JP6819940B2 - 浴室ユニット - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に、浴室ユニットに関する。
壁パネルの上端部に設けられた壁側接続部材と、天井パネルの外周に設けられた天井側接続部材と、を接続することにより、天井パネルを壁パネルに取り付ける浴室ユニットが知られている(例えば、特許文献1)。
より具体的には、天井側接続部材は、下方を向く嵌合溝を有し、壁側接続部材は、嵌合溝に対応して上方に突出した嵌合突起を有する。天井パネルは、嵌合溝を壁側接続部材の嵌合突起に嵌合させることにより、壁パネルの上に取り付けられる。
また、壁側接続部材は、水密性を確保するための軟質部を有している。これにより、嵌合突起や軟質部に劣化や破損などが生じた際に、壁側接続部材のみを交換することで、水密性などを容易に回復することができる。また、天井パネルの表面は、壁側接続部材よりも下方に位置している。これにより、壁側接続部材や天井側接続部材などが室内側から視認し難くなり、浴室ユニットの意匠性を向上させることができる。
このような浴室ユニットにおいて、室内の意匠性をより向上させるため、壁パネルに磁器板や陶器板を用いることが考えられている。しかしながら、磁器板や陶器板は、割れ易いため、ネジなどを用いて壁側接続部材を壁パネルに取り付けることができなくなってしまう。このため、浴室ユニットでは、磁器板や陶器板を壁パネルに用いた場合にも、適切に壁パネルと天井パネルとを接続できるようにすることが望まれる。
一方で、磁器板や陶器板を用いた壁パネルでは、磁器板や陶器板の割れを抑制するための弾性を有する基板と、強度を確保するための金属フレームと、を磁器板や陶器板の裏側に設ける必要がある。このため、磁器板や陶器板を用いた壁パネルでは、樹脂などを用いた壁パネルなどと比べて、材料コストが高い。このため、浴室ユニットでは、磁器板や陶器板を壁パネルに用いた場合の、コストの増加を抑えることも望まれている。
例えば、壁側接続部材を接着剤などを用いて磁器板や陶器板を用いた壁パネルの上部に接着することも考えられるが、この場合には、接着によって壁側接続部材の内側に隠れてしまう部分などにも、磁器板や陶器板を用いる必要があり、磁器板や陶器板を用いた場合のコストの増加を抑えることが難しい。
また、壁側接続部材を壁パネルに接着する構成では、ネジ止めする構成などと比べて、接合の強度が低く、外力が加わった際などに、壁側接続部材が壁パネルから意図せず外れてしまう可能性がある。さらに、ネジ止めする構成では、ネジ止めし忘れた際にネジが余るため、作業ミスに気付かせ易いが、壁側接続部材を壁パネルに接着する構成では、施工時に作業者が接着し忘れてしまった際に、気付かずに作業を終えてしまうことも懸念される。
このため、浴室ユニットでは、磁器板や陶器板を壁パネルに用いた場合にも、コストの増加を抑えつつ、適切に壁パネルと天井パネルとを接続できるようにすることが望まれる。
特開2009−62766号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、磁器板や陶器板を壁パネルに用いた場合にも、コストの増加を抑えつつ、適切に壁パネルと天井パネルとを接続可能な浴室ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、磁器又は陶器からなる表面パネルと、前記表面パネルの裏面に設けられた弾性を有する基板と、前記基板の裏面に設けられた金属製のフレームと、を有する壁パネルと、前記壁パネルの上に取り付けられる天井パネルであって、前記壁パネルへの取り付けに用いられる被嵌合部を有する外周部と、前記外周部よりも内方に設けられ、前記壁パネルの上に取り付けられた状態において前記壁パネルの上端よりも下方に位置する天面部と、を有する天井パネルと、前記フレームの上部に取り付けられ、前記壁パネルの上端よりも上方に突出した突出部を有する取付部材と、保持部材によって前記突出部に保持され、前記被嵌合部と嵌合する嵌合部を有し、前記被嵌合部と前記嵌合部との嵌合によって前記壁パネルと前記天井パネルとを接続することにより、前記天井パネルを前記壁パネルの上に取り付ける接続部材と、を備えたことを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、金属製のフレームに取り付けられている取付部材に、接続部材を保持している。これにより、磁器又は陶器からなる表面パネルに割れなどを生じさせることなく、ネジなどの保持部材を用いて接続部材を強固に取付部材に保持することができる。また、保持部材を用いることにより、保持部材を取り付け忘れた際に、保持部材が余るため、作業ミスに気付かせ易くすることもできる。また、壁パネルの上端よりも上方に突出した突出部に、接続部材を保持している。これにより、壁パネルを天井パネルの外周部近傍まで設ける必要がなくなる。例えば、壁パネルの上部に接続部材を直接取り付ける構成などと比べて、天井パネルによって見えなくなってしまう部分の壁パネルを削減するように、壁パネルの上下方向の長さを短くすることができる。これにより、壁パネルに磁器又は陶器からなる表面パネルを用いた場合にも、コストを抑えることができる。従って、磁器板や陶器板を壁パネルに用いた場合にも、コストの増加を抑えつつ、適切に壁パネルと天井パネルとを接続可能な浴室ユニットを提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記取付部材は、前記壁パネルの表面に対して垂直な方向の位置を調整可能に前記フレームの上部に取り付けられることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、寸法誤差などによって壁パネルの厚さが変化した場合などにおいても、壁パネルと天井パネルとの位置関係を維持したまま、取付部材の位置のみを調整することで、接続部材に設けられた嵌合部と天井パネルの外周部に設けられた被嵌合部とを嵌合させることができ、壁パネルと天井パネルとをより接続し易くすることができる。例えば、2枚の壁パネルを並べて配置する場合などにおいても、取付部材の位置を調整することで、2枚の壁パネルの表面と天井パネルの外周部との位置を合わせ易くすることができる。従って、より適切に壁パネルと天井パネルとを接続することができる。また、取付部材の位置のみを調整すればよく、重い壁パネル自体の位置を調整する必要がないため、施工作業性を向上させることもできる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記接続部材は、前記天井パネルに接触して弾性変形することにより、前記天井パネルと前記壁パネルとの間に空く隙間を塞ぐ軟質部を有することを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、壁パネルと天井パネルとの間の水密性をより向上させることができる。また、接続部材に軟質部を設けることにより、軟質部に劣化や破損などが生じた際に、接続部材のみを交換することで、水密性などを容易に回復することができる。
本発明の態様によれば、磁器板や陶器板を壁パネルに用いた場合にも、コストの増加を抑えつつ、適切に壁パネルと天井パネルとを接続可能な浴室ユニットが提供される。
実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す側面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、浴室ユニット10は、浴槽12と、洗い場床14と、複数の壁パネル21〜25と、複数の天井パネル31、32と、を備える。
洗い場床14は、浴槽12に隣接して設けられる。各壁パネル21〜25は、浴槽12及び洗い場床14の周囲を囲む。各天井パネル31は、各壁パネル21〜25の上に取り付けられる。これにより、浴室ユニット10は、上下及び四方を囲んだ浴室空間を形成する。このように、浴室ユニット10は、浴槽12、洗い場床14、各壁パネル21〜25、及び各天井パネル31、32などをユニット化した、いわゆるユニットバスやシステムバスである。
なお、図1では、便宜的に、いくつかの壁パネル及び浴室ユニット10(浴室空間)内に入退室するための扉部材などの図示を省略している。浴室空間を上方から見た形状は、例えば、矩形状である。この例では、浴室空間の1つの面に対して、2つの壁パネルを用いている。従って、図1では、便宜的に5つの壁パネル21〜25のみを図示しているが、実際には、8つの壁パネルが設けられる。あるいは、7つの壁パネルと、1つの扉部材と、が設けられる。浴室空間の1つの面は、1つの壁パネルで構成してもよいし、3つ以上の壁パネルで構成してもよい。また、この例では、2つの天井パネル31、32で浴室空間の天井を形成している。換言すれば、2つの天井パネル31、32で各壁パネル21〜25の上方を塞いでいる。浴室空間の天井は、1つの天井パネルで構成してもよいし、3つ以上の天井パネルで構成してもよい。
図2は、実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。
図3は、実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。
図4は、実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。
図5は、実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す断面図である。
図6は、実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す側面図である。
図2〜図6に表したように、壁パネル21は、表面パネル40と、基板42と、フレーム44と、を有する。
表面パネル40は、磁器又は陶器からなる。表面パネル40は、例えば、略矩形の平板状である。表面パネル40は、壁パネル21の表面21aを形成する。すなわち、表面パネル40は、壁パネル21において浴室空間側を向いて露出する面を形成する。このように、磁器又は陶器からなる表面パネル40を用いることにより、樹脂製の壁パネルのみを用いる場合などと比べて、浴室空間の意匠性を向上させることができる。
基板42は、表面パネル40の裏面に設けられる。基板42は、例えば、表面パネル40と実質的に同じ大きさの略矩形の平板状である。基板42は、例えば、表面パネル40の裏面の略全体に設けられる。基板42は、例えば、接着剤によって表面パネル40の裏面に接着される。
基板42は、弾性を有する。基板42は、例えば、表面パネル40の裏面を支持し、衝撃などから表面パネル40を保護する。基板42は、例えば、表面パネル40に対して衝撃が加えられた際に、その衝撃を吸収することにより、磁器又は陶器からなる表面パネル40の割れなどを抑制する。基板42には、例えば、繊維を混入させたセメント基板やガラスマット(ガラス繊維をフェルト状に加工したもの)などが用いられる。
フレーム44は、基板42の裏面に設けられる。フレーム44は、例えば、基板42の裏面の外縁に沿う枠状の部分と、枠状の部分の内側を仕切る部分と、を有する(図4参照)。このように、フレーム44は、例えば、枠状あるいは格子状に形成される。フレーム44は、例えば、接着剤によって基板42の裏面に接着される。フレーム44は、金属製である。フレーム44には、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属材料が用いられる。これにより、フレーム44は、表面パネル40及び基板42を補強する。また、フレーム44は、例えば、同一面上で隣接する2つの壁パネル21、22の接続に用いられる。
同一面上で壁パネル21と隣接する壁パネル22の構成は、壁パネル21の構成と実質的に同じである。壁パネル22は、壁パネル21と同様に、表面パネル40と基板42とフレーム44とを有する。これにより、浴室空間の1つの面を2つの壁パネル21、22で構成する場合にも、浴室空間の意匠性を向上させることができる。
一方、その他の壁パネル23〜25の構成は、壁パネル21、22の構成と異なる。壁パネル23〜25には、例えば、樹脂材料が用いられる。壁パネル23〜25は、例えば、樹脂材料からなる略矩形の平板状である。
壁パネル21、22は、例えば、浴槽12の側方の壁面に配置される。換言すれば、壁パネル21、22は、水栓やシャワーなどが設置される壁面に配置される。これにより、水栓やシャワーなどを利用する使用者から見た時の意匠性を向上させることができる。また、扉部材は、壁パネル21、22と対向する位置に配置される。これにより、扉部材を介して外側から浴室空間内を見た時の浴室空間の意匠性を向上させることができる。
磁器又は陶器からなる表面パネル40を含む壁パネル21、22は、樹脂製の壁パネル23〜25などと比べて材料コストが高い。従って、使用者などに視認され易い壁面に壁パネル21、22を用い、その他の壁面に樹脂製の壁パネル23〜25を用いることにより、浴室空間の意匠性を向上させつつ、浴室ユニット10のコストを抑えることができる。但し、浴室ユニット10は、全ての壁面に壁パネル21、22と同じ構成の壁パネルを用いてもよい。
天井パネル31は、外周部50と、天面部52と、を有する。なお、天井パネル32の構成は、天井パネル31の構成と実質的に同じであるから、詳細な説明は、省略する。
外周部50は、壁パネル21への取り付けに用いられる被嵌合部54を有する。天面部52は、外周部50よりも内方に設けられ、壁パネル21の上に取り付けられた状態において、壁パネル21の上端21uよりも下方に位置する(図5参照)。天面部52は、浴室空間の天井面となる底面52aを有する。天面部52は、壁パネル21の上に取り付けられた状態において、底面52aを壁パネル21の上端21uよりも下方に配置する。
外周部50は、天面部52の外縁に取り付けられ、接着剤やネジなどによって天面部52に保持される。外周部50は、例えば、「天井廻し縁」と呼ばれる場合もある。外周部50は、弾性を有する。外周部50には、例えば、樹脂材料が用いられる。
また、浴室ユニット10は、取付部材60と、接続部材70と、をさらに備える。取付部材60は、フレーム44の上部に取り付けられる。取付部材60は、例えば、フレーム44の上端44aに取り付けられる。取付部材60は、例えば、フレーム44の上部の裏面(表面21aと反対側を向く面)に取り付けてもよい。取付部材60は、壁パネル21の上端21uよりも上方に突出した突出部62を有する。取付部材60は、例えば、フレーム44の上部に取り付けられた状態において、突出部62を表面パネル40の上方に配置する。
接続部材70は、保持部材72によって突出部62に保持される(図5参照)。接続部材70は、天井パネル31の外周部50に設けられた被嵌合部54と嵌合する嵌合部74を有する。接続部材70は、被嵌合部54と嵌合部74との嵌合によって壁パネル21と天井パネル31とを接続することにより、天井パネル31を壁パネル21の上に取り付ける。
この例では、被嵌合部54が、下方に開口する嵌合溝状であり、嵌合部74が、上方に突出する嵌合突起状である。これとは反対に、この例では、被嵌合部54を、下方に突出する嵌合突起状とし、嵌合部74を、上方に開口する嵌合溝状としてもよい。
図2に表したように、2つの壁パネル21、22が並べて設けられる場合、取付部材60は、各壁パネル21、22のそれぞれに設けられる。すなわち、浴室ユニット10は、各壁パネル21、22のそれぞれに対応する2つの取付部材60を有する。一方、接続部材70は、各壁パネル21、22のそれぞれに対して、1つの接続部材70が取り付けられる。これに限ることなく、接続部材70は、各壁パネル21、22のそれぞれに設けてもよい。浴室ユニット10は、各壁パネル21、22のそれぞれに対応する2つの接続部材70を有してもよい。反対に、取付部材60は、各壁パネル21、22のそれぞれに対して、1つの取付部材60を取り付けてもよい。
接続部材70は、例えば、下方に開口する断面略U字状の部材である。接続部材70は、弾性を有する。接続部材70には、例えば、樹脂材料が用いられる。接続部材70は、突出部62の上に被せるようにして取り付けられる。接続部材70は、例えば、「壁押さえ縁」と呼ばれる場合もある。
突出部62の形状は、例えば、その他の壁パネル23〜25の上端部の形状に対応している。また、突出部62の上端62uの高さは、その他の壁パネル23の上端23uの高さと同程度に設定されている。突出部62の上端62uの高さと、その他の壁パネル23の上端23uの高さと、の差は、例えば、5mm以下である。すなわち、壁パネル21、22の上下方向の長さ(高さ)は、突出部62の分だけ、その他の壁パネル23〜25の上下方向の長さよりも短い。これにより、磁器又は陶器を用いた壁パネル21、22と、その他の壁パネル23〜25とに、接続部材70を共通に用いることができる。
突出部62は、壁パネル21の表面21aと同じ方向を向く前面62aを有する。前面62aは、換言すれば、壁パネル21の表面21aと略平行な面である。保持部材72は、接続部材70を前面62aに保持する。保持部材72は、例えば、ネジである。これにより、保持部材72を取り外すことによって、接続部材70を容易に交換することができる。保持部材72は、例えば、着脱可能に突出部62に取り付けられる。保持部材72は、ネジに限ることなく、例えば、リベットや釘などでもよい。保持部材72は、突出部62に取り付けた後に、容易に取り外すことのできない部材でもよい。保持部材72は、接続部材70を突出部62に保持可能な任意の部材でよい。
接続部材70は、天井パネル31に接触して弾性変形することにより、天井パネル31と壁パネル21との間に空く隙間を塞ぐ軟質部76、77を有する。この例では、接続部材70が、上下方向に並べて設けられた2つの軟質部76、77を有している。接続部材70に設けられる軟質部の数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
図7は、実施形態に係る浴室ユニットの一部を模式的に表す斜視図である。
図5及び図7に表したように、取付部材60は、壁パネル21の表面21a(突出部62の前面62a)に対して垂直な方向に延びる長孔64を有する。取付部材60は、長孔64にネジ66を挿通することにより、長孔64を介してネジ66によってフレーム44の上端44aに取り付けられる。取付部材60は、例えば、複数の長孔64を有し、複数のネジ66によってフレーム44の上端44aに取り付けられる。
これにより、取付部材60は、長孔64に沿って移動させることにより、壁パネル21の表面21aに対して垂直な方向の位置を調整することができる。このように、取付部材60は、壁パネル21の表面21aに対して垂直な方向の位置を調整可能にフレーム44の上部に取り付けられる。取付部材60の壁パネル21の表面21aに対して垂直な方向の位置の調整方法は、上記に限ることなく、任意の方法でよい。
取付部材60は、例えば、図5などに表したように、突出部62の前面62aが壁パネル21の表面21aと略面一になるように、位置を調整してフレーム44の上部に取り付けられる。磁器又は陶器からなる表面パネル40は、樹脂製の壁パネル23〜25などと比べて寸法管理が難しく、厚さなどが変化し易い。従って、上記のように取付部材60の位置を調整することにより、表面パネル40の厚さなどが変化した場合にも、壁パネル21の表面21aの位置と、接続部材70の位置と、天井パネル31の外周部50の位置と、を適切に合わせることができる。すなわち、被嵌合部54と嵌合部74との位置を適切に合わせ、被嵌合部54と嵌合部74とを適切に嵌合させることができる。
また、2つの壁パネル21、22を並べて設ける場合に、壁パネル21の厚さと壁パネル22の厚さとが異なっていたとしても、壁パネル21の表面21aと壁パネル22の表面22aとを略面一に合わせつつ、さらに壁パネル21に設けられた取付部材60の前面62aと、壁パネル22に設けられた取付部材60の前面62aと、を略面一に合わせることができる。従って、壁パネル21の厚さと壁パネル22の厚さとが異なる場合などにおいても、各取付部材60の突出部62に適切に接続部材70を取り付けることができ、各壁パネル21、22と各天井パネル31、32とを適切に接続することができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る浴室ユニット10によれば、金属製のフレーム44に取り付けられている取付部材60に、接続部材70を保持している。これにより、磁器又は陶器からなる表面パネル40に割れなどを生じさせることなく、ネジなどの保持部材72を用いて接続部材70を強固に取付部材60に保持することができる。また、保持部材72を用いることにより、保持部材72を取り付け忘れた際に、保持部材72が余るため、作業ミスに気付かせ易くすることもできる。また、壁パネル21の上端21uよりも上方に突出した突出部62に、接続部材70を保持している。これにより、壁パネル21を天井パネル31の外周部50近傍まで設ける必要がなくなる。例えば、壁パネル21の上部に接続部材70を直接取り付ける構成などと比べて、天井パネル31によって見えなくなってしまう部分の壁パネル21を削減するように、壁パネル21の上下方向の長さを短くすることができる。これにより、壁パネル21に磁器又は陶器からなる表面パネル40を用いた場合にも、コストを抑えることができる。従って、磁器板や陶器板を壁パネル21に用いた場合にも、コストの増加を抑えつつ、適切に壁パネル21と天井パネル31とを接続可能な浴室ユニット10を提供することができる。
また、浴室ユニット10では、取付部材60が、壁パネル21の表面21aに対して垂直な方向の位置を調整可能にフレーム44の上部に取り付けられる。これにより、寸法誤差などによって壁パネル21の厚さが変化した場合などにおいても、壁パネル21と天井パネル31との位置関係を維持したまま、取付部材60の位置のみを調整することで、接続部材70に設けられた嵌合部74と天井パネル31の外周部50に設けられた被嵌合部54とを嵌合させることができ、壁パネル21と天井パネル31とをより接続し易くすることができる。例えば、2枚の壁パネル21、22を並べて配置する場合などにおいても、取付部材60の位置を調整することで、2枚の壁パネル21、22の表面21a、22aと天井パネル31、32の外周部50との位置を合わせ易くすることができる。従って、より適切に壁パネル21、22と天井パネル31、32とを接続することができる。また、取付部材60の位置のみを調整すればよく、重い壁パネル21、22自体の位置を調整する必要がないため、施工作業性を向上させることもできる。
また、浴室ユニット10では、接続部材70が、天井パネル31に接触して弾性変形することにより、天井パネル31と壁パネル21との間に空く隙間を塞ぐ軟質部76、77を有する。これにより、壁パネル21と天井パネル31との間の水密性をより向上させることができる。また、接続部材70に軟質部76、77を設けることにより、軟質部76、77に劣化や破損などが生じた際に、接続部材70のみを交換することで、水密性などを容易に回復することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室ユニット10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室ユニット、 12 浴槽、 14 洗い場床、 21〜25 壁パネル、 31、32 天井パネル、 40 表面パネル、 42 基板、 44 フレーム、 50 外周部、 52 天面部、 54 被嵌合部、 60 取付部材、 62 突出部、 64 長孔、 66 ネジ、 70 接続部材、 72 保持部材、 74 嵌合部、 76、77 軟質部

Claims (3)

  1. 磁器又は陶器からなる表面パネルと、前記表面パネルの裏面に設けられた弾性を有する基板と、前記基板の裏面に設けられた金属製のフレームと、を有する壁パネルと、
    前記壁パネルの上に取り付けられる天井パネルであって、前記壁パネルへの取り付けに用いられる被嵌合部を有する外周部と、前記外周部よりも内方に設けられ、前記壁パネルの上に取り付けられた状態において前記壁パネルの上端よりも下方に位置する天面部と、を有する天井パネルと、
    前記フレームの上部に取り付けられ、前記壁パネルの上端よりも上方に突出した突出部を有する取付部材と、
    保持部材によって前記突出部に保持され、前記被嵌合部と嵌合する嵌合部を有し、前記被嵌合部と前記嵌合部との嵌合によって前記壁パネルと前記天井パネルとを接続することにより、前記天井パネルを前記壁パネルの上に取り付ける接続部材と、
    を備えたことを特徴とする浴室ユニット。
  2. 前記取付部材は、前記壁パネルの表面に対して垂直な方向の位置を調整可能に前記フレームの上部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
  3. 前記接続部材は、前記天井パネルに接触して弾性変形することにより、前記天井パネルと前記壁パネルとの間に空く隙間を塞ぐ軟質部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室ユニット。
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