JP2006254573A - 誘導電動機の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適応二次磁束オブザーバを用いた誘導電動機の速度センサレスベクトル制御による誘導電動機の制御方法を提供する。
【解決手段】 誘導電動機100の速度推定誤差の収束時間をより短縮するために、誘導電動機100の速度制御装置における制御部40の電流・磁束オブザーバ21に対してオブザーバゲイン設定器41とオブザーバゲイン調整手段42またはオブザーバゲイン調整手段43とを設け、誘導電動機100の一次周波数とすべり角周波数とに基づいて、オブザーバゲイン設定器41から誘導電動機100の速度推定誤差の収束時間を短縮するオブザーバゲイン行列Gの各要素の値を設定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、適応二次磁束オブザーバを用いた誘導電動機の速度センサレスベクトル制御により該電動機を可変速駆動する誘導電動機の制御方法に関する。
図7は、この種の速度センサレスベクトル制御を行う誘導電動機の速度制御装置の従来例を示す回路構成図である。
図7に示した速度制御装置には誘導電動機100に所望の交流電力を供給する電力変換装置1と、この電力変換装置1から誘導電動機100への一次電流,一次電圧それぞれを検出する電流検出器2,電圧検出器3と、指令される速度指令値に基づき電力変換装置1を介して誘導電動機100を可変速制御するためのベクトル制御システム部分および適応二次磁束オブザーバシステム部分からなる制御部10とを備えている。
前記ベクトル制御シスシム部分は指令される速度指令値と後述の回転速度推定値との偏差を零にする調節演算値と後述の誘導電動機100の二次磁束推定値とに基づき該電動機のトルク電流指令値を生成する速度調節手段11と、電流検出器2からの誘導電動機100の一次電流の検出値を該電動機のトルク電流および励磁電流の検出値に座標変換する座標変換手段12と、前記トルク電流指令値とトルク電流の検出値との偏差を零にする調節演算値と前記二次磁束推定値と後述の誘導電動機100の一次・二次抵抗推定値とに基づき該電動機のトルク成分の電圧指令値を生成するトルク電流調節手段13と、指令される励磁電流指令値と前記励磁電流の検出値との偏差を零にする調節演算値と前記一次・二次抵抗推定値とに基づき誘導電動機100の励磁成分の電圧指令値を生成する励磁電流調節手段14と、前記回転速度推定値と一次・二次抵抗推定値とに基づき誘導電動機100の一次周波数を生成するすべり周波数制御手段15と、前記トルク成分および励磁成分の電圧指令値と一次周波数とに基づく座標逆変換をして電力変換装置1への3相電圧指令値(交流量)を生成する座標逆変換手段16とから構成され、速度調節手段11,座標変換手段12,トルク電流調節手段13,励磁電流調節手段14,すべり周波数制御手段15,座標逆変換手段16それぞれは周知の技術により形成されている。
また、前記適応二次磁束オブザーバシステム部分は電流・磁束オブザーバ21と、オブザーバゲイン設定器22と、回転速度・抵抗推定手段23とから構成され、電流・磁束オブザーバ21では誘導電動機100の一次電流,二次磁束を状態変数とした状態方程式における一次抵抗,二次抵抗,回転速度をそれぞれ推定値に置き換え、該電動機のトルク電流,励磁電流それぞれの推定誤差にオブザーバゲイン設定器22のそれぞれの値を乗じてフィードバックさせた値と電圧検出器3からの該電動機の一次電圧との和に基づき、誘導電動機100のトルク電流,励磁電流,二次磁束それぞれの推定値を演算している。これを式で表すと、下記数1式となる。
Figure 2006254573

上記式における動特性を決定するオブザーバゲイン行列Gは下記数2式で表され、オブザーバゲイン設定器22にて設定される。
Figure 2006254573
上述の電流・磁束オブザーバ21ではパラメータとして推定値を用いているため、この推定値に誤差がある場合には、誘導電動機100のトルク電流,励磁電流それぞれの推定値に誤差を含むことになる。そこで、前記誤差が無くなるように、この適応二次磁束オブザーバを用いた速度センサレス制御では適応推定機構を付加し、誘導電動機100の回転速度,一次抵抗値,二次抵抗値それぞれの推定値を回転速度・抵抗推定器23において、下記数3式に基づいて導出している。
Figure 2006254573




杉本英彦,他「誘導電動機の速度センサレスベクトル制御の安定性の改善」平成13年度電気学会全国大会講演論文集、4−109、2001年3月21日
前記数2式で示したオブザーバゲイン行列Gの各要素に対して、上記非特許文献1などでは下記数4式で示すように設定している。
Figure 2006254573


しかしながら、上記数4式で示した従来のオブザーバゲイン行列Gの設定方法では、誘導電動機の回転速度が低いときに、速度推定誤差が長時間収束しない場合があった。
この発明の目的は上記問題点を解決する誘導電動機の制御方法を提供することにある。
この第1の発明は、適応二次磁束オブザーバを用いた誘導電動機の速度センサレスベクトル制御により該電動機を可変速駆動する誘導電動機の制御方法において、
前記誘導電動機の一次電流,二次磁束を状態変数とした状態方程式に基づいた前記適応二次磁束オブザーバにおけるオブザーバゲイン行列Gを前記数2式と表したときに、この
オブザーバゲイン行列Gの各要素を、前記誘導電動機の回転速度の推定誤差の収束時間がより短くなるように設定したことを特徴とする制御方法を行う。
第2の発明は前記第1の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg41とg21の和が、前記誘導電動機の一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項を持つことを特徴とする。
第3の発明は前記第2の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg31,g42それぞれを前記誘導電動機の二次抵抗に比例した値に設定し、また、g32,g41それぞれを0に設定し、さらに、g21を該電動機のすべり角周波数,一次角周波数それぞれに比例した値と、一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項との和に設定したことを特徴とする。
第4の発明は前記第2の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg31,g42それぞれを前記誘導電動機の相互インダクタンスと二次抵抗の積を該電動機の二次自己インダクタンスで割った値に設定し、また、g32,g41それぞれを0に設定し、さらに、g21を該電動機のすべり角周波数,一次角周波数それぞれに比例した値と、一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項との和に設定したことを特徴とする。
第5の発明は前記第2の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg11を該g11と、前記誘導電動機の一次抵抗を漏れ係数と一次自己インダクタンスとの積で割った値と、該電動機の相互インダクタンスの2乗値と二次抵抗との積を該電動機の漏れ係数,一次自己インダクタンス,二次自己インダクタンスの2乗値それぞれの積で割った値との和を該電動機の二次時定数の逆数値に比例させたことを特徴とする。
第6の発明は前記第5の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg11を前記誘導電動機の一次抵抗を漏れ係数と一次自己インダクタンスとの積で割った値から該電動機の相互インダクタンスの2乗値と二次抵抗との積を該電動機の漏れ係数,一次自己インダクタンス,二次自己インダクタンスの2乗値それぞれの積で割った値と、該電動機の二次時定数の逆数値に比例させた値とをそれぞれ減じた値に設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
第7の発明は前記第3又は第4の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg21を下記に示す数5式
Figure 2006254573
但し、ω1を一次角周波数、ωseをすべり角周波数、βを設計パラメータとする。
に基づいた値に設定したことを特徴とする。
第8の発明は前記第3または第4の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg21を下記に示す数6式
Figure 2006254573
但し、ω1を一次角周波数、ωseをすべり角周波数、α,βを設計パラメータとする。
に基づいた値に設定したことを特徴とする。
第9の発明は前記第8の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記設計パラメータβを前記誘導電動機の二次時定数の逆数値の2乗値と、該電動機のすべり角周波数の2乗値との和を該電動機の一次角周波数の絶対値で割った値に比例させたことを特徴とする。
第10の発明は前記第8の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記設計パラメータβを前記誘導電動機の二次時定数の逆数値の2乗値と、該電動機のすべり角周波数の2乗値との和を該電動機の一次角周波数の絶対値と実数(≠0)との加算値で割った値に比例させたことを特徴とする。
第11の発明は前記第8の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記設計パラメータαを所定の周波数特性を有する伝達関数に基づいて設定したことを特徴とする。
第12の発明は前記第2〜第11の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gの各要素の設定範囲を、前記誘導電動機のモータ定数,一次角周波数,回転角速度,すべり角周波数,極の値それぞれに基づいて設定したことを特徴とする。
第13の発明は前記第12の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記オブザーバゲイン行列Gの各要素の設定範囲を予め導出して記憶し、この記憶値と前記誘導電動機の通常時の運転状態とに基づいて該電動機を可変速駆動することを特徴とする。
この発明の誘導電動機の制御方法について、図面を参照しつつ、以下に説明する。
誘導電動機の速度センサレスベクトル制御を行うために該電動機の回転速度を推定するときの線形定常ブロックの伝達関数は、図6に示すように速度推定誤差からトルク電流推定誤差までの伝達関数で表される。この伝達関数が強正実であれば、前記誘導電動機のフィードバック系が大域的に安定することから、該伝達関数が強正実で無くする項を前記数2式で示したオブザーバゲイン行列Gを利用して打ち消すようにしている。
この発明の誘導電動機の制御方法によれば、後述の如く従来の制御方法に比して、誘導電動機が低速運転状態のときや無負荷運転状態のときでも、該電動機の速度推定誤差が収束する時間をより短くできる。
図1は、この発明の第1の実施の形態を示す誘導電動機の速度制御装置の回路構成図であり、この図において、図7に示した従来例構成と同一機能を有するものには同一符号を付して、ここではその説明を省略する。
すなわち、図1に示した制御装置における制御部40では、図7に示したオブザーバゲイン設定器22に代えて、オブザーバゲイン調整手段42,43のいずれかからの指令に基づき前記数2式で示したオブザーバゲイン行列Gの各要素の値を任意に設定できるオブザーバゲイン設定器41を備えている。
以下に、この発明の誘導電動機の制御方法の第1の実施例として、前記オブザーバゲイン行列Gの各要素に対してオブザーバゲイン調整手段42とオブザーバゲイン設定器41とにより設定した値を説明する。
先ず、前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg41とg21の和が誘導電動機100の一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項を持たせるために、誘導電動機100のすべり角周波数と一次周波数とが入力されるオブザーバゲイン調整手段42を介したオブザーバゲイン設定器41ではg41,g21それぞれに対して下記数7式のように設定する。但し、βは設計パラメータとする。
Figure 2006254573
また、オブザーバゲイン設定器41ではg12,g31,g32,g42それぞれに対して下記数8式のように設定する。
Figure 2006254573
さらに、オブザーバゲイン設定器41ではg11に対して下記数9式のように設定する。
Figure 2006254573
なお、g22は前記数4式と同様の値に設定している。
図2は、図1,図7に示したそれぞれの誘導電動機の速度制御装置で、誘導電動機100の回転速度をステップ状に変化させたときの応答特性を示し、(イ)は従来の制御方法による負荷状態に対応した応答特性を、(ロ)は上述のこの発明の第1の実施例による無負荷状態での応答特性をそれぞれ示している。
この特性図からも明らかなように、従来の制御方法では誘導電動機100の定格負荷の10%以下の負荷状態では誤差が収束する時間が長くなり、さらに、無負荷状態では定常誤差が発生しているが、前記設計パラメータβを約50とした上述の第1の実施例では無負荷状態でも誤差が収束している。
また、この発明の誘導電動機の制御方法の第2の実施例として、前記オブザーバゲイン行列Gの各要素に対してオブザーバゲイン調整手段43とオブザーバゲイン設定器41とにより設定した値を説明する。
このオブザーバゲイン調整手段43とオブザーバゲイン設定器41とにより設定した前記オブザーバゲイン行列Gの各要素の値が、前記第1の実施例により前記オブザーバゲイン行列Gの各要素に対して設定した値それぞれと異なる点は、下記数10式に示すように誘導電動機100のすべり角周波数と一次周波数とが入力されるオブザーバゲイン調整手段43を介したオブザーバゲイン設定器41によりg21の値を設定し、また、g41=0と設定している。
Figure 2006254573
この第2の実施例では、先述の図6で示した速度推定誤差からトルク電流推定誤差までの伝達関数の直流時,低速時のゲインが誘導電動機100の一次周波数とすべり周波数の変化に起因して減少してしまうことから、これを抑制するために、前記設計パラメータβを下記数11式に基づいて調整するようにしている。
Figure 2006254573
但し、KDCは前記伝達関数の直流時のゲインの大きさである。
さらに、誘導電動機100の一次周波数が0のときの上記数11式での調整値に対処して、前記設計パラメータβの値を制限するようにしている。
図3は、図1,図7に示した誘導電動機の速度制御装置で、誘導電動機100の回転速度をステップ状に変化させたときの応答特性を示し、(イ)は従来の制御方法による定格負荷状態での応答特性を、(ロ)は上述のこの発明の第2の実施例による定格負荷状態での応答特性をそれぞれ示している。
この特性図からも明らかなように、従来の制御方法では誘導電動機100の定格速度の10%以下の回転速度状態では誤差が収束する時間が長くなっているが、前記第2の実施例では該電動機の回転速度が0の状態でも定格速度時とほぼ同様の時間で誤差が収束している。
図4は、この発明の第2の実施の形態を示す誘導電動機の速度制御装置の回路構成図であり、この図において、図1に示した回路構成と同一機能を有するものには同一符号を付して、ここではその説明を省略する。
すなわち、図4に示した制御装置における制御部50では、図1に示したオブザーバゲイン調整手段42,43のいずれかに代えて、オブザーバゲイン範囲判別手段51とオブザーバゲイン調整手段52とを備えている。
以下に、この発明の誘導電動機の制御方法の第3の実施例として、前記オブザーバゲイン行列Gの各要素に対してオブザーバゲイン範囲判別手段51とオブザーバゲイン調整手段52とを介したオブザーバゲイン設定器41により設定した値を説明する。
先ず、オブザーバゲイン設定器41ではg21,g31,g32,g41,g42それぞれに対して下記数12式のように設定している。なお、g11,g12,g22それぞれは前記数4式と同様の値に設定している。
Figure 2006254573
このとき、前記数12におけるg31とg21に対しては制御変数kを与え、このkの値により前述の図6で説明した特性方程式での極配置の値を変えることで、原点に近い極を原点から遠ざけるようにして、速度推定誤差の収束時間をより短くしている。
また、このときの複雑な演算を短時間で行わせるために、誘導電動機100の一次周波数,滑り角周波数,回転速度推定値,一次抵抗推定値,二次抵抗推定値,一次自己インダクタンス値,二次自己インダクタンス値それぞれに基づいて、オブザーバゲイン範囲判別手段51により前記オブザーバゲイン行列Gの各要素が有効な範囲を予め求めて置き、この範囲内にある値を、オブザーバゲイン調整手段52とオブザーバゲイン設定器41とで設定するようにしている。
図5は前記制御変数kの値に対する極の位置の計算値を示し、前記速度推定誤差の収束時間をより短くするのに望ましいとされる「−30」以上の場所に極を位置させる前記制御変数kの値を予め導出して置くことができる。
この発明の第1の実施の形態を示す誘導電動機の速度制御装置の回路構成図 図1の動作を説明する特性図 図1の動作を説明する特性図 この発明の第2の実施の形態を示す誘導電動機の速度制御装置の回路構成図 図4の動作を説明する特性図 この発明の動作を説明するブロック図 従来例を示す誘導電動機の速度制御装置の回路構成図
符号の説明
1…電力変換装置、2…電流検出器、3…電圧検出器、10…制御部、11…速度調節手段、12…座標変換手段、13…トルク電流調節手段、14…励磁電流調節手段、15…すべり周波数制御手段、16…座標逆変換手段、21…電流・磁束オブザーバ、22…オブザーバゲイン設定器、23…回転速度・抵抗推定器、40…制御部、41…オブザーバゲイン設定器、42,43…オブザーバゲイン調整手段、50…制御部、51…オブザーバゲイン範囲判別手段、52…オブザーバゲイン調整手段、100…誘導電動機。

Claims (13)

  1. 適応二次磁束オブザーバを用いた誘導電動機の速度センサレスベクトル制御により該電動機を可変速駆動する誘導電動機の制御方法において、
    前記誘導電動機の一次電流,二次磁束を状態変数とした状態方程式に基づいた前記適応二次磁束オブザーバにおけるオブザーバゲイン行列Gを下記数1式と表したときに、
    Figure 2006254573


    上記オブザーバゲイン行列Gの各要素を、前記誘導電動機の回転速度の推定誤差の収束時間がより短くなるように設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  2. 請求項1に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg41とg21の和が、前記誘導電動機の一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項を持つことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  3. 請求項2に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg31,g42それぞれを前記誘導電動機の二次抵抗に比例した値に設定し、また、g32,g41それぞれを0に設定し、さらに、g21を該電動機のすべり角周波数,一次角周波数それぞれに比例した値と、一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項との和に設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  4. 請求項2に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg31,g42それぞれを前記誘導電動機の相互インダクタンスと二次抵抗の積を該電動機の二次自己インダクタンスで割った値に設定し、また、g32,g41それぞれを0に設定し、さらに、g21を該電動機のすべり角周波数,一次角周波数それぞれに比例した値と、一次角周波数の符号と同極性且つ比例する項とのの和に設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  5. 請求項2に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg11を該g11と、前記誘導電動機の一次抵抗を漏れ係数と一次自己インダクタンスとの積で割った値と、該電動機の相互インダクタンスの2乗値と二次抵抗との積を該電動機の漏れ係数,一次自己インダクタンス,二次自己インダクタンスの2乗値それぞれの積で割った値との和を該電動機の二次時定数の逆数値に比例させたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  6. 請求項5に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg11を前記誘導電動機の一次抵抗を漏れ係数と一次自己インダクタンスとの積で割った値から該電動機の相互インダクタンスの2乗値と二次抵抗との積を該電動機の漏れ係数,一次自己インダクタンス,二次自己インダクタンスの2乗値それぞれの積で割った値と、該電動機の二次時定数の逆数値に比例させた値とをそれぞれ減じた値に設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  7. 請求項3又は請求項4に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg21を下記に示す数2式
    Figure 2006254573

    但し、ω1:一次角周波数、ωse:すべり角周波数、β:設計パラメータとする。
    に基づいた値に設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  8. 請求項3又は請求項4に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gにおけるg21を下記に示す数3式
    Figure 2006254573

    但し、ω1:一次角周波数、ωse:すべり角周波数、α,β:設計パラメータとする。
    に基づいた値に設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  9. 請求項8に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記設計パラメータβを前記誘導電動機の二次時定数の逆数値の2乗値と、該電動機のすべり角周波数の2乗値との和を該電動機の一次角周波数の絶対値で割った値に比例させたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  10. 請求項8に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記設計パラメータβを前記誘導電動機の二次時定数の逆数値の2乗値と、該電動機のすべり角周波数の2乗値との和を該電動機の一次角周波数の絶対値と実数(≠0)との加算値で割った値に比例させたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  11. 請求項8に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記設計パラメータαを所定の周波数特性を有する伝達関数に基づいて設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  12. 請求項2乃至請求項11の何れかに記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gの各要素の設定範囲を、前記誘導電動機のモータ定数,一次角周波数,回転角速度,すべり角周波数,極の値それぞれに基づいて設定したことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  13. 請求項12に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記オブザーバゲイン行列Gの各要素の設定範囲を予め導出して記憶し、この記憶値と前記誘導電動機の通常時の運転状態とに基づいて該電動機を可変速駆動することを特徴とする誘導電動機の制御方法。

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