JP6809900B2 - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6809900B2
JP6809900B2 JP2016255414A JP2016255414A JP6809900B2 JP 6809900 B2 JP6809900 B2 JP 6809900B2 JP 2016255414 A JP2016255414 A JP 2016255414A JP 2016255414 A JP2016255414 A JP 2016255414A JP 6809900 B2 JP6809900 B2 JP 6809900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
calculation unit
weighting
magnetic flux
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016255414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018107993A (ja
Inventor
高木 正志
正志 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority to JP2016255414A priority Critical patent/JP6809900B2/ja
Publication of JP2018107993A publication Critical patent/JP2018107993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6809900B2 publication Critical patent/JP6809900B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電気車を駆動する電動機を制御する電気車制御装置に関する。
電気車(車両)を駆動する電動機を制御する電気車制御装置の一例として、演算により電動機の回転速度を求めて、電動機のトルク制御を行う電気車制御装置が特許文献1に開示されている。このような電気車制御装置によれば、瞬時の速度演算値を用いて、トルク指令TQrに従い電動機を制御することができるので、高応答のトルク制御が可能となる。
図14は、上述したような、演算により電動機の回転速度を求めて電動機の制御を行う電気車制御装置20の構成例を示す図である。
図14に示す電気車制御装置20は、電力変換器21と、電流検出器22と、二次磁束演算部23と、速度演算部24と、トルク制御部25とを備える。
電力変換器21は、電動機1の出力電圧を指示する電圧指令Vがトルク制御部25から入力され、入力された電圧指令Vを増幅し、増幅した電圧指令Vに応じた電圧vを電動機1に印加する。
電流検出器22は、電動機1に流れる電流iを検出し、検出結果を二次磁束演算部23、速度演算部24およびトルク制御部25に出力する。
二次磁束演算部23は、トルク制御部25により生成された電圧指令Vと、電流検出器22により検出された電流iとに基づき、以下の式(1),(2)に従い、電動機1の二次磁束φ2を演算し、速度演算部24に出力する。
Figure 0006809900
ここで、R1は電動機1の一次抵抗であり、L1,L2はそれぞれ電動機1の一次自己インダクタンス、二次自己インダクタンスであり、Mは相互インダクタンスである。なお、電圧指令Vの代わりに、電動機1に印加する電圧vを用いて二次磁束φ2を演算してもよい。
速度演算部24は、電流検出器22により検出された電流iと、二次磁束演算部23により演算された二次磁束φ2とに基づき、以下の式(3)〜(5)に従い、電動機1の回転速度(演算速度ωmc)を演算する。
Figure 0006809900
ここで、R2は電動機1の二次抵抗である。また、FAおよびFBは、式(1)で求められる電動機1の二次磁束φ2のa軸成分およびb軸成分である。
速度演算部24は、演算した演算速度ωmcをトルク制御部25に出力する。
トルク制御部25は、電流検出器22により検出された電流iと、速度演算部24により演算された演算速度ωmcとに基づき、電動機1のトルクおよび磁束が、トルク指令TQrおよび磁束指令FLUXrと一致するような電圧指令Vを生成し、電力変換器21および二次磁束演算部23に出力する。
特開平11−69895号公報
図14に示す電気車制御装置20においては、起動直後の励磁立ち上げ中で電動機1の二次磁束φ2が小さい場合、式(3),(4)の演算精度が低く、演算速度ωmcに演算誤差が発生しやすい。
また、電動機1の温度変動により、一次抵抗R1が変動すると、式(1)で求められる二次磁束φ2に誤差が生じ、演算速度ωmcにも演算誤差が発生する。特に、低速の場合には、電動機1の電圧が小さいため、二次磁束φ2や演算速度ωmcに大きな演算誤差が発生しやすい。
演算速度ωmcに演算誤差が発生すると、電動機1のトルクをトルク指令TQr通りに制御することができなくなり、電気車を想定通りに加減速できなくなる。また、電気車が所望の方向とは反対方向に移動する後退が起こることがある。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、電気車を駆動する電動機のトルクをトルク指令に従い制御することができる電気車制御装置を提供することにある。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電気車制御装置は、電気車を駆動する電動機を制御する電気車制御装置であって、前記電動機に流れる電流を検出する電流検出器と、前記電動機の回転速度を実速度として検出する速度センサと、前記電流検出器により検出された電流と、前記電動機の出力電圧を指示する電圧指令とに基づき、前記電動機の二次磁束を演算する二次磁束演算部と、前記電流検出器により検出された電流と、前記二次磁束演算部により演算された二次磁束とに基づき、前記電動機の演算速度を演算する速度演算部と、前記二次磁束演算部により演算された二次磁束と、前記速度センサにより検出された実速度とに基づき、重み付け量を演算する重み付け演算部と、前記速度センサにより検出された実速度と、前記速度演算部により演算された演算速度とに対して、前記重み付け演算部により演算された重み付け量に基づく重み付けを行って、前記電動機のトルク制御に用いる制御速度を演算する制御速度演算部と、前記電流検出器により検出された電流と、前記制御速度演算部により演算された制御速度とに基づき、前記電圧指令を生成するトルク制御部と、を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電気車制御装置は、電気車を駆動する電動機を制御する電気車制御装置であって、前記電動機に流れる電流を検出する電流検出器と、前記電動機の回転速度を実速度として検出する速度センサと、前記電流検出器により検出された電流と、前記電動機の出力電圧を指示する電圧指令とに基づき、前記電動機の二次磁束を演算する二次磁束演算部と、前記電流検出器により検出された電流と、前記二次磁束演算部により演算された二次磁束とに基づき、前記電動機の演算速度を演算する速度演算部と、前記電圧指令と、前記速度センサにより検出された実速度とに基づき、重み付け量を演算する重み付け演算部と、前記速度センサにより検出された実速度と、前記速度演算部により演算された演算速度とに対して、前記重み付け演算部により演算された重み付け量に基づく重み付けを行って、前記電動機のトルク制御に用いる制御速度を演算する制御速度演算部と、前記電流検出器により検出された電流と、前記制御速度演算部により演算された制御速度とに基づき、前記電圧指令を生成するトルク制御部と、を備える。
また、本発明に係る電気車制御装置において、前記重み付け演算部は、前記二次磁束演算部により演算された二次磁束に基づき、第1の重み付け量を演算する第1の演算部と、前記速度センサにより検出された実速度に基づき、第2の重み付け量を演算する第2の演算部と、前記第1の演算部により演算された第1の重み付け量および前記第2の演算部により演算された第2の重み付け量のうち、大きい方を前記重み付け量として選択する重み付け選択部と、を備えることが望ましい。
また、本発明に係る電気車制御装置において、前記重み付け演算部は、前記電圧指令に基づき、第1の重み付け量を演算する第1の演算部と、前記速度センサにより検出された実速度に基づき、第2の重み付け量を演算する第2の演算部と、前記第1の演算部により演算された第1の重み付け量および前記第2の演算部により演算された第2の重み付け量のうち、大きい方を前記重み付け量として選択する重み付け選択部と、を備えることが望ましい。
本発明に係る電気車制御装置によれば、電気車を駆動する電動機のトルクをトルク指令に従い制御することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電気車制御装置の構成例を示す図である。 図1に示す重み付け演算部の構成例を示す図である。 二次磁束の大きさと二次磁束重み付け量との関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電気車制御装置の構成例を示す図である。 図4に示す重み付け演算部の構成例を示す図である。 電圧指令の大きさと電圧重み付け量との関係の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電気車制御装置の構成例を示す図である。 図7に示す重み付け演算部の構成例を示す図である。 電動機の実速度と速度重み付け量との関係の一例を示す図である。 図7に示す制御速度演算部による制御速度の演算例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る電気車制御装置の構成例を示す図である。 図11に示す重み付け演算部の構成例を示す図である。 図11に示す制御速度演算部による制御速度の演算例を示す図である。 従来の電気車制御装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気車制御装置10の構成例を示す図である。
図1に示す電気車制御装置10は、電気車を駆動する電動機1のトルク制御を行うものであり、電力変換器11と、電流検出器12と、二次磁束演算部13と、速度演算部14と、速度センサ15と、重み付け演算部16と、制御速度演算部17と、トルク制御部18とを備える。
電力変換器11は、電動機1の出力電圧を指示する電圧指令Vがトルク制御部18から入力され、入力された電圧指令Vを増幅し、増幅した電圧指令Vに応じた電圧vを電動機1に印加する。
電流検出器12は、電動機1に流れる電流iを検出し、検出結果を二次磁束演算部13、速度演算部14およびトルク制御部18に出力する。
二次磁束演算部13は、電圧指令Vと、電流検出器22により検出された電流iとに基づき、上述した式(1),(2)に従い、電動機1の二次磁束φ2を演算し、速度演算部14および重み付け演算部16に出力する。
速度演算部14は、電流検出器12により検出された電流iと、二次磁束演算部23により演算された二次磁束φ2とに基づき、上述した式(3)〜(5)に従い、電動機1の回転速度(演算速度ωmc)を演算し、制御速度演算部17に出力する。
速度センサ15は、電動機1の回転速度を検出し、検出結果を実速度ωpgとして制御速度演算部17に出力する。
重み付け演算部16は、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2に基づき、演算速度ωmcおよび実速度ωpgに対する重み付け量である二次磁束重み付け量weight1を演算し、制御速度演算部17に出力する。
図2は、重み付け演算部16の構成例を示す図である。
図2に示す重み付け演算部16は、二次磁束大きさ演算部161と、重み付け量演算部162とを備える。
二次磁束大きさ演算部161は、電動機1の二次磁束φ2の大きさφ2volを演算し、重み付け量演算部162に出力する。
重み付け量演算部162は、二次磁束大きさ演算部161により演算された二次磁束φ2の大きさφ2volに基づき、二次磁束重み付け量weight1を演算する。重み付け量演算部162は、例えば、図3に示すように、φ2vol<φ2v1の場合には、二次磁束重み付け量weight1を1とし、φ2vol>φ2v2(≧φ2v1)の場合には、二次磁束重み付け量weight1を0とし、φ2v1≦φ2vol≦φ2v2の場合には、二次磁束重み付け量weight1を0〜1の間で、φ2volが大きい程、小さい値とする。
重み付け量演算部162は、演算した二次磁束重み付け量weight1を制御速度演算部17に出力する。
図1を再び参照すると、制御速度演算部17は、速度演算部14により演算された演算速度ωmcと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、重み付け演算部16により演算された二次磁束重み付け量weight1とに基づき、以下の式(6)に従い、トルク制御に用いられる制御速度ωmを演算する。
Figure 0006809900
式(6)に示すように、制御速度演算部17は、実速度ωpgおよび演算速度ωmcに対して、二次磁束重み付け量weight1に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する。制御速度演算部17は、演算した制御速度ωmをトルク制御部18に出力する。
トルク制御部18は、電流検出器12により検出された電流iと、制御速度演算部17により演算された制御速度ωmとに基づき、電動機1のトルクおよび磁束が、トルク指令TQrおよび磁束指令FLUXrと一致するような電圧指令Vを生成し、電力変換器11および二次磁束演算部13に出力する。
図3に示したように、φ2vol<φ2v1の場合には、二次磁束重み付け量weight1は1となり、制御速度ωmは実速度ωpgとなる。また、φ2v2<φ2volの場合には、二次磁束重み付け量weight1は0となり、制御速度ωmは演算速度ωmcとなる。このように、二次磁束重み付け量weight1に基づき、演算速度ωmcと実速度ωpgとに対して重み付けを行うことで、二次磁束φ2の大きさに基づき、制御速度ωmに対する演算速度ωmcおよび実速度ωpgの寄与度を制御することができる。そのため、二次磁束φ2が小さい場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、二次磁束φ2が大きい場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
このように本実施形態においては、電気車制御装置10は、電動機1に流れる電流iを検出する電流検出器12と、電動機1の回転速度を実速度ωpgとして検出する速度センサ15と、電流検出器12により検出された電流iと、電動機1の電圧指令Vとに基づき、電動機1の二次磁束φ2を演算する二次磁束演算部13と、電流検出器12により検出された電流iと、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2とに基づき、電動機1の演算速度ωmcを演算する速度演算部14と、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2に基づき、二次磁束重み付け量weight1を演算する重み付け演算部16と、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、速度演算部14により演算された演算速度ωmcとに対して、重み付け演算部16により演算された二次磁束重み付け量weight1に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する制御速度演算部17と、電流検出器12により検出された電流iと、制御速度演算部17により演算された制御速度ωmとに基づき、電圧指令Vを生成するトルク制御部18とを備える。
実速度ωpgと演算速度ωmcとに対して、二次磁束重み付け量weight1に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算し、制御速度ωmを用いて電圧指令Vを生成することで、二次磁束φ2の大きさに基づき、制御速度ωmに対する実速度ωpgおよび演算速度ωmcの寄与度を制御することができる。そのため、二次磁束φ2が小さい場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、二次磁束φ2が大きい場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る電気車制御装置10Aの構成例を示す図である。図4において、図1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図4に示す電気車制御装置10Aは、図1に示す電気車制御装置10と比較して、重み付け演算部16を重み付け演算部16Aに変更した点と、制御速度演算部17を制御速度演算部17Aに変更した点とが異なる。なお、本実施形態においては、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2は、速度演算部14にのみ出力される。また、トルク制御部18により生成された電圧指令Vは、電力変換器11および二次磁束演算部13に加えて、重み付け演算部16Aにも出力される。
重み付け演算部16Aは、トルク制御部18により生成された電圧指令Vに基づき、演算速度ωmcおよび実速度ωpgに対する重み付け量である電圧重み付け量weight2を演算し、制御速度演算部17Aに出力する。
図5は、重み付け演算部16Aの構成例を示す図である。
図5に示す重み付け演算部16Aは、電圧大きさ演算部163と、重み付け量演算部164とを備える。
電圧大きさ演算部163は、電圧指令Vの大きさVvolを演算し、重み付け量演算部164に出力する。
重み付け量演算部164は、電圧大きさ演算部163により演算された電圧指令Vの大きさVvolに基づき、電圧重み付け量weight2を演算する。重み付け量演算部164は、例えば、図6に示すように、Vvol<Vv1の場合には、電圧重み付け量weight2を1とし、Vvol>Vv2(≧Vv1)の場合には、電圧重み付け量weight2を0とし、Vv1≦Vvol≦Vv2の場合には、電圧重み付け量weight2を0〜1の間で、Vvolが大きい程、小さい値とする。
重み付け量演算部164は、演算した電圧重み付け量weight2を制御速度演算部17Aに出力する。
図4を再び参照すると、制御速度演算部17Aは、速度演算部14により演算された演算速度ωmcと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、重み付け演算部16Aにより演算された電圧重み付け量weight2とに基づき、以下の式(7)に従い、制御速度ωmを演算する。
Figure 0006809900
式(7)に示すように、制御速度演算部17Aは、実速度ωpgおよび演算速度ωmcに対して、電圧重み付け量weight2に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する。制御速度演算部17Aは、演算した制御速度ωmをトルク制御部18に出力する。
図6に示したように、Vvol<Vv1の場合には、電圧重み付け量weight2は1となり、制御速度ωmは実速度ωpgとなる。また、Vv2<Vvolの場合には、電圧重み付け量weight2は0となり、制御速度ωmは演算速度ωmcとなる。このように、電圧重み付け量weight2に基づき、演算速度ωmcと実速度ωpgとに対して重み付けを行うことで、制御速度ωmに対する演算速度ωmcおよび実速度ωpgの寄与度を制御することができる。そのため、電圧指令Vの大きさVvolが小さい場合(電動機1の電圧が小さい場合)には、大きな演算誤差を含む可能性ある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、電圧指令Vの大きさVvolが大きい場合(電動機1の電圧が大きい場合)には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
このように本実施形態においては、電気車制御装置10Aは、電動機1に流れる電流iを検出する電流検出器12と、電動機1の回転速度を実速度ωpgとして検出する速度センサ15と、電流検出器12により検出された電流iと、電動機1の電圧指令Vとに基づき、電動機1の二次磁束φ2を演算する二次磁束演算部13と、電流検出器12により検出された電流iと、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2とに基づき、電動機1の演算速度ωmcを演算する速度演算部14と、電圧指令Vに基づき、電圧重み付け量weight2を演算する重み付け演算部16Aと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、速度演算部14により演算された演算速度ωmcとに対して、重み付け演算部16Aにより演算された電圧重み付け量weight2に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する制御速度演算部17Aと、電流検出器12により検出された電流iと、制御速度演算部17Aにより演算された制御速度ωmとに基づき、電圧指令Vを生成するトルク制御部18とを備える。
実速度ωpgと演算速度ωmcとに対して、電圧重み付け量weight2に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算し、制御速度ωmを用いて電圧指令Vを生成することで、電圧指令Vの大きさに基づき、制御速度ωmに対する実速度ωpgおよび演算速度ωmcの寄与度を制御することができる。そのため、電圧指令Vが小さい(電動機1の電圧が小さい)場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、電圧指令Vが大きい(電動機1の電圧が大きい)場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る電気車制御装置10Bの構成例を示す図である。図7において、図1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図7に示す電気車制御装置10Bは、図1に示す電気車制御装置10と比較して、重み付け演算部16を重み付け演算部16Bに変更した点と、制御速度演算部17を制御速度演算部17Bに変更した点とが異なる。なお、本実施形態においては、速度センサ15により検出された実速度ωpgは、重み付け演算部16Bおよび制御速度演算部17Bに入力される。
重み付け演算部16Bは、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2と、速度センサ15により検出された実速度ωpgとに基づき、演算速度ωmcおよび実速度ωpgに対する重み付け量である速度磁束重み付け量weight4を演算し、制御速度演算部17Bに出力する。
図8は、重み付け演算部16Bの構成例を示す図である。図8において、図2と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図8に示す重み付け演算部16Bは、図2に示す重み付け演算部16と比較して、絶対値演算部165と、重み付け量演算部166と、重み付け選択部167とを追加した点が異なる。
絶対値演算部165は、実速度ωpgの絶対値である絶対値速度ωpgvを演算し、重み付け量演算部166に出力する。
重み付け量演算部166は、絶対値演算部165により演算された絶対値速度ωpgvに基づき、速度重み付け量weight3を演算する。重み付け量演算部166は、例えば、図9に示すように、ωpgvl<ω1の場合には、速度重み付け量weight3を1とし、ωpgv>ω2(≧ω1)の場合には、速度重み付け量weight3を0とし、ω1≦ωpgv≦ω2の場合には、速度重み付け量weight3を0〜1の間で、ωpgvが大きい程、小さい値とする。
重み付け量演算部166は、演算した速度重み付け量weight3を重み付け選択部167に出力する。
すなわち、本実施形態に係る重み付け演算部16Bは、二次磁束大きさ演算部161および重み付け量演算部162を有し、二次磁束φ2に基づき二次磁束重み付け量weight1(第1の重み付け量)を演算する演算部201(第1の演算部)と、絶対値演算部165および重み付け量演算部166を有し、実速度ωpgに基づき速度重み付け量weight3(第2の重み付け量)を演算する演算部202(第2の演算部)とを有する。
重み付け選択部167は、重み付け量演算部162により演算された二次磁束重み付け量weight1および重み付け量演算部166により演算された速度重み付け量weight3のうち、大きい方を速度磁束重み付け量weight4として選択し、制御速度演算部17Bに出力する。二次磁束重み付け量weight1と速度重み付け量weight3とが同じである場合には、重み付け選択部167は、いずれか一方を速度磁束重み付け量weight4として選択し、制御速度演算部17Bに出力する。
図7を再び参照すると、制御速度演算部17Bは、速度演算部14により演算された演算速度ωmcと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、重み付け演算部16Bにより演算された速度磁束重み付け量weight4とに基づき、以下の式(8)に従い、制御速度ωmを演算する。
Figure 0006809900
式(8)に示すように、制御速度演算部17Bは、実速度ωpgおよび演算速度ωmcに対して、速度磁束重み付け量weight4に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する。制御速度演算部17Bは、演算した制御速度ωmをトルク制御部18に出力する。
図3に示したように、φ2vol<φ2v1の場合には、二次磁束重み付け量weight1は1となり、φ2v2<φ2volの場合には、二次磁束重み付け量weight1は0となる。また、図9に示したように、ωpgvl<ω1の場合には、速度重み付け量weight3は1となり、ωpgv>ω2の場合には、速度重み付け量weight3は0となる。
重み付け選択部167は、二次磁束重み付け量weight1および速度重み付け量weight3のうち、大きい方を速度磁束重み付け量weight4として選択する。そして、制御速度演算部17Bは、式(8)に従い、制御速度ωmを演算する。
したがって、図10に示すように、φ2vol<φ2v1であれば、絶対値速度ωpgvの大きさに関わりなく、ωm=ωpgとなる。すなわち、二次磁束φ2が小さい場合には、実速度ωpgが制御速度ωmとして用いられる。また、ωpgv<ω1であれば、二次磁束φ2の大きさφ2volに関わりなく、ωm=ωpgとなる。すなわち、電動機1の速度(回転速度)が低速である場合には、実速度ωpgが制御速度ωmとして用いられる。また、φ2v2<φ2volであり、かつ、ω2<ωpgvである場合には、すなわち、電動機1の二次磁束φ2が大きく、かつ、電動機1の速度が高速である場合には、演算速度ωmcが制御速度ωmとして用いられる。
このように、速度磁束重み付け量weight4に基づき、演算速度ωmcと実速度ωpgとに対して重み付けを行うことで、二次磁束φ2の大きさおよび電動機1の速度に基づき、制御速度ωmに対する演算速度ωmcおよび実速度ωpgの寄与度を制御することができる。そのため、二次磁束φ2が小さい、あるいは、電動機1の速度が低速である場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、二次磁束φ2が大きく、かつ、電動機1の速度が高速である場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
このように本実施形態においては、電気車制御装置10Bは、電動機1に流れる電流iを検出する電流検出器12と、電動機1の回転速度を実速度ωpgとして検出する速度センサ15と、電流検出器12により検出された電流iと、電動機1の電圧指令Vとに基づき、電動機1の二次磁束φ2を演算する二次磁束演算部13と、電流検出器12により検出された電流iと、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2とに基づき、電動機1の演算速度ωmcを演算する速度演算部14と、二次磁束φ2と、実速度ωpgとに基づき、速度磁束重み付け量weight4を演算する重み付け演算部16Bと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、速度演算部14により演算された演算速度ωmcとに対して、重み付け演算部16Bにより演算された速度磁束重み付け量weight4に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する制御速度演算部17Bと、電流検出器12により検出された電流iと、制御速度演算部17Bにより演算された制御速度ωmとに基づき、電圧指令Vを生成するトルク制御部18とを備える。
実速度ωpgと演算速度ωmcとに対して、速度磁束重み付け量weight4に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算し、制御速度ωmを用いて電圧指令Vを生成することで、二次磁束φ2および実速度ωpgの大きさに基づき、制御速度ωmに対する実速度ωpgおよび演算速度ωmcの寄与度を制御することができる。そのため、二次磁束φ2が小さい、あるいは、電動機1の速度が低速である場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、二次磁束φ2が大きく、かつ、電動機1の速度が高速である場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
(第4の実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態に係る電気車制御装置10Cの構成例を示す図である。図11において、図4と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図11に示す電気車制御装置10Cは、図4に示す電気車制御装置10Aと比較して、重み付け演算部16Aを重み付け演算部16Cに変更した点と、制御速度演算部17Aを制御速度演算部17Cに変更した点とが異なる。なお、本実施形態においては、速度センサ15により検出された実速度ωpgは、重み付け演算部16Cおよび制御速度演算部17Cに入力される。
重み付け演算部16Cは、トルク制御部18により生成された電圧指令Vと、速度センサ15により検出された実速度ωpgとに基づき、演算速度ωmcおよび実速度ωpgに対する重み付け量である速度電圧重み付け量weight5を演算し、制御速度演算部17Cに出力する。
図12は、重み付け演算部16Cの構成例を示す図である。図12において、図5,8と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図12に示す重み付け演算部16Cは、図5に示す重み付け演算部16Aと比較して、絶対値演算部165と、重み付け量演算部166と、重み付け選択部168とを追加した点が異なる。
絶対値演算部165は、第3の実施形態と同様に、実速度ωpgの絶対値である絶対値速度ωpgvを演算し、重み付け量演算部166に出力する。
重み付け量演算部166は、第3の実施形態と同様に、絶対値演算部165により演算された絶対値速度ωpgvに基づき、速度重み付け量weight3を演算し、重み付け選択部168に出力する。
すなわち、本実施形態に係る重み付け演算部16Cは、電圧大きさ演算部163および重み付け量演算部164を有し、電圧指令Vに基づき電圧重み付け量weight2(第1の重み付け量)を演算する演算部203(第1の演算部)と、絶対値演算部165および重み付け量演算部166を有し、実速度ωpgに基づき速度重み付け量weight3(第2の重み付け量)を演算する演算部204(第2の演算部)とを有する。
重み付け選択部168は、重み付け量演算部164により演算された電圧重み付け量weight2および重み付け量演算部166により演算された速度重み付け量weight3のうち、大きい方を速度電圧重み付け量weight5として選択し、制御速度演算部17Bに出力する。電圧重み付け量weight2と速度重み付け量weight3とが同じである場合には、重み付け選択部167は、いずれか一方を速度電圧重み付け量weight5として選択し、制御速度演算部17Cに出力する。
図11を再び参照すると、制御速度演算部17Cは、速度演算部14により演算された演算速度ωmcと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、重み付け演算部16Cにより演算された速度電圧重み付け量weight5とに基づき、以下の式(9)に従い、制御速度ωmを演算する。
Figure 0006809900
式(9)に示すように、制御速度演算部17Cは、実速度ωpgおよび演算速度ωmcに対して、速度電圧重み付け量weight5に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する。制御速度演算部17Cは、演算した制御速度ωmをトルク制御部18に出力する。
図6に示したように、Vvol<Vv1の場合には、電圧重み付け量weight2は1となり、Vvol>Vv2の場合には、電圧重み付け量weight2は0となる。また、図9に示したように、ωpgvl<ω1の場合には、速度重み付け量weight3は1となり、ωpgv>ω2の場合には、速度重み付け量weight3は0となる。
重み付け選択部168は、電圧重み付け量weight2および速度重み付け量weight3のうち、大きい方を速度電圧重み付け量weight5として選択する。そして、制御速度演算部17Bは、式(9)に従い、制御速度ωmを演算する。
したがって、図13に示すように、Vvol<Vv1であれば、絶対値速度ωpgvの大きさに関わりなく、ωm=ωpgとなる。すなわち、電圧指令V(電動機1の電圧)が小さい場合には、実速度ωpgが制御速度ωmとして用いられる。また、ωpgv<ω1であれば、電圧指令V(電動機1の電圧)の大きさに関わりなく、ωm=ωpgとなる。すなわち、電動機1の速度が低速である場合には、実速度ωpgが制御速度ωmとして用いられる。また、Vv2<Vvolであり、かつ、ω2<ωpgvである場合には、すなわち、電圧指令V(電動機1の電圧)が大きく、かつ、電動機1の速度が高速である場合には、演算速度ωmcが制御速度ωmとして用いられる。
このように、速度電圧重み付け量weight5に基づき、演算速度ωmcと実速度ωpgとに対して重み付けを行うことで、電圧指令V(電動機1の電圧)の大きさおよび電動機1の速度に基づき、制御速度ωmに対する演算速度ωmcおよび実速度ωpgの寄与度を制御することができる。そのため、電圧指令V(電動機1の電圧)、あるいは、電動機1の速度が低速である場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、電圧指令V(電動機1の電圧)が大きく、かつ、電動機1の速度が高速である場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
このように本実施形態においては、電気車制御装置10Cは、電動機1に流れる電流iを検出する電流検出器12と、電動機1の回転速度を実速度ωpgとして検出する速度センサ15と、電流検出器12により検出された電流iと、電動機1の電圧指令Vとに基づき、電動機1の二次磁束φ2を演算する二次磁束演算部13と、電流検出器12により検出された電流iと、二次磁束演算部13により演算された二次磁束φ2とに基づき、電動機1の演算速度ωmcを演算する速度演算部14と、電圧指令Vと、実速度ωpgとに基づき、速度電圧重み付け量weight5を演算する重み付け演算部16Cと、速度センサ15により検出された実速度ωpgと、速度演算部14により演算された演算速度ωmcとに対して、重み付け演算部16Cにより演算された速度電圧重み付け量weight5に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算する制御速度演算部17Cと、電流検出器12により検出された電流iと、制御速度演算部17Cにより演算された制御速度ωmとに基づき、電圧指令Vを生成するトルク制御部18とを備える。
実速度ωpgと演算速度ωmcとに対して、速度電圧重み付け量weight5に基づく重み付けを行って制御速度ωmを演算し、制御速度ωmを用いて電圧指令Vを生成することで、電圧指令V(電動機1の電圧)および実速度ωpgの大きさに基づき、制御速度ωmに対する実速度ωpgおよび演算速度ωmcの寄与度を制御することができる。そのため、電圧指令Vが小さい、あるいは、電動機1の速度が低速である場合には、大きな演算誤差を含む可能性のある演算速度ωmcを用いることなく(あるいは演算速度ωmcの寄与を小さくし)、実速度ωpgを用いたトルク制御により、電動機1のトルクをトルク指令TQrに従い制御することができる。また、電圧指令Vが大きく、かつ、電動機1の速度が高速である場合には、瞬時の速度演算値(演算速度ωmc)を用いたトルク制御により、高応答のトルク制御が可能となる。
なお、上述した各実施形態では、二次磁束φや電圧重み付け量weight2を電圧指令Vに基づき演算する例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、電動機1に印加する電圧vを用いてもよい。
本発明を図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形または修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各ブロックなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数のブロックを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
10,10A,10B,10C 電気車制御装置
11 電力変換器
12 電流検出器
13 二次磁束演算部
14 速度演算部
15 速度センサ
16,16A,16B,16C 重み付け演算部
17,17A,17B,17C 制御速度演算部
18 トルク制御部
161 二次磁束大きさ演算部
162,164,166 重み付け量演算部
163 電圧大きさ演算部
165 絶対値演算部
167,168 重み付け選択部
201,202,202,204 処理部

Claims (4)

  1. 電気車を駆動する電動機を制御する電気車制御装置であって、
    前記電動機に流れる電流を検出する電流検出器と、
    前記電動機の回転速度を実速度として検出する速度センサと、
    前記電流検出器により検出された電流と、前記電動機の出力電圧を指示する電圧指令とに基づき、前記電動機の二次磁束を演算する二次磁束演算部と、
    前記電流検出器により検出された電流と、前記二次磁束演算部により演算された二次磁束とに基づき、前記電動機の演算速度を演算する速度演算部と、
    前記二次磁束演算部により演算された二次磁束と、前記速度センサにより検出された実速度とに基づき、重み付け量を演算する重み付け演算部と、
    前記速度センサにより検出された実速度と、前記速度演算部により演算された演算速度とに対して、前記重み付け演算部により演算された重み付け量に基づく重み付けを行って、前記電動機のトルク制御に用いる制御速度を演算する制御速度演算部と、
    前記電流検出器により検出された電流と、前記制御速度演算部により演算された制御速度とに基づき、前記電圧指令を生成するトルク制御部と、を備えることを特徴とする電気車制御装置。
  2. 電気車を駆動する電動機を制御する電気車制御装置であって、
    前記電動機に流れる電流を検出する電流検出器と、
    前記電動機の回転速度を実速度として検出する速度センサと、
    前記電流検出器により検出された電流と、前記電動機の出力電圧を指示する電圧指令とに基づき、前記電動機の二次磁束を演算する二次磁束演算部と、
    前記電流検出器により検出された電流と、前記二次磁束演算部により演算された二次磁束とに基づき、前記電動機の演算速度を演算する速度演算部と、
    前記電圧指令と、前記速度センサにより検出された実速度とに基づき、重み付け量を演算する重み付け演算部と、
    前記速度センサにより検出された実速度と、前記速度演算部により演算された演算速度とに対して、前記重み付け演算部により演算された重み付け量に基づく重み付けを行って、前記電動機のトルク制御に用いる制御速度を演算する制御速度演算部と、
    前記電流検出器により検出された電流と、前記制御速度演算部により演算された制御速度とに基づき、前記電圧指令を生成するトルク制御部と、を備えることを特徴とする電気車制御装置。
  3. 請求項に記載の電気車制御装置において、
    前記重み付け演算部は、
    前記二次磁束演算部により演算された二次磁束に基づき、第1の重み付け量を演算する第1の演算部と、
    前記速度センサにより検出された実速度に基づき、第2の重み付け量を演算する第2の演算部と、
    前記第1の演算部により演算された第1の重み付け量および前記第2の演算部により演算された第2の重み付け量のうち、大きい方を前記重み付け量として選択する重み付け選択部と、を備えることを特徴とする電気車制御装置。
  4. 請求項に記載の電気車制御装置において、
    前記重み付け演算部は、
    前記電圧指令に基づき、第1の重み付け量を演算する第1の演算部と、
    前記速度センサにより検出された実速度に基づき、第2の重み付け量を演算する第2の演算部と、
    前記第1の演算部により演算された第1の重み付け量および前記第2の演算部により演算された第2の重み付け量のうち、大きい方を前記重み付け量として選択する重み付け選択部と、を備えることを特徴とする電気車制御装置。
JP2016255414A 2016-12-28 2016-12-28 電気車制御装置 Active JP6809900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016255414A JP6809900B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 電気車制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016255414A JP6809900B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 電気車制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018107993A JP2018107993A (ja) 2018-07-05
JP6809900B2 true JP6809900B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=62784773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016255414A Active JP6809900B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 電気車制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6809900B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3969861B2 (ja) * 1998-09-16 2007-09-05 東洋電機製造株式会社 電気車制御装置
JP5499965B2 (ja) * 2010-07-08 2014-05-21 三菱電機株式会社 交流回転機の制御装置
JP5456873B1 (ja) * 2012-11-30 2014-04-02 三菱電機株式会社 同期機制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018107993A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4685509B2 (ja) 交流電動機の駆動制御装置および駆動制御方法
JP6059285B2 (ja) 誘導電動機制御装置
JP5989694B2 (ja) 制御装置、制御方法及び制御プログラム
JP2005086841A (ja) モータ制御装置
JP2015133878A (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP6809900B2 (ja) 電気車制御装置
JP6241331B2 (ja) 電動機の制御装置
JP4390539B2 (ja) 負荷特性演算装置及びモータ制御装置
JP6360013B2 (ja) 負荷バランス制御装置
JP4760064B2 (ja) 誘導電動機の制御方法
EP2736162B1 (en) Method and apparatus for maximising energy efficiency of an electric drive system
WO1993024990A1 (en) Control method for synchronous motor
JP6265043B2 (ja) 同期電動機のセンサレス駆動装置
JP5610002B2 (ja) 電動機の制御装置
JP2008029189A (ja) 電動機の速度制御装置
JP2006254573A (ja) 誘導電動機の制御方法
JP6324619B2 (ja) ステップモータ制御装置およびステップモータ制御方法
JP6703916B2 (ja) 電気車制御装置
JP4771385B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JPS63316687A (ja) 誘導電動機のベクトル制御演算装置
JP6539538B2 (ja) 電気車制御装置
RU2580823C2 (ru) Следящий электропривод с асинхронным исполнительным двигателем
JP4771384B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JP2018148661A (ja) モータ制御システム
WO2022137612A1 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6809900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150