JP6814323B1 - 縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停止状態であっても昇降動作中であっても、キャリッジの姿勢を高精度で細密にかつ連続的に水平に維持する制御が可能な縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置を提供する。【解決手段】固定ベッド3の下ロール4と、第1及び第2チェーン7,8で吊り下げて昇降動作されるキャリッジ5の上ロール6とに交互に、帯状材2を掛け回すようにした縦型ルーパ1であって、キャリッジと第1チェーンとの間に設けられ、吊り方向にストローク動作されて、キャリッジの吊り下げ高さ位置を調整するジャッキ22と、キャリッジの昇降動作方向に沿って鉛直に設けられた測距用ターゲット25と、キャリッジの上部側及び下部側に搭載され、測距用ターゲットまでの水平距離をそれぞれ測定する上部及び下部変位測定センサ26,27と、変位測定センサから水平距離が入力され、両者の水平距離が等距離となるようにジャッキを動作させるコントローラ28とを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、停止状態であっても昇降動作中であっても、キャリッジの姿勢を高精度で細密にかつ連続的に水平に維持する制御が可能な縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置に関する。
固定ベッドに配列される固定ロールと、吊り材で吊り下げて昇降動作されるキャリッジに配列される移動ロールとに交互に、帯状材を掛け回すようにした縦型ルーパに関する技術として、特許文献1〜4が知られている。特許文献1の「金属ストリップの蛇行修正方法およびその装置」は、縦型ルーパ設備の入側、出側のうち少なくとも一方に鋼帯の蛇行量検出装置(エッジ位置検出器)を設けるとともに、ルーパキャリッジを吊り下げる4本のワイヤロープを別個の巻き上げドラムおよびモータに接続して長さを個々に調整可能にして構成している。
特許文献2の「縦型ルーパ設備におけるキャリッジ水平度測定方法および鋼帯の蛇行修正方法」は、ルーパーキャリッジの水平度(水平度異常量)を光学式距離計を用いて測定するとともに、鋼帯の寄り量(蛇行量)を測定し、その蛇行量が許容範囲を超えている場合には、ルーパーキャリッジの水平度を許容範囲内で変更して、鋼帯の蛇行量が許容範囲内に収まるようにするようにしている。
光学式距離計は、固定ステージに設置され、固定ステージから、昇降されるルーパキャリッジまでの高さ方向距離を測定するようにしている。
特許文献3の「縦型ルーパの傾き測定装置」は、キャリッジに設置した反射鏡と、反射鏡に鉛直に角度検出用の光線を照射する発光器と、反射鏡で反射された角度検出用の光線を受光する受光器と、前記光線の発光位置と受光位置間の検出距離と、発光器と反射鏡間の距離に基づいてキャリッジの傾きを演算する演算部からなり、高精度でキャリッジの傾きを検出でき、キャリッジの傾きに起因するストリップの蛇行を事前に防止できるようにしている。
発光器及び受光器は、地上に設置され、地上から、昇降されるルーパキャリッジに設置した反射鏡までの高さ方向距離を利用してキャリッジの傾きを測定するようにしている。
特許文献4の「竪型ルーパの傾き検出方法」では、ストリップの加工ラインに設けられた竪型ルーパのキャリッジの傾きを測定する方法であって、昇降動するキャリッジの左右両端部と該両端部に対向位置する両固定部に、前記キャリッジが水平姿勢にある場合に、左右同時に感応すべくセンサを配置し、測定時における前記キャリッジの昇降動速度と、前記左右両センサの感応時間差とを積算して、前記キャリッジの傾きを検出する、あるいは、水平時における前記キャリッジの昇降動速度と、前記左右両センサの感応時間差とを積算して得た値を、測定時における前記キャリッジの昇降動速度と、前記左右両センサの感応時間差とを積算して得た値から減算することによって、前記キャリッジの傾きを検出するようにしている。
しかし、これは、昇降動中のいずれかの高さ位置(センサ設置位置)におけるキャリッジの傾きを検出するものであった。
特開平8−267139号公報 特開2012−223771号公報 特開平10−156435号公報 特開平4−59122号公報
特許文献1は、鋼帯のエッジの位置を測定するものであり、ルーパキャリッジの水平度を直接検出するものではないため、フィードバック制御による蛇行修正となり、動作が不確実なものとなってしまう。
特許文献2は、光学式距離計による測定距離が非常に長くなるものであり、満足できる測定精度を確保できず、高精度で細密な制御に対応することが難しい。
特許文献3も、発光器、受光器及び反射鏡による測定距離が非常に長くなるものであり、満足できる測定精度を確保できず、高精度で細密な制御に対応することが難しい。
特許文献4は、センサの設置位置のみでしかキャリッジの傾きを測定することができず、昇降中のキャリッジの傾きを連続的に修正することはできなかった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、停止状態であっても昇降動作中であっても、キャリッジの姿勢を高精度で細密にかつ連続的に水平に維持する制御が可能な縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置は、固定ベッドに配列される第1ロールと、吊り材で吊り下げて昇降動作されるキャリッジに配列される第2ロールとに交互に、帯状材を掛け回すようにした縦型ルーパであって、上記キャリッジと上記吊り材との間に設けられ、吊り方向にストローク動作されて、吊り下げられる該キャリッジの吊り下げ高さ位置を調整する調整手段と、上記キャリッジの昇降動作方向に沿って鉛直に設けられた被測定体と、昇降される上記キャリッジの上部側に搭載され、上記被測定体までの第1水平距離を測定する上部変位測定センサと、昇降される上記キャリッジの下部側に搭載され、上記被測定体までの第2水平距離を測定する下部変位測定センサと、これら上部変位測定センサ及び下部変位測定センサから上記第1水平距離及び上記第2水平距離が入力され、これら水平距離が等距離となるように上記調整手段を動作させるコントローラとを備えたことを特徴とする。
前記キャリッジには、前記第2ロールがロール軸を該キャリッジの幅方向に向けて設けられ、前記第1水平距離及び前記第2水平距離は、上記キャリッジの幅方向に測定されることを特徴とする。
前記被測定体は、前記吊り材を支持するフレームに上端が連結された線材と、該線材の下端に連結され、当該線材を鉛直方向に真直に張るためのウエイトとからなることを特徴とする。
前記被測定体は、前記吊り材を支持するフレームに鉛直方向に真直に設置された板材であることを特徴とする。
前記被測定体は、振れ止めのために、油溜まりに下方部分が浸漬されることを特徴とする。
前記被測定体は、前記吊り材を支持するフレームに鉛直方向に真直に設置された柱材であることを特徴とする。
昇降される前記キャリッジの上部側には、前記第2ロールの配列方向に沿う該キャリッジの長さ方向に、前記被測定体までの第3水平距離を測定する追加の上部変位測定センサが搭載され、昇降される前記キャリッジの下部側には、該キャリッジの長さ方向に、上記被測定体までの第4水平距離を測定する追加の下部変位測定センサが搭載され、前記コントローラは、前記第1及び第2水平距離が等距離となることに加えて、これら追加の上部変位測定センサ及び追加の下部変位測定センサから入力される上記第3水平距離及び上記第4水平距離が等距離となるように前記調整手段を動作させることを特徴とする。
本発明にかかる縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置にあっては、停止状態であっても昇降動作中であっても、キャリッジの姿勢を高精度で細密にかつ連続的に水平に維持することができる。
本発明にかかる縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置の好適な一実施形態を説明するための、縦型ルーパの正面図である。 図1に示した縦型ルーパの側面図である。 図1に示した縦型ルーパに備えられるキャリッジの昇降機構の一例を説明する説明図である。 図1及び図2に示した実施形態における測距用ターゲットと上部及び下部変位測定センサとの位置関係を説明する平面図である。 図4に示した上部及び下部変位測定センサによる水平距離の測定状態を説明する斜視図である。 図1及び図2に示した実施形態におけるジャッキへの出力信号について説明する説明図である。 図1及び図2に示した実施形態におけるキャリッジへの上部及び下部変位測定センサの取り付け状態の例を説明する説明図である。 図1及び図2に示した実施形態における測距用ターゲットの変形例を説明する説明図である。 図1及び図2に示した実施形態における測距用ターゲットの他の変形例を説明する説明図である。
以下に、本発明にかかる縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。縦型ルーパは、金属ストリップなどの帯状材の加工ラインの入側及び出側にそれぞれ設置される。
図1及び図2に示すように、縦型ルーパ1は従来周知のように、回転自在に軸支されて、固定ベッド3に並べて配列される複数の第1ロールとしての下ロール4と、回転自在に軸支されて、固定ベッド3上方のキャリッジ5に並べて配列される複数の第2ロールとしての上ロール6とを備え、帯状材2を、下ロール4と上ロール6に交互に、これらロール4,6の配列方向に向かって順次掛け回し、固定ベッド3に対しキャリッジ5を昇降動作することで、上ロール6と下ロール4の間隔を調整して、これによって、加工ラインを停止させることなく、入側及び出側の速度の加減速や停止を可能にしている。
本実施形態では、以下、下ロール4が固定ロールであり、上ロール6が昇降動作される移動ロールである場合を例示して説明するが、下ロール4が移動ロールであり、上ロール6が固定ロールであっても良いことはもちろんである。
キャリッジ5及び固定ベッド3はともに、平面視で細長な長方形状に形成される。キャリッジ5は、水平姿勢をとり得るように、後述するチェーン7,8やワイヤロープなどの吊り材により4点で支持される。
吊り材7,8は、縦型ルーパ1を構成する立体フレーム9の天井部10から支持される。立体フレーム9は、キャリッジ5及び固定ベッド3を取り囲むようにして、天井部10の四隅を4本の支柱11で支えることで構成され、固定ベッド3が設置される機台12上に組み立てて設けられる。
複数の上ロール6及び下ロール4は、キャリッジ5及び固定ベッド3の長辺に沿うそれらの長さ方向に配列される。
吊り材7,8がチェーンの場合のキャリッジ5の昇降機構について、図3を参照して略述する。図3(A)は、天井部10の平面図、図3(B)は、図3(A)中、B−B線矢視断面図、図3(C)は、図3(A)中、C−C線矢視断面図である。
キャリッジ5の昇降機構は、天井部10の中央位置に設けられた駆動モータ13と、天井部10に設けられて駆動モータ13と連結され、キャリッジ5の長さ方向にカップリング41を介して一連に連設された回転軸系14に駆動モータ13の回転駆動力を減速して伝達するギヤボックス15と、天井部10に設けられ、回転軸系14の両端部を支持する各軸受部材16近くで、当該回転軸系14の両端部に、互いに隣り合う配置で連結されて、回転軸系14により等速度で同じ方向に回転駆動されることにより、それぞれに巻き掛けられる第1チェーン7及び第2チェーン8を等速で駆動する同一寸法の一組の第1スプロケット17及び第2スプロケット18と、天井部10に、各第1スプロケット17それぞれと向かい合う配置で、軸受部材19を介して回転自在に支持され、第1スプロケット17から巻き掛けられる第1チェーン7を案内する2つの第3スプロケット20と、キャリッジ5の長さ方向の両側それぞれで、第1チェーン7及び第2チェーン8の各一端部が連結される重錘21とから構成される。
重錘21は、キャリッジ5の昇降動作に要する必要動力を低減すると共に、チェーン7,8の浮き上がりを防止する。
キャリッジ5には、幅方向一方の側で、長さ方向に間隔を隔てて2つの第1チェーン7の他端部が連結されると共に、幅方向他方の側で、長さ方向に間隔を隔てて2つの第2チェーン8の他端部が連結され、これによりキャリッジ5は、4本のチェーン7,8により4点で支持される。
吊り点となる4点は、キャリッジ5の幅方向を短辺方向とする長方形状の4隅であることが望ましい。
吊り材7,8がワイヤロープの場合には、スプロケット17,18,20に代えて、プーリが用いられる。
例えば、駆動モータ13を正転駆動すると、一組の第1及び第2スプロケット17,18が同じ方向に正転駆動されると共に、第1チェーン7を介して各第3スプロケット20も同じ方向に正回転され、第1及び第2チェーン7,8は、それらの一端で重錘21を引き上げながら他端でキャリッジ5を下降動作させ、他方、駆動モータ13を逆転駆動すると、第1〜第3スプロケット17,18,20はすべて同じ方向に逆転駆動されて、第1及び第2チェーン7,8は、それらの一端で重錘21の吊り降ろしをしながら他端でキャリッジ5を吊り上げて上昇動作させる。
また、この機構に代えて、ウィンチ(図示せず)を用い、チェーン7,8に代わるワイヤなどの吊り材を巻き上げ、巻き下ろすようにしても良い。
キャリッジ5には、チェーン7,8による吊り方向にストローク動作され、吊り下げられるキャリッジ5の吊り下げ高さ位置を調整する調整手段22が搭載される。
調整手段22は本実施形態では、ジャッキを用いる場合が例示されており、第1チェーン7の他端とキャリッジ5の間に設けられる。調整手段22は、ジャッキに限定されるものではなく、吊り方向にストローク動作されるものであれば、どのような手段であってもよい。
図示例のジャッキ22は、モータ駆動式ネジ機構23でロッド24に出没するストロークが生じる周知のネジジャッキであり、ネジ機構23の部分がキャリッジ5に取り付けられ、ロッド24が第1チェーン7と連結されている。
第1及び第2チェーン7,8によってキャリッジ5の吊り下げ状態が一定であるとき、ロッド24に進出ストロークが生じると、第2チェーン8側に対し第1チェーン7側で、吊り下げられているキャリッジ5の吊り下げ高さ位置が低くなり、反対にロッド24に没入ストロークが生じると、キャリッジ5の吊り下げ高さ位置が高くなり、これにより、第1及び第2チェーン7,8でキャリッジ5が水平に吊り下げられていない場合であっても、ジャッキ22のストローク調整で、チェーン7,8によりキャリッジ5を水平姿勢で吊り下げることができるようになっている。
ジャッキなどの調整手段22は、第1チェーン7に代えて、第2チェーン8とキャリッジ5の間に設けるようにしてもよい。
縦型ルーパ1では、キャリッジ5の長さ方向に複数配列され、ロール軸6aがキャリッジ5の幅方向に向けて設置される上ロール6の当該ロール軸6aがキャリッジ5の幅方向で傾くことにより、帯状材2の蛇行が発生するため、キャリッジ5の幅方向において、当該キャリッジ5の水平姿勢を維持することが求められる(図1及び図2参照)。言い換えれば、キャリッジ5が幅方向で傾かないようにすることが要請される。
キャリッジ5の幅方向において、キャリッジ5の吊り下げ姿勢を検出し水平姿勢に維持する構成として、被測定体としての測距用ターゲット25と、キャリッジ5の上部側及び下部側に搭載される変位測定センサ26,27と、これら変位測定センサ26,27からの検出信号でジャッキ22を動作制御するコントローラ28とが備えられる。
図1及び図2に示すように、測距用ターゲット25は、立体フレーム9の天井部10側から固定ベッド3側に向けてキャリッジ5の昇降動作方向に沿って鉛直に設けられる。測距用ターゲット25は、キャリッジ5の昇降動作や帯状材2と干渉しないようにして、キャリッジ5の周りに、変位測定センサ26,27と隣接する配置で設けられる。
測距用ターゲット25は、キャリッジ5が4点で吊り下げられる場合、姿勢制御のために2つ設けられる。本実施形態では、キャリッジ5の長さ方向の両端部側それぞれに変位測定センサ26,27が設けられていて、測距用ターゲット25は、これら2組の変位測定センサ26,27それぞれに対応させて、キャリッジ5の長さ方向両端部側に2つ設けられている。
変位測定センサ26,27がキャリッジ5の幅方向の両側に設けられる場合には、測距用ターゲット25は、キャリッジ5の幅方向の両側に2つ設ければよい。
図示例の測距用ターゲット25は、チェーン7,8を支持する立体フレーム9の天井部10に、吊り下げベース29を介して、上端が連結されたワイヤなどの線材30と、線材30の下端に連結され、当該線材30を下方へ引張して鉛直方向に真直に張るためのウエイト31とを備える。
測距用ターゲット25の下方部分であるウエイト31は、線材30の振れ止めのために、固定ベッド3側に設置された容器32内に油を満たした油溜まりに浸漬される。ウエイト31は、外力などを受けて動くようなことがあっても、油溜まりのダンピング作用で一定の位置に復元されて保持され、線材30の鉛直な設置状態が安定に維持される。
図1〜図5に示すように、キャリッジ5には、当該キャリッジ5の上面5aに取り付けられる上部変位測定センサ26と当該キャリッジ5の下面5bに取り付けられる下部変位測定センサ27とが対で設けられる。
これら変位測定センサ26,27は、投光部33からキャリッジ5の幅方向に、隣接する測距用ターゲット25に向けてレーザー光Lを発出し、測距用ターゲット25で反射したキャリッジ5の幅方向からのレーザー光Lを受光部34で受光して、測距用ターゲット25までの水平距離D1,D2を測定するようになっている。
これら上部及び下部変位測定センサ26,27のキャリッジ5への取り付けは具体的には、キャリッジ25が傾きのない水平状態であって、変位測定センサ26,27の受光部34の位置が鉛直方向で同じ位置であってかつ水平方向で測距用ターゲット25の線材30から等距離の位置であることが望ましい。
しかしながら、これら変位測定センサ26,27が、測距用ターゲット25との相対位置の変化(距離の変化)、すなわち両者間に生じた変位を計測する場合には、変位である基準距離に対する増減を計測すればよく、必ずしも上記のような取り付けを行わなくてもよい。
レーザー光を利用するセンサに関し、本願発明者が試験・検討を行ったところ、この種のセンサは、温度、外乱光、ほこりなど、周囲の環境外乱の影響を受けることで、測定誤差が生じやすく、測定距離が長ければ長いほど、その誤差が大きくなることが分かった。例えば、固定ベッド3側にセンサを固定し、このセンサから、上下方向に昇降するキャリッジ5までの高さ距離を測定する場合には、測定距離が長くなり、誤差が大きくなってしまう。
本実施形態では、昇降動作されるキャリッジ5がどのような高さ位置であっても、これら変位測定センサ26,27で測定する距離が短くなるように、キャリッジ5に変位測定センサ26,27を設けると共に、変位測定センサ26,27で距離を測定する対象を、キャリッジ5の昇降方向に沿って鉛直に設けた測距用ターゲット25としている。
これにより、測距用ターゲット25をキャリッジ5の近隣、すなわち変位測定センサ26,27の近傍に設ければ、キャリッジ5の高さ位置に関わらず、短い距離でかつほぼ同じ距離関係で、測距用ターゲット25までの水平距離D1,D2が測定される。
上部変位測定センサ26は、キャリッジ5の上部で、キャリッジ5の幅方向に測距用ターゲット25までの第1水平距離D1を測定する。下部変位測定センサ27は、キャリッジ5の下部で、キャリッジ5の幅方向に測距用ターゲット25までの第2水平距離D2を測定する。
キャリッジ5が水平姿勢であるとき、これら第1及び第2水平距離D1,D2は、等しくなるが、キャリッジ5が水平姿勢でなくなると、これら第1及び第2水平距離D1,D2は異なるようになる。
第1水平距離D1が第2水平距離D2よりも大きいときには、図の例では、キャリッジ5のジャッキ22取り付け側が高くなるように傾いており、反対に、第1水平距離D1が第2水平距離D2よりも小さいときには、ジャッキ22取り付け側が低くなるように傾いている。これら水平距離D1,D2は、上述した変位として計測することも可能で、この場合、測距用ターゲット25と各変位測定センサ26,27それぞれとの間に生じた変位の増減として測定される。
コントローラ28には、上部変位測定センサ26及び下部変位測定センサ27から検出信号として、第1水平距離D1及び第2水平距離D2が入力される。コントローラ28は、ジャッキ22に向けて制御信号を出力する。
上部変位測定センサ26及び下部変位測定センサ27は、キャリッジ5の昇降動作中、常時継続的に、時々刻々と第1及び第2水平距離D1,D2を測定し、コントローラ28へ入力する。
縦型ルーパ1の稼働中常時、すなわちキャリッジ5の昇降動作中だけでなく、停止中であっても、これら上部及び下部変位測定センサ26,27が測定した第1及び第2水平距離D1,D2をコントローラ28に入力するようにしてもよいことはもちろんである。
コントローラ28は、これら水平距離D1,D2が異なるとき(水平姿勢でないとき)に、その差の値が「零」となって等距離となるように、言い換えれば変位の増減を相殺するように、ジャッキ22に対し、進出ストロークや没入ストロークの制御信号を出力し、ジャッキ22を動作させる。
コントローラ28は、ジャッキ22のストローク制御について、測距用ターゲット25と水平姿勢を維持するために制御されるジャッキ22の位置が異なることを考慮し、図6に示すように、水平距離D1,D2を測定する上部及び下部変位測定センサ26,27(受光部34)間の鉛直距離Vと、キャリッジ5を吊り下げている第1及び第2チェーン7,8間の水平距離Hとから、第1及び第2水平距離D1,D2の差の値に対し、H/Vの倍率を乗じた制御信号をジャッキ22に出力するようになっている。これら鉛直距離V及び水平距離Hは、キャリッジ5が水平姿勢のときに計測される寸法である。
図7には、上部及び下部変位測定センサのキャリッジへの取り付け状態の例が示されている。図1〜図6では、変位測定センサは単に、キャリッジの上面上及び下面下に取り付けられる構成であった。
図7(A)は、これら変位測定センサ26,27のキャリッジ5への取り付け状態の要部平面図、図7(B)は、図7(A)中、E−E線矢視図、図7(C)は、図7(A)中、F−F線矢視図、図7(D)は、これら変位測定センサ26,27のキャリッジ5への他の取り付け状態を示す、図7(B)に対応する図である。
図7(A)〜(C)に示す例は、L字状の横向き部35aを縦向き部35bに対して直角方向に折り曲げて形成した折り曲げブラケット35を上下反対向きにして2つ用い、各折り曲げブラケット35の横向き部35aがキャリッジ5の周側面5cの上部及び下部にそれぞれ接合され、キャリッジ5から上方へ延びる縦向き部35bの上端部に上部変位測定センサ26が、下方へ延びる縦向き部35bの下端部に下部変位測定センサ27が設けられる。
変位測定センサ26,27によって測定される第1及び第2水平距離D1,D2から得られるキャリッジ5の傾きは、このように各折り曲げブラケット35の上端部と下端部とに変位測定センサ26,27を取り付けて、両変位測定センサ26,27の鉛直距離Vを長くすれば長くするほど、測定精度を向上することができる。
他方、キャリッジ5の昇降動作などに伴う折り曲げブラケット35の振れ動きなどによって、変位測定センサ26,27で測定される水平距離D1,D2自体の精度が懸念される場合には、図7(D)に示すように、鉛直距離Vをできる限り確保する意味合いで、キャリッジ5の上縁5d及び下縁5eに沿って2つのL字型ブラケット36を接合し、これらL字型ブラケット36にそれぞれ変位測定センサ26,27を取付固定するようにしてもよいことはもちろんである。
変位測定センサ26,27が設けられるキャリッジ5の上部側及び下部側とは、折り曲げブラケット35の場合のようにキャリッジ5の上方及び下方や、上述したキャリッジ5の上面5a及び下面5bに限らず、L字型ブラケット36の場合のように、上面5aと下面5bの間の周側面5cにおける上縁5d及び下縁5eを含む意味である。
本実施形態にかかる縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置の作用について説明すると、縦型ルーパ1の稼働中常時、キャリッジ5の長さ方向両端部側それぞれで、上部及び下部変位測定センサ26,27が測距用ターゲット25までの第1及び第2水平距離D1,D2を測定する。
測定された第1及び第2水平距離D1,D2は時々刻々と、コントローラ28に入力され、コントローラ28は、第1及び第2水平距離D1,D2が等しくなるように、キャリッジ5の長さ方向に間隔を隔てる2つのジャッキ22それぞれに、出没ストロークの制御信号を出力する。
各ジャッキ22は、リアルタイムで各第1チェーン7の吊り方向にストローク動作され、4点で吊り下げられているキャリッジ5の吊り下げ高さ位置を調整し、これにより、キャリッジ5の水平姿勢を維持することができる。
本実施形態にかかる縦型ルーパのキャリッジ水平姿勢維持装置は、キャリッジ5と第1チェーン7との間に設けられ、吊り方向にストローク動作されて、吊り下げられるキャリッジ5の吊り下げ高さ位置を調整するためのジャッキ22と、キャリッジ5の昇降動作方向に沿って鉛直に設けられた測距用ターゲット25と、昇降されるキャリッジ5の上部側に搭載され、測距用ターゲット25までの第1水平距離D1を測定する上部変位測定センサ26と、キャリッジ5の下部側に搭載され、測距用ターゲット25までの第2水平距離D2を測定する下部変位測定センサ27と、縦型ルーパ1の稼働中常に、これら上部変位測定センサ26及び下部変位測定センサ27から時々刻々と第1水平距離D1及び第2水平距離D2が入力され、これら水平距離D1,D2が等距離となるようにジャッキ22を動作させて出没ストロークを制御するコントローラ28とを備えたので、キャリッジ5の姿勢を直接測定してその姿勢を制御でき、安定してキャリッジ5を水平に維持することができる。
キャリッジ5がどのような高さ位置であっても、測距用ターゲット25と変位測定センサ26,27とを隣接させることが可能で、測定距離が短くなり、高精度で細密な制御を確保することができる。
さらに、キャリッジ5の停止状態に限らず、キャリッジ5が昇降動作中であっても、キャリッジ5に設けた変位測定センサ26,27で測距用ターゲット25までの水平距離D1,D2を測定して、時々刻々連続的にキャリッジ5の姿勢制御を高精度で細密に実行することができる。
キャリッジ5には、上ロール6がロール軸6aをキャリッジ5の幅方向に向けて設けられ、第1水平距離D1及び第2水平距離D2は、キャリッジ5の幅方向に測定されるので、帯状材2に蛇行を生じさせるキャリッジ5の幅方向の水平姿勢を的確に維持することができ、帯状材2の蛇行を防止することができる。
測距用ターゲット25は、チェーン7,8を支持する立体フレーム9に上端が連結された線材30と、線材30の下端に連結され、当該線材30を鉛直方向に真直に張るためのウエイト31とからなり、きわめて簡易な構成でありながら、的確な鉛直度を確保して、変位測定センサ26,27により高精度で水平距離D1,D2を測定することができる。
測距用ターゲット25は、振れ止めのために、容器32内の油溜まりにウエイト31が浸漬されるので、ウエイト31が、外力などを受けて動くようなことがあっても、油溜まりのダンピング作用で一定の位置に復元されて保持され、線材30の鉛直な設置状態を安定的に維持することができる。
図8には、測距用ターゲット25の変形例が示されている。図8(A)は、キャリッジ5の上方から見下ろした平面図、図8(B)は、図8(A)中、G−G線矢視図である。
上記実施形態では、測距用ターゲット25として、線材30を用いる場合を説明したが、測距用ターゲット25は、チェーン7,8を支持する立体フレーム9の天井部10から鉛直方向に真直に設置され、板面37aが変位測定センサ26,27に面するように配される板材37であってもよい。
板材37の下方部分は、振れ止めのために、上述した油溜まりに浸漬される。これにより、外力などを受けて板材37が動くようなことがあっても、当該板材37を鉛直な設置状態に安定的に維持することができる。
さらに、板材37の下端部に、線材30の場合と同様に、ウエイト31を設けるようにし、このウエイト31を油溜まりに浸漬する構成としてもよい。
図9には、測距用ターゲットの他の変形例が示されている。図9(A)は、キャリッジ5の上方から見下ろした平面図、図9(B)は、図9(A)中、J−J線矢視図である。
測距用ターゲット25として、上述した線材30や板材37に代えて、立体フレーム9と固定ベッド3側との間に鉛直方向に真直に固定して設置した柱材38を用いてもよい。柱材38としては、立体フレーム9の支柱11を兼用してもよい。
柱材38の設置に際しては、上述した線材30を仮設材とし、この仮設の線材30を基準にして取り付けを行うことで、柱材38を適切に鉛直に設けることができる。
図8及び図9に示した板材37や柱材38を用いた側距用ゲージ25の場合であっても、線材30の場合について説明した上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
さらに、図4には、上記実施形態の変形例が、一点鎖線を用いて示されている。上記実施形態では、キャリッジ5の前後左右(長さ方向及び幅方向)の4点で吊り下げられるキャリッジ5の幅方向に水平距離D1,D2を測定してキャリッジ5の水平姿勢を制御するもので、通常はこの制御で十分であるが、キャリッジ5は、長さ方向に傾く場合もあり得ないわけではない。
この変形例では、キャリッジ5の上部側には、上ロール6が複数配列される方向に沿うキャリッジ5の長さ方向に、測距用ターゲット25までの第3水平距離D3を測定する追加の上部変位測定センサ39が搭載されると共に、キャリッジ5の下部側には、キャリッジ5の長さ方向に、測距用ターゲット25までの第4水平距離D4を測定する追加の下部変位測定センサ40が搭載される。
また、図示しないが、第1チェーン7側と同様に、第2チェーン8側にもジャッキ22を設け、合計4つのジャッキ22でキャリッジ5を三次元的に動かして、水平姿勢の制御を行うようにしている。
コントローラ28は、縦型ルーパ1の稼働中、上述の第1及び第2水平距離D1,D2が等距離となることに加えて、これら追加の上部変位測定センサ39及び追加の下部変位測定センサ40から時々刻々と入力される第3水平距離D3及び第4水平距離D4が等距離となるようにジャッキ22を動作させるようになっている。
追加の変位測定センサ39,40で第3及び第4距離D3,D4を測定するための測距用ターゲット25は、図示したように、第1及び第2距離D1,D2を測定するためのものを共用してもよいし、専用のものを別に設けてもよい。
この変形例でも、キャリッジ5の長さ方向の両端部側それぞれのキャリッジ5の上面5a及び下面5bに追加の変位測定センサ39,40が設けられていて、測距用ターゲット25は、これら2組の追加の変位測定センサ39,40それぞれに対応させて、キャリッジ5の長さ方向両端部側に2つ設けられている。
測距用ターゲット25としては、上述したように、線材30(例えば、図1及び図2参照)であっても、あるいは板材37(図8参照)や柱材38(図9参照)であってもよい。
追加の変位測定センサ39,40は、上述の変位測定センサ26,27と同様であって、投光部33からキャリッジ5の長さ方向に、隣接する測距用ターゲット25に向けてレーザー光Lを発出し、測距用ターゲット25で反射したキャリッジ5の長さ方向からのレーザー光Lを受光部34で受光して、測距用ターゲット25までの水平距離D3,D4を測定するようになっている。
縦型ルーパ1の稼働中、常時継続的に、追加の上部変位測定センサ39は、キャリッジ5の上部で、キャリッジ5の長さ方向に測距用ターゲット25までの第3水平距離D3を測定し、追加の下部変位測定センサ40は、キャリッジ5の下部で、キャリッジ5の長さ方向に測距用ターゲット25までの第4水平距離D4を測定し、コントローラ28には、時々刻々と第3及び第4水平距離D3,D4が入力される。
コントローラ28は、これら水平距離D3,D4が異なるとき(水平姿勢でないとき)に、その差の値が「零」となって等距離となるように、ジャッキ22に対し、進出ストロークや没入ストロークの制御信号を出力し、ジャッキ22を動作させる。
コントローラ28によるジャッキ22の制御は、キャリッジ5の長さ方向に対するジャッキ制御よりも、帯状材2の蛇行に影響が大きく調整頻度の高いキャリッジ5の幅方向に対する制御を優先することが望ましい。言い換えれば、キャリッジ5の幅方向で水平姿勢が得られている(第1及び第2水平距離D1,D2が等しい)ときに、キャリッジ5の長さ方向で水平姿勢の制御を行うことが好ましい。
追加の変位測定センサ39,40のキャリッジ5への取り付けについても、図7に示されている取り付け状態の例を採用できることはもちろんである。
上記説明では、投光部33及び受光部34を備えた変位測定センサ26,27,39,40を用いる場合について説明したが、距離を測定できるものであれば、他の形式のセンサを用いても良い。
上記説明では、第1ロール(下ロール4)を設けた固定ベッド3を床面に設置し、その上方で、第2ロール(上ロール6)を設けたキャリッジ5が昇降動作される縦型ルーパ1を例示したが、天井部10に、第1ロールの固定ベッド3を設置し、その下方で、第2ロールのキャリッジ5が昇降動作される縦型ルーパ1に対しても適用できることはもちろんである。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 縦型ルーパ
2 帯状材
3 固定ベッド
4 下ロール
5 キャリッジ
5a キャリッジの上面
5b キャリッジの下面
5c キャリッジの周側面
5d キャリッジの上縁
5e キャリッジの下縁
6 上ロール
6a 上ロールのロール軸
7 第1チェーン(吊り材)
8 第2チェーン(吊り材)
9 立体フレーム
10 天井部
11 支柱
12 機台
13 駆動モータ
14 回転軸系
15 ギヤボックス
16 軸受部材
17 第1スプロケット
18 第2スプロケット
19 軸受部材
20 第3スプロケット
21 重錘
22 ジャッキ(調整手段)
23 モータ駆動式ネジ機構
24 ロッド
25 測距用ターゲット
26 上部変位測定センサ
27 下部変位測定センサ
28 コントローラ
29 吊り下げベース
30 線材
31 ウエイト
32 容器
33 投光部
34 受光部
35 折り曲げブラケット
35a 横向き部
35b 縦向き部
36 L字型ブラケット
37 板材
37a 板面
38 柱材
39 追加の上部変位測定センサ
40 追加の下部変位測定センサ
41 カップリング
D1 第1水平距離
D2 第2水平距離
D3 第3水平距離
D4 第4水平距離
H 第1及び第2チェーン間の水平距離
L レーザー光
V 上部及び下部変位測定センサ間の鉛直距離

Claims (7)

  1. 固定ベッドに配列される第1ロールと、吊り材で吊り下げて昇降動作されるキャリッジに配列される第2ロールとに交互に、帯状材を掛け回すようにした縦型ルーパであって、
    上記キャリッジと上記吊り材との間に設けられ、吊り方向にストローク動作されて、吊り下げられる該キャリッジの吊り下げ高さ位置を調整する調整手段と、
    上記キャリッジの昇降動作方向に沿って鉛直に設けられた被測定体と、
    昇降される上記キャリッジの上部側に搭載され、上記被測定体までの第1水平距離を測定する上部変位測定センサと、
    昇降される上記キャリッジの下部側に搭載され、上記被測定体までの第2水平距離を測定する下部変位測定センサと、
    これら上部変位測定センサ及び下部変位測定センサから上記第1水平距離及び上記第2水平距離が入力され、これら水平距離が等距離となるように上記調整手段を動作させるコントローラとを備えたことを特徴とする縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
  2. 前記キャリッジには、前記第2ロールがロール軸を該キャリッジの幅方向に向けて設けられ、前記第1水平距離及び前記第2水平距離は、上記キャリッジの幅方向に測定されることを特徴とする請求項1に記載の縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
  3. 前記被測定体は、前記吊り材を支持するフレームに上端が連結された線材と、該線材の下端に連結され、当該線材を鉛直方向に真直に張るためのウエイトとからなることを特徴とする請求項1または2に記載の縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
  4. 前記被測定体は、前記吊り材を支持するフレームに鉛直方向に真直に設置された板材であることを特徴とする請求項1または2に記載の縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
  5. 前記被測定体は、振れ止めのために、油溜まりに下方部分が浸漬されることを特徴とする請求項3または4に記載の縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
  6. 前記被測定体は、前記吊り材を支持するフレームに鉛直方向に真直に設置された柱材であることを特徴とする請求項1または2に記載の縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
  7. 昇降される前記キャリッジの上部側には、前記第2ロールの配列方向に沿う該キャリッジの長さ方向に、前記被測定体までの第3水平距離を測定する追加の上部変位測定センサが搭載され、
    昇降される前記キャリッジの下部側には、該キャリッジの長さ方向に、上記被測定体までの第4水平距離を測定する追加の下部変位測定センサが搭載され、
    前記コントローラは、前記第1及び第2水平距離が等距離となることに加えて、これら追加の上部変位測定センサ及び追加の下部変位測定センサから入力される上記第3水平距離及び上記第4水平距離が等距離となるように前記調整手段を動作させることを特徴とする請求項1〜6いずれかの項に記載の縦型ルーパのキャリッジ水平維持装置。
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