JP6815890B2 - 撮像装置、撮像システム、および、移動体 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、および、移動体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像システム、および、移動体に関する。
撮像装置において、複数の画素からの信号を混合する技術が知られている。特許文献1に開示された撮像装置は、1つの列出力線に接続された複数の画素を備える。複数の画素を同時に選択することで、複数の画素からの信号を列信号線において混合している。具体的には、各画素が選択トランジスタを含む。2つの画素の選択トランジスタを同時にオンすることで、当該2つの画素からの信号が混合される。
特開2015−226161号公報
特許文献1に記載の撮像装置では、複数の画素の選択トランジスタをオンすることによって画素からの信号を混合している。そのため、選択トランジスタが正常に動作しない場合があると、複数の画素の信号が正確に混合されない可能性がある。そのため、画質が低下する可能性がある。
あるいは、特許文献1に記載の撮像装置では、異なる列出力線に接続された2つの画素からの信号を、列出力線において混合することが困難である。そのため、信号読み出し方法の多様性が制限される可能性がある。
1つの実施形態に係る撮像装置は、光電変換部、前記光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタ、および、前記増幅トランジスタのソースと出力線とを接続する選択トランジスタをそれぞれが備える複数の画素と、ゲートへ供給される信号によって導通状態が制御される2つのノードを含む接続トランジスタを備え、前記2つのノードの一方は、前記複数の画素に含まれる第1の画素の増幅トランジスタのソースに接続され、前記2つのノードの他方は、前記複数の画素に含まれる第2の画素の増幅トランジスタのソースに接続される。
別の実施形態に係る撮像装置は、光電変換部、前記光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタ、および、前記増幅トランジスタのソースと出力線とを接続する選択トランジスタをそれぞれが備える複数の画素と、前記複数の画素に含まれる第1の画素の前記増幅トランジスタのソースに、前記第1の画素の前記選択トランジスタを介して接続された第1の出力線と、前記複数の画素に含まれる第2の画素の前記増幅トランジスタのソースに、前記第2の画素の前記選択トランジスタを介して接続された第2の出力線と、前記第1の画素の前記選択トランジスタ、および、前記第2の画素の前記選択トランジスタとは別の経路で、前記第1の画素の前記増幅トランジスタのソースと前記第2の画素の前記増幅トランジスタのソースとを接続する接続トランジスタと、を備える。
上記の課題に鑑み、本発明は、画質の低下を抑制すること、あるいは、信号読み出し方法の自由度を向上させること、あるいは、その両方を目的とする。
さらに別の実施形態に係る撮像装置は、光電変換部、前記光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタ、および、前記増幅トランジスタのソースと出力線とを接続する選択トランジスタをそれぞれが備える複数の画素と、前記複数の画素に含まれる第1の画素の前記選択トランジスタと、前記複数の画素に含まれる第2の画素の前記選択トランジスタとの両方がオンしているときに、前記第1の画素の前記選択トランジスタおよび前記第2の画素の前記選択トランジスタとは並列に、前記第1の画素の増幅トランジスタのソースと前記第2の画素の増幅トランジスタのソースとを接続する選択トランジスタと、を備える。
実施例1に係る撮像装置の構成を模式的に示す図。 実施例2に係る撮像装置の構成を模式的に示す図。 実施例2に係る撮像装置における画素の接続を模式に示す図。 実施例2に係る撮像装置における画素の接続を模式に示す図。 実施例3に係る撮像装置の構成を模式的に示す図。 実施例4に係る撮像装置の構成を模式的に示す図。 実施例5に係る撮像装置の構成を模式的に示す図。 実施例6に係る撮像装置の構成を模式的に示す図。 撮像システムの実施例のブロック図。 移動体の実施例のブロック図。
1つの実施形態に係る撮像装置は、複数の画素を備える。各画素は、光電変換部と、増幅トランジスタと、選択トランジスタとを少なくとも含む。増幅トランジスタは、光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する。選択トランジスタは、増幅トランジスタと出力線とを接続する。
撮像装置は、一般には、複数の画素の成す複数の画素列に対応して、複数の出力線を備える。複数の画素は、1つの共通の出力線に接続されてもよいし、互いに異なる出力線に接続されてもよい。
撮像装置は、第1の画素の増幅トランジスタのソースと、第1の画素とは別の第2の画素の増幅トランジスタのソースとを接続する接続トランジスタを備える。接続トランジスタは、第1の画素の選択トランジスタおよび第2の画素の選択トランジスタとは別の経路によって、第1の画素の増幅トランジスタのソースと第2の画素の増幅トランジスタのソースとを接続する。別の観点では、第1の画素および第2の画素の選択トランジスタの両方がオンしている時に、接続トランジスタは、これらの選択トランジスタと並列に、第1の画素の増幅トランジスタのソースと第2の画素の増幅トランジスタのソースを接続する経路を形成する。接続トランジスタによって、2つの画素からの信号を合成、混合、加算、あるいは、平均化することができる。
例えば、接続トランジスタは、ゲートへ供給される信号によって導通状態が制御される2つのノードを含む。ゲートへ供給される信号によって導通状態が制御されるとは、換言すると、接続トランジスタがオンする時に当該2つのノードの間に電流経路が形成されることを意味する。当該2つのノードは、一般的には、接続トランジスタのソースとドレインである。接続トランジスタの2つのノードの一方は、第1の画素の増幅トランジスタのソースに接続される。接続トランジスタの2つのノードの他方は、第2の画素の増幅トランジスタのソースに接続される。このような接続は、選択トランジスタとは別の経路によって、2つの画素の増幅トランジスタのソース間を接続する経路の一例である。
いくつかの実施例においては、このような構成により、画質の低下を抑制すること、あるいは、信号読み出し方法の自由度を向上させること、あるいは、その両方が可能である。以下、複数の実施例について説明する。各実施例の要素は、別の実施例に付加する、あるいは、別の実施例の要素と置換することができる。また、本発明は、以下に説明する実施例に限られるものではない。
図1は、実施例1に関わる撮像装置の全体構成を模式的に示す図である。また、図1は、一部の構成の等価回路図を示している。
撮像装置は、画素アレイ70を構成する複数の画素80〜83を備える。図1に示された画素アレイ70は、4つの画素行および4つの画素列を含んでいる。しかし、画素の数はこれに限られない。また、撮像装置は、画素列に対応して配された出力線165、出力線165に接続された電流源160、および、複数の画素80〜83へ制御信号を供給する垂直走査回路170を備える。本実施例では、1つの画素列に含まれる複数の画素80〜83が、1つの共通の出力線165に接続される。
画素80は、フローティングディフュージョン部90(以下、FD部)、フォトダイオード100、リセットトランジスタ110、選択トランジスタ120、増幅トランジスタ130、転送トランジスタ140、接続トランジスタ150を含む。
フォトダイオード100は光電変換部の一例である。フォトダイオード100は、画素80への入射光に応じた電荷を発生し、この電荷を蓄積する。フォトダイオード100は、転送トランジスタ140を介して、FD部90に接続される。増幅トランジスタ130のゲートは、FD部90に接続される。増幅トランジスタのドレインには電源電圧VDDが供給される。増幅トランジスタ130のソースは選択トランジスタ120を介して出力線165に接続される。一般的に、増幅トランジスタ130は、その間に電流が流れる2つのノードを含む。当該2つのノードのうち、電源電圧に近いほうがドレインである。他方がソースである。FD部90は、リセットトランジスタ110を介して電源電圧VDDに接続される。リセットトランジスタ110はリセット部を構成する。
転送トランジスタ140、リセットトランジスタ110及び選択トランジスタ120は、それぞれ垂直走査回路170から供給される制御信号READ、RES、SELによって導通状態(オン)または非導通状態(オフ)となるように制御される。なお、符号の末尾に付された数字は、画素行の番号を示す。
制御信号RESがハイレベルになると、リセットトランジスタ110が導通状態となり、FD部90が電源電圧VDDに接続される。これにより、FD部90の電圧がリセットされる。この状態で画素80から出力される信号がリセット信号である。制御信号READがハイレベルになると、転送トランジスタ140が導通状態になり、フォトダイオード100に蓄積された電荷がFD部90に転送される。この状態で画素80から出力される信号が光信号である。制御信号SELがハイレベルになると、選択トランジスタ120が導通状態となり、電流源160から出力線165を介して増幅トランジスタ130に電流が供給される。増幅トランジスタ130と電流源160とは、ソースフォロア回路を構成するため、選択トランジスタ120がオンすることによって、FD部90の電圧に基づいた画素信号(リセット信号、または、光信号)が出力線165に読み出される。
画素81は、FD部91、フォトダイオード101、リセットトランジスタ111、選択トランジスタ121、増幅トランジスタ131、転送トランジスタ141、接続トランジスタ151を含む。また、図1では省略されているが、画素82は、FD部92、フォトダイオード102、リセットトランジスタ112、選択トランジスタ122、増幅トランジスタ132、転送トランジスタ142、接続トランジスタ152を含む。画素83についても同様である。各画素の要素は同じ機能を有するため、説明を省略する。
画素80の接続トランジスタ150は、画素80の増幅トランジスタ130のソースと、画素81の増幅トランジスタ131のソースとを接続する。接続トランジスタ150のゲートには、制御信号ADDが供給される。接続トランジスタ150のソースおよびドレインの間の導通状態は、制御信号ADDによって制御される。つまり、接続トランジスタ150は、ゲートに供給される信号に基づいて導通状態が制御される2つのノードを含んでいる。接続トランジスタ150のソースおよびドレインの一方が、画素80の増幅トランジスタ130のソースに接続される。接続トランジスタ150のソースおよびドレインの他方が、画素81の増幅トランジスタ131のソースに接続される。
同様に、画素81の接続トランジスタ151は、画素81の増幅トランジスタ131のソースと、画素82の増幅トランジスタ132のソースとを接続する。他の画素についても同様である。図1では省略されているが、例えば、画素82の接続トランジスタ152は、画素82の増幅トランジスタ132のソースと、画素83の増幅トランジスタ133のソースとを接続する。画素83は、接続トランジスタを含まなくてもよい。
出力線165は、列回路180に接続される。出力線165に読み出された画素信号は、列回路180に入力される。列回路180は、画素信号入力容量190、ランプ信号入力容量200は、コンパレータ210、パルス生成器220、デジタルメモリ230、カウンタ240を含む。出力線165の画素信号が、画素信号入力容量190を介して、コンパレータ210の第1の入力ノードに入力される。また、ランプ信号が、ランプ信号入力容量200を介して、コンパレータ210の第2の入力ノードに入力される。コンパレータ210は、画素信号とランプ信号との比較を行う。画素信号とランプ信号との関係が反転した時にカウンタ240が出力しているカウント値を、デジタルメモリ230が保持する。デジタルメモリ230に保持されたカウント値は、画素信号から変換されたデジタル信号である。つまり、列回路180は、出力線165に読み出された画素信号に対してアナログデジタル変換を行うアナログデジタル変換回路を構成している。
列回路180でデジタル信号に変換された画素信号は、水平走査回路250の供給する制御信号に基づいて、信号処理回路260へ読み出される。信号処理回路260は、画素信号を外部に出力する。信号処理回路260は、差分処理、補正などの信号処理を行うことができる。
次に、本実施例の撮像装置の動作について説明する。本実施例では、接続トランジスタをオンすることにより、少なくとも2つの画素の信号を疑似的に加算する。本明細書の「加算」は、「混合」、「合成」および「平均化」と同様の意味で用いられる。本明細書における「加算」は、少なくとも2つの信号から、当該2つの信号の成分を含む1つの信号を生成することである。したがって、加算、減算、乗算、除算などの演算を含む。
まず、加算を行わない場合の動作について説明する。加算を行わない場合は、制御信号ADD(1)〜(4)はすべてローレベルとし、画素80〜83において接続トランジスタ150〜153はオフ状態となる。この状態で、制御信号SEL(4)をハイレベルとして、画素80を含む行(第1行)を選択状態とし、読み出しを行う。読み出し動作においては、制御信号RES(4)をハイレベルとしてFD部90の電位をリセットレベルにする。その後、RES(4)をローレベルとしてリセットを終了する。画素80の増幅トランジスタ130は、リセット信号を出力する。その後、制御信号READ(4)をハイレベルとして、フォトダイオード100に蓄積された光電荷をFD部90に転送する。FD部90の電位は電荷量に応じて低下した信号レベルとなる。したがって、増幅トランジスタ130と電流源160で構成されるソースフォロア回路により、光信号が、画素80から出力線165に出力される。
列回路180においては、まず、リセット信号が画素信号入力容量190にクランプされる。その後、画素80から光信号が出力されると、コンパレータ210の反転入力端子には、リセット信号と光信号の差分信号が保持される。これにより、画素80で発生するリセットノイズや増幅トランジスタ130の閾値ばらつき等が除去される。
次に、AD変換動作について説明する。RAMP信号の電位が徐々に低下するのに伴って、カウンタ240はカウント動作を行い、カウント信号をデジタルメモリ230に供給する。RAMP信号が、コンパレータ210の反転入力端子に保持された差分信号の分だけ低下した時に、コンパレータ210の出力が反転する。コンパレータ210の出力の反転に応じて、パルス生成器220は1ショットのパルスを生成してデジタルメモリ230に供給する。デジタルメモリ230は、パルス生成器220からのパルスを受けて、カウンタ240からのカウント信号を保持する。コンパレータ210の反転入力端子に保持された差分信号に応じて、コンパレータ210の出力が反転するまでの時間が変化する。そのため、デジタルメモリ230に保持されたカウント値が変化する。つまり、デジタルメモリ230に保持されたカウント値は、画素信号から変換されたデジタル信号である。デジタルメモリ230に保持されたデジタル信号は、水平走査回路250により、順次、信号処理回路260を介して出力される。
制御信号SEL(4)をローレベルとして、画素80を含む行(第1行)の選択状態を解除する。これにより、画素80を含む行(第1行)からの信号の読み出しが終了する。続いて、制御信号ADD(1)〜(4)がすべてローレベルの状態で、制御信号SEL(3)をハイレベルとする。画素81を含む行(第2行)を選択状態とし、画素81からの信号の読み出しを開始する。以降の動作は、第1行の読み出しと同じである。この信号読み出し動作を読み出し対象の行に対して順次行う。
次に、複数の画素からの信号の加算を行う場合について説明する。ここでは、画素列方向に並ぶ2つの画素からの信号を加算する場合について説明する。制御信号ADD(4)をハイレベルとすることにより画素80からの画素信号と画素81からの画素信号を加算することができる。制御信号ADD(2)をハイレベルとすることにより画素82からの画素信号と画素83からの画素信号を加算することができる。本実施例では、この2つの加算信号が順に読み出される。
まず、制御信号ADD(2)、(4)はハイレベルとし、制御信号ADD(1)、(3)はローレベルとする。そのため、接続トランジスタ150と接続トランジスタ152とがオンしている。この状態で、制御信号SEL(3)、(4)をハイレベルとして、画素80を含む行と画素81を含む行との2行を同時に選択状態とする。
次に、制御信号RES(3)、(4)をハイレベルとしてFD部90の電位、および、FD部91の電位をリセットレベルにする。その後、制御信号RES(3)、(4)をローレベルとしてリセットを終了する。この時、FD部90の電位とFD部91の電位とはほぼ等しいため、電流源160の供給する電流のほぼ半分が、増幅トランジスタ130、および増幅トランジスタ131にそれぞれ供給される。そのため、2つの画素のリセット信号が出力される。このとき、接続トランジスタ150がオン状態なので、2つの画素のリセット信号は加算される。
その後、制御信号READ(3)、(4)をハイレベルとして、フォトダイオード100、101に蓄積された光電荷をFD部90、91にそれぞれ転送する。FD部90、91の電位は、それぞれ、転送された電荷量に応じて低下する。このときは、2つの画素からの光信号が加算される。
ここで、画素80には強い光があたった状態で、画素81はダーク状態だった場合を考える。つまり、画素80のFD部90には大量の電荷が転送され、一方、画素81のFD部91にはほとんど電荷が転送されない。この時、画素80のFD部90の電位はリセットレベルより転送された電荷量に対応した電圧ΔVだけ低下する。これに対して、FD部91の電位は、リセットレベルのままである、あるいは、リセットレベルにかなり近いレベルとなる。これにより、増幅トランジスタ130のゲート電位と、増幅トランジスタ131のゲート電位とに差が生じる。両者のソースは共通であるため、ゲート・ソース間電圧に差が生じる。これにより、増幅トランジスタ130の電流が減少し、一方、その減少した分だけ増幅トランジスタ131の電流が増加する。減少量と増加量とがほぼ等しいことから、増幅トランジスタ130のゲート・ソース間電圧の低下量は、増幅トランジスタ131のゲート・ソース間電圧の増加量とおよそ等しく、その値はほぼΔV/2である。よって、出力線165からはFD部90の電位とFD部91の電位の平均値であるΔV/2が出力される。実際には加算せずに個別に読み出す場合のそれぞれの出力の平均値に近い値が出力されるため、正確な平均値ではなくてもよい。
ここで、通常は、画素80の選択トランジスタ120、画素81の選択トランジスタ121、および、接続トランジスタ150がオンしている。そのため、画素80の増幅トランジスタ130のソースと画素81の増幅トランジスタ131のソースとを電気的に接続する接続経路として、2つの経路が形成される。1つの経路は、選択トランジスタ120、選択トランジスタ121、および、出力線165によって構成される。別の経路は、接続トランジスタ150によって構成される。このように、接続トランジスタが、選択トランジスタとは別の経路で、2つの画素の増幅トランジスタのソースの間を接続する経路を形成することで、画質の低下を抑制することができる。
例えば制御線に断線があり、画素80の選択トランジスタ120が常時オフとなってしまう場合を考える。接続トランジスタ150がない場合、つまり、画素80の増幅トランジスタ130のソースと画素81の増幅トランジスタのソースとが遮断されている場合には、画素80のFD部90の電位は出力線165の電位にはほとんど影響しない。そのため、例えば画素80、81の両方ともがダーク状態であることを示すような誤ったレベルの画素信号が出力される可能性がある。つまり、各画素から個別に信号を読み出す時の画像と、複数の画素からの信号を加算する時の画像との両方において、画質が低下する可能性がある。
本実施例においては、画素80および画素81から信号を出力する時に、接続トランジスタ150をオン状態としている。これにより、選択トランジスタ120がオフ状態であった場合にも、電流源160の供給する電流の一部が、画素80の増幅トランジスタ130に流れる。そして、電流源160の供給する電流の別の一部が、画素81の増幅トランジスタ131に流れる。そのため、画素80の画素信号と画素81の画素信号とを加算することが可能である。つまり、複数の画素からの信号を加算する時に得られる画像において、画質の低下を抑制することが可能となっている。
尚、選択トランジスタ120が常時オフ状態であった場合、増幅トランジスタ130は接続トランジスタ150と選択トランジスタ121を介して出力線165に接続されるの。一方、増幅トランジスタ131は選択トランジスタ121のみを介して出力線165に接続される。接続トランジスタ150のオン抵抗が大きいと、接続トランジスタ150での電圧降下が大きくなるため、増幅トランジスタ130と増幅トランジスタ131とが対等ではなくなる可能性がある。このような場合、加算の結果として出力される信号に誤差が生じる可能性がある。よって、本実施例では、接続トランジスタ150の閾値電圧Vthは選択トランジスタ120の閾値電圧、および、選択トランジスタ121の閾値電圧よりも低い。このような閾値電圧にすることで、接続トランジスタ150のオン抵抗による電圧降下の影響を見えづらくすることができる。
ただし、閾値電圧の関係は上記に限られない。接続トランジスタ150の閾値電圧Vth、選択トランジスタ120の閾値電圧、および、選択トランジスタ121の閾値電圧を、互いに等しくしてもよい。
画素80および画素81から信号の読み出しが終わった後に、制御信号SEL(3)、(4)をローレベルにする。続いて、制御信号SEL(1)、(2)をハイレベルに、画素82を含む行と画素83を含む行との2行を同時に選択状態とする。
図1の回路では、接続トランジスタは、互いに隣接する2つの画素を接続している。一般的な撮像装置では、ベイヤー配列のカラーフィルタアレイが用いられる。そのため、隣接する2つの画素には、異なる色のカラーフィルタが配されることがある。そこで、接続トランジスタの接続する2つの画素(第1の画素と第2の画素)の間に、他の画素(第3の画素)が配されてもよい。この場合、接続トランジスタがオンの時に、第3の画素の増幅トランジスタのソースは、他の2つの画素の増幅トランジスタのソースから遮断されるとよい。このような構成により、ベイヤー配列のカラーフィルタアレイを持つ撮像装置において、高画質の画像を得ることができる。
以上に説明した通り、本実施例の撮像装置は、第1の画素(例えば画素80)の増幅トランジスタのソースと、第2の画素(例えば画素81)の増幅トランジスタのソースとを接続する接続トランジスタを含む。このような構成により、画質の低下を抑制することができる。
別の実施例について説明する。本実施例では、2つの画素が1つの画素ユニットを構成している。また、1つの画素列に対して複数の出力線が設けられている。実施例1と異なる点を説明し、実施例1と同じ部分は説明を省略する。
図2は実施例2に関わる撮像装置の模式図を示す。図2は、1つの画素列のみを示している。実際には画素アレイは複数の画素列および複数の画素行を含む。図2においては、画素ユニット280〜287が示されている。
本実施例の撮像装置は、ベイヤー配列のカラーフィルタアレイを備える。画素ユニット280は、グリーンのカラーフィルタが配されたフォトダイオード100、レッドのカラーフィルタが配されたフォトダイオード105を有する。つまり、1つの画素ユニットは画素列方向に並んだ2画素を有する。フォトダイオード100は、転送トランジスタ140を介して、増幅トランジスタ130の入力ノードであるFD部90に接続される。フォトダイオード105は、転送トランジスタ145を介して、増幅トランジスタ130の入力ノードであるFD部90に接続される。このような接続により、画素ユニット280の増幅トランジスタ130は、フォトダイオード100で生じた電荷に基づく信号と、フォトダイオード105で生じた電荷に基づく信号とを出力する。転送トランジスタ140、および、転送トランジスタ145は、それぞれ垂直走査回路170から供給される制御信号READによって導通状態(オン)または非導通状態(オフ)となるように制御される。なお、符号の末尾に付された数字は、画素行の番号を示す。画素ユニット280に含まれるその他の要素は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
その他の画素ユニット281〜287は、基本的に、画素ユニット280と同じ構成を持つ。異なる画素の素子を区別するため、異なる符号を付している。例えば、画素ユニット281は、グリーンのカラーフィルタが配されたフォトダイオード101、レッドのカラーフィルタが配されたフォトダイオード106を有する。フォトダイオード101は、転送トランジスタ141を介して、増幅トランジスタ131の入力ノードであるFD部91に接続される。フォトダイオード106は、転送トランジスタ145を介して、増幅トランジスタ131の入力ノードであるFD部91に接続される。
接続トランジスタ150は、画素ユニット280の増幅トランジスタ130のソースと、画素ユニット281の増幅トランジスタ131のソースとを接続する。接続トランジスタ150のゲートには、制御信号ADDが供給される。接続トランジスタ150のソースおよびドレインの間の導通状態は、制御信号ADDによって制御される。つまり、接続トランジスタ150は、ゲートに供給される信号に基づいて導通状態が制御される2つのノードを含んでいる。接続トランジスタ150のソースおよびドレインの一方が、画素ユニット280の増幅トランジスタ130のソースに接続される。接続トランジスタ150のソースおよびドレインの他方が、画素ユニット281の増幅トランジスタ131のソースに接続される。
同様に、接続トランジスタ151は、画素ユニット281の増幅トランジスタ131のソースと、画素ユニット282の増幅トランジスタ132のソースとを接続する。他の画素ユニットに含まれる接続トランジスタ152〜157についても同様である。
本実施例における画素は、フォトダイオード、増幅トランジスタ、および、選択トランジスタを含む単位として定義される。例えば、第1の画素は、フォトダイオード100、増幅トランジスタ130、および、選択トランジスタ120を含む。そして、第2の画素は、フォトダイオード101、増幅トランジスタ131、および、選択トランジスタ121を含む。このように、回路素子を共有しない2つの画素が定義されうる。また、第3の画素は、フォトダイオード105、増幅トランジスタ130、および、選択トランジスタ120を含む。つまり、第1の画素と第3の画素とは、増幅トランジスタ130および選択トランジスタ120を共有している。このように回路素子を共有する2つ画素が定義されうる。1つの画素ユニットを構成する複数の画素は、いずれかの回路素子を共有している。
本実施例の撮像装置は、1つの画素行に対して2つの出力線165、166を有する。画素ユニット280の増幅トランジスタ130のソースは、選択トランジスタ120を介して、出力線165に接続される。画素ユニット281の増幅トランジスタ131のソースは、選択トランジスタ121を介して、出力線166に接続される。他の画素ユニット282〜287の接続は、図2に示した通りである。したがって、出力線165および出力線166のそれぞれに、1つの画素列に含まれる画素ユニット全体の半数の画素ユニットが接続されている。
図示は省略されているが、出力線165、166のそれぞれには、列回路180が接続されている。列回路180以降の構成、ならびに、垂直走査回路170、水平走査回路250の構成は、実施例1と同じである。
次に、本実施例の撮像装置の動作について説明する。まず、画素加算を行わない場合の動作について説明する。加算を行わない場合は、制御信号ADD(1)〜(8)はすべてローレベルとし、画素ユニット280〜287において接続トランジスタ150はオフ状態となる。この状態で、制御信号SEL(7)、(8)をハイレベルとする。これにより、画素ユニット280と画素ユニット281が選択される。両者は別々の出力線に接続されているため、画素ユニット280と画素ユニット281とから同時に画素信号を読み出すことができる。
一例として、画素ユニット280のフォトダイオード105(第3の画素)で生じた電荷に基づく信号(光信号)と、画素ユニット281のフォトダイオード101(第2の画素)で生じた電荷に基づく信号(光信号)を読み出す。フォトダイオード105で生じた電荷に基づく信号(第3の画素の光信号)は出力線165に読み出される。フォトダイオード101で生じた電荷に基づく信号(第2の画素の光信号)は、出力線166に読み出される。各信号を読み出すための動作は、実施例1の画素信号の読み出しと同じである。
2つの光信号の読み出しが終了した後に、制御信号SEL(8)をローレベルとし、制御信号SEL(6)、(7)を同時にハイレベルとする。これにより、画素ユニット281と画素ユニット282が選択される。その後、画素ユニット281のフォトダイオード106で生じた電荷に基づく信号(画素ユニット281に含まれる第4の画素の光信号)と画素ユニット282のフォトダイオード103(不図示)で生じた電荷に基づく信号を読み出す。以降、同様な動作を繰り返す。
尚、この例では画素ユニット280のフォトダイオード100で生じた電荷に基づく信号(画素ユニット280に含まれる第1の画素の光信号)は読み出さない。しかし、第1の画素の光信号の読み出しを行ってもよい。また、選択する画素ユニット、および、導通状態にする転送トランジスタの組み合わせを変更することで、ここで説明した例とは異なる順序での読み出しが可能である。
次に、複数の画素からの信号の加算を行う場合について説明する。ここでは、画素列方向に並ぶ3つの画素からの信号を加算する例を説明する。例えば、制御信号ADD(7)、(8)をハイレベルとすることにより、画素ユニット280〜282の信号を加算することができる。また、制御信号ADD(4)、(5)をハイレベルとすることにより、画素ユニット283〜285の信号を加算することができる。他の制御信号ADDはローレベルとする。
この時の状態を簡易的に図3(a)に示す。接続トランジスタによって接続された2つの画素ユニットの間には、模式的に配線300〜303が示されている。画素ユニット280の増幅トランジスタ130のソース、画素ユニット281の増幅トランジスタ131のソース、および、画素ユニット282の増幅トランジスタ132のソースが、1つのノードを構成している。また、画素ユニット283の増幅トランジスタ133のソース、画素ユニット284の増幅トランジスタ134のソース、および、画素ユニット285の増幅トランジスタ135のソースが、1つのノードを構成している。
この状態で、画素ユニット280〜282のそれぞれにおいて、レッドのカラーフィルタが配されたフォトダイオードの電荷を、対応する増幅トランジスタの入力ノードに転送する。これにより、赤の波長帯に対応した光信号が加算される。また、グリーンのカラーフィルタが配されたフォトダイオードの電荷を転送することで、緑の波長帯に対応した光信号を加算することができる。信号が加算されるメカニズムは、実施例1と同じであるため、詳細は省略する。
本実施例では、接続トランジスタ150が、選択トランジスタ120、121とは別の経路で、画素ユニット280の増幅トランジスタ130のソースと画素ユニット281の増幅トランジスタ131のソースとを接続する経路を構成する。そのため、信号の読み出しの自由度を向上させることができる。具体的には、導通状態(オン)とする選択トランジスタの組み合わせによって、加算された信号の出力される出力線を選択することができる。画素ユニット280〜282を例に説明する。
第1の出力方法として、画素ユニット280の選択トランジスタ120、画素ユニット281の選択トランジスタ121、及び、画素ユニット282の選択トランジスタ122が全てオンすると、加算された信号は出力線165、166の両方に出力される。画素ユニット280の選択トランジスタ120、または、画素ユニット282の選択トランジスタ122のいずれかがオフしていても、同様に、加算された信号が出力線165と出力線166の両方に出力される。
第2の出力方法として、加算された信号を出力線165と出力線166の一方のみに出力することができる。画素ユニット280の選択トランジスタ120、および、画素ユニット282の選択トランジスタ122がオンであり、画素ユニット281の選択トランジスタ121がオフである場合、信号は出力線165のみに出力される。この場合、画素ユニット280の選択トランジスタ120、または、画素ユニット282の選択トランジスタ122の一方はオフしていてもよい。画素ユニット280の選択トランジスタ120、および、画素ユニット282の選択トランジスタ122がオフであり、画素ユニット281の選択トランジスタ121がオンである場合、信号は出力線166のみに出力される。
第2の出力方法においては、信号が出力されない出力線に他の画素ユニットからの信号を読み出すことで、高速化が可能である。あるいは、信号が出力されない出力線の電流源を停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ここで、例えば加算された信号を出力線165へ出力する場合、画素ユニット281は自身の選択トランジスタ121によって接続される出力線166とは異なる出力線165へ信号を出力している。このような信号の読み出しが可能なのは、画素ユニット281の選択トランジスタ121がオフであっても、接続トランジスタ150あるいは接続トランジスタ151を介して、増幅トランジスタ131に電流を供給できるためである。つまり、接続トランジスタによって、異なる出力線に接続された複数の画素の信号を加算することが可能となっている。接続トランジスタが無かった場合には、選択トランジスタの接続先となる垂直線が異なる画素ユニット間同士では加算をすることができない。結果として、接続トランジスタを設けることによって、より多様な画素の読み出しが可能となっている。
また、本実施例の動作を実現するためには、選択トランジスタが、増幅トランジスタのソースと出力線との間に配されていることが好ましい。選択トランジスタが増幅トランジスタのドレイン側に接続された場合には、選択トランジスタがオフである時に増幅トランジスタに電流が供給されないためである。
図3(b)は、別の加算の組み合わせを模式的に示している。図3(a)での赤色の光信号を読み出し後、制御信号ADDの切り替えを行い、図3(b)の状態とする。つまり、画素ユニット282〜284が互いに接続され、画素ユニット285〜287が互いに接続される。その後、緑色に対応する光信号を読み出す。このように、異なる色の信号を読み出す際は、接続トランジスタによって接続される画素ユニットの組み合わせを変えてもよい。加算の組み合わせを変えることにより、異なる色間で読み出す信号の重心を揃えることが可能である。
尚、1つの画素ユニットに複数の選択トランジスタを設け、1つの画素ユニットが出力線165、166の両方に接続可能である構成によっても、多様な画素信号の読み出しが可能となる。この場合は、出力線に付随する容量が増えてしまい、高速化が困難になる可能性がある。図2の構成によれば、動作速度の低下を抑えつつ、多様な画素信号の読み出しが可能である。
また、上記では3つの画素ユニットからの信号を加算する例を説明した。しかし、加算される信号の数は上記に限定されない。例えば、列方向の2つの画素ユニットからの信号の加算、画素列方向の5つの画素ユニットからの信号の加算などを行うことが可能である。
次に、図4を用いて、1つの画素列に4つの出力線がある実施例を説明する。図3との相違点は、4つの出力線165〜168が設けられていることである。図3と同様に、接続トランジスタがオンしている電気経路を、配線300〜307が模式的に示している。
図4に示す例では、4つの加算された信号を並行して読み出すことが可能である。図4(a)では、画素ユニット280〜282間、283〜285間、286〜288間および289〜291間でレッドのフォトダイオードの信号の加算を行う。そして、例えば、画素ユニット280、285、286、291中の選択トランジスタを介して、それぞれ、出力線165〜168へ信号が出力される。次に、図4(b)では、画素ユニット282〜284間、285〜287間、288〜290間および291〜293間でグリーンのフォトダイオードの信号の加算を行う。そして、例えば、画素ユニット284、285、290、291中の選択トランジスタを介して、それぞれ、出力線165〜168へ信号が出力される。このように、1つの画素列に4つの出力線が配される場合においても、接続トランジスタを設けることによって、多様な画素信号の読み出しが可能となっている。
以上に説明した通り、本実施例の撮像装置は、第1の画素(例えば画素ユニット280)の増幅トランジスタのソースと、第2の画素(例えば画素ユニット281)の増幅トランジスタのソースとを接続する接続トランジスタを含む。このような構成により、多様な信号読み出し方法を実現することができる。
図5は実施例3に関わる撮像装置の模式図を示す。2行4列の画素を示している。以下では、実施例1〜2との相違点についてのみ説明する。
図5においては、接続トランジスタが、画素行方向に並ぶ複数の画素を接続する。例えば、画素80の接続トランジスタ150は、画素80の増幅トランジスタ130のソースと、画素81の増幅トランジスタ131のソースとを接続する。接続トランジスタのゲートに接続された制御線は、画素列の方向に沿って延在する。1つの画素列に属する複数の画素の接続トランジスタのゲートは、共通の制御線に接続される。そのため、制御信号ADDの末尾に付された符号は、画素列の番号を表している。
次に、本実施例の撮像装置の動作について説明する。加算を行わない場合の動作は、実施例1と同じである。制御信号ADD(1)〜(4)をローレベルとして、画素80〜83の接続トランジスタ150〜153をオフにする。この状態で、画素信号の読み出しを行う。
以下では、複数の画素からの信号の加算を行う場合について説明する。画素行の方向い並んだ2つの画素の信号を加算する例を説明する。制御信号ADD(1)、(3)をハイレベルにし、制御信号ADD(2)、(4)をローレベルとする。これにより、接続トランジスタ150と接続トランジスタ152がオンする。一方、接続トランジスタ151と接続トランジスタ153はオフする。画素80からの信号と画素81からの信号が加算され、そして、画素82からの信号と画素83からの信号が加算される。
画素80からの信号と画素81からの信号とが加算された信号は、出力線165と出力線166の両方に読み出される。この場合、画素80の選択トランジスタ120と画素81の選択トランジスタ121の両方がオンする。
このように、本実施例では、接続トランジスタが異なる画素列の2つの画素を接続している。結果、異なる画素列の2つの画素の信号を加算することが可能である。このように、より多様な画素信号の読み出しが可能である。
図6は実施例4に関わる撮像装置の模式図を示す。以下では、実施例3との相違点についてのみ、説明する。
図6においては、1つの画素行に対して、選択トランジスタのゲートに接続される制御線が2本設けられている。画素80の選択トランジスタ120のゲートには、制御信号SEL(2−1)を供給する制御線が接続される。画素81の選択トランジスタ121のゲートには、制御信号SEL(2−2)を供給する制御線が接続される。この2つの制御線は、互いに電気的に分離されている。つまり、画素80の選択トランジスタ120と、画素81の選択トランジスタ121とは、互いに独立に動作することができる。
本実施例の撮像装置の動作について説明する。加算を行わない場合は、制御信号ADD(1)〜(4)をローレベルとして、画素80〜83の接続トランジスタ150〜153をオフ状態とする。また、1つの画素行を選択する場合には、当該画素行に対して配された2本の制御線の制御信号SELの両方をハイレベルとする。この他の動作は、実施例1〜3と同じである。
以下では、複数の画素からの信号の加算を行う場合について説明する。画素行の方向い並んだ2つの画素の信号を加算する例を説明する。制御信号ADD(1)、(3)をハイレベルにし、制御信号ADD(2)、(4)をローレベルとする。これにより、接続トランジスタ150と接続トランジスタ152がオンする。一方、接続トランジスタ151と接続トランジスタ153はオフする。画素80からの信号と画素81からの信号が加算され、そして、画素82からの信号と画素83からの信号が加算される。
行選択に関しては、1つの画素行に含まれる複数の画素のうち、半分の画素の選択トランジスタをオン状態として信号を読み出す。例えば、制御信号SEL(2−1)をハイレベルとし、制御信号SEL(2−2)をローレベルとする。この場合、出力線165には、画素80の信号と画素81の信号とが加算された信号が出力される。また、出力線167には、画素82の信号と、画素83の信号とが加算された信号が出力される。
一方、出力線166、および、出力線168には信号が出力されない。そのため、これらの出力線に接続された電流源を停止することができる。結果として、消費電力を低減することが可能となる。もしくは、出力線166、および、出力線168に接続された電流源の電流を、出力線165、および、出力線167に供給してもよい。これにより、信号の読み出し速度を向上させることが可能となる。
または、出力線166、および、出力線168には、別の画素行からの信号を出力することができる。2つの画素行から同時に信号を読み出すことで、読み出し速度を向上させることが可能となる。例えば、制御SEL(2−1)に加えて、制御信号SEL(1−2)をハイレベルとする。これにより、画素84の信号と画素85の信号とが加算された信号が出力線166に読み出される。また、画素86の信号と画素87の信号との加算された信号が出力線168に読み出される。
尚、本実施例のように画素行方向に並ぶ複数の画素の信号を加算する場合、接続トランジスタに接続され、画素行方向に延在する配線と、出力線165〜168とが交差する。そのため、両者の間にカップリング容量が発生する可能性がある。カップリング容量は、画素間の信号のクロストークの要因となりえるため、両配線間にシールド用の配線を配置することが望ましい。
このように、本実施例では、接続トランジスタが異なる画素列の2つの画素を接続している。結果、異なる画素列の2つの画素の信号を加算することが可能である。このように、より多様な画素信号の読み出しが可能である。さらに、1つの画素行に複数の選択制御線が配されるため、高速化あるいは低消費電力化が可能である。
図7は実施例5に関わる撮像装置の模式図を示す。以下では、実施例1〜4との相違点についてのみ、説明する。
図7の撮像装置は、ベイヤー配列のカラーフィルタアレイを備える。1つの画素行には2色のカラーフィルタが配置されている。画素80、82、84、86(以下、R画素)にはレッドのカラーフィルタが配され、画素81、83、85、87(以下、Gr画素)にはグリーンのカラーフィルタが配される。
本実施例においては、接続トランジスタは同じ色のカラーフィルタを持つ複数の画素を接続する。すなわち、1つの画素行の接続トランジスタによって、2系統の接続経路が構成される。例えば、接続トランジスタ150は、画素80の増幅トランジスタ130のソースと、画素82の増幅トランジスタ132のソースとを接続する。接続トランジスタ150がオンの時に、画素81の増幅トランジスタ131のソースは、画素80の増幅トランジスタ130のソース、および、画素82の増幅トランジスタ132のソースから遮断されている。
図7では、画素を示す四角形を配線が横断している部分は、当該画素の増幅トランジスタのソースと接続経路とが遮断されていることを示している。一方、図7において、配線が画素を示す四角形の両端で途切れている部分は、当該画素の増幅トランジスタのソースが接続経路に接続されていることを示している。図8においても同様である。
このような構成により、色ごとに画素信号を加算することが可能である。つまり、制御信号ADD(1)、(3)をハイレベルとすることで画素80、82、84からの信号を加算することができる。制御信号ADD(4)、(6)をハイレベルとすることで画素83、85、87からの信号を加算することが可能である。このように、加算用の接続経路を色毎に設けることで、R画素の加算領域とGr画素の加算領域が重なっている場合にも加算を行うことが可能となる。
尚、1つの画素行に対して1つの加算用の接続経路のみが構成されている場合でも、1つの画素行の同色の画素において、3画素につき2つの割合で信号の加算を行うことが可能である。例えば、図7において、画素81の信号および画素84の信号を加算に使わないのであれば、画素80の信号と画素82の信号との加算、および、画素83の信号と画素85の信号との加算を同時に行うことが可能である。これは、R画素の加算領域とGr画素の加算領域が重なっていないためである。
図8は実施例6に関わる撮像装置の模式図を示す。以下では、実施例1〜5との相違点についてのみ、説明する。
図8の撮像装置は、ベイヤー配列のカラーフィルタアレイを備える。また、図2と同様に、2つの画素が1つの画素ユニットを構成している。画素ユニット280は、レッドのカラーフィルタが配されたフォトダイオード100(R画素)、グリーンのカラーフィルタが配されたフォトダイオード105(Gb画素)を有する。フォトダイオード100は、転送トランジスタ140を介して、増幅トランジスタ130の入力ノードであるFD部90に接続される。フォトダイオード105は、転送トランジスタ145を介して、増幅トランジスタ130の入力ノードであるFD部90に接続される。このような接続により、画素ユニット280の増幅トランジスタ130は、フォトダイオード100で生じた電荷に基づく信号と、フォトダイオード105で生じた電荷に基づく信号とを出力する。転送トランジスタ140、および、転送トランジスタ145は、それぞれ垂直走査回路170から供給される制御信号READによって導通状態(オン)または非導通状態(オフ)となるように制御される。なお、符号の末尾に付された数字は、画素行の番号を示す。画素ユニット280に含まれるその他の要素は、実施例1または実施例2と同じであるため、説明を省略する。
本実施例の画素ユニット280は、画素行方向の接続を行う接続トランジスタ150と画素列方向の接続を行う接続トランジスタ155の2つの接続トランジスタを有する。画素行方向の接続を行う接続トランジスタ150は、制御信号ADDhによって、導通状態(オン)と非導通状態(オフ)とに制御される。画素列方向の接続を行う接続トランジスタ155は、制御信号ADDvによって、導通状態(オン)と非導通状態(オフ)とに制御される。また、画素行方向に関しては、1つの画素行について1つの加算用の接続経路が形成される。画素ユニット280を含む画素行では、R画素を含む画素ユニットが互いに接続される。画素ユニット288を含む画素行では、B画素を含む画素ユニットが互いに接続される。
画素ユニット281や画素ユニット288は、それぞれ、接続トランジスタ151、152を含んでいる。これらのトランジスタは、信号の加算に用いなくてもよい。これらのトランジスタは、画素構造の均一性を維持するために配されている。これらのトランジスタは省略されてもよい。
以下では、複数の画素の信号を加算する動作について説明する。2行3列の画素ブロックで、加算を行う例を説明する。制御信号ADDh(1)、(3)をハイレベルとすることで、画素ユニット280、282、284を接続する。また、制御信号ADDv(1)をハイレベルとすることで、画素ユニット288、290、292が、それぞれ、接続トランジスタ155、156、167を介して、画素ユニット280、282、284に接続される。つまり、6つの画素ユニット280、282、284、288、290、292の増幅トランジスタのソースが、互いに接続された状態となる。このように、画素ユニット288、290、292の間には画素行方向の接続経路は存在しないが、これらの画素ユニットが互いに接続される。
一方、Gr画素とB画素を含む画素ユニットに関しては、制御信号ADDh(4)、(6)、および、制御信号ADDv(1)をハイレベルとする。これにより、6つの画素ユニット283、285、287、291、293、295の間で、増幅トランジスタのソースが互いに接続される。
以上のようにして、2行3列の画素ブロックで加算を行うことが可能である。このブロック加算を行うためには、画素行方向に接続する画素ユニットの組み合わせが、画素行ごとに異なることが好ましい。このような構成によれば、1つの画素行について1本の接続経路を形成するだけで、ブロック加算を行うことが可能となる。
本実施例のように、画素行方向の接続を行う接続トランジスタ150と画素列方向の接続を行う接続トランジスタ155が配される場合、制御線の数が多くなる可能性がある。よって、配線の自由度が高い裏面照射型の撮像装置が好適である。具体的には、フォトダイオードなどの光電変換部が配された半導体基板に対して、第1の面に集光用のマイクロレンズが配され、第1の面とは反対の第2の面に接続トランジスタに接続された制御線などの配線が配される。なお、実施例1〜5についても、裏面照射型の撮像装置に適用できる。
実施例1〜5では、画素行方向の加算を行う構成、あるいは、画素列方向の加算を行う構成を説明した。これらの構成に加えて、列回路180での加算や間引きを組み合わせてもよい。実施例1〜5の構成で、実施例6にように、複数の画素行および複数の画素列からなるブロックでの信号加算が可能である。
また、実施例1〜6では、1つの画素列に対して、1本、2本、または、4本の出力線が配される構成を説明した。1つの画素列に配される出力線の数は、これらに限られるものではない。また、1つのFD部に対して、1つまたは2つのフォトダイオードが配される場合を例にとって説明した。しかし、1つのFD部を共有するフォトダイオードの数は、これらに限られるものではない。例えば、1つのFD部に、4つのフォトダイオードが接続されてもよい。
撮像システムの実施例について説明する。撮像システムとして、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、カメラヘッド、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などがあげられる。図9に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
図9において、1001はレンズの保護のためのバリアである。1002は被写体の光学像を撮像装置1004に結像させるレンズである。1003はレンズ1002を通った光量を可変するための絞りである。撮像装置1004には、上述の実施例1〜6で説明した撮像装置が用いられる。
1007は撮像装置1004より出力された画素信号に対して、補正やデータ圧縮などの処理を行い、画像信号を取得する信号処理部である。そして、図9において、1008は撮像装置1004および信号処理部1007に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部、1009はデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御部である。1010は画像データを一時的に記憶する為のフレームメモリ部である。1011は記録媒体に記録または読み出しを行うためのインターフェース部である。1012は撮像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。1013は外部コンピュータ等と通信する為のインターフェース部である。
なお、撮像システムは少なくとも撮像装置1004と、撮像装置1004から出力された画素信号を処理する信号処理部1007とを有すればよい。その場合、他の構成はシステムの外部に配される。
以上に説明した通り、撮像システムの実施例において、撮像装置1004には、実施例1〜7のいずれかの撮像装置が用いられる。このような構成によれば、撮像システムにおいて、画質の低下を抑制すること、あるいは、信号読み出し方法の自由度を向上させることができる。
移動体の実施例について説明する。本実施例の移動体は、車載カメラを備えた自動車である。図10(a)は、自動車2100の外観と主な内部構造を模式的に示している。自動車2100は、撮像装置2102、撮像システム用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)2103、警報装置2112、主制御部2113を備える。
撮像装置2102には、上述の各実施例で説明した撮像装置が用いられる。警報装置2112は、撮像システム、車両センサ、制御ユニットなどから異常を示す信号を受けたときに、運転手へ向けて警告を行う。主制御部2113は、撮像システム、車両センサ、制御ユニットなどの動作を統括的に制御する。なお、自動車2100が主制御部2113を備えていなくてもよい。この場合、撮像システム、車両センサ、制御ユニットが個別に通信インターフェースを有して、それぞれが通信ネットワークを介して制御信号の送受を行う(例えばCAN規格)。
図10(b)は、自動車2100のシステム構成を示すブロック図である。自動車2100は、第1の撮像装置2102と第2の撮像装置2102を含む。つまり、本実施例の車載カメラはステレオカメラである。撮像装置2102には、光学部2114により被写体像が結像される。撮像装置2102から出力された画素信号は、画像前処理部2115によって処理され、そして、撮像システム用集積回路2103に伝達される。画像前処理部2115は、S−N演算や、同期信号付加などの処理を行う。
撮像システム用集積回路2103は、画像処理部2104、メモリユニット2105、光学測距部2106、視差演算部2107、物体認知部2108、異常検出部2109、および、外部インターフェース(I/F)部2116を備える。画像処理部2104は、画素信号を処理して画像信号を生成する。また、画像処理部2104は、画像信号の補正や異常画素の補完を行う。メモリユニット2105は、画像信号を一時的に保持する。また、メモリユニット2105は、既知の撮像装置2102の異常画素の位置を記憶していてもよい。光学測距部2106は、画像信号を用いて被写体の合焦または測距を行う。視差演算部2107は、視差画像の被写体照合(ステレオマッチング)を行う。物体認知部2108は、画像信号を解析して、自動車、人物、標識、道路などの被写体の認知を行う。異常検出部2109は、撮像装置2102の故障、あるいは、誤動作を検知する。異常検出部2109は、故障や誤動作を検知した場合には、主制御部2113へ異常を検知したことを示す信号を送る。外部I/F部2116は、撮像システム用集積回路2103の各部と、主制御部2113あるいは種々の制御ユニット等との間での情報の授受を仲介する。
自動車2100は、車両情報取得部2110および運転支援部2111を含む。車両情報取得部2110は、速度・加速度センサ、角速度センサ、舵角センサ、測距レーダ、圧力センサなどの車両センサを含む。
運転支援部2111は、衝突判定部を含む。衝突判定部は、光学測距部2106、視差演算部2107、物体認知部2108からの情報に基づいて、物体との衝突可能性があるか否かを判定する。光学測距部2106や視差演算部2107は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。
運転支援部2111が他の物体と衝突しないように自動車2100を制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。
自動車2100は、さらに、エアバッグ、アクセル、ブレーキ、ステアリング、トランスミッション等の走行に用いられる駆動部を具備する。また、自動車2100は、それらの制御ユニットを含む。制御ユニットは、主制御部2113の制御信号に基づいて、対応する駆動部を制御する。
本実施例に用いられた撮像システムは、自動車に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
以上に説明した通り、自動車の実施例において、撮像装置2102には、実施例1〜6のいずれかの撮像装置が用いられる。このような構成によれば、移動体において、画質の低下を抑制すること、あるいは、信号読み出し方法の自由度を向上させることができる。
100、101 フォトダイオード
120、121 選択トランジスタ
130、131 増幅トランジスタ
80、81 画素
150 接続トランジスタ
165、166 出力線

Claims (23)

  1. 光電変換部、前記光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタ、および、前記増幅トランジスタのソースと出力線とを接続する選択トランジスタをそれぞれが備える複数の画素と、
    ゲートへ供給される信号によって導通状態が制御される2つのノードを含む接続トランジスタを備え、
    前記2つのノードの一方は、前記複数の画素に含まれる第1の画素の増幅トランジスタのソースに接続され、
    前記2つのノードの他方は、前記複数の画素に含まれる第2の画素の増幅トランジスタのソースに接続さ
    前記第1の画素の前記増幅トランジスタのソースと前記第2の画素の前記増幅トランジスタのソースとが、それぞれ対応する前記選択トランジスタを介して、共通の出力線に接続される、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の画素、および、前記第2の画素は、1つの画素列に含まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の画素および前記第2の画素から信号を出力する時に、前記接続トランジスタがオンであり、かつ、前記第1の画素の前記選択トランジスタがオンであり、かつ、前記第2の画素の前記選択トランジスタがオンである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の画素に含まれる第3の画素の前記光電変換部が、前記第1の画素の前記光電変換部と前記第2の画素の前記光電変換部との間に配され、
    前記接続トランジスタがオンである時に、前記第3の画素の前記増幅トランジスタのソースは、前記第1の画素の前記増幅トランジスタのソース、および、前記第2の画素の前記増幅トランジスタのソースから遮断されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の画素と、前記3の画素とが、第1の画素ユニットを構成し、
    前記第1の画素の前記増幅トランジスタは、前記第3の画素の光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力し、
    前記第2の画素と、前記複数の画素に含まれる第4の画素とが、第2の画素ユニットを構成し、
    前記第2の画素の前記増幅トランジスタは、前記第4の画素の光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力し、
    前記第1の画素、前記第2の画素、前記第3の画素、および、前記第4の画素は、1つの画素列に含まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記第3の画素の前記光電変換部は、前記第1の画素の前記光電変換部と前記第2の画素の前記光電変換部との間に配され、
    前記第2の画素の前記光電変換部は、前記第3の画素の前記光電変換部と前記第4の画素の前記光電変換部との間に配される、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記3の画素の前記光電変換部が、前記第1の画素の前記光電変換部と前記第2の画素の前記光電変換部との間に配され、
    前記接続トランジスタがオンである時に、前記第3の画素の前記増幅トランジスタのソースは、前記第1の画素の前記増幅トランジスタのソース、および、前記第2の画素の前記増幅トランジスタのソースから遮断されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の画素の前記選択トランジスタのゲートに接続された第1の制御線と、前記第2の画素の前記選択トランジスタのゲートに接続された第2の制御線とは、電気的に分離されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記第1の画素および前記第2の画素から信号を出力する時に、前記接続トランジスタがオンであり、かつ、前記第1の画素の前記選択トランジスタがオンであり、かつ、前記第2の画素の前記選択トランジスタがオフである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記接続トランジスタの閾値電圧は、前記第1の画素の前記選択トランジスタの閾値電圧、および、前記第2の画素の前記選択トランジスタの閾値電圧より低い、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の画素の増幅トランジスタのソースと、前記複数の画素に含まれる前記第1および第2の画素とは別の画素の前記増幅トランジスタのソースとを接続する第2の接続トランジスタを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の画素および前記第2の画素から信号を出力する時に、前記接続トランジスタがオンであり、かつ、前記第2の接続トランジスタがオフである、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記接続トランジスタに接続された配線と前記出力線との間に配された配線を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の撮像装置。
  14. 前記第1の画素と前記第2の画素に同じ色のカラーフィルタが配される、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の撮像装置。
  15. 前記第1の画素の前記増幅トランジスタおよび前記第2の画素の前記増幅トランジスタの両方に電流を供給する電流源を備え
    前記接続トランジスタがオンである時に、前記電流源の供給する電流の一部が前記第1の画素の前記増幅トランジスタへ流れ、前記電流源の供給する電流の別の一部が前記第2の画素の前記増幅トランジスタへ流れる、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の撮像装置。
  16. 前記接続トランジスタがオンの状態で前記出力線に出力された信号に対して、アナログデジタル変換を行うアナログデジタル変換回路を備える、
    ことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記第1の画素の前記増幅トランジスタまたは前記第2の画素の前記増幅トランジスタと、前記電流源とがソースフォロア回路を構成する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記複数の画素のそれぞれは、前記光電変換部の電荷を転送する転送トランジスタと、前記増幅トランジスタの入力ノードの電圧をリセットするリセットトランジスタを含み、
    前記第1の画素および前記第2の画素は、前記接続トランジスタがオンした状態で、前記リセットトランジスタが前記入力ノードの電圧をリセットした状態のリセット信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記光電変換部が配された半導体基板と、
    前記半導体基板の第1の面に配されたレンズと、
    前記半導体基板の前記第1の面とは反対の第2の面に配され、前記接続トランジスタに接続された制御線と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の撮像装置。
  20. 光電変換部、前記光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタ、および、前記増幅トランジスタのソースと出力線とを接続する選択トランジスタをそれぞれが備える複数の画素と、
    前記複数の画素に含まれる第1の画素の前記選択トランジスタと、前記複数の画素に含まれる第2の画素の前記選択トランジスタとの両方がオンしているときに、前記第1の画素の前記選択トランジスタおよび前記第2の画素の前記選択トランジスタとは並列に、前記第1の画素の増幅トランジスタのソースと前記第2の画素の増幅トランジスタのソースとを接続する選択トランジスタと、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  21. 請求項1乃至20のいずれか一項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力された信号を処理して画像信号を取得する処理装置と、を備えた撮像システム。
  22. 移動体であって、
    請求項1乃至20のいずれか一項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力された信号に対して処理を行う処理装置と、
    前記処理の結果に基づいて前記移動体を制御する制御手段と、を有することを特徴とする移動体。
  23. 光電変換部、前記光電変換部で生じた電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタ、および、前記増幅トランジスタのソースと出力線とを接続する選択トランジスタをそれぞれが備える複数の画素と、
    ゲートへ供給される信号によって導通状態が制御される2つのノードを含む接続トランジスタを備え、
    前記2つのノードの一方は、前記複数の画素に含まれる第1の画素の増幅トランジスタのソースに接続され、
    前記2つのノードの他方は、前記複数の画素に含まれる第2の画素の増幅トランジスタのソースに接続され、
    前記接続トランジスタの閾値電圧は、前記第1の画素の前記選択トランジスタの閾値電圧、および、前記第2の画素の前記選択トランジスタの閾値電圧より低い、
    ことを特徴とする撮像装置。
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