JP6813968B2 - 椎体スペーサ - Google Patents

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本発明は、椎体スペーサの技術に関する。
従来、隣り合う2つの椎体の間に位置する椎間板が損傷するなどして本来の機能が損なわれた場合に、椎間板に代えて隣り合う2つの椎体の間に配置される椎体スペーサが知られている(例えば、特許文献1〜5)。
特表2014−529310号公報 特許第2855079号明細書 特許第4197094号明細書 特表平8−503876号公報 特開平8−266565号公報
従来の技術では、2つの椎体の間に椎体スペーサを配置した状態(配置状態)において、椎体スペーサが椎体から外れること(脱転)を抑制するために、椎体スペーサは、配置状態において椎体と向かい合う面に椎体に噛み込む突出部を有する。突出部は、例えば、椎体間への椎体スペーサへの挿入方向と交差する方向に沿って延びる凹凸構造を形成する。また、従来の技術では、椎体への負荷を軽減するために、突出部が配置された面とは異なる面(他面)が椎体と対向するような姿勢で、椎体スペーサを椎体に挿入する場合がある。この場合、椎体スペーサの椎体間への挿入後に、突出部が形成された面が椎体と対向するように椎体スペーサを回転させる。これにより、椎体スペーサが椎体間に配置される。
従来の技術において、他面が椎体と対向するような姿勢で、椎体スペーサを椎体間に挿入した場合、椎体と他面との接触面積が大きくために挿入の際の摩擦抵抗が過度に高くなる場合があった。摩擦抵抗が過度に高い場合、椎体スペーサを挿入するために椎体スペーサに加える外力が過大になるので、椎体スペーサが損傷する場合があった。よって、椎体間への挿入時において、椎体スペーサと椎体との摩擦抵抗を低減できる技術が望まれている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[形態1]第1方向において対向する第1面および第2面と、前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3面および第4面と、前記第1方向と前記第2方向に直交する第3方向において対向する第5面および第6面と、を有するスペーサ本体を含み、隣り合う椎体の間に配置するための椎体スペーサであって、前記第1面に配置され、前記第3方向に沿った方向に延びる第1案内突出部と、前記第2面に配置され、前記第3方向に沿った方向に延びる第2案内突出部と、前記第3面に配置された第1嵌合突出部と、前記第4面に配置された第2嵌合突出部と、を備え、前記椎体スペーサが前記隣り合う椎体の間に配置されたときに、前記第3面は一方の前記椎体と対向し、前記第4面は他方の前記椎体と対向し、前記第1案内突出部は、前記第3方向に沿った稜線を形成する第1頂部を有し、前記第2案内突出部は、前記第3方向に沿った稜線を形成する第2頂部を有し、前記第1頂部と前記第2頂部はそれぞれ角を形成している、ことを特徴とする椎体スペーサ。この形態によれば、第1面を一方の椎体と対向させ、第2面を他方の椎体と対向させる姿勢で第3方向に沿って椎体スペーサを隣り合う椎体間に挿入した場合に、第1案内突出部が一方の椎体と接触し、第2案内突出部が他方の椎体と接触する。これにより、第1案内突出部と第2案内突出部が配置されていない場合において、椎体間への挿入時における椎体スペーサと椎体との接触面積を低減できる。よって、椎体間への挿入時における摩擦抵抗を低減できるので、椎体スペーサを椎体間に挿入するために椎体スペーサに加えられる外力が過度に大きくなる可能性を低減できる。またこの形態によれば、椎体間への挿入時における摩擦抵抗をさらに低減できるので、椎体スペーサを椎体間に挿入するために椎体スペーサに加えられる外力が過度に大きくなる可能性をさらに低減できる。またこの形態によれば、椎体間への挿入時における摩擦抵抗をより一層低減できるので、椎体スペーサを椎体間に挿入するために椎体スペーサに加えられる外力が過度に大きくなる可能性をより一層低減できる。
(1)本発明の一形態によれば、第1方向において対向する第1面および第2面と、前記第1方向直交する第2方向において対向する第3面および第4面と、前記第1方向と前記第2方向に直交する第3方向において対向する第5面および第6面と、を有するスペーサ本体を含み、隣り合う椎体の間に配置するための椎体スペーサが提供される。この椎体スペーサは、前記第1面に配置され、前記第3方向に沿った方向に延びる第1案内突出部と、前記第2面に配置され、前記第3方向に沿った方向に延びる第2案内突出部と、前記第3面に配置された第1嵌合突出部と、前記第4面に配置された第2嵌合突出部と、を備え、前記椎体スペーサが前記隣り合う椎体の間に配置されたときに、前記第3面は一方の前記椎体と対向し、前記第4面は他方の前記椎体と対向する。この形態によれば、第1面を一方の椎体と対向させ、第2面を他方の椎体と対向させる姿勢で第3方向に沿って椎体スペーサを隣り合う椎体間に挿入した場合に、第1案内突出部が一方の椎体と接触し、第2案内突出部が他方の椎体と接触する。これにより、第1案内突出部と第2案内突出部が配置されていない場合おいて、椎体間への挿入時における椎体スペーサと椎体との接触面積を低減できる。よって、椎体間への挿入時における摩擦抵抗を低減できるので、椎体スペーサを椎体間に挿入するために椎体スペーサに加えられる外力が過度に大きくなる可能性を低減できる。
(2)上記形態であって、前記第1案内突出部および前記第2案内突出部はそれぞれ、複数設けられ、前記複数の前記第1案内突出部のうちの2つは、前記第2方向における前記スペーサ本体の中央を挟んで位置し、前記複数の前記第2案内突出部のうちの2つは、前記第2方向における前記スペーサ本体の中央を挟んで位置してもよい。この形態によれば、2つの第1案内突出部および2つの第2案内突出部が第2方向におけるスペーサ本体の中央を挟んで位置する。これにより、椎体スペーサの挿入時において、第2方向におけるスペーサ本体の中央を挟んだいずれか一方側に椎体スペーサが傾く可能性を低減できる。
(3)上記形態であって、前記第1案内突出部は、前記第3方向に沿った稜線を形成する第1頂部を有し、前記第2案内突出部は、前記第3方向に沿った稜線を形成する第2頂部を有してもよい。この形態によれば、椎体間への挿入時における摩擦抵抗をさらに低減できるので、椎体スペーサを椎体間に挿入するために椎体スペーサに加えられる外力が過度に大きくなる可能性をさらに低減できる。
(4)上記形態であって、前記第1頂部と前記第2頂部はそれぞれ角を形成しててもよい。この形態によれば、椎体間への挿入時における摩擦抵抗をより一層低減できるので、椎体スペーサを椎体間に挿入するために椎体スペーサに加えられる外力が過度に大きくなる可能性をより一層低減できる。
(5)上記形態であって、前記角を形成する前記第1頂部の内角は、90度以上であり、
前記角を形成する前記第2頂部の内角は、90度以上であってもよい。この形態によれば、椎体間に椎体スペーサを挿入して配置する際に、第1頂部と第2頂部が損傷する可能性を低減できる。
(6)上記形態であって、前記第1嵌合突出部は、前記第3面に接続され前記第1嵌合突出部の側面を形成する第1側面部を有し、前記第2嵌合突出部は、前記第4面に接続され前記第2嵌合突出部の側面を形成する第2側面部を有し、少なくとも、前記第3面、前記第4面、前記第1側面部、および、前記第2側面部のそれぞれの表面には、前記椎体と結合するための骨結合層が形成されていてもよい。この形態によれば、椎体間に椎体スペーサを配置した後において、椎体と椎体スペーサとの結合性を向上できる。
(7)上記形態であって、前記骨結合層は、前記椎体スペーサの全表面に形成されていてもよい。この形態によれば、椎体間に椎体スペーサを配置した後において、椎体と椎体スペーサとの結合性をさらに向上できる。
(8)上記形態であって、前記骨結合層は、前記椎体の成長を受け入れる多孔層であってもよい。この形態によれば、多孔層によって椎体の成長を受け入れることができるので、椎体と椎体スペーサとの結合性を向上できる。
(9)上記形態であって、前記多孔層は、生体活性物質を有してもよい。この形態によれば、椎体間に椎体スペーサを配置した場合に、生体活性物質と椎体の骨組織との化学的な反応が始まり、新たな骨の形成を速やかに行うことができる。これにより、椎体と椎体スペーサとを早期に結合できる。
(10)上記形態であって、前記生体活性物質は、リン酸カルシウムであってもよい。この形態によれば、生体活性物質としてリン酸カルシウムを用いることができる。
(11)上記形態であって、前記リン酸カルシウムは、水酸アパタイトであってもよい。この形態によれば、リン酸カルシウムとして水酸アパタイトを用いることができる。
(12)上記形態であって、さらに、前記第3面と前記第4面に亘って貫通する第1貫通孔を有してもよい。この形態によれば、第3面または第4面と向かい合う椎体の骨組織が成長した際に、成長した骨組織を第1貫通孔によって受け入れることができるので、椎体と椎体スペーサとの結合性をさらに向上できる。
(13)上記形態であって、さらに、前記第1面と前記第2面に亘って貫通する第2貫通孔を有してもよい。この形態によれば、第1面および第2面と向かい合う位置にまで椎体の骨組織が成長した際に、成長した骨組織を第2貫通孔によって受け入れることができるので、椎体と椎体スペーサとの結合性をより一層向上できる。
(14)上記形態であって、前記第1嵌合突出部および前記第2嵌合突出部は、前記第1方向に沿って延び、前記第2方向から見た平面視において、前記第1嵌合突出部が延びる方向である前記第1方向に沿った方向と、前記第2嵌合突出部が延びる方向である前記第1方向に沿った方向とは、交差してもよい。この形態によれば、椎体間に椎体スペーサを配置した後において、椎体スペーサが本来の配置位置からズレる可能性を低減できる。
(15)上記形態であって、前記椎体スペーサは、高分子材料を主成分とする材料からなっていてもよい。この形態によれば、高分子材料を主成分とした材料を用いて椎体スペーサを作製できる。
(16)上記形態であって、前記高分子材料は、ポリエーテルエーテルケトン、炭素繊維とポリエーテルエーテルケトンとを含む樹脂からなる群より選択された材料であってもよい。一般に、ポリエーテルエーテルケトンは、生体適合性を有し、力学的特性が骨と近い。この形態によれば、高分子材料が、ポリエーテルエーテルケトン、炭素繊維とポリエーテルエーテルケトンとを含む樹脂からなる群より選択された材料であることで、椎体と椎体スペーサとの結合性をさらに向上できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、椎体スペーサの他に、例えば、椎体スペーサの製造方法等の態様で実現することができる。
椎体スペーサの使用例について説明するための第1の図である。 図1に示す図を紙面上側から見た図である。 椎体スペーサの第1の斜視図である。 椎体スペーサの第2の斜視図である。 椎体スペーサの第3の斜視図である。 椎体スペーサの第4の斜視図である。 椎体スペーサの上面図である。 椎体スペーサの側面図である。 椎体スペーサの椎体間への配置工程を示す処理フローである。 椎体スペーサの製造工程を示す処理フローである。 第1変形例の椎体スペーサを説明するための図である。 第1案内突出部と第2案内突出部の第1の変形態様を説明するための図である。 第1案内突出部と第2案内突出部の第2の変形態様を説明するための模式図である。 特定の部位について説明するための模式図である。
A.実施形態:
図1は、本発明の実施形態としての椎体スペーサ20の使用例について説明するための第1の図である。図2は、図1に示す図を紙面上側から見た図である。椎体スペーサ20は、隣り合う第1椎体10Aと第2椎体10Bの間に配置され、体内に埋め込まれる器具(生体インプラント)である。椎体スペーサ20は、例えば、損傷した椎間板に代えて第1椎体10Aと第2椎体10Bの間に配置される。本実施形態では、図2に示すように、2つの椎体スペーサ20が第1椎体10Aと第2椎体10Bとの間に並んで配置されている。なお、第1椎体10Aと第2椎体10Bとを区別することなく用いる場合は、椎体10を用いる。
図3は、椎体スペーサ20の第1の斜視図である。図4は、椎体スペーサ20の第2の斜視図である。図5は、椎体スペーサ20の第3の斜視図である。図6は、椎体スペーサ20の第4の斜視図である。図7は、椎体スペーサ20の上面図である。図8は、椎体スペーサ20の側面図である。図3〜図6、図8において、第3面23と第1嵌合突出部50との境界、および、第4面24と第2嵌合突出部60との境界には、理解の容易のために破線を付している。また、図3の右上に示す丸で囲んだ図は、椎体スペーサ20の断面図であり、シングルハッチングの部分は緻密な本体部29Aを示し、クロスハッチングの部分は骨結合層29Bを示している。また、椎体スペーサ20の短手方向としての第1方向には符号「SD」を付し、厚み方向としての第2方向には符号「TD」を付し、長手方向としての第3方向には符号「LD」を付す。第1方向SDと第2方向TDと第3方向LDとは互いに直交する。また、第1方向SDと第2方向TDと第3方向LDとはそれぞれ、まっすぐな方向である。
椎体スペーサ20(図3)は、スペーサ本体20Aと、第1案内突出部30と、第2案内突出部40(図4)と、第1嵌合突出部50と、第2嵌合突出部60とを備える。
スペーサ本体20A(図3)は、略直方体形状の六面体である。スペーサ本体20Aは、第1面21と、第2面22と、第3面23と、第4面24(図6)と、第5面25と、第6面26(図4)とを有する。第1面21〜第6面26によって六面体の各面が形成されている。第1面21〜第4面24はそれぞれ略平面であり、第5面25と第6面26とはそれぞれ平面である。
第1面21と第2面22とは、第1方向SDにおいて対向する。第3面23と第4面24とは、第2方向TDにおいて対向する。第3面23と第4面24とはそれぞれ、第1面21および第2面22と交わる。第5面25と第6面26とは、第3方向LDにおいて対向する。第5面25と第6面とはそれぞれ、第1面21〜第4面24と交わる。第3面23および第4面24(図8)は、第1椎体10Aと第2椎体10Bとの間隔に対応させて、第2方向TDにおけるスペーサ本体20Aの長さが第5面25側から第6面26側に向かうに従って大きくなるように、傾斜している。
椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入する場合には、第1面21が第1椎体10Aと対向し、第2面22が第2椎体10Bと対向するような姿勢で、第3方向LDのうち第5面25から第6面26に向かう方向(挿入方向)に沿って椎体スペーサ20を移動させる。すなわち、第6面26は、挿入方向における先端面を形成する。挿入後は、第3面23が第1椎体10Aと対向し、第4面24が第2椎体10Bと対向するように、第3方向LDを中心として椎体スペーサ20を90度回転させる。これにより、椎体スペーサ20が椎体10A,10B間に配置される。なお、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入、配置する際には、椎体スペーサ20を保持可能な棒状の治具(後述)を用いる。
第1面21、第2面22、第3面23、および、第4面24のそれぞれにおいて、第6面26と接続する側の端部側面は、外方に凸となるR面(曲面)RFを形成する。これにより、椎体10A,10B間に椎体スペーサ20を挿入する際、および、挿入後に椎体スペーサ20を回転配置する際に、椎体スペーサ20によって椎体10が損傷する可能性を低減できる。また、R面RFによって、椎体スペーサ20を円滑に回転させることができる。
椎体スペーサ20は、さらに、第1案内突出部30(図3)と、第2案内突出部40(図4)と、を有する。
第1案内突出部30(図3)は、第1面21に配置されている。詳細には、第1案内突出部30は、第1面21から突出する。第1案内突出部30は、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入する際(挿入時)において、第1椎体10Aに当接して椎体スペーサ20の第3方向LDへの挿入を案内する。
第1案内突出部30は、第2方向TDに一定の間隔を開けて2つ設けられている。2つの第1案内突出部30は、図8に示すように、第2方向TDにおけるスペーサ本体20Aの中央CTを挟んで位置する。第1案内突出部30は、第3方向LDに沿った方向に延びる。「沿った方向」とは、比較基準となる方向(本段落では、第3方向LD)と完全に平行ではなくてもよく、比較基準となる方向と交差していてもよい。例えば、比較基準となる方向と25度以内の角度を形成するように交差していてもよい。本実施形態では、第1案内突出部30は、第3方向LDに平行に延びる。第1案内突出部30(図3、図4)は、第1面21のうちの第5面25側の端部から第6面26側の端部に亘って連続して延びる。なお、他の実施形態では、第1案内突出部30は、第3方向LDに沿った方向に所定の間隔を開けて不連続に第5面25側の端部から第6面26側の端部に亘って延びていてもよい、また、他の別の実施形態では、第1案内突出部30は、第5面25側の端部から第6面26側の端部に亘って延びていなくてもよい。例えば、第1案内突出部30は、スペーサ本体20Aの第3方向LDにおける長さの半分以上の長さを有するように、第3方向LDに沿って延びていてもよい。
第1案内突出部30(図3)は、第3方向LDと直交する断面が三角形状である。第1案内突出部30は、三角形状の一辺を形成する第1側面32と、三角形状の他の一辺を形成する第2側面33と、第1側面32と第2側面33とが交わる部分である第1頂部35とを有する。第1頂部35は、第1案内突出部30のうちで第1面21から最も離れた部分である。第1頂部35は、第1側面32と第2側面33とが交わることで、第3方向LDに沿った稜線を形成する。また、第1頂部35は、第1側面32と第2側面33とが交わることで角を形成する。この角が連なることで稜線が形成される。第1頂部35の内角A1(図3)は、90度以上であることが好ましい。これにより、椎体10間に椎体スペーサ20を挿入して配置する際(例えば、挿入後の回転の際)に、第1頂部35が折れるなどして損傷する可能性を低減できる。また、第1頂部35の内角A1は、120度以下であってもよい。内角A1を120度以下することで、第2方向TDにおける第1案内突出部30の幅を抑制できる。また、第1案内突出部30のうち、R面RFに形成された部分の第1頂部35は、アール(曲線)35Rを形成する(図4)。これにより、椎体10A,10B間に椎体スペーサ20を挿入する際、および、挿入後に椎体スペーサ20を回転配置する際に、椎体スペーサ20によって椎体10が損傷する可能性を低減できる。
第2案内突出部40(図4)は、第2面22に配置されている。詳細には、第2案内突出部40は、第2面22から突出する。第2案内突出部40は、椎体スペーサ20の挿入時において、第2椎体10Aに当接して椎体スペーサ20の第3方向LDへの挿入を案内する。
第2案内突出部40は、第2方向TDに一定の間隔を開けて2つ設けられている。2つの第2案内突出部40は、スペーサ本体20Aを挟んで第1方向SDに2つの第1案内突出部30と重なる位置に配置されている。2つの第2案内突出部40は、第1案内突出部30と同様に、第2方向TDにおけるスペーサ本体20Aの中央CT(図8)を挟んで位置する。第2案内突出部40は、第3方向LDに沿った方向に延びる。本実施形態では、第2案内突出部40は、第3方向LDに平行に延びる。第2案内突出部40(図3、図4)は、第2面22のうちの第5面25側の端部から第6面26側の端部に亘って連続して延びる。なお、他の実施形態では、第2案内突出部40は、第3方向LDに沿った方向に所定の間隔を開けて不連続に第5面25側の端部から第6面26側の端部に亘って延びていてもよい、また、他の別の実施形態では、第2案内突出部40は、第5面25側の端部から第6面26側の端部に亘って延びていなくてもよい。例えば、第2案内突出部40は、スペーサ本体20Aの第3方向LDにおける長さの半分以上の長さを有するように、第3方向LDに沿って延びていてもよい。
第2案内突出部40は、第3方向LDと直交する断面が三角形状である。第2案内突出部40は、三角形状の一辺を形成する第1側面42と、三角形状の他の一辺を形成する第2側面43と、第1側面42と第2側面43とが交わる部分である第2頂部45とを有する。第2頂部45は、第2案内突出部40のうちで第2面22から最も離れた部分である。第2頂部45は、第1側面42と第2側面43とが交わることで、第3方向LDに沿った稜線を形成する。また、第2頂部45は、第1側面42と第2側面43とが交わることで角を形成する。この角が連なることで稜線が形成される。第2頂部45の内角B1(図4)は、90度以上であることが好ましい。これにより、椎体スペーサ20の挿入後の回転時に、第2頂部45が折れるなどして損傷する可能性を低減できる。また、第2頂部45の内角B1は、120度以下であってもよい。内角B1を120度以下することで、第2方向TDにおける第2案内突出部40の幅を抑制できる。また、第2案内突出部40のうち、R面RFに形成された部分の第2頂部45は、アール(曲線)45Rを形成する。これにより、椎体10A,10B間に椎体スペーサ20を挿入する際、および、挿入後に椎体スペーサ20を回転配置する際に、椎体スペーサ20によって椎体10が損傷する可能性を低減できる。
椎体スペーサ20は、さらに、第1嵌合突出部50(図5)と、第2嵌合突出部60(図6)と、第1貫通孔27(図5)と、第1副貫通孔28A(図6)と、第2副貫通孔28B(図5)と、第3副貫通孔28C(図5)と、第4副貫通孔28D(図4)と、を有する。
第1貫通孔27(図5、図7)は、椎体スペーサ20を第2方向TDに貫通する単一の孔であり、第3面23から第4面24に亘って貫通している。第1副貫通孔28A(図6)は、第1面21と第1貫通孔27とを連通させる孔であり、第1面21を外表面とする壁を貫通する。第1副貫通孔28Aは、第3方向LDに沿って並んで3つ配置されている。第2副貫通孔28B(図5)は、第2面22と第1貫通孔27とを連通させる孔であり、第2面22を外表面とする壁を貫通する。第2副貫通孔28Bは、第3方向LDに沿って並んで3つ配置されている。第3副貫通孔28C(図5)は、第5面25と第1貫通孔27とを連通させる単一の孔であり、第5面25を外表面とする壁を貫通する。第4副貫通孔28D(図6)は、第6面26と第1貫通孔27とを連通させる単一の孔であり、第6面26を外表面とする壁を貫通する。ここで、第1副貫通孔28Aと第2副貫通孔28Bとは、第1面21と第2面22に亘って貫通する貫通孔として捉えることができる。第1副貫通孔28Aと第2副貫通孔28Bとが、課題を解決するための手段に記載の「第2貫通孔」に相当する。
第1嵌合突出部50(図5)は、第3面23に配置されている。詳細には、第1嵌合突出部50は、第3面23から突出する。第1嵌合突出部50は、椎体10間に回転配置されたときに、第1椎体10Aに噛み込む。第1嵌合突出部50は、第1方向SDに沿った方向に延びる。第1嵌合突出部50は、第3面23のうちの第1面21側の端部から第2面22側の端部に亘って延びる。第1嵌合突出部50は、第1貫通孔27によって第1方向SDにおける途中が分断されている。言い換えれば、第1方向SDにおいて、第1貫通孔27を挟むように2つの第1嵌合突出部50が位置する。第1嵌合突出部50は、第3方向LDに並んで複数配置されて、第3面23上に凹凸構造を形成する。
第1嵌合突出部50は、第1方向SDと直交する断面が三角形状である。第1嵌合突出部50は、三角形状の一辺を形成する第1側面52と、三角形状の他の一辺を形成する第2側面53と、第1側面52と第2側面53とが交わる部分である第1嵌合頂部55とを有する。第1嵌合頂部55は、第1嵌合突出部50のうちで第3面23から最も離れた部分である。第1嵌合頂部55は、第1側面52と第2側面53とが交わることで、第1方向SDに沿った稜線を形成する。また、第1嵌合頂部55は、第1側面52と第2側面53とが交わることで角(例えば30度〜60度のいずれかの内角を有する角)を形成する。第1側面52と第2側面53とは、第3面23に一端辺が接続され、他端辺が角を形成する。第1側面52と第2側面53とは第1嵌合突出部50の側面を形成する。第1側面52と第2側面53とが課題を解決するための手段に記載の「第1側面部」に相当する。
第2嵌合突出部60(図6)は、第4面24に配置されている。詳細には、第2嵌合突出部60は、第4面24から突出する。第2嵌合突出部60は、椎体10間に回転配置されたときに、第2椎体10Bに噛み込む。第2嵌合突出部60は、第1方向SDに沿った方向に延びる。第2嵌合突出部60は、第4面24のうちの第1面21側の端部から第2面22側の端部に亘って延びる。第2嵌合突出部60は、第1貫通孔27によって第1方向SDにおける途中が分断されている。言い換えれば、第1方向SDにおいて、第1貫通孔27を挟むように2つの第2嵌合突出部60が位置する。第2嵌合突出部60は、第3方向LDに並んで複数配置されて、第4面24上に凹凸構造を形成する。
第2嵌合突出部60は、第1方向SDと直交する断面が三角形状である。第2嵌合突出部60は、三角形状の一辺を形成する第1側面62と、三角形状の他の一辺を形成する第2側面63と、第1側面62と第2側面63とが交わる部分である第2嵌合頂部65とを有する。第2嵌合頂部65は、第2嵌合突出部60のうちで第4面24から最も離れた部分である。第2嵌合頂部65は、第1側面62と第2側面63とが交わることで、第1方向SDに沿った稜線を形成する。また、第2嵌合頂部65は、第1側面62と第2側面63とが交わることで角(例えば30度〜60度のいずれかの角度の内角を有する角)を形成する。第1側面62と第2側面63とは、第4面24に一端辺が接続され、他端辺が角を形成する。第1側面62と第2側面63とは第2嵌合突出部60の側面を形成する。第1側面62と第2側面63とが課題を解決するための手段に記載の「第2側面部」に相当する。
椎体スペーサ20は、高分子材料を主成分(50質量%以上)とする材料から形成されている。ここで、椎体スペーサ20が金属材料を主成分とした材料で形成されている場合、高強度である反面、弾性率が高く靭性に欠ける場合があり、大きな荷重が連続的にかかるような部位に配置すると、周りの骨との力学的特性の差によりストレスシールディングが生じるといった問題や、骨と直接に結合しないといった問題がある。また、人工骨の材料として水酸アパタイト等のバイオセラミックスを選択すると、バイオセラミックスは、通常、生体適合性が良いうえに、生体活性が高くて、骨との結合性に優れている反面、外部衝撃に弱いので、大きな荷重が瞬間的にかかるような部位には用いることができないという問題がある。椎体スペーサ20が高分子材料を主成分とする材料から形成されることで、上記のような問題が生じる可能性を低減できる。
本実施形態では、椎体スペーサ20(図3)は、高分子材料からなる緻密な本体部29Aと、本体部29Aの全表面に形成された骨結合層29Bとを有する。骨結合層29Bは、椎体10と結合するための層である。本実施形態では、骨結合層29Bは、椎体10の成長を受け入れる多孔層である。本体部29Aの高分子材料としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を用いることができる。また、高分子材料は、炭素繊維を含む樹脂であってもよい。例えば、椎体スペーサ20は、PEEKが70〜90質量%、炭素繊維が10〜30質量%の組成であってもよい。
PEEKは、生体適合性を有し、力学的特性が骨と近い。従って、椎体スペーサ20を形成する材料としてPEEKを採用すると、椎体10との結合性を向上できる。例えば、大きな荷重が連続的に長期間かかるような部位に椎体スペーサ20を配置した場合に、ストレスシールディング、すなわち骨に加わる応力の遮蔽によって生じ得る骨減少及び骨密度の低下等を抑制できる。骨結合層29Bは、表面に開口を有し、内方側まで連通する孔を有する。骨結合層29Bは、PEEKによって形成された椎体スペーサ20の元となる基材に対して後述する様々な処理を行うことで形成される。骨結合層29Bは、孔の内壁面や表面に生体活性物質を有していてもよい。これにより、椎体スペーサ20を第1椎体10Aと第2椎体10Bとの間に配置した後に、生体活性物質と生体の骨組織との化学的な反応が始まり、新たな骨の形成が速やかに行われる。よって、骨(椎体10)と椎体スペーサ20とを早期に結合させることができる。生体活性物質としては、生体との親和性が高く、骨組織と化学的に反応する性質を有する物質であれば特に限定されず、例えばリン酸カルシウム系材料、バイオガラス、結晶化ガラス(ガラスセラミックスとも称する。)、炭酸カルシウム等が挙げられる。リン酸カルシウム系材料としては、例えば、リン酸水素カルシウム、リン酸水素カルシウム水和物、リン酸二水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム水和物、α型リン酸三カルシウム、β型リン酸三カルシウム、ドロマイト、リン酸四カルシウム、リン酸八カルシウム、水酸アパタイト、フッ素アパタイト、炭酸アパタイト及び塩素アパタイト等が挙げられる。バイオガラスとしては、例えば、SiO−CaO−NaO−P系ガラス、SiO−CaO−NaO−P−KO−MgO系ガラス、及び、SiO−CaO−Al−P系ガラス等が挙げられる。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−CaO−MgO−P系ガラス(アパタイトウォラストナイト結晶化ガラスとも称する。)、及び、CaO−Al−P系ガラス等が挙げられる。これらのリン酸カルシウム系材料、バイオガラス及び結晶化ガラスは、例えば、「化学便覧 応用化学編 第6版」(日本化学会、平成15年1月30日発行、丸善株式会社)、「バイオセラミックスの開発と臨床」(青木秀希ら編著、1987年4月10日発行、クインテッセンス出版株式会社)等に詳述されている。
生体活性物質としては、生体活性に優れる点でリン酸カルシウム系材料が特に好ましい。更に好ましくは、水酸アパタイトを用いるとよい。水酸アパタイトは、実際の骨と組成や構造、性質が似ているので体内環境における安定性が優れており、体内で顕著な溶解性を示さないからである。
図9は、椎体スペーサ20の椎体10間への配置工程を示す処理フローである。まず、治具70によって椎体スペーサ20を保持する(ステップS10)。治具70は、椎体スペーサ20を保持可能な構成であればよく、例えば、椎体スペーサ20を挟んで保持できる構成や第5面25に開口する第3副貫通孔28Cに挿入して保持できる構成を用いることができる。次に、第1面21が第1椎体10Aと対向し、第2面22が第2椎体10Bと対向するような姿勢で、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入する(ステップS12)。挿入方向は、第3方向LDのうち第5面25から第6面26に向かう方向である。椎体スペーサ20の挿入は、治具70を介して椎体スペーサ20に挿入方向への外力を加えることで行われる。例えば、治具70をハンマーで叩くことで椎体スペーサ20に挿入方向への外力を加える。次に、第3面23が第1椎体10Aと対向し、第4面24が第2椎体10Bと対向するように、第3方向LDを中心として椎体スペーサ20を90度回転させる(ステップS14)。ステップS14の後に、治具70を椎体スペーサ20から取り外す。ステップS10〜ステップS14の工程を経ることで、椎体スペーサ20が椎体10A,10B間に配置される。
図10は、椎体スペーサ20の製造工程を示す処理フローである。まず、椎体スペーサ20の元となる基材を作製する(ステップS20)。具体的には、プラスチック材料(例えば、PEEK)を椎体スペーサ20の形状になるように切削加工することで基材を作製する。この基材は、図3〜図8に示す外観形状を有する。なお、切削加工に代えて金型を用いた射出成形によって基材を作製してもよい。
次に、基材表面に多数の微小気孔を形成する(ステップS22)。基材表面に微小気孔を形成させる方法としては、公知の方法を採用することができる。例えば、プラスチック製の基材を、濃硫酸、濃硝酸、又はクロム酸等の腐食性溶液に所定時間浸漬し、次いで、この基材をプラスチックが溶出しない洗浄用溶液、例えば純水に浸漬させる方法を挙げることができる。プラスチックとして、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を採用した場合には、濃硫酸にPEEKを所定時間浸漬させ、次いで、純水に浸漬させることにより微小気孔を形成させることができる。この基材表面に形成された多数の微小気孔の層が骨結合層29Bとなる。
次に、多数の微小気孔を有する基材の表面に発泡剤が保持された発泡剤保持基材を作製する(ステップS24)。発泡剤としては、プラスチック製の基材の表面に所望の多孔質構造を形成させることのできる物質であれば良く、そのような発泡剤として、炭酸塩、アルミニウム粉末などの無機系発泡剤や、アゾ化合物、イソシアネート化合物などの有機系発泡剤を挙げることができる。発泡剤は生体に悪影響を与えない物質であるのが好ましく、そのような発泡剤としては炭酸塩が好ましく、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムを挙げることができる。
次に、発泡剤保持基材から発泡基材を作製する(ステップS26)。具体的には、発泡剤保持基材を、プラスチックを膨潤させ、かつ、発泡剤を発泡させる発泡溶液に所定時間浸漬させて、プラスチックの膨潤と発泡剤の発泡とを同時に進行させる。その後に、膨潤したプラスチックを凝固させる凝固溶液に浸漬することにより発泡基材を作製する。発泡溶液としては、例えば、濃硫酸、塩酸及び硝酸などの酸性溶液を挙げることができる。発泡剤保持基材を形成する材料がPEEKであり、発泡剤が炭酸塩である場合には、発泡溶液としては、濃度が90%以上の濃硫酸が好ましい。凝固溶液、すなわちプラスチックが溶出しない溶液としては、例えば、水、アセトン、エタノールなどの水性溶液を挙げることができる。発泡基材を形成する材料がPEEKである場合には、上記に挙げた他に、濃度が90%未満の硫酸、硝酸、リン酸、塩酸等の無機酸水溶液、水溶性有機溶剤がある。水溶性有機溶剤としては、例えばN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエトレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、グリセリンエタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ペンタノ−ル、ヘキサノ−ル等のアルコ−ル及びこれらの水溶液、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリビニルピロリドン等液状高分子またはそれらの水溶液及びこれらの混合物を挙げることができる。
次に、発泡基材の表面に水酸アパタイト粒子を固定化する(ステップS28)。これにより、骨結合層29Bの内壁面や表面に水酸アパタイト粒子が固定化される。固定化の方法としては、例えば以下の方法を用いることができる。まず、水酸アパタイト粒子をエタノール溶液に分散させた分散系溶液を用意する。次いで、この分散系溶液に発泡基材を浸漬させて、浸漬させた状態で超音波を分散系溶液に付与する。これにより、水酸アパタイト粒子が発泡基材の表面に均一に付着する。次いで、発泡基材を分散系溶液から取り出して、所定条件下(例えば、約230℃の温度で20分間)で乾燥させて、水酸アパタイト粒子を固定化する。ステップS20〜ステップS28を行うことで、椎体スペーサ20が作製される。
上記実施形態によれば、第1面21に第1案内突出部30が配置され、第2面22に第2案内突出部40が配置されている(図3,図4)。また、第1面21が第1椎体10Aと対向し、第2面22が第2椎体10Bと対向するような姿勢で、第3方向LDのうち第5面25から第6面26に向かう方向(挿入方向)に沿って椎体スペーサ20が椎体10A,10B間に挿入される。これにより、第1案内突出部30と第2案内突出部40が配置されていない場合よりも、椎体10A,10B間への挿入時における椎体スペーサ20と椎体10A、10Bとの接触面積を低減できる。よって、椎体10A,10B間への挿入時における摩擦抵抗を低減できるので、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入するために椎体スペーサ20に加えられる外力が過度に大きくなる可能性を低減できる。また、挿入方向である第3方向LDに沿った方向に第1案内突出部30および第2案内突出部40が延びるので、挿入時において椎体スペーサ20を挿入方向に円滑に移動させることができる。
また、上記実施形態によれば、2つの第1案内突出部30は、第2方向TDにおけるスペーサ本体20Aの中央CTを挟んで第1面21に位置し、2つの第2案内突出部40は、第2方向TDにおける中央CTを挟んで第2面22に位置する(図8)。これにより、椎体スペーサ20の挿入時において、第2方向TDにおけるスペーサ本体20Aの中央CTを挟んだいずれか一方側に椎体スペーサ20が傾く可能性を低減できる。
また、上記実施形態によれば、第1案内突出部30は第3方向LDに沿った稜線を形成する第1頂部35を有し、第2案内突出部40は第3方向LDに沿った稜線を形成する第2頂部45を有する(図3、図4)。これにより、椎体10A,10B間への挿入時における、第1案内突出部30と第1椎体10Aとの接触面積、および、第2案内突出部40と第2椎体10Bとの接触面積をさらに低減できる。よって、椎体10A,10Bへの挿入時における摩擦抵抗をさらに低減できるので、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入するために椎体スペーサ20に加えられる外力が過度に大きくなる可能性をさらに低減できる。特に本実施形態では、第1頂部35と第2頂部45はそれぞれ角を形成している。これにより、椎体10A,10B間への挿入時における摩擦抵抗をより一層低減できるので、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入するために椎体スペーサ20に加えられる外力が過度に大きくなる可能性をより一層低減できる。
また、上記実施形態によれば、椎体スペーサ20は本体部29Aの全表面に骨結合層29Bが形成されている(図3)。これにより、椎体10A,10B間に椎体スペーサ20を配置した後において、椎体10A,10Bと椎体スペーサ20との結合性をさらに向上できる。本実施形態では、骨結合層29Bが椎体10A,10Bの成長を受け入れる多孔層であるので、多孔層が椎体10A,10Bの成長を受け入れることで、椎体10A,10Bと椎体スペーサ20との結合性を向上できる。
また、上記実施形態によれば、椎体スペーサ20は第1面21と第2面22とに亘って貫通する第2貫通孔としての第1副貫通孔28Aおよび第2副貫通孔28Bを有する(図3、図4)。これにより、第1面21および第2面22と向かい合う位置にまで椎体10の骨組織が成長した際に、成長した骨組織を第1副貫通孔28Aおよび第2副貫通孔28Bによって受け入れることができるので、椎体10と椎体スペーサ20との結合性をより一層向上できる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
B−1.第1変形例:
上記実施形態では、第2方向TDから見た平面視(例えば、図7)において、第1嵌合突出部50が延びる方向(第1方向SD)と、第2嵌合突出部60が延びる方向(第1方向SD)とは平行であったが、これに限定されるものではなく、第1嵌合突出部50が延びる方向と第2嵌合突出部60が延びる方向は、第1方向SDに沿った方向であればよい。以下に一例について説明する。
図11は、第1変形例の椎体スペーサ20aを説明するための図である。図11は、図7に相当する図であり、椎体スペーサ20aを第2方向TDから見た平面視である。図11には、理解の容易のために、紙面奥側に位置する第2嵌合突出部60aを点線で示している。また、第1嵌合突出部50aが延びる方向には符号「D1」を付し、第2嵌合突出部60aが延びる方向には符号「D2」を付している。椎体スペーサ20aと椎体スペーサ20(図7)との異なる点は、第2方向から見た平面視(図11)において、第1嵌合突出部50aが延びる方向D1と、第2嵌合突出部60aが延びる方向D2とが交差している点である。その他の構成については上記実施形態と同様の構成であるため、同様の構成については同一の符号を付すと共に説明を省略する。第2方向TDから見た平面視において、例えば、方向D1と方向D2とはそれぞれ第1方向SDに対して5度の角度を有するように交わる。このように、方向D1と方向D2とが交差することで、椎体10A,10Bに椎体スペーサ20aを配置した後において、椎体スペーサ20aが第3方向LDに加え第1方向SDにもズレる可能性を低減できる。つまり、椎体スペーサ20aが本来の配置位置からズレる可能性を低減できる。
B−2.第2変形例:
上記実施形態では、第1案内突出部30の第1頂部35と第2案内突出部40の第2頂部45とはそれぞれ、角を形成していたが(図3,図4)、第1面21および第2面22から突出する形状であれば第1案内突出部30と第2案内突出部40との形状は任意である。以下に、第1案内突出部30と第2案内突出部40の変形例について説明する。
図12は、第1案内突出部30aと第2案内突出部40aの第1の変形態様を説明するための図である。図12は、第3方向LDと直交する断面を模式的に示す図であり、第1案内突出部30aを示しているが第2案内突出部40aも同一形状である。第1案内突出部30aおよび第2案内突出部40aは、自身が延びる方向(例えば、第3方向LD)と直交する断面が半円状である。半円の頂点は第1頂部35aや第2頂部45aを形成する。第1頂部35aや第2頂部45aが第3方向LDに沿った方向に連なることで稜線を形成する。椎体10A,10B間への椎体スペーサ20の挿入時には、第1頂部35aが第1椎体10Aに当接し、第2頂部45aが第2椎体10Bに当接する。このようにしても、椎体10A,10B間への挿入時における椎体スペーサ20と椎体10A,10Bとの接触面積を低減できる。よって、椎体10A,10B間への挿入時における摩擦抵抗を低減できるので、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入するために椎体スペーサ20に加えられる外力が過度に大きくなる可能性を低減できる。
図13は、第1案内突出部30bと第2案内突出部40bの第2の変形態様を説明するための模式図である。図13は、図12に相当する図であり、第1案内突出部30bを示しているが第2案内突出部40bも同一形状である。第1案内突出部30bおよび第2案内突出部40bは、自身が延びる方向(例えば、第3方向LD)と直交する断面が矩形状である。矩形状の一辺(上辺)は、椎体10A,10B間への椎体スペーサ20の挿入時に、第1椎体10Aおよび第2椎体10Bに当接する。このようにしても、椎体10A,10B間への挿入時における椎体スペーサ20と椎体10A,10Bとの接触面積を低減できる。よって、椎体10A,10B間への挿入時における摩擦抵抗を低減できるので、椎体スペーサ20を椎体10A,10B間に挿入するために椎体スペーサ20に加えられる外力が過度に大きくなる可能性を低減できる。
B−3.第3変形例:
上記実施形態では、第1,第2案内突出部30,40はそれぞれ、2つ設けられていたが(図3、図4)、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
B−4.第4変形例:
上記実施形態では、骨結合層29Bは、多孔層であったが(図3)、椎体10と結合するための層であればよい。例えば、骨結合層29Bは、チタンによって形成された層であってもよいし、本体部29Aの表面上に固定化した水酸アパタイト粒子によって形成されていてもよい。また、上記実施形態では、骨結合層29Bは、本体部29Aの全表面に形成されていたが、省略してもよいし、特定の部位の表面のみに形成してもよい。図14は、特定の部位について説明するための模式図である。図14は、第3方向LDに直交する断面である。特定の部位としては、椎体10A,10B間への椎体スペーサ20の配置状態において、椎体10A,10Bと間隔を開けて向かい合う部分であってもよい。例えば、特定の部位は、第1嵌合突出部50や第2嵌合突出部60によって形成される凹凸構造の凹部を区画する部分である。具体的には、例えば、第3面23側では、第3面23と、第1側面部である第1側面52および第2側面53とが特定の部位であり、第4面24側では、第4面24と、第2側面部である第1側面62と第2側面63とが特定の部位である。図14では、隣り合う第1嵌合突出部50は隣接しているが、間隔を開けて配置されていてもよい。隣り合う第2嵌合突出部60についても同様に間隔を開けて配置されていてもよい。この場合、隣り合う第1嵌合突出部50や、隣り合う第2嵌合突出部60の間には、平面状の第3面23の一部や平面状の第4面24の一部が形成される。このようにしても、椎体10A,10B間に椎体スペーサ20を配置した後において、椎体10A,10Bと椎体スペーサ20との結合性を向上できる。
B−5.第5変形例:
上記実施形態では、スペーサ本体20Aは、略直方体形状であったが(図3,図4)、これに限定されるものではない。例えば、6面体の各面21〜26の少なくとも一部が曲面であってもよい。
B−6.第6変形例:
上記実施形態では、第1貫通孔27、第3副貫通孔28C、および第4副貫通孔28Dはそれぞれ単一の孔であり、第1副貫通孔28Aおよび第2副貫通孔28Bはそれぞれ3つ(複数)の孔であったが、第1貫通孔27、第1副貫通孔28A、第2副貫通孔28B、第3副貫通孔28C、および第4副貫通孔28Dの数はこれらに限定されるものではない。例えば、第1貫通孔27、第3副貫通孔28C、および第4副貫通孔28Dがそれぞれ複数(例えば2つ)形成されていてもよいし、第1副貫通孔28Aおよび第2副貫通孔28Bがそれぞれ1つだけ形成されていてもよい。
B−7.第7変形例:
上記実施形態では、第1方向SDに沿って延びる第1嵌合突出部50において、第1嵌合頂部55の第3面23からの距離は、第1方向SDに沿ったいずれの位置においても同じであったが、第1嵌合頂部55の第3面23からの距離は、第1方向SDに沿って部分的に異なっていてもよい。また、上記実施形態では、第1方向SDに沿って延びる第2嵌合突出部60において、第2嵌合頂部65の第4面24からの距離は、第1方向SDに沿ったいずれの位置においても同じであったが、第2嵌合頂部65の第4面24からの距離は、第1方向SDに沿って部分的に異なっていてもよい。
B−8.第8変形例:
上記実施形態では、第1嵌合突出部50および第2嵌合突出部60は、第1方向SDに沿った方向に延びていたが、第3面23または第4面24から突出していれば、これに限定されるものではない。第1嵌合突出部50および第2嵌合突出部60の形状として、例えば、第1方向SDに沿って延びる形状、第3面23または第4面24を底面とする柱形状、錐台形状、錐形状などから選択される少なくとも1つの形状を採用してもよい。また、第1嵌合突出部50および第2嵌合突出部60は、第3面23または第4面24に規則的に複数配置されていてもよいし、不規則に複数配置されていてもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10A…第1椎体
10B…第2椎体
20,20a…椎体スペーサ
20A…スペーサ本体
21…第1面
22…第2面
23…第3面
24…第4面
25…第5面
26…第6面
27…第1貫通孔
28A…第1副貫通孔
28B…第2副貫通孔
28C…第3副貫通孔
28D…第4副貫通孔
29A…本体部
29B…骨結合層
30,30a,30b…第1案内突出部
32…第1側面
33…第2側面
35,35a…第1頂部
40,40a,40b…第2案内突出部
42…第1側面
43…第2側面
45,45a…第2頂部
50,50a…第1嵌合突出部
52…第1側面
53…第2側面
55…第1嵌合頂部
60,60a…第2嵌合突出部
62…第1側面
63…第2側面
65…第2嵌合頂部
70…治具
A1、B1…内角
CT…中央
LD…第3方向
SD…第1方向
TD…第2方向

Claims (14)

  1. 第1方向において対向する第1面および第2面と、前記第1方向直交する第2方向において対向する第3面および第4面と、前記第1方向と前記第2方向に直交する第3方向において対向する第5面および第6面と、を有するスペーサ本体を含み、隣り合う椎体の間に配置するための椎体スペーサであって、
    前記第1面に配置され、前記第3方向に沿った方向に延びる第1案内突出部と、
    前記第2面に配置され、前記第3方向に沿った方向に延びる第2案内突出部と、
    前記第3面に配置された第1嵌合突出部と、
    前記第4面に配置された第2嵌合突出部と、を備え、
    前記椎体スペーサが前記隣り合う椎体の間に配置されたときに、前記第3面は一方の前記椎体と対向し、前記第4面は他方の前記椎体と対向し、
    前記第1案内突出部は、前記第3方向に沿った稜線を形成する第1頂部を有し、
    前記第2案内突出部は、前記第3方向に沿った稜線を形成する第2頂部を有し、
    前記第1頂部と前記第2頂部はそれぞれ角を形成している、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  2. 請求項1に記載の椎体スペーサであって、
    前記第1案内突出部および前記第2案内突出部はそれぞれ、複数設けられ、
    前記複数の前記第1案内突出部のうちの2つは、前記第2方向における前記スペーサ本体の中央を挟んで位置し、
    前記複数の前記第2案内突出部のうちの2つは、前記第2方向における前記スペーサ本体の中央を挟んで位置する、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の椎体スペーサであって、
    前記角を形成する前記第1頂部の内角は、90度以上であり、
    前記角を形成する前記第2頂部の内角は、90度以上である、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
    前記第1嵌合突出部は、前記第3面に接続され前記第1嵌合突出部の側面を形成する第1側面部を有し、
    前記第2嵌合突出部は、前記第4面に接続され前記第2嵌合突出部の側面を形成する第2側面部を有し、
    少なくとも、前記第3面、前記第4面、前記第1側面部、および、前記第2側面部のそれぞれの表面には、前記椎体と結合するための骨結合層が形成されている、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  5. 請求項に記載の椎体スペーサであって、
    前記骨結合層は、前記椎体スペーサの全表面に形成されている、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  6. 請求項または請求項に記載の椎体スペーサであって、
    前記骨結合層は、前記椎体の成長を受け入れる多孔層である、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  7. 請求項に記載の椎体スペーサであって、
    前記多孔層は、生体活性物質を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  8. 請求項に記載の椎体スペーサであって、
    前記生体活性物質は、リン酸カルシウムである、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  9. 請求項に記載の椎体スペーサであって、
    前記リン酸カルシウムは、水酸アパタイトである、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、さらに、
    前記第3面と前記第4面に亘って貫通する第1貫通孔を有する、椎体スペーサ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、さらに、
    前記第1面と前記第2面に亘って貫通する第2貫通孔を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
    前記第1嵌合突出部および前記第2嵌合突出部は、前記第1方向に沿って延び、
    前記第2方向から見た平面視において、前記第1嵌合突出部が延びる方向である前記第1方向に沿った方向と、前記第2嵌合突出部が延びる方向である前記第1方向に沿った方向とは、交差する、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
    前記椎体スペーサは、高分子材料を主成分とする材料からなる、ことを特徴とする椎体スペーサ。
  14. 請求項13に記載の椎体スペーサであって、
    前記高分子材料は、ポリエーテルエーテルケトン、炭素繊維とポリエーテルエーテルケトンとを含む樹脂からなる群より選択された材料である、ことを特徴とする椎体スペーサ。
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