JP6809793B2 - 遠心回転機械 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心回転機械に関する。
一般的に、遠心回転機械は、回転軸に設けられたインペラと、このインペラを覆うケーシングとを有している。遠心回転機械のインペラがケーシング内で回転する際にインペラとケーシングとの間に埃や砂などの異物粒子が進入すると、機械の内部を痛めることがある。
たとえば特許文献1には、回転機械の一種であるガスタービンエンジンの圧縮機に入る異物粒子の量を減らす分粒装置が開示されている。
特開平5−156966号公報
遠心回転機械の内部に異物粒子が流入してしまった場合に、回転中のインペラに異物粒子が接触すると、異物粒子は、インペラの径方向外側へとはじき出されてインペラとケーシングとの間に滞留してしまう。インペラとケーシングとの間に滞留した異物粒子は、遠心回転機械の内部の摩耗を進行させたり、遠心回転機械の内部を破損させたりする虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、遠心回転機械のインペラ部分まで流入した異物粒子を除去できる遠心回転機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、軸線回りに回転する円盤状をなすディスク、該ディスクの軸線方向一方側を向く面に周方向に間隔をあけて設けられることで互いの間に軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成するブレード、及び、該ブレードを径方向外側から覆うカバーを備えるインペラと、該インペラを径方向内側に収容するとともに、前記カバーの外周面との間に隙間を形成するケーシングと、前記隙間をシールするシール装置と、を備え、前記ケーシングは、前記カバーの軸線方向一方側を向くカバー端面の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びるとともに、前記カバー端面との間に径方向流路を画成する端壁面と、前記ケーシング内に形成されているとともに、前記径方向流路と同一の前記軸線方向位置で前記径方向流路の径方向外側に連通する異物導入路と、を有し、前記ディスクの軸線方向から見たときに、前記異物導入路は、前記ディスクの径方向外側に向かうに従って前記ディスクの回転方向に向かうように傾斜して延びている。
上記態様の遠心回転機械は、インペラ部分まで異物粒子が流入した場合に、異物粒子がインペラによって径方向外側へとはじき出され、さらに異物粒子が異物導入路へ進入するので、インペラとケーシングとの隙間から異物粒子を除去することができる。
また、前記ディスクの軸線方向における前記異物導入路の内寸は、前記ディスクの軸線方向における前記径方向流路の内寸以上である。
この場合、遠心回転機械の動作時における径方向流路内の流速と比較して異物導入路内の流速が低いので、異物導入路内に異物粒子を捕捉することができる。
また、本発明の一態様は、軸線回りに回転する円盤状をなすディスク、該ディスクの軸線方向一方側を向く面に周方向に間隔をあけて設けられることで互いの間に軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成するブレード、及び、該ブレードを径方向外側から覆うカバーを備えるインペラと、該インペラを径方向内側に収容するとともに、前記カバーの外周面との間に隙間を形成するケーシングと、前記隙間をシールするシール装置と、を備え、前記ケーシングは、前記カバーの軸線方向一方側を向くカバー端面の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びるとともに、前記カバー端面との間に径方向流路を画成する端壁面と、前記ケーシング内に形成され、前記径方向流路の径方向外側に連通する異物導入路と、を有し、前記ディスクの軸線方向から見たときに、前記異物導入路は、前記ディスクの径方向外側に向かうに従って前記ディスクの回転方向に向かうように傾斜して延びている遠心回転機械であってもよい。
この場合、インペラの回転により異物粒子が移動する方向に沿った向きに異物導入路が延びているので、異物導入路の内部に異物粒子をスムーズに進入させることができる。
また、前記ケーシングは、前記異物導入路の径方向外側に連通し前記ディスクの軸線を中心とした環状の空間を画成する異物収容部をさらに有していてもよい。
さらに、本発明の一態様は、軸線回りに回転する円盤状をなすディスク、該ディスクの軸線方向一方側を向く面に周方向に間隔をあけて設けられることで互いの間に軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成するブレード、及び、該ブレードを径方向外側から覆うカバーを備えるインペラと、該インペラを径方向内側に収容するとともに、前記カバーの外周面との間に隙間を形成するケーシングと、前記隙間をシールするシール装置と、を備え、前記ケーシングは、前記カバーの軸線方向一方側を向くカバー端面の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びるとともに、前記カバー端面との間に径方向流路を画成する端壁面と、前記ケーシング内に形成され、前記径方向流路の径方向外側に連通する異物導入路と、を有し、前記ケーシングは、前記異物導入路の径方向外側に連通し前記ディスクの軸線を中心とした環状の空間を画成する異物収容部をさらに有する遠心回転機械であってもよい。
この場合、異物粒子が異物収容部内に収容されることで、異物導入路に一旦進入した異
物粒子の戻りを少なくすることができる。
また、前記シール装置は、前記ケーシングに連結されているとともに前記カバーに対して所定のクリアランスを有して前記隙間に配されていてもよく、前記ディスクの軸線方向から見たときにおける前記異物収容部の面積は、前記ディスクの軸線方向から見たときの前記シール装置と前記カバーとの間のクリアランスによって規定される環状空間の面積の10倍以上であってもよい。
この場合、遠心回転機械の動作時における異物収容部内の流速と比較してシール装置近傍の流速が低いので、シール装置近傍に異物粒子が滞留しにくく、異物収容部内に異物粒子を捕捉することができる。
また、前記ケーシングは、前記異物収容部の径方向外側に連通する異物排出路と、前記異物排出路の開閉を切り替える弁と、をさらに有していてもよい。
この場合、異物収容部内の異物粒子を容易に外部に排出することができる。また、この場合、遠心回転機械の動作中に弁を開くことで異物収容部内に生じる気流によって異物粒子を容易に排出することができる。
また、前記ディスクの軸線方向から見たときに、前記異物排出路は、前記ディスクの径方向外側に向かうに従って前記ディスクの回転方向に向かうように傾斜して延びていてもよい。
この場合、インペラの回転により異物粒子が移動する方向に沿った向きに異物排出路が延びているので、異物排出路の内部に異物粒子をスムーズに進入させることができる。
本発明によれば、遠心回転機械のインペラ部分まで流入した異物粒子を除去できる。
本発明の第1実施形態に係る遠心回転機械の概略構成を示す断面図である。 図1の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る遠心回転機械の拡大断面図である。 同遠心回転機械をディスクの軸線方向から見た概略構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る遠心回転機械をディスクの軸線方向から見た概略構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施の形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の遠心回転機械、及びシール装置の寸法関係とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る遠心回転機械の概略構成を示す断面図である。図2は、図1の拡大図である。図1では、遠心回転機械1を回転軸2の延在方向に対して平行な仮想平面で、回転軸2を2分割するように、遠心回転機械1を切断した場合の断面を図示している。
図1において、Aは流体(例えば、プロセスガス)の移動方向、Oは回転軸2の軸線をそれぞれ示している。
図1及び図2を参照するに、本実施形態の遠心回転機械1は、回転軸2と、インペラ3と、一対の軸受5A,5Bと、ケーシング6と、シール装置7と、を備える。
回転軸2は、軸線Oの延在方向と同じ方向に延在する柱状の部材である。回転軸2は、軸線Oの方向に位置する両端部が軸受5A,5Bによって回転可能に支持されている。回転軸2は、一方向に回転する。回転軸2は、曲面とされた外周面2aを有する。
インペラ3は、軸受5Aと軸受5Bとの間に位置する回転軸2の外周面2aに設けられている。インペラ3は、ディスク3aと、カバー3bと、複数のブレード3cと、を有する。
ディスク3aは、回転軸2の端部から中心位置Cに向かうにつれて、回転軸2の径方向の外側に漸次拡径するように設けられている。ディスク3aの形状は、例えば、略円盤状とすることができる。ディスク3aの軸線は、回転軸2の軸線Oと同軸である。以下、ディスク3aの軸線についても「軸線O」と表記する。
カバー3bは、ディスク3aと対向するように設けられている。カバー3bは、複数のブレード3cを覆っている。
複数のブレード3cは、ディスク3aの外側に、ディスク3aから離間するように、放射状に設けられている。ブレード3cは、ディスク3aの軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成する。
本実施形態では、回転軸2の軸線Oの延在方向に同軸状に並べられた複数のインペラ3によって多段式インペラ群3Aが構成されている。
軸受5Aは、回転軸2の一方の端部に設けられている。軸受5Bは、回転軸2の他方の端部に設けられている。
ケーシング6は、筒状とされており、軸受5A,5Bを外側から支持している。ケーシング6は、回転軸2、インペラ3、及びシール装置7を径方向内側に収容している。
ケーシング6は、ケーシング6に対して回転軸2及びインペラ3を、回転可能な構成とされている。
ケーシング6は、ケーシング流路6aと、吸込口6bと、接続流路6c,6dと、排出口6eとを有する。ケーシング流路6a、吸込口6b、接続流路6c,6d、及び排出口6eは、ケーシング6のうち、多段式インペラ群3Aの配設領域に対応する部分に設けられている。
さらに、ケーシング6は、端壁面6fと、異物導入路6gとを有している。端壁面6f及び異物導入路6gは、ケーシング6のうち、多段式インペラ群3Aを構成する各インペラ3に対して、インペラ3毎に設けられている。
ケーシング流路6aは、各インペラ3を構成するブレード3c間の流路同士を接続するように、ケーシング6の内部に設けられている。ケーシング流路6aは、回転軸2の外側に位置するケーシング6において、環状となるように構成されている。
吸込口6bは、軸受5A側に位置するケーシング6に設けられている。吸込口6bは、流体を吸い込み、接続流路6cを介して、吸い込んだ流体をケーシング流路6aに導く。
接続流路6cは、ケーシング6に内設されており、ケーシング流路6aと吸込口6bとを接続している。接続流路6dは、ケーシング6に内設されており、排出口6eとケーシング流路6aとを接続している。
排出口6eは、接続流路6dを経由した流体をケーシング6の外部に排出する。
端壁面6fは、カバー3bの軸線方向一方側を向くカバー端面3b1の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びている。さらに、端壁面6fは、カバー端面3b1との間に径方向流路8を画成する。
径方向流路8は、遠心回転機械1の動作時に流入する流体に含まれる異物粒子Pが進入可能な流路である。径方向流路8に進入した異物粒子Pは、回転するインペラ3のカバー3bに接触することでインペラ3の径方向外側へと移動する。
異物導入路6gは、ケーシング6内に形成されて、径方向流路8の径方向外側に連通する。異物導入路6gは、シール装置7よりも径方向外側に異物粒子Pを移動させる通路である。本実施形態の異物導入路6gは、径方向流路8を通じてシール装置7の近傍に移動した異物粒子Pがシール装置7よりもさらに径方向外側へ移動するのを許容することで、シール装置7の近傍に異物粒子Pが滞留するのを防ぐことができる。すなわち、本実施形態の異物導入路6gがケーシング6に設けられていることにより、インペラ3とケーシング6との隙間から異物粒子Pを除去することができる。
本実施形態では、異物導入路6gは、ディスク3aの周方向において少なくとも1か所に設けられている。また、本実施形態における異物導入路6gは、回転軸2が水平となるように遠心回転機械1が設置されている状態においてインペラ3の下方に位置するようになっていてもよい。この場合、異物導入路6g内の異物粒子Pが重力により異物導入路6g内に滞留するので、異物粒子Pがインペラ3側に戻りにくい。
ディスク3aの軸線O方向における異物導入路6gの内寸は、ディスク3aの軸線O方向における径方向流路8の内寸以上である。このため、径方向流路8から異物導入路6gへと流入する流体の流速は、異物導入路6gにおいて低下する。これにより、異物導入路6g内に進入した異物粒子Pは異物導入路6g内で滞留する。その結果、インペラ3とケーシング6との隙間から異物粒子Pを速やかに除去し、異物導入路6gからシール装置7側へ異物粒子Pを戻りにくくすることができる。
ディスク3aの軸線O方向から見たときに、異物導入路6gは、ディスク3aの径方向外側に向かうに従ってディスク3aの回転方向に向かうように傾斜して延びている。このため、インペラ3が回転動作している際に回転中のカバー3bに異物粒子Pが衝突したときに、異物粒子Pがスムーズに異物導入路6gに進入する。
図2に示すように、シール装置7は、インペラ3とケーシング6との隙間に配されている。本実施形態のシール装置7は、所謂ラビリンスシールである。シール装置7は、インペラ3のカバー3bに対して所定のクリアランスを有した状態で、インペラ3とケーシング6との隙間をシールする。
本実施形態の遠心回転機械1の作用について説明する。
本実施形態の遠心回転機械1の動作時には、流体中の異物粒子Pが異物導入路6gへと移動することによって、シール装置7の近傍における異物粒子Pの滞留を少なくすることができる。このため、シール装置7とカバー3bとの間に異物粒子Pが入り込んでシール装置7を破損させたりカバー3bを摩耗させたりするのを防止できる。さらに、本実施形態の遠心回転機械1によれば、インペラ3とケーシング6との隙間から異物粒子Pを除去できるので、ケーシング6やインペラ3等に異物粒子Pが衝突し続けることによる損耗が起こりにくい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係る遠心回転機械の拡大断面図である。図4は、同遠心回転機械をディスクの軸線方向から見た概略構成を示す断面図である。
図3及び図4に示す本実施形態の遠心回転機械10は、ケーシング6が、異物収容部6hと、異物排出路6iと、弁11とを有している点で、上記第1実施形態と異なっている。
異物収容部6hは、異物導入路6gの径方向外側に連通している。異物収容部6hは、ディスク3aの軸線Oを中心とした環状の空間なすようにケーシング6により画成されている。
ディスク3aの軸線O方向から見たときにおける異物収容部6hの面積は、ディスク3aの軸線O方向から見たときのシール装置7とカバー3bとの間のクリアランスによって規定される環状空間の面積の10倍以上である。このため、異物収容部6h内の流速は、シール装置7近傍の流速よりも十分に遅くなるので、異物収容部6h内に異物粒子Pを捕捉することができる。
異物排出路6iは、異物収容部6hの径方向外側に連通する。異物排出路6iは、異物収容部6hにおける外周側の内面に沿って移動する異物粒子Pが進入可能な通路である。
ディスク3aの軸線O方向から見たときに、異物排出路6iは、ディスク3aの径方向外側に向かうに従ってディスク3aの回転方向に向かうように傾斜して延びている。
また、本実施形態における異物排出路6iは、回転軸2が水平となるように遠心回転機械1が設置されている状態において異物収容部6hの下方に位置するようになっていてもよい。この場合、異物収容部6h内の異物粒子Pが重力により異物排出路6i内に滞留するので、異物粒子Pがインペラ3側に戻りにくい。
また、本実施形態では、異物導入路6gは、回転軸2が水平となるように遠心回転機械1が設置されている状態においてインペラ3の上方に位置するようになっていてもよい。この場合、異物導入路6gを通じて異物収容部6hに捕捉された異物粒子Pが重力により落下して異物導入路6gから離間するこので、異物粒子Pが異物導入路6gを逆流してインペラ3側に戻るのを防ぐことができる。
弁11は、手動又は電気的に開閉動作可能である。弁11が開いている状態では、異物収容部6hから異物排出路6iへ移動した異物粒子Pを遠心回転機械10の外部へ排出することができる。弁11を通じた異物粒子Pの排出は、遠心回転機械10の動作中であっても可能である。この場合、インペラ3の回転により異物導入路6gを通じて流入する流体の流れに異物粒子Pをのせて異物粒子Pを異物排出路6iへと能動的に送り込むことによって、速やかに異物粒子Pの排出をすることができる。
本実施形態の遠心回転機械10の作用について説明する。
本実施形態では、異物導入路6g内に進入した異物粒子Pは異物収容部6h内に捕捉されることにより、シール装置7側へ戻りにくくなっている。また、異物収容部6h内に捕捉された異物粒子Pは、異物排出路6iを通じて遠心回転機械10の外部へ排出可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係る遠心回転機械をディスクの軸線方向から見た概略構成を示す断面図である。
図5に示す本実施形態の遠心回転機械20は、ケーシング6が、異物収容部6h内で異物粒子Pをせき止めて異物排出路iへ誘導する第一隔壁21を有している。さらに、本実施形態の遠心回転機械20は、ケーシング6が、異物導入路6gから異物排出路6iまでの異物粒子Pの移動経路を制限するために異物収容部6h内に配された第二隔壁22を有している。
第一隔壁21が設けられていることにより、異物収容部6h内に進入した異物粒子Pが回転中のインペラ3の回転方向に移動し続けるのが防止され、異物収容部6h内に進入した異物粒子Pは第一隔壁21に衝突して異物排出路6iへ進入する。
第二隔壁22が設けられていることにより、異物収容部6h内に進入した異物粒子Pが回転中のインペラ3の回転方向と逆に移動するのが防止され、ディスク3aの軸線O方向から見たときに第一隔壁21を間に挟んで異物排出路6iと反対側の位置に異物粒子Pが滞留するのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、上記第1実施形態において、異物導入路6gは、ディスク3aの周方向において2ヶ所以上に設けられていてもよい。また、異物導入路6gは、ディスク3aの周方向に亘って一続きに延びるスリット状であってもよい。
1、10、20 遠心回転機械
2 回転軸
2a 外周面
3 インペラ
3a ディスク
3A 多段式インペラ群
3b カバー
3b1 カバー端面
3c ブレード
5A 軸受
5B 軸受
6 ケーシング
6a ケーシング流路
6b 吸込口
6c 接続流路
6d 接続流路
6e 排出口
6f 端壁面
6g 異物導入路
6h 異物収容部
6i 異物排出路
7 シール装置
8 径方向流路
10 遠心回転機械
11 弁
20 遠心回転機械
21 第一隔壁
22 第二隔壁
P 異物粒子

Claims (8)

  1. 軸線回りに回転する円盤状をなすディスク、該ディスクの軸線方向一方側を向く面に周方向に間隔をあけて設けられることで互いの間に軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成するブレード、及び、該ブレードを径方向外側から覆うカバーを備えるインペラと、
    該インペラを径方向内側に収容するとともに、前記カバーの外周面との間に隙間を形成するケーシングと、
    前記隙間をシールするシール装置と、を備え、
    前記ケーシングは、
    前記カバーの軸線方向一方側を向くカバー端面の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びるとともに、前記カバー端面との間に径方向流路を画成する端壁面と、
    前記ケーシング内に形成されているとともに、前記径方向流路と同一の前記軸線方向位置で前記径方向流路の径方向外側に連通する異物導入路と、
    を有し、
    前記ディスクの軸線方向から見たときに、前記異物導入路は、前記ディスクの径方向外側に向かうに従って前記ディスクの回転方向に向かうように傾斜して延びている遠心回転機械。
  2. 軸線回りに回転する円盤状をなすディスク、該ディスクの軸線方向一方側を向く面に周方向に間隔をあけて設けられることで互いの間に軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成するブレード、及び、該ブレードを径方向外側から覆うカバーを備えるインペラと、
    該インペラを径方向内側に収容するとともに、前記カバーの外周面との間に隙間を形成するケーシングと、
    前記隙間をシールするシール装置と、を備え、
    前記ケーシングは、
    前記カバーの軸線方向一方側を向くカバー端面の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びるとともに、前記カバー端面との間に径方向流路を画成する端壁面と、
    前記ケーシング内に形成され、前記径方向流路の径方向外側に連通する異物導入路と、
    を有し、
    前記ディスクの軸線方向から見たときに、前記異物導入路は、前記ディスクの径方向外側に向かうに従って前記ディスクの回転方向に向かうように傾斜して延びている遠心回転機械。
  3. 前記ケーシングは、前記異物導入路の径方向外側に連通し前記ディスクの軸線を中心とした環状の空間を画成する異物収容部をさらに有する
    請求項1又は請求項のいずれか一項に記載の遠心回転機械。
  4. 軸線回りに回転する円盤状をなすディスク、該ディスクの軸線方向一方側を向く面に周方向に間隔をあけて設けられることで互いの間に軸線方向一方側から径方向外側に向かう流路を区画形成するブレード、及び、該ブレードを径方向外側から覆うカバーを備えるインペラと、
    該インペラを径方向内側に収容するとともに、前記カバーの外周面との間に隙間を形成するケーシングと、
    前記隙間をシールするシール装置と、を備え、
    前記ケーシングは、
    前記カバーの軸線方向一方側を向くカバー端面の軸線方向一方側に対向配置されて径方向に延びるとともに、前記カバー端面との間に径方向流路を画成する端壁面と、
    前記ケーシング内に形成され、前記径方向流路の径方向外側に連通する異物導入路と、
    を有し、
    前記ケーシングは、前記異物導入路の径方向外側に連通し前記ディスクの軸線を中心とした環状の空間を画成する異物収容部をさらに有する遠心回転機械。
  5. 前記シール装置は、前記ケーシングに連結されているとともに前記カバーに対して所定のクリアランスを有して前記隙間に配され、
    前記ディスクの軸線方向から見たときにおける前記異物収容部の面積は、前記ディスクの軸線方向から見たときの前記シール装置と前記カバーとの間のクリアランスによって規定される環状空間の面積の10倍以上である
    請求項3又は4に記載の遠心回転機械。
  6. 前記ケーシングは、
    前記異物収容部の径方向外側に連通する異物排出路と、
    前記異物排出路の開閉を切り替える弁と、をさらに有する
    請求項3又は4に記載の遠心回転機械。
  7. 前記ディスクの軸線方向から見たときに、前記異物排出路は、前記ディスクの径方向外側に向かうに従って前記ディスクの回転方向に向かうように傾斜して延びている
    請求項に記載の遠心回転機械。
  8. 前記ディスクの軸線方向における前記異物導入路の内寸は、前記ディスクの軸線方向における前記径方向流路の内寸以上である
    請求項1からのいずれか一項に記載の遠心回転機械。
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