JP6769756B2 - 椎体スペーサ - Google Patents
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Description
この形態によれば、第1突出部が第1平面部を有し、第2突出部が第2平面部を有する。また、第1平面部を含む第1突出部と第2平面部を含む第2突出部とは、それぞれ表面に多孔層を有する。これにより、第1突出部と第2突出部が平面部を有さない場合に比べ、向かい合う椎体に対して所定の間隔(例えば、骨の形成に寄与する細胞の大きさの間隔)をあけた位置に、より多くの多孔層を配置できる。これにより、椎体スペーサを2つの椎体間に配置したときに、配置後においてより早期に、椎体の骨組織のより多くを多孔層に受け入れることができる。よって、椎体と椎体スペーサとの結合性を向上できる。また、より早期に椎体と椎体スペーサとの結合性を向上できるので、椎体スペーサが本来の配置位置からズレる可能性を低減できる。すなわち、椎体スペーサの長期的な位置の安定性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態としての椎体スペーサ20の使用例について説明するための第1の図である。図2は、図1に示す図を紙面上側から見た図である。椎体スペーサ20は、隣り合う第1椎体10Aと第2椎体10Bの間に配置され、体内に埋め込まれる器具(生体インプラント)である。椎体スペーサ20は、例えば、損傷した椎間板に代えて第1椎体10Aと第2椎体10Bの間に配置される。本実施形態では、図2に示すように、2つの椎体スペーサ20が第1椎体10Aと第2椎体10Bとの間に並んで配置されている。なお、第1椎体10Aと第2椎体10Bとを区別することなく用いる場合は、椎体10を用いる。
図10は、本発明の第2実施形態としての椎体スペーサ20aを第1面21側から見た図である。図11は、図10のF10−F10断面図である。図11では、第1面21と第1突出部30aとの境界、および、第2面22と第2突出部40aとの境界には、理解の容易のために破線を付している。
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
上記実施形態では、椎体スペーサ20,20aは略直方体形状の部材であり、各面21,22,23,24,25,26は平面であったが、椎体スペーサ20,20aの形状はこれに限定されるものではなく、椎体10間に配置できる形状であればよい。椎体スペーサの形状についての一変形例を以下に説明する。図12は、第1変形例の椎体スペーサ20bを説明するための図である。椎体スペーサ20bと上記第1実施形態の椎体スペーサ20との異なる点は、第1面21bおよび第2面22bが曲面である点である。第1面21bおよび第2面22bは、短手方向SDから見た側面視において円弧状である。第1平面部323および第1副平面部324は、短手方向SDと直交する断面において、上記第1実施形態と同様に、両端部32E1,32E2を結ぶ仮想線VPと平行な平面である。第2平面部423および第2副平面部424についても同様に、自身が形成された端部側第2突出部42のうち第2面22に接続された両端部を結ぶ仮想線と平行な平面である。
上記第1実施形態では、椎体スペーサ20は第1,第2副平面部324,424を有していたが(図5,図8)、有さなくてもよい。また、第1,第2副平面部324,424は、第1,第2平面部323,423とは異なる高さ位置に複数設けられていてもよい。複数の第1,第2副平面部324,424はそれぞれ、第1面21や第2面22を基準として異なる高さ位置に配置されている。
上記第1実施形態では、第1突出部30および第2突出部40は、三角柱形状であったが、第1頂部321,311や第2頂部421,411が形成されていれば第1突出部30および第2突出部40の形状は、これに限定されるものではない。例えば、自身が延びる方向(短手方向SD)と直交する断面形状が、五角形などの多角形であってもよいし、曲線と直線とを組み合わせた形状であってもよい。また、上記第2実施形態も同様に、第1平面部383、第1頂部399、第2平面部483、第2頂部499を有していれば、第1突出部30aおよび第2突出部40aの形状は上記第2実施形態に限定されるものではない。例えば、第1突出部30aは、上面に第1平面部383を形成する柱状の土台部391と、土台部391の第1平面部383から突出する上部が尖った角形成部392とを有していてもよい。角形成部392の底部は、第1平面部383よりも面積が小さい。第2突出部40aの構成についても同様である。具体的には、例えば、第1突出部30aの土台部391および第2突出部40aの土台部491は円錐台形状であってもよいし、角形成部392,492は円錐形状であってもよい。
上記第1,第2実施形態では、多孔層29Bは椎体スペーサ20の全表面に形成されていたが、少なくとも第1突出部30,30aと第2突出部40,40aの表面に形成されていればよい。
上記第1実施形態では、第1貫通孔27は単一の孔であり、第2貫通孔28は8つの孔であったが、第1貫通孔27および第2貫通孔28の数はこれらに限定されるものではない。例えば、第1貫通孔27は複数(例えば、2つ)形成されていてもよい。また、第2貫通孔28は、8つ以外の複数(例えば6つ)形成されていてもよいし、1つだけ形成されていてもよい。
10A…第1椎体
10B…第2椎体
20,20a,20b…椎体スペーサ
21,21a…第1面
22,22a…第2面
23…第1側面
24…第2側面
25…第3側面
26…第4側面
27…第1貫通孔
28…第2貫通孔
29A…スペーサ本体
29B…多孔層
30,30a…第1突出部
31…中央側第1突出部
32…端部側第1突出部
35,36…第1凹部
40,40a…第2突出部
41…中央側第2突出部
42…端部側第2突出部
45,46…第2凹部
311…第1頂部
313…第1平面部
316…第1形成側面
317…第2形成側面
32E1…端部
321…第1頂部
323…第1平面部
324…第1副平面部
326…第1形成側面
327…第2形成側面
383…第1平面部
391…土台部
392…角形成部
396a,396b,396c,396d…側面部
398a,398b,398c,398d…側面部
399…第1頂部
411…第2頂部
413…第2平面部
416…第1形成側面
417…第2形成側面
421…第2頂部
423…第2平面部
424…第2副平面部
426…第1形成側面
427…第2形成側面
483…第2平面部
491…土台部
492…角形成部
496a,496c…側面部
498a,498c…側面部
499…第2頂部
LD…長手方向
SD…短手方向
TL…厚み方向
VP…仮想線
W1…幅
Claims (12)
- 第1面と、前記第1面とは反対側に位置する第2面と、を有する、隣り合う椎体の間に配置するための椎体スペーサであって、
前記第1面から突出する第1突出部と、
前記第2面から突出する第2突出部と、を備え、
前記第1突出部は、角を形成する第1頂部と、前記第1頂部よりも前記第1面側に位置し、前記第1面に沿った方向に延びる第1平面部と、を有し、
前記第2突出部は、角を形成する第2頂部と、前記第2頂部よりも前記第2面側に位置し、前記第2面に沿った方向に延びる第2平面部と、を有し、
前記第1突出部と前記第2突出部とはそれぞれ、表面に多孔層を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項1に記載の椎体スペーサであって、
前記第1突出部は、前記第1面に沿った一方向に延び、
前記第2突出部は、前記第2面に沿った一方向に延び、
前記第1突出部は、さらに、前記第1面に沿った一方向において、前記第1頂部とは異なる位置に形成された第1凹部を有し、
前記第2突出部は、さらに、前記第2面に沿った一方向において、前記第2頂部とは異なる位置に形成された第2凹部を有し、
前記第1平面部は、前記第1凹部の底面によって形成され、
前記第2平面部は、前記第2凹部の底面によって形成されている、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項1または請求項2に記載の椎体スペーサであって、さらに、
前記第1面と前記第2面とに亘って貫通する第1貫通孔を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項3に記載の椎体スペーサであって、さらに、
前記第1面と前記第2面とを繋ぐ側面と、
前記側面と前記第1貫通孔とを連通させる第2貫通孔と、を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
前記第1突出部は、さらに、
前記第1面を基準として、前記第1平面部とは異なる高さ位置、かつ、前記第1頂部よりも前記第1面側の位置に形成された第1副平面部であって、前記第1面に沿った方向に延びる第1副平面部を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項5に記載の椎体スペーサであって、
前記第2突出部は、さらに、
前記第2面を基準として、前記第2平面部とは異なる高さ位置、かつ、前記第2頂部よりも前記第2面側の位置に形成された第2副平面部であって、前記第2面に沿った方向に延びる第2副平面部を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
前記椎体スペーサは、高分子材料を主成分とする材料からなる、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項7に記載の椎体スペーサであって、
前記高分子材料は、ポリエーテルエーテルケトン、炭素繊維とポリエーテルエーテルケトンとを含む樹脂からなる群より選択された材料である、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項1から請求項8でのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
前記多孔層は、前記椎体スペーサの全表面に形成されている、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の椎体スペーサであって、
前記多孔層は、生体活性物質を有する、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項10に記載の椎体スペーサであって、
前記生体活性物質は、リン酸カルシウムである、ことを特徴とする椎体スペーサ。 - 請求項11に記載の椎体スペーサであって、
前記リン酸カルシウムは、水酸アパタイトである、ことを特徴とする椎体スペーサ。
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