JP6810016B2 - 光通信機器および光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、上位通信装置とクライアント機器群とが光ファイバを通じて接続される光ネットワークの中継点に設置される光通信機器およびこの光通信機器を用いた光通信システムに関する。
近年、通信トラフィック量の爆発的増大により、上位通信装置とクライアント機器との間を光ファイバを通じて接続する光ネットワークには更なる高速性が求められている。特にアクセス区間を担う光ネットワーク設備の数は膨大であるため、運用や設備投資にかかるコスト抑制も求められている。
光ネットワークの設備の数を削減するためには、上位通信装置1台あたりに接続されるクライアント機器の数を増やすことや(多分岐化)、上位通信装置がカバーするエリアを拡大する(長距離伝送化)などの方法が有効である。
この場合、上位通信装置とクライアント機器群との間に光リピータと呼ばれる光通信機器を設置することが最も有効な手段の一つとされる。光リピータは、光ファイバ伝搬時に減衰・劣化した光信号を中継再生し、光ネットワークの多分岐化、長距離伝送化を実現する機能を備えている。
例えば、光ネットワークのアクセス区間に適用される光リピータとして、特許文献1には、強度の異なるバースト光信号入力に対し、出力値を一定に制御することのできるフィードフォワード制御機能を備え、かつ入力された弱バースト信号の光信号強度を正確に検出することにより、入力ダイナミックレンジを拡大することのできる光増幅器を提供することを目的とした光リピータが示されている。
この特許文献1に示された光リピータを用いれば、強度の異なるバースト光信号入力に対し、光ネットワークに縦続接続した光リピータを用いて入力された弱バースト信号の光信号強度を正確に検出し、入力ダイナミックレンジを拡大することができる。これにより、クライアント機器群がばらついた距離で接続されたとしても、通信障害なく光信号を再生し、光ネットワークの多分岐化、長距離伝送化を実現することができる。
さらに、特許文献2に示された光リピータは、自身に入力される光信号を増幅する中継増幅部と、所定の透過帯域幅を持ち中継増幅部で増幅された光信号が結合される光バンドパスフィルタと、入力される光信号の波長と光バンドパスフィルタの透過帯域幅の中心波長との波長差を監視する波長判定部と、中継増幅部と光バンドパスフィルタとの間に配置され、波長判定部が監視する波長差が所定の規定値より大きいときに中継増幅部で増幅された光信号の波長が光バンドパスフィルタの透過帯域幅に含まれるように光信号の波長を変換する波長変換部とを備えることを特徴としている。
この特許文献2に示された構成では、狭帯域の透過特性を有する光バンドパスフィルタの利用を可能とし、光増幅デバイスで発生する雑音を抑制することによって、多分岐化、長距離伝送化に有利な光リピータの提供を可能としている。
特許第6034749号公報 特許第4834164号公報
しかしながら、通信機器の削減のため、光リピータを光ネットワークに対して縦続接続し、多分岐化や長距離伝送化を行った場合には、光リピータが新たに挿入されることや、また長距離伝送化の場合においては光ファイバの距離が延伸されることなどによって、光ネットワークを構成する通信設備量が増え、故障リスクが増大する。このことから、結果として、光ネットワークの末端に接続されたクライアント機器の稼働率が劣化する。この場合、クライアント機器の稼働率の劣化(サービス品質の劣化)を抑制するためには、通信機器や光ファイバの2重化など、冗長構成の採用が必要となる。このことは、当初の目的であった光ネットワークの低コスト化の目的に反するため、望ましいものではない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、光ネットワークの低コスト化を維持しながら、光ネットワークの末端に接続されたクライアント機器の稼働率を維持、もしくは向上させることが可能な光通信機器および光通信システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、上位通信装置(1)とクライアント機器群(3)とが光ファイバを通じて接続される光ネットワーク(NW)の中継点に設置される光通信機器(光リピータ)(2)において、主信号再生部(21)と制御部(22)とアナログフロントエンド部(23)とを備え、主信号再生部(21)は、クライアント機器群側から送られてくる光信号(S1)および上位通信装置側から送られてくる光信号(S2)を上位通信装置側への電気信号およびクライアント機器群側への電気信号に変換する光電変換部(2111、2112)と、光電変換部で変換された上位通信装置側への電気信号およびクライアント機器群側への電気信号を上位通信装置側への再生増幅された光信号およびクライアント機器群側への再生増幅された光信号に変換する電光変換部(2121、2122)と、光電変換部から電光変換部への電気信号の通路に設けられた電気スイッチ部(2131、2132)とを備え、制御部(22)は、光ネットワーク(NW)で障害が発生した場合、電気スイッチ部(2131、2132)を制御し、光電変換部から上位通信装置側への電気信号の流出経路(C1)、および電光変換部へのクライアント機器群側への電気信号の流入経路(C2)をアナログフロントエンド部(23)側へ切り替えるコントローラ(225)を備え、アナログフロントエンド部(23)は、近接する他の光リピータ(2B)との無線リンクを確立するための機能を備えることを特徴とする。
このような構成とすることにより、本発明によれば、光リピータ(2A)が所属する光ネットワーク(NWA)で障害が発生した場合、アナログフロントエンド部(23)と近接する他の光リピータ(2B)との間の無線リンクを確立させ、この確立させた無線リンクを冗長経路(L)として、障害が発生した側の光ネットワーク(NWA)のトラヒックを、近接する光リピータ(2B)が所属する光ネットワーク(NWB)へ流通させようにすることが可能となる。
すなわち、通信機器や光ファイバの冗長化を行うことなく、光ネットワークの多分岐化、長距離伝送化を達成しながら、光ネットワークを構成する光ファイバや通信機器に障害が生じた場合においても、近接する他の光リピータとの間にアナログフロントエンド部を介して冗長経路を形成し、障害が発生した側の光ネットワークから正常な通信を継続している光ネットワークへトラヒックを流通させるようにすることが可能となる。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
以上説明したように、本発明によれば、光リピータに主信号再生部と制御部とアナログフロントエンド部とを設けることにより、近接する他の光リピータとの間にアナログフロントエンド部を介して冗長経路を形成し、障害が発生した側の光ネットワークから正常な通信を継続している光ネットワークへトラヒックを流通させるようにして、光ネットワークの低コスト化を維持しながら、光ネットワークの末端に接続されたクライアント機器の稼働率を維持、もしくは向上させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る光リピータの要部の構成を示す図である。 図2Aは、隣接する光リピータが接続されたネットワークの状態(初期状態)を示す図である。 図2Bは、隣接する光リピータが接続されたネットワークの状態(1系における通信断発生)を示す図である。 図2Cは、隣接する光リピータが接続されたネットワークの状態(復旧要求)を示す図である。 図2Dは、隣接する光リピータが接続されたネットワークの状態(リンク確立)を示す図である。 図2Eは、隣接する光リピータが接続されたネットワークの状態(トラヒック疎通開始)を示す図である。 図3は、具体的な冗長経路接続シーケンスを説明するための接続シーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係る光リピータ(光通信機器)要部の構成を示す図である。
〔全体の構成〕
本実施の形態に係る光リピータ2は、上位通信装置1とクライアント機器群3とが光ファイバを通じて接続される光ネットワークNWの中継点に設置されている。すなわち、光ファイバを通じて1対多で接続構成される上位通信装置1とクライアント機器群3との間に縦続接続されている。
また、本実施の形態に係る光リピータ2は、光信号の再生を担う主信号再生部21と、障害発生時においてアダプティブに信号を流通させるための制御部22と、周囲の近接する他の光リピータ2との間の無線インターフェースを担うアナログフロントエンド部23とから構成されている。
光リピータ2には、クライアント機器群3から上位通信装置1に流通する上り光信号S1と、上位通信装置1からクライアント機器群3に流通する下り光信号S2とが入力される。この例では、光信号S1,S2としてベースバンド信号を想定しているが、光通信方式の変調フォーマットによってはRF変調されていてもよい。
〔主信号再生部〕
まず、主信号再生部21の構成を述べる。主信号再生部21は、クライアント機器群3側から送られてくる光信号S1を電気信号に変換する第1の光電変換部(O/E)2111と、上位通信装置1側から送られてくる光信号S2を電気信号に変換する第2の光電変換部(O/E)2112と、第1の光電変換部2111で変換された電気信号を上位通信装置1側への再生増幅された光信号S1に変換する第1の電光変換部(E/O)2121と、第2の光電変換部2112で変換された電気信号をクライアント機器群3側への再生増幅された光信号S2に変換する第2の電光変換部(E/O)2122と、第1の光電変換部2111と第1の電光変換部2121との間の電気信号の通路に設けられた第1の電気スイッチ部2131と、第2の光電変換部2112と第2の電光変換部2122との間の電気信号の伝送路中に設けられた第2の電気スイッチ部2132とを備えている。
この構成において、第1の光電変換部2111と第2の光電変換部2112とを合わせた構成が本発明でいう光電変換部に相当し、第1の電光変換部2121と第2の電光変換部2122とを合わせた構成が本発明でいう電光変換部に相当する。また、第1の電気スイッチ部2131と第2の電気スイッチ部2132とを合わせた構成が本発明でいう電気スイッチ部に相当する。
主信号再生部21において、クライアント機器群3からの光信号S1は光電変換部2111において電気信号に変換され、上位通信装置1からの光信号S2は光電変換部2112において電気信号に変換される。この光リピータ2を含め、周囲の近接する他の光リピータ2に障害が発生していない場合には、制御部22との切り替えを司る電気スイッチ部2131,2132において、光信号S1,S2は切り替えられること無く電光変換部2121,2122に流通され、電光変換部2121において再生増幅された光信号S1が上位通信装置1へ、電光変換部2122において再生増幅された光信号S2がクライアント機器群3へ流通される。
なお、図1では、光ネットワークNWをNWAとNWBの2つとし、光ネットワークNWAの中継点に設置された光リピータ2を2A、光ネットワークNWBの中継点に設置された光リピータ2を2Bとしている。光リピータ2A,2Bともにその構成は同じとされている。この構成において、光リピータ2Aは光ネットワークNWAに所属しており、光リピータ2Bは光ネットワークNWBに所属している。また、光リピータ2Aと光リピータ2Bとは近接して設置されているものとする。以下、光リピータ2Bを光リピータ2Aに近接する他のリピータ(近接するリピータ)として説明を進める。
〔制御部〕
次に、制御部22の構成を述べる。制御部22は、電気信号に対して遅延を調整する電気バッファ部2211,2212と、電気信号のレートを変換するためのレート変換部222と、電気信号のアナログ/デジタル信号を相互に変換するためのアナログ/デジタル相互変換部223と、登録クライアント情報を格納するデータベース(DB)224と、コントローラ225とを備えている。
コントローラ225は、電気スイッチ部2131,2132、電気バッファ部2211,2212、レート変換部222、アナログ/デジタル相互変換部223、データベース224を集中制御する。
また、コントローラ225は、光リピータ2Aが所属する光ネットワークNWAでの障害発生時にはその障害を検出して、冗長経路を形成するための近接する光リピータ2Bへの制御信号を生成し、近接する光リピータ2Bとの間に正常な冗長経路を形成することにより、光リピータ2A自身が再度正常な通信を開始するための制御機能を提供する。
また、コントローラ225は、近接する光リピータ2Bが所属する光ネットワークNWBでの障害発生時においても、近接する光リピータ2Bからの復旧要求信号を受信し、近接する光リピータ2Bとの間に正常な冗長経路を形成することにより、障害が発生した側の近接する光リピータ2Bが再度正常な通信を開始させるための制御機能を提供する。
データベース224には、光リピータ2A自身に接続されているクライアント機器31の識別情報、および障害発生時に光リピータ2Aに接続されるクライアント機器31の識別情報が格納される。これらの情報は、冗長経路を確立するプロセス時にコントローラ225から随時入力される。
電気スイッチ部2131,2132は、コントローラ225によって光リピータ2A自身の切り替えが必要になった場合、主信号再生部21における電気信号の経路を制御部22側へ切り替えることによって、すなわち光電変換部2111からの電気信号の流出経路C1および電光変換部2122への電気信号の流入経路C2をアナログフロントエンド部23側へ切り替えることによって、アナログフロントエンド部23を介して近接する光リピータ2Bへの冗長経路へと誘導する。また、近接する光リピータ2Bからのトラヒックが流入した場合、制御部22から流入する電気信号を混合し、主信号再生部21から上位通信装置1間とトラヒック流通を再開させる機能を備える。
電気バッファ部2211,2212は、近接する光リピータ2Bが所属する光ネットワークNWBでの障害発生時、主信号再生部21へのトラヒック混合時に、光リピータ2A自身に流通するトラヒックとの衝突が生じないようタイミングを調整する機能を備える。
レート変換部222は、障害が発生して近接する光リピータ2Bとの無線リンクが確立される際、その無線リンクのデータレートに応じてレートを変換する機能を有する。具体的には、DSPベースで実装されたアップ/ダウンコンバータで構成される。
アナログ/デジタル相互変換部223は、制御部22で処理されるベースバンド電気信号を、後述するアナログフロントエンド部23を通じた近接する光リピータ2Bとのリンク確立のため、RF変調するためのインターフェース機能を有する。
〔アナログフロントエンド部〕
アナログフロントエンド部23は、制御部22から入力されるRF信号を送信し、また近接する光リピータ2Bの制御部22から出力されるRF信号を受信し、近接する光リピータ2Bと無線リンクを確立させる機能を有する。この機能によって、有線で接続されていない近接する光リピータ2Bとの間での冗長リンクが形成されることになる。
具体的には、アナログフロントエンド部23は、無線送信部と無線受信部とを有し、無線送信部はパワーアンプ、バンドパスフィルタ、アンテナなどで構成される。また無線受信部は、低ノイズアンプ、バンドパスフィルタ、アンテナなどで構成される。アーキテクチャによっては、バンドパスフィルタ、アンテナなどはデュプレクサなどを介して共用される。
使用する搬送波の周波数帯は、設計される通信レートにはよるものの、300GHz程度以上のミリ波帯を用いることにより、数kmの距離間において1Gbpsを超える冗長無線リンクを確立することができる。この際、復旧される側の光リピータに所属するクライアント機器群の通信レートは光信号による通信時に比べて下がる可能性があるものの、稼働率自体を向上させることは可能である。
〔接続シーケンス〕
ここでは、具体的な冗長経路接続シーケンスを述べる。図2A〜図2Eは隣接する光リピータが接続されたネットワークの状態を図示したものであり、図3は接続シーケンス図である。
〔初期状態〕
図2Aは初期状態を示している。ネットワークには0系と1系の2系統が並列して存在することとし、ネットワークはスター型のネットワークを想定する。それぞれのネットワークは、上位通信装置1、光リピータ2、クライアント機器群3、光分岐4で構成される。上位通信装置1と光リピータ2はトランク区間光リンク5で接続され、光リピータ2とクライアント機器群3は、光分岐4を介してアクセス区間光リンク6で接続されている。初期の状態では、両系ともに障害無くトラヒックを流通できているものとする。
なお、図2Aでは、1系の光リピータ2(2−1)が図1に示した光リピータ2Aに相当し、0系の光リピータ2(2−0)が図1に示した近接する光リピータ2Bに相当するものとする。
〔1系における通信断発生〕
図2Bにおいて、1系側に通信断が発生したこととする。障害発生箇所は、トランク区間光リンク5−1とする。この際、上位通信装置1−1からの下り光信号S2は、光リピータ2−1に流入しない状態となる。また、光リピータ2−1からの上り光信号S1は、上位通信装置1へ流入しない状態となる。
光リピータ2−1は、この信号の流入出の関係からどの区間で障害が発生したかを検知する機能を備える。例えば、図1に示した構成において、主信号再生部21における下り光信号用の電気スイッチ部2132において無信号状態を検出し、コントローラ225に障害発生を通知する機能を備える。このフェーズは図3のシーケンス図における「(a)通信断検出」に相当する。
〔復旧要求〕
図2Cでは復旧要求を近接する全ての光リピータ2に対してブロードキャスト送信している。このフェーズは図3のシーケンス図における「(b)復旧要求」に相当する。この場合、近隣に存在する全ての光リピータ2で復旧要求が受信される。
復旧要求を受信した光リピータ2は、障害が発生した側の光リピータ2−1に接続されているクライアント機器群3−1を接続可能な場合は肯定応答を送信する。この際、同時に、光リピータ2の識別情報(この場合”0系”という情報)と、接続状況のデータを合わせて送信する。
この場合、接続状況のデータは、受け入れ側の光リピータ2−0に接続されているクライアント機器31の数でも良いし、トラヒック流通状況、クライアント機器からの優先度別トラヒック状況などが採用される。このフェーズは図3のシーケンス図における「(c)肯定応答+接続状況データ」のフェーズに相当する。
複数の受入先候補である光リピータ2から肯定応答および接続状況データを受け取った光リピータ2−1は、接続状況データをもとにどの光リピータ2に接続すれば効率的であるかをコントローラ225において判断する。これは、図3のシーケンス図における「(d)接続先判断」に相当する。この例では接続先が0系の光リピータ2−0に決定されたこととする。
接続先が決定した場合、1系の光リピータ2−1は、接続要求とクライアント登録テーブル(図1におけるデータベース224に格納されている)を、0系の光リピータ2−0を宛先として無線送信する。これは、図3のシーケンス図における「(e)接続要求+クライアント登録テーブル」に相当する。0系の光リピータ2−0以外の近接する光リピータ2は、この接続要求を受け取ったとしても要求を無視する。
〔リンク確立〕
図2Dでは、復旧要求を受け取った0系の光リピータ2−0が、障害が発生した側の1系の光リピータ2−1と無線リンクを確立し、1系の光リピータ2−1と0系の光リピータ2−0との間に冗長経路Lが形成されている。0系の光リピータ2−0は1系の光リピータ2−1からの接続要求およびクライアント登録テーブルを受け取った後、データベース224に格納されている自身のクライアント登録テーブルを更新する。これは、図3のシーケンス図における「(f)クライアント登録テーブル更新」に相当する。
更に、0系の上位通信装置1−0に対し、0系と1系の光リピータ2−0、2−1のクライアント登録テーブル情報を送信する。図3のシーケンス図における「(g)クライアント登録テーブル」に相当する。情報を受け取った0系の上位通信装置1−0は、自身のクライアント接続状況を更新し、上位通信レイヤにてアドレスの解決を行い、1系の光リピータ2−1に接続されているクライアント機器群3−1を収容するよう設定変更する。これは図3のシーケンス図における「(h)登録テーブル更新」に相当する。
上記操作が完了した後、0系の上位通信装置1−0は、更新完了応答を0系の光リピータ2−0に対して送信する。これは図3のシーケンス図における「(i)更新完了応答」に相当する。
0系の光リピータ2−0において、「(f)クライアント登録テーブル更新」のシーケンスが完了されている場合、上位通信装置1−0からの更新完了応答を受信した0系の光リピータ2−0は、完了応答と、トラヒックの送信条件を1系の光リピータ2−1に送信する。送信条件とは、遅延やトラヒック混合を加味したパケット送信タイミングや、混雑状況を加味したリンクレートなどが含まれる。これは図3のシーケンス図における「(j)完了応答+送信条件」に相当する。
〔トラヒック疎通開始〕
図2Eでは、1系の光リピータ2−1が無線リンクを介して0系の光リピータ2−0に対しトラヒックを疎通開始している。トラヒックは、コントローラ225による送信タイミング制御、リンクレート制御によって、0系の上位通信装置1−0と0系と1系のクライアント機器群3(3−0,3−1)からのトラヒックが、衝突せず、かつ複層しないように制御され流通される。これは図3のシーケンス図における「」(k)トラヒック疎通開始」に相当する。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…上位通信装置、2…光リピータ(光通信機器)、3…クライアント機器群、4…光分岐、5…トランク区間光リンク、6…アクセス区間光リンク、21…主信号再生部、22…制御部、23…アナログフロントエンド部、31…クライアント機器、222…レート変換部、223…デジタル相互変換部、224…データベース(DB)、225…コントローラ、2111,2112…光電変換部(O/E)、2121,2122…電光変換部(E/O)、2131,2132…電気スイッチ部、2211,2212…電気バッファ部、L…冗長経路、C1…流出経路、C2…流入経路、NW…光ネットワーク。

Claims (6)

  1. 上位通信装置とクライアント機器群とが光ファイバを通じて接続される光ネットワークの中継点に設置される光通信機器において、
    主信号再生部と制御部とアナログフロントエンド部とを備え、
    前記主信号再生部は、
    前記クライアント機器群側から送られてくる光信号および前記上位通信装置側から送られてくる光信号を前記上位通信装置側への電気信号および前記クライアント機器群側への電気信号に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部で変換された前記上位通信装置側への電気信号および前記クライアント機器群側への電気信号を前記上位通信装置側への再生増幅された光信号および前記クライアント機器群側への再生増幅された光信号に変換する電光変換部と、
    前記光電変換部から前記電光変換部への前記電気信号の通路に設けられた電気スイッチ部とを備え、
    前記制御部は、
    前記光ネットワークで障害が発生した場合、前記電気スイッチ部を制御し、前記光電変換部から前記上位通信装置側への電気信号の流出経路、および前記電光変換部への前記クライアント機器群側への電気信号の流入経路を前記アナログフロントエンド部側へ切り替えるコントローラを備え、
    前記アナログフロントエンド部は、
    近接する他の光通信機器との無線リンクを確立するための機能を備える
    ことを特徴とする光通信機器。
  2. 請求項1に記載された光通信機器において、
    前記コントローラは、
    前記光ネットワークで障害が発生した場合、前記アナログフロントエンド部と前記近接する他の光通信機器との間の無線リンクを確立させ、
    この確立させた無線リンクを冗長経路として、前記障害が発生した側の光ネットワークのトラヒックを、前記近接する他の光通信機器が所属する光ネットワークへ流通させる
    ことを特徴とする光通信機器。
  3. 請求項2に記載された光通信機器において、
    前記コントローラは、
    前記アナログフロントエンド部と前記近接する他の光通信機器との間の冗長経路を形成する場合、
    その冗長経路の形成先の候補として複数存在する前記近接する他の光通信機器に接続されているクライアント機器の数、トラヒック流通状況、もしくは優先度別トラヒック状況をもとに、前記冗長経路の形成先の光通信機器を決定する
    ことを特徴とする光通信機器。
  4. 請求項2に記載された光通信機器において、
    前記コントローラは、
    前記光ネットワークで障害が発生した場合、前記冗長経路の形成先の候補として複数存在する前記近接する他の光通信機器に前記アナログフロントエンド部を介して復旧要求を送り、
    この復旧要求を受けた前記冗長経路の形成先の候補の光通信機器から送られてくる肯定応答および接続状況データを受信して前記冗長経路の形成先の光通信機器を決定し、
    この決定した冗長経路の形成先の光通信機器に接続要求およびクライアント登録テーブルを送り、
    前記接続要求およびクライアント登録テーブルを受けた前記冗長経路の形成先の光通信機器でのクライアント登録テーブルの更新完了および前記冗長経路の形成先の光通信機器が接続されている上位通信装置での登録テーブルの更新完了を知らせる完了応答と送信条件とを受信して、前記冗長経路の形成先の光通信機器との間のトラヒックの疎通を開始する
    ことを特徴とする光通信機器。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載された光通信機器において、
    前記制御部は、
    電気信号に対して遅延を調整する電気バッファ部と、
    電気信号のレートを変換するためのレート変換部と、
    電気信号のアナログ/デジタル信号を相互に変換するためのアナログ/デジタル相互変換部と、
    登録クライアント情報を格納するデータベースと、
    前記コントローラとを備え、
    前記コントローラは、
    前記電気スイッチ部、前記電気バッファ部、前記レート変換部、前記アナログ/デジタル相互変換部および前記データベースを集中制御する
    ことを特徴とする光通信機器。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載された光通信機器が設置された光ネットワークを複数備え、
    近接する光通信機器同士が前記アナログフロントエンド部を介して無線リンクを確立し、この確立された無線リンクを冗長経路として、障害が発生した側の光ネットワークから正常な通信を継続している光ネットワークへトラヒックの流通が行われる
    ことを特徴とする光通信システム。
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