JP6812737B2 - 演算装置および制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1または複数の機能ユニットを含む制御装置を構成する演算装置およびその制御装置に関する。
様々なFA(Factory Automation)を実現するための主たるコンポーネントとして、PLC(プログラマブルコントローラ)などの制御装置が普及している。このような制御装置は、様々な機械や設備の動作を集中して制御するため、何らかの故障や異常などが発生した場合でも、制御動作を継続するといった耐故障性や、制御対象の機械や設備を安全に停止させるフェールセーフ機能などを備える必要がある。
このようなPLCにおいては、故障や異常などのイベントが発生すると、外部へ通知するような機能が搭載されている。例えば、特開2015−090548号公報(特許文献1)は、CPUが監視プログラムを実行することによりイベント処理を行う構成を開示する。
特開2015−090548号公報
PLCなどの制御装置は、入出力ユニット、カウンタユニット、温度調整ユニットといった様々な機能ユニットを含む。これらの機能ユニットは、ユーザプログラムなどを実行する演算装置(CPU(Central Processing Unit)ユニットと称されることもある)と直接的に接続されることもあるし、フィールドネットワークなどを介して演算装置と接続されることもある。
演算装置に何らかの故障や異常などのイベントが発生すると、このような機能ユニットに対しても即座にそのイベントの発生を通知して、各機能ユニットにおいて必要な処理を実行させることが好ましい。しかしながら、上述したような特許文献1に開示された構成は、外部のサーバ装置などへイベントを通知することを想定したものであり、演算装置から各機能ユニットへのイベント通知を想定したものではない。
本発明は、通信回路を介して接続された1または複数の機能ユニットにおいて、発生したイベントに応じた処理が可能な新規な構成を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う制御装置を構成する演算装置は、通信線を介して1または複数の機能ユニットとデータを遣り取りするための通信回路と、1または複数の機能ユニットから取得されるデータを利用した演算処理、および、1または複数の機能ユニットへ送信するデータの生成処理、のうち少なくとも一方を実施するユーザプログラムを実行するためのプロセッサと、通信回路およびプロセッサに接続された監視回路とを含む。監視回路は、演算装置に発生するイベントを検知する検知部と、各イベントに関連付けられたメッセージを格納する記憶部と、検知部により検知されたイベントに応じて、通信回路に指令を与えて、記憶部に格納された、当該検知されたイベントに関連付けられたメッセージを通信回路から送信する起動部とを含む。
好ましくは、検知部は、プロセッサの動作の健全性を監視するウォッチドッグタイマを含む。
好ましくは、演算装置は、プロセッサが利用可能なメモリをさらに含み、検知部は、メモリに発生した異常を検知する。
好ましくは、検知部は、通信回路における通信異常を監視する。
好ましくは、検知部は、演算装置への電力供給の遮断を検知する。
好ましくは、メッセージは、各機能ユニットの動作を制限する動作状態へ遷移するための命令を含む。
好ましくは、メッセージは、関連付けられたイベントの内容を示す情報を含む。
好ましくは、プロセッサは、プログラムを実行することで、ユーザプログラムの実行開始前に、メッセージを記憶部に格納する。
好ましくは、監視回路は、FPGAまたはASICを用いて実装される。
本発明の別の局面に従う制御装置は、演算装置と、1または複数の機能ユニットとを含む。演算装置は、通信線を介して1または複数の機能ユニットとデータを遣り取りするための通信回路と、1または複数の機能ユニットから取得されるデータを利用した演算処理、および、1または複数の機能ユニットへ送信するデータの生成処理、のうち少なくとも一方を実施するユーザプログラムを実行するためのプロセッサと、通信回路およびプロセッサに接続された監視回路とを含む。監視回路は、演算装置に発生するイベントを検知する検知部と、各イベントに関連付けられたメッセージを格納する記憶部と、検知部により検知されたイベントに応じて、通信回路に指令を与えて、記憶部に格納された、当該検知されたイベントに関連付けられたメッセージを通信回路から送信する起動部とを含む。
本発明に従えば、通信回路を介して接続された1または複数の機能ユニットにおいて、発生したイベントに応じた処理が可能になる。
本実施の形態に従うPLCの要部構成を示す模式図である。 本実施の形態に従うPLCにおけるメッセージ送信処理の概要を説明する模式図である。 本実施の形態に従うPLCの監視回路の構成を示す模式図である。 本実施の形態に従うPLCの監視回路に含まれるイベント検知部の構成例を示す模式図である。 本実施の形態に従うPLCに実装されるメモリエラーを検知する構成例を示す模式図である。 本実施の形態に従うPLCに実装される通信異常を検知する構成例を示す模式図である。 本実施の形態に従うPLCに実装される電力供給の遮断を検知する構成例を示す模式図である。 本実施の形態に従うPLCにおいて用いられる状態遷移フレームおよびその処理内容を説明するための模式図である。 本実施の形態に従うPLCにおいて用いられる個別指定のメッセージの一例を示す図である。 本実施の形態に従うPLCにおいて用いられるイベントの内容を示す情報を含むメッセージの一例を示す図である。 本実施の形態に従うPLCにおけるメッセージの事前登録に係る処理を説明するための模式図である。 本実施の形態に従うPLCが提供するイベント発生の検知およびメッセージの送信の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態に従うPLCの別の要部構成を示す模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
以下の説明においては、「制御装置」の典型例として、PLC(プラグラマブルコントローラ)を具体例として説明するが、PLCとの名称に限定されることなく、本明細書に開示された技術的思想は、任意の制御装置に対して適用可能である。
<A.装置構成>
まず、本実施の形態に従うPLCの装置構成について説明する。図1は、本実施の形態に従うPLCの要部構成を示す模式図である。
図1を参照して、本実施の形態に従うPLC1は、典型的には、電源ユニット130と、CPUユニット100と、1または複数の機能ユニット150とから構成される。CPUユニット100と1または複数の機能ユニット150との間は、通信線の一例であるローカルネットワーク126を介して接続されている。
電源ユニット130は、CPUユニット100などへ電力を供給する電源部であり、商用電源などの外部電源132からの電力の供給を受けて、所定電圧に変換した上で、その電力をCPUユニット100などへ供給する。典型的には、電源ユニット130には、100V〜240Vの交流電力が入力され、5Vの直流電力がCPUユニット100などへ供給される。
機能ユニット150は、PLC1による様々な機械や設備の制御を実現するための各種機能を提供するものであり、典型的には、I/Oユニット、通信ユニット、温度調整ユニット、ID(Identifier)センサユニットなどを包含し得る。
I/Oユニットとしては、例えば、デジタル入力(DI)ユニット、デジタル出力(DO)ユニット、アナログ出力(AI)ユニット、アナログ出力(AO)ユニット、パルスキャッチ入力ユニット、および、複数の種類を混合させた複合ユニットなどが挙げられる。
通信ユニットは、他のPLC、リモートI/O装置、機能ユニットなどとデータの遣り取りを仲介するものであり、例えば、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、CompoNet(登録商標)などのプロトコルに従う通信装置などを包含し得る。
温度調整ユニットは、温度計測値などを取得するアナログ入力機能と、制御指令などを出力するアナログ出力機能と、PID(Proportional Integral Differential)制御機能とを含む制御装置である。IDセンサユニットは、RFID(Radio Frequency IDentifier)などから非接触でデータを読出す装置である。
CPUユニット100は、PLC1を構成する一要素であり、PLC1全体の処理を制御する演算装置に相当する。CPUユニット100は、演算処理部101と、メモリ106と、通信マスタ回路120とを含む。
演算処理部101は、プロセッサ102および監視回路104を含む。説明の便宜上、図1には、プロセッサ102のみを描くが、複数のプロセッサを実装してもよい。なお、各プロセッサは、複数のコアを有していてもよい。監視回路104は、少なくとも主要部についてはハードワイヤードな構成を有することで、プロセッサ102より高速な処理を実現する。すなわち、監視回路104は、ハードウェアロジックを用いて実現される。例えば、監視回路104は、PLD(Programmable Logic Device)の一例であるFPGA(Field-Programmable Gate Array)や、IC(Integrated Circuit)の一例であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを用いて実装されてもよい。
図1に示す構成において、演算処理部101は、プロセッサ102および監視回路104を同一のチップ上に実装したSoC(System on Chip)から構成される。但し、これに限られるものではなく、プロセッサ102および監視回路104をそれぞれ異なるチップとして実装してもよいし、あるいは、メモリ106および通信マスタ回路120の少なくとも一部をさらに同一のチップ上に実装してもよい。
メモリ106は、プロセッサ102でのプログラムの実行に必要なワーク領域を提供する部位(典型的には、揮発性メモリ)と、プロセッサ102で実行されるプログラム自体を格納する部位(典型的には、不揮発性メモリ)とを含む。揮発性メモリとしては、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などを用いることができ、不揮発性メモリとしては、フラッシュメモリやハードディスクなどを用いることができる。
メモリ106は、システムプログラム108およびユーザプログラム110などを格納する。システムプログラム108は、プロセッサ102においてユーザプログラム110を実行するためのOS(Operating System)およびライブラリなどを含む。ユーザプログラム110は、典型的には、1または複数の機能ユニット150から取得されるデータ(入力データ)を利用した演算処理(例えば、論理演算や数値演算)、および、1または複数の機能ユニット150へ送信するデータ(出力データ)の生成処理、のうち少なくとも一方を実施する命令群であり、制御対象の機械や設備に応じて任意に作成される。プロセッサ102がユーザプログラム110を実行することで、PLC1による設備や装置などに対する制御が実現される。
監視回路104は、プロセッサ102および通信マスタ回路120に接続され、所定のイベントの発生を検知するとともに、何らかのイベントの発生が検知されると、当該発生したイベントに関連付けられたメッセージを通信マスタ回路120から送信する。監視回路104の構成および処理の詳細については後述する。
本実施の形態に従うPLC1において、ローカルネットワーク126は、一種の定周期ネットワークであり、CPUユニット100の通信マスタ回路120の制御下において、1または複数の機能ユニット150の各々は、入力データのCPUユニット100への送信、および、CPUユニット100からの出力データの受信を所定周期毎に繰返す。
通信マスタ回路120は、通信線であるローカルネットワーク126を介して、1または複数の機能ユニット150で収集または生成したデータ(入力データ)を受信し、CPUユニット100により取得または生成されたデータ(出力データ)を1または複数の機能ユニット150へ送信する。出力データは、各機能ユニット150から制御対象の機械や設備などへ与えられる指令値に相当する。
このような定周期ネットワークとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、CompoNet(登録商標)などの公知のプロトコルに従うネットワークを採用してもよい。
本実施の形態に従うPLC1において、ローカルネットワーク126上では、予め定められたデータ構造を有する通信フレームが所定周期で順次転送されており、CPUユニット100および各機能ユニット150は、順次転送される通信フレームに対して、指定されたデータを指定された領域に書込み、および、必要なデータを対応する領域から読出す。
通信マスタ回路120は、送受信コントローラ122と、送受信ポート124とを含む。送受信ポート124は、ローカルネットワーク126と物理的に接続される部位であり、送受信コントローラ122からの指令に従って電気信号を生成して、ローカルネットワーク126上に送出するとともに、ローカルネットワーク126上に生じる電気信号をデジタル信号に変換して送受信コントローラ122へ出力する。送受信コントローラ122は、ローカルネットワーク126を介したデータの遣り取りに加えて、ローカルネットワーク126上を転送されるデータの到着時間を保証するための時間管理および送受信タイミング管理などを行う。
機能ユニット150の各々は、機能モジュール156と、I/Oインターフェイス158と、通信スレーブ回路160とを含む。
機能モジュール156は、各機能ユニット150の主たる処理を実行する部分であり、制御対象の機械や設備などからのフィールド情報の収集や、制御対象の機械や設備などへの指令信号の出力などを司る。
I/Oインターフェイス158は、制御対象の機械や設備などとの間の信号の遣り取りを仲介する回路である。
通信スレーブ回路160は、ローカルネットワーク126を順次転送される通信フレームを処理する。すなわち、通信スレーブ回路160は、ローカルネットワーク126を介して何らかの通信フレームを受信すると、当該受信した通信フレームに対するデータ書込みおよび/またはデータ読出しを行った後に、ローカルネットワーク126上において次に位置する機能ユニット150へ当該通信フレームを送信する。通信スレーブ回路160は、このようなフレームリレーの機能を提供する。
より具体的には、通信スレーブ回路160は、送受信コントローラ166と、送受信ポート162,164と、状態レジスタ168とを含む。
送受信ポート162,164は、ローカルネットワーク126と物理的に接続される部位であり、送受信コントローラ166からの指令に従って電気信号を生成して、ローカルネットワーク126上に送出するとともに、ローカルネットワーク126上に生じる電気信号をデジタル信号に変換して送受信コントローラ166へ出力する。
送受信コントローラ166は、ローカルネットワーク126上を転送される通信フレームに対するデータ書込みおよび/またはデータ読出しを行う。送受信コントローラ166は、通信マスタ回路120の送受信コントローラ122と同期したカウンタを有しており、この同期したカウンタに従って、ローカルネットワーク126上でのフレーム転送のタイミングなどを管理する。
状態レジスタ168は、各機能ユニット150における各種の状態を示すフラグを格納するレジスタであり、例えば、機能ユニット150自体の動作モードを示すフラグ、機能ユニット150で発生した異常の種別を示すフラグ、機能ユニット150での通信状態を示すフラグなどが格納される。
送受信コントローラ166は、さらに、特殊命令などを含む通信フレームを受信すると、当該受信した通信フレームに含まれる特殊命令にて指定された処理を実行する。このような特殊命令の一つとして、状態レジスタ168に格納されている状態値を更新する命令を含み得る。以下の説明するような、本実施の形態に従う処理は、このような特殊命令を利用して実現される。
<B.メッセージ送信処理の概要>
次に、本実施の形態に従うPLC1におけるメッセージ送信処理の概要について説明する。本実施の形態に従うPLC1のCPUユニット100は、CPUユニット100に何らかのイベントが発生したことを検知すると、各機能ユニット150に対して、当該発生したイベントに関連付けられたメッセージを送信する監視回路104を有している。この監視回路104からのメッセージを送信する処理の詳細について説明する。なお、本明細書において「メッセージ」との用語は、イベントの発生、発生したイベントに応じて実行すべき処理の内容、発生したイベントの内容自体、などを含むデータの実体を包含するものであり、その伝送形態などについては、特に限定されるものではない。典型的には、上述したような通信フレームに格納されて送信されてもよい。
図2は、本実施の形態に従うPLC1におけるメッセージ送信処理の概要を説明する模式図である。図2(A)には、CPUユニット100と各機能ユニット150との間でのデータの遣り取りを模式的に示す。図2(A)に示すように、CPUユニット100と各機能ユニット150との間では、所定周期で、入力データおよび出力データが遣り取りされる。
図2(B)には、CPUユニット100への電力供給が遮断されたときの処理を模式的に示す。CPUユニット100の監視回路104は、CPUユニット100に発生するイベントを検知すると、1または複数の機能ユニット150に対して、検知されたイベントに関連付けられたメッセージが送信される。このメッセージの送信は、監視回路104が通信マスタ回路120(図1)に指令を与えることにより実現される。各機能ユニット150は、受信したメッセージに応じた処理を実行する。
監視回路104が検知するイベントとしては、プロセッサ102での異常発生、メモリ106(図1)での異常発生、ローカルネットワーク126における通信異常(通信タイムアウトなど)、CPUユニット100への電力供給の遮断などが想定される。
各機能ユニット150にて実行されるメッセージに応じた処理としては、任意の処理を規定できるが、例えば、機能ユニット150の動作を制限する動作状態へ遷移することを含む。以下の説明においては、図2(A)に示すような、機能ユニット150の通常の動作状態を「通常オペレーション状態」と称し、機能ユニット150の動作を制限された動作状態を「セーフオペレーション状態」とも称す。これらの各状態の名称は、説明の便宜上のためのものであり、名称そのものに限定されるものではない。
<C.監視回路の構成>
次に、本実施の形態に従うPLC1に実装される監視回路の構成について説明する。
図3は、本実施の形態に従うPLC1の監視回路104の構成を示す模式図である。図3を参照して、監視回路104は、イベント検知部1042と、レジスタ1044と、起動部1048とを含む。
イベント検知部1042は、CPUユニット100に発生するイベントを検知し、その検知したイベントを起動部1048へ出力する。
レジスタ1044は、各イベントに関連付けられたメッセージ1046を格納する。レジスタ1044には、1または複数のメッセージ1046が対応するイベントの識別情報に関連付けて格納されている。このメッセージ1046は、典型的には、後述するような処理に従って、予め登録されている。なお、異なるイベントの識別情報に対して、同一の内容のメッセージ1046が関連付けられることもある。すなわち、異なるイベントが発生した場合に、いずれの場合も同一の内容のメッセージ1046が送信されるようにしてもよい。
起動部1048は、イベント検知部1042により検知されたイベントに応じて、通信マスタ回路120に指令を与えて、レジスタ1044に格納された、当該検知されたイベントに関連付けられたメッセージを通信マスタ回路120から送信する。一例として、起動部1048は、イベント検知部1042からの検知されたイベントの識別情報に対応するメッセージ1046をレジスタ1044から読出し、当該読出したメッセージ1046とともに、通信マスタ回路120を起動させるためのトリガ信号を通信マスタ回路120へ与える。
通信マスタ回路120は、起動部1048からのトリガ信号に応答して、指定されたメッセージを含む通信フレームを作成して、ローカルネットワーク126を介して、各機能ユニット150へ送信する。
通信マスタ回路120は、プロセッサ102と各機能ユニット150との間での入力データおよび出力データの遣り取りを仲介する。
<D.イベント検知>
次に、イベント検知部1042により検知されるイベントの一例および各イベントを検知するための構成例について説明する。
(d1:ウォッチドッグタイマ)
イベント検知部1042の一例として、プロセッサ102の動作の健全性を監視するウォッチドッグタイマを用いてもよい。プロセッサ102の動作が健全であるとは、予め与えられた命令を順次解釈・実行する処理が正常に行われている状態を意味する。そして、例えば、プロセッサ102による命令の順次解釈・実行に伴って生じる何らかの変化の有無などに基づいて、プロセッサ102の動作の健全性を監視することができる。
図4は、本実施の形態に従うPLC1の監視回路104に含まれるイベント検知部1042の構成例を示す模式図である。図4を参照して、イベント検知部1042は、ウォッチドッグタイマ(WDT:Watch Dog Timer)1051と、判定部1052とを含む。ウォッチドッグタイマ1051は、所定周期でカウントアップするカウンタであり、プロセッサ102から周期的にリセットされることで、そのカウント値がリセットされる。プロセッサ102が適切に動作しなくなると、ウォッチドッグタイマ1051がリセットされず、カウントアップが継続する。判定部1052は、ウォッチドッグタイマ1051のカウント値が予め定められた値に到達すると、WDT異常を出力する。つまり、イベント検知部1042は、プロセッサ102の動作の健全ではないと判断し、それを示すイベントを発生する。
なお、ウォッチドッグタイマ1051および判定部1052の実装形態は任意であり、例えば、ウォッチドッグタイマ1051を監視回路104の外部に配置し、監視回路104には判定部1052のみを配置することで、プロセッサ102の動作の健全性を監視するようにしてもよい。
(d2:メモリエラー)
イベント検知部1042の別の一例として、プロセッサ102が利用可能なメモリ106メモリに発生する異常を検知する構成について例示する。
図5は、本実施の形態に従うPLC1に実装されるメモリエラーを検知する構成例を示す模式図である。図5を参照して、プロセッサ102がメモリ106にアクセスする場合にメモリ自己診断が実行される。メモリ自己診断機能は、記憶部のメモリ空間へ書込んだデータまたはメモリ空間から読出したデータに対するエラーの有無を診断する機能である。
例えば、プロセッサ102がメモリ106にアクセスして、あるデータをメモリ106に書込んだ後、当該書込んだデータを再度読出して、書込んだデータとの一致/不一致を判断する。例えば、データ「0101」をメモリ106に書込んだ後、メモリ106から当該書込んだデータを読出したときに、データ「0101」であれば、正しく書込みおよび読出しができていると判断できる。一方、データ「0101」をメモリ106に書込んだにもかかわらず、データ「0100」が読出された場合には、データの書込みまたは読出しが適切に行われていないと判断できる。この場合、メモリエラー異常が出力される。つまり、イベント検知部1042は、メモリ106にメモリエラーが発生したと判断し、それを示すイベントを発生する。
なお、メモリエラーの検知方法については、上述したようなソフト的なエラー検知だけではなく、ECC(Error Check and Correct)メモリを用いるなどして、ハード的なエラー検知を採用してもよい。また、これらのエラー検知の実装形態についても任意である。
(d3:通信異常)
イベント検知部1042のさらに別の一例として、通信回路である通信マスタ回路120における通信異常を検知する構成について例示する。
図6は、本実施の形態に従うPLC1に実装される通信異常を検知する構成例を示す模式図である。図6を参照して、通信マスタ回路120は、送受信コントローラ122に接続された状態レジスタ123を含む。状態レジスタ123は、通信マスタ回路120における通信状態を示すフラグ値などを格納するレジスタであり、例えば、通信マスタ回路120自体の動作モードを示すフラグ、ローカルネットワーク126で発生した異常の種別を示すフラグ、ローカルネットワーク126に接続される各スレーブの状態を示すフラグなどが格納される。
監視回路104は、通信マスタ回路120の状態レジスタ123を定期的に参照し、何らかの異常を示すフラグ値が設定されていないかを判断する。すなわち、状態レジスタ123において、ローカルネットワーク126の異常を示すフラグが設定されていれば、監視回路104は、通信異常であると判断し、通信異常が出力される。
なお、通信異常の検知方法については、任意の方法を採用することができ、例えば、通信マスタ回路120が送信されたフレームが通信マスタ回路120に戻ってくるまでの時間を監視するような方法を採用してもよい。また、これらの通信異常検知の実装形態についても任意である。
(d4:電力供給の遮断)
イベント検知部1042のさらに別の一例として、CPUユニット100への電力供給の遮断を検知する構成について例示する。
図7は、本実施の形態に従うPLC1に実装される電力供給の遮断を検知する構成例を示す模式図である。図7を参照して、電源ユニット130(図1)は、商用電源などの外部電源から交流電力を受けて、直流電力を出力する交直変換回路を含む。具体的には、電源ユニット130は、整流部133と、スイッチング部134と、ダイオード135と、インダクタ136と、キャパシタ137とを含む。スイッチング部134、ダイオード135、インダクタ136、および、キャパシタ137は、一種のスイッチングレギュレータを構成する。すなわち、電界効果トランジスタなどによって構成されるスイッチング部134でのスイッチング動作によって、所定の電圧をもつ直流電力が出力される。
例えば、電源ユニット130の整流部133の出力側に分圧抵抗138を設けるとともに、分圧抵抗138の生じる電位と基準電位Vrefとをコンパレータ139で比較することで、外部電源からの電力供給の遮断を検知することができる。つまり、基準電位Vrefを適切に設定することで、何らかの原因で外部電源からの電力供給が遮断されると、分圧抵抗138に生じる電位が低下し、基準電位Vrefを下回ることになる。この状態において、コンパレータ139は、電力遮断検知信号を出力する。すなわち、分圧抵抗138に生じる電位が低下すれば、電力供給が遮断されたと検知される。
なお、図7に示すコンパレータ139を監視回路104に含めるようにしてもよい。図7には、電源ユニット130の構成例に応じて実際に生じる電圧または電位を計測することで、電力供給の遮断を検知する方法について例示したが、これに限らず、任意の回路構成および検知回路を採用できる。
<E.メッセージの内容>
次に、何らかのイベントが発生したときに送信されるメッセージの内容の一例について説明する。
(e1:状態遷移通知)
イベントに関連付けられたメッセージとして、各機能ユニット150の動作を制限する動作状態(セーフオペレーション状態)へ遷移するための命令を含めてもよい。例えば、CPUユニット100におけるウォッチドッグタイマの発動によるプロセッサ102の異常や、CPUユニット100への電力供給の遮断などの場合、各機能ユニット150の動作状態を「通常オペレーション状態」から「セーフオペレーション状態」へ遷移させてもよい。
このとき、CPUユニット100の監視回路104は、各機能ユニット150に対して、「通常オペレーション状態」から「セーフオペレーション状態」へ遷移させるための命令を含むメッセージを与え、各機能ユニット150は、このメッセージを受けて、動作状態を遷移させる。
また、各機能ユニット150は、様々な異常検知ロジックを有しており、このような異常検知ロジックは、CPUユニット100での異常が発生すると異常ログを発生する。機能ユニット150の各々が異常ログを発生すると、異常ログが「溢れる」ことになり、運用上や保守上、問題を生じ得る。セーフオペレーション状態における制限された動作の一例として、このような異常検知ロジックを無効化して、不必要な異常ログをマスクする処理を含むことができる。すなわち、セーフオペレーション状態における制限された動作は、異常検知ロジックの一部または全部を無効化することを含む。
各機能ユニット150がセーフオペレーション状態へ遷移することによって、各機能ユニット150は、異常検知ロジックの全部または一部を無効化する。また、セーフオペレーション状態においては、機能ユニット150からの出力信号を予め定められた値に設定するようにしてもよい。例えば、ローカルネットワーク126に接続されている機能ユニット150の各々からの出力信号をすべてFALSE(オフまたは「0」)に設定する、すなわち負荷遮断出力に設定するようにしてもよい。
図8は、本実施の形態に従うPLC1において用いられる状態遷移フレームおよびその処理内容を説明するための模式図である。状態遷移フレームは、上述したイベントに関連付けられたメッセージの一例として、各機能ユニット150をセーフオペレーション状態へ遷移するための命令を含むものに相当する。
図8(A)には、状態遷移フレーム180のデータ構造の一例を示す。状態遷移フレーム180は、ヘッダ部として、データ種別部181と、宛先指定部182とを含み、データ本体部として、オフセット部183と、サイズ部184と、データ値部185とを含む。
データ種別部181は、フレームの種別を示す値を格納する領域であり、図8(A)に示す例では、受信した機能ユニット150において指定された命令を実行すべきフレームであることを示す値が格納されている。宛先指定部182は、フレームの送信先を示す値を格納する領域であり、ユニキャストの場合にはネットワーク上のアドレスが指定され、マルチキャストの場合には複数の転送先を示す情報が指定され、ブロードキャストの場合には、特定の値が指定される。
図8(A)に示すフレームのデータ本体部には、データを書込むための命令が格納される。具体的には、オフセット部183には、データが書込まれる領域の先頭位置を示すオフセット値が格納され、サイズ部184には、データが書込まれる領域のサイズが格納され、データ値部185には、実際に書込まれるデータの値が格納される。
図8(B)には、各機能ユニット150の通信スレーブ回路160に含まれる状態レジスタ168の一例を示す。本実施の形態に従うPLC1において、各機能ユニット150は、状態レジスタ168に設定されるフラグの値に応じて、動作状態を設定し、あるいは、異常の有無などを判断する。図8(B)に示す例においては、状態レジスタ168の下位から2ビット目(右側から2番目)のビットが、各機能ユニット150の動作状態を示すものとする。
各機能ユニット150は、図8(A)に示す状態遷移フレーム180を受信すると、それに含まれた命令に従って、状態レジスタ168の内容を更新する。図8(B)に示す例では、各機能ユニット150において、状態レジスタ168の下位から2ビット目が更新される。これによって、各機能ユニット150は、「通常オペレーション状態」から「セーフオペレーション状態」へ動作状態を遷移させる。各機能ユニット150は、「セーフオペレーション状態」に遷移することで、異常検知ロジックの無効化、および/または、負荷遮断出力への設定を行う。
図8に示すように、各機能ユニット150の動作状態を示すフラグの値を更新する態遷移フレームをメッセージとして用いることで、CPUユニット100の監視回路104から送出される通信フレームの構成や処理を簡素化できるとともに、CPUユニット100側で各機能ユニット150における処理を管理する必要がない。すなわち、CPUユニット100に対する何らかの重大なイベントが発生したときの処理を、CPUユニット100側で管理する必要がないので、システムの設計および保守が容易化できる。
(e2:個別指定)
イベントに関連付けられたメッセージとして、イベント毎に、特定の機能ユニット150だけを対象にする命令、および/または、特定の処理を実行させる命令を含めるようにしてもよい。
図9は、本実施の形態に従うPLC1において用いられる個別指定のメッセージの一例を示す図である。図9に示すように、例えば、ID1のイベントに関連付けて、すべての機能ユニット150をセーフオペレーション状態へ遷移させることを意味する、「全ユニット:セーフオペレーション状態」を設定し、ID2のイベントに関連付けて、ローカルネットワーク126に接続されている機能ユニット150のうち通信ユニットをセーフオペレーション状態へ遷移させることを意味する、「通信ユニット:セーフオペレーション状態」を設定し、ID3のイベントに関連付けて、ローカルネットワーク126に接続されている機能ユニット150のうちセーフティユニットからの出力信号をすべてFALSE(オフまたは「0」)に設定した負荷遮断出力に設定することを意味する、「セーフティユニット:負荷遮断出力」が設定されている。
このように、発生するイベント毎に、メッセージの内容、および/または、対象となる機能ユニット150を異ならせるように設定できる。このような機能を利用することで、例えば、ローカルネットワーク126に接続されている複数の機能ユニット150のうち、特定種類の機能ユニット150に対してのみ、不必要な異常ログをマスクするように命令することができる。通信ユニットなどでは、上位ネットワークおよび下位ネットワークの通信状態を常に監視しているため、CPUユニット100との通信ができなくなると、大量の異常ログを発生する可能性がある。そのため、このような特定種類の機能ユニット150に対してのみ、異常検知ロジックを無効化するような指令を与えるようにしてもよい。
通信フレームに機能ユニット150毎にそれぞれ異なる指令を含ませることで、制御対象の機械や設備に応じた処理を安全に実行させることができる。
(e3:イベントの内容を示す情報)
イベントに関連付けられたメッセージとして、関連付けられたイベントの内容を示す情報を含めるようにしてもよい。
図10は、本実施の形態に従うPLC1において用いられるイベントの内容を示す情報を含むメッセージの一例を示す図である。図10に示すように、例えば、ID1のイベントとしてウォッチドッグタイマによるプロセッサ異常の検知が関連付けられている場合には、メッセージとして、「ウォッチドッグタイマ」およびそれを示すコード「F0001」を含む。例えば、ID2のイベントとしてメモリエラーの検知が関連付けられている場合には、メッセージとして、「メモリエラー」およびそれを示すコード「F0002」を含む。例えば、ID3のイベントとしてメモリエラーの検知が関連付けられている場合には、メッセージとして、「通信異常」およびそれを示すコード「F0003」を含む。
このように、発生したイベントの内容を示す情報をメッセージに含めた場合には、発生したイベントに応じて実行すべき処理が各機能ユニット150において予め定められている。各機能ユニット150は、何らかのメッセージを受信すると、その受信したメッセージの内容に基づいて、発生したイベントを知ることができ、当該発生したイベントに対して予め定められている処理を実行する。
このように、発生したイベントの内容を示す情報をメッセージに含めることで、各機能ユニット150において発生したイベントの内容を知ることができ、当該発生したイベントに応じて、各機能ユニット150においてより最適な処理を実行することができる。
<F.メッセージの事前登録>
本実施の形態に従うPLC1においては、発生したイベントに予め関連付けられたメッセージを含む通信フレームが送信される。このような送信されるメッセージの自由度を高めるために、システム起動時などに、プロセッサ102がシステムプログラム108(一種のファームウェア)を実行することで、監視回路104が送信すべきメッセージを自由に設定できるようにしてもよい。
図11は、本実施の形態に従うPLC1におけるメッセージの事前登録に係る処理を説明するための模式図である。図11(A)を参照して、CPUユニット100の起動時において、プロセッサ102はシステムプログラム108を実行する。システムプログラム108の実行によって、ユーザプログラム110を実行するための環境が形成される。システムプログラム108の一部として、監視回路104のレジスタ1044に1または複数のメッセージ1046を登録する処理が含まれる。
図11(B)に示すように、監視回路104のレジスタ1044にメッセージ1046が事前登録された状態で、プロセッサ102は、ユーザプログラム110を実行するとともに、監視回路104は、予め定められたイベントの発生を監視する。このように、プロセッサ102は、システムプログラム108(あるいは、ファームウェア)を実行することで、ユーザプログラム110の実行開始前に、通信マスタ回路120から送信されるメッセージを事前登録する。
上述したように、監視回路104は、何らかのイベントの発生を検知すると、当該発生したイベントに予め関連付けられたメッセージ(あるいは、当該メッセージを含む通信フレーム)を通信マスタ回路120から送信する。このように、ハードウェアロジックである監視回路104は、イベントの発生を監視する機能に加えて、通信フレームを送信する機能を有している。
本実施の形態においては、プロセッサ102により実行されるシステムプログラム108によって、監視回路104のレジスタ1044に任意のメッセージを登録できる。そのため、PLC1の構成や用途などに応じたメッセージを登録することで、PLC1の運転継続に影響を与えるイベントが発生した際の最適な処理などを設定することができる。
本実施の形態に従うCPUユニット100においては、イベント発生の検知機能および通信フレームの送信機能については、ハードウェアロジックを用いることで、高速化を実現するとともに、メッセージ自体については、システムプログラム108によって任意に設定できる構成を採用することで、自由度を高めたシステムを実現できる。
<G.イベント発生検知およびメッセージ送信の処理手順>
次に、本実施の形態に従うPLC1が提供するイベント発生の検知およびメッセージの送信の処理手順について説明する。図12は、本実施の形態に従うPLC1が提供するイベント発生の検知およびメッセージの送信の処理手順を示すシーケンス図である。図12には、図1に示すようなCPUユニット100および複数の機能ユニット150(図12に示す例では、説明の便宜上、2つの機能ユニット)とからなるPLC1における処理手順を示す。
何らかのイベントが発生する(シーケンスSQ2)と、CPUユニット100の監視回路104は、その発生したイベントを検知する(シーケンスSQ4)。すると、監視回路104は、通信マスタ回路120に対して、通信起動を指示するとともに、監視回路104に予め登録されているメッセージ(あるいは、当該メッセージを含む通信フレーム)を送信するように指示する(シーケンスSQ6)。
この指示に従って、通信マスタ回路120は、1または複数の機能ユニット150に対して、ローカルネットワーク126を介してメッセージ(あるいは、当該メッセージを含む通信フレーム)を送信する(シーケンスSQ8)。
ローカルネットワーク126において最も通信マスタ回路120に近い位置に配置されている機能ユニット150(図12の「機能ユニット1」)は、上流側からメッセージを受信すると、当該受信したメッセージを下流側へ転送する(シーケンスSQ10)とともに、受信したメッセージに応じた処理(例えば、上述したようなセーフオペレーション状態への遷移)を実行する(シーケンスSQ12)。
転送されたメッセージを受信した次の機能ユニット150(図12の「機能ユニット2」)についても同様に、当該受信したメッセージをさらに下流側へ転送する(シーケンスSQ14)とともに、受信したメッセージに応じた処理を実行する(シーケンスSQ16)。
以下、上流側からのメッセージの受信、受信したメッセージの下流側への転送、および、受信したメッセージに応じた処理の実行が、各機能ユニット150においてそれぞれ実行される。
なお、発生したイベントに応じては、監視回路104は、通信マスタ回路120に対する通信起動の指示から所定時間経過後に、通信マスタ回路120に対する電力供給を停止するようにしてもよい。
このような一連の処理手順を採用することで、CPUユニット100などにおいて何らかのイベントが発生した場合に、当該発生したイベントに応じて必要な処理などを迅速に開始することができる。
<H.その他の応用例>
上述においては、CPUユニット100とローカルネットワーク126を介して接続された1または複数の機能ユニット150に対して、発生したイベントに関連付けられたメッセージを送信する構成について主として説明した。しかしながら、フィールドネットワークを介して接続される1または複数の機能ユニット150に対しても、同様のスキームを適用可能である。
図13は、本実施の形態に従うPLCの別の要部構成を示す模式図である。図13を参照して、PLC1のCPUユニット100は、ローカルネットワーク126を介して、1または複数の機能ユニット150に接続されているとともに、フィールドネットワーク128を介してリモートI/O装置(通信カプラユニット170および1または複数の機能ユニット150)にも接続されている。
このような構成においても、CPUユニット100の監視回路104は、何らかのイベント発生を検知すると、ローカルネットワーク126を介して、当該発生したイベントに関連付けられたメッセージを送信する。これらのメッセージに応答して、ローカルネットワーク126に接続されている1または複数の機能ユニット150の各々、ならびに、フィールドネットワーク128に接続されている1または複数の機能ユニット150の各々は、通知されたメッセージに応じた処理を実行する。
このように、本実施の形態に従うメッセージ送信処理は、CPUユニット100とローカルネットワーク126を介して接続されている機能ユニット150だけではなく、フィールドネットワーク128を介して接続されている機能ユニット150に対しても適用可能である。
説明の便宜上、図8には、ローカルネットワーク126およびフィールドネットワーク128の両方を備えるCPUユニット100を例示するが、フィールドネットワーク128のみを備えるCPUユニット100に対しても、同様に適用可能である。
<I.利点>
本実施の形態に従うCPUユニット100によれば、CPUユニット100において、何らかのイベントの発生が検知されたときに、入力データおよび出力データを遣り取りする通信線を介して、当該発生したイベントに関連付けられるメッセージを含む送信フレームを1または複数の機能ユニット150に対して送信することができる。このメッセージを含む送信フレームにより、各機能ユニット150は、当該メッセージに応じた処理を実行する。このような構成を採用することで、メッセージを送信するための専用線などが必要ではなく、低コスト化を実現できるとともに、汎用的な通信プロトコルを採用する定周期ネットワークなどを採用した場合であっても、各機能ユニット150に対して、発生したイベントに応じた処理を実行させることができる。
本実施の形態に従うCPUユニット100によれば、発生したイベントの検知および検知されたイベントに関連付けられたメッセージを含む通信フレームを送信する機能を、ハードウェアロジックを用いて実現しているので、何らかのイベントが発生してからメッセージを送信するまでに要する時間を短縮化できる。
本実施の形態に従うCPUユニット100によれば、検知対象として複数のイベントを設定することができ、かつ、イベント毎にそれぞれ関連付けられたメッセージを任意に設定できるので、自由度を高めたシステムを実現できる。
本実施の形態に従うPLC1においては、状態遷移フレームを送信することもでき、この状態遷移フレームを用いた場合には、各機能ユニット150をセーフオペレーション状態に移行させることができる。セーフオペレーション状態に移行させることで、各機能ユニット150の異常検知ロジックの一部または全部を無効化でき、CPUユニット100が復帰したときなどに、異常ログで溢れるといった事態を回避できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 PLC、100 CPUユニット、101 演算処理部、102 プロセッサ、104 監視回路、106 メモリ、108 システムプログラム、110 ユーザプログラム、120 通信マスタ回路、122,166 送受信コントローラ、123,168 状態レジスタ、124,162,164 送受信ポート、126 ローカルネットワーク、128 フィールドネットワーク、130 電源ユニット、132 外部電源、133 整流部、134 スイッチング部、135 ダイオード、136 インダクタ、137 キャパシタ、138 分圧抵抗、139 コンパレータ、150 機能ユニット、156 機能モジュール、158 I/Oインターフェイス、160 通信スレーブ回路、170 通信カプラユニット、180 状態遷移フレーム、181 データ種別部、182 宛先指定部、183 オフセット部、184 サイズ部、185 データ値部、1042 イベント検知部、1044 レジスタ、1046 メッセージ、1048 起動部、1051 ウォッチドッグタイマ、1052 判定部。

Claims (9)

  1. 制御装置を構成する演算装置であって、
    通信線を介して1または複数の機能ユニットとデータを所定周期毎に遣り取りするための通信回路と、
    前記1または複数の機能ユニットから取得されるデータを利用した演算処理、および、前記1または複数の機能ユニットへ送信するデータの生成処理、のうち少なくとも一方を実施するユーザプログラムを実行するためのプロセッサと、
    前記通信回路および前記プロセッサに接続された監視回路とを備え、
    前記監視回路は、
    前記演算装置に発生する故障または異常をイベントとして検知する検知部と、
    各イベントに関連付けられたメッセージを格納する記憶部と、
    前記検知部により検知されたイベントに応じて、前記通信回路に指令を与えて、前記記憶部に格納された、当該検知されたイベントに関連付けられたメッセージを前記通信回路から送信する起動部とを含み、
    前記メッセージは、各機能ユニットの動作を制限する動作状態へ遷移するための命令を含む、演算装置。
  2. 前記検知部は、前記プロセッサの動作の健全性を監視するウォッチドッグタイマを含む、請求項1に記載の演算装置。
  3. 前記演算装置は、前記プロセッサが利用可能なメモリをさらに備え、
    前記検知部は、前記イベントとして、前記メモリに発生した異常を検知する、請求項1または2に記載の演算装置。
  4. 前記検知部は、前記イベントとして、前記通信回路における通信異常を監視する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の演算装置。
  5. 前記検知部は、前記イベントとして、前記演算装置への電力供給の遮断を検知する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の演算装置。
  6. 前記メッセージは、関連付けられたイベントの内容を示す情報を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の演算装置。
  7. 前記プロセッサは、プログラムを実行することで、前記ユーザプログラムの実行開始前に、前記メッセージを前記記憶部に格納する、請求項1〜のいずれか1項に記載の演算装置。
  8. 前記監視回路は、FPGAまたはASICを用いて実装される、請求項1〜のいずれか1項に記載の演算装置。
  9. 制御装置であって、
    演算装置と、
    1または複数の機能ユニットとを備え、
    前記演算装置は、
    通信線を介して1または複数の機能ユニットとデータを所定周期毎に遣り取りするための通信回路と、
    前記1または複数の機能ユニットから取得されるデータを利用した演算処理、および、前記1または複数の機能ユニットへ送信するデータの生成処理、のうち少なくとも一方
    を実施するユーザプログラムを実行するためのプロセッサと、
    前記通信回路および前記プロセッサに接続された監視回路とを備え、
    前記監視回路は、
    前記演算装置に発生する故障または異常をイベントとして検知する検知部と、
    各イベントに関連付けられたメッセージを格納する記憶部と、
    前記検知部により検知されたイベントに応じて、前記通信回路に指令を与えて、前記記憶部に格納された、当該検知されたイベントに関連付けられたメッセージを前記通信回路から送信する起動部とを含み、
    前記メッセージは、各機能ユニットの動作を制限する動作状態へ遷移するための命令を含む、制御装置。
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