JP6816447B2 - 熱中症危険性評価方法 - Google Patents

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本発明は、複数の活動エリアで複数の活動者が活動する際に熱中症の危険性を評価する熱中症危険性評価方法に関する。
建設工事現場等では、活動者の一例としての作業者の熱中症を予防する目的で、活動エリアの一例としての作業エリアでの温度や湿度などの環境状態を環境センサーで測定している。そして、特許文献1には、環境状態の一例として温熱指標(WBGT:Wet bulb globe temperature)を測定可能な装置が開示されている。
特開2003−114284号公報
一方、建設工事現場には、一般に、屋内の作業エリアや屋外の作業エリア等というように互いの環境状態が異なる複数の作業エリアが存在するが、このような場合には、環境センサーを作業エリア毎に設けて、作業エリア毎に熱中症の危険性を評価することが考えられる。
しかし、熱中症の危険性は作業者の活動状態によっても左右され、また、当該活動状態は作業者毎に異なる。そのため、仮に同じ作業エリアで作業する場合でも、作業者毎に熱中症の危険性は異なるものと考えられる。
よって、上記のような作業エリア毎に環境センサーを設けるだけの方法では、熱中症の危険性を適正に評価できないという問題があった。すなわち、環境状態の異なる複数の作業エリアにおいて活動状態の異なる複数の作業者が作業する場合に、作業エリア毎且つ作業者毎に熱中症の危険性の評価を行う必要があるが、そのような評価を行える方法が現状存在しないという問題があった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、複数の活動エリアで複数の活動者が活動する際に、熱中症の危険性の評価を活動エリア毎且つ評価対象となる対象活動者毎に行えるようにすることにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
複数の活動エリアで複数の活動者が活動する際に熱中症の危険性を評価する熱中症危険性評価方法であって、
前記活動エリアの環境状態を計測して環境状態データを出力する環境センサーであって、前記活動エリアを識別するための活動エリア識別IDを有した前記環境センサーを前記活動エリア毎に設置する環境センサー設置ステップと、
前記活動者を識別するための活動者識別IDを前記活動者毎に付与する活動者識別ID付与ステップと、
前記複数の活動者のうちで前記危険性の評価対象となる対象活動者の活動状態を前記対象活動者毎に計測して活動データを出力する活動センサーを前記対象活動者毎に準備する活動センサー準備ステップと、
前記対象活動者毎に、前記対象活動者の前記活動者識別IDと、前記対象活動者が活動すべき前記活動エリアの前記活動エリア識別IDと、を対応付けるID対応付けステップと、
前記対象活動者毎に準備された前記活動センサーを装着する装着ステップと、
前記対象活動者毎に、当該対象活動者の作業中に、前記活動センサーが出力する前記活動データと、前記対象活動者の前記活動者識別IDに対応付けられた前記活動エリア識別IDの前記環境センサーが出力する前記環境状態データと、に基づいて、熱中症の危険性を評価する危険性評価ステップと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、対象活動者が装着した活動センサーが出力する活動データと、上記対象活動者の活動者識別IDに対応付けられた活動エリア識別IDの環境センサーが出力する環境状態データと、に基づいて、上記対象活動者の熱中症の危険性を評価する。よって、複数の活動エリアで複数の対象活動者が活動する際に熱中症の危険性の評価を活動エリア毎且つ対象活動者毎に行うことができる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記危険性評価ステップでは、熱中症の危険性を、所定の周期で繰り返して評価することを特徴とする。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の熱中症危険性評価方法であって、
熱中症の危険性が有ると評価した場合に、前記活動者識別IDの前記対象活動者の前記活動センサーへ、警告を送信する警告送信ステップを有することを特徴とする。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記ID対応付けステップでは、前記対象活動者の担当作業に基づいて、前記活動エリア識別IDと前記活動者識別IDとを対応付けることを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、対象活動者の担当作業に基づいて、活動エリア識別IDと活動者識別IDとを対応付ける。よって、当該対象活動者が作業すべき活動エリアでの環境状態に基づいて適正に熱中症の危険性を評価可能となる。
請求項5に示す発明は、請求項4に記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記担当作業は、前記対象活動者の作業前に予め作業予定表に記載されていることを特徴とする。
上記請求項5に示す発明によれば、対象活動者の担当作業は、作業予定表に記載されている。よって、当該担当作業を速やかに把握することができて、これにより、上記の識別ID同士の対応付けを速やかに行うことができる。
請求項6に示す発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記環境状態データは、前記活動エリアの温熱指標データであり、
前記温熱指標の基準値を前記活動エリア毎に設定する温熱指標用基準値設定ステップを有し、
前記危険性評価ステップでは、前記環境センサーが出力する前記温熱指標データと前記温熱指標の前記基準値とに基づいて、前記危険性を評価することを特徴とする。
上記請求項6に示す発明によれば、上記の危険性評価ステップでは、環境センサーが出力する温熱指標データと温熱指標の基準値とに基づいて、熱中症の危険性を評価する。よって、対象活動者の熱中症の危険性を適正に評価可能となる。
請求項7に示す発明は、請求項6に記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記活動エリアは、建設工事の現場であり、
前記建設工事の進捗に伴って前記活動エリアの前記温熱指標の基準値が更新されることを特徴とする。
上記請求項7に示す発明によれば、建設工事の進捗に伴って前記活動エリアの温熱指標の基準値が更新される。よって、建設工事の進捗に伴って活動エリアの環境状態が変化する場合でも、対象活動者の熱中症の危険性を適正に評価可能となる。例えば、建設工事の進捗によって同じ活動エリアでも、外壁が完成する前と後とで、気流の状態が変化するが、そのような環境状態の変化にも、対応可能となる。
請求項8に示す発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記活動エリアは、建設工事の現場であり、
前記建設工事の進捗に伴って前記活動エリアが変化した際に、前記活動エリアの変化に応じて前記活動エリアへの前記環境センサーの配置状態を変更することを特徴とする。
上記請求項8に示す発明によれば、活動エリアの変化に応じて活動エリアへの環境センサーの配置状態を変更する。よって、建設工事の進捗によらず、対象活動者の熱中症の危険性を評価可能となる。
請求項9に示す発明は、請求項7又は8に記載の熱中症危険性評価方法であって、
前記建設工事の現場を三次元でモデル化した三次元モデルのデータを有し、
前記建設工事の進捗に伴って、前記三次元モデルにおける前記活動エリアの状態が更新されることを特徴とする。
上記請求項9に示す発明によれば、建設工事の進捗に伴って三次元モデルにおける前記活動エリアの状態も更新される。よって、当該三次元モデルを用いて管理すべき管理項目を適正に管理可能となる。また、三次元モデルを用いて将来の活動エリアの状態も予測できるので、建設工事での活動たる作業等を円滑に行うことができる。
本発明によれば、複数の活動エリアで複数の活動者が活動する際に、熱中症の危険性の評価を活動エリア毎且つ評価対象となる対象活動者毎に行えるようになる。
本実施形態の熱中症危険性評価方法を実行する熱中症危険性評価システムの概略図である。 同システムの装置構成の概略説明図である。 ID対応付けテーブルである。 WBGT基準値テーブルである。 新たな建物1aの増設後の建設工事現場の概略図である。 新たな作業エリアとして新作業エリアA4が増設された場合のWBGT基準値テーブルである。
===本実施形態===
本実施形態の熱中症危険性評価方法は、熱中症危険性評価システムを用いて実行される。図1は、同熱中症危険性評価システムの概略図であり、図2は、同システムの装置構成の概略説明図である。
<<<熱中症危険性評価システム>>>
図1に示すように、熱中症危険性評価システムは、互いの環境状態が異なる複数の作業エリアA1,A2,A3(活動エリアに相当)で複数の作業者M1,M2…(活動者に相当)が作業(活動に相当)する際に、熱中症の危険性の評価を作業エリアA1,A2,A3毎且つ評価対象となる対象作業者Mt1,Mt2…(対象活動者に相当)毎に行うものである。
この例では、互いの環境状態が異なる複数の作業エリアA1,A2,A3として、同図1に示すように、建設工事現場で建設中の建物1内の地上階エリアA1と、同地下階エリアA2と、建物1の外の屋外エリアA3との三つのエリアを例示している。但し、何等これに限らない。例えば、建物1内の地上階において互いに異なる階同士を、互いの環境状態が異なる複数の作業エリアとしても良いし、又は、建物1の同じ階においても互いの平面位置が異なる領域同士を、互いの環境状態が異なる複数の作業エリアとしても良い。
また、熱中症の危険性の評価対象となる上記対象作業者Mt1,Mt2…については、全ての作業者M1,M2…を当該対象作業者Mt1,Mt2…としても良いし、或いは、後述するように全ての作業者M1,M2…の中から所定の条件を満たす一部の作業者M1,M2…を選択して上記対象作業者Mt1,Mt2…としても良い。
同評価システムは、同図1に示すように、工事管理事務所3に設けられた管理用コンピュータ10と、作業エリアA1,A2,A3毎にそれぞれ配置される環境センサー31,31,31と、対象作業者Mt1,Mt2…毎にそれぞれ装着される活動センサー41,41…と、を有する。
図2に示すように、管理用コンピュータ10は、マウスやキーボード等の入力部と、ROMやHDD等の記憶部と、ディスプレイ等の出力部と、CPU等の制御部と、有線又は無線で通信ネットワークに接続可能な通信部と、を有する。
ここで、建設工事現場の各作業者M1,M2…を管理する管理者は、当該建設工事の着工前等のような熱中症の危険性の評価を開始するまでの適宜な時に、この管理用コンピュータ10を用いて各作業者M1,M2…に作業者識別ID(活動者識別IDに相当)を付与する。
すなわち、管理者は、管理用コンピュータ10の入力部を操作して、作業者M1,M2…の氏名と作業者識別IDとを対応付けてなる対応付けデータを作業者M1,M2…毎に入力する。すると、入力された対応付けデータに基づいて、同コンピュータ10は、記憶部に、氏名と作業者識別IDとを対応付けて作業者M1,M2…毎に記録する(活動者識別ID付与ステップに相当)。例えば、同記憶部は、図3のようなID対応付けテーブルを予め有している。よって、同コンピュータ10は、当該ID対応付けテーブルに、氏名と作業者識別IDとを対応付けて作業者M1,M2…毎に記録する。より具体的に言えば、次の通りである。先ず、仮に作業者M1が「○△一郎」であり、この○△一郎の作業者識別IDが「M00001」である場合には、同ID対応付けテーブルの氏名欄には「○△一郎」が記録され、同テーブルの同じ行の作業者識別IDの欄には「M00001」が記録される。そして、これにより、○△一郎という作業者M1に対して、同作業者M1を識別するための固有の作業者識別IDが付与されたことになる。なお、管理者は、この入力処理を、基本的に建設工事現場で作業する全ての作業者M1,M2…に対して行う。
また、この管理用コンピュータ10は、これ以外のデータの入力処理にも供される。例えば、作業者識別IDと作業エリア識別IDとを対応付けてなる対応付けデータの入力処理などにも供されるが、これについては後述する。
他方、同管理用コンピュータ10は、熱中症の危険性の評価処理にも供される。そのため、同コンピュータ10の記憶部には、当該評価処理を実行するためのプログラムが予め格納されており、また、当該評価処理に使用される後述のWBGT基準値も予め記録されている。そして、同コンピュータ10の上記制御部が、記憶部から上記プログラムを読み出して実行することにより上記の評価処理が行われる。なお、この評価処理については後述する。
図1の各環境センサー31(A1),31(A2),31(A3)は、それぞれ、自身が配された各作業エリアA1,A2,A3の環境状態を計測して環境状態データを常時又は適宜周期で出力する。この例では、環境状態として温熱指標を計測して、当該温熱指標(以下、WBGTとも言う)を含むWBGTデータ(温熱指標データに相当)を出力する。ここで、WBGTは、「湿球黒球温度」、「暑さ指数」、及び「熱中症指数」とも言われるものであり、同WBGTは、湿球温度、黒球温度、及び乾球温度を用いて、屋内の場合には下式1で計算され、屋外の場合には下式2で計算される。
WBGT=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度 … 式1
WBGT=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度 … 式2
そのため、各環境センサー31は、例えば、湿球温度を測定する湿球温度計と、黒球温度を測定する黒球温度計と、乾球温度を測定する乾球温度計と、を有している。但し、何等これに限らない。すなわち、WBGTを算出可能であれば、上記以外の構成のセンサーを環境センサー31として用いても良い。
また、この例では、同図1の上記三つの作業エリアA1, A2,A3のうちで建物1内の地上階エリアA1及び地下階エリアA2にそれぞれ配された各環境センサー31(A1),31(A2)については、屋内であることから、上記の式1でWBGTを計算する一方、屋外エリアA3に配された環境センサー31(A3)については、屋外であることから、上記の式2でWBGTを計算する。
三つの作業エリアA1,A2,A3に配された各環境センサー31(A1),31(A2),31(A3)は、それぞれ、図2に示すように有線又は無線で通信ネットワークに接続可能な通信部を有している。そして、各環境センサー31は、通信ネットワークを介して前述の管理用コンピュータ10にWBGTデータを送信する。また、各環境センサー31には、それぞれ、環境センサー31を識別するための環境センサー識別IDが重複無く個別設定されている。例えば、この例では、地上階エリアA1に配置された環境センサー31(A1)には、環境センサー識別IDとして「SE00001」が設定されており、地下階エリアA2に配置された環境センサー31(A2)には、環境センサー識別IDとして「SE00002」が設定されており、屋外エリアA3に配置された環境センサー31(A3)には、環境センサー識別IDとして「SE00003」が設定されている。そして、各環境センサー31がWBGTデータを送信する際には、当該WBGTデータに付帯して自身の環境センサー識別IDも送信する。よって、管理用コンピュータ10は、受信したWBGTデータに付帯された環境センサー識別IDを参照することで、受信したWBGTデータが、どの環境センサー31のものであるかを速やかに特定することができる。
なお、この例では、かかる環境センサー識別IDは、作業エリアA1,A2,A3を識別するための作業エリア識別ID(活動エリア識別IDに相当)としても機能する。例えば、環境センサー識別IDが「SE00003」の環境センサー31が屋外エリアA3に配置された場合には、当該環境センサー31の環境センサー識別IDは、実質的に屋外エリアA3である旨も示していることとなる。よって、仮にWBGTデータが環境センサー識別IDとして「SE00003」を付帯していれば、当該WBGTデータの出所が、屋外エリアA3であると速やかに特定可能である。そのため、この例では、当該環境センサー識別IDは、作業エリア識別IDにも兼用されている。
また、かかるWBGTデータに基づいて熱中症の危険性を作業エリアA1,A2,A3毎に評価するための基準値(以下、WBGT基準値とも言う)については、前述の管理用コンピュータ10の記憶部に予め記録されている。すなわち、同記憶部は、図4に示すようなWBGT基準値が記録されたWBGT基準値テーブルを有する。そして、同基準値テーブルには、三つの作業エリアA1,A2,A3毎にそれぞれ固有のWBGT基準値が、各作業エリア識別IDたる環境センサー識別IDと対応付けて互いに同じ行に設定されている。
よって、管理用コンピュータ10は、各環境センサー31から送信されるWBGTデータが付帯する環境センサー識別IDをキーとしてWBGT基準値テーブルを参照し、当該環境センサー識別IDに対応するWBGT基準値を取得する。そして、取得したWBGT基準値と、上記WBGTデータとに基づいて、作業エリアA1,A2,A3毎に熱中症の危険性の有無を判定することができる。
なお、各作業エリアA1,A2,A3のWBGT基準値については、各作業エリアA1,A2,A3での作業条件を考慮しつつ、当該評価システムが稼働する前の適宜な時に設定され(温熱指標用基準値設定ステップに相当)、また、同WBGT基準値は、建設工事の進捗に伴って順次更新される。なお、WBGT基準値の更新については後述する。また、上記の考慮すべき作業条件としては、例えば「作業強度」、「着衣」、及び「気流」を挙げることができる。ここで「作業強度」とは、代謝率レベルの大きさのことであり、軽い手作業やデスクワークでは小さくなる一方、激しい力仕事などでは大きくなる。また、「着衣」については、作業を行う時に着用する服の種類(例えば、作業服、SMSポリプロピレン製つなぎ服など)が考慮され、「気流」については、気流の有無が考慮される。
また、かかる各環境センサー31,31,31の建設工事現場への設置(環境センサー設置ステップに相当)については、例えば、当該建設工事の着工前等のような熱中症の危険性の評価を開始するまでの適宜な時になされる。
図1の各活動センサー41,41…は例えば加速度計を内蔵している。そして、それぞれ装着された各対象作業者Mt1,Mt2…の加速度(活動状態に相当)を計測して、当該加速度データ(活動データに相当)を常時又は適宜周期で出力する。この例では、ブレスレットタイプの活動センサー41が使用されており、同センサー41は、各対象作業者Mt1,Mt2…の手首に装着して使用される。しかし、何等これに限らない。例えば、ベルト等のように対象作業者Mt1,Mt2…のウエストに装着して使用するベルトタイプでも良いし、服のポケットに入れて使用するタイプでも良い。
また、活動センサー41は、通信ネットワークに接続可能な通信部(図2)と、スピーカー等の報知部と、記憶部と、を有している。そして、これにより、活動センサー41から出力される加速度データは、通信ネットワーク経由で前述の管理用コンピュータ10へと送信される。但し、何等これに限らない。例えば、対象作業者Mt1,Mt2…が、スマートフォンやタブレット型PCなどの多機能携帯端末を形態している場合には、当該多機能携帯端末経由で加速度データを管理用コンピュータ10へ送信しても良い。
<<<熱中症危険性評価方法>>>
先ず、図1の各作業者M1,M2…は、自身の作業日の作業開始前に、工事管理事務所3の管理者のところへ出頭する。そして、管理者は、出頭した作業者M1,M2…が前述の対象作業者Mt1,Mt2…、つまり、熱中症の危険性の評価対象の作業者Mt1,Mt2…であるか否かを判定する。例えば、作業者M1,M2…の年齢が予め定められた熱中症になり易い年齢範囲に入っている場合や、防塵服のような気密性の高い作業着を着用する場合、朝礼時に計測した血圧値が所定値よりも高い場合などには、対象作業者Mt1,Mt2…であると判定する。
そして、対象作業者Mt1,Mt2…であると判定した場合に、管理者は、同管理用コンピュータ10の入力部を操作して、当該対象作業者Mt1,Mt2…の作業者識別IDと、同対象作業者Mt1,Mt2…がこれから作業すべき作業エリアA1,A2,A3の作業エリア識別IDとを対応付けた対応付けデータを入力する。
なお、各対象作業者Mt1,Mt2…の作業エリアA1,A2,A3については、当該対象作業者Mt1,Mt2…の担当作業に基づいて決定され、また、担当作業については、作業日時や作業エリアA1,A2,A3と対応付けられて作業予定表に予め記載されている。よって、管理者は、当該作業予定表を参照することで、各対象作業者Mt1,Mt2…の作業エリアA1,A2,A3を速やかに把握することができて、これにより、各対象作業者Mt1,Mt2…が作業すべき作業エリアA1,A2,A3の作業エリア識別IDについても速やかに把握することができる。なお、担当作業の種類としては、鉄筋工事や土木工事等を例示できる。
ここで、この例では、当該作業エリア識別IDについては、既述のように、環境センサー識別IDが兼用されている。例えば、対象作業者Mt1がこれから作業すべき作業エリアが、屋外エリアA3であり、そして、当該屋外エリアA3に設置された環境センサー31(A3)の環境センサー識別IDが「SE00003」の場合には、作業エリア識別IDとして「SE00003」を管理者は入力する。また、この対象作業者Mt1が前述の○△一郎である場合には、作業者識別IDには「M00001」を入力する。
すると、入力された作業者識別IDと作業エリア識別IDとを対応付けてなる対応付けデータに基づいて、管理用コンピュータ10は、作業者識別IDと作業エリア識別IDとを対応付けて記録部に記録する(ID対応付けステップに相当)。
より詳しくは次の通りである。先ず、同記憶部は、既述の図3のID対応付けテーブルを有しており、当該ID対応付けテーブルには、同図3を参照して既述のように作業者識別IDと作業エリア識別ID(環境センサー識別ID)とを対応付けて記録可能な欄が用意されている。
よって、同コンピュータ10は、かかるID対応付けテーブルに、作業者識別IDと作業エリア識別IDとを対応付けて記録する。具体的に○△一郎の例で言えば、その場合の対応付けデータの作業者識別IDが「M00001」であることから、同テーブルにおいて作業者識別ID「M00001」が記録された同じ行の作業エリア識別IDの欄に「SE00003」が記録される。そして、これにより、同じ行に「M00001」と「SE00003」とが並んだ状態となって、その結果、作業者識別IDの「M00001」と作業エリア識別IDの「SE00003」とが対応付けられた状態になる。
一方、上記の対応付け処理と同時並行或いはその後に、管理者は、各対象作業者Mt1,Mt2…に対してそれぞれ活動センサー41,41…を一つずつ準備し(活動センサー準備ステップに相当)、各対象作業者Mt1,Mt2…に渡す。なお、各活動センサー41は、例えば対象作業者Mt1,Mt2…毎に専用のものであり、同センサー41の記憶部には、予め対応する対象作業者Mt1,Mt2…の作業者識別IDが記録されている。例えば、○△一郎の例で言えば、その作業者識別IDが「M00001」であることから、○△一郎用に準備された活動センサー41の記憶部には、作業者識別IDとして「M00001」が記録されている。よって、かかる活動センサー41が加速度データを出力して送信する際には、当該加速度データに作業者識別ID「M00001」を付帯しつつ、同加速度データを、通信ネットワーク経由で管理用コンピュータ10へ送信する。
そうしたら、各対象作業者Mt1,Mt2…は、活動センサー41を手首に装着する(装着ステップに相当)。そして、各対象作業者Mt1,Mt2…は、それぞれ、工事管理事務所3から出て、本日の担当作業を行う作業エリアA1,A2,A3へ行き、同作業エリアA1,A2,A3で各担当作業を開始する。
すると、当該作業中には、以下のようにして、対象作業者Mt1,Mt2…の熱中症の危険性の評価が、作業エリアA1,A2,A3毎且つ対象作業者Mt1,Mt2…毎に行われる。
先ず、管理用コンピュータ10には、作業エリアA1,A2,A3の各環境センサー31(A1),31(A2),31(A3)から、それぞれWBGTデータが送信され、また、同コンピュータ10には、対象作業者Mt1,Mt2…毎に装着された各活動センサー41,41…からもそれぞれ加速度データが送信される。但し、ここで、前者の各WBGTデータには、作業エリア識別IDとして機能する環境センサー識別IDが付帯されている。また、加速度データには、作業者識別IDが付帯されている。
よって、例えば、対象作業者Mt1の熱中症の危険性を評価する場合には、先ず、同コンピュータ10は、当該対象作業者Mt1の作業者識別ID「M00001」をキーとして図3のID対応付けテーブルを参照する。そして、当該識別ID「M00001」に対応する作業エリア識別IDたる環境センサー識別ID「SE00003」を取得する。
次に、取得した作業エリア識別ID「SE00003」をキーとして図4のWBGT基準値テーブルを参照して、当該識別ID「SE00003」に対応するWBGT基準値「29」を取得する。
また、これと同時並行して、同コンピュータ10は、作業者識別ID「M00001」を付帯する加速度データを参照する。そして、当該加速度データが示す加速度値が、所定値を超えていない場合には、例えば作業強度が小さい作業をしていると判断して、これにより、上記の取得したままのWBGT基準値「29」と、当該作業エリア識別ID「SE00003」に対応する環境センサー31のWBGTデータのWBGTと比較する。そして、当該WBGTが、WBGT基準値「29」を超えている場合には、この作業者識別ID「M00001」に対応する対象作業者Mt1に対して「熱中症の危険性有り」と評価し、それ以外の場合には「危険性無し」と評価する(危険性評価ステップに相当)。
一方、当該加速度データが示す加速度値が、上記閾値を超えている場合には、例えば作業強度が大きい作業をしていると判断して、これにより、上記の取得したWBGT基準値「29」を、例えば「26」に小さく変更し、変更後のWBGT基準値「26」と、当該作業エリア識別ID「SE00003」に対応する環境センサー31のWBGTデータのWBGTと比較する。そして、当該WBGTが、変更後のWBGT基準値「26」を超えている場合には、この作業者識別ID「M00001」に対応する対象作業者Mt1に対して「熱中症の危険性有り」と評価し、それ以外の場合には「危険性無し」と評価する(危険性評価ステップに相当)。
そして、同コンピュータ10は、かかる評価処理を、例えば所定の制御周期で繰り返し行い、且つ各対象作業者Mt1,Mt2…に対して行い、これにより、熱中症の危険性の評価が、作業エリアA1,A2,A3毎且つ対象作業者Mt1,Mt2…毎に行われることになる。
なお、この例では、「危険性有り」と評価した場合に、同コンピュータ10は、その旨を示す警報データを、作業者識別ID「M00001」の対象作業者Mt1の活動センサー41へ送信する。すると、同センサー41の報知部が、その旨の警告を、対象作業者Mt1「○△一郎」に対して行う。
ところで、図1のような建設工事現場では、建設工事の進捗に伴って、各作業エリアA1,A2,A3の作業内容も変化する。例えば地上階エリアA1で鉄筋工事がなされたら、その後に同エリアA1ではコンクリート打設工事がなされるが、ここで、このように作業内容が経時的に変化すれば、同じ作業エリアA1でも環境状態は変化し得る。また、同じ作業エリアA1でも、外壁が完成する前と後とで、気流の状態が変化するが、その場合にも環境状態は変化し得る。
そのため、この例では、建設工事の進捗に伴って図4のWBGT基準値テーブルの各WBGT基準値を管理者が更新している。そして、このようにすれば、上記のように建設工事の進捗に伴って作業エリアA1,A2,A3の環境状態が変化する場合でも、対象作業者Mt1,Mt2…の熱中症の危険性を適正に評価可能となる。
また、同じく図1のような建設工事現場では、建設工事の進捗に伴って、図1の状態から図5の状態へと、作業エリアA1,A2,A3の状態が変化する場合がある。すなわち、作業エリアA4が増える場合がある。より詳しくは、図1の屋外エリアA3の一部に新たに建物1aが増設される場合がある。すると、同図5のように、当該建物1a内の地上階エリアA4が、新たな作業エリアA4として増えるが、その場合には、この新作業エリアA4で作業する対象作業者Mt4についても熱中症の危険性を評価する必要が生じる。
そのため、望ましくは、かような作業エリアA1,A2,A3の状態の変化に応じて、環境センサー31の配置状態を変更すると良い。例えば、図5の例の場合には、この新作業エリアA4にも、別途環境センサー31(A4)を配置すると良い。また、当該新作業エリアA4で作業する対象作業者Mt4については、その作業者識別ID「M00004」と新作業エリアA4の作業エリア識別ID「SE00004」とを対応付けてなる対応付けデータを管理用コンピュータ10に入力し、更に、図6のWBGT基準値テーブルには、この新作業エリアA4の作業エリア識別ID「SE00004」に対応させて新たなWBGT基準値を設定すると良い。そして、このようにすれば、この対象作業者Mt4が当該新作業エリアA4で作業する際も、当該対象作業者Mt4に対して、上述と同様の手順で熱中症の危険性の評価を行えるようになる。つまり、建設工事の進捗によらず、上述と同様の手順で熱中症の危険性の評価を行えるようになる。ちなみに、上述では、作業エリアA4が増設された場合を例示したが、作業エリアA1,A2,A3が減る場合も想定され、その場合には、無くなった作業エリアの環境センサー31が取り外される又は停止されることになる。
なお、上述では、建設工事の進捗に伴って屋外エリアA3に新たな建物1aが増設された場合を例示したが、何等これに限らない。例えば、図1の建物1に不図示の地上4階部分が増設された場合に、当該地上4階部分を、上述の新たな作業エリアA4として扱っても良い。
他方、各対象作業者Mt1,Mt2…の動線や各作業エリアA1,A2,A3での滞在時間を管理する等の目的で、管理用コンピュータ10上に、建設工事現場の三次元モデルが構築されている場合には、当該建設工事の進捗に伴って、当該三次元モデルが更新されると良い。すなわち、同コンピュータ10の記憶部には、三次元モデルのデータとして、建物1等の各作業エリアA1,A2,A3の状態が、建設工事の全期間に亘って時系列で構成可能に格納されている。例えば、同データには、各作業エリアA1,A2,A3のデータだけでなく、図5に示すように、屋外エリアA3の一部に新たに増設すべき建物1aのデータも含まれている。そして、当該コンピュータ10は、工事の進捗に伴って、上記の三次元モデル上に、例えば、当該新たな建物1aに対応するデータを追加して更新してディスプレイ等の出力部に表示可能である。また、上記の記憶部には、対象作業者Mt1,Mt2…の活動センサー41が搭載したGPS機能に基づいて出力された対象作業者Mt1,Mt2…の移動軌跡のデータについても時系列に記録される。
よって、建設工事の進捗によらず、各対象作業者Mt1,Mt2…の動線などの管理項目を適正に管理可能となる。また、前述のように、三次元モデルのデータは、現時点よりも先の時点たる将来の作業エリアA1,A2,A3の状態についても時系列に構成可能に有している。よって、明日以降の作業エリアA1,A2,A3の状態についても速やかに表示可能であり、その結果、建設工事で行うべき作業の予測を行うこともできる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、「活動」の一例として「作業」を例示し、これに伴い、活動者の一例として作業者を、また、対象活動者の一例として対象作業者を、更に、活動エリアの一例として作業エリアを例示したが、何等これに限らない。すなわち、活動の概念は、作業を含み、つまり、作業の概念よりも広いものであり、例えば、動作の意味である。
上述の実施形態では、「活動状態」の一例として加速度を例示し、これに伴い、活動データの一例として加速度データを活動センサー41が出力するようにしていたが、何等これに限らない。例えば、活動センサー41が、速度センサーや、心拍センサー、歩数計等を有していても良く、つまり、活動データが、活動者の速度を示すデータや、活動者の心拍を示すデータ、歩数を示すデータ等であっても良い。更には、「活動状態」が、体温、血圧値、血流量、及び発汗量等の生理状態であっても良く、その場合には、これらのうちの少なくとも1つを計測した計測データが、活動データとなり、また、当該計測データを出力可能なセンサーが、活動センサーとして使用される。
上述の実施形態では、複数の作業エリアA1,A2,A3を有する場所の一例として建設工事現場を例示したが、何等これに限らない。例えば、当該場所が工場や老人ホーム等でも良いし、これら以外の場所でも良い。
上述の実施形態では、主に図1の対象作業者Mt1が屋外エリアA3、つまり屋外の作業エリアA3で作業する場合を例に、熱中症の危険性を評価する方法について説明したが、何等これに限らない。すなわち、同図1に示すように、対象作業者Mt2,Mt3が地上階エリアA1や地下階エリアA2等の屋内の作業エリアで作業する場合に、上記の方法で熱中症の危険性を評価しても良い。なお、その場合には、前述の説明における「屋外エリアA3」の記載を、「地上階エリアA1」又は「地下階エリアA2」に置き換えて読めば、それがそのまま地上階エリアA1又は地下階エリアA2などの屋内エリアで作業する際に熱中症の危険性を評価する方法の説明となる。そのため、ここでは、その説明については省略する。
上述の実施形態では、環境状態データの一例としてWBGTデータを例示したが、何等これに限らない。例えば、作業エリアA1,A2,A3で計測される気温のデータのみを環境状態データとして用いても良いし、同作業エリアA1,A2,A3で計測される湿度のデータのみを環境状態データとして用いても良いし、或いは、作業エリアA1,A2,A3の環境状態を示す別の指標のデータを環境状態データとして用いても良い。
上述の実施形態では、対象作業者Mt1の作業者識別IDと、対象作業者Mt1が作業すべき作業エリアA3の作業エリア識別IDと、を対応付けるためのツールの一例として、管理用コンピュータ10の記憶部に格納されたID対応付けテーブル(図3)を例示したが、何等これに限らない。すなわち、上記の2つの識別ID同士を互いに対応付けて把握可能な方法であれば、上記のID対応付けテーブルを用いる方法以外の方法を適用しても良い。
1 建物、1a 建物、3 工事管理事務所、
10 管理用コンピュータ、
31 環境センサー、41 活動センサー、
A1 地上階エリア(作業エリア、活動エリア)、
A2 地下階エリア(作業エリア、活動エリア)、
A3 屋外エリア(作業エリア、活動エリア)、
A4 新作業エリア(作業エリア、活動エリア)、
M1 作業者(活動者)、M2 作業者(活動者)、
M3 作業者(活動者)、M4 作業者(活動者)、
Mt1 作業対象者(対象活動者)、Mt2 対象作業者(対象活動者)、
Mt3 対象作業者(対象活動者)、Mt4 対象作業者(対象活動者)、

Claims (9)

  1. 複数の活動エリアで複数の活動者が活動する際に熱中症の危険性を評価する熱中症危険性評価方法であって、
    前記活動エリアの環境状態を計測して環境状態データを出力する環境センサーであって、前記活動エリアを識別するための活動エリア識別IDを有した前記環境センサーを前記活動エリア毎に設置する環境センサー設置ステップと、
    前記活動者を識別するための活動者識別IDを前記活動者毎に付与する活動者識別ID付与ステップと、
    前記複数の活動者のうちで前記危険性の評価対象となる対象活動者の活動状態を前記対象活動者毎に計測して活動データを出力する活動センサーを前記対象活動者毎に準備する活動センサー準備ステップと、
    前記対象活動者毎に、前記対象活動者の前記活動者識別IDと、前記対象活動者が活動すべき前記活動エリアの前記活動エリア識別IDと、を対応付けるID対応付けステップと、
    前記対象活動者毎に準備された前記活動センサーを装着する装着ステップと、
    前記対象活動者毎に、当該対象活動者の作業中に、前記活動センサーが出力する前記活動データと、前記対象活動者の前記活動者識別IDに対応付けられた前記活動エリア識別IDの前記環境センサーが出力する前記環境状態データと、に基づいて、熱中症の危険性を評価する危険性評価ステップと、を有することを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  2. 請求項1に記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記危険性評価ステップでは、熱中症の危険性を、所定の周期で繰り返して評価することを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  3. 請求項1又は2に記載の熱中症危険性評価方法であって、
    熱中症の危険性が有ると評価した場合に、前記活動者識別IDの前記対象活動者の前記活動センサーへ、警告を送信する警告送信ステップを有することを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記ID対応付けステップでは、前記対象活動者の担当作業に基づいて、前記活動エリア識別IDと前記活動者識別IDとを対応付けることを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  5. 請求項4に記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記担当作業は、前記対象活動者の作業前に予め作業予定表に記載されていることを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記環境状態データは、前記活動エリアの温熱指標のデータであり、
    前記温熱指標の基準値を前記活動エリア毎に設定する温熱指標用基準値設定ステップを有し、
    前記危険性評価ステップでは、前記環境センサーが出力する前記温熱指標データと前記温熱指標の前記基準値とに基づいて、前記危険性を評価することを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  7. 請求項6に記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記活動エリアは、建設工事の現場であり、
    前記建設工事の進捗に伴って前記活動エリアの前記温熱指標の基準値が更新されることを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記活動エリアは、建設工事の現場であり、
    前記建設工事の進捗に伴って前記活動エリアが変化した際に、前記活動エリアの変化に応じて前記活動エリアへの前記環境センサーの配置状態を変更することを特徴とする熱中症危険性評価方法。
  9. 請求項7又は8に記載の熱中症危険性評価方法であって、
    前記建設工事の現場を三次元でモデル化した三次元モデルのデータを有し、
    前記建設工事の進捗に伴って、前記三次元モデルにおける前記活動エリアの状態が更新されることを特徴とする熱中症危険性評価方法。
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