JP6819375B2 - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6819375B2
JP6819375B2 JP2017048150A JP2017048150A JP6819375B2 JP 6819375 B2 JP6819375 B2 JP 6819375B2 JP 2017048150 A JP2017048150 A JP 2017048150A JP 2017048150 A JP2017048150 A JP 2017048150A JP 6819375 B2 JP6819375 B2 JP 6819375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
wiring
control device
motor control
detachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017048150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018152261A (ja
Inventor
稔弥 伊東
稔弥 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2017048150A priority Critical patent/JP6819375B2/ja
Publication of JP2018152261A publication Critical patent/JP2018152261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6819375B2 publication Critical patent/JP6819375B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

この発明は、モータ制御装置に関し、特に、配線が挿入されるコネクタ部材を備えるモータ制御装置に関する。
従来、配線が挿入されるコネクタ部材を備えるモータ制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、モータ接続用配線が挿入される電線側コネクタ部材を備えるモータ制御装置が開示されている。このモータ制御装置では、電線側コネクタ部材は、モータ制御装置の前面側に設けられており、モータ接続用配線とモータ制御装置内に設けられる配線基板とを電気的に接続するように構成されている。また、電線側コネクタ部材は、モータ接続用配線に当接する平板状の端子と、接続用部材と、端子および接続用部材が収容される四角管状(断面が矩形形状の管)の端子収容室とを含む。また、接続用部材は、コイルバネなどからなる。そして、四角管状の端子収容室に、下方から、接続用部材(コイルバネ)、平板状の端子およびモータ接続用配線がこの順で配置されている。そして、コイルバネの弾性力により平板状の端子およびモータ接続用配線が四角管状の端子収容室の上面に押圧されることにより、モータ接続用配線と平板状の端子とが当接して、モータ接続用配線と平板状の端子とが電気的に接続される。
また、ドライバー(ねじ締結用工具)のような先の細い操作用工具により、平板状の端子を押圧してコイルバネを圧縮する(縮める)ことにより、平板状の端子が端子収容室の下方に移動する。これにより、コイルバネの付勢力によるモータ接続用配線に対する押圧が解除され、端子収容室からモータ接続用配線を取り外すことが可能になる。また、モータ接続用配線を端子収容室に取り付ける際には、操作用工具によりコイルバネを圧縮する(縮める)ことにより、平板状の端子を端子収容室の下方に移動させる。そして、平板状の端子と四角管状の端子収容室の上面との間に生じた隙間にモータ接続用配線を挿入する。その後、コイルバネの圧縮状態を解除することにより、コイルバネの付勢力(押圧力)によって、モータ接続用配線が平板状の端子と端子収容室の上面との間に固定される。
なお、操作用工具は、モータ制御装置と別個に設けられている。このため、モータ接続用配線の取り付け(または、取り外し)が終了した後、操作用工具を紛失してしまう虞があるという不都合があった。そこで、上記特許文献1に記載のような従来のモータ制御装置では、モータ接続用配線が取り付けられていない端子収容室において、コイルバネの付勢力により端子と端子収容部の上面との間に操作用工具を押圧する(挟み込む)ことにより、操作用工具を端子収容室(コネクタ側穴部)に仮固定しておくことが行われている。これにより、操作用工具の紛失が抑制されている。
特開2009−187835号公報
ここで、モータ制御装置の前面側では、モータ接続用配線が収容される端子収容室の近傍には、制御線などの配線が接続される他の端子が配置されている。そして、モータ制御装置が小型化された場合、端子収容室や他の端子の配置密度が高くなる。すなわち、端子収容室と他の端子とが近接して配置される。このため、操作用工具(配線着脱部材)を端子収容室に仮固定した場合、操作用工具が、端子収容室(電線側コネクタ部材)近傍の他の端子に干渉するというという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、配線着脱部材の紛失を抑制しながら、配線着脱部材がコネクタ部材近傍の他の端子などに干渉するのを抑制することが可能なモータ制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面によるモータ制御装置は、モータを制御するためのモータ制御装置であって、挿入された配線を押圧して固定する弾性変形可能な固定部材を有するコネクタ部材が設けられるモータ制御装置本体部と、モータ制御装置本体部を覆うカバー部材とを備え、コネクタ部材には、固定部材を弾性変形させる配線着脱部材が挿入されるコネクタ側穴部が設けられ、カバー部材には、コネクタ側穴部とは別個に設けられ、配線着脱部材を収容する着脱部材収容部が設けられている。
この発明の一の局面によるモータ制御装置では、上記のように、カバー部材には、コネクタ側穴部とは別個に設けられ、配線をコネクタ部材に接続した後に配線着脱部材を収容する着脱部材収容部が設けられている。これにより、配線をコネクタ部材に接続した後に、配線着脱部材を着脱部材収容部に収容することにより、配線着脱部材の紛失を抑制することができる。また、着脱部材収容部がコネクタ側穴部とは別個に設けられているので、着脱部材収容部に収容された配線着脱部材がコネクタ部材の近傍に設けられる他の端子などに干渉することはない。これにより、配線着脱部材の紛失を抑制しながら、配線着脱部材がコネクタ部材近傍の他の端子などに干渉するのを抑制することができる。
上記一の局面によるモータ制御装置において、好ましくは、着脱部材収容部は、コネクタ部材と離間した位置に設けられている。なお、「離間」とは、配線着脱部材が着脱部材収容部に収容された状態で、配線着脱部材が配線や他の端子などに干渉しない位置である。このように構成すれば、着脱部材収容部に収容された配線着脱部材がコネクタ部材の近傍に設けられる他の端子などに干渉することはない。
上記一の局面によるモータ制御装置において、好ましくは、着脱部材収容部は、カバー部材の端部近傍に設けられる。このように構成すれば、配線着脱部材をカバー部材の端部近傍に設けられた着脱部材収容部に容易に収容することができる。また、配線着脱部材の少なくとも一部分が着脱部材収容部の中に収容されるので、配線着脱部材のカバー部材からの突出量を小さくすることができる。
上記一の局面によるモータ制御装置において、好ましくは、着脱部材収容部は、配線着脱部材を収容可能な穴部を有し、穴部には、配線着脱部材が係合する第1係合部が設けられており、配線着脱部材には、第1係合部に係合する第2係合部が設けられている。このように構成すれば、配線着脱部材が穴部に係合するので、配線着脱部材が穴部から脱落するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、穴部の第1係合部は、突起部を含み、配線着脱部材の第2係合部は、突起部に係合する溝部を含む。このように構成すれば、容易に、配線着脱部材の溝部を穴部の突起部に係合させることができる。
上記穴部に第1係合部が設けられているモータ制御装置において、好ましくは、配線着脱部材は、一方端側がフック形状を有するとともに、フック形状の根元の部分から突出する突出部が設けられており、穴部は、フック形状の一方端側が挿入される第1穴部と、配線着脱部材の他方端側が挿入される第2穴部と、第1穴部と第2穴部との間に配置される梁部とを有する。このように構成すれば、使用者は、梁部を支点として、配線着脱部材の他方端側を力点として、比較的弱い力で配線着脱部材の溝部(作用点)を穴部の突起部に係合することができる。
上記穴部が第1穴部と第2穴部と梁部とを含むモータ制御装置において、好ましくは、配線着脱部材の他方端側の大きさは、第2穴部の大きさよりも大きい。このように構成すれば、配線着脱部材が穴部に入り込む(落ちる)のを、配線着脱部材の他方端側により抑制することができる。
上記一の局面によるモータ制御装置において、好ましくは、カバー部材は、モータ制御装置本体部の前面側を覆い、着脱部材収容部は、モータ制御装置本体部の前面側に設けられている。このように構成すれば、使用者は、容易に、着脱部材収容部にアクセスして、配線着脱部材を着脱部材収容部に収容する(または、着脱部材収容部から配線着脱部材を取り出す)ことができる。
本発明によれば、上記のように、配線着脱部材の紛失を抑制しながら、配線着脱部材の干渉を抑制することができる。
本発明の一実施形態によるモータ制御装置の斜視図である。 配線着脱部材の斜視図である。 配線着脱部材の正面図である。 配線着脱部材がコネクタ部材に挿入された状態を示す斜視図である。 配線着脱部材がコネクタ部材に挿入された状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるモータ制御装置の配線着脱部材が収容される穴部の斜視図である。 本発明の一実施形態によるモータ制御装置の配線着脱部材が収容される穴部の正面図である。 配線着脱部材が穴部に収容された状態を示す斜視図である。 配線着脱部材が穴部に収容された状態を示す断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9を参照して、本実施形態によるモータ制御装置100の構成について説明する。図1に示すように、モータ制御装置100は、モータ(図示せず)を制御するように構成されている。具体的には、モータ制御装置100は、商用電源(交流電源)から供給された交流を、コンバータ回路により直流に変換する。そして、モータ制御装置100は、変換された直流を、インバータ回路により、所望の周波数を有する交流に変換して、モータに供給する。また、モータ制御装置100は、Z1方向側が下方になるように、制御盤(図示せず)などに取り付けられるように構成されている。
(配線着脱部材の構造)
まず、図2および図3を参照して、モータ制御装置100のコネクタ部材20に配線200を着脱するための配線着脱部材210の構造について説明する。
図2および図3に示すように、配線着脱部材210は、樹脂などにより形成されている。配線着脱部材210は、略J字形状を有する。すなわち、配線着脱部材210は、一方端211側がフック形状を有する。また、配線着脱部材210のフック形状の部分から連続する他方端212側は、棒状形状を有する。また、配線着脱部材210は、フック形状の根元の部分から突出する突出部213が設けられている。突出部213は、略角柱形状を有する。
また、配線着脱部材210の他方端212側の幅W11(配線着脱部材210が延びる方向に交差する方向の幅)は、配線着脱部材210のフック形状を有する一方端211側の幅W12よりも大きい。なお、棒状形状を有する他方端212側は、幅W11を有する部分212aと、フック形状の幅W12よりも大きく部分212aの幅W11よりも小さい幅W13を有する部分212bとを含む。また、部分212aは、部分212bの側面212cに配置され厚みtが徐々に小さくなる傾斜部212dを含む。そして、側面212cと傾斜部212dとによって、溝部214が構成されている。図3に示すように、溝部214は、配線着脱部材210の両側の側面212cに設けられている。溝部214は、後述する穴部41の突起部45に係合する。なお、溝部214は、特許請求の範囲の「第2係合部」の一例である。
(モータ制御装置の構造)
次に、モータ制御装置100の構造について説明する。図1に示すように、モータ制御装置100は、モータ制御装置本体部10を備えている。モータ制御装置本体部10の前面側(Y1方向側)には、動力線などの配線200が挿入されるコネクタ部材20が設けられている。また、モータ制御装置本体部10の前面側には、RS−485の規格に基づいた信号線が接続される端子31が設けられている。また、モータ制御装置本体部10の前面側には、USB(Universal Serial Bus)の規格に基づいた信号線が接続される端子32が設けられている。また、モータ制御装置本体部10の前面側には、アナログ指令などが入力される端子33、エンコーダフィードバック用の端子34、および、バックアップ用電池用の端子35が設けられている。なお、モータ制御装置100の「前面側」とは、モータ制御装置100が制御盤(図示せず)などに取り付けられた状態の、モータ制御装置100の前面側を意味する。すなわち、モータ制御装置100の前面側は、モータ制御装置100が制御盤(図示せず)などに取り付けられた状態で、使用者がアクセス可能な面である。
また、モータ制御装置本体部10の前面側は、カバー部材40により覆われている。カバー部材40は、樹脂などにより形成されている。また、コネクタ部材20、および、端子31〜端子35は、モータ制御装置本体部10の前面側にカバー部材40が取り付けられた状態で、前面側に露出するように構成されている。
また、コネクタ部材20は、モータ制御装置本体部10の前面側(Y1方向側)のX1方向側において、Z方向に沿うように配置されている。また、端子31〜端子35は、モータ制御装置本体部10の前面側(Y1方向側)のX2方向側において、Z方向に沿って隣接するように配置されている。また、コネクタ部材20と、端子31〜端子35とは、X方向に沿って、互いに近接した状態で配置されている。これにより、図4に示すように、後述するコネクタ部材20の穴部23(穴部24)に配線着脱部材210が挿入された状態で、Y1方向側から見て、配線着脱部材210の他方端212側が、端子31〜端子35のいずれかにオーバラップ(干渉)する。なお、穴部23および穴部24は、特許請求の範囲の「コネクタ側穴部」の一例である。
(コネクタ部材の構造)
次に、図4および図5を参照して、コネクタ部材20の構造について説明する。
図4および図5に示すように、コネクタ部材20には、配線200が挿入される穴部21が設けられている。穴部21は、モータ制御装置本体部10の前面側から見て、略円形状を有する。また、穴部21は、Z方向に沿って複数設けられている。また、図5に示すように、コネクタ部材20には、穴部21に挿入された配線200を押圧して固定する弾性変形可能なバネ部材22が設けられている。バネ部材22は、略円環状に湾曲された板バネ部材からなる。また、バネ部材22には、穴部22aが設けられている。なお、バネ部材22は、特許請求の範囲の「固定部材」の一例である。
また、コネクタ部材20のX2方向側には、穴部23が設けられている。穴部23は、Y1方向側から見て、略矩形形状(図4参照)を有する。また、コネクタ部材20のX2方向側には、穴部24が設けられている。穴部24は、X2方向側から見て、略矩形形状(図4参照)を有する。また、穴部23および穴部24から、バネ部材22が露出するように構成されている。また、穴部23および穴部24は、複数の穴部21に対応するように複数設けられている。また、複数の穴部23および穴部24は、Z方向に沿って配置されている。そして、穴部23および穴部24には、バネ部材22を弾性変形させて配線200をコネクタ部材20に着脱可能にする配線着脱部材210が挿入されるように構成されている。
そして、図5に示すように、コネクタ部材20の穴部23および穴部24に、それぞれ、配線着脱部材210の一方端211側および突出部213が挿入された状態で、使用者により、配線着脱部材210の他方端212側がX1方向側に押圧される。これにより、バネ部材22の穴部22aが穴部21に連通するように構成されている。この状態で、バネ部材22の穴部22aに配線200を挿入した後、配線着脱部材210によるバネ部材22に対する押圧を解除する。これにより、配線200がバネ部材22の弾性力によって穴部22aに引っ掛けられた状態となり、配線200がコネクタ部材20に固定される。
(配線着脱部材を収容する穴部の構造)
次に、図1および図6および図7を参照して、配線着脱部材210を収容する穴部41の構造について説明する。なお、穴部41は、特許請求の範囲の「着脱部材収容部」の一例である。
ここで、本実施形態では、図1および図6に示すように、カバー部材40には、コネクタ部材20と離間した位置に穴部23(穴部24)とは別個に設けられ、配線200をコネクタ部材20に接続した後に配線着脱部材210を収容する穴部41が設けられている。具体的には、図6に示すように、穴部41は、カバー部材40のZ1方向側の端部(角部40a)近傍に設けられている。また、穴部41は、モータ制御装置本体部10の前面側(Y1方向側)に設けられている。詳細には、穴部41は、カバー部材40のY1方向側の面40bとZ1方向側の面40cとに跨るように設けられている。なお、「離間」とは、配線着脱部材210が穴部41に挿入された状態で、配線着脱部材210が配線200や他の端子31〜端子35などに干渉しない位置である。
また、本実施形態では、穴部41は、穴部42と、穴部43と、穴部42と穴部43との間に配置される梁部44とを含む。穴部42は、カバー部材40の角部40aに設けられる平面視において略矩形形状の部分42aと、カバー部材40の面40cに設けられるZ1方向側から見て略矩形形状の部分42bとを含む。そして、部分42aのX方向に沿った方向の幅W1は、部分42bのX方向に沿った方向の幅W2よりも大きい。なお、穴部42および穴部43は、それぞれ、特許請求の範囲の「第2穴部」および「第1穴部」の一例である。
また、穴部43は、略矩形形状を有する。そして、穴部43のX方向に沿った方向の幅W3は、部分42bのX方向に沿った方向の幅W2よりも小さい。また、梁部44は、穴部42と穴部43とを分離するように設けられている。また、梁部44は、略柱形状を有する。
そして、本実施形態では、配線着脱部材210(図2参照)の他方端212側の大きさは、穴部42の大きさよりも大きくなるように構成されている。具体的には、配線着脱部材210の他方端212側の幅W11(配線着脱部材210が延びる方向に交差する方向の幅)は、穴部42の部分42aの幅W1よりも大きい。
また、本実施形態では、穴部41(穴部42の部分42a)には、配線着脱部材210が穴部41に収容された状態で配線着脱部材210の溝部214が係合する突起部45が設けられている。具体的には、図7に示すように、突起部45は、穴部42の部分42aの内側面からX1方向側に突出する突起部45aと、部分42aの内側面からX2方向側に突出する突起部45bとを含む。なお、突起部45aおよび45bは、部分42aと部分42aとの境界近傍の段差部分46(幅W1の部分42aと幅W2の部分42bとが接続される部分、図6参照)に設けられている。また、突起部45aおよび45bは、角部が面取りされた略柱形状を有する。なお、突起部45、45aおよび45bは、特許請求の範囲の「第1係合部」の一例である。
次に、図8および図9を参照して、配線着脱部材210の収容方法(取出し方法)について説明する。
本実施形態では、まず、図8に示すように、配線着脱部材210のフック形状の根元の部分と突出部213との境界近傍を、穴部41の梁部44に引っ掛けるように、配線着脱部材210を穴部41に収容する。そして、図9に示すように、この状態で、梁部44を中心にして配線着脱部材210をC1方向に回転させる。これにより、配線着脱部材210のフック形状の一方端211側が穴部43に挿入される。また、配線着脱部材210の他方端212側が穴部42に配置される。そして、配線着脱部材210の溝部214が穴部41の突起部45に係合する。具体的には、配線着脱部材210が回転されることにより、配線着脱部材210の傾斜部212dが、突起部45を乗り越えるように、穴部42の奥側に移動する。これにより、傾斜部212dのZ1方向側の面が突起部45のZ2方向側の面に当接(係合)する。その結果、配線着脱部材210の傾斜部212dが、突起部45と、部分42aのZ1方向側の面421aとの間に挟み込まれる。これにより、配線着脱部材210が穴部41に固定(仮固定)される。なお、配線着脱部材210が穴部41に収容された状態で、配線着脱部材210の一部は穴部41の内部に配置される一方、配線着脱部材210の一方端211側、他方端212側、および、突出部213は、部分的に穴部41から外部に突出する。
また、配線着脱部材210を穴部41から取り出す際は、配線着脱部材210をC2方向側に回転させることにより、傾斜部212dが突起部45を乗り越えて、穴部41の外側に移動される。これにより、配線着脱部材210と突起部45との係合が解除されて、配線着脱部材210が取り出し可能になる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、カバー部材40には、穴部23(穴部24)とは別個に設けられ、配線200をコネクタ部材20に接続した後に配線着脱部材210を収容する穴部41が設けられている。これにより、配線200をコネクタ部材20に接続した後に、配線着脱部材210を穴部41に収容することにより、配線着脱部材210の紛失を抑制することができる。また、穴部41が穴部23(穴部24)とは別個に設けられているので、穴部41に収容された配線着脱部材210がコネクタ部材20の近傍に設けられる他の端子などに干渉することはない。これにより、配線着脱部材210の紛失を抑制しながら、配線着脱部材210がコネクタ部材20近傍の他の端子などに干渉するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、穴部41がコネクタ部材20と離間した位置に設けられている。これにより、穴部41に収容された配線着脱部材210がコネクタ部材20の近傍に設けられる他の端子などに干渉することはない。
また、本実施形態では、上記のように、カバー部材40の端部近傍に設けられた穴部41に配線着脱部材210を収容する。これにより、配線着脱部材210を穴部41に容易に収容することができる。また、配線着脱部材210の少なくとも一部が穴部41の中に収容されるので、配線着脱部材210のカバー部材40からの突出量を小さくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、穴部41には、配線着脱部材210が穴部41に収容された状態で配線着脱部材210が係合する突起部45が設けられており、配線着脱部材210には、突起部45に係合する溝部214が設けられている。これにより、配線着脱部材210が穴部41に係合するので、配線着脱部材210が穴部41から脱落するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、配線着脱部材210は、一方端211側がフック形状を有するとともに、フック形状の根元の部分から突出する突出部213が設けられており、穴部41は、フック形状の一方端側が挿入される穴部43と、配線着脱部材210の他方端212側が挿入される穴部42と、穴部43と穴部42との間に配置される梁部44とを有する。これにより、使用者は、梁部44を支点として、配線着脱部材210の他方端212側を力点として、比較的弱い力で配線着脱部材210の溝部214(作用点)を穴部41の突起部45に係合することができる。
また、本実施形態では、上記のように、配線着脱部材210の他方端212側の大きさは、穴部42の大きさよりも大きい。これにより、配線着脱部材210が穴部41に入り込む(落ちる)のを、配線着脱部材210の他方端212側により抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、カバー部材40は、モータ制御装置本体部10の前面側を覆い、穴部41は、モータ制御装置本体部10の前面側に設けられている。これにより、使用者は、容易に、穴部41にアクセスして、配線着脱部材210を穴部41に収容する(または、穴部41から配線着脱部材210を取り出す)ことができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、配線着脱部材210が穴部41に収容される例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、配線着脱部材210の紛失が抑制できるのであれば、配線着脱部材210を穴部41以外の収容部に収容してもよい。
また、上記実施形態では、穴部41に突起部45が設けられ、配線着脱部材210に溝部214が設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、穴部41に溝部を設け、配線着脱部材210に突起部を設けてもよい。また、穴部41と配線着脱部材210とを、突起部45および溝部214以外の構造により係合させてもよい。
また、上記実施形態では、穴部41が、穴部42と穴部43と梁部44とを含む例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、穴部として、蓋付きの穴部を適用し、蓋付きの穴部に配線着脱部材210を収容するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、配線着脱部材210が略J字形状を有する例について示したが、本発明はこれに限られない。配線着脱部材210は、コネクタ部材20に配線200を着脱可能にする形状であればよい。
また、上記実施形態では、穴部41がモータ制御装置100の前面側に設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、穴部41は、モータ制御装置100のアクセス可能な位置に設けられていればよい。
また、上記実施形態では、配線200がバネ部材22によりコネクタ部材20に固定される例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、配線200がバネ部材22以外の構成によりコネクタ部材20に固定されてもよい。
10 モータ制御装置本体部
20 コネクタ部材
22 バネ部材(固定部材)
23、24 穴部(コネクタ側穴部)
40 カバー部材
41 穴部(着脱部材収容部)
42 穴部(第2穴部)
43 穴部(第1穴部)
44 梁部
45、45a、45b 突起部(第1係合部)
100 モータ制御装置
200 配線
210 配線着脱部材
211 一方端
212 他方端
213 突出部
214 溝部(第2係合部)

Claims (8)

  1. モータを制御するためのモータ制御装置であって、
    挿入された配線を押圧して固定する弾性変形可能な固定部材を有するコネクタ部材が設けられるモータ制御装置本体部と、
    前記モータ制御装置本体部を覆うカバー部材とを備え、
    前記コネクタ部材には、前記固定部材を弾性変形させる配線着脱部材が挿入されるコネクタ側穴部が設けられ、
    前記カバー部材には、前記コネクタ側穴部とは別個に設けられ、前記配線着脱部材を収容する着脱部材収容部が設けられている、モータ制御装置。
  2. 前記着脱部材収容部は、前記コネクタ部材と離間した位置に設けられている、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記着脱部材収容部は、前記カバー部材の端部近傍に設けられる、請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記着脱部材収容部は、前記配線着脱部材を収容可能な穴部を有し、前記穴部には、前記配線着脱部材が係合する第1係合部が設けられており、
    前記配線着脱部材には、前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記穴部の前記第1係合部は、突起部を含み、
    前記配線着脱部材の前記第2係合部は、前記突起部に係合する溝部を含む、請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記配線着脱部材は、一方端側がフック形状を有するとともに、フック形状の根元の部分から突出する突出部が設けられており、
    前記穴部は、前記フック形状の一方端側が挿入される第1穴部と、前記配線着脱部材の他方端側が挿入される第2穴部と、前記第1穴部と前記第2穴部との間に配置される梁部とを有する、請求項4または5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記配線着脱部材の他方端側の大きさは、前記第2穴部の大きさよりも大きい、請求項6に記載のモータ制御装置。
  8. 前記カバー部材は、前記モータ制御装置本体部の前面側を覆い、
    前記着脱部材収容部は、前記モータ制御装置本体部の前面側に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
JP2017048150A 2017-03-14 2017-03-14 モータ制御装置 Active JP6819375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048150A JP6819375B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048150A JP6819375B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 モータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018152261A JP2018152261A (ja) 2018-09-27
JP6819375B2 true JP6819375B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=63679647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017048150A Active JP6819375B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6819375B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021106106A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 三和電気工業株式会社 電線差し込みコネクタプラグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018152261A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9293276B2 (en) Electronic component assembly structure and electrical junction box
US9484682B2 (en) USB socket
CN110858637B (zh) 连接模块
CN101807755B (zh) 电连接器组件
US10136539B2 (en) Electronic component assembly structure and electronic component
EP3136512B1 (en) Connector
US9509079B2 (en) Assembling structure of electronic component, electrical junction box, and electronic component
JP6583323B2 (ja) 配線用接続器具、及び電気機器
KR20190040280A (ko) 배터리 홀더
JP6819375B2 (ja) モータ制御装置
JP2009211903A (ja) 丸型端子用スクリューレス端子台
US20160226191A1 (en) Plug-type connector
KR101391476B1 (ko) 커넥터 결합장치
JP6872712B2 (ja) 配線器具
US9882300B2 (en) Connector
JP2007132692A (ja) 信号変換器
JP6555028B2 (ja) ケーブル圧着端子実装体
CN108988613B (zh) 电源转换器及其电连接器模块
CN102891032B (zh) 开关器件和包括该开关器件的开关装置
WO2014142246A1 (ja) 電子部品の組付構造及び電気接続箱
JPS6246955B2 (ja)
JP2013030291A (ja) コネクタ保持構造、電子機器、電動機制御装置
JPH0416342Y2 (ja)
JP2002305829A (ja) 電気接続箱とコネクタハウジングとの固定構造
KR100992967B1 (ko) 콘센트의 케이블 고정구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6819375

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250