JP2015116508A - 筐体の振動装置及び振動装置を備える電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マナーモード時に通話やメールの着信をバイブレータで筐体を振動させて通知するスマートフォン1Aにおいて、バイブレータ3の振動周波数を制御装置6で変更できるようにし、バイブレータ3の振動が届く筐体2の部分には、バイブレータ3の第1の振動周波数f1に共振する第1共振器21と、第2の振動周波数f2に共振する第2共振器22を個数を変えて設置し、バイブレータ3だけが振動する場合と、バイブレータ3タの振動で、第1共振器21と第2共振器22の何れかが共振する場合の、3段階の大きさの振動を筐体2に発生させるようにして、着信を通知する筐体2の振動の大きさをスマートフォン1Aの所持環境に応じて変更できるようにした。
【選択図】図2
Description
このモードは、周囲騒音の大きさでスマートフォン1Aの筐体2の振動の強弱を自動調整するモードである。デスクワーク時、端末を机上に置いている場合は、筐体2の振動は弱くても良いので、最も弱い振動に設定し、机とのビビリ音を最小限にして着信通知するモードである。デスクワーク時の判定は、スマートフォン1Aに備えられている加速度センサやジャイロスコープ、あるいはGPS機能によって検出することができる。また、スマートフォン1Aには通話用のマイクがあるので、このマイクを利用して着信時の周囲の騒音レベルを検出することも可能である。そして、着信時に周囲の騒音大、例えば、ワークステーション等の計算機の冷却ファンがフル回転して騒音大の状況では、筐体の振動を大として、机に大きなビビリ音を発生させてユーザが着信に気づくようにする。
このモードは、端末に備えられているGPS機能や地磁気センサ等を利用して、端末の移動状況に応じて筐体2の振動の強弱を自動調整するモードである。例えば、オフィスで会議室で会議をし、次も会議で移動する途中の状況では、着信時に筐体2の振動を大きくできる。即ち、移動のためポケットに端末を入れて歩いている場合は、筐体2の振動を大にして、端末使用者が気づくように着信通知する。逆に、会議中、机上に端末を置いていた場合は、筐体2の着信時に振動を弱にして静かに着信通知できる。
このモードは、前述の2つのモードを組み合わせて、筐体2の振動の強弱を自動調整するモードであり、ユーザが外出して公共交通機関や歩行を組み合わせて移動している場合に適するモードである。このモードでは、例えば、次のような設定が可能である。
(a)電車内モード
電車内では、端末の使用者は静止しているが、電車は高速で移動している。それに加えて車内が静かである場合は、ポケットに入れていても気付かない。そこで、このような場合は、気付くように筐体振動を「中」にして着信通知する。一方、騒音大の電車内では、筐体振動を「大」にして着信通知する。
端末の使用者が歩行している場合は、端末の移動速度から使用者の歩行中を検知して、筐体振動を「大」にして着信通知する。
(c)静止モード
騒音も小さく、端末の使用者が移動もしていないことを検知している場合は、筐体振動を「弱」にして着信通知する。このモードでは、端末の使用者が歩行して移動中、食事や休憩をとるために入った店が静かで、テーブルに端末を置いた場合は、筐体振動を「弱」にして着信通知することができる。このモードでは、周囲に迷惑をかけずに着信通知を受け取ることができる。なお、以上のモードは一例であり、オートモードの事例はこれらの例に限定されるものではない。また、オートモードの内容をスマートフォンのユーザ自身が設定することも可能である。
1)振動無しモード
2)バイブレータの単体駆動による弱めの振動モード(実線)
3)バイブレータを振動させ、第1共振器1個を共振させる中程度振動モード(破線)
4)バイブレータを振動させ、第2共振器3個を共振させる大振動モード(一点鎖線)
・周囲静寂時に振動「弱」モード制御を行う
・周囲騒音中の時に振動「中」モード制御を行う
・周囲騒音大の時に振動「大」モード制御を行う
・端末静止時に振動「弱」モード制御を行う
・端末移動中の時に振動「中」モード制御を行う
・端末高速移動中の時に振動「大」モード制御を行う
前記振動アクチュエータの駆動周波数を少なくとも2種類設定できる制御手段と、
前記振動アクチュエータに設定された少なくとも2種類の振動周波数に対して、特定の周波数にだけ共振する、特段の駆動手段を持たない複数の振動手段とを筐体に備え、
設定された前記各振動周波数に対して振動する振動手段の数がそれぞれ異なっている筐体の振動装置。
(付記2) 前記振動手段が、特定の周波数に対して共振する固有共振周波数を備えたバネ―マス系の共振器である付記1に記載の筐体の振動装置。
(付記3) 前記制御手段は、前記振動アクチュエータに対して少なくとも3種類の振動周波数を設定可能であり、
前記3種類の振動周波数の内の1つの振動周波数は、前記複数の共振器の固有共振周波数とは異なっており、
前記振動アクチュエータに設定された駆動周波数に応じて前記共振器の共振数を変えることにより、筐体の振動の強弱を複数段階に設定できる付記2に記載の筐体の振動装置。
(付記4) 前記共振器は、前記振動アクチュエータの振動が伝搬する前記筐体の一部に設置されている付記2又は3に記載の筐体の振動装置。
(付記5) 前記1つの振動アクチュエータには、3種類の振動周波数を設定可能であり、
前記筐体には、第1の振動周波数に対する1つの第1共振器と、第2の振動周波数に対する複数の第2共振器が設けられており、筐体振動を3段階に設定できる付記3又は4に記載の筐体の振動装置。
(付記7) 筐体を振動させて所定の機能を通知する振動装置を備える電子機器であって、前記振動装置が、
一定の駆動振動周波数の幅で振動可能な振動アクチュエータと、
前記振動アクチュエータの駆動周波数を少なくとも2種類設定できる制御手段と、
前記振動アクチュエータに設定された少なくとも2種類の振動周波数に対して、特定の周波数にだけ共振する、特段の駆動手段を持たない複数の振動手段とを備え、
設定された前記各振動周波数に対して振動する振動手段の数がそれぞれ異なっている振動装置を備える電子機器。
(付記8) 前記振動手段が、特定の周波数に対して共振する固有共振周波数を備えたバネ―マス系の共振器である付記7に記載の振動装置を備える電子機器。
(付記9) 前記制御手段は、前記振動アクチュエータに対して少なくとも3種類の振動周波数を設定可能であり、
前記3種類の振動周波数の内の1つの振動周波数は、前記複数の共振器の固有共振周波数とは異なっており、
前記振動アクチュエータに設定された駆動周波数に応じて前記共振器の共振数を変えることにより、筐体の振動の強弱を複数段階に設定できる付記8に記載の振動装置を備える電子機器。
(付記10) 前記共振器は、前記振動アクチュエータの振動が伝搬する前記筐体の一部に設置されている付記8又は9に記載の振動装置を備える電子機器。
(付記11) 前記1つの振動アクチュエータには、3種類の振動周波数を設定可能であり、
前記筐体には、第1の振動周波数に対する1つの第1共振器と、第2の振動周波数に対する複数の第2共振器が設けられており、筐体振動を3段階に設定できる付記9又は10に記載の振動装置を備える電子機器。
(付記12) 前記制御手段が設定する前記振動アクチュエータの駆動周波数の数は、前記電子機器に備えられた入力手段をユーザが操作することによって変更可能な付記7から11の何れかに記載の振動装置を備える電子機器。
(付記13) 前記電子機器が通信機能を備えた通信端末であり、前記振動装置が、通話やメールの着信を前記筐体を振動させて通知する付記7から12の何れかに記載の振動装置を備える電子機器。
(付記14) 前記電子機器がゲーム機に接続されたコントローラであり、前記振動装置が、前記ゲーム機に設定されたゲームにおける衝撃発生場面の内容に応じて、前記振動手段の数を変えて前記筐体を振動させる付記7から12の何れかに記載の振動装置を備える電子機器。
(付記15) 前記電子機器が時刻の通知機能とアラーム機能を備えた時計であり、前記振動装置が、時刻とアラームの設定時刻とで前記振動手段の数を変えて前記筐体を振動させる付記7から12の何れかに記載の振動装置を備える電子機器。
(付記16) 前記電子機器が体温を測定する体温計であり、前記振動装置が、体温の測定完了前に予鈴として前記振動手段の数を変えて前記筐体を振動させる付記7から12の何れかに記載の振動装置を備える電子機器。
2、12、41、52、62 筐体
3、3A、3B バイブレータ
9、10 コントローラ
20、21、22 共振器
23 板バネ
24、31 錘
30 偏心回転モータ
40 リニア共振アクチュエータ
42、43 バネ
44 磁石
46 コイル
50 腕時計
60 電子体温計
Claims (5)
- 一定の駆動振動周波数の幅で振動可能な振動アクチュエータと、
前記振動アクチュエータの駆動周波数を少なくとも2種類設定できる制御手段と、
前記振動アクチュエータに設定された少なくとも2種類の振動周波数に対して、特定の周波数にだけ共振する、特段の駆動手段を持たない複数の振動手段とを筐体に備え、
設定された前記各振動周波数に対して振動する振動手段の数がそれぞれ異なっている筐体の振動装置。 - 前記振動手段が、特定の周波数に対して共振する固有共振周波数を備えたバネ―マス系の共振器である請求項1に記載の筐体の振動装置。
- 前記制御手段は、前記振動アクチュエータに対して少なくとも3種類の振動周波数を設定可能であり、
前記3種類の振動周波数の内の1つの振動周波数は、前記複数の共振器の固有共振周波数とは異なっており、
前記振動アクチュエータに設定された駆動周波数に応じて前記共振器の共振数を変えることにより、筐体の振動の強弱を複数段階に設定できる請求項2に記載の筐体の振動装置。 - 筐体を振動させて所定の機能を通知する振動装置を備える電子機器であって、前記振動装置が、
一定の駆動振動周波数の幅で振動可能な振動アクチュエータと、
前記振動アクチュエータの駆動周波数を少なくとも2種類設定できる制御手段と、
前記振動アクチュエータに設定された少なくとも2種類の振動周波数に対して、特定の周波数にだけ共振する、特段の駆動手段を持たない複数の振動手段とを備え、
設定された前記各振動周波数に対して振動する振動手段の数がそれぞれ異なっている振動装置を備える電子機器。 - 前記電子機器が通信機能を備えた通信端末であり、前記振動装置が、通話やメールの着信を前記筐体を振動させて通知する請求項4に記載の振動装置を備える電子機器。
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JP2013259322A JP2015116508A (ja) | 2013-12-16 | 2013-12-16 | 筐体の振動装置及び振動装置を備える電子機器 |
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