JP6819536B2 - 締結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、締結装置に関する。
従来、ボルト等のネジの自動装填に関する技術において、圧縮空気でネジをホース内に送り込んで、該ネジを部品係止手段へ供給する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−132424号公報
しかしながら、従来技術においては、ホース内でネジの詰まりが発生し易く、ホース内でのネジの詰まりが発生するたびに、ネジを締結する作業を中断することになるため、作業効率が悪化するという問題がある。また、圧送可能なネジのサイズには限界があるため、締結作業に用いられるネジのサイズに制約が課されるという問題もある。
本発明は、作業効率の悪化を抑制できるとともに、サイズに関する制約を受けずにネジを供給可能な締結装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、所定数のネジを把持可能であるとともに、把持しているネジを1つずつ第1の位置へ移動させる把持搬送部と、前記第1の位置でネジを把持し、その把持したネジを、下方に位置する締結用の回転軸の先端へ供給するための第2の位置へ移動させた後に解放して落下させる供給部と、ネジが供給された前記回転軸を上昇させ、前記回転軸の回転による締結工程の後に前記回転軸を下降させて次の締結対象の位置へ水平方向に移動させる移動部と、を備え、前記把持搬送部および前記供給部は、前記回転軸の回転トルクを吸収するためのトルク吸収アームに取り付けられ、前記トルク吸収アームは、前記移動部の移動に追従して移動する締結装置である。
本発明によれば、作業効率の悪化を抑制できるとともに、サイズに関する制約を受けずにネジを供給可能な締結装置を提供することができる。
図1は、実施形態の締結装置の全体構成を説明するための図である。 図2は、実施形態の締結装置およびパーツフィーダを上方から見た場合の概略図である。 図3は、ナット供給部の斜視図である。 図4は、ナット供給部の上面図である。 図5は、2つのベルトによって把持された状態のナットの断面図である。 図6は、ナットを組み付け用のボルトに嵌合させて締め付ける際の工程を説明するための図である。 図7は、ソケットの先端の斜視図である。 図8は、ソケットの先端の断面図である。 図9は、2つのベルトによって把持された状態のボルトの断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る締結装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の締結装置100の全体構成を説明するための図である。図1に例示した締結装置100は、不図示のハンガに吊り下げられた車体(ボディ)に部品を組み付ける際に、車体の下方からナット(「ネジ」の一例)を締め付けるために用いられる装置である。図1に示すように、締結装置100は、ナット締結部110と、多関節ロボット200と、走行装置300と、ナット供給部400と、を少なくとも備える。
ナット締結部110は、ナット供給部400により供給されたナットを目的箇所へ締め付けるための手段である。図1に示すように、ナット締結部110は、ソケット111と、本体112と、を含む。ソケット111は、「締結用の回転軸」の一例であり、その先端には、ナット供給部400により供給されたナットが嵌合される。また、ソケット111は、回転力を伝達するためのアクチュエータが搭載された本体112に接続される。ソケット111は、本体112に搭載された不図示のアクチュエータと接続され、アクチュエータによって回転させられる。
本体112は連結部材113に接続される。また、連結部材113には軸部材114が接続される。軸部材114は、アクチュエータの回転に伴って回転しないような形態で連結部材113に接続される。また、軸部材114は、固定支持部材120を挿通する。軸部材114は、固定支持部材120を上下方向に移動可能であり、かつ、回転不能に支持される。なお、固定支持部材120の上面(上面のうち、軸部材114が挿通する穴の外側の面)には衝突緩衝材121が設けられる。なお、これに限らず、例えば衝突緩衝材121は、連結部材113側に設けられる形態であっても構わない。
固定支持部材120は、ブラケット122を介して、トルク吸収アーム123に接続される。トルク吸収アーム123は、多関節ロボット200の移動(水平方向の移動)に追従して移動(水平方向に移動)するとともに、ソケット111の回転トルクを吸収する。図1に示すように、トルク吸収アーム123は、アーム124と、アーム125と、支持部材126と、を備える。アーム124には、ブラケット122とナット供給部400が接続される。また、アーム124は、アーム125に対して回動自在に支持される。アーム125は、支持部材126に対して回動自在に支持される。この例では、アーム124およびアーム125の各々が回動(旋回)することにより、トルク吸収アーム123の水平方向の位置(図1のXZ平面における位置)が変化する。支持部材126は、走行装置300の走行台310に固定された支柱127に接続される。
なお、ナット供給部400の詳細な構成は後述するが、ナット供給部400は、ナットを貯蔵しているパーツフィーダ450からナットの供給を受ける(所定数のナットを受け取る)。この場合、ナット供給部400の水平方向の位置(XZ平面における位置)が、パーツフィーダ450からのナット供給を受けることが可能な位置になるよう、多関節ロボット200のアーム302、303が回動し、それに連動してトルク吸収アーム123のアーム124、125が回動する。
また、上述の軸部材114は、軸受部材116を介して支持部材115に接続される。支持部材115には、重量補助のためのバランサ―150の先端部材(フック)151が係止される係止部材117が設けられる。また、支持部材115には、連結部材118が接続される。連結部材118は、支持部材119に接続される。支持部材119は、多関節ロボット200の上下回転軸305を支持する。この例では、上下回転軸305は、軸受部材306およびプレート307を介して支持部材119に接続される。上下回転軸305は上下方向に移動可能であり、上下回転軸305が上下することにより、支持部材119、連結部材118、支持部材115、軸部材114、連結部材113、本体112、および、ソケット111が一体的に上下に動く(図1のY方向に移動する)。なお、例えばバランサ―150の先端部材151を上下に動かすことで、本体112やソケット111等を一体的に上下に動かすこともできる。図1に示す多関節ロボット200は、上下回転軸305が設けられるアーム302と、アーム303と、支持部材304と、を備える。アーム302は、アーム303に対して回動可能に支持される。アーム303は、支持部材304に対して回動可能に支持される。支持部材304は走行装置300に固定される。
この例では、アーム302およびアーム303の各々が回動することにより、多関節ロボット200の水平方向の位置(XZ平面における位置)が変化する。この例では、多関節ロボット200の水平方向の位置の変化に連動して、多関節ロボット200と繋がっている支持部材119、連結部材118、支持部材115、軸部材114、連結部材113、本体112、および、ソケット111も連動して動き(水平方向の位置が変化し)、固定支持部材120(およびブラケット122)を介して軸部材114と接続されるトルク吸収アーム123の水平方向の位置も変化する。
ここでは、多関節ロボット200は「移動部」の一例であり、ナット供給部400からナットが供給されたソケット111を上昇させ、ソケット111の回転による締結工程の後にソケット111を下降させて次の締結対象の位置へ移動(水平方向に移動、詳細にはXZ平面内を移動)させる機能を有している。
走行装置300は、図1のZ方向(奥行き方向)に沿って移動可能な装置である。図1に示す走行装置300は、走行台310と、車輪401と、車輪402と、車輪403とを備える。走行台310には、支柱127や多関節ロボット200の支持部材304が固定される。車輪401はフロア面500上を転動しながら移動する。
車輪402は、図1のZ方向に沿ってフロア面500に設けられた案内溝の両側に設けられたレール部材501および502によって挟持され、レール部材501および502を転動しながら移動する。レール部材502は、それぞれが図1のZ方向に沿って延びる一対の支持部材503および504によって下方から支持される。支持部材503および504は、フロア面500の下の床面600に固定された支持部材505および506によって支持される。支持部材503および504は、図1のX方向において所定の間隔を空けて配置される。
図1の例では、断面がコの字型の支持部材504は、車輪403のレール部材としても機能する。図1の例では、車輪403は、走行台310からフロア面500を挿通して下方へ延びる支持部材311の先端部に接続される。そして、車輪403の上側は、支持部材504の下側の直線部分(コの字の下側の直線部分)の裏面(フロア面500側とは反対側の面)に接触して転動する。このような構成とすることで、例えば締結装置100のうちナット締結部110側の重量が走行装置300側の重量よりも大きくても、その一部の荷重を、車輪403を介して支持部材504および506で受けることができる。
図2は、締結装置100およびパーツフィーダ450を上方(図1のY方向)から見た場合の概略図である。パーツフィーダ450の位置は固定であり、この位置を「原点位置」と称する。この例では、締結装置100は、1サイクルの締付工程(例えば車体1台分の締付工程)が完了してナット供給部400が保持しているナットが無くなるたびに、上述のレール部材に沿って走行して原点位置に戻り、パーツフィーダ450からナット供給を受ける。そして、パーツフィーダ450からナット供給を受けた後、締結装置100は、次の組み付け対象となる車体の位置まで走行し、該位置にてナットの締め付けを実施する。
なお、上述した締結装置100の各部(ナット締結部110、多関節ロボット200、走行装置300、ナット供給部400)の動作は、不図示の制御装置によって制御される。この制御装置は、締結装置100に搭載されてもよいし、締結装置100の外部に設けられてもよい。
図3は、ナット供給部400の斜視図であり、図4は、ナット供給部400の上面図である。図4に示すように、ナット供給部400は、把持搬送部410と、供給部420と、を備え、ブラケット700を介して、トルク吸収アーム123のアーム124と接続される。つまり、この例では、把持搬送部410および供給部420は、ソケット111の回転トルクを吸収するためのトルク吸収アーム123に取り付けられる。上述したように、トルク吸収アーム123は、多関節ロボット200の移動に追従して移動する。以下、ナット供給部400の具体的な構成を説明する。
把持搬送部410は、所定数のナット430を把持可能であるとともに、把持しているナット430を1つずつ第1の位置へ移動させる(スライド方式で移動させる)。ここで、「第1の位置」とは、後述の供給部420が、把持搬送部410から送り出されたナット430を受け取る位置を指す。なお、把持搬送部410は、1サイクルの締付工程(例えば車体1台分の締付工程)に必要な数のナット430を把持しておくのが好ましい。把持搬送部410が把持可能なナット430の数は任意に変更可能である。
また、図4に示すように、把持搬送部410は、ナットを挟持するための2つのベルト411,412と、2つのベルト411,412と1対1に対応し、かつ、ベルトを駆動するための2つの駆動プーリ413,414と、を含む。図4の例では、ベルト411は駆動プーリ413によって駆動され、ベルト412は駆動プーリ414によって駆動される。駆動プーリ413,414の駆動により、ベルト411,412によって把持されたナット430は、図4の矢印の方向(図4の右から左へ向かう方向)へ移動していく。
図5は、2つのベルト411,412によって把持された状態のナット430の断面図である。この例では、ナット430は袋ナット(例えば六角袋ナットなど)であり、ナット430の穴部431に嵌合する相手側のボルトを覆う(露出させない)ための袋部432が、2つのベルト411,412によって把持される。
ここで、把持搬送部410は、トルク吸収アーム123と一体に動くので、トルク吸収アーム123の旋回時にナット430の位置もずれてしまうおそれがある。このため、供給部420へナット430を渡すことが困難になる場合がある。そこで、本実施形態では、2つのベルト411,412によってナット430を把持し、駆動プーリ413,414でベルト411,412を駆動して、該把持したナット430をスライド方式で移動させる構成を採る。これにより、トルク吸収アーム123の旋回に伴ってナット430の位置がずれることを抑制できるので、ナット430を確実に供給部420へ渡すことができる。
図4に戻って説明を続ける。供給部420は、上述の第1の位置でナット430を把持し、その把持したナット430を、下方に位置するソケット111の先端へ供給するための第2の位置へ移動させた後に解放して落下させる。第2の位置でナット430を落下させることで、下方に位置するソケット111の先端へナット430が供給される。図4に示すように、供給部420は、旋回可能なアーム421を含む。そして、アーム421の端部には、吸引(典型的には空気などのガスによる吸引)によりナット430を把持し、吸引の停止によりナット430を解放する吸引/解放部422が設けられる。なお、「吸引」は、ガスによる吸引に限らず、例えば磁気による吸引とすることもできる。アーム421は、旋回部423によって、時計回りの方向または反時計回りの方向に旋回可能である。以下の説明では、「アーム421の角度」とは、図4のX軸方向に対するアーム421の角度を指す。
この例では、アーム421の角度が0°のときの吸引/解放部422の位置は「第1の位置」に対応し、このときに吸引/解放部422が吸引を行ってナット430を把持する(把持搬送部410からナット430を受け取る)。また、この例では、アーム421の角度が90°のときの吸引/解放部422の位置は「第2の位置」に対応する。このときに吸引/解放部422が吸引の停止を行って、把持していたナット430を解放する(ナット430を落下させる)。すなわち、ここでは、アーム421の端部の位置が第1の位置のときに吸引/解放部422の吸引によりネット430が把持され、その状態でアーム421が旋回して、アーム421の端部の位置が第2の位置になったときに吸引/解放部422の吸引の停止によりナット430が解放される。
ここでは、ナット430を組み付け用のボルトに嵌合させて締め付ける場合は、図6の(A)に示すように、多関節ロボット200の動作により、先端にナット430が供給された状態のソケット111は、ナット430が組み付け用のボルトに嵌合する位置まで上昇し、本体112に搭載されたアクチュエータの回転により回転することで締付工程が行われる。
そして、締付工程が完了すると、図6の(B)〜(D)に示すように、多関節ロボット200の動作により、ソケット111は下降し、次の締結対象の位置へ移動(水平方向に移動、詳細にはXZ平面内を移動)する。ここでは、次の締結対象の位置へ移動する途中において、供給部420はナット430をソケット111へ供給する。より具体的には、次の締結対象の位置へ移動する途中において(ソケット111は供給部420の下方へ退避した状態であることを前提とする)、供給部420は第1の位置でナット430を把持し、その把持したナット430を第2の位置へ移動させた後に解放して落下させて、下方に位置するソケット111の先端へナット430を供給する。このようにして、本実施形態の締結装置100は、作業者が手動工具のソケットにナット430をセットする動き(軸移動中にナット430をソケットにセットする動き)と同様の動きを行うことができる。なお、供給部420は、ソケット430の先端へナット430を供給した後、上昇するソケット111と干渉しない位置へ退避する。この例では、供給部420は、アーム421の端部(吸引/解放部422)の位置を第2の位置から第1の位置へ退避させて、次のナット430の把持に備える。
また、ここでは、ソケット111の先端は、ナット430との嵌合性を向上させるために特殊な面取り形状を有している。この特殊な面取り形状としては、公知の様々な技術を利用可能である。この例では、ソケット111の先端にナット430が供給された後、例えば図6の(D)の工程において、アクチュエータの動作によりソケット111が所定の角度(例えば60°等の360°未満の角度)だけ高速回転することで、ソケット111の先端にナット430が確実に嵌まり込むような形状になっている。
例えばソケット111の先端の形状として、特開平10−29122号公報に開示された構造を採用することもできる。以下、図7および図8を参照しながら、具体的に説明する。図7はソケット111の先端の斜視図であり、図8はソケット111の先端の断面図である。ソケット111に形成された装着穴20は、テーパガイド部21と、位相ガイド部22と、ナット430に対応する六角形断面の動力伝達部23とで構成されている。テーパガイド部21は、開口面の直径D1から奥側に直径D2に縮径され、芯ずれしたナット430を案内する。位相ガイド部22は動力伝達部23への嵌合のために位相合わせするもので、ナット430が回転自在に嵌合する直径D2の内周面22aに、一対の傾斜段部22bが例えば点対称に形成されている。この傾斜段部22bは、ナット430の頭部の端面角部を動力伝達部23のコーナー部23bに案内するように構成される。
ナット430が装着穴20のテーパガイド部21から位相ガイド部22に挿入されると、動力伝達部23のコーナー部23bとナット430の角部が対応する同位相の場合には、位相ガイド部22からそのまま動力伝達部23に嵌入される。また、動力伝達部23のコーナー部23bに対してナット430の角部の位相がずれていると、位相ガイド部22に押し込まれる途中で、ナット430の角部が傾斜段部22bに当接し、ナット430が傾斜段部22bの奥側に向かって回動される。これにより、ナット430の角部がコーナー部23bに案内され、ナット430と装着穴20の動力伝達部23の位相が合わされてスムーズに装着される。
図6に戻って説明を続ける。その後、ソケット111が次の締結対象の位置に到達すると、図6の(E)に示すように、多関節ロボット200の動作により、ソケット111は、その先端に嵌まり込んだナット430が組み付け用のボルトに嵌合する位置まで上昇する。そして、図6の(F)に示すように、本体112に搭載されたアクチュエータの回転により回転することで締付工程が行われる。以上のようにして、把持搬送部410が保持しているナット430の数だけ、上述の締付工程が繰り返される(1サイクルの締付工程が行われる)。
以上に説明したように、本実施形態では、ソケット111の先端へナット430を供給するための構成として、1サイクルの締付工程に必要なナット430として把持している所定数のナット430を1つずつ第1の位置へ移動させる把持搬送部410と、第1の位置でナット430を把持し、その把持したナット430を、下方に位置するソケット111の先端へナット430を供給するための第2の位置へ移動させた後に解放して落下させる供給部420と、を備える構成を採る。
すなわち、本実施形態では、把持している所定数のナット430を1つずつ移動させるスライド方式で第1の位置へ移動させたナット430を、落下供給位置である第2の位置に移動させた後に落下させることで、ソケット111の先端へナット430を供給する。以上の本実施形態の構成によれば、従来の圧送方式とは異なり、ナット430を圧送するためのホースは不要になる。そのため、ホース内でのナット430の詰まりに起因する作業中断を招くことは無いので、作業効率の悪化を抑制できるうえ、ナット430のサイズも圧送可能なサイズに制限されることはない。したがって、本実施形態によれば、作業効率の悪化を抑制できるとともに、サイズに関する制約を受けずにナット430を供給可能な締結装置100を提供することが可能になる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
上述の実施形態では、締結用の回転軸であるソケット111の先端にナット430を供給する構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えばソケット111の先端にボルトを供給する構成とすることもできる。要するに、把持搬送部410は、所定数のネジ(ナットまたはボルト)を把持可能であるとともに、把持しているネジ(ナットまたはボルト)を1つずつ第1の位置へ移動させる機能を有し、供給部420は、第1の位置でネジ(ナットまたはボルト)を把持し、その把持したネジ(ナットまたはボルト)を第2の位置へ移動させた後にネジ(ナットまたはボルト)を解放して落下させ、締結用の回転軸(例えばソケット111)の先端へネジ(ナットまたはボルト)を供給する機能を有する形態であればよい。
図9は、ソケット111の先端にボルトを供給する場合における把持搬送部410の2つのベルト411,412によって把持された状態のボルトの断面図である。図9に示すように、ボルト440は、頭部441と、軸部442とを備え、軸部442のうち頭部441と隣接する部分が2つのベルト411,412によって把持される。この例では、ソケット111の先端にはボルト440の頭部441が嵌め込まれる構成となる。
100 締結装置
110 ナット締結部
111 ソケット(締結用の回転軸)
112 本体
123 トルク吸収アーム
200 多関節ロボット(移動部)
300 走行装置
400 ナット供給部
410 把持搬送部
411 ベルト
412 ベルト
413 駆動プーリ
414 駆動プーリ
420 供給部
421 アーム
422 吸引/解放部
423 旋回部




















Claims (6)

  1. 所定数のネジを把持可能であるとともに、把持しているネジを1つずつ第1の位置へ移動させる把持搬送部と、
    前記第1の位置でネジを把持し、その把持したネジを、下方に位置する締結用の回転軸の先端へ供給するための第2の位置へ移動させた後に解放して落下させる供給部と、
    ネジが供給された前記回転軸を上昇させ、前記回転軸の回転による締結工程の後に前記回転軸を下降させて次の締結対象の位置へ水平方向に移動させる移動部と、を備え
    前記把持搬送部および前記供給部は、前記回転軸の回転トルクを吸収するためのトルク吸収アームに取り付けられ、
    前記トルク吸収アームは、前記移動部の移動に追従して移動する、
    締結装置。
  2. 前記供給部は旋回可能なアームを含み、
    前記アームの端部には、吸引によりネジを把持し、吸引の停止によりネジを解放する吸引/解放部が設けられる、
    請求項1に記載の締結装置。
  3. 前記アームの端部の位置が前記第1の位置のときに前記吸引/解放部の吸引によりネジが把持され、その状態で前記アームが旋回して、前記アームの端部の位置が第2の位置になったときに前記吸引/解放部の吸引の停止によりネジが解放される、
    請求項2に記載の締結装置。
  4. 前記供給部は、
    前記回転軸が次の締結対象の位置へ移動する途中において、前記第1の位置でネジを把持し、その把持したネジを前記第2の位置へ移動した後に解放して落下させて、下方に位置する前記回転軸の先端へネジを供給する、
    請求項に記載の締結装置。
  5. 前記供給部は、前記回転軸の先端へネジを供給した後、上昇する前記回転軸と干渉しない位置へ退避する、
    請求項に記載の締結装置。
  6. 前記把持搬送部は、
    ネジを挟持するための2つのベルトと、前記2つのベルトと1対1に対応し、かつ、ベルトを駆動するための2つの駆動プーリと、を含み、
    ネジは、前記2つのベルトに挟持された状態で搬送される、
    請求項に記載の締結装置。
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