JP6820508B2 - 噴霧装置 - Google Patents

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Description

本発明は、噴霧装置に関する。
夏場の気温が高いとき、日射によって路面付近の温度が非常に高くなることがある。この場合、路面からの照り返しによって通行者の体感温度が上昇し、通行者の不快感が増大する。このような不快感を軽減するため、ミストを歩道などの通路に向けて噴き出し、通行者の不快感を軽減する噴霧装置が従来用いられている。
このような噴霧装置は、水と空気とを混合して噴射する二流体ノズルと、二流体ノズルに空気を供給するタンクとを備え、このタンクには圧縮空気を供給する圧縮機が接続される。
例えば、特許文献1には、タンクと複数のスクロール圧縮機とを備え、頻繁な負荷変動に対して安定運転を可能とした圧縮気体供給ユニットが開示されている。この圧縮気体供給ユニットでは、タンク内の圧縮空気の圧力が常に需要先の要求圧力となるよう各スクロール圧縮機の回転数が制御される。
特開2013−231396号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術において、タンク内の圧縮空気の圧力が常に需要先の要求圧力となるようにするには、タンクの容積を大きくして、圧縮空気がタンクから排出されたとしてもタンク内の圧縮空気の圧力があまり低下しないようにする必要がある。そのため、圧縮気体供給ユニットを小型化することが難しいという課題があった。
本発明は、タンクの容積を大きくすることなく二流体ノズルに供給する空気の圧力を一定にし、二流体ノズルから噴射されるミストの粒径を一定に保つことができる噴霧装置を提供することを目的とする。
本発明に係る噴霧装置は、液体と気体とを混合して噴射する二流体ノズルと、気体を貯蔵するタンクと、タンク内の気体の圧力を検出する圧力センサと、タンクから二流体ノズルへと流れる気体の圧力を調整する調整弁と、圧力センサにより検出された圧力に応じてタンクから二流体ノズルへと流れる気体の圧力を前記調整弁に調整させる制御部と、を備え、制御部は、タンクから二流体ノズルへと流れる気体の圧力を略一定となるように調整弁の開度を調整する。


本発明によれば、タンクの容積を大きくすることなく二流体ノズルに供給する空気の圧力を一定にし、二流体ノズルから噴射されるミストの粒径を一定に保つことができる。
本実施の形態1に係る噴霧装置の構成の一例を示す図 空気タンク内の空気圧、および、空気圧調整弁により調整された空気圧の時間変化の一例を示す図 空気圧縮機および水ポンプの運転制御処理の一例を示すフローチャート 図3のステップS104に示した空気圧縮機の運転制御処理の一例を示すフローチャート 図3のステップS106に示した水ポンプの運転制御処理の一例を示すフローチャート 本実施の形態2に係る噴霧装置の構成の一例を示す図 本実施の形態2における空気圧縮機の運転制御の一例を示す図 本実施の形態2における空気圧縮機の運転制御の他の例を示す図 本実施の形態3に係る噴霧装置の構成の一例を示す図 本実施の形態3における空気圧縮機の運転制御の一例を示す図 本実施の形態3における空気圧縮機の運転制御の他の例を示す図 本実施の形態4に係る噴霧装置の構成の一例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、同様の機能を有する構成には同じ符号を付すこととし、詳しい説明を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る噴霧装置の構成の一例を示す図である。噴霧装置は、路面などからの照り返しによって通行者の体感温度が上昇するような場合に、通行者の不快感を軽減するため、ミストを歩道などの通路に向けて噴き出す装置である。
図1に示すように、この噴霧装置は、二流体ノズル1、空気タンク2、空気圧センサ3、水タンク4、水圧センサ5、空気圧縮機6、温度センサ7、水ポンプ8、空気タンク出口配管9、空気圧調整弁10、水タンク出口配管11、水圧調整弁12、空気タンク排水配管13、空気タンク排水弁14、水タンク排水配管15、水タンク排水弁16、空気圧縮機出口配管17、空気用逆止弁18、空気逃がし配管19、空気逃がし弁20、水ポンプ出口配管21、水用逆止弁22、空気圧縮機入口配管23、水ポンプ入口配管24、制御部25を備える。
二流体ノズル1は、水と空気とを混合して噴射するノズルである。空気タンク2は、空気を貯蔵するタンクである。
空気タンク2には、空気タンク2内の空気の圧力を検出する空気圧センサ3が設けられている。なお、空気圧センサ3を、空気タンク出口配管9などの空気タンク2以外の箇所に設け、空気圧センサ3が検出した圧力から空気タンク2内の空気の圧力を管内流動の理論式、または、実験結果に基づいて推定することとしてもよい。
水タンク4は、水を貯蔵するタンクである。水タンク4には、水タンク4内の水の圧力を検出する水圧センサ5が設けられている。なお、水圧センサ5を、水タンク出口配管11などの水タンク4以外の箇所に設け、水圧センサ5が検出した圧力から水タンク4内の空気の圧力を管内流動の理論式、または、実験結果に基づいて推定することとしてもよい。
空気圧縮機6は、圧縮空気を空気タンク2に供給する圧縮機である。空気圧縮機6は、往復式の圧縮機であり、モータ6aとシリンダ6bとを備える。また、シリンダ6bには、シリンダ6bの温度を検出する温度センサ7が設けられる。
この空気圧縮機6は、モータ6aの回転運動をピストンの往復運動に変換し、シリンダ6bの容積を変化させることにより空気を圧縮し、圧縮された空気を吐出する。
なお、ここでは空気圧縮機6が往復式の圧縮機であることとしたが、回転式や遠心式、軸流式などの他の方式の圧縮機であってもよい。
水ポンプ8は、水を水タンク4に供給するポンプである。水ポンプ8としては、往復式や回転式、遠心式、軸流式など、さまざまな方式のポンプを用いることができる。
空気タンク出口配管9は、空気タンク2に貯留された圧縮空気を二流体ノズル1に供給する配管である。空気タンク出口配管9には、空気圧調整弁10が設けられる。空気圧調整弁10は、二流体ノズル1に流れ込む空気の圧力が一定となるよう空気タンク2から流出する空気の圧力を調整する。
水タンク出口配管11は、水タンク4に貯留された水を二流体ノズル1に供給する配管である。水タンク出口配管11には、水圧調整弁12が設けられる。水圧調整弁12は、二流体ノズル1に流れ込む水の圧力が一定となるよう水タンク4から流出する水の圧力を調整する。
空気タンク排水配管13は、空気タンク2に溜まった水分を排出する配管である。空気タンク排水配管13には、空気タンク排水弁14が設けられる。空気タンク排水弁14は、通常閉状態とされるが、空気タンク2に溜まった水分を排出する際に開状態とされる。
水タンク排水配管15は、水タンク4に溜まった水を排出する配管である。水タンク排水配管15には、水タンク排水弁16が設けられる。水タンク排水弁16は、通常閉状態とされるが、水タンク4に溜まった水を排出する際に開状態とされる。
空気圧縮機出口配管17は、空気圧縮機6により圧縮された空気を空気タンク2に供給する配管である。空気圧縮機出口配管17には、空気用逆止弁18が設けられる。空気用逆止弁18は、空気圧縮機6の運転が停止した際などに、空気タンク2に溜まった空気が空気圧縮機出口配管17を逆流することを防止する。
空気用逆止弁18の上流側の空気圧縮機出口配管17からは、空気逃がし配管19が分岐する。そして、この空気逃がし配管19には、空気逃がし弁20が設けられる。
空気逃がし弁20は、空気圧縮機6の起動時に開き、空気圧縮機出口配管17内の空気圧を大気圧と同等の圧力とすることにより空気圧縮機6の起動トルクを低減し、空気圧縮機6の起動を容易にする。
水ポンプ出口配管21は、水ポンプ8により送出された水を水タンク4に供給する配管である。水ポンプ出口配管21には、水用逆止弁22が設けられる。水用逆止弁22は、水ポンプ8の運転が停止した際などに、水タンク8に溜まった水が水ポンプ出口配管21を逆流することを防止する。
空気圧縮機入口配管23は、空気圧縮機6に空気を供給する配管である。水ポンプ入口配管24は、水ポンプ8に水を供給する配管である。ここで、空気圧縮機入口配管23、および、水ポンプ入口配管24には、異物を取り除くフィルタ等が設けられていてもよい。
制御部25は、空気圧縮機6、水ポンプ8、空気圧調整弁10、水圧調整弁12、空気タンク排水弁14、水タンク排水弁16、および、空気逃がし弁20と図示しない制御線により接続され、空気圧縮機6、および、水ポンプ8の運転制御、空気圧調整弁10、水圧調整弁12、空気タンク排水弁14、水タンク排水弁16、および、空気逃がし弁20の開閉制御を行う。
この制御部25は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、不揮発性メモリーや揮発性メモリーなどの記憶装置により構成され、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行し、上記制御を実行する。
例えば、制御部25は、空気圧調整弁10を制御して、空気圧センサ3により検出された圧力に応じて、空気タンク2から二流体ノズル1へと流れる空気の圧力を空気圧調整弁10に調整させる。
具体的には、制御部25は、空気圧センサ3により検出された圧力が高くなるにつれ、空気圧調整弁10の開度を小さくし、二流体ノズル1に流入する空気の圧力がほぼ一定となるようにする。また、制御部25は、空気圧センサ3により検出された圧力が低くなるにつれ、空気圧調整弁10の開度を大きくし、二流体ノズル1に流入する空気の圧力がほぼ一定となるようにする。
この場合、制御部25の記憶装置に、空気タンク2内の空気の各空気圧、および、各空気圧における最適な空気圧調整弁10の開度の情報を予め記憶させておく。そして、制御部25は、空気圧センサ3により検出された空気圧に対応する最適な空気圧調整弁10の開度の情報を記憶装置から読み出し、その開度を空気圧調整弁10の開度として設定する。
なお、ここでは、空気タンク2内の空気の各空気圧、および、各空気圧における最適な空気圧調整弁10の開度の情報を記憶装置に予め記憶させておくこととしたが、制御部25が、所定の計算式を用いて、最適な空気圧調整弁10の開度を空気圧センサ3により検出された空気圧から算出するようにしてもよい。
また、二流体ノズル1から噴射されるミストの径は、二流体ノズル1に流入する空気の圧力に依存するので、ミストの径を可変にしたい場合、各ミスト径、各ミスト径における空気タンク2内の空気の複数の空気圧、および、各空気圧における最適な空気圧調整弁10の開度の情報を予め記憶させておけばよい。
そして、制御部25は、二流体ノズル1から噴射したいミストの径、および、空気圧センサ3により検出された空気圧に対応する最適な空気圧調整弁10の開度の情報を記憶装置から読み出し、その開度を空気圧調整弁10の開度として設定すればよい。
ここでも、各ミスト径、各ミスト径における空気タンク2内の空気の複数の空気圧、および、各空気圧における最適な空気圧調整弁10の開度の情報を記憶装置に予め記憶させておく代わりに、制御部25が、所定の計算式を用いて、二流体ノズル1から噴射したいミストの径、および、空気圧センサ3により検出された空気圧から算出するようにしてもよい。
さらに、制御部25は、図示しない入力装置によりユーザから空気タンク排水弁14の開閉指示を受け付けた場合に、空気タンク排水弁14を開閉させる。同様に、制御部25は、図示しない入力装置によりユーザから水タンク排水弁16の開閉指示を受け付けた場合に、水タンク排水弁16を開閉させる。
また、制御部25は、空気圧センサ3により検出された圧力が所定の下限圧力以下である場合、空気圧縮機6を起動し、空気圧縮機6に空気タンク2に対する圧縮空気の供給を開始させる。
空気圧縮機6を起動する際、制御部25は、空気圧調整弁10、および、空気タンク排水弁14を閉状態とし、空気逃がし弁20を開状態とする。
そして、空気圧縮機6が正常に起動した場合、制御部25は、空気逃がし弁20を閉状態とし、圧縮空気が空気タンク2に蓄積されるようにする。その後、空気圧センサ3により検出された圧力が所定の上限圧力に到達した場合、制御部25は、空気圧縮機6を停止させる。
同様に、制御部25は、水圧センサ5により検出された圧力が所定の下限圧力以下である場合、水ポンプ8を起動し、水ポンプ8に水タンク4に対する水の供給を開始させる。
水ポンプ8を起動する際、制御部25は、水圧調整弁12、および、水タンク排水弁16を閉状態とする。その後、水圧センサ5により検出された圧力が所定の上限圧力に到達した場合、制御部25は、水ポンプ8を停止させる。
図2は、空気タンク2内の空気圧、および、空気圧調整弁10により調整された空気圧の時間変化の一例を示す図である。
図2に示すように、空気タンク2内の空気圧は、空気圧縮機6が停止中、空気タンク2から二流体ノズル1に空気が供給されるにつれて徐々に低くなり、空気圧縮機6が運転中は、空気圧縮機6から空気タンク2に圧縮空気が供給されるにつれて徐々に高くなる。
そのため、空気圧調整弁10の開度は、空気圧縮機6が停止中、徐々に大きくされ、空気圧縮機6が運転中、徐々に小さくされる。これにより、図2に示すように、空気圧調整弁10よりも下流の空気圧をほぼ一定にすることができ、二流体ノズル1から噴射されるミストの径が変化することを抑制することができる。
また、空気圧縮機6を、上述のように断続的に運転することにより、空気圧縮機6のシリンダ6bの温度が高くなることを抑制でき、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
図3は、空気圧縮機6および水ポンプ8の運転制御処理の一例を示すフローチャートである。図3に示すように、まず、空気圧センサ3は、空気タンク2内の空気の圧力を検出し、水圧センサ5は、水タンク4内の水の圧力を検出する(ステップS101)。
そして、制御部25は、空気圧センサ3により検出された圧力に応じて空気圧調整弁10の開度を調整し、また、水圧センサ5により検出された圧力に応じて水圧調整弁12の開度を調整し、空気タンク2、および、水タンク4から二流体ノズル1へと流れる空気、および、水の圧力が一定になるようにする(ステップS102)。
その後、制御部25は、空気圧センサ3により検出された空気タンク2内の空気の圧力が所定の下限圧力以下であるか否かを判定する(ステップS103)。
空気タンク2内の空気の圧力が所定の下限圧力以下である場合(ステップS103においてYESの場合)、制御部25は、空気圧縮機6を制御して、空気圧縮機6を運転する(ステップS104)。
空気タンク2内の空気の圧力が所定の下限圧力以下でない場合(ステップS103においてNOの場合)、または、ステップS104の処理が完了した後、制御部25は、水圧センサ5により検出された水タンク4内の水の圧力が所定の下限圧力以下であるか否かを判定する(ステップS105)。
水タンク4内の水の圧力が所定の下限圧力以下である場合(ステップS105においてYESの場合)、制御部25は、水ポンプ8を制御して、水ポンプ8を運転する(ステップS106)。
水タンク4内の水の圧力が所定の下限圧力以下でない場合(ステップS106においてNOの場合)、または、ステップS106の処理が完了した後、この運転制御処理は一旦終了し、所定時間経過後に再び実行される。
なお、ここでは、ステップS103、ステップS104の処理の実行後にステップS105、ステップS106の処理を行うこととしたが、ステップS105、ステップS106の処理の実行後にステップS103、ステップS104の処理を行うこととしてもよい。また、ステップS103、ステップS104の処理と、ステップS105、ステップS106の処理とを並列に行うこととしてもよい。
つぎに、図3のステップS104に示した空気圧縮機6の運転制御処理についてさらに詳しく説明する。図4は、図3のステップS104に示した空気圧縮機6の運転制御処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、制御部25は、空気圧調整弁10を閉状態にする(ステップS201)。そして、制御部25は、空気逃がし弁20を開状態にして空気圧縮機6を起動する(ステップS202)。
その後、制御部25は、空気圧縮機6が正常に起動したか否かを判定する(ステップS203)。空気圧縮機6が正常に起動しなかった場合(ステップS203においてNOの場合)、ステップS202の処理が再度実行される。
空気圧縮機6が正常に起動した場合(ステップS203においてYESの場合)、制御部25は、空気逃がし弁20を閉状態にする(ステップS204)。
そして、制御部25は、空気圧センサ3により検出された圧力に基づいて、空気タンク2内の空気の圧力が所定の上限圧力に到達したか否かを判定する(ステップS205)。
空気タンク2内の空気の圧力が所定の上限圧力に到達していない場合(ステップS205においてNOの場合)、当該圧力が上限圧力に到達するまで空気圧縮機6の運転が継続される。
空気タンク2内の空気の圧力が所定の上限圧力に到達した場合(ステップS205においてYESの場合)、制御部25は、空気圧縮機6の運転を停止し(ステップS206)、この運転制御処理を終了する。
つぎに、図3のステップS106に示した水ポンプ8の運転制御処理についてさらに詳しく説明する。図5は、図3のステップS106に示した水ポンプ8の運転制御処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、制御部25は、水圧調整弁12を閉状態にする(ステップS301)。そして、制御部25は、水ポンプ8を起動する(ステップS302)。
その後、制御部25は、水圧センサ5により検出された圧力に基づいて、水タンク4内の水の圧力が所定の上限圧力に到達したか否かを判定する(ステップS303)。
水タンク4内の水の圧力が所定の上限圧力に到達していない場合(ステップS303においてNOの場合)、当該圧力が上限圧力に到達するまで水ポンプ8の運転が継続される。
水タンク4内の水の圧力が所定の上限圧力に到達した場合(ステップS303においてYESの場合)、制御部25は、水ポンプ8の運転を停止し(ステップS304)、この運転制御処理を終了する。
このように、本実施の形態1の噴霧装置は、水と空気とを混合して噴射する二流体ノズル1と、空気を貯蔵する空気タンク2と、空気タンク2内の気体の圧力を検出する空気圧センサ3と、空気タンク2から二流体ノズル1へと流れる空気の圧力を調整する空気圧調整弁10と、空気圧センサ3により検出された圧力に応じて空気タンク2から二流体ノズル1へと流れる空気の圧力を空気圧調整弁10に調整させる制御部25とを備える。
空気圧センサ3により検出された圧力に応じて空気タンク2から二流体ノズル1へと流れる空気の圧力を空気圧調整弁10が調整することにより、空気タンク2の容積を大きくすることなく二流体ノズル1に供給する空気の圧力を一定にすることができ、二流体ノズル1から噴射されるミストの粒径を一定に保つことができる。
(実施の形態2)
図6は、本実施の形態2に係る噴霧装置の構成の一例を示す図である。実施の形態2に係る噴霧装置は、空気圧縮機6が複数台ある点で実施の形態1に係る噴霧装置とは異なる。
図6に示すように、この噴霧装置は、空気圧縮機6を3台備えており、それぞれに対して空気を供給する空気圧縮機入口配管23が設けられている。また、各空気圧縮機6から延びる空気圧縮機出口配管17は、各空気圧縮機6により圧縮された空気が合流する箇所を有し、合流した空気が空気タンク2に流入するよう構成される。
また、噴霧装置には、実施の形態1と同様に、空気用逆止弁18、および、空気逃がし配管19が設けられる。空気逃がし配管19には、空気逃がし弁20が設けられる。
空気逃がし配管19は、各空気圧縮機6から吐出された空気が合流する箇所と空気タンク2の入り口との間の空気圧縮機出口配管17から分岐する。また、空気用逆止弁18は、空気逃がし配管19が空気圧縮機出口配管17から分岐する箇所と空気タンク2の入り口との間の空気圧縮機出口配管17の部分に設けられる。
その他の構成は実施の形態1における噴霧装置と同様であるため、説明を省略する。なお、ここでは、噴霧装置が空気圧縮機6を3台備える場合について説明したが、空気圧縮機6の数は2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
図7は、本実施の形態2における空気圧縮機6(空気圧縮機A、B、C)の運転制御の一例を示す図である。この運転制御は、図3に示したステップS104で行われる処理に相当する。
図7に示すように、各空気圧縮機6は、空気タンク2内の空気の圧力が所定の下限圧力にまで低下すると同時に起動され、空気タンク2内の空気の圧力が所定の上限圧力に達すると同時に停止する。また、各空気圧縮機6が吐出する空気量は、下限圧力、および、上限圧力に応じて予め定められている。
空気圧縮機6が運転を停止している間は空気タンク2から二流体ノズル1に空気が流れるため、空気タンク2内の空気の圧力は徐々に低くなる。また、温度センサ7により検出される空気圧縮機6のシリンダ6bの温度も、空気圧縮機6の運転が停止しているため徐々に低くなる。
その後、制御部25の制御により、空気圧縮機6が同時に起動されると、空気タンク2内の空気の圧力は徐々に高くなる。また、温度センサ7により検出される空気圧縮機6のシリンダ6bの温度が徐々に高くなる。
実施の形態2に係る噴霧装置は、空気圧縮機6を3台備えるため、空気タンク2に同じ量の空気を供給する場合、実施の形態1に係る噴霧装置に比べて、各空気圧縮機6が吐出する空気量を減らすことができる。そのため、各空気圧縮機6のシリンダ6bの温度が高くなることを抑制でき、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
ここで、空気圧縮機6の起動時には、制御部25は、空気逃がし弁20を開状態とする。これにより、空気圧縮機出口配管17内の空気圧が大気圧と同等の圧力になるので、空気圧縮機6の起動トルクを低減し、空気圧縮機6の起動を容易にすることができる。
また、空気圧縮機6の運転を停止する際には、制御部25は、空気逃がし弁20を閉状態とした後、空気圧縮機6の運転を同時に停止する。この場合、運転中の空気圧縮機6から停止中の空気圧縮機6へと圧縮空気が流入するようなことがないので、空気圧縮機6の損傷等を防止することができる。
なお、図7には、空気圧縮機6が吐出する空気量が等しい場合を示したが、この空気量は空気圧縮機6の間で異なっていてもよい。
図8は、本実施の形態2における空気圧縮機6(空気圧縮機A、B、C)の運転制御の他の例を示す図である。この運転制御は、図3に示したステップS104で行われる処理に相当する。
図7の例と同様に、空気圧縮機6は、同時に起動され、同時に停止する。ただし、図8の例では、空気圧縮機6が吐出する空気量が複数の空気圧縮機6の間で異なり、かつ、変化する。
具体的には、図8に示すように、3台の空気圧縮機6の運転中、1台の空気圧縮機6については、他の2台の空気圧縮機6が吐出する空気量よりも少なくなっている。そして、吐出する空気量を少なくする空気圧縮機6は、順次切り替えられる。
また、吐出する空気量を少なくした空気圧縮機6のシリンダ6bは、他の空気圧縮機6のシリンダ6bよりも温度の上昇が抑制される。
このように、複数の空気圧縮機6を断続的に運転し、かつ、空気圧縮機6のうち低負荷で運転する空気圧縮機6を順次切り替えることにより、1つの空気圧縮機6が長時間、高負荷で運転されることがなくなるので、各空気圧縮機6のシリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
なお、ここでは、1台の空気圧縮機6が吐出する空気量を、他の空気圧縮機6が吐出する空気量よりも少なくすることとしたが、吐出する空気量を少なくする空気圧縮機6は複数であってもよい。
(実施の形態3)
図9は、本実施の形態3に係る噴霧装置の構成の一例を示す図である。実施の形態3に係る噴霧装置は、空気の逆流を防止する空気用逆止弁26が各空気圧縮機6に設けられる点で実施の形態2に係る噴霧装置とは異なる。
実施の形態2と同様に、この噴霧装置は、空気圧縮機6を3台備えており、それぞれに対して空気を供給する空気圧縮機入口配管23が設けられている。また、各空気圧縮機6から延びる空気圧縮機出口配管17は、各空気圧縮機6により圧縮された空気が合流する箇所を有し、合流した空気が空気タンク2に流入するよう構成される。
また、噴霧装置には、複数の空気用逆止弁26が設けられる。各空気用逆止弁26は、空気圧縮機入口配管23において、各空気圧縮機6から吐出された空気が合流する箇所と各空気圧縮機6の吐出口との間の各箇所に設けられる。
その他の構成は実施の形態2における噴霧装置と同様であるため、説明を省略する。なお、ここでは、噴霧装置が空気圧縮機6を3台備える場合について説明したが、空気圧縮機6の数は2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
図10は、本実施の形態3における空気圧縮機6(空気圧縮機A、B、C)の運転制御の一例を示す図である。この運転制御は、図3に示したステップS104で行われる処理に相当する。
図10に示すように、3台のうち2台の空気圧縮機6は、空気タンク2内の空気の圧力が所定の下限圧力にまで低下すると同時に起動され、空気タンク2内の空気の圧力が所定の上限圧力に達すると同時に停止する。2台の空気圧縮機6の運転中、1台の空気圧縮機6については運転が停止している。そして、運転が停止する空気圧縮機6は、順次切り替えられる。
3台の空気圧縮機6が運転を停止している間は空気タンク2から二流体ノズル1に空気が流れるため、空気タンク2内の空気の圧力は徐々に低くなる。また、温度センサ7により検出される空気圧縮機6のシリンダ6bの温度も空気圧縮機6の運転が停止しているため徐々に低くなる。
その後、制御部25の制御により、2台の空気圧縮機6が同時に起動されると、空気タンク2内の空気の圧力は徐々に高くなる。また、温度センサ7により検出される空気圧縮機6のシリンダ6bの温度が徐々に高くなる。
実施の形態3に係る噴霧装置は、2台の空気圧縮機6を運転させるため、空気タンク2に同じ量の空気を供給する場合、実施の形態1に係る噴霧装置に比べて、各空気圧縮機6が吐出する空気量を減らすことができる。そのため、各空気圧縮機6のシリンダ6bの温度が高くなることを抑制でき、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
ここで、2台の空気圧縮機6を起動する際、制御部25は、空気逃がし弁20を開状態とする。これにより、空気圧縮機出口配管17内の空気圧が大気圧と同等の圧力になるので、空気圧縮機6の起動トルクを低減し、空気圧縮機6の起動を容易にすることができる。
また、空気圧縮機入口配管23において、各空気圧縮機6から吐出された空気が合流する箇所と各空気圧縮機6の吐出口との間の各箇所に各空気用逆止弁26が設けられているため、運転中の2台の空気圧縮機6から停止中の1台の空気圧縮機6に圧縮空気が流入することがなく、空気圧縮機6の損傷等を防止することができる。
2台の空気圧縮機6の運転を停止する際には、制御部25は、空気逃がし弁20を閉状態とした後、2台の空気圧縮機6の運転を同時に停止する。
このように、複数の空気圧縮機6のうちの一部を断続的に運転し、かつ、運転する空気圧縮機6を順次切り替えることにより、1台の空気圧縮機が長時間、高負荷で運転されることがなくなるので、空気圧縮機6のシリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
なお、ここでは、複数の空気圧縮機6が運転している間に1台の空気圧縮機6を停止させることとしたが、停止させる空気圧縮機6は複数であってもよい。
また、図10では、複数の空気圧縮機6のうちの一部を断続的に運転し、運転させた各空気圧縮機6を同時に停止させる場合を示したが、すべての空気圧縮機6を断続的に運転してもよいし、各空気圧縮機6を停止させるタイミングも同時でなくてもよい。以下では、このような場合について説明する。
図11は、本実施の形態3における空気圧縮機6(空気圧縮機A、B、C)の運転制御の他の例を示す図である。この運転制御は、図3に示したステップS104で行われる処理に相当する。図11の例では、制御部25は、3台の空気圧縮機6をすべて断続的に運転させる。
この場合、3台の空気圧縮機6は、空気タンク2内の空気の圧力が所定の下限圧力にまで低下すると同時に起動されるが、停止するタイミングは同時ではなく、1台の空気圧縮機6が他の2台の空気圧縮機6よりも早く停止する。
残りの2台の空気圧縮機6も、空気タンク2内の空気の圧力が所定の上限圧力に達すると同時に停止する。ここで、早く停止する空気圧縮機6は、各運転時で入れ替えられる。
このように、3台の空気圧縮機6を同時に起動し、かつ、他の2台の空気圧縮機6よりも早く停止させる空気圧縮機6を各運転時に入れ替えることにより、1台の空気圧縮機が長時間運転されることがなくなるので、空気圧縮機A、B、Cのシリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
なお、ここでは、1台の空気圧縮機6の運転を、他の空気圧縮機6の運転よりも早く停止させることとしたが、早く停止させる空気圧縮機6は複数であってもよい。
(実施の形態4)
図12は、本実施の形態4に係る噴霧装置の構成の一例を示す図である。実施の形態4に係る噴霧装置は、実施の形態3における図9に示した噴霧装置とは、空気用逆止弁18が設けられていない点、および、空気逃がし配管19が、圧縮機出口配管17において、各空気用逆止弁26と各空気圧縮機6の吐出口との間の各箇所に設けられる点が異なる。
実施の形態3と同様に、この噴霧装置は、空気圧縮機6を3台備えており、それぞれに対して空気を供給する空気圧縮機入口配管23が設けられている。また、各空気圧縮機6から延びる空気圧縮機出口配管17は、各空気圧縮機6により圧縮された空気が合流する箇所を有し、合流した空気が空気タンク2に流入するよう構成される。
この噴霧装置には、実施の形態3における図9に示した噴霧装置と異なり、空気逃がし配管19が空気圧縮機出口配管17から分岐する箇所と空気タンク2の入り口との間の空気圧縮機出口配管17の部分に空気用逆止弁18が設けられていない。
一方で、この噴霧装置には、図9に示した噴霧装置と同様に、空気用逆止弁26が、空気圧縮機入口配管23において、各空気圧縮機6から吐出された空気が合流する箇所と各空気圧縮機6の吐出口との間の各箇所に設けられる。
また、空気逃がし配管19が、空気圧縮機出口配管23において、各空気用逆止弁26と各空気圧縮機6の吐出口との間の各箇所に設けられる。そして、空気逃がし配管19には、空気逃がし弁20が設けられる。
その他の構成は実施の形態3における噴霧装置と同様であるため、説明を省略する。なお、ここでは、噴霧装置が空気圧縮機6を3台備える場合について説明したが、空気圧縮機6の数は2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
この噴霧装置においても、空気圧縮機6の起動時には、制御部25は、起動される空気圧縮機6の吐出口と、その空気圧縮機6への圧縮空気の逆流を防ぐ空気用逆止弁26との間の空気逃がし配管19に設けられた空気逃がし弁20を開状態とする。
これにより、空気圧縮機出口配管17内の空気圧が大気圧と同等の圧力になるので、空気圧縮機6の起動トルクを低減し、空気圧縮機6の起動を容易にすることができる。
また、この噴霧装置では、起動された空気圧縮機6から停止している空気圧縮機6に圧縮空気が流入することを各空気用逆止弁26が防ぐことができるため、各空気圧縮機6の起動、および、停止を異なるタイミングで行うことができる。これにより、空気タンク2内の空気の圧力の変動幅を小さくすることもできる。
また、各空気圧縮機6が吐出する空気量も各空気圧縮機6間で異なる量とすることができるので、空気圧縮機6のうち低負荷で運転する空気圧縮機6を順次切り替えることにより、1台の空気圧縮機が長時間、高負荷で運転されることを防止できる。その結果、空気圧縮機6のシリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
なお、ここでは、各空気圧縮機6により圧縮された空気が合流する空気圧縮機出口配管17の箇所の下流に空気タンク2を設けることとしたが、当該箇所と各空気用逆止弁26との間にそれぞれ空気タンクを設けることとしてもよい。
これにより、空気タンクを小型化することができるとともに、空気タンクと空気圧縮機6とをパッケージ化することができる。
(実施の形態5)
実施の形態2〜4では、制御部25が、低負荷で運転する空気圧縮機6、または、運転を停止させる空気圧縮機6を予め定められたスケジュールに従って順次切り替える場合について説明したが、制御部25が、より高温の空気圧縮機6から低負荷で運転するか、運転を停止させるか、または、運転時間が短くなるように各空気圧縮機6の運転制御を行ってもよい。
例えば、実施の形態2において図6〜図8を用いて説明した噴霧装置では、制御部25は、シリンダ6bの温度を検出する温度センサ7から、検出した温度の情報を取得する。
そして、制御部25は、温度センサ7により検出された温度に応じて各空気圧縮機6の運転を制御する。例えば、制御部25は、温度が最も高い空気圧縮機6を低負荷で運転させる。
図8に示された3回目の運転直前の状態では、空気圧縮機Cのシリンダ温度が最も高くなっている。この場合、制御部25は、空気圧縮機Cが吐出する空気量を少なくすることにより空気圧縮機Cを低負荷で運転させる。その結果、シリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
実施の形態3において図9〜図11を用いて説明した噴霧装置でも同様に、制御部25は、各空気圧縮機6の温度、特にシリンダ6bの温度を検出する温度センサ7から、検出した温度の情報を取得する。
そして、制御部25は、温度センサ7により検出された温度に応じて各空気圧縮機6の運転を制御する。具体的には、制御部25は、温度が最も高い空気圧縮機6の運転を停止させる。
例えば、図10に示された空気圧縮機6の3回目の運転直前の状態では、空気圧縮機Aのシリンダ温度が最も高くなっている。この場合、制御部25は、空気圧縮機Aの運転を停止させる。その結果、シリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
同様に、図11に示された空気圧縮機6の3回目の運転直前の状態では、空気圧縮機Aのシリンダ温度が最も高くなっている。この場合、制御部25は、空気圧縮機Aの運転時間を短くする。その結果、シリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
実施の形態4の噴霧装置でも同様に、温度センサ7が空気圧縮機6のシリンダ6bの温度を検出し、制御部25が、シリンダ6bの温度がより高温の空気圧縮機6から低負荷で運転するか、運転を停止させるか、または、運転時間が短くなるように各空気圧縮機6の運転制御を行う。これにより、シリンダ6bの温度上昇が抑制され、シリンダ6b内に設けられるピストンリングの摩耗を低減することができる。
なお、ここでは、温度センサ7がシリンダ6bの温度を検出することとしたが、空気圧縮機6の他の箇所の温度を測定し、制御部25が、上述した制御と同様の制御を行うこととしてもよい。
以上本発明の実施の形態1〜5について説明したが、本発明は上記実施の形態1〜5に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、実施の形態1〜5では、二流体ノズル1は、水と空気とを混合することとしたが、それ以外の液体と気体とを混合して噴射することとしてもよい。
本発明は、屋外空間を冷却する霧を噴き出す噴霧装置に用いるのに好適である。
1 二流体ノズル
2 空気タンク
3 空気圧センサ
4 水タンク
5 水圧センサ
6 空気圧縮機
6a モータ
6b シリンダ
7 温度センサ
8 水ポンプ
9 空気タンク出口配管
10 空気圧調整弁
11 水タンク出口配管
12 水圧調整弁
13 空気タンク排水配管
14 空気タンク排水弁
15 水タンク排水配管
16 水タンク排水弁
17 空気圧縮機出口配管
18、26 空気用逆止弁
19 空気逃がし配管
20 空気逃がし弁
21 水ポンプ出口配管
22 水用逆止弁
23 空気圧縮機入口配管
24 水ポンプ入口配管
25 制御部

Claims (5)

  1. 液体と気体とを混合して噴射する二流体ノズルと、
    前記気体を貯蔵するタンクと、
    前記タンク内の気体の圧力を検出する圧力センサと、
    前記タンクから前記二流体ノズルへと流れる気体の圧力を調整する調整弁と、
    前記圧力センサにより検出された圧力に応じて前記タンクから前記二流体ノズルへと流れる気体の圧力を前記調整弁に調整させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記タンクから前記二流体ノズルへと流れる気体の圧力を略一定となるように前記調整弁の開度を調整する、
    噴霧装置。
  2. 複数の圧縮機と、
    各圧縮機からそれぞれ吐出された気体を合流させ、前記タンクまで輸送する圧縮機出口配管と、
    前記気体の逆流を防止する第1の逆止弁と、
    前記圧縮機出口配管から分岐する逃がし配管と、
    各圧縮機の起動時に前記圧縮機出口配管を流れる気体を排出する逃がし弁と、
    をさらに備え、
    前記逃がし弁は、前記逃がし配管に設けられ、前記逃がし配管は、各圧縮機からそれぞれ吐出された気体が合流する箇所と前記タンクの入り口との間の前記圧縮機出口配管の部分から分岐し、前記第1の逆止弁は、前記逃がし配管が前記圧縮機出口配管から分岐する箇所と前記タンクの入り口との間の前記圧縮機出口配管の部分に設けられる請求項1に記載の噴霧装置。
  3. 前記気体の逆流を防止する複数の第2の逆止弁をさらに備え、
    前記第2の逆止弁は、前記圧縮機出口配管において、各圧縮機から吐出された気体が合流する箇所と各圧縮機の吐出口との間の各箇所に設けられる請求項2に記載の噴霧装置。
  4. 複数の圧縮機と、
    各圧縮機からそれぞれ吐出された気体を合流させ、前記タンクまで輸送する圧縮機出口配管と、
    前記気体の逆流を防止する複数の逆止弁と、
    前記圧縮機出口配管から分岐する複数の逃がし配管と、
    各圧縮機の起動時に前記圧縮機出口配管内を流れる気体を排出する複数の逃がし弁と、
    をさらに備え、
    前記逃がし弁は、各逃がし配管に設けられ、前記逆止弁は、前記圧縮機出口配管において、各圧縮機からそれぞれ吐出された気体が合流する箇所と各圧縮機の吐出口との間の各箇所に設けられ、前記逃がし配管は、前記圧縮機出口配管において、各逆止弁と各圧縮機の吐出口との間の各箇所に設けられる請求項1に記載の噴霧装置。
  5. 前記複数の圧縮機の温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記温度センサにより検出された温度に応じて各圧縮機の運転を制御する請求項2〜4のいずれか1項に記載の噴霧装置。
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