JP2018148661A - モータ制御システム - Google Patents

モータ制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018148661A
JP2018148661A JP2017040409A JP2017040409A JP2018148661A JP 2018148661 A JP2018148661 A JP 2018148661A JP 2017040409 A JP2017040409 A JP 2017040409A JP 2017040409 A JP2017040409 A JP 2017040409A JP 2018148661 A JP2018148661 A JP 2018148661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
motor
virtual
control system
src
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017040409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6871022B2 (ja
Inventor
博志 藤本
Hiroshi Fujimoto
博志 藤本
顯之 長谷川
Akiyuki Hasegawa
顯之 長谷川
高橋 太郎
Taro Takahashi
太郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Tokyo NUC
Toyota Motor Corp
Original Assignee
University of Tokyo NUC
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Tokyo NUC, Toyota Motor Corp filed Critical University of Tokyo NUC
Priority to JP2017040409A priority Critical patent/JP6871022B2/ja
Publication of JP2018148661A publication Critical patent/JP2018148661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6871022B2 publication Critical patent/JP6871022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクを用いてモータトルクをフィードバック制御しつつ、共振の発生を抑制可能なモータ制御システムの提供。【解決手段】モータMTと、モータMTのモータ軸とモータMTによって駆動される負荷部材LNに固定された出力軸との間の軸ねじれトルクTSを検出するトルクセンサTSと、モータMTのモータトルクTMを制御するモータ制御部MCと、を備えたモータ制御システム。モータ制御部MCは、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTSと、出力したモータトルクTMとに基づいて、共振が相殺された仮想トルクTSRCを生成する仮想トルク生成部11を有し、仮想トルクTSRCをフィードバックすることより、モータトルクTMを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、モータ制御システムに関する。
近年、例えばロボットアームを構成するリンクを高精度に駆動するため、ロボットアームの関節部にサーボモータが採用されている。ここで、モータによって駆動されるリンク等の負荷部材は、ギヤ等の低剛性部材を介してモータに連結されているため、モータ及び負荷部材のイナーシャ(慣性モーメント)によって共振が発生する。そのため、共振周波数以上には制御帯域を広げることができないという問題があった。
このような問題に対し、特許文献1には、モータ軸の回転角θを検出するエンコーダに加え、モータによって駆動される負荷部材に固定された出力軸の回転角θを検出するエンコーダを備えたモータ制御システムが開示されている。特許文献1では、2つのエンコーダによって検出されたモータ軸回転角θと出力軸回転角θとに基づいて、自己共振相殺制御(SRC:Self Resonance Cancellation control)用の仮想回転角θSRCを生成し、この仮想回転角θSRCをフィードバックすることにより、共振の発生を抑制している。
特開2014−164498号公報
発明者らは、モータ制御システムに関して以下の問題を見出した。
特許文献1に開示されたモータ制御システムでは、出力軸回転角θを検出するためのエンコーダを設けるため、モータ制御システムの構成が大型化する上、製造コストが上昇してしまう。また、特許文献1に開示されたモータ制御システムは、モータトルクの制御には適用することができない。
他方、出力軸回転角θを検出するエンコーダを設けることなく、トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクを用いてモータトルクをフィードバック制御する手法が知られている。しかしながら、トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクを単純にフィードバックしてモータトルクを制御するだけでは、上述の共振の発生を抑制することができない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクを用いてモータトルクをフィードバック制御しつつ、共振の発生を抑制可能なモータ制御システムを提供するものである。
本発明の一態様に係るモータ制御システムは、
モータと、
前記モータのモータ軸と、前記モータによって駆動される負荷部材に固定された出力軸との間の軸ねじれトルクを検出するトルクセンサと、
前記モータのモータトルクを制御するモータ制御部と、を備え、
前記モータ制御部は、
前記トルクセンサによって検出された前記軸ねじれトルクと、出力した前記モータトルクとに基づいて、共振が相殺された仮想トルクを生成する仮想トルク生成部を有し、
前記仮想トルクをフィードバックすることより、前記モータトルクを制御するものである。
本発明の一態様に係るモータ制御システムでは、トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクと、出力したモータトルクとに基づいて、共振が相殺された仮想トルクを生成し、当該仮想トルクをフィードバックすることより、前記モータトルクを制御する。すなわち、モータトルクのフィードバック制御に、トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクの共振成分を低減させた仮想トルクを使用しているため、共振の発生を抑制することができる。
前記トルクセンサによって検出された前記軸ねじれトルクと、出力した前記モータトルクから当該軸ねじれトルクを減じたトルクとを、所定の比率で重み付けして足し合わせることによって、前記仮想トルクを生成してもよい。このような構成により、設計が容易になる。
前記モータ制御部は、前記トルクセンサによって検出された前記軸ねじれトルクが入力されるローパスフィルタと、前記仮想トルクが入力されるハイパスフィルタと、をさらに有し、前記ローパスフィルタ及び前記ハイパスフィルタから出力されたトルク信号をフィードバックすることより、前記モータトルクを制御してもよい。このような構成により、低い周波数における追従性を向上させることができる。
本発明により、トルクセンサによって検出された軸ねじれトルクを用いてモータトルクをフィードバック制御しつつ、共振の発生を抑制可能なモータ制御システムを提供することができる。
第1の実施形態に係るモータ制御システムを示すブロック図である。 第1の実施形態に係るモータ制御システムの制御ブロック図である。 第1の実施形態の比較例に係るモータ制御システムの制御ブロック図である。 第1の実施形態に係るモータ制御システムの詳細な制御ブロック図である。 第2の実施形態に係るモータ制御システムの詳細な制御ブロック図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
なお、「共振が相殺された」とは、共振が完全に相殺された場合のみではなく、共振が一部残存している場合も含む。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係るモータ制御システムについて説明する。
図1は、第1の実施形態に係るモータ制御システムを示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るモータ制御システム1は、モータMT、減速機RD、モータ軸回転角センサAS、トルクセンサTS、モータ制御部MCを備えている。減速機RDを介して、モータMTによって負荷部材であるリンクLNが駆動される。
本実施形態に係るモータ制御システム1は、例えばロボットアームを構成するリンクLNを駆動するため、ロボットアームの関節部に設けられたサーボモータの制御システムである。
モータMTは、例えばAC(交流)サーボモータである。モータMTは、モータ制御部MCから出力された制御信号ctrに基づいて駆動する。制御信号ctrは、例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号である。
モータMTは、モータMTを流れる三相交流電流(以下、モータ電流)I、I、Iを検出する電流センサCSを内部に備えている。電流センサCSによって検出されたモータ電流I、I、Iは、モータ制御部MCにフィードバックされる。
なお、図1には、モータMTが発揮する駆動力によってモータ軸に作用するトルクすなわちモータトルクTも示されている。
減速機RDは、例えば波動歯車装置であって、モータMTのモータ軸とリンクLNに固定された出力軸との間に設けられている。減速機RDは、モータMTのモータ軸の回転速度を1/r(r:減速比)に減じて、リンクLNに固定された出力軸に伝達する。
トルクセンサTSは、モータMTのモータ軸とリンクLNに固定された出力軸との間の軸ねじれトルクTを検出する。軸ねじれトルクTは、例えばトルクセンサTSのひずみゲージによって測定された歪量Sと歪計測部の剛性係数Kstrainとの積S・Kstrainである。トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTは、モータ制御部MCに入力される。
なお、トルクセンサTSは、ひずみゲージ式に限らず、薄膜式や磁歪式など、どのような方式であってもよい。また、図1には、リンクLNが外部の物体に接触するなどの外乱によって出力軸に作用する負荷トルクTと、リンクLNに固定された出力軸の回転角すなわち出力軸回転角θも示されている。
モータ軸回転角センサASは、モータMTのモータ軸の回転角すなわちモータ軸回転角θを検出するエンコーダである。モータ軸回転角センサASによって検出されたモータ軸回転角θは、モータ制御部MCに入力される。
モータ制御部MCは、図示されていない上位制御部から取得した軸ねじれトルク目標値T ref、電流センサCSによって検出されたモータ電流I、I、I、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクT、及びモータ軸回転角センサASによって検出されたモータ軸回転角θに基づいて、モータMTを制御する。
図1に示していないが、モータ制御部MCは、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算部と、各種制御プログラムやデータなどが格納されたRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの記憶部と、を備えている。
さらに、モータ制御部MCは、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTと、モータトルクTとに基づいて、自己共振相殺制御(SRC:Self Resonance Cancellation Control)用のSRC仮想トルクTSRCを生成し、このSRC仮想トルクTSRCをフィードバックすることにより、共振の発生を抑制している。
SRC仮想トルクTSRCを生成するためのモータトルクTとしては、モータ制御部MCが生成するトルク指令値を使用することができる。あるいは、モータトルクTとして、電流センサCSによって検出されたモータ電流I、I、Iから求めた実測値を用いてもよい。
ここで、図2を参照して、モータ制御部MCによるモータトルクTのフィードバック制御について詳細に説明する。図2は、第1の実施形態に係るモータ制御システムの制御ブロック図である。図2において、sは微分、1/sは積分を意味する。簡略化のため、図2においてギヤ比rは省略されている。換言すると、図2は、ギヤ比r=1の場合について示している。
図2に示すように、本実施形態に係るモータ制御システムでは、モータMTとリンクLNとの間のねじれ角とねじれ剛性Kとの積を軸ねじれトルクTとして、図1に示したトルクセンサTSによって検出している。図2の例では、ねじれ角は、モータ軸回転角θと出力軸回転角θとの差θ−θである。なお、ギヤ比rを考慮すると、ねじれ角は、θ−r・θである。
図2に示すように、モータMTのモータ軸には、モータトルクTから軸ねじれトルクTを減じたT−Tが作用する。そのため、図2からモータMTにおける回転の運動方程式は、モータMTの慣性モーメントJ、粘性摩擦係数Bを用いて、次式(1)によって表すことができる。
Figure 2018148661
また、図2に示すように、リンクLNに固定された出力軸には、負荷トルクTに軸ねじれトルクTを加えたT+Tが作用する。そのため、図2からリンクLNにおける回転の運動方程式は、リンクLNの慣性モーメントJ、粘性摩擦係数Bを用いて、次式(2)によって表すことができる。
Figure 2018148661
図2に示すように、モータ制御部MCは、SRC仮想トルク生成部11、補償器12を備えている。
SRC仮想トルク生成部11は、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTと、補償器12から出力されたモータトルクTの指令値とに基づいて、SRC仮想トルクTSRCを生成する。このSRC仮想トルクTSRCは、共振が相殺された仮想トルクである。換言すると、SRC仮想トルクTSRCは、共振成分をほとんど含まないモータトルクTを用いて、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTの共振成分を低減させた仮想的なトルク信号である。なお、SRC仮想トルク生成部11に入力されるモータトルクTとして、電流センサCSによって検出されたモータ電流I、I、Iから求めた実測値を用いてもよい。
補償器12には、軸ねじれトルク目標値T refからSRC仮想トルクTSRCを減じた信号T ref−TSRCが入力される。補償器12は、入力された信号T ref−TSRCからモータトルクTの指令値を生成する。補償器12から出力されたモータトルクTの指令値に基づいてモータMTが駆動されると共に、補償器12から出力されたモータトルクTの指令値がSRC仮想トルク生成部11にフィードバックされる。
ここで、図3は、第1の実施形態の比較例に係るモータ制御システムの制御ブロック図である。図3に示すように、比較例に係るモータ制御システムにおいても、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTをモータ制御部MCにフィードバックして、モータトルクTを制御している。
しかしながら、比較例に係るモータ制御システムでは、モータ制御部MCが、SRC仮想トルクTSRCを生成するSRC仮想トルク生成部11を備えていない。そして、補償器12には、軸ねじれトルク目標値T refから単純に軸ねじれトルクTを減じた信号T ref−Tが入力される。補償器12は、入力された信号T ref−TからモータトルクTの指令値を生成する。このように、比較例に係るモータ制御システムでは、モータトルクTのフィードバック制御に、共振成分を含む軸ねじれトルクTをそのまま使用しているため、共振の発生を抑制することができない。
これに対し、本実施形態に係るモータ制御システムでは、図2に示すように、モータ制御部MCが、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTと、モータトルクTとに基づいて、共振が相殺されたSRC仮想トルクTSRCを生成するSRC仮想トルク生成部11を備えている。そして、モータトルクTのフィードバック制御に、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTの共振成分を低減させたSRC仮想トルクTSRCを使用しているため、共振の発生を抑制することができる。すなわち、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTを用いてモータトルクTをフィードバック制御しつつ、共振の発生を抑制することができる。その結果、制御帯域を広げることができる。
次に、図4を参照して、本実施形態に係るモータ制御システムにおけるモータ制御部MCの詳細な構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係るモータ制御システムの詳細な制御ブロック図である。図4では、図2に比べ、SRC仮想トルク生成部11の構成がより詳細に示されている。図4に示すように、本実施形態に係るSRC仮想トルク生成部11は、重み乗算器111、112を備えている。
重み乗算器111は、リンクLNに固定された出力軸に作用するトルクTに重み係数αを乗じる乗算器である。ここで、外乱によって出力軸に作用する負荷トルクTは無視している。一方、重み乗算器112は、モータMTのモータ軸に作用するトルクT−Tに重み係数1−αを乗じる乗算器である。重み乗算器111から出力されるα・Tと、重み乗算器112から出力される(1−α)(T−T)と、を足し合わせることによって、SRC仮想トルクTSRCが生成される。
すなわち、SRC仮想トルクTSRCは、次式(3)によって表すことができる。
Figure 2018148661
このように、SRC仮想トルクTSRCを決定する際、リンクLNに固定された出力軸に作用するTと、モータMTのモータ軸に作用するT−Tとの比率を重み係数αの値によって直接決定することができるため、設計が容易である。また、本実施形態に係るモータ制御システムにおいて、設計者が設定すべきパラメータは、重み係数αの1つのみである。
ここで、重み係数αの値は、0≦α<0.5又は0.5<α<1である。
α=0.5の場合、TSRC=Tとなり、SRC仮想トルクTSRCがトルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTを含まないため、α=0.5は除外される。また、α=0.5の場合、共振成分が完全に除去されているため、共振を抑制することができない。他方、共振成分が完全に除去されるα=0.5は、重み係数αの値を決定する際の基準となる。
α=1の場合、図3に示した比較例と同様にTSRC=Tとなるため、α=1は除外される。この場合、軸ねじれトルクTの共振成分が全く除去されないため、共振を抑制することができない。
具体的には、重み係数αの値は、共振成分が完全に除去される0.5よりもやや小さい値とすることが好ましい。最終的には、ナイキスト線図やボーデ線図を用いて共振の大きさや共振周波数を確認すると共に、ステップ応答のグラフを用いて整定時間やオーバーシュートの大きさを確認し、重み係数αの値を決定する。また、重み係数αの値が大きい程、追従性が向上するが、不安定になり易くなる。
(第2の実施形態)
次に、図5を参照して、第2の実施形態に係るモータ制御システムにおけるモータ制御部MCの詳細な構成について説明する。第2の実施形態に係るモータ制御システムにおいても、図1は第1の実施形態と共通である。図5は、第2の実施形態に係るモータ制御システムの詳細な制御ブロック図である。図5に示した第2の実施形態に係るモータ制御部MCは、図4に示したSRC仮想トルク生成部11、補償器12に加え、ローパスフィルタLPF、ハイパスフィルタHPFを備えている。
ローパスフィルタLPF及びハイパスフィルタHPFのカットオフ周波数ωは、共通であることが好ましい。カットオフ周波数ωは、共振周波数よりも低い周波数である。具体的には、カットオフ周波数ωは、共振周波数よりもやや低い周波数であることが好ましい。
図5に示すように、ローパスフィルタLPFには、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTが入力される。他方、ハイパスフィルタHPFには、SRC仮想トルク生成部11から出力されたSRC仮想トルクTSRCが入力される。そして、ローパスフィルタLPFから出力されたトルク信号とハイパスフィルタHPFから出力されたトルク信号とを足し合わせたフィードバックトルクTFBをフィードバックする。
すなわち、フィードバックトルクTFBは、次式(4)によって表すことができる。
Figure 2018148661
さらに、式(4)におけるSRC仮想トルクTSRCに式(3)を代入すると、次式(5)が得られる。
Figure 2018148661
ここで、図4に示した第1の実施形態に係るモータ制御部MCでは、すべての周波数において共振が相殺されたSRC仮想トルクTSRCがフィードバックされる。
これに対し、図5に示した第2の実施形態に係るモータ制御部MCでは、共振が生じ得るカットオフ周波数ωよりも高い周波数では、SRC仮想トルクTSRCがフィードバックされる。他方、共振が生じ得ないカットオフ周波数ωよりも低い周波数では、トルクセンサTSによって検出された軸ねじれトルクTがフィードバックされる。
このような構成により、本実施形態に係るモータ制御システムは、第1の実施形態に係るモータ制御システムに比べ、カットオフ周波数ωよりも低い周波数における追従性に優れている。
また、本実施形態に係るモータ制御システムにおいて、設計者が設定すべきパラメータは、重み係数αとカットオフ周波数ωの2つのみである。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、モータは、電気モータに限らず、油圧モータ等の圧力モータその他どのようなモータでもよい。
1 モータ制御システム
11 仮想トルク生成部
12 補償器
111 乗算器
112 乗算器
AS モータ軸回転角センサ
CS 電流センサ
HPF ハイパスフィルタ
LN リンク
LPF ローパスフィルタ
MC モータ制御部
MT モータ
FB フィードバックトルク
負荷トルク
モータトルク
軸ねじれトルク
TS トルクセンサ
SRC SRC仮想トルク
ref 軸ねじれトルク目標値

Claims (3)

  1. モータと、
    前記モータのモータ軸と、前記モータによって駆動される負荷部材に固定された出力軸との間の軸ねじれトルクを検出するトルクセンサと、
    前記モータのモータトルクを制御するモータ制御部と、を備え、
    前記モータ制御部は、
    前記トルクセンサによって検出された前記軸ねじれトルクと、出力した前記モータトルクとに基づいて、共振が相殺された仮想トルクを生成する仮想トルク生成部を有し、
    前記仮想トルクをフィードバックすることより、前記モータトルクを制御する、
    モータ制御システム。
  2. 前記トルクセンサによって検出された前記軸ねじれトルクと、出力した前記モータトルクから当該軸ねじれトルクを減じたトルクとを、所定の比率で重み付けして足し合わせることによって、前記仮想トルクを生成する、
    請求項1に記載のモータ制御システム。
  3. 前記モータ制御部は、
    前記トルクセンサによって検出された前記軸ねじれトルクが入力されるローパスフィルタと、
    前記仮想トルクが入力されるハイパスフィルタと、をさらに有し、
    前記ローパスフィルタ及び前記ハイパスフィルタから出力されたトルク信号をフィードバックすることより、前記モータトルクを制御する、
    請求項1又は2に記載のモータ制御システム。
JP2017040409A 2017-03-03 2017-03-03 モータ制御システム Active JP6871022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017040409A JP6871022B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 モータ制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017040409A JP6871022B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 モータ制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018148661A true JP2018148661A (ja) 2018-09-20
JP6871022B2 JP6871022B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=63591787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017040409A Active JP6871022B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 モータ制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6871022B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112821828A (zh) * 2021-02-09 2021-05-18 北京科技大学 一种机器人关节的电机速度环振荡抑制优化方法及装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05252779A (ja) * 1992-03-02 1993-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ロボットのサーボ制御装置
JP2011160574A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Meidensha Corp 電動機の速度制御装置
JP2015170208A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 国立大学法人 東京大学 制御装置、制御方法及び制御プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05252779A (ja) * 1992-03-02 1993-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ロボットのサーボ制御装置
JP2011160574A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Meidensha Corp 電動機の速度制御装置
JP2015170208A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 国立大学法人 東京大学 制御装置、制御方法及び制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112821828A (zh) * 2021-02-09 2021-05-18 北京科技大学 一种机器人关节的电机速度环振荡抑制优化方法及装置
CN112821828B (zh) * 2021-02-09 2021-10-15 北京科技大学 一种机器人关节的电机速度环振荡抑制优化方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6871022B2 (ja) 2021-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101395056B (zh) 电动动力转向控制装置
US9317028B2 (en) Electric motor control device
US20160016310A1 (en) Notch filter, external force estimator, motor control apparatus, and robotic system
EP3023208A1 (en) Control device for motor drive device, control device for multi-axial motor, and control method for motor drive device
EP1505463A2 (en) Position control device and position control method for machine tools
JP6457569B2 (ja) サーボモータ制御装置、サーボモータ制御方法、及びサーボモータ制御用プログラム
EP2567881A2 (en) Inertia compensation with frequency dependent damping
JP7107007B2 (ja) 駆動装置、駆動方法、及びプログラム
CN108242906B (zh) 电机控制系统
JP6370866B2 (ja) サーボモータ制御装置、サーボモータ制御方法、及びサーボモータ制御用プログラム
JP6871022B2 (ja) モータ制御システム
JP2008228484A (ja) モータ制御装置およびモータ制御方法
JP5499865B2 (ja) 多関節型ロボットの速度指令プロファイルの生成方法
US20180200882A1 (en) Servomotor control device, servomotor control method, and computer readable recording medium
JP5040730B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP6237039B2 (ja) ロボット制御装置およびロボット制御方法
JP6763286B2 (ja) モータ制御システム
CN109491269A (zh) 电动机控制装置以及电动机控制方法
JP2010120453A (ja) 外乱振動抑制制御器
JP2020090168A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6640659B2 (ja) 電力変換器の制御装置、電力変換システム、圧縮機駆動システム、フライホイール発電システム、及び、電力変換器の制御方法
JP4289275B2 (ja) 多関節型ロボットの制御方法
JP5200713B2 (ja) 動力計測システムの速度制御方法とその装置
JP4895737B2 (ja) モータ制御装置
JP5200697B2 (ja) シャシーダイナモメータの速度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6871022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250