JP6819444B2 - ハーネス固定構造 - Google Patents

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本発明は、相対移動する部材間に架設されるハーネスを固定するハーネス固定構造に関するものである。
上記固定構造としては特許文献1に記載の構造が知られている。この固定構造では、ワイヤリングハーネス(いわゆるハーネス)が、車両のボディとドアとの間に架設されている。このハーネスは、複数の電線が束ねられた電線部と、電線部の周囲を覆うチューブ状のカバーとを有している。カバーは、端部が粘着テープによって電線部に固定されている。また、カバーの端部近傍には、部分的に厚く形成された固定部が設けられている。そして、この固定部が固定対象部材(例えば車両ドア)に固定されることにより、同カバーが電線部ともども固定対象部材に固定される。
特開2011−172386号公報
上記固定構造では、粘着テープによってカバーの端部が電線部に固定されているため、その固定部分において電線部の曲げ変形が規制される。また、カバーの固定部を介して電線部が固定対象部材に固定されているために、固定部によって周囲が覆われている部分においても電線部の曲げ変形が規制される。そして、そうした曲げ変形が規制される部分についての電線部の延設方向における長さが長くなると、その分だけ電線部の曲げ変形の自由度が低くなってしまう。これはハーネス配置の自由度の低下を招くこととなるために好ましくない。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハーネス配置の自由度を高くすることのできるハーネス固定構造を提供することにある。
上記課題を解決するためのハーネス固定構造は、複数の電線からなる電線部を有して相対移動する部材の間に架設されるハーネスを前記部材に固定するハーネス固定構造であって、前記電線部の周囲を覆う筒状をなして、少なくとも先端部分が内筒と外筒とからなる二重筒状をなすカバー本体と、全体が前記電線部の周囲を覆う筒状をなし、一方の端部が前記内筒および前記外筒の間に嵌る形状であり、他方の端部が前記内筒の先端を覆う位置まで延びる形状である延設部と、前記内筒を前記電線部に固定する第1固定部と、前記延設部の前記一方の端部が前記内筒および前記外筒の間に嵌った状態で、前記延設部を前記カバー本体に固定する第2固定部と、前記延設部の前記他方の端部を前記部材に固定する第3固定部とを備える。
上記構造では、ハーネスを固定対象部材に固定する部分(延設部の配設部分)や、電線部にカバー本体を固定する部分(第1固定部の配設部分)が、ハーネスの曲げ変形が規制される部分になる。そして上記構成では、電線部とカバー本体とを固定する部分がハーネスを固定対象部材に固定する部分(延設部)の内部に配置されており、それら固定部分が電線部の延設方向においてオーバーラップする構造になっている。そのため、それら固定部分が電線部の延設方向において並ぶ状態で配置される構造と比較して、ハーネスの曲げ変形が規制される部分の上記延設方向における長さを短くすることができる。これにより、ハーネスの配置の自由度を高くすることができる。
上記ハーネス固定構造において、前記第2固定部は、前記カバー本体における前記内筒と前記外筒との間に挟まれた部分、および前記延設部における前記一方の端部のうちの、一方の周壁に設けられた凸部と他方の周壁に設けられて前記凸部が係合する貫通孔とからなることが好ましい。
上記構造によれば、延設部およびカバー本体の一方に設けられた凸部と他方に設けられた貫通孔とが係合するように同延設部をカバー本体の先端部分に取り付けるといった簡素な作業で、カバー本体に延設部を固定することができる。
上記ハーネス固定構造において、前記内筒および前記外筒および前記延設部の前記一方の端部は、いずれも円筒状であり、前記凸部および前記貫通孔は、周方向において不規則な間隔で並ぶ態様で複数設けられていることが好ましい。
上記構造によれば、複数箇所での貫通孔と凸部との係合を通じて延設部がカバー本体に固定されるため、その固定を好適に行うことができる。しかも、それら貫通孔および凸部が周方向において不規則な間隔で並んでいるため、カバー本体の先端部分と延設部の端部との相対位置が正規の位置になったときに限って複数組の凸部および貫通孔の全てが係合するようになり、誤った位置で延設部がカバー本体に固定されることを抑えることができる。
上記ハーネス固定構造において、前記延設部の外面には、前記外筒の先端面に隣接する位置で同先端面と対向する面を有する段差が形成されてなることが好ましい。
上記構造によれば、延設部の段差が外筒の先端に突き当たる位置まで同延設部をカバー本体の先端部分に挿入するといった簡単な作業を通じて、カバー本体への延設部の取り付けを行うことができる。
上記ハーネス固定構造において、前記第1固定部を、粘着テープとすることができる。
本発明によれば、ハーネス配置の自由度を高くすることができる。
ハーネス固定構造の一実施形態を示す側面図。 ハーネスの固定部分を示す側面図。 ハーネスの固定部分を示す断面図。 ハーネスの固定部分を示す分解側面図。 図4の矢印5方向から見たカバー本体の側面図。 図4の6−6線に沿ったカバー本体の断面図。 図4の矢印7方向から見たプロテクタの側面図。 図4の8−8線に沿ったプロテクタの断面図。 カバー本体を電線部に固定する作業の過程を示す側面図。 カバー本体を電線部に固定する作業の過程を示す側面図。 プロテクタをカバー本体に固定する作業の過程を示す側面図。 他の実施形態のハーネスの固定部分を示す断面図。
以下、ハーネス固定構造の一実施形態について説明する。
図1に示すように、ハーネス20は、車両10のボディ11と変速機12とに各別に固定されて、それらボディ11および変速機12の間に架設されている。このハーネス20は、車両10のエンジンルーム内に配設されて、車両10のボディ11に設けられたハーネスとエンジンに搭載された各機器とに接続されている。本実施形態では、ボディ11および変速機12が、相対移動する部材に相当する。
以下、ハーネス20の各固定部分の構造を説明する。なお本実施形態では、ハーネス20のボディ11への固定部分と変速機12への固定部分とが同一構造であるため、それら固定部分の各部に同一の符号を付して示すとともに、以下ではボディ11への固定部分の構造についてのみ説明し、変速機12への固定部分の構造についての説明は省略する。
図2〜図4に示すように、ハーネス20は、複数本の電線が束ねられた電線部21を有している。この電線部21は、詳しくは、束ねられた複数本の電線の周囲に粘着テープが巻き付けられるとともに、その周囲に織布が巻き付けられた状態になっている。
また、ハーネス20は、電線部21の周囲を覆う円筒状のカバー本体30を有している。このカバー本体30は、軟質の合成ゴム材料によって形成されており、電線部21ともども曲げ変形が可能になっている。
図3〜図6に示すように、カバー本体30の延設方向(図3および図4の左右方向)における両端部(同図には一方のみ図示)は、間隔を置いて配置される内筒31と外筒32とからなる二重筒状になっている。詳しくは、内筒31および外筒32は中心軸が同一の円筒状をなしており、内筒31の先端が外筒32の先端よりも延設方向(図3および図4の左方向)に突出する形状をなしている。内筒31は、その先端から延設方向に直線状に延びる切り欠き(スリット33[図4])を有している。図5に示すように、スリット33は、内筒31の周囲方向において等間隔(180度間隔)で2つ設けられている。図5および図6に示すように、外筒32の内周面には、周方向において不規則な間隔で並ぶ態様で、内筒31に向けて突出する凸部34が複数(本実施形態では4つ)設けられている。なお、カバー本体30における両端部によって挟まれた中間部分は一重の円筒状になっている。
さらに図2〜図4に示すように、ハーネス20は、全体が電線部21の周囲を覆う円筒状をなすプロテクタ40を有している。本実施形態では、このプロテクタ40が延設部に相当する。
図4、図7および図8に示すように、プロテクタ40は、延設方向における一方側の部分(連結部41)がカバー本体30の先端部分(詳しくは、内筒31と外筒32との間)に嵌る円筒状であり、他方側の部分(開放部43)が内筒31の先端を覆う位置まで延びる円筒状である。プロテクタ40は、硬質の合成樹脂材料によって形成されており、曲げ変形がほぼ不能になっている。
プロテクタ40の外周面には、全周に渡って環状で突出するフランジ44が形成されている。図3および図4に示すように、このフランジ44は、カバー本体30にプロテクタ40を取り付けた状態で外筒32の先端面32Aに隣接するようになる位置に設けられている。言い換えれば、プロテクタ40の外周面には、外筒32の先端面32Aに隣接する位置で同先端面32Aと対向する対向面44Aを有する段差が形成されている。
図7および図8に示すように、プロテクタ40は、半円筒状をなす2つの分割体40A,40Bに分割した状態と、それら分割体40A,40Bを合わせて円筒状にした状態とを切り替え可能な構造になっている。また、図3および図8に示すように、プロテクタ40の連結部41には、周方向において不規則な間隔で並ぶ態様で複数(本実施形態では4つ)の貫通孔45が設けられている。これら貫通孔45は、プロテクタ40がカバー本体30に正規の位置で取り付けられた場合に、同カバー本体30の凸部34が嵌る位置に設けられている。
図3および図4に示すように、本実施形態のハーネス20では、第1固定部としての粘着テープ22によってカバー本体30(詳しくは、その内筒31)が電線部21に固定されている。また、ハーネス20にはカバー本体30の外筒32の外周面を締め付ける態様で、結束バンド23が取り付けられている。
本実施形態のハーネス20は以下のような手順で形成される。
図9に示すように、先ず、カバー本体30の内部に電線部21を挿入することによって、電線部21にカバー本体30が装着される。
その後、カバー本体30の内筒31における2つのスリット33によって挟まれた部分のうちの一方が図9中に矢印で示すように捲られるとともに、その状態で、内筒31におけるスリット33によって挟まれた部分のうちの他方(図9の下方側の部分)と電線部21とに粘着テープ22が巻き付けられる。これにより、内筒31の一部が電線部21に固定される。
その後、図10に示すように、内筒31の捲られた部分が元に戻されるとともに、その状態(図10に示す状態)で内筒31および電線部21に粘着テープ22が巻き付けられる。これにより、カバー本体30の内筒31が全周にわたって電線部21に固定される。
その後、図11に示すように、プロテクタ40を構成する2つの分割体40A,40B(図7参照)を電線部21に被せた状態で一体に合わせることにより、プロテクタ40が電線部21の周囲を覆う態様で取り付けられる。
その後、図11中に黒塗りの矢印で示すように、プロテクタ40をカバー本体30に近づけるようにスライドさせる。これにより、図2および図3に示すように、プロテクタ40の連結部41がカバー本体30の先端部分(詳しくは、内筒31と外筒32との間)に嵌められる。
本実施形態では、プロテクタ40の外周面にフランジ44が形成されている。そのため、このフランジ44が外筒32に突き当たる位置までプロテクタ40をカバー本体30の先端部分に挿入するといった簡単な作業を通じて、カバー本体30へのプロテクタ40の取り付けを行うことができる。
また、こうしたカバー本体30へのプロテクタ40の取り付け作業は、プロテクタ40の各貫通孔45の位置とカバー本体30の外筒32の各凸部34の位置とが一致するように、同プロテクタ40を必要に応じて回転させながら行われる。そして、各貫通孔45の位置と各凸部34の位置とが一致すると、それら貫通孔45に凸部34が嵌ってカバー本体30にプロテクタ40が固定されるようになる。
このように本実施形態では、プロテクタ40の各貫通孔45とカバー本体30の各凸部34とが係合するように同プロテクタ40をカバー本体30の先端部分に取り付けるといった簡素な作業で、カバー本体30にプロテクタ40を固定することができる。
また、本実施形態によれば、複数箇所での貫通孔45と凸部34との係合を通じてプロテクタ40がカバー本体30に固定される。これにより、プロテクタ40がカバー本体30の複数箇所で支持されるようになるため、カバー本体30へのプロテクタ40の固定を好適に行うことができる。
しかも、プロテクタ40の貫通孔45とカバー本体30の凸部34とが周方向において不規則な間隔で並ぶ態様で設けられているため、カバー本体30の先端部分とプロテクタ40の連結部41との相対位置が正規の位置になったときに限って複数組の凸部34および貫通孔45の全てが係合するようになる。したがって、誤った位置でプロテクタ40がカバー本体30に固定されることを抑えることができる。
このようにしてプロテクタ40がカバー本体30に取り付けられた後においては、図2および図3に示すように、プロテクタ40の貫通孔45とカバー本体30の凸部34との係合部分を外周側から締め付けるように、カバー本体30の外周面に結束バンド23が取り付けられる。これにより、貫通孔45から凸部34が不要に抜けることが抑えられるために、プロテクタ40がカバー本体30に確実に固定されるようになる。
そして、上記ハーネス20は次のようにして車両10に取り付けられる。図1に示すように、プロテクタ40の開放部43の周囲全周を覆う固定部材13がハーネス20に取り付けられるとともに、この固定部材13がボディ11(あるいは変速機12)に固定される。本実施形態では、固定部材13が第3固定部に相当する。
以下、こうしたハーネス固定構造を採用することによる作用効果について説明する。
本実施形態では、ハーネス20における車両10(詳しくは、ボディ11または変速機12)に固定される部分、すなわちプロテクタ40の配設部分が、ハーネス20の曲げ変形が規制される部分になる。また、電線部21にカバー本体30が固定された部分、すなわち粘着テープ22が巻き付けられた部分も、ハーネス20の曲げ変形が規制される部分になる。
本実施形態では、プロテクタ40の内部に粘着テープ22が配置されており、プロテクタ40の配設部分と粘着テープ22の配設部分とが延設方向においてオーバーラップする構造になっている。そのため、プロテクタ40の配設部分と粘着テープ22の配設部分とが延設方向において並ぶ構造のものと比較して、ハーネス20の曲げ変形が規制される部分の延設方向における長さを短くすることができる。これにより、ハーネス20の曲げ変形についての自由度が高くなるため、ハーネス20の配置の自由度を高くすることができる。
また図3に示すように、プロテクタ40の連結部41がカバー本体30に固定される一方で、同プロテクタ40の開放部43は、その内径がカバー本体30の内筒31の内径よりも大きい状態で同内筒31の先端を覆う位置まで延びている。
ここで、電線部21におけるカバー本体30によって覆われていない部分(非被覆部21A)は、同カバー本体30によっては曲げ変形が規制されない。本実施形態では、そうした非被覆部21Aの一部がプロテクタ40の開放部43の内部に配置されている。そのため、プロテクタ40の内部において、同プロテクタ40の内面と非被覆部21Aとの間に間隙Gが形成される。そして、そうした間隙Gの分だけ、図3中に二点鎖線で示すように、プロテクタ40の内部における電線部21の曲げ変形が許容されるようになる。こうした構造によっても、ハーネス20の曲げ変形についての自由度を高くすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)ハーネス20の配置の自由度を高くすることができる。
(2)プロテクタ40の貫通孔45とカバー本体30の凸部34とが係合するように同プロテクタ40をカバー本体30の先端部分に取り付けるといった簡素な作業で、カバー本体30にプロテクタ40を固定することができる。
(3)複数箇所での貫通孔45と凸部34との係合を通じてプロテクタ40がカバー本体30に固定されるため、その固定を好適に行うことができる。しかも、プロテクタ40の貫通孔45とカバー本体30の凸部34とが周方向において不規則な間隔で並ぶ態様で設けられているため、誤った位置でプロテクタ40がカバー本体30に固定されることを抑えることができる。
(4)フランジ44が外筒32に突き当たる位置までプロテクタ40をカバー本体30の先端部分に挿入するといった簡単な作業を通じて、カバー本体30へのプロテクタ40の取り付けを行うことができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・カバー本体の内筒と外筒とを延設方向において同一位置まで延びる形状にしてもよい。その他、図12に示すように、カバー本体50の外筒52を内筒51の先端を覆う位置まで延びる形状にすること等も可能である。これら構造では、カバー本体50の外筒52を弾性変形させて裏返しに捲るとともに、その状態で粘着テープ22を巻き付けることによって電線部21にカバー本体50を固定することができる。
また、こうした固定構造において、プロテクタ60の内周面に凸部64を形成してもよい。こうした固定構造によれば、凸部64によって粘着テープ22の外面を押さえたり、粘着テープ22が延設方向にずれることを抑えたりすることができるために、粘着テープ22が外れることを抑えることができる。
・カバー本体30の内筒31のスリット33を省略してもよい。
・外筒32の内周面に凸部34を設けることに代えて、あるいは併せて、内筒31の外周面に凸部を形成してもよい。
・カバー本体30の凸部34とプロテクタ40の貫通孔45とを周方向において等間隔で設けるなど、周方向において規則的な間隔で設けてもよい。
・カバー本体30の凸部34とプロテクタ40の貫通孔45とを一組のみ設けるようにしてもよい。
・プロテクタ40に貫通孔45を設けることに代えて、プロテクタ40の外周面にカバー本体30の凸部34が係合する凹部を形成するようにしてもよい。
・プロテクタ40の周壁(連結部41の内周面または外周面)に凸部を設けるとともにカバー本体30の周壁(内筒31の外周面または外筒32の内周面)に貫通孔(あるいは凹部)を設けるようにしてもよい。
・プロテクタ40とカバー本体30とを、接着加工を通じて固定したり、かしめ加工を通じて固定したりしてもよい。
・カバー本体30の内筒31と電線部21とを、接着材によって接着固定したり、結束バンドによって締結固定したりしてもよい。
・プロテクタ40の外周面にフランジ44を設けることに代えて、開放部43側の部分の外径が連結部41側の部分の外径よりも大きくなっている段差を形成するようにしてもよい。要は、カバー本体30の外筒32の先端面32Aに隣接する位置で同先端面32Aと対向する対向面を有する段差が設けられていればよい。
・プロテクタ40のフランジ44を省略してもよい。
・カバー本体30(内筒31および外筒32)やプロテクタ40を、楕円筒状に形成したり、多角筒状に形成したりしてもよい。
・プロテクタ40を車両10(ボディ11または変速機12)に固定する構造は、例えばプロテクタ40を直接車両10に固定する構造など、任意に変更することができる。
・上記実施形態のハーネス固定構造は、車両のボディとドアとの間に架設されるハーネスにも適用することができる。
10…車両、11…ボディ、12…変速機、13…固定部材、20…ハーネス、21…電線部、21A…非被覆部、22…粘着テープ、23…結束バンド、30,50…カバー本体、31,51…内筒、32,52…外筒、32A…先端面、33…スリット、34,64…凸部、40,60…プロテクタ、40A,40B…分割体、41…連結部、43…開放部、44…フランジ、44A…対向面、45…貫通孔。

Claims (5)

  1. 複数の電線からなる電線部を有して相対移動する部材の間に架設されるハーネスを前記部材に固定するハーネス固定構造であって、
    前記電線部の周囲を覆う筒状をなして、少なくとも先端部分が内筒と外筒とからなる二重筒状をなすカバー本体と、
    全体が前記電線部の周囲を覆う筒状をなし、一方の端部が前記内筒および前記外筒の間に嵌る形状であり、他方の端部が前記内筒の先端を覆う位置まで延びる形状である延設部と、
    前記内筒を前記電線部に固定する第1固定部と、
    前記延設部の前記一方の端部が前記内筒および前記外筒の間に嵌った状態で、前記延設部を前記カバー本体に固定する第2固定部と、
    前記延設部の前記他方の端部を前記部材に固定する第3固定部と
    を備えるハーネス固定構造。
  2. 請求項1に記載のハーネス固定構造において、
    前記第2固定部は、前記カバー本体における前記内筒と前記外筒との間に挟まれた部分、および前記延設部における前記一方の端部のうちの、一方の周壁に設けられた凸部と他方の周壁に設けられて前記凸部が係合する貫通孔とからなる
    ことを特徴とするハーネス固定構造。
  3. 請求項2に記載のハーネス固定構造において、
    前記内筒および前記外筒および前記延設部の前記一方の端部は、いずれも円筒状であり、
    前記凸部および前記貫通孔は、周方向において不規則な間隔で並ぶ態様で複数設けられている
    ことを特徴とするハーネス固定構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハーネス固定構造において、
    前記延設部の外面には、前記外筒の先端面に隣接する位置で同先端面と対向する面を有する段差が形成されてなる
    ことを特徴とするハーネス固定構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハーネス固定構造において、
    前記第1固定部は、粘着テープである
    ことを特徴とするハーネス固定構造。
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