JP6817092B2 - アーク溶接装置及びアーク溶接方法並びにアーク溶接用磁気制御装置 - Google Patents
アーク溶接装置及びアーク溶接方法並びにアーク溶接用磁気制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6817092B2 JP6817092B2 JP2017014341A JP2017014341A JP6817092B2 JP 6817092 B2 JP6817092 B2 JP 6817092B2 JP 2017014341 A JP2017014341 A JP 2017014341A JP 2017014341 A JP2017014341 A JP 2017014341A JP 6817092 B2 JP6817092 B2 JP 6817092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- magnetic
- electrodes
- pair
- arc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/02—Seam welding; Backing means; Inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/08—Arrangements or circuits for magnetic control of the arc
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/12—Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
- B23K9/124—Circuits or methods for feeding welding wire
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/16—Arc welding or cutting making use of shielding gas
- B23K9/167—Arc welding or cutting making use of shielding gas and of a non-consumable electrode
- B23K9/1675—Arc welding or cutting making use of shielding gas and of a non-consumable electrode making use of several electrodes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/16—Arc welding or cutting making use of shielding gas
- B23K9/173—Arc welding or cutting making use of shielding gas and of a consumable electrode
- B23K9/1735—Arc welding or cutting making use of shielding gas and of a consumable electrode making use of several electrodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
前記複数電極の少なくとも前記ワークの接地接続部に最も近くに配置された電極の、当該電極を挟んだ両脇側に設けた一対の磁気コイルと、
前記一対の磁気コイルを励磁して磁束を発生させるコイル励磁部と、
前記電極と前記一対の磁気コイルとの相対位置、及び前記電極の電流の向きに対する前記一対の前記磁気コイルの電流の向きを変化させて前記アークの方向を制御する制御部と、
を備え、
前記一対の磁気コイルの軸線は、前記ワークの溶接面に対して平行又は傾斜しており、
前記制御部は、前記一対の磁気コイルの極性を、同極性にする設定と、互いに異なる極性にする設定とを有する、
アーク溶接装置とすることができる。
前記複数電極の少なくとも前記ワークの接地接続部に最も近くに配置された電極の、当該電極を挟んだ両脇側に設けた一対の磁気コイルを励磁して磁束を発生させ、前記電極と前記一対の磁気コイルとの相対位置、及び前記電極の電流の向きに対する前記一対の前記磁気コイルの電流の向きを変化させる工程を有し、
前記一対の磁気コイルの軸線は、前記ワークの溶接面に対して平行又は傾斜されており、
前記工程では、前記一対の磁気コイルの極性を、同極性にする設定と、互いに異なる極性にする設定と、が選択可能にされた中から、いずれかの設定を選択する、
アーク溶接方法とすることができる。
U字型鉄心の各先端部に、それぞれ導線を巻回した一対の巻線部を有する磁気コイルと、
前記磁気コイルを、一対の前記巻線部の間に前記電極を挟んで配置するとともに、溶接方向に沿って移動可能に支持するコイル移動機構と、
前記磁気コイルを励磁して磁束を発生させるコイル励磁部と
前記電極と一対の前記巻線部との相対位置、及び前記電極と前記一対の磁気コイルからの磁束に応じて、前記アーク周囲の外部磁場を変化させる制御部と、
を備え、
前記一対の磁気コイルの軸線は、ワークの溶接面に対して平行又は傾斜しており、
前記制御部は、前記一対の磁気コイルの極性を、同極性にする設定と、互いに異なる極性にする設定とを有する、
アーク溶接用磁気制御装置。
本発明のアーク溶接装置は、アーク溶接を行う構成であれば、特に溶接方式は限定されない。例えば、TIG溶接等のガスシールド非消耗電極式アーク溶接法や、MIG溶接、炭酸ガスアーク溶接等のガスシールド消耗電極式アーク溶接法にも好適に用いることができる。
図1は第1構成例のアーク溶接装置の外観図である。なお、本明細書において、Z軸の方向は溶接方向、Y軸の方向は溶接面の法線方向、X軸の方向は溶接方向と溶接面法線に直交する方向であり、各方向は図1の矢印の方向で示される。
アーク溶接装置100のキャリッジ17は、レール11と平行に取り付けられたベース21と、ベース移動用のモータ29とを有する。ベース21には、溶接方向上流側(図2の左側)から、第1コイルユニット57、第1トーチユニット35、第2トーチユニット37、第2コイルユニット59が設けられる。第1トーチユニット35と第2トーチユニット37とは、ベース21上で移動可能とする不図示のスライド部をそれぞれ備える。また、ベース21は、フィラーワイヤを供給するワイヤリール23及びワイヤ送給ヘッド25、ガス吸引部27、モータ29、操作部31、等が設けられ、モータ29の駆動によりレール11に沿って移動可能に構成される。
第1トーチユニット35は、2軸スライダ47と、2軸スライダ47に取り付けられた第1溶接トーチ39とを有する。第1溶接トーチ39には図示しないアーク溶接用の電極が内蔵される。第2トーチユニット37も同様に、2軸スライダ48と、2軸スライダ48に取り付けられた第2溶接トーチ43とを有する。第2溶接トーチ43にも図示しないアーク溶接用の電極が内蔵される。
第1コイルユニット57と第2コイルユニット59は、馬蹄型(U字型)の鉄心69の開放端側を向き合わせ、巻線部68の軸線方向がZ軸方向と平行にして配置される。第1溶接トーチ39が有する電極41と、第2溶接トーチ43が有する電極41との電極間距離Wtは、50mm〜400mmであることが好ましい。電極間距離Wtが50mm以上であることでワークへの入熱量を抑制でき、400mm以下であることで、ビード外観をより良好にできる。
アーク溶接システム200は、キャリッジ17に搭載されるアーク溶接装置100とは別途に設けられた制御部73を有する。
以下、図7〜図10を用いて、磁気コイルにより外部磁場を生成し、アーク干渉や磁気吹きを抑制する様子を説明する。
図7はアークを溶接方向上流側に向かわせる電磁力を作用させる場合の電極と磁気コイルの位置及び電流方向を表す動作説明図である。なお、第1コイルユニット57と第2コイルユニット59、及び第1溶接トーチと第2溶接トーチ43とはそれぞれ同一の構成であるため、双方において同じ作用が得られる。
図7に示す場合の印加電流と同じ条件で図8のように電極41を磁気コイル65,67の溶接方向WDの上流側に配置した場合、磁気コイル65からの磁力線LMF1と、磁気コイル67からの磁力線LMF2と、電極41からの磁力線LMF3との方向が、電極41の溶接方向の上流側で同じ向きに揃い、磁束密度が高くなる。一方、電極41周囲の田の部位では、磁気コイル65,67及び電極41からの磁力線の向きが一致せず、磁束密度が相対的に低くなる。その結果、溶接時に電極41から発生するアークには、主に磁束密度の高い部位の合成磁力線LMFが作用して、溶接方向WDの下流側に向かう電磁力EMFが作用する。
図7,図8の場合と同様に、直流電流、電極マイナス極性(DCEN)の条件で、電極41を磁気コイル65,67の溶接方向WDの中央に配置し、磁気コイル65,67に溶接方向WDの上流側がN極となるようにそれぞれ電流を流す(図中矢印D1、D2方向)。すると、磁気コイル67による磁力線LMF2と、電極41による磁力線LMF3との方向が、電極41の溶接方向WDに直交する一方の側方(図中左側)で同じ向きに揃い、磁束密度が高くなる。一方、電極41周囲の他の部位では、磁気コイル65,67及び電極41からの磁力線の方向が一致せず、磁束密度が相対的に低くなる。その結果、溶接時に電極41から発生するアークには、主に磁束密度の高い部位の合成磁力線LMFが作用して、溶接方向WDに直交する他方の側方(図中右側)に向かう電磁力EMFが作用する。
図10の場合は、図9の場合と磁気コイル65,67の極性を逆にしている点以外は、図9の場合の条件と同じである。この場合、磁気コイル65による磁力線LMF1と、電極41による磁力線LMF3との方向が、電極41の溶接方向WDに直交する他方の側方(図中右側)で同じ向きに揃い、磁束密度が高くなる。一方、電極41周囲の他の部位では、磁気コイル65,67及び電極41からの磁力線の方向が一致せず、磁束密度が相対的に低くなる。その結果、溶接時に電極41から発生するアークには、主に磁束密度の高い部位の合成磁力線LMFが作用して、溶接方向WDに直交する一方の側方(図中左側)に向かう電磁力EMFが作用する。
アーク溶接装置100は、例えばLNGタンクの側板を溶接する等の用途に適用可能である。つまり、上下方向に沿って延在するワークの開先49(図3参照)に対して、その延在方向に第1溶接トーチ39、第2溶接トーチ43を配置し、ワーク19と第1溶接トーチ39の電極及び第2溶接トーチ43の電極との間にアークを発生させて溶接を行う。側板には、開先49に沿ってレール11が取り付けられ、アーク溶接装置100は、このレール11をキャリッジ17が自走する。
次に、第2構成例のアーク溶接装置を説明する。
図11は第2構成例のアーク溶接装置の要部構成図である。
本構成例のアーク溶接装置300は、電極107を有する溶接トーチ109と、2軸スライダ111と、磁気コイル65、磁気コイル67と、カメラ115とを有する。また、磁気コイル65,67は、前述同様のコイル励磁部61に接続され、制御部73からの指令によって駆動される。
溶接電流:80〜300A
アーク電圧:5〜15V
溶接速度:5〜30cm/min
電極間距離:50〜400mm
(1) 非消耗電極又は消耗電極の一方又は両方からなる2本以上の複数電極が溶接方向に沿って配置され、前記複数電極とワークとの間に溶接電流を印加してアークを発生させるアーク溶接装置であって、
前記複数電極の少なくとも前記ワークの接地接続部に最も近くに配置された電極の、当該電極を挟んだ両脇側に設けた一対の磁気コイルと、
一対の前記磁気コイルを励磁して磁束を発生させるコイル励磁部と、
前記電極と一対の前記磁気コイルとの相対位置、及び前記電極と一対の前記磁気コイルからの磁束に応じて、前記アーク周囲の外部磁場を変化させる制御部と、
を備えるアーク溶接装置。
このアーク溶接装置によれば、ワークの接地線に最も近接した電極の両側に、磁気コイルが配置される。電極を挟むこの磁気コイルは、鉄心の軸線がワークの溶接方向に沿う姿勢で配置される。電極は、電極プラス又は電極マイナスとなって、電極自体に磁場を生じる。一方、この電極を挟む磁気コイルにも電流が流れることにより磁場が生じる。アークは、これら電極自体の磁場、及びそれぞれの磁気コイルの磁場により偏向する。このアークを偏向する電磁力は、各部からの磁力線の向きが揃ったところで強くなる。電磁力の方向は、電極、磁気コイルの電流の向きと、電極と磁気コイルの相対位置と、によって変わる。したがって、アーク溶接装置では、磁気吹きによるアークの偏向を、電極、磁気コイルの電流の向きと、電極と磁気コイルの相対位置と、を制御することによって、アークの磁気吹きによる影響をキャンセルできる。
このアーク溶接装置によれば、電極の位置が、一対の磁気コイルの間において、アークを偏向するのに必要な電磁力を低電力で確保できる。
前記接地接続部に流れる合計電流と前記磁束密度との比率は1.5〜60.0である(1)又は(2)のアーク溶接装置。
このアーク溶接装置によれば、例えば2電極で接地線が1本であって、各電極に150A流れる場合、合計電流は300Aとなる。磁気吹きは、合成される合計電流が大きいほど強く生じるため、磁気吹きを抑制するためには大きい磁束密度が必要となる。そこで、合計電流と磁束密度の比率を60.0以下とすることで磁界の不足を生じさせず、1.5以上とすることで磁気コイル外径の肥大化を抑制できる。
このアーク溶接装置によれば、複数電極のうち先行極のアークの不安定が抑制される。例えば、立向き上方向への溶接において、後行極のシールドガスが開先に沿って上昇し、この上昇ガスが周辺空気を巻き込んだガスとなって先行極の周囲を覆い、その結果、先行極のアークが不安定になることを抑制できる。
このアーク溶接装置によれば、複数電極のうち先行極のアークの不安定が抑制される。例えば、立向き上方向への溶接において、後行極のシールドガスが開先に沿って上昇し、先行極のシールドガスを乱すことにより発生する先行極のアーク不安定を抑制できる。
このアーク溶接装置によれば、それぞれの磁気コイルが、コイル移動機構により移動自在となる。磁気コイルは、溶接方向に移動されることにより、アークに作用する電磁力の方向を反転できる。
このアーク溶接装置によれば、磁気コイルに供給する電流の向きを反転させることで、アーク周囲における外部磁場の磁力線の向きが反転し、発生する電磁力の方向を簡単に反転できる。
このアーク溶接装置によれば、2電極間の極間距離が50mm以上であることでアーク干渉や入熱の集中がなくなり、400mm以下であることでビード外観が良好となる。
このアーク溶接装置によれば、ワイヤ電流調整部によりフィラーワイヤの電流や極性を変化させることによって、電極からの磁場をアークへ干渉させることができる。このため、磁気コイルによる外部磁場の形成に併用することで、アークの方向制御を補助できる。
このアーク溶接方法によれば、ワークの接地接続部に最も近い電極の両脇側に、磁気コイルを配置する。電極を挟むこの磁気コイルは、鉄心の軸線がワークに沿う姿勢で配置される。電極は、電極プラス又は電極マイナスとなって、電極自体に磁場を生じる。一方、この電極を挟む磁気コイルにも電流が流れることにより磁場が生じる。アークは、これら電極自体の磁場、及びそれぞれの磁気コイルの磁場により偏向する。このアークを偏向する電磁力は、磁力線が揃ったところで強くなる。つまり、電磁力の方向は、電極、磁気コイルの電流の向きと、電極と磁気コイルの相対位置と、によって変わる。したがって、本アーク溶接方法においては、電極、磁気コイルの電流の向きと、電極と磁気コイルの相対位置と、を制御することによって、アークを方向制御することが可能となる。これにより、アーク干渉や磁気吹きを抑制できる。
このアーク溶接用磁気制御装置によれば、非消耗電極又は消耗電極を挟むように、一対の磁気コイルが設けられる。それぞれの磁気コイルは、鉄心に導線がコイル状に巻回される。鉄心は、2本の独立した棒形、或いは馬蹄型(U字型)であってもよい。磁気コイルは、鉄心の軸線がワークに沿う姿勢で配置される。磁気コイルは、電流が流れることにより磁場が生じる。一方、この磁気コイルに挟まれる電極も、電極プラス又は電極マイナスとなって、電極自体に磁場を生じる。アークは、これら電極自体の磁場、及びそれぞれの磁気コイルの磁場により偏向する。このアークを偏向する電磁力は、磁力線が揃ったところで強くなる。電磁力の方向は、電極、磁気コイルの電流の向きと、電極と磁気コイルの相対位置と、によって変わる。したがって、アーク溶接用磁気制御装置では、電極、磁気コイルの電流の向きと、電極と磁気コイルの相対位置と、を制御することによって、アークを前後左右に方向制御することが可能となる。
このアーク溶接用磁気制御装置によれば、同一鉄心、同一導線径、及び同一電圧において、導線の巻き数が800回以上であることで磁界の不足が生じず、1600回以下であることで磁気コイル外径の肥大化が生じない。また一対の巻線部同士の間の距離が80mm以上であることで磁気コイルと電極の干渉を抑制でき、200mm以下であることで磁界の不足が生じにくくなる。これにより、アークを効率よく方向制御することが可能となる。
25 ワイヤ送給ヘッド
27 ガス吸引部
39 第1溶接トーチ
41 電極
43 第2溶接トーチ
47,48 2軸スライダ
57 第1コイルユニット
59 第2コイルユニット
61 コイル励磁部
65 磁気コイル
67 磁気コイル
68 巻線部
69 鉄心
71,72 コイル移動機構
73 制御部
100,300 アーク溶接装置
200 アーク溶接システム
Claims (14)
- 非消耗電極又は消耗電極の一方又は両方からなる2本以上の複数電極が溶接方向に沿って配置され、前記複数電極とワークとの間に溶接電流を印加してアークを発生させるアーク溶接装置であって、
前記複数電極の少なくとも前記ワークの接地接続部に最も近くに配置された電極の、当該電極を挟んだ両脇側に設けた一対の磁気コイルと、
前記一対の磁気コイルを励磁して磁束を発生させるコイル励磁部と、
前記電極と前記一対の磁気コイルとの相対位置、及び前記電極の電流の向きに対する前記一対の前記磁気コイルの電流の向きを変化させて前記アークの方向を制御する制御部と、
を備え、
前記一対の磁気コイルの軸線は、前記ワークの溶接面に対して平行又は傾斜しており、
前記制御部は、前記一対の磁気コイルの極性を、同極性にする設定と、互いに異なる極性にする設定とを有する、
アーク溶接装置。 - 前記制御部は、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向下流側に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向に関して互いに異なる極性にする設定と、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向上流側に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向に関して互いに異なる極性にする設定と、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向の中央に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向の上流側が共にS極となるようにする設定と、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向の中央に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向の上流側が共にN極となるようにする設定と、
を有し、
いずれか1つの前記設定を選択して前記アークの方向を制御する、
請求項1に記載のアーク溶接装置。 - 前記電極は、前記溶接方向に関して、前記磁気コイルの巻線部全長の中点を中心に、前記巻線部全長の1.5倍以内の範囲に配置される請求項1又は請求項2に記載のアーク溶接装置。
- 前記コイル励磁部が前記電極に発生させる磁束密度は10〜90mTであり、
前記接地接続部に流れる合計電流と前記磁束密度との比率は1.5〜60.0である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアーク溶接装置。 - 前記複数電極の電極同士の間に、周囲ガスを吸引するガス吸引部が設けられた請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のアーク溶接装置。
- 前記複数電極の電極同士の間に、前記電極毎の周囲空間を遮蔽する遮蔽部材が設けられた請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のアーク溶接装置。
- 前記制御部は、前記磁気コイルを前記溶接方向に沿って移動させる請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のアーク溶接装置。
- 前記複数電極は、2電極からなる非消耗電極からなり、2電極間の極間距離が50〜400mmである請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のアーク溶接装置。
- 前記非消耗電極に少なくとも1本以上のフィラーワイヤを送給するワイヤ送給ヘッドと、
前記フィラーワイヤに独立して電流を印加するワイヤ電源と、
前記フィラーワイヤに印加する電流と極性の少なくとも一方を変化させるワイヤ電流調整部と、
を備える請求項8に記載のアーク溶接装置。 - 前記制御部は、磁気吹き抑制データテーブルが格納された内部メモリを備え、
前記磁気吹き抑制データテーブルは、前記溶接電流に応じた磁気吹き変位量を是正するための前記一対の磁気コイルの駆動電流の情報を含む、
請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のアーク溶接装置。 - 前記磁気コイルの巻線部における導線の巻数が800〜1600回であり、
一対の前記巻線部同士の間の距離が80〜200mmである請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載のアーク溶接装置。 - 非消耗電極又は消耗電極の一方又は両方からなる2本以上の複数電極が溶接方向に沿って配置され、前記複数電極とワークとの間に溶接電流を印加してアークを発生させるアーク溶接方法であって、
前記複数電極の少なくとも前記ワークの接地接続部に最も近くに配置された電極の、当該電極を挟んだ両脇側に設けた一対の磁気コイルを励磁して磁束を発生させ、前記電極と前記一対の磁気コイルとの相対位置、及び前記電極の電流の向きに対する前記一対の前記磁気コイルの電流の向きを変化させる工程を有し、
前記一対の磁気コイルの軸線は、前記ワークの溶接面に対して平行又は傾斜されており、
前記工程では、前記一対の磁気コイルの極性を、同極性にする設定と、互いに異なる極性にする設定と、が選択可能にされた中から、いずれかの設定を選択する、
アーク溶接方法。 - 前記工程は、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向下流側に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向に関して互いに異なる極性にする設定と、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向上流側に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向に関して互いに異なる極性にする設定と、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向の中央に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向の上流側が共にS極となるようにする設定と、
前記電極が前記一対の磁気コイルの前記溶接方向の中央に配置される場合に、前記一対の磁気コイルの極性を前記溶接方向の上流側が共にN極となるようにする設定と、
が設定可能にされた中からいずれか1つを設定して前記アークの方向を制御する、
請求項12に記載のアーク溶接方法。 - 非消耗電極又は消耗電極からなる電極に発生するアークの指向性を制御するアーク溶接用磁気制御装置であって、
U字型鉄心の各先端部に、それぞれ導線を巻回した一対の巻線部を有する磁気コイルと、
前記磁気コイルを、一対の前記巻線部の間に前記電極を挟んで配置するとともに、溶接方向に沿って移動可能に支持するコイル移動機構と、
前記磁気コイルを励磁して磁束を発生させるコイル励磁部と
前記電極と一対の前記巻線部との相対位置、及び前記電極と前記一対の磁気コイルからの磁束に応じて、前記アーク周囲の外部磁場を変化させる制御部と、
を備え、
前記一対の磁気コイルの軸線は、ワークの溶接面に対して平行又は傾斜しており、
前記制御部は、前記一対の磁気コイルの極性を、同極性にする設定と、互いに異なる極性にする設定とを有する、
アーク溶接用磁気制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017014341A JP6817092B2 (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | アーク溶接装置及びアーク溶接方法並びにアーク溶接用磁気制御装置 |
KR1020170173986A KR102051277B1 (ko) | 2017-01-30 | 2017-12-18 | 아크 용접 장치 및 아크 용접 방법 및 아크 용접용 자기 제어 장치 |
CN201711384110.2A CN108372343B (zh) | 2017-01-30 | 2017-12-20 | 电弧焊接装置、电弧焊接方法以及电弧焊接用磁控制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017014341A JP6817092B2 (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | アーク溶接装置及びアーク溶接方法並びにアーク溶接用磁気制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018122310A JP2018122310A (ja) | 2018-08-09 |
JP6817092B2 true JP6817092B2 (ja) | 2021-01-20 |
Family
ID=63016371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017014341A Active JP6817092B2 (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | アーク溶接装置及びアーク溶接方法並びにアーク溶接用磁気制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6817092B2 (ja) |
KR (1) | KR102051277B1 (ja) |
CN (1) | CN108372343B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7028538B2 (ja) * | 2018-08-30 | 2022-03-02 | 株式会社ダイヘン | 2電極アーク溶接方法 |
CN109693015B (zh) * | 2018-12-28 | 2019-12-03 | 西南交通大学 | 一种基于无线传能的磁场调控电弧烧蚀的方法及装置 |
CN110744171B (zh) * | 2019-11-28 | 2024-05-14 | 湖北文理学院 | 一种外加磁场的自动焊接装备及方法 |
CN114192932B (zh) * | 2022-01-05 | 2023-05-05 | 湘潭大学 | 一种线圈铁芯分离的六磁头尖角磁控电弧装置 |
CN114799421A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-07-29 | 江苏芯安集成电路设计有限公司 | 一种单片机焊接智能控制系统 |
CN115533264B (zh) * | 2022-09-29 | 2024-06-07 | 湘潭大学 | 一体式水冷磁控电弧尖角磁场发生装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545575A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Nippon Steel Corp | Electromagnet for arc deflection in tandem welding |
JP3330777B2 (ja) * | 1995-05-12 | 2002-09-30 | 株式会社神戸製鋼所 | 多電極溶接におけるヒュームの吸引除去方法 |
JP4964025B2 (ja) * | 2006-08-01 | 2012-06-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 多電極ガスシールドアーク溶接方法 |
JP5294573B2 (ja) * | 2007-05-17 | 2013-09-18 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | レーザとアークの複合溶接装置及び方法 |
DE102011113308A1 (de) * | 2011-09-08 | 2013-03-14 | Newfrey Llc | Bolzenschweißverfahren und -vorrichtung |
JP5667654B2 (ja) * | 2013-04-10 | 2015-02-12 | 本田技研工業株式会社 | アーク溶接方法及びアーク溶接装置 |
-
2017
- 2017-01-30 JP JP2017014341A patent/JP6817092B2/ja active Active
- 2017-12-18 KR KR1020170173986A patent/KR102051277B1/ko active IP Right Grant
- 2017-12-20 CN CN201711384110.2A patent/CN108372343B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR102051277B1 (ko) | 2019-12-03 |
CN108372343A (zh) | 2018-08-07 |
JP2018122310A (ja) | 2018-08-09 |
CN108372343B (zh) | 2020-05-05 |
KR20180089278A (ko) | 2018-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6817092B2 (ja) | アーク溶接装置及びアーク溶接方法並びにアーク溶接用磁気制御装置 | |
US7235758B2 (en) | MIG-plasma welding | |
US5714735A (en) | Method and apparatus for joining components with multiple filler materials | |
KR102134045B1 (ko) | 적응식 회전 아크 용접 방법 및 시스템 | |
JP5792712B2 (ja) | アーク溶接システムのための溶接ヘッドおよび溶接ヘッドアセンブリ | |
US9925622B2 (en) | Hybrid welding method and welding torch for hybrid welding | |
JP5362914B2 (ja) | 溶接装置、溶接棒ヘッドおよび方法 | |
BR112013007672B1 (pt) | Aparelho de soldagem e método para soldagem | |
KR20130103495A (ko) | 복합 용접 방법 및 복합 용접용 용접 토치 | |
CN103648701A (zh) | 纵排带状件熔敷方法、设备及系统 | |
EP3342523B1 (en) | Welding methods and arc welding device | |
JP6748555B2 (ja) | アーク溶接方法及びアーク溶接装置 | |
KR101538249B1 (ko) | 가스 실드 아크 용접 방법 및 용접 장치 | |
JP2016526487A (ja) | 狭い溝において溶接接合部を作り出すための装置 | |
JPS58181472A (ja) | 狭開先tig溶接方法 | |
KR101253858B1 (ko) | 일렉트로 가스 아크 용접 장치 및 용접 방법 | |
WO2017033978A1 (ja) | 溶接方法及びアーク溶接装置 | |
WO2018163808A1 (ja) | アーク溶接方法 | |
JPH04751B2 (ja) | ||
JP3473195B2 (ja) | 磁気撹拌溶接装置 | |
JP6748556B2 (ja) | アーク溶接方法及びアーク溶接装置 | |
JP7096099B2 (ja) | アーク溶接方法及びアーク溶接装置 | |
US12109658B2 (en) | MIG welding method and MIG welding device | |
KR102720947B1 (ko) | 와이어 송급 속도 및 용접전류 자동조절방법 | |
JPH02251376A (ja) | プラズマ切断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6817092 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |