JP2009016296A - 気体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電磁弁を有する気体供給装置において、当該電磁弁の駆動による上流側配管内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制する技術を提供する。
【解決手段】 本発明の気体供給装置40は、気体使用部30側に設けられ、開閉制御される第1の電磁弁100と、第1の電磁弁100より気体供給源12側に設けられ、開閉制御される第2の電磁弁200と、第1の電磁弁100と第2の電磁弁200との間に設けられた気体貯溜部160と、第1及び第2の電磁弁100,200を開閉制御する制御回路60と、を有する。制御回路60は、第1の電磁弁100を開閉制御して気体貯留部160に貯留されている気体を気体使用部30側に供給してから所定の期間を置いて第2の電磁弁200を開閉制御するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気体を気体使用部に供給する気体供給装置、例えば水素ボンベに蓄えられている水素ガスを燃料電池に供給する気体供給装置に関する。
気体(例えば、水素ガス)を供給する経路に電磁制御弁を設けた気体供給装置は、例えば、特開2007−87729号公報(特許文献1)に開示されている。この気体供給装置では、電磁制御弁は、アクセルペダルの操作量に対応する期間で開閉制御される。
上記のような気体供給装置においては、電磁制御弁が開状態になると、当該電磁制御弁よりも上流側の配管内の気体の圧力が大きく変動(低下)する。配管内の気体の圧力が大きく変動すると、当該配管が振動し、あるいは配管の振動によって音が発生する。このような電磁制御弁の駆動による配管内の気体の圧力変動は、例えば電磁制御弁の入口と配管との接続部位にサージタンクを設けることによって抑制できるが、圧力変動の抑制には大容量のサージタンクが必要になり、設置スペースが大きくなる。
特開2007−87729号公報
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電磁弁を有する気体供給装置において、当該電磁弁の駆動による上流側配管内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制する技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る気体供給装置の好ましい形態によれば、気体を気体供給源から気体使用部側に供給する気体供給装置において、第1の電磁弁、第2の電磁弁、気体貯留部、及び制御回路を備える。第1の電磁弁は、気体使用部側に設けられ、制御回路によって開閉制御される。第2の電磁弁は、第1の電磁弁より気体供給源側に設けられ、制御回路によって開閉制御される。気体貯留部は、第1の電磁弁と第2の電磁弁との間に設けられる。そして、制御回路は、第1の電磁弁を開閉制御して気体貯留部に貯留されている気体を気体使用部側に供給してから所定の期間を置いて第2の電磁弁を開閉制御するように構成されている。なお、本発明の「気体供給装置」は、例えば燃料電池自動車に搭載されている気体供給源としての水素ボンベの水素ガスを、気体使用部としての燃料電池に供給する燃料電池用の水素供給装置として好適に用いられる。また、本発明における「第2の電磁弁を開閉制御する」ときの起点の設定については、典型的には第1の電磁弁が開いた時点を起点として設定する態様がこれに該当するが、第1の電磁弁が閉じた時点を起点として設定する態様であってもこれを好適に包含する。
なお、気体貯留部内の気体の圧力は、第1の電磁弁が閉じ状態に置かれている通常時には初期圧力P(第1の電磁弁内の圧力と等しい圧力)に保持される。そして、第1の電磁弁が開状態にされ、気体貯留部内の気体が気体使用部側に供給されると、気体貯留部内の気体の圧力は、低下するが、第1の電磁弁が閉状態にされると、気体貯留部内に残留している気体の容量に対応する圧力に上昇する。
本発明では、制御回路が、第1の電磁弁を開閉制御して気体貯留部に貯留されている気体を気体使用部側に供給してから所定の期間を置いて第2の電磁弁の開閉制御を行う構成としたものである。ここで、本発明における「所定の期間を置いて第2の電磁弁の開閉制御を行う」とは、典型的には、時間的な間隔を置いて第2の電磁弁の開閉制御を行う態様がこれに該当するが、第1の電磁弁の開閉制御による気体の供給後において、気体貯留部内に残留する気体の容積に応じた圧力が供給前の初期圧力に近づいたときに第2の電磁弁の開閉制御を行う態様を好適に包含する。従って、本発明によれば、第1の電磁弁の開閉制御による気体の供給後、気体貯留部内の圧力が初期圧力に近づいた状態で第2の電磁弁を開いて気体貯留部内に気体を補充することにより、第2の電磁弁の上流側における配管内の圧力変動(降下)を抑えることが可能となる。すなわち、本発明によれば、大きなスペースを必要とすることなく、上流側の配管内の圧力変動を抑制し、配管の振動、あるいは配管の振動による音の発生を抑制することができる。
なお、本発明における気体貯留部内の容積は、第1の電磁弁の容積(入口から出口までの通路)の容積の2〜3倍程度に設定することが好ましい。
本発明に係る気体供給装置の更なる形態によれば、制御回路は、第1の電磁弁の開閉制御時から一定の遅れ期間を経過した時点で第2の電磁弁の開閉制御を行うように構成される。
また、本発明に係る気体供給装置の更なる形態によれば、第1の電磁弁の開閉制御時から、当該第1の電磁弁の開期間に応じた遅れ期間が経過した時点で第2の電磁弁の開閉制御を行うように構成される。
また、本発明に係る気体供給装置の更なる形態によれば、第1の電磁弁の開閉制御後に、気体貯留部内の圧力が第1の電磁弁の開期間に基づいて設定した圧力設定値に達した時点で第2の電磁弁の開閉制御を行うように構成される。
制御回路による第2の電磁弁の開閉制御時期を、上記のように設定することで、第2の電磁弁の開閉制御を合理的に行い、当該第2の電磁弁の上流側における配管内の圧力変動を効率よく抑制することができる。
本発明に係る気体供給装置の更なる形態によれば、第2の電磁弁の上流側と気体貯留部とを連通するバイパス通路を備えている。なお、本発明における「バイパス通路」は、第2の電磁弁の開閉部より上流側の内部流路を気体貯留部に連通させる態様、あるいは第2の電磁弁より上流側の外部配管を気体貯留部に連通させる態様のいずれも好適に包含する。例えば、第2の電磁弁の内部流路を気体貯留部に連通させる態様の場合であれば、第2の電磁弁の構成部材である、気体供給孔(流出孔)を有するバルブシートと、気体供給孔を開閉するべくバルブシートの座面に当接あるいは離間するバルブとの間に設けられる。この場合、バルブシートの座面、あるいは当該座面に当接するバルブの当接面のいずれか一方または双方に、バルブの上流側の流路と気体供給孔とを連通する切り込み溝を設定する態様、あるいはバルブに当該バルブを貫通する軸方向の孔を設定し、これによりバルブの上流側の流路と気体供給孔とを連通する態様等を好適に包含する。また、バイパス通路は、当該バイパス通路の開口面積(通路断面積)Sbが第1の電磁弁の開口面積(通路断面積)Suの1/10以下(Sb≦Su/10)となるように構成することが好ましい。
このように、バイパス通路を通じて第2の電磁弁の上流側から気体貯留部に気体を補充する構成としたときは、第1の電磁弁の開閉制御後、第2の電磁弁の開閉制御が行われるまでに気体貯留部内の圧力が気体の補充に伴い徐々に高くなる。つまり気体貯留部内の圧力が初期圧力により徐々に近づく。このため、第2の電磁弁を開閉制御したときの当該第2の電磁弁の上流側配管内の急激な圧力変動の抑制効果をより一層高めることができる。
また、本発明に係る気体供給装置の更なる形態によれば、バイパス通路を備える気体供給装置において、制御回路は、第1の電磁弁の開閉制御による気体の供給量が設定値未満のときには、第2の電磁弁の開閉制御を行わないように構成されている。なお、第1の電磁弁の開閉制御による気体の供給量は、第1の電磁弁の開期間によって判別してもよいし、第1の電磁弁から供給される気体の流量によって判別してもよい。
上記のように構成することにより、第1の電磁弁の開閉制御による気体の供給後において、気体の供給量が設定値未満のとき、すなわち供給量が少ないとき(燃料電池自動車の場合であれば、例えばアイドリング状態)には、バイパス通路のみを通じて気体を気体貯留部内に補充する。すなわち、気体の供給量が設定値以上にならない限り、第2の電磁弁を無駄に開閉制御することが無く合理的である。
また、本発明に係る気体供給装置の更なる別の形態によれば、酸素と水素を用いて発電を行う燃料電池と、水素を貯留する水素ボンベと、水素ボンベの水素を燃料電池に供給する水素供給装置と、を有する燃料電池自動車が構成される。そして、水素供給装置として請求項1〜6のいずれかに記載の気体供給装置を用いている。
また、本発明に係る気体供給装置の更なる形態によれば、請求項1〜6のいずれかに記載の気体供給装置を備えた燃料電池自動車は、速度指示信号出力部を備えている。そして、制御回路は、速度指示信号出力部から出力される速度指示信号に基づいて第1の電磁弁の開時間を制御する構成とされる。
請求項1〜6に記載の発明によれば、気体供給装置において、電磁弁の駆動時における上流側配管内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制する技術が提供されることとなった。
また、請求項7及び8に記載の発明によれば、電磁弁の駆動時における上流側配管内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制する上で有効な水素供給装置を有する燃料電池システムを備えた燃料電池自動車が提供される。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しつつ、詳細に説明する。本実施の形態は、気体供給装置として、燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に水素ガスを供給する燃料電池用の水素供給装置の場合で説明する。このため、先ず燃料電池発電システムの構成につき、図1を参照しつつ説明する。
燃料電池自動車2は、始動スイッチ4、アクセルペダル6、燃料電池発電システム10等を有している。燃料電池発電システム10は、水素ガスと酸素ガスを反応させて発電するシステムである。燃料電池自動車2は、システム10によって発電された電力を走行モータに供給することによって走行する。燃料電池発電システム10は、酸素と水素ガスを用いて発電する燃料電池30、燃料電池30に水素ガスを供給する水素供給装置40、及び燃料電池30に空気を供給する空気供給装置32等を備えている。
水素供給装置40は、水素ボンベ12、遮断弁14、レギュレータ16、上流側電磁弁200、下流側電磁弁100、及び制御装置60を主体として構成される。始動スイッチ4、アクセルペダル6は、制御装置60と接続されている。制御装置60が本発明における「制御回路」に対応する。
水素ボンベ12は、超高圧の水素ガスを貯蔵することができる。本実施の形態では、最大で70MPaの水素ガスを貯蔵することができる。水素ボンベ12と燃料電池30の間には、水素ボンベ12から燃料電池30まで水素ガスを案内するガス流路50が備えられ、水素ボンベ12から燃料電池30の方向に向って、遮断弁14、レギュレータ16、上流側電磁弁200、下流側電磁弁100が順に配置されている。下流側電磁弁100と上流側電磁弁200は、接続配管160によって直列に接続されている。接続配管160による接続構造については、後述する。下流側電磁弁100が本発明における「第1の電磁弁」に対応し、上流側電磁弁200が本発明における「第2の電磁弁」に対応する。また、接続配管160が本発明における「気体貯留部」に対応する。
遮断弁14は、水素ボンベ12のガス出口を開閉するパイロット式遮断弁(図示省略)と、その下流に配置されている過流防止弁(図示省略)とから構成されている。遮断弁14は、ガス配管50aによってレギュレータ16に接続されている。
レギュレータ16は、入力された水素ガスの圧力を約1MPaまで減圧する。レギュレータ16には、ガス配管50bが接続されている。ガス配管50bは、途中で二手に分かれており、その一方は上流側電磁弁200と接続され、他方は排気シャット弁36と接続されている。下流側電磁弁100は、入力された水素ガスの圧力を約0.2MPaまで減圧する。
排気シャット弁36は、ガス流路50を開閉する。この排気シャット弁36が開放されると、ガス流路50中の水素ガスが大気中に排出される。排気シャット弁36には、図示省略の希釈器が接続されており、水素ガスは希釈後に排出される。また排気シャット弁36には、図示省略の逆止弁が接続されており、その逆止弁によって空気がガス流路50に侵入するのが防止されている。
下流側電磁弁100と燃料電池30は、ガス配管50cによって接続されている。燃料電池30の内部には、水素ガス通過経路30aと空気通過経路30bが形成されている。この水素ガス通過経路30aには、ガス配管50cから水素ガスが流入する。燃料電池30の空気通過経路30bには、空気配管54を介して空気供給装置32が接続されている。空気供給装置32は、コンプレッサや加湿モジュール等から構成され、燃料電池30に空気を送り込む。燃料電池30の空気通過経路30bには、空気供給装置32から送り込まれた空気が流入する。燃料電池30は、水素ボンベ12からの水素ガスと、空気供給装置32からの空気中の酸素ガスを電気的に反応させて発電する。燃料電池30で発電された電力は、燃料電池自動車2の駆動(走行)エネルギーとなる。
制御装置60には、始動スイッチ4の動作検出信号、アクセルペダル6の操作量検出信号が入力される。
また、制御装置60には、遮断弁14、下流側電磁弁100、上流側電磁弁200、及び排気シャット弁36が接続されている。
制御装置60は、遮断弁14、下流側電磁弁100、上流側電磁弁200、及び排気シャット弁36の開閉制御を実行する。
制御装置60は、始動スイッチ4がオンになると、遮断弁14を開放する。これにより、水素ボンベ12に貯蔵された水素ガスはレギュレータ16を介して下流側に供給される。
制御装置60は、アクセルペダル6の操作量に基づいて下流側電磁弁100に供給する電力を制御する。本実施の形態では、下流側電磁弁100のソレノイドコイルに供給する電力をアクセルペダル6の操作量に応じたデューティ比で制御している。なお、デューティ制御は、ソレノイドコイルに供給する電力パルスの周期Tと、電力パルスの幅(オン期間)tとの比(デューティ比=t/T×100%)を制御する制御方法であり、この下流側電磁弁100のデューティ制御自体は、公知の技術ゆえ、その詳細な説明については省略する。一方、上流側電磁弁200のソレノイドコイルに供給する電力については、下流側電磁弁100の開閉動作後、所定の期間の経過後に一定のデューティ比で制御する。なお、下流側電磁弁100は、アクセルペダル6の操作量と配管50c内の圧力に応じたデューティ比で制御してもよい。
制御装置60は、始動スイッチ4がオフされると、遮断弁14を閉じるとともに、排気シャット弁36を開放する。これにより、ガス配管50中の水素ガスが大気中に排出される。
排気シャット弁36は、少なくとも、遮断弁14が次に開放される前に閉じられていればよい。
ところで、燃料電池発電システムにおいては、水素供給装置の電磁弁が開かれ、燃料電池に水素ガスが供給(噴射)されると、当該電磁弁の上流側のガス配管内に圧力変動が生じ、この圧力変動によってガス配管が振動し、あるいは振動による音が発生するという問題がある。
そこで、本実施の形態では、上述のように構成された燃料電池発電システム10の水素供給装置40において、下流側電磁弁100の上流側に上流側電磁弁200を配置するとともに、それら両電磁弁100,200を、所定容積のガス貯留空間160aを有する気体貯留部としての接続配管160によって接続する構成とし、これによって下流側電磁弁100から水素ガスが供給(噴射)されたときの、上流側のガス配管50b内の圧力変動を抑制している。
(第1の実施形態)
次に、ガス配管50b内の圧力変動の抑制技術に関する第1の実施形態を、図2〜図4を参照して詳細に説明する。図2は下流側電磁弁100及び上流側電磁弁200の全体構成を示す断面図であり、図3は図2のA部の拡大図、図4は図2のB部の拡大図である。図2に示すように、下流側電磁弁100と上流側電磁弁200は、接続配管160を介して直列に接続される。すなわち、接続配管160は、下流側電磁弁100のガス流路の入口側と上流側電磁弁200のガス流路の出口側を常時に連通する。下流側電磁弁100と上流側電磁弁200は、概ね同一構造に形成される。従って、下流側電磁弁100の構造についてのみ100番台の符号を用いて説明し、上流側電磁弁200の構造については、下流側電磁弁100の各構成部材に相当する各構成部材にそれぞれ200番台の符号を付すことで、その説明を省略する。
図2及び図3に示すように、下流側電磁弁100は、磁性材からなるほぼ円筒状のボディ101を有する。ボディ101は、互いに嵌め合い接合された筒状部材からなるアッパボディ103とロアボディ105とから構成される。アッパボディ103内の中央部には、ほぼ円筒状のコア107が挿入配置されている。コア107は磁性材からなり、ロアボディ105との間に非磁性材からなる鍔付リング109が配置されている。またロアボディ105の先端部(コア107と反対側)には、バルブシート131が配置されている。
アッパボディ103とコア107の間には、ほぼ円筒状のボビン111が配置されている。ボビン111は合成樹脂等の電気絶縁材からなり、ソレノイドコイル113が多層状に巻かれている。ソレノイドコイル113にはターミナル115が電気的に接続される。アッパボディ103の外周領域には、ターミナル115を取り囲むソケット部117aを有する受電用コネクタ117が設けられ、ソケット部117aには図示が省略された制御装置の給電用コネクタが接続される。これにより、ソレノイドコイル113に対する通電及びその解除がなされる。ソレノイドコイル113の通電によって生ずる電磁力は、ガス流路を開閉するバルブとしての可動弁129をバルブシート131の座面131aから離間させる、すなわちガス噴射孔137を開く方向に移動させる。
図3に示すように、ロアボディ105の円形断面の筒孔105c内には、ストッパ121、カラー123、可動弁129を支持する板バネ127、リング125及びバルブシート131が順次組み付けられている。
ストッパ121は、磁性材からリング状に形成され、ロアボディ105の筒孔105cに嵌め込まれ、ロアボディ105の筒孔105cの内径方向に突出された内側フランジ部105aに当接される。カラー123は、例えばステンレス材からリング状に形成されており、ロアボディ105の筒孔105cに嵌め込まれ、一端がストッパ121の外周側の側面(前面)と当接され、他端が板バネ127に当接される。リング125は、例えばステンレス材からリング状に形成され、ロアボディ105内に嵌め込まれ、板バネ127の外周側の側面(前面)と当接される。
バルブシート131は、非磁性材あるいは非磁性を有する制振合金からなり、軸中心に軸方向に貫通する気体供給孔としてのガス噴射孔137を有し、ガス噴射孔137の入口側(可動弁129と対向する側)には座面131aが形成されている。バルブシート131はロアボディ105の筒孔105c内に嵌合されており、その嵌め合い部におけるロアボディ105の軸方向端面において溶接により接合されている。これにより、ストッパ121、カラー123、板バネ127の外周及びリング125がロアボディ105の内側フランジ部105aとの間に挟持される。
板バネ127は、例えば析出硬化系ステンレスからなり、中央部に円形の孔を有する円板状に形成されている。板バネ127は、上述したように、その外周側の側面(前面及び後面)がカラー123とリング125に挟持されてロアボディ105側に止着され、内周側が弾性体を介して可動弁129に取付けられる。かくして、板バネ127は、可動弁129を当該可動弁129の外周面がロアボディ105の内周面等に非接触状態で置かれるフローティング状態で支持し、可動弁129がバルブシート131のガス噴射孔137を開閉するべく軸方向に移動されるとき、同方向に弾性変形することで可動弁129の開閉動作を許容する。
可動弁129は、磁性材である電磁ステンレス材からなり、コア107とほぼ同様の断面形状をなす円筒形状の主部129aと、その主部129aの前側(ロアボディ105側)の外周に張り出すフランジ部129bと、主部129a先端に突出する円板形状のバルブ部129cとを有する。可動弁129は、ソレノイドコイル113の通電時において、アーマチュアとして機能する。そしてソレノイドコイル113の通電によって発生する電磁力によって可動弁129がガス噴射孔137を開く方向へと移動されたとき、ストッパ121がフランジ部129bの後面と当接することで、それ以上の移動を規制する。すなわち、ストッパ121は、可動弁129の全開位置を規定する。
可動弁129は、コア107内に配置された付勢手段としてのコイルバネ141によってガス噴射孔137を閉じる方向に付勢され、ソレノイドコイル113の通電が解除されているときには、バルブ部129cがバルブシート131の座面131aに押し付けられた閉弁状態に置かれる。このときのコイルバネ141の付勢力は、コア107内に配置されたバネ荷重調整用のパイプ143によって調整することが可能とされる。コイルバネ141は、一端が可動弁129に当接され、他端がパイプ143の一端に当接される。またパイプ143は、例えばコア107内周に当該パイプ143を圧入することで、あるいは雌ねじと雄ねじとの嵌め合いにより取り付けられ、その圧入量、あるいはねじ込み量を変えることによってコイルバネ141の付勢力を調整する構成とされる。可動弁129がコイルバネ141によって閉弁状態に置かれるとき、板バネ127は、開き方向に付勢力が作用する構成とされ、これにより可動弁129と板バネ127とは常時に接触状態が維持される。板バネ127の付勢力は、コイルバネ141の付勢力に比べてはるかに小さく、コイルバネ141による可動弁129の閉弁動作を損なうものではない。
バルブ部129cの前面は、バルブシート131の座面131aと面接触可能な接触面とされ、この接触面には、弾性を有する環状のシール部材140が嵌着されている。またバルブ部129cには、主部129aの中空部129dと連通するとともに径方向に放射状に延びる、例えば6本の貫通孔129hが周方向に60度の等間隔で形成されている。中空部129dと貫通孔129hとによって可動弁129のガス通路が構成される。
水素ガスは、コア107の中空部107a及びパイプ143の中空部143aを経て可動弁129の中空部129dへと導かれる。可動弁129が閉弁状態に置かれているとき、水素ガスは、可動弁129の中空部129dから6個の貫通孔129hを通り、可動弁129の外周領域とロアボディ105の内周面との間の空間部151に達している。なおコア107のガス入口には異物の混入を防止するストレーナ145(図1参照)が配置されている。上記の各中空部107a,143a,129d、貫通孔129h及び空間部151によって水素ガスの流路が構成される。下流側電磁弁100は、上記のように構成される。
一方、上流側電磁弁200は、前述したように、下流側電磁弁100と概ね同一構造に形成され、ガス流路の出口側が下流側電磁弁100の入口側と接続配管160によって接続される。本実施の形態では、接続配管160は、下流側電磁弁100のアッパボディ103に一体に形成された筒状部によって構成されている。接続配管160は、下流側電磁弁100のコア107の外周に嵌合するとともに、当該コア107の軸方向端部を越えて上流側電磁弁200に向って所定長さで突出される。その突出端部の内周面に上流側電磁弁200のバルブシート231の端部外周が嵌入されるとともに、その嵌め合い部におけるロアボディ105の軸方向端面において溶接により接合されている。このように、下流側電磁弁100の入口と上流側電磁弁200の出口とを接続配管160によって接続することで、両電磁弁100,200間には、気体貯留室としての所定の大きさのガス貯留空間160aが形成される。
本実施の形態では、接続配管160のガス貯留空間160aの容積が、下流側電磁弁100の容積、すなわち中空部107a,143a,129d、貫通孔129h及び空間部151によって構成されるガス流路の容積の概ね2〜3倍程度に設定されている。
また、上流側電磁弁200には、図4に示すように、上流側電磁弁200の内部流路における可動弁229より上流側のガス流路と接続配管160のガス貯留空間160aとを常時に連通する(上流側電磁弁200をバイパスする)バイパス通路270が設けられており、当該バイパス通路270を通じて上流側電磁弁200内のガス流路の水素ガスが接続配管160のガス貯留空間160a内に補充されるように構成されている。
バイパス通路270は、上流側電磁弁200のバルブシート231の座面231aに形成された径方向に延びる切り込み溝によって構成される。バイパス通路270は、座面231aに可動弁229が押し付けられてガス噴射孔237が閉止された状態において、延在方向の一端が可動弁229の外周領域とロアボディ205の内周面との間の空間部251に連通され、延在方向の他端がガス噴射孔237に連通される。
次に、上記のように構成された下流側制御弁100及び上流側制御弁200の開閉制御を説明する。図5には下流側電磁弁100の開閉制御に伴う接続配管160のガス貯留空間160a内の圧力と、水素ガスをガス貯留空間160a内にバイパス通路270のみで補充する場合、及びバイパス通路270と上流側電磁弁200で補充する場合との関係が示される。図5に示すように、下流側電磁弁100が閉じられた状態では、ガス貯留空間160a内の圧力は、初期圧力P(レギュレータ16により調整された水素の圧力)に保持される。下流側電磁弁100が開いて水素ガスが噴射されたとき、ガス貯留空間160a内の圧力は、アクセルペダル6の操作量(アクセル操作量)に対応するデューティ比、すなわち、下流側電磁弁100の開期間Tn(開閉制御周期に占める開状態の継続時間)に応じて低下する。この開期間Tnが長いほどガス貯留空間160a内の圧力低下が大きくなる。なお、ガス貯留空間160a内の圧力は、下流側電磁弁100からの水素ガスの供給後において、ガス貯留空間160a内に残留している水素ガスの容量に対応する圧力Psに上昇(回復)する。この圧力Psの大きさは、下流側電磁弁100の開期間Tnに応じて決まる。
本実施の形態では、制御装置60は、下流側電磁弁100の開期間Tnが設定期間よりも短いとき(例えば、開期間Tn1)、すなわちアクセルペダル6の操作量が設定値未満の状態では、上流側電磁弁200の開閉制御を行わず、ガス貯留空間160aに対する水素ガスの補充をバイパス通路270のみによる補充とし、開期間Tnが設定期間よりも長いとき(例えば、開期間Tn2)、すなわちアクセルペダル6の操作量が設定値以上の状態では、上流側電磁弁200を一定期間だけ開いて水素ガスをガス貯留空間160a内に補充するように構成される。そして、アクセルペダル6の操作量が設定値以上の状態のときの上流側電磁弁200の開閉制御は、下流側電磁弁100の開期間Tnに応じた遅れ期間Tdに基づいて行われるように構成される。すなわち、下流側制御弁100の開閉制御が行われてから遅れ期間Tdを経過したときに、上流側電磁弁200の開閉制御が行われるように構成されている。なお、遅れ期間Tdは、本実施の形態では、下流側電磁弁100が開状態とされた時点を起点にして設定するが、閉状態とされた時点を起点として設定しても構わない。
次に、バイパス通路270を有する上流側電磁弁200を用い、下流側電磁弁100の開期間Tn(燃料電池30への水素供給量)に基づいて上流側電磁弁200を開閉制御する時期を決定する第1の実施形態の動作を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図6に示すフローチャートは、燃料電池自動車2の始動スイッチ4がオン操作されることにより開始される。
ステップA1では、燃料電池自動車2の速度を調整するためのアクセルペダル6のペダル操作量(踏込量)Dを検出する。
ステップA2では、ステップA1で検出したペダル操作量Dに基づいて、燃料電池30に供給する水素ガスの流量を制御する下流側電磁弁100の開期間Tnを設定する。
ペダル操作量Dに基づいて下流側電磁弁100の開期間Tnを設定する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、燃料電池自動車2におけるペダル操作量Dに対応する消費電力と、燃料電池自動車2に搭載されている燃料電池30における発電電力に対応する水素供給量に基づいて、燃料電池自動車2におけるペダル操作量Dに対応する開期間Tnのマップを作成する。そして、作成したマップを記憶回路に記憶させておき、検出したペダル操作量Dに対応する開期間Tnをマップから読み出す方法を用いることができる。なお、アクセルペダル6が操作されていない(ペダル操作量が「0」)場合には、アイドリング状態(走行していない状態)にある。アイドリング状態では、消費電力は非常に少ない。一方、アクセルペダル6が操作されている(ペダル操作量が「0」でない)場合には、車輪を駆動する電動機に電力を供給して燃料電池自動車2の速度をアクセルペダル6のペダル操作量Dに対応する速度に調整する。このため、アクセルペダル6が操作されている場合には、消費電力が多い。
ステップA3では、ステップA1で検出したペダル操作量Dが操作量設定値Ds未満であるか否かを判断する。ペダル操作量Dが操作量設定値Ds以上である場合(ペダル操作量D≧操作量設定値Ds)にはステップA4に進み、ペダル操作量Dが操作量設定値Ds未満である場合(ペダル操作量D<操作量設定値Ds)にはステップA8に進む。
下流側電磁弁100の開閉制御によってガス貯留空間160a内の水素ガスが燃料電池30に供給された後、次に下流側電磁弁100を開閉制御する(水素ガスを燃料電池に供給する)時点までに、ガス貯留空間160a内に水素ガスを補充して、ガス貯留空間160a内の圧力が初期圧力P(レギュレータ16により調整された水素の圧力)に復帰させる必要がある。上流側電磁弁200にバイパス通路270が設けられている場合には、下流側電磁弁100の開閉制御によってガス貯留空間160a内の水素ガスが燃料電池30に供給された後、上流側電磁弁200に設けられているバイパス通路270を介してガス貯留空間160a内に水素が補充される。ここで、燃料電池30に供給する水素ガスの量が少ない場合(下流側電磁弁100の開期間Tnが短い場合)には、上流側電磁弁200に設けられているバイパス通路270を介して補充される水素ガスのみよって、ガス貯留空間160a内の圧力を初期圧力Pに復帰させることができる。この場合には、上流側電磁弁200によるガス貯留空間160a内への水素ガスの補充を省略することができる。下流側電磁弁100の開期間Tn(ガス貯留空間160aから燃料電池30に供給される水素ガスの量)は、アクセルペダル6のペダル操作量Dに応じて変化する。ステップA3の処理は、バイパス通路270のみによってガス貯留空間160a内に水素ガスを補充可能であるか否かを判断するための処理である。
ステップA4では、上流側電磁弁200を開閉制御する時点を設定する。本実施の形態では、下流側電磁弁100の開閉制御時からの遅れ期間Tdを設定する。遅れ期間Tdは、下流側電磁弁100が開状態となってからの期間あるいは下流側電磁弁100が閉状態となってからの期間を用いることができる。
遅れ期間Tdを設定する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、下流側電磁弁100の開期間Tnに対するガス貯留空間160a内の圧力の変化状態を求める。求めたガス貯留空間160a内の圧力の変化状態に基づいて、上流側電磁弁200を開閉制御した時に、ガス貯留空間160a内の圧力と初期圧力P(レギュレータ16により調整された水素ガスの圧力)との間の圧力差による振動を抑制することができる時点(遅れ期間Td)を判別する。判別した下流側電磁弁100の開期間Tnに対する遅れ期間Tdのマップを作成し、記憶回路に記憶させる。そして、設定された開期間Tnに対応する遅れ期間Tdをマップから読み出す。
ステップA5では、ステップA2で設定した開期間Tnに基づいて下流側電磁弁100を開閉制御する。
ステップA6では、下流側電磁弁100の開閉制御時から(開状態となってからあるいは閉状態となってから)、ステップA4で設定した遅れ期間Tdが経過したか否かを判断する。遅れ期間Tdが経過していない場合には、待機し、遅れ期間Tdが経過した場合には、ステップA7に進む。
ステップA7では、上流側電磁弁200を開閉制御した後、ステップA1に戻る。上流側電磁弁200の開期間は適宜設定される。
ステップA8では、ステップA5と同様に、ステップA2で設定した開期間Tnに基づいて下流側電磁弁100を開閉制御した後、ステップA1に戻る。
なお、図6に示すフローチャートの処理は、始動スイッチ4がオフ操作されると終了する。
本実施の形態によれば、下流側電磁弁100による水素ガスの供給時におけるガス貯留空間160a内の圧力変動(圧力降下)は、上流側電磁弁200が閉状態に保持されることで上流側のガス配管50bに伝達されない。そして、例えばアイドリング状態のように下流側電磁弁100による水素ガスの供給量が少ないとき、すなわち、開期間Tnが設定期間よりも短い開期間Tn1では、ガス貯留空間160a内の圧力変動が小さく、しかもガス貯留空間160aがバイパス通路270を介してのみ上流側と通じる構成であるため、上流側のガス配管50b内に生ずる圧力変動は、小さい範囲に抑制される。また、本実施の形態によれば、下流側電磁弁100による水素ガスの供給量が少ない場合には、上流側電磁弁200を開閉制御しないため、エネルギーの無駄な消費を回避できる。
なお、本実施の形態において、バイパス通路270は、その開口面積(流路断面積)Sbが、例えば下流側電磁弁100の流路における最小開口面積(流路断面積)Suの1/10以下(Sb≦Su/10)となるように設定される。これにより、例えば、アイドリング状態のように、下流側電磁弁100による水素ガスの供給量が少ないとき(すなわち、下流側電磁弁100の開期間Tnが短いときには、下流側電磁弁100が閉じてからガス貯留空間160a内の水素ガスの圧力が、残留ガス量に対応した圧力Psに上昇するまでの期間の10倍以上の期間をかけてガス貯留空間160a内に水素ガスが補充される。このことにより、下流側電磁弁100の駆動による水素ガス噴射時の、ガス配管50b内の圧力変動が抑制される。
なお、バイパス通路270は、当該バイパス通路270の流量V3が下流側電磁弁100の最小流量(最小開期間の場合の流量)V1の10分の1以下(V3≦V1/10)となるように構成することもできる。また、バイパス通路270の開口面積の下限値は、下流側電磁弁100の開口面積の1/20〜1/30程度に設定される。
一方、例えば加速走行時のように、下流側電磁弁100の開期間Tnが設定期間よりも長い開期間Tn2では、下流側電磁弁100の開閉制御から遅れ期間Tdを経過した後、すなわち、ガス貯留空間106a内の圧力が開期間Tn2に対応した圧力Psに上昇してから上流側電磁弁200が開閉制御される。このため、上流側電磁弁200の上流側のガス配管50b内の圧力変動が抑制される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、下流側電磁弁100と上流側電磁弁200との間に接続配管160を設け、下流側電磁弁100が開閉制御されてから所定の期間が経過したときに、上流側電磁弁200を開閉制御する構成としたことにより、上流側のガス配管50bの圧力変動を効果的に抑制することが可能となる。これにより下流側電磁弁100の駆動によるガス配管50b内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、前述した第1の実施形態における上流側電磁弁200がバイパス通路270を有しない構成としたものであり、これ以外の構成については、前述した第1の実施形態と同様である。
バイパス通路270を有しない上流側電磁弁200を用い、下流側電磁弁100の開期間Tn(燃料電池30への水素供給量)に基づいて上流側電磁弁200を開閉制御する時期を決定する第2の実施形態の動作を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図7に示すフローチャートは、燃料電池自動車2の始動スイッチ4がオン操作されることにより開始される。
図7に示すフローチャートでは、図6に示されている、バイパス通路270に関連する処理を実行するステップA3、A8が省略されている。図7に示されているステップB1〜B6では、図6に示されているステップA1、A2、A4〜A7と同様の処理を実行する。
第2の実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、下流側電磁弁100の駆動によるガス配管50b内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を、図8を参照して説明する。この第3の実施形態は、上流側電磁弁200がバイパス通路270を有する構成の水素ガス供給装置40において、ガス貯留空間160a内の圧力に基づいて上流側電磁弁200の開閉制御を行うように構成したものである。
図8には下流側電磁弁100の開閉制御に伴う接続配管160のガス貯留空間160a内の圧力と、水素ガスをガス貯留空間160a内にバイパス通路270のみで補充する場合、及びバイパス通路270と上流側電磁弁200で補充する場合との関係が示される。図8に示すように、下流側電磁弁100が閉じられた状態では、ガス貯留空間160a内の圧力は、初期圧力P(レギュレータ16により調整された水素の圧力)に保持される。下流側電磁弁100が開いて水素ガスが噴射されたとき、ガス貯留空間160a内の圧力は、アクセルペダル6の操作量(アクセル操作量)に対応するデューティ比、すなわち、下流側電磁弁100の開期間Tn(開閉制御周期に占める開状態の継続時間)に応じて低下する。この開期間Tnが長いほどガス貯留空間160a内の圧力低下が大きくなる。なお、ガス貯留空間160a内の圧力は、下流側電磁弁100からの水素ガスの供給後において、ガス貯留空間160a内に残留している水素ガスの容量に対応する圧力Psに上昇(回復)する。この圧力Psの大きさは、下流側電磁弁100の開期間Tnに応じて決まる。
本実施の形態では、制御装置60は、下流側電磁弁100の開期間Tnが設定期間よりも短いとき(例えば、開期間Tn11)、すなわちアクセルペダル6の操作量が設定値未満の状態では、上流側電磁弁200の開閉制御を行わず、ガス貯留空間160aに対する水素ガスの補充をバイパス通路270のみによる補充とし、開期間Tnが設定期間よりも長いとき(例えば、開期間Tn12)、すなわちアクセルペダル6の操作量が設定値以上の状態では、上流側電磁弁200を一定期間だけ開いて水素ガスをガス貯留空間160a内に補充するように構成される。そして、アクセルペダル6の操作量が設定値以上のときの上流側電磁弁200の開閉制御は、下流側電磁弁100の開期間Tnに応じて決まる圧力、すなわち、ガス貯留空間160a内の残留ガス量に応じて決まる圧力設定値(例えば、設定値Ps11)に達した時点で行われるように構成される。
次に、バイパス通路270を有する上流側電磁弁200を用い、下流側電磁弁100の開期間Tn(燃料電池30への水素供給量)に基づいて上流側電磁弁200を開閉制御する時期を決定する第3の実施形態の動作を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図9に示すフローチャートは、燃料電池自動車2の始動スイッチ4がオン操作されることにより開始される。
図9に示すフローチャートの場合、ステップC1〜C3では、図6に示されているステップA1〜A3と同様の処理を実行する。
ステップC4では、ステップC2で設定した下流側電磁弁100の開期間Tnに基づいて、圧力設定値Psを設定する。
圧力設定値Psを設定する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、下流側電磁弁100の開期間Tnに対するガス貯留空間160a内の圧力の変化状態を求める。求めたガス貯留空間160a内の圧力の変化状態に基づいて、上流側電磁弁200を開閉制御した時に、ガス貯留空間160a内の圧力と初期圧力(レギュレータ16により調整された水素ガスの圧力)との間の圧力差による振動を抑制することができる時点(圧力設定値Ps)を判別する。判別した下流側電磁弁100の開期間Tnに対する圧力設定値Psのマップを作成し、記憶回路に記憶させる。そして、設定された開期間Tnに対応する圧力設定値Psをマップから読み出す。
ステップC5では、ステップC2で設定した開期間Tnに基づいて下流側電磁弁100を開閉制御する。
ステップC6では、ガス貯留空間160a内の圧力が圧力設定値Ps以上であるか否かを判断する。ガス貯留空間160a内の圧力Pが圧力設定値Ps未満である場合(圧力P<圧力設定値Ps)には、待機し、ガス貯留空間160a内の圧力Pが圧力設定値Ps以上である場合(圧力P≧圧力設定値Ps)には、ステップC7に進む。
ステップC7では、上流側電磁弁200を開閉制御した後、ステップC1に戻る。
ステップC8では、ステップC5と同様に、ステップC2で設定した開期間Tnに基づいて下流側電磁弁100を開閉制御した後、ステップC1に戻る。
第3の実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、下流側電磁弁100の駆動によるガス配管50b内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制することができるとともに、下流側電磁弁100による水素ガスの供給量が少ない場合には、上流側電磁弁200を開閉制御しないため、エネルギーの無駄な消費を回避できる。
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態は、前述した第3の実施形態における上流側電磁弁200がバイパス通路270を有しない構成としたものであり、これ以外の構成については、前述した第3の実施形態と同様である。
バイパス通路270を有しない上流側電磁弁200を用い、下流側電磁弁100の開期間Tn(燃料電池30への水素供給量)に基づいて上流側電磁弁200を開閉制御する時期を決定する第4の実施形態の動作を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図10に示すフローチャートは、燃料電池自動車2の始動スイッチ4がオン操作されることにより開始される。
図10に示すフローチャートでは、図9に示されている、バイパス通路270に関連する処理を実行するステップC3、C8が省略されている。図10に示されているステップD1〜D6では、図9に示されているステップC1、C2、C4〜C7と同様の処理を実行する。
第4の実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、下流側電磁弁100の駆動によるガス配管50b内の気体の圧力変動を、大きなスペースを必要とすることなく効率的に抑制することができる。
本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の概念から逸脱しない範囲内で、種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態における「遅れ期間Td」は、下流側電磁弁100の開動作を起点として設定するが、下流側電磁弁100の閉動作を起点として設定してもよい。
バイパス通路270は、バルブシート231の座面231aに切り欠き溝を設けることで構成したが、可動弁229のバルブシート231との当接面に切り欠き溝を設けることで構成してもよく、あるいは可動弁229の中空部229dとバルブシート231のガス噴射孔237を連通する軸方向の貫通孔を可動弁229に設けてもよい。また、バイパス通路270は、ガス管路50cとガス貯留部160とを連通する形で設けてもよい。
接続配管160は、上流側電磁弁200のロアボディ205、あるいはバルブシート231に一体に設けても構わない。あるいは、下流側電磁弁100および上流側電磁弁200とは別に形成し、両電磁弁100,200にそれぞれ嵌合後、溶接して接合する構成に変更してもよい。
バイパス通路270を有する構成の第1及び第3の実施形態において、下流側電磁弁100による水素ガスの供給量(アクセルペダル6の操作量D)に応じて上流側電磁弁200の開閉動作の有無を決める構成としたが、水素ガスの供給量の多少に拘わらず、上流側電磁弁200の開閉動作を行うように構成してもよい。このときは、下流側電磁弁100の開閉制御後、上流側電磁弁200の開閉制御が行われるまでにバイパス通路270を通じて水素ガスがガス貯留空間160aに補充されることで、ガス貯留空間160a内の圧力が高くなる。そのため、ガス貯留空間160a内の圧力が初期圧力により近づくことになり、上流側電磁弁200を開閉制御したときのガス配管50c内の圧力変動の抑制効果をより一層高めることができる。
また、バイパス通路270を有する構成の第1の実施形態、およびバイパス通路を有しない構成の第2の実施形態において、上流側電磁弁200の開閉時期につき、下流側電磁弁100の開閉制御後、下流側電磁弁100の開期間Tnに応じた遅れ期間Tn2,Tn11,Tn12に基づいて行うとしたが、下流側電磁弁100の開閉制御後、一定の遅れ期間が経過した時点で行うように構成してもよい。
また、第3及び第4の実施形態において、上流側電磁弁200の開閉時期につき、下流側電磁弁100の開閉制御後において、ガス貯留空間160a内の圧力が下流側電磁弁100の開期間Tnに基づいて設定した圧力設定値Psに達した時点に行う構成としたが、開期間Tnとは関係なく、ガス貯留空間160a内が一定の圧力に達した時点で行うように構成してもよい。
本発明の趣旨に鑑み、以下の態様を構成することができる。
(態様1)
「請求項1〜6のいずれか1つに記載の気体供給装置であって、
前記気体貯留部内の容積は、前記下流側電磁弁の流路容積の2〜3倍程度に設定されていることを特徴とする気体供給装置。」
態様1に記載の発明によれば、比較的小さなスペースで上流側の配管内の圧力変動を抑制することが可能になる。
(態様2)
「請求項5及び6に記載の気体供給装置であって、
前記第2の電磁弁は、
気体供給孔を有するバルブシートと、
前記バルブシートと当接することで前記気体供給孔を閉じる閉じ位置と、前記バルブシートから離れることで前記気体供給孔を開く開位置との間で移動するバルブとを有し、
前記バイパス通路は、前記バルブ側の当接箇所と前記バルブシート側の当接箇所の少なくとも一方に形成された溝によって構成されていることを特徴とする気体供給装置。」
態様2に記載の発明によれば、バイパス通路を容易に構成することができる。
燃料電池発電装置に水素ガスを供給するシステム構成を示す図である。 第1の実施形態の電磁弁の全体構成を示す断面図である。 図2のA部の拡大図である。 図2のB部の拡大図である。 第1の実施形態において、下流側電磁弁の開閉制御に伴うガス貯留空間内の圧力変化と、水素ガスをガス貯留空間内にバイパス通路のみで補充する場合、及びバイパス通路と上流側電磁弁で補充する場合との関係を示すグラフである。 第1の実施形態における上流側電磁弁の開閉制御を説明するフローチャートである。 第2の実施形態おける上流側電磁弁の開閉制御を説明するフローチャートである。 第3の実施形態において、下流側電磁弁の開閉制御に伴うガス貯留空間内の圧力変化と、水素ガスをガス貯留空間内にバイパス通路のみで補充する場合、及びバイパス通路と上流側電磁弁で補充する場合との関係を示すグラフである。 第3の実施形態おける上流側電磁弁の開閉制御を説明するフローチャートである。 第4の実施形態おける上流側電磁弁の開閉制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 燃料電池自動車
4 始動スイッチ
6 アクセルペダル
10 燃料電池発電システム
12 水素ボンベ
14 遮断弁
16 第1レギュレータ
30 燃料電池
30a 水素ガス通過経路
30b 空気通過経路
32 空気供給装置
36 排気シャット弁
40 水素供給装置(気体供給装置)
50 ガス流路
50a ガス配管
50b ガス配管
50c ガス配管
54 空気配管
60 制御装置
100 下流側電磁弁(第1の電磁弁)
200 上流側電磁弁(第2の電磁弁)
101,201 ボディ
103,203 アッパボディ
105,205 ロアボディ
105a,205a 内側フランジ部
105c,205c 筒孔
107,207 コア
107a,207a 中空部
109,209 鍔付リング
111,211 ボビン
113,213 ソレノイドコイル
115,215 ターミナル
117,217 受電用コネクタ
117a,217a ソケット部
121,221 ストッパ
123,223 カラー
125,225 リング
127,227 板バネ
129,229 可動弁(バルブ)
129a,229a 主部
129b,229b フランジ部
129c,229c バルブ部
129d,229d 中空部
129h,229h 貫通孔
131,231 バルブシート
131a,231a 座面
137,237 ガス噴射孔(流体流出孔)
140,240 シール部材
141,241 コイルバネ
143,243 パイプ
143a,243a 中空部
145,245 ストレーナ
151,251 空間部
160 接続配管(気体貯留部)
160a ガス貯留空間
270 バイパス通路

Claims (8)

  1. 気体を気体供給源から気体使用部側に供給する気体供給装置であって、
    前記気体使用部側に設けられ、開閉制御される第1の電磁弁と、
    前記第1の電磁弁より前記気体供給源側に設けられ、開閉制御される第2の電磁弁と、
    前記第1の電磁弁と前記第2の電磁弁との間に設けられた気体貯留部と、
    前記第1及び第2の電磁弁を開閉制御する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記第1の電磁弁を開閉制御して前記気体貯留部に貯留されている気体を前記気体使用部側に供給してから所定の期間を置いて前記第2の電磁弁を開閉制御するように構成されていることを特徴とする気体供給装置。
  2. 請求項1に記載の気体供給装置であって、
    前記制御回路は、前記第1の電磁弁の開閉制御時から一定の遅れ期間を経過した時点で前記第2の電磁弁の開閉制御を行うことを特徴とする気体供給装置。
  3. 請求項1に記載の気体供給装置であって、
    前記制御回路は、前記第1の電磁弁の開閉制御時から、当該第1の電磁弁の開期間に応じた遅れ期間が経過した時点で前記第2の電磁弁の開閉制御を行うことを特徴とする気体供給装置。
  4. 請求項1に記載の気体供給装置であって、
    前記制御回路は、前記第1の電磁弁の開閉制御後に、前記気体貯留室内の圧力が前記第1の電磁弁の開期間に基づいて設定した圧力設定値に達した時点で前記第2の電磁弁の開閉制御を行うことを特徴とする気体供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の気体供給装置であって、
    前記第2の電磁弁の上流側と前記気体貯留部とを連通するバイパス通路を有することを特徴とする気体供給装置。
  6. 請求項5に記載の気体供給装置であって、
    前記制御回路は、前記第1の電磁弁の開閉制御による気体の供給量が設定値未満のときには、前記第1の電磁弁の開閉制御後における前記第2の電磁弁の開閉制御を行わないように構成されていることを特徴とする気体供給装置。
  7. 酸素と水素を用いて発電を行う燃料電池と、
    水素を貯留する水素ボンベと、
    前記水素ボンベの水素を前記燃料電池に供給する水素供給装置と、を有する燃料電池自動車であって、
    前記水素供給装置として、請求項1〜6のいずれかに記載の気体供給装置を用いることを特徴とする燃料電池自動車。
  8. 請求項7に記載の燃料電池自動車であって、
    速度指示信号出力部を備え、
    前記制御回路は、前記速度指示信号出力部から出力される速度指示信号に基づいて前記第1の電磁弁の開時間を制御することを特徴とする燃料電池自動車。
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