JP6815874B2 - 振動発生装置、および電子機器 - Google Patents

振動発生装置、および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6815874B2
JP6815874B2 JP2017006755A JP2017006755A JP6815874B2 JP 6815874 B2 JP6815874 B2 JP 6815874B2 JP 2017006755 A JP2017006755 A JP 2017006755A JP 2017006755 A JP2017006755 A JP 2017006755A JP 6815874 B2 JP6815874 B2 JP 6815874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibration motor
event
motor
smartphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017006755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017208067A (ja
Inventor
飯野 朗弘
朗弘 飯野
政雄 春日
政雄 春日
潤 篠原
潤 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to TW106113969A priority Critical patent/TWI731966B/zh
Priority to US15/581,630 priority patent/US10827080B2/en
Priority to KR1020170059068A priority patent/KR102301451B1/ko
Priority to CN201710343163.3A priority patent/CN107422846B/zh
Publication of JP2017208067A publication Critical patent/JP2017208067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6815874B2 publication Critical patent/JP6815874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/016Input arrangements with force or tactile feedback as computer generated output to the user
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/06Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa
    • H02K7/061Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa using rotary unbalanced masses
    • H02K7/063Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa using rotary unbalanced masses integrally combined with motor parts, e.g. motors with eccentric rotors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/02Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone
    • H04M19/04Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone the ringing-current being generated at the substations
    • H04M19/047Vibrating means for incoming calls

Description

本発明は、振動発生装置、および電子機器に係り、たとえば、スマートフォンや携帯電話、自動車内等におけるスイッチ機能を有するタッチパネルなどの情報電子機器において振動を利用して情報を伝達する技術に関する。
近年、携帯電話やスマートフォン、タブレット、自動車内等におけるスイッチ機能を有するタッチパネルといった情報電子機器において、振動を利用して様々な情報を与えるようになってきている。
たとえば、電話やメールの着信を振動で報せたり、設定した時刻の到来を振動で報せたりする他に、情報電子機器のディスプレイ上またはディスプレイ上に配置された各種ボタンにユーザが接触した際に、その動作確認として振動が利用されている。
また、ゲーム機などの電子機器において、ゲームの利用最中に発生するアクションやイベント事項に連動する様々な触覚を当該ゲーム機のユーザに与えるために、当該アクションやイベントに連動した様々な振動を発生させる技術が用いられている。
特許文献1には、上述したような振動を発生させる技術として、回転型のモータの回転軸に偏心錘が固定された振動モータを使用する技術について記載されている。
また、特許文献2には磁石に固定された錘をコイルの磁力により往復運動(振動)させるリニヤ型の振動モータを使用する技術について記載されている。
特開2016−7114号公報 特開2015−112013号公報
振動モータにおける上述したような様々な状況を報知するための振動のうち、たとえば、振動元である電子機器をユーザが所持していない状況下でも起こる可能性がある「着信を報せるための振動」は、着信をユーザに気付かせるために比較的大きい振動である必要がある。このような大きな振動を発生させるためには、振動モータに大きな偏心錘を配設する必要がある。しかしながら、偏心錘を大きくするとそれだけ振動モータの応答性能は低下する。
一方、振動元である電子機器をユーザが所持している状態下で起こる可能性が高い、入力動作やゲーム中の触覚を報せるための「動作確認のための振動」は、ユーザと電子機器が接触している可能性が高いので、前述した「着信を報せるための振動」ほどの大きな振動である必要がないことが多い。
仮に、上述したような大きな偏心錘を備える振動モータによって「動作確認のための振動」を発生させようとすると、入力動作の一例であるディスプレイを触った指の瞬時の動きに即座に応じた振動を発生させる応答性が不十分だったり、あるいはゲーム中の様々な微細な触感を瞬時に振動で伝えることが困難であった。
また、大きな偏心錘を備える振動モータの応答性を高めようとすると、膨大な消費電力が必要になってしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、消費電力が過大になることなく、様々な状況に応じた様々な振動を発生することを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、第1の錘を備え、当該第1の錘を回転もしくは往復動作させて振動を発生する第1振動モータと、第2の錘を備え、当該第2の錘を回転もしくは往復動作させて振動を発生し、前記第1振動モータよりも時定数の小さな第2振動モータと、第1イベントに対応させてオン区間/オフ区間の組み合わせを繰り返した第1駆動パルスで前記第1振動モータを駆動し、当該第1イベントとは異なる第2イベントに対応させてオン区間/オフ区間の組み合わせを繰り返した第2駆動パルスで前記第2振動モータを駆動する振動制御手段と、
を備え、前記第1駆動パルスのオン区間は前記第2駆動パルスのオン区間よりも長いことを特徴とする振動発生装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記第2の錘は前記第1の錘よりも重量が少ないことを特徴とする請求項1に記載の振動発生装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記第1振動モータは回転型のモータであり、前記第2振動モータはリニヤ型のモータであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の振動発生装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記第1振動モータと、前記第2振動モータは、前記第1振動モータにより発生する振動方向と、前記第2振動モータにより発生する振動方向が、非平行状態になるように配設されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1の請求項に記載の振動発生装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記請求項1から請求項4のいずれか1の請求項に記載の振動発生装置と、自端末への着信を検知する着信検知手段、または、受け付けた設定時刻の到来を検知する設定時刻到来検知手段の少なくともいずれか1つと、接触や押圧により入力を受け付ける入力受付手段と、を備える電子機器であって、前記第1イベントは、前記着信検知手段が検知した自端末への着信、または、前記設定時刻到来検知手段が検知した設定時刻の到来の少なくともいずれか1つであり、前記第2イベントは、前記入力受付手段が受け付けた接触や押圧であることを特徴とする電子機器を提供する
(6)請求項6に記載の発明では、前記第1振動モータと前記第2振動モータに各々対応させる前記第1イベントおよび前記第2イベントの、設定や変更を受け付ける対応イベント設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の電子機器を提供する
(7)請求項7に記載の発明では、前記入力受付手段はタッチパネルであることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電子機器を提供する
本発明によれば、錘が異なる複数の振動モータを備えることにより、様々な状況に応じた適切な振動を、消費電力が過大になることなく発生することが可能な振動発生装置および電子機器を提供することができる。
電子機器(スマートフォン)の外観構成略図である。 電子機器(スマートフォン)の構成図である。 振動モータの外観構成略図である。 振動発生装置を説明するための図である。 振動発生装置の変形例を説明するための図である。 振動発生装置に係る振動パターンを説明するための図である。 振動発生装置に係る振動状態を説明するための図である。 振動発生装置に係る振動状態の変形例を説明するための図である。 振動発生装置に係る振動の動作を説明するためのフローチャートである。 振動発生装置に係る振動の動作を説明するためのフローチャートである。 振動発生装置に係る振動の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の振動発生装置および電子機器における好適な実施の形態について、図1から図11を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態に係る電子機器は、各々の重さが異なる偏心錘を有する2つの振動モータを備え、大きな振動による報知が必要あるいは効果的とされるイベントが発生したことおよび/または発生していることを報知する場合には、重い方の偏心錘を有する第1振動モータを駆動する。
一方、即応性や応答性能が必要とされるイベントが発生したことおよび/または発生していることを報知する場合には、軽い方の偏心錘を有する第2振動モータを駆動する構成にする。
なお、重い方の偏心錘を利用して報知するイベントを第1イベントとする。
この第1イベントには、たとえば、以下の状況が含まれる。
(i)着信
(ii)アラームが設定された時刻の到来
(iii)ゲームの中で発生する大きなまたは重要なアクション・動き
また、軽い方の偏心錘を利用して報知するイベントを第2イベントとする。
この第2イベントには、たとえば、以下の状況が含まれる。
(iv)電子機器の画面を接触や押圧して行う入力動作の確認
(v)ゲームの中で発生する小さなアクション・動き
また、第1振動モータと第2振動モータは、どちらの振動モータを何のイベントに対応させるかを選択可能に構成する。
この構成により、「大きな振動」、および、「起動時の消費電力を抑えつつ高い応答性能をもつ小さな振動」という種類の異なる振動を、様々な状況に応じて発生させることができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態が適用されるスマートフォン1の外観構成略図である。
本実施形態では、電子機器の一例として、図1(a)に示したスマートフォン1を用いて説明する。
筐体2は、スマートフォン1の外形を構成する筐体であり、図示しない加速度センサやジャイロスコープ、バッテリ、各種電子回路が内蔵されている。
また、筐体2のいずれかの側面などには、図示しない電源スイッチが配設される。電源スイッチは、電源からスマートフォン1の各部に対するすべての電源供給を切断するスイッチであり、電源スイッチの操作により電源オン状態と電源オフ状態とが切り替わる。
タッチパネル8は、ユーザが専用の棒状部材や自身の指先を利用して行った接触あるいは押圧を検知したり、接触や押圧により行われた入力作業を受け付ける装置である。
ここで、「ユーザ」に関して、以後の説明において特に区別しない場合は、スマートフォン1を操作するユーザを指しているものとする。
なお、本実施形態は、図1(b)に示した携帯電話1aや、図1(c)に示したゲーム機器1b、あるいは、図示しないが体温計や時計、タブレット端末などにも適用することができる。
たとえば、上述したタッチパネル8は他にも様々な入力ボタンなどに適用することができ、携帯電話1aであれば、テンキー8aが外部からの接触による入力作業を受け付けるように構成すればよい。
あるいは、ゲーム機器1bであれば、コントローラーの操作ボタン8bが外部からの接触による入力作業を受け付けるように構成すればよい。また、傾きを検知する傾斜センサや加速度センサを備える構成にし、ゲーム中におけるゲーム機器1bの傾斜変化を検知して、臨場感を与えるための振動を発生させる構成にすることもできる。
図2は、本実施形態が適用されるスマートフォン1の構成図である。
図2に示されるように、本実施形態のスマートフォン1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、記憶部40、通信制御部50、アラーム60、第1振動モータ71、第2振動モータ72、そして入出力部80などにより構成され、バス90で各々接続される。
CPU10は、スマートフォン1の中央処理装置であり、ROM30や記憶部40に保存された種々の制御プログラムによって、RAM20上で様々な数値計算や情報処理、機器制御などを行う。本実施形態では、記憶部40内の振動制御プログラム41によって第1振動モータ71および第2振動モータ72の制御に係わる各種演算を行う。
また、CPU10は、後述する通信制御部50から出力される情報をもとに、他端末からの着信を検知する着信検知手段として機能する。
さらに、CPU10は、後述する時計61から取得する日時情報をもとに、ユーザなどから受け付けたアラーム時刻の到来を検知する設定時刻到来検知手段として機能する。
あるいは、スマートフォン1に、書き込みや取り消しなどの登録が可能なカレンダー機能を持たせれば、カレンダー機能と連携した設定時刻到来の検知を行う構成にすることができる。つまり、CPU10を、登録された情報と時計61から取得する日時情報をもとに、登録した日やイベントが到来したことを検知する構成にすることができる。または、到来した時機の検知に限らず、到来の一日前、数日前、一週間前といった、これから到来することを検知する構成することもできる。
記憶部40は、スマートフォン1のCPU10に各種機能を実行させるための種々のプログラムや、CPU10の演算結果を記憶する装置である。
本実施形態では、記憶部40には、振動制御プログラム41、音制御プログラム42、そして設定情報データベース43などが保存される。
振動制御プログラム41は、第1振動モータ71や第2振動モータ72を制御して振動を発生させる動作に関わるプログラムである。なお、この振動制御プログラム41に従った動作は後述する。
音制御プログラム42は、たとえば着信の時機やアラーム時刻が到来した時機などに、報知のために音を発生させる動作に関わるプログラムである。
設定情報データベース43は、振動による報知のオン・オフ設定や、後述する振動パターンに係る設定、またユーザから受け付けたアラーム時刻などの情報を記憶・保存するデータベースである。
通信制御部50は、スマートフォン1が他の機器と通話をするための構成を備えている。本実施形態では、通信制御部50は、他端末から着信を受けるとCPU10へ着信情報を出力する。
なお、通信制御部50を、通常の音声通話として構成するか、あるいは、インターネットを利用したIP電話として構成するかは、適宜、設計可能である。
さらに、通信制御部50は、メールを着信および送信する機能を有し、当該着信および送信に係る情報についてもCPU10へ出力する。
アラーム60は、設定時刻到来検知手段として機能したCPU10からの情報をもとに、アラーム時刻にスピーカ(不図示)から音を出力してアラーム時刻の到来を報知する装置である。
時計61は、日時情報として現在の日時を年月日時分秒の単位で計測する装置である。
実施形態では、日時情報は時計61からCPU10へ所定タイミング毎に供給される。
第1振動モータ71と第2振動モータ72(または後述の第2振動モータ73)は、振動オン設定がなされている場合にスマートフォン1に振動を発生させる振動発生装置として機能する。
なお、各振動モータの詳細については後述する。
入出力部80は、情報入力のためのタッチパネル8と、表示を行うための液晶表示部82から構成され、入力受付手段として機能する。
タッチパネル8は、ユーザによる操作用の棒状部材や自身の指先を利用した接触あるいは押圧を検知することで、スマートフォン1に対する操作をユーザから受け付ける。
液晶表示部82は、ユーザにより入力された入力情報の確認画面である。また、ユーザにより入力されたデータに基づいてCPU10が演算処理した結果である出力情報を表示する画面である。
バス90は、上述した各構成を接続し、スマートフォン1内で各々のデータを交換するための共通の経路である。
図3は、本実施形態が適用されるスマートフォン1に配設される第1振動モータ71、第2振動モータ72(73)の外観構成略図である。
図3(a)は、第1振動モータ71の外観構成略図である。
図3(b)は、第2振動モータ72の外観構成略図である。
図3(c)は、第2振動モータの変形例である第2振動モータ73の外観構成略図である。
まず、図3(a)を用いて第1振動モータ71について説明する。
第1振動モータ71は、少なくともモータ710と第1偏心錘711から構成される振動モータである。
モータ710の内部には軸受が固定されており、この軸受によって回転軸が回転可能に軸支される。そして、モータ710の回転軸に第1偏心錘711が固定される。
本実施形態では、着信やアラーム時刻の到来を報せるために、この第1振動モータ71を使用する。
次に、図3(b)を用いて第2振動モータ72について説明する。
第2振動モータ72は、少なくとも第1振動モータ71と同じ規格のモータ710と、第1偏心錘711よりも半径が小さい第2偏心錘712を有する。この構成により、第2振動モータ72の第2偏心錘712は、第1振動モータ71の第1偏心錘711よりも重さが軽くなる。このため、第1振動モータ71と第2振動モータ72は時定数が異なる構成になる。
本実施形態では、ユーザがスマートフォン1のタッチパネル8(入出力部80)を指で触り、当該接触による入力などをスマートフォン1が検知したことをユーザ自身に伝えるための報知用として、この第2振動モータ72を使用する。
この第2偏心錘712の重量を軽くする構成により、第2振動モータ72の時定数が小さくなる。すると、同じ電圧で第1振動モータ71と第2振動モータ72を駆動した場合、第2振動モータ72の方が応答性が良くなるとともに、特に振動起動時の消費電流を抑えることができる。
次に、図3(c)を用いて第2振動モータの変形例である第2振動モータ73について説明する。
第2振動モータ73は、少なくとも第1振動モータ71と同じ規格のモータ710と、第1偏心錘711の軸方向の長さが第1偏心錘711よりも短い第2偏心錘713を有する構成にする。この構成により、第2振動モータ73の第2偏心錘713は、第1振動モータ71の第1偏心錘711よりも軽くなる。このため、第1振動モータ71と第2振動モータ73は時定数が異なる構成になる。
なお、以下、第2振動モータ72のみを用いて実施形態を説明するが、全ての記載内容において第2振動モータ72に代えて第2振動モータ73を採用することが可能である。特筆しない場合は、第2振動モータ72の記載は第2振動モータ73についても併せて説明しているものとし、図については符号を付して説明を省略する。
上述した例では、第2振動モータ72に備わる第2偏心錘712の体積を小さくすることで、第1偏心錘711の重量よりも第2偏心錘712の重量が小さくなるように重さを調整したが、これに限られることはない。
たとえば、第1偏心錘711を製造する材料と、第2偏心錘712を製造する材料を違える構成にしてもよい。これにより、第1偏心錘711と第2偏心錘712が同じ体積であっても、第2偏心錘712の重量を第1偏心錘711の重量よりも軽く構成することができる。
あるいは、第2偏心錘712のみではなく、第2振動モータ72全体の大きさを第1振動モータ71の全体の大きさよりも小さくすることで、第1振動モータ71の重量よりも第2振動モータ72の重量を小さくし、第2振動モータ72の時定数を小さく設定できる範囲で第2振動モータ72のトルクが小さくなるように構成してもよい。
上述した構成により、本実施形態では、第1振動モータ71よりも第2振動モータ72のトルクを抑え、消費電力を抑えることができる。
このように、本実施形態では、第1振動モータ71を利用して大きな振動による報知を行う。一方、第1振動モータ71の偏心錘711よりも時定数が小さい第2振動モータ72を利用して、第1振動モータ71を利用した報知とは異なる報知を行う。
この構成により、大きな振動による報知を可能にしつつ、イベントの間隔が短く、イベントの発生と同時に振動させて報せる必要がある別のイベントに対しては即応性・応答性の高い振動による報知を可能にする。
本実施形態では、第1振動モータ71を利用して報知を行う第1イベントとして、着信(上述した「(i)」)およびアラーム時刻の到来(上述した「(ii)」)が設定されている場合を例に説明する。
なお、着信が第1イベントであれば、CPU10がスマートフォン1への着信を検知した時を第1イベント発生の時とし、当該第1イベント発生の時から着信が継続している期間を第1イベント報知期間とする。
また、アラーム時刻の到来が第1イベントであれば、CPU10がアラーム時刻の到来を検知した時を第1イベント発生の時とし、当該第1イベント発生の時から所定の期間を第1イベント報知期間とする。なお、この所定の期間は、イベント発生から1分間、3分間、5分間、などと予め設定されている構成にしてもよいし、あるいは、アラーム時刻の設定を受け付けるときなどに、ユーザから所定の期間の設定も受け付ける構成にしてもよい。
そして、本実施形態では、第2振動モータ72(73)を利用して報知を行う第2イベントとして、接触や押圧(上述した「(iv)」)が設定されている場合を例に説明する。この場合は、タッチパネル8が接触や押圧を検知した時を第2イベント発生の時とし、接触や押圧が行われている期間を第2イベント報知期間とする。
本実施形態に係るスマートフォン1では、「着信時にはスマートフォン1を振動させて報知する」という振動モードが設定されている。この設定は、スマートフォン1がユーザから「着信時:振動オン」などの設定を入出力部80を介して受け付け、当該設定情報を設定情報データベース43に記憶することでなされる。
この着信に対する振動設定がオンで記憶されている場合、本実施形態では、スマートフォン1は、着信を検知すると、第1振動モータ71を駆動させて振動を発生させる。
なお、以後、スマートフォン1が行う動作について、特に区別を必要としない場合はスマートフォン1のCPU10が行う動作と等しいものとして説明する。
同様に、本実施形態に係るスマートフォン1では、「アラーム時刻の到来時にはスマートフォン1を振動させて報知する」という振動モードが設定されている。この設定も、スマートフォン1がユーザから「アラーム:振動オン」などの設定を入出力部80を介して受け付け、当該設定情報を設定情報データベース43に記憶することでなされる。
このアラームに対する振動設定がオンで記憶されている場合、本実施形態では、スマートフォン1は、アラーム時刻の到来を検知すると、第1振動モータ71を駆動させて振動を発生させる。
同様に、本実施形態に係るスマートフォン1では、「タッチパネル8が接触や押圧を検知した場合にはスマートフォン1を振動させて報知する」という振動モードが設定されている。この設定も、スマートフォン1がユーザから「画面タッチ:振動オン」などの設定を入出力部80を介して受け付け、当該設定情報を設定情報データベース43に記憶することでなされる。
この画面タッチに対する振動設定がオンで記憶されている場合、本実施形態では、スマートフォン1は、画面上のタッチを検知すると、第2振動モータ72を駆動させて振動を発生させる。タッチとは、ユーザの指による押圧や接触と同じ意味で用いている。
なお、本実施形態では、上述した振動オン設定と振動オフ設定は、選択可能に構成される。
また、本実施形態では、第1イベントと第2イベントを上述した内容としたが、これに限られることはない。他にも、ユーザが所望する、振動とイベントの対応関係を適宜設定することが可能である。
その場合は、スマートフォン1の記憶部40の設定情報データベース43に、一般的に起こり得る、振動を利用して報知することが可能なイベントの一覧・テーブルを予め記憶しておくとよい。そして、ユーザがスマートフォン1の各種設定時に、各振動モータと各イベントの対応関係を選択して設定できるように構成すればよい。
あるいは、記憶部40に記憶しているイベント以外に、ユーザ独自のイベントの登録をユーザから受け付けることができる構成にし、当該イベントと各振動モータを組み合わせる設定を設定情報データベース43に記憶する構成にしてもよい。
スマートフォン1の利用シーンを鑑みると、タッチパネル8のタッチ(接触)や押圧といった第2イベントは、着信やアラーム時刻の到来時といった第1イベントよりも、より頻繁に発生する可能性が高い。すなわち、第2振動モータ72は第1振動モータ71よりも、より頻繁に駆動される可能性が高い。
このように使用頻度が高い第2振動モータ72について、第2偏心錘712の重量並びに慣性モーメントを小さくする、あるいは第2偏心錘712の重量並びに慣性モーメントを小さくするとともに第2振動モータ72のトルクを使用上問題ない範囲で小さくすることにより、第2振動モータ72を駆動させるために必要な消費電力を少なくすることができることから、スマートフォン1全体としての消費電力低減効果をよりいっそう高めることができる。
以上では、着信時やアラーム時刻の到来時には振動の大きな第1振動モータ71を駆動させて振動を発生させることを中心に説明した。しかしながら、ユーザがスマートフォン1を、ポケットに入れて直接は身につけていない場合や、机上に置いている場合や、あるいは、手に持って操作している場合には、スマートフォン1の大きな振動は必要とされないことが多い。むしろ、机上に置いてある状態で発生したスマートフォン1の大きな振動は、机とスマートフォン1の接触でユーザにとって不快な音を発生させる原因になり得る。また、ユーザが手に持った状態におけるスマートフォン1の大きな振動は、操作中のユーザにとって必要以上の振動となり、ユーザに驚きや不快感を与える原因になり得る。
このような場合を想定し、スマートフォン1は、着信時やアラーム時刻の到来時に第2振動モータ72を駆動させるというユーザからの選択を受付可能とする。これにより、ユーザや周囲の人が不快な思いをすることを解消するとともに消費電流の低減を図ることができる。
あるいは、ユーザからの選択に代えて、スマートフォン1が備える図示しないセンサがスマートフォン1の姿勢を検知し、当該検知結果に基づき、ポケットに入れている(垂直置き状態)か、机上においている、もしくは手に持っている(水平置き状態)かをスマートフォン1が判断し、着信時やアラーム時刻の到来時に第2振動モータ72の駆動を選択するようにしてもよい。
(各振動モータの配置)
上述した第1振動モータ71および第2振動モータ72は、以下のようにスマートフォン1に内蔵される。
図4は、本実施形態が適用されるスマートフォン1が備える振動発生装置を説明するための図である。
なお、点線mは第1振動モータ71の回転軸軸線を、そして点線nは第2振動モータ72の回転軸軸線を、各々仮想軸線として表している。
図4に示すように、第1振動モータ71と第2振動モータ72は、一例として電子回路などの基板700に載置され、たとえばクリーム半田によって固定されることで基板700の表面に実装される。
その際、第1振動モータ71は、回転軸軸線(点線m)が基板700の厚み方向と一致するように基板700に固定される。且つ、第2振動モータ72は、回転軸軸線(点線n)が基板700における固定面と平行になるように、基板700に固定される。
なお、図4に示した例では、第1振動モータ71の回転軸軸線(点線m)と第2振動モータ72の回転軸軸線(点線n)のなす角が直角であるが、必ずしも直角を形成するように配設する必要はない。
従って、第2振動モータ72は、このように液晶表示部82のパネル面と平行な方向に回転軸軸線(点線n)をとった状態で液晶表示部82の裏側に固定されるのが好ましい。
このような配置、すなわち第2振動モータ72により発生する振動の方向が液晶表示部82の面に対して垂直な(つまり、液晶表示部82(パネル)を撓ませる)方向とすることにより、第2振動モータ72により発生する振動は、小さくとも液晶表示部82を効率良く振動させることが可能となる。
また、基板700上の配置は、図4に示した位置関係に限らない。たとえば、基板700が矩形であれば、対角線上に配置してもよいし、あるいは短手方向や長手方向に並列して配置してもよい。基板700が略円形であっても、様々な位置関係で配置することができる。
あるいは、上記とは逆に、第2振動モータ72の回転軸軸線(点線n)が基板700の厚み方向と一致し、且つ、第1振動モータ71の回転軸軸線(点線m)が基板700における固定面と平行になるように、両振動モータが基板700に固定される構成にしてもよい。
いずれの場合も、基板700は、基板700の厚み方向とスマートフォン1の厚み方向が一致するようにスマートフォン1に配設される。このように配設することで、基板700における第1振動モータ71および第2振動モータ72が配設される配置面と、液晶表示部82の表示面が略平行になる。この構成により、第1振動モータ71および第2振動モータ72による振動が基板700を介して液晶表示部82へ伝わる。
このように、本実施形態に係るスマートフォン1は、第1振動モータ71の回転軸がスマートフォン1の液晶表示部82の表示面と垂直になるよう配設される。一方、第2振動モータ72の回転軸がスマートフォン1の液晶表示部82の表示面と平行になるよう配設される。
また、第1偏心錘711と第2偏心錘712は、基板700に対する配設方向が各々異なるように配設される。すると、各々の偏心錘の振動が基板700へ伝わって発生する基板700(液晶表示部82の表示面)の振動方向も各々異なる。その結果、スマートフォン1が第1振動モータ71を振動させて発生させる振動の方向と、第2振動モータ72を振動させて発生させる振動の方向を異ならせることができる。
この構成により、スマートフォン1における振動の方向・振動の伝わり方を、第1イベント報知時と第2イベント報知時とで違えることができる。つまり、各々の振動の違いによって、発生したイベントをより区別しやすくすることができる。
また、仮に、第1イベントと第2イベントが略同時に発生して第1振動モータ71と第2振動モータ72を同時に駆動する場合が考えられる。その場合、各振動モータによるスマートフォン1の振動方向の違いから、それらの組合せによって、伝わり方が異なる様々な振動を発生させることができる。
このように、本実施形態では、スマートフォン1が発生させる振動のバリエーションが増えるので、ユーザに対して振動を利用して伝え得る情報を多様化することができる。
(変形例)
図5は、上述した本実施形態の変形例を説明するための図である。
図5(a)(b)に示すように、第1振動モータ71および第2振動モータ72の回転軸の軸線は、ともに、基板700における固定面と平行になるように、且つ、第1振動モータ71の回転軸軸線(点線m)と第2振動モータ72の回転軸軸線(点線n)が角度を有するように、基板700に固定される。
なお、図5(a)に示したように、両振動モータ(71、72)は、両軸線(点線m、点線n)によって形成される角度が略直角になるように配設されることがより好ましい。
このように、本変形例に係るスマートフォン1は、第1振動モータ71および第2振動モータ72の回転軸が、ともに、スマートフォン1の液晶表示部82の表示面と平行になるよう配設される。
このため、スマートフォン1の厚みを厚くすることなく、効率的に振動を発生させることができる。
あるいは、図5(c)に示したように、第1振動モータ71および第2振動モータ72の回転軸の軸線方向が、ともに、基板700の厚み方向と一致するように固定されて配設してもよい。
ところで、以上では第1振動モータ71と第2振動モータ72を回転軸に対して重心を偏心させた偏心錘を回転させる回転型のモータを例に説明したがこれに限られるものではない。何れか一方もしくは両方のモータを、錘を水平方向(一軸方向)に往復動作させるリニヤ型のモータとしても構わない。このリニヤ型のモータには電磁力で駆動される電磁型のリニヤモータや、圧電素子の変形で振動を発生するタイプも含まれる。
何れか一方のモータをリニヤ型のモータとする場合には第2振動モータ72をリニヤ型のモータとすることが望ましい。この場合も第1振動モータ71の時定数よりも第2振動モータ72の時定数の方が小さく、応答性が良いことが好ましい。
人が振動を効率的に感じるとされる周波数の上限は150Hz程度であるが、錘とばねで等価的に構成されるリニヤ型モータの場合、この150Hzで振動(共振)させようとすると、大きな振動力を得るには回転型のモータに比べて大型化してしまう。一方、比較的小さな振動力で済む場合には、リニヤ型のモータは小型で応答性に優れた特性を得られるため、本発明における第2振動モータ72をリニヤ型のモータとするのが有効である。
この際のリニヤ型のモータによる振動方向はタッチパネルの面内方向(水平方向)、即ちユーザのタッチパネルに対する指圧の方向と直交する方向であることが好ましい。これによればラテラルフォースフィールド現象を利用することも可能で、振動によりユーザの指に様々な感覚を与えることも可能となる。従って、ユーザがタッチパネルを指で触り、当該接触による入力をユーザ向けに伝える際には、様々な感覚を伝えることが出来る。
同様の考えから、図4における第1振動モータ71と第2振動モータ72の役割を逆にすることも有効である。即ち図4では第1振動モータ71は回転軸軸線(点線m)が基板700の厚み方向と一致するように配置され、第2振動モータ72は回転軸軸線(点線n)が基板700における固定面と平行になる様に配置されていたが、第1振動モータ71を回転軸軸線(点線n)が基板700における固定面と平行になる様に配置し、第2振動モータ72は回転軸軸線(点線m)が基板700の厚み方向と一致するように配置しても良い。但し、ここで第2振動モータ72は回転軸軸線方向の長さが外径の長さよりも短い扁平型のモータであることが望ましい。このような扁平型のモータでは電子機器の厚みを抑え薄型化が可能である。また、電子機器においては厚みに対してこれと直交する方向の面内、即ち基板700の面内方向には比較的スペースをとれるため、第2振動モータ72の外径が多少大きくなっても問題はない。第2振動モータ72の外径を(第1振動モータ71よりも)大きくすることでトルクを大きくすることが可能であり、(第1振動モータ71よりも)応答性を速くすることが可能となる。従って、ユーザがタッチパネルを指で触り、当該接触による入力をユーザ向けに伝える際にはユーザの指の接触に応じて瞬時に応答することが出来る。勿論、第2振動モータの錘の重量を軽くすることも有効である。
(振動パターン)
図6は、振動発生装置に係る振動パターンを説明するための図である。
図6(a)には、第1振動モータ71の代表的な振動パターンが示されている。
本実施形態では、第1イベントには、着信やアラームといった、イベント発生からの報知継続期間が比較的長いイベントを対応させている。
そこで、スマートフォン1は、第1イベントを報知している間(以後、第1イベント報知期間)、第1振動モータ71の電源を一定期間オンに制御してオン区間を設け、その後、一定期間オフに制御してオフ区間を設ける。このオン区間/オフ区間の組合せを組合せP1とすると、スマートフォン1は、第1イベント報知期間に、当該組合せP1が繰り返されるように第1振動モータ71を制御する。
図6(b)には、第2振動モータ72の代表的な振動パターンが示されている。
本実施形態では、第2イベントには、接触や押圧といった報知し続ける期間が比較的短いイベントを対応させている。
そこで、スマートフォン1は、パターンAに示したように、第2イベントを報知している間(以後、第2イベント報知期間)、第2振動モータ72の電源を一定期間オンに制御してオン区間を設け、その後、当該電源オンに制御した期間よりも長い期間、電源オフに制御してオフ区間を設ける。このオン区間/オフ区間の組合せを組合せP2とすると、スマートフォン1は、第2イベント報知期間に、当該組合せP2が繰り返されるように第2振動モータ72を制御する。
また、パターンBに示したように、スマートフォン1は、第2イベント報知期間に、第2振動モータ72の電源を一定期間頻繁にオン/オフを切り換える(たとえば、0.5秒のオン区間中に、約3から5回切り換える)制御を行うことで短いオン/オフ周期を有するオン区間を設け、その後、当該オン区間よりも長い一定の期間をオフに制御してオフ区間を設ける組合せP3にしてもよい。なお、通常のオン/オフの切替は、オン区間が0.5秒から1秒、オフ区間が0.5秒から1秒を、交互に繰り返す。
あるいは、パターンCに示したように、第2イベント報知期間に、第2振動モータ72の電源のオン/オフを頻繁に切り換える制御をし続ける構成にしてもよい。
なお、図6のいずれの場合も、電源のオン(振動中)を示す山とオフを示す谷の数は一例であって、図示した限りではない。
あるいは、上述したようなオン/オフの組合せによる振動パターンを有する構成ではなく、第1振動モータ71であっても第2振動モータ72であっても、各イベントの発生とともに各振動モータの電源をオンにし、その後イベントを報知している間常に駆動し続ける構成にしてもよい(不図示)。
また、上述した振動パターンは設定情報データベース43(図2)に記憶されており、同じく記憶されている各イベントと紐付けられるように構成する。その場合は、各イベントと各振動パターンの対応をユーザから受け付けて記憶する構成にしてもよい。あるいは、各振動パターンと各イベントとの対応付けが、予めスマートフォン1に設定されている構成にしてもよい。
スマートフォン1が第1イベントと第2イベントを検知して報知するにあたり、両イベントの発生時機や報知期間が重ならない場合は、上述した振動パターンのうちいずれかの振動パターンによる振動で、各イベントの報知を各振動モータが行えばよい。
本実施形態では、スマートフォン1は、第1イベントと第2イベントを重複して検知した場合、各イベントを各々報知する各振動モータを次のように調整する。すなわち、一方のイベントに基づく報知中に他方のイベントを検知した場合、スマートフォン1は、検知した他方のイベントの報知に関して次の2つの調整のいずれかを行う。
なお、第1イベントと第2イベントとが重複して発生する場合とは、たとえば、「着信の検知(第1イベント)と同タイミングで、タッチパネル8上がタッチされた(第2イベント)」という状況が考えられる。
第1調整は、第1振動モータ71と第2振動モータ72のオン区間の重複を避ける調整である。この調整では、スマートフォン1は、後に検知した他方のイベントに係るオン区間の開始が、先に検知した一方のイベントに係るオフ区間となるように、後に検知した他方のイベントを報知する振動モータを制御する。
第2調整は、第1振動モータ71と第2振動モータ72の、一方のオフ区間と他方のオン区間の重複を避ける調整である。この調整では、スマートフォン1は、後に検知した他方のイベントに係るオン区間の開始が、先に検知した一方のイベントに係るオン区間となるように、後に検知した他方のイベントを報知する振動モータを制御する。
なお、第1イベントと第2イベントを重複して検知しても、スマートフォン1が上述したような第1調整や第2調整を行わず、先に発生した一方のイベントに係るオン区間・オフ区間に関係なく、他方のイベントに係るオン区間を開始する(無調整)構成にしてもよい。
図7は、上述した第1調整、第2調整、および無調整に関する各振動モータの振動状態を説明するための図である。
まず、第1調整の場合について説明する。
図7(a)には、スマートフォン1が、第1振動モータ71がオフ制御の時に第2振動モータ72をオン制御する例が図示されている。
図7(a)に示したように、スマートフォン1は、第1イベントに基づく第1振動モータ71の駆動(オン区間)中において、第2イベントが発生してもすぐには第2振動モータ72を駆動しない。すなわち、スマートフォン1は、第1振動モータ71と第2振動モ

ータ72のオン区間が重ならないように第2振動モータ72を制御する。
また、スマートフォン1は、第1振動モータ71のオフ制御後即座に第2振動モータ72をオン制御するのではなく、所定のタイムラグtaの後に第2振動モータ72をオン制御する。なお、スマートフォン1は、タイムラグtaを設けても、第1振動モータ71のオン区間と第2振動モータ72のオン区間とが重ならないよう、第2振動モータ72のオフ制御から次のオン制御までのクリアランスtbを制御する。
このタイムラグtaを設けることで、第1振動モータ71に基づく振動と第2振動モータ72に基づく振動が連続せず、振動がない区間ができるので、第1イベントの発生中に第2イベントが発生したこと/発生していることをユーザに正確に報せることができる。
なお、所定のタイムラグtaを設けず、第1振動モータ71をオフ制御した後にすぐ第2振動モータ72をオン制御する構成にしてもよい。
このように、図7(a)に示した例では、スマートフォン1は、第1振動モータ71と第2振動モータ72が並行して駆動している区間を設けない制御を行うので、並行して(同時に)駆動した場合にかかる最大消費電流を抑えることができる。
そのため、本実施形態では、スマートフォン1の電池へのダメージを低減して電池寿命を延ばすことができる。
次に、第2調整の場合について説明する。
図7(b)および(c)には、スマートフォン1が、第1振動モータ71がオン制御の時に第2振動モータ72をオン制御する例が図示されている。
図7(b)に示したように、第2イベントを検知した時機(第2イベント発生)が、第1イベントに基づく第1振動モータ71の駆動中(オン区間)である(オン区間)場合、スマートフォン1は第2イベントの検知と同時に第2振動モータ72を駆動する。この構成では、スマートフォン1は、第1振動モータ71のオン区間と第2振動モータ72のオン区間とが重なるよう、クリアランスtbを制御する。
また、図7(c)に示したように、第2イベントを検知した時機が、第1イベントに基づく第1振動モータ71の駆動中ではない(オフ区間である)場合、スマートフォン1は、第2イベントを検知してもすぐには第2振動モータ72を駆動せず、第1振動モータ71のオン区間と振動が重なるためのタイムラグtaを設ける。そしてタイムラグtaの後に第2振動モータ72を駆動する。
なお、図7(b)および(c)では、第2振動モータ72の振動パターンがパターンA(図6(b))である場合を例にとって説明したが、これに限られることはない。第2振動モータ72の振動パターンとしては、パターンB(図6(b))であっても同様に構成することができる。
このように、図7(b)および(c)で説明した例では、第2振動モータ72の第2偏心錘712が第1モータ71の第1偏心錘711よりも軽量であるため、第2振動モータ72の方が第1振動モータ71よりも応答性をよくすることができ、さらに、消費電流を大幅に消費することなく構成することが可能になる。
また、スマートフォン1は、第1振動モータ71および第2振動モータ72を並行して駆動する場合に、両者の振動パターンを違えることによって様々な振動を発生させることができる。そのため、第1イベントに基づく第1振動モータ71の駆動中に第2イベントに基づき第2振動モータ72を振動させても、振動の種類(パターン)や駆動タイミングの違いによって、異なるイベントが発生していることをユーザに効果的に報せることができる。
次に、無調整の場合について説明する。
図7(d)に示したように、スマートフォン1は、第1振動モータ71の駆動中に第2イベントを検知した場合でも、第1振動モータ71のオン区間・オフ区間に関係なく第2振動モータ72を駆動させる。そしてその後は、第1振動モータ71の駆動に関係なく、第2振動モータ72に対しては第2イベントに基づいた振動を発生させる。
なお、図7では、スマートフォン1が第1イベント(第1振動モータ71)を先に検知した状態で第2イベントを検知した場合について説明したが、第2イベントを先に検知した場合についても同様に適用可能である。
ただし、第1イベントに係るオン区間は第2イベントに係るオン区間よりも長いため、スマートフォン1は、さらに次のような制御を選択し得る構成にするとよい。
すなわち、スマートフォン1は、後で検知した第1イベントに係る振動に関しては、先に検知した第2イベントのオン区間が終了しても、第1イベントに対応付けられた振動パターンのオン区間の分だけ第1振動モータ71の振動を継続する。あるいは、後で検知した第1イベントに係る振動に関しても、第2イベントのオン区間の終了とともに、第1振動モータ71の振動を強制終了する。
同様に、図7(a)で説明した第1調整において、先に検知した第1イベントに係るオフ区間において第2イベントが検知された場合には、スマートフォン1は、第2振動モータ72を即座に駆動するが、第2イベントのオン区間において第1イベントのオフ区間が終了した場合も、第2イベントのオン区間を継続する場合と、強制終了させる場合のどちらも採用し得る。
図8は、上述した振動状態の変形例を説明するための図である。
同図で説明する変形例は、第1振動モータ71または第2振動モータ72のどちらか一方を優先的に駆動し、且つ、優先されていない他方を停止する場合の例である。
この変形例では、第1振動モータ71、第2振動モータ72に対して、各振動モータがオン状態か否かを常に監視する。そして、優先的に振動させるように設定されている振動モータを、駆動中の他方の振動モータを停止することで、優先的に駆動する制御を行う。
なお、この設定は、スマートフォン1が入出力部80を介してユーザから受け付け、設定情報データベース43に記憶する。または、スマートフォン1に、駆動を優先する(すなわち、イベントの発生が重なっても駆動を停止しない)振動モータが予め設定されている構成にしてもよい。さらに、予め設定されていて且つユーザからの変更設定を受け付け可能な構成にしてもよい。
図8は、一例として、第2振動モータ72が第1振動モータ71よりも優先して駆動されるように設定されている場合の駆動のタイミングが示されている。
なお、図8には、1つの第1イベント報知期間において、3つの異なる第2イベントが発生する例が示されている。この「1回目の第2イベント報知期間」、「2回目の第2イベント報知期間」、および「3回目の第2イベント報知期間」は、各々、図6(b)で説明した第2振動モータ72の振動パターンA、パターンB、またはパターンCのいずれかの振動パターンで、スマートフォン1が第2振動モータ72を振動させる期間に相当する。
スマートフォン1は、1回目の第2イベントを検知したとき(tA)に、第1振動モータ71がオフ(第1イベントは発生しているが、第1振動モータ71の振動パターンにおけるオフ区間)であれば、第2振動モータ72を駆動する。
一方、スマートフォン1は、2回目の第2イベントを検知したとき(tB)に、第1振動モータ71が駆動中(第1振動モータ71の振動パターンにおけるオン区間)であれば、第1振動モータ71の駆動を停止してから第2振動モータ72を駆動する。
なお、第1振動モータ71の駆動停止と第2振動モータ72の駆動の間に、図7で説明した所定のタイムラグtaを設ける構成にしてもよい。
そして、スマートフォン1は、2回目の第2イベントが終了したタイミング(tC)で第1イベントがまだ続いていた場合、第1振動モータ71を駆動する。
このように、本変形例では、スマートフォン1は、より優先順位の高いイベントを、振動によって正確にユーザに報せることができる。
次に、上述したスマートフォン1の動作について説明する。
図9は、本実施形態に係るスマートフォン1の振動の動作を説明するためのフローチャートである。
スマートフォン1のCPU10は、スマートフォン1の電源が入っている状態のもとでは、常時、所定のイベントの発生を監視している(ステップ5)。
なお、本実施形態における所定のイベントとは、上述したように、他端末からの着信(第1イベント)、アラーム時刻の到達(第1イベント)、タッチパネル8上の接触や押圧(第2イベント)である。
CPU10は、所定のイベントが発生していないと判断した場合(ステップ5;N)、発生の有無の監視を続ける。
一方、所定のイベントが発生したと判断すると(ステップ5;Y)、CPU10は、振動設定がオンに設定されているか否かを判断する(ステップ10)。この振動設定とは、何らかのイベントが発生した際にスマートフォン1を振動させる報知を実施するか否かの設定である。CPU10は、事前に入出力部80を介してユーザから受け付けた情報(振動設定オン・振動設定オフのどちらか)を設定情報データベース43に記憶しているので、設定情報データベース43を確認することで判断する。この振動設定は、スマートフォン1を利用する場所や時間などのTPOにあわせて、ユーザからの設定変更により設定の切り替えが可能である。なお、「振動設定オン」は振動を利用した報知を行うという設定であり、「振動設定オフ」は振動を利用した報知を行わないという設定である。
CPU10は、振動設定がオフに設定されていた場合(ステップ10;N)は音を利用して行う報知である通常報知処理を行い(ステップ20)、報知に関する処理を終了する。
一方、CPU10は、振動設定がオンに設定されていると判断すると(ステップ10;Y)、発生した所定のイベントが第1イベントか否かを判断する(ステップ30)。第1イベントか否かの判断は、たとえば、設定情報データベース43にイベントに関するリストや、どのイベントが第1イベント(または第2イベント)に対応するのかが分かる対応表を記憶しておき、確認することで行われる。
発生した所定のイベントが第1イベントだと判断すると(ステップ30;Y)、CPU10は、第1振動モータ71を駆動して振動を発生させる(ステップ40)。
そして、CPU10は、第1イベントが終了したか否かの監視を続け(ステップ50)、第1イベントが終了しない間(ステップ50;N)は、ステップ40に戻り第1振動モータ71を駆動し続ける。
一方、CPU10は、第1イベントが終了したと判断した場合(ステップ50;Y)は振動による報知処理を終了する。
CPU10は、発生した所定のイベントが第2イベントであると判断すると(ステップ30;N)、第2振動モータ72を駆動する(ステップ60)。これにより、スマートフォン1は、第2イベント発生時には第1振動モータ71による振動よりも小さい振動を発生させる。
そして、CPU10は、第2イベントが終了したか否かの監視を続け(ステップ70)、第2イベントが終了しない間(ステップ70;N)は、ステップ60に戻り第2振動モータ72を駆動し続ける。
一方、CPU10は、第2イベントが終了したと判断した場合(ステップ70;Y)は振動による報知処理を終了する。
なお、図9で説明した実施形態では、発生した1つのイベントに着目してその動作を説明したが、所定のイベントが発生しているか否かの監視(ステップ5)は常時行われる。それゆえ、連続して発生することが可能なイベントが、次々に、あるいは一定の間をおいて発生した場合には、各々のイベントに対してこの処理が行われる。
つまり、第1イベントが発生している最中に第2イベントが発生(または、第2イベントが発生している最中に第1イベントが発生)し、その結果、第1振動モータ71と第2振動モータ72を略同時に駆動する状態もあり得る。
図10は、本実施形態に係るスマートフォン1の振動の動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
図10で説明する実施形態は、特に、図7(a)で説明した振動の組合せの動作に相当し、スマートフォン1は、第1振動モータ71と第2振動モータ72が同時に駆動しないように制御する。たとえば、第1振動モータ71に対応づけられた第1イベントの方が、第2振動モータ72に対応づけられた第2イベントよりも、重要または緊急である場合に採用され得る構成である。
なお、図10において図9で説明した動作と同じ動作については、同じステップ番号を付して説明を省略する。
図10で説明する実施形態では、発生した所定のイベントが第1イベントではないと判断すると(ステップ30;N)、CPU10は、第1振動モータ71が駆動中か否かを判断する(ステップ80)。
なお、このステップ80における「第1振動モータ71が駆動中」とは、本イベントよりも前に発生した第1イベントを報知するために既に駆動(電源オン)していた第1振動モータ71の駆動状態のことである。
CPU10は、第1振動モータ71が既に駆動中であると判断した場合(ステップ80;Y)、第1振動モータ71の駆動状態の監視を続ける。
一方、第1振動モータ71が駆動中でないと判断した場合(ステップ80;N)、CPU10は第2振動モータ72を駆動する(ステップ60)。
なお、この際、当該判断後即座にCPU10が第2振動モータ72を駆動させる構成にしてもよいし、あるいは、図7で説明した所定のタイムラグta分だけタイミングを遅らせて駆動させる構成にしてもよい。
さらに、所定のタイムラグtaを設けない場合は、第1振動モータ71による振動と第2振動モータ72による振動が連続する場合も考えられるため、好ましくは、異なる振動パターンを各々に設定しておくとよい。
なお、図10では、第1振動モータ71(第1イベント)が、第2振動モータ72(第2イベント)よりも優先される例を説明したが、逆に、第2振動モータ72を優先する構成も可能である。その場合は、第1振動モータ71を駆動する(ステップ40)前に、第2振動モータ72が駆動中か否かを判断する構成を加えるとよい。
このように、図10で説明した実施形態では、スマートフォン1は、第1振動モータ71が駆動している間は、仮に第2イベントが発生したとしても第2振動モータ72を駆動しないので、第1振動モータ71に対応づけられた第1イベントをより正確に振動を利用して報知することができる。
また、2つの振動モータを同時に駆動しないことにより、消費電力を低減させることができる。
さらに、各振動パターン(電源オン/オフの周期)を異ならせておくことにより、仮に第1振動モータ71と第2振動モータ72による振動が連続しても、ユーザは、振動の変化によって異なるイベントが発生している・発生したことを認識することができる。
図11は、本実施形態に係るスマートフォン1の振動の動作を説明するためのフローチャートであり、特に、図8で説明した振動の組合せの変形例の動作に相当する。
図11を用いて説明する本実施形態でも、図9で説明した実施形態と同様に、スマートフォン1は第1振動モータ71と第2振動モータ72を同時には駆動させない。
しかしながら、図11では、第2振動モータ72を第1振動モータ71よりも優先させて駆動する構成を説明する。すなわち、第2振動モータ72に対応づけられた第2イベントの方が、第1振動モータ71に対応づけられた第1イベントよりも、重要または緊急である場合に採用され得る構成である。
なお、図9または図10で説明した動作と同じ動作については、同じステップ番号を付して説明を省略する。
図11で説明する実施形態では、第1振動モータ71が既に駆動中であると判断すると(ステップ80;Y)、CPU10は、仮にその時点で以前に発生していた第1イベントが終了していない場合であっても、第1振動モータ71を停止する(ステップ90)。この停止は、いわゆる割り込み停止である。続けて、CPU10は、第2振動モータ72を駆動する(ステップ60)。
なお、このステップ80における「第1振動モータ71が駆動中」とは、図10での説明と同様に、本イベントよりも前に発生した第1イベントを報知するために既に駆動(電源オン)していた第1振動モータ71の駆動状態のことである。
そして、CPU10は、第2イベントが終了したか否かの監視を続け(ステップ70)、第2イベントが終了したと判断すると(ステップ70;Y)、本実施形態では、次に第1イベントが終了したか否かを判断する処理へ移行する(ステップ50)。
なお、図11では、第2振動モータ72(第2イベント)が、第1振動モータ71(第1イベント)よりも優先される例を説明したが、逆に、第1振動モータ71を優先する構成も可能である。
その場合は、第1振動モータ71を駆動する(ステップ40)前に、「第2振動モータ72が既に駆動中か否かを判断する」構成を加えればよい。そして、「第2振動モータ72が駆動中の場合に第2振動モータ72を停止して第1振動モータ71を駆動させる構成をさらに加えるとよい。
このように、図11で説明した実施形態では、スマートフォン1は、ある優先順位が高い第2イベントが発生したとき、仮に、当該第2イベントよりも前に発生した、第2イベントよりも優先順位が低い第1イベントを受けて第1振動モータ71を駆動している最中であれば、その第1振動モータ71の駆動を停止させて直近で発生した第2イベントを報知するために第2振動モータ72を駆動する。
このため、第2振動モータ72に対応づけられた優先順位の高い第2イベントを報知する際に、両振動モータが重複して駆動することはないので、振動を利用したより正確な報知を行うことができる。
また、2つの振動モータを同時に駆動しないことにより、消費電力を低減させることができる。
以上、本発明における各実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態や変形例に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
上述した実施形態では、第1イベントまたは第2イベントに対応させて駆動する振動モータを、第1振動モータ71、第2振動モータ72のいずれにするか設定可能にしたが、他にも以下のように組み合わせる構成にすることもできる。
たとえば、緊急地震速報などの緊急速報の検知を報知するためや、入力のための接触であっても禁止されている動作や入力を行おうとしているユーザに対する警告を報知するために利用する振動を発生させるためには、第1振動モータ71と第2振動モータ72をセットにして両方を同時に駆動させる構成にしてもよい。
あるいは、スマートフォン1に、スマートフォン1が机上に置かれていることやユーザの手に握られていることを検知する接触センサや圧力検知センサ、温感センサなどの構成を加え、当該検知がなされた場合には、たとえ第1振動モータ71を駆動するよう設定されているイベントが発生しても、第2振動モータ72を駆動する構成にしてもよい。
また、スマートフォン1とユーザとが非接触状態であることを第1イベントとして設定できる構成にしてもよい。
また、スマートフォン1とユーザとが接触状態時であることを第2イベントとして設定できる構成にしてもよい。
また、音を利用して行う通常報知処理と振動を利用して行う振動報知処理の両方を利用する構成にしてもよい。
1 スマートフォン
1a 携帯電話
1b ゲーム機器
2 筐体
8 タッチパネル
8a テンキー
8b 操作ボタン
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 記憶部
41 振動制御プログラム
42 音制御プログラム
43 設定情報データベース
50 通信制御部
60 アラーム
61 時計
71 第1振動モータ
72 第2振動モータ
73 第2振動モータ
80 入出力部
82 液晶表示部
90 バス
700 基板
710 モータ
711 第1偏心錘
712 第2偏心錘
713 第2偏心錘

Claims (7)

  1. 第1の錘を備え、当該第1の錘を回転もしくは往復動作させて振動を発生する第1振動モータと、
    第2の錘を備え、当該第2の錘を回転もしくは往復動作させて振動を発生し、前記第1振動モータよりも時定数の小さな第2振動モータと、
    第1イベントに対応させてオン区間/オフ区間の組み合わせを繰り返した第1駆動パルスで前記第1振動モータを駆動し、当該第1イベントとは異なる第2イベントに対応させてオン区間/オフ区間の組み合わせを繰り返した第2駆動パルスで前記第2振動モータを駆動する振動制御手段と、
    を備え、前記第1駆動パルスのオン区間は前記第2駆動パルスのオン区間よりも長いことを特徴とする振動発生装置。
  2. 前記第2の錘は前記第1の錘よりも重量が少ないことを特徴とする請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記第1振動モータは回転型のモータであり、前記第2振動モータはリニヤ型のモータであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の振動発生装置。
  4. 前記第1振動モータと、前記第2振動モータは、前記第1振動モータにより発生する振動方向と、前記第2振動モータにより発生する振動方向が、非平行状態になるように配設されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1の請求項に記載の振動発生装置。
  5. 前記請求項1から請求項のいずれか1の請求項に記載の振動発生装置と、
    自端末への着信を検知する着信検知手段、または、受け付けた設定時刻の到来を検知する設定時刻到来検知手段の少なくともいずれか1つと、
    接触や押圧により入力を受け付ける入力受付手段と、
    を備える電子機器であって、
    前記第1イベントは、前記着信検知手段が検知した自端末への着信、または、前記設定時刻到来検知手段が検知した設定時刻の到来の少なくともいずれか1つであり、
    前記第2イベントは、前記入力受付手段が受け付けた接触や押圧である
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 前記第1振動モータと前記第2振動モータに各々対応させる前記第1イベントおよび前記第2イベントの、設定や変更を受け付ける対応イベント設定手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記入力受付手段はタッチパネルであることを特徴とする請求項または請求項に記載の電子機器。
JP2017006755A 2016-05-16 2017-01-18 振動発生装置、および電子機器 Active JP6815874B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW106113969A TWI731966B (zh) 2016-05-16 2017-04-26 振動產生裝置及電子機器
US15/581,630 US10827080B2 (en) 2016-05-16 2017-04-28 Vibration generation device and electronic apparatus
KR1020170059068A KR102301451B1 (ko) 2016-05-16 2017-05-12 진동 발생 장치 및 전자 기기
CN201710343163.3A CN107422846B (zh) 2016-05-16 2017-05-16 振动发生装置及电子设备

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098104 2016-05-16
JP2016098104 2016-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017208067A JP2017208067A (ja) 2017-11-24
JP6815874B2 true JP6815874B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=60415487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017006755A Active JP6815874B2 (ja) 2016-05-16 2017-01-18 振動発生装置、および電子機器

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6815874B2 (ja)
KR (1) KR102301451B1 (ja)
CN (1) CN107422846B (ja)
TW (1) TWI731966B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108153419B (zh) * 2017-12-25 2021-11-16 联想(北京)有限公司 一种电子设备和控制方法
CN109981864B (zh) * 2017-12-28 2020-07-03 Oppo广东移动通信有限公司 离心电机、电子装置以及调整电子装置角度的方法
JP7146425B2 (ja) * 2018-03-19 2022-10-04 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体
CN108427505A (zh) * 2018-03-29 2018-08-21 广东欧珀移动通信有限公司 触感控制方法、电子装置及计算机可读存储介质
JP2022170755A (ja) * 2021-04-29 2022-11-11 株式会社デンソー 操作装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6217533B1 (en) * 1998-11-18 2001-04-17 Wahl Clipper Corporation Portable vibrating units having different speeds
DE20080209U1 (de) * 1999-09-28 2001-08-09 Immersion Corp Steuerung von haptischen Empfindungen für Schnittstellenvorrichtungen mit Vibrotaktiler Rückkopplung
JP3949912B2 (ja) * 2000-08-08 2007-07-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 携帯型電子機器、電子機器、振動発生器、振動による報知方法および報知制御方法
KR100543625B1 (ko) * 2003-12-03 2006-01-20 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 진동모터 구동장치 및 그 방법
JP2005334697A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Sumida Corporation 振動モータ
GB0707461D0 (en) * 2007-04-18 2007-05-23 Univ Sunderland An Apparatus and method for providing information to a visually and/or hearing impaired operator
JP4983440B2 (ja) * 2007-07-02 2012-07-25 日本電気株式会社 携帯通信端末、これに用いられる着信報知方法及びプログラム
JP5204431B2 (ja) * 2007-07-09 2013-06-05 ソニー株式会社 触覚機能付きの入力装置及び電子機器
KR101805473B1 (ko) * 2010-10-22 2017-12-08 한국과학기술원 휴대용 단말기의 진동 모듈
JP2015207242A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 富士通株式会社 電子機器
JP6452996B2 (ja) 2014-05-29 2019-01-16 日本電産コパル株式会社 表面実装用モータ
JP2015112013A (ja) 2015-02-20 2015-06-18 日本電産コパル株式会社 振動アクチュエータ、および携帯情報端末

Also Published As

Publication number Publication date
TW201813260A (zh) 2018-04-01
TWI731966B (zh) 2021-07-01
CN107422846A (zh) 2017-12-01
JP2017208067A (ja) 2017-11-24
KR20170129057A (ko) 2017-11-24
CN107422846B (zh) 2021-08-06
KR102301451B1 (ko) 2021-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6815874B2 (ja) 振動発生装置、および電子機器
US10209776B2 (en) Orientation adjustable multi-channel haptic device
JP5596348B2 (ja) 多重モード触覚フィードバックシステム
JP5227769B2 (ja) 携帯端末およびコンピュータプログラム
JP4483993B2 (ja) 電子機器及びプログラム
US10827080B2 (en) Vibration generation device and electronic apparatus
US20110157052A1 (en) Method and apparatus for generating vibrations in portable terminal
US20160371942A1 (en) Band Attachment Mechanism with Haptic Response
KR20140113392A (ko) 햅틱 피드백 콜을 싱크하는 시스템 및 방법
US10977910B1 (en) Tactile outputs for input structures of electronic devices
TW201230731A (en) Electronic device and vibration method
EP2957989B1 (en) Mobile device with motion controlling haptics
US20170221324A1 (en) Information presentation apparatus
WO2010056466A2 (en) Haptic effect generation with an eccentric rotating mass actuator
JP6090163B2 (ja) 報知装置、報知方法およびプログラム
CN109901703A (zh) 一种终端、终端的振动方法及存储介质
JP2015116508A (ja) 筐体の振動装置及び振動装置を備える電子機器
JP5924802B2 (ja) 入力装置
JP2013156682A (ja) 不可聴振動によって事象発動を通知するユーザインタフェース装置、事象発動通知方法及びプログラム
KR101056134B1 (ko) 전자기기 및 그 제어 프로그램을 기록한 기록매체
KR20130025759A (ko) 파형 생성기를 이용한 햅틱 장치 및 그 제어 방법
TWI420382B (zh) Intelligent mobile phone with gravity sensing control mode and intelligent way to input smartphone
JP6734152B2 (ja) 電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法
JP5279673B2 (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6815874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250