグ、39…アーム部(被ロック部)、42…リリースバネ、43…検出レバー、49…ロック解除レバー(ロック解除部)、58…衝撃移動体、59c…挿入軸部

Claims (5)

  1. 収納ケースに収納された電池モジュールと高電圧回路の遮断又は接続を行うサービスプラグを有するプラグユニットとを備え、
    前記プラグユニットは、
    衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部と、
    前記サービスプラグが着脱可能とされ取り付けられた前記サービスプラグを保持するプラグホルダーとを備え、
    前記プラグホルダーに対する保持状態において前記サービスプラグが前記高電圧回路に接続され、
    前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに前記保持状態の解除により前記高電圧回路が遮断され、
    前記プラグホルダーには前記サービスプラグを前記保持状態にロックするロック部が設けられ、
    車載用バッテリーを搭載した車両の衝突による衝撃が車体を介して前記車載用バッテリーに伝達された際に、前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたとき前記ロック部の前記サービスプラグに対するロック状態が解除される
    車載用バッテリー。
  2. 収納ケースに収納された電池モジュールと高電圧回路の遮断又は接続を行うサービスプラグを有するプラグユニットとを備え、
    前記プラグユニットは、
    衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部と、
    前記サービスプラグが着脱可能とされ取り付けられた前記サービスプラグを保持するプラグホルダーとを備え、
    前記プラグホルダーに対する保持状態において前記サービスプラグが前記高電圧回路に接続され、
    前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに前記保持状態の解除により前記高電圧回路が遮断され、
    前記サービスプラグは前記高電圧回路に接続される接続プラグと前記接続プラグを保持するプラグ保持体とを有し、
    前記プラグ保持体に移動自在に支持された作動レバーが設けられ、
    前記作動レバーの移動位置に応じて前記サービスプラグが前記プラグホルダーに着脱される
    車載用バッテリー。
  3. 前記プラグユニットには前記衝撃検出部による検出動作に応じて前記ロック状態を解除するロック解除部が設けられた
    請求項1に記載の車載用バッテリー。
  4. 前記プラグユニットには前記サービスプラグの前記高電圧回路に対する接続の有無を検出する検出レバーが設けられ、
    前記検出レバーが前記プラグ保持体に移動自在に支持された
    請求項2に記載の車載用バッテリー。
  5. 収納ケースに収納された電池モジュールと高電圧回路の遮断又は接続を行うサービスプラグを有するプラグユニットとを備え、
    前記プラグユニットは、
    衝撃力の大きさを検出する衝撃検出部と、
    前記サービスプラグが着脱可能とされ取り付けられた前記サービスプラグを保持するプラグホルダーとを備え、
    前記プラグホルダーに対する保持状態において前記サービスプラグが前記高電圧回路に接続され、
    前記衝撃検出部によって一定以上の大きさの衝撃が検出されたときに前記保持状態の解除により前記高電圧回路が遮断され、
    前記衝撃検出部には軸方向へ移動可能な挿入軸部と前記挿入軸部の挿入が可能な二つの挿入孔を有し衝撃に伴って移動される衝撃移動体とが設けられ、
    前記挿入軸部の前記挿入孔への挿入により前記サービスプラグの前記プラグホルダーに対する保持状態が解除され、
    前記挿入軸部は軸方向への移動が行われないときに前記二つの挿入孔の間に位置され、
    前記衝撃移動体は前記二つの挿入孔が並ぶ方向へ前記プラグホルダーに対して移動可能とされた
    車載用バッテリー。
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