JP6809594B2 - 電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフ - Google Patents

電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフ Download PDF

Info

Publication number
JP6809594B2
JP6809594B2 JP2019500144A JP2019500144A JP6809594B2 JP 6809594 B2 JP6809594 B2 JP 6809594B2 JP 2019500144 A JP2019500144 A JP 2019500144A JP 2019500144 A JP2019500144 A JP 2019500144A JP 6809594 B2 JP6809594 B2 JP 6809594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
temperature
detection circuit
column
conductivity detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019500144A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018150562A1 (ja
Inventor
秀人 澤田
秀人 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=63169203&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6809594(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2018150562A1 publication Critical patent/JPWO2018150562A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6809594B2 publication Critical patent/JP6809594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/64Electrical detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/64Electrical detectors
    • G01N2030/645Electrical detectors electrical conductivity detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/28Control of physical parameters of the fluid carrier
    • G01N30/30Control of physical parameters of the fluid carrier of temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Description

本発明は、液を流通させるセルを有し、そのセルを流れる液の電気伝導度を測定することによりセルを流れる液中の試料成分を検出する電気伝導度検出器と、その電気伝導度検出器を備えたイオンクロマトグラフに関するものである。
イオンクロマトグラフにおいて、分析カラムで分離された試料成分を検出するために電気伝導度検出器が一般に用いられる(特許文献1参照。)。電気伝導度検出器は、分析カラムから溶出した試料成分を含む移動相を流通させるためのセルと、そのセルを挟むように配置された電極を有し、それらの電極間に電圧を印加して両電極間を流れる電流値の変化を測定することにより、分析カラムから溶出した試料成分を検出するものである。
このような電気伝導度検出器の測定対象である電気伝導度はセルを流れる試料溶液の温度変化に敏感に反応するため、セルの周辺環境の温度が変化すると、それに応じて検出信号のドリフトが発生し、検出精度の低下の要因となる。
特開2002−214212号公報
上記のような問題への対策として、電気伝導度検出器のセルを分析カラムとともにカラムオーブン内に収容するという方法もある。セルをカラムオーブン内に収容することで、セルの温度が一定に維持され、検出信号のドリフトの発生が抑制される。しかし、電気伝導度検出器の検出感度をさらに向上させようとした場合、検出器の周辺環境の温度が変化したときに、測定に影響を与えるような検出信号のドリフトが発生することがわかった。
そこで、本発明は、検出感度に拘わらず測定に影響を与える検出信号のドリフトの発生を抑制することを目的とするものである。
本発明者らは、電気伝導度検出器の検出信号のドリフトの要因は、セルを流れる液の温度変化だけでなく、電流検出用の検出回路の温度変化にもあるという知見を得た。検出回路の温度変化が検出信号に与える影響はセルの温度変化による影響に比べれば小さいものの、検出感度を向上させようとしたときにはそのような検出回路の温度変化による影響の割合が大きくなり、測定結果に悪影響を与えることがわかった。本発明はこのような知見に基づいてなされたものである。
本発明に係る電気伝導度検出器の第1の形態は、液を流通させるセル及び前記セル中の液を流れる液の電流を測定するための測定電極を有するセル部と、前記測定電極と電気的に接続され、前記測定電極間を流れる電流値を検出し、その検出値に基づいた信号を出力するように構成された検出回路と、前記検出回路から出力された信号を取り込んで信号処理を行なうように構成された処理部と、を少なくとも備え、前記セル部と前記検出回路が、イオンクロマトグラフの分析カラムの温度を調節するためのカラムオーブン内に収容されるように構成されているものである。
上記の電気伝導度検出器において、前記セル部と前記検出回路は共通の筐体内に収容されて一体の検出装置をなしていることが好ましい。セル部と検出回路が一体となっていれば、セル部と検出回路をカラムオーブン内に収容する際の取扱いが容易である。
上記の検出装置は、前記筐体内の温度を検出する温度センサ及び前記温度センサの検出温度が所定の温度になるように出力が制御されるヒータを備えていることが好ましい。温度変動の少ないカラムオーブン内に収容される検出装置が独自に温度制御を行なうようになっていることで、セル部と検出回路の温度制御がさらに高精度に行なわれるようになる。
電流値を検出し、その検出値に基づいた信号を出力するように構成された検出回路やその電流値を増幅する増幅回路などを含むアナログ回路は、その出力信号が温度によって変動しやすい。したがって、そのようなアナログ回路の温度が一定に維持されることが好ましい。そこで、本発明の電気伝導度検出器において、前記検出回路は、前記測定電極間を流れる電流の大きさを検出するアナログ回路を少なくとも含むものであることが好ましい。そうすれば、アナログ回路の温度が一定に維持され、アナログ回路からの出力信号が周辺環境の温度変化の影響を受けることを防止することができる。
さらに、上記の検出回路は、前記アナログ回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号へ変換して処理部へ出力するように構成されたA/D変換回路も含んでいることが好ましい。そうすれば、A/D変換回路もカラムオーブン内に収容されて温度が一定に維持されるので、A/D変換回路からの出力値が周辺環境の温度変化の影響を受けることを防止することができる。
本発明に係る電気伝導度検出器の第2の形態は、液を流通させるセル及び前記セル中の液を流れる電流を測定するための一対の測定電極を有するセル部と、前記測定電極と電気的に接続され、前記測定電極間を流れる電流値を検出し、その検出値に基づいた信号を出力するように構成された検出回路と、前記検出回路から出力された信号を取り込んで信号処理を行なうように構成された処理部と、を少なくとも備え、前記セル部と前記検出回路とは共通の筐体内に収容されて一体の検出装置をなしており、前記検出装置は、前記筐体内の温度を検出する温度センサ及び前記温度センサの検出温度が所定の温度になるように出力が制御されるヒータを備えているものである。
本発明に係る電気伝導度検出器の第1の形態は、検出回路がセル部とともにカラムオーブン内に収容されることを前提としているのに対し、上記の第2の形態は、検出回路がセル部とともにカラムオーブン内に収容されることを前提としていない点において相違する。この第2の形態では、セル部と検出回路とが共通の筐体内に収容されて構成された検出装置自体が独自に温調機能を有することによって、検出回路の温度変動を抑制し、検出信号のドリフトを抑制する。
本発明に係るイオンクロマトグラフは、分析流路と、前記分析流路において移動相を送液する送液装置と、前記分析流路中に試料を注入する試料注入部と、前記分析流路上における前記試料注入部よりも下流において、前記試料注入部により注入された試料を成分ごとに分離する分析カラムと、前記分析流路上における前記分析カラムよりも下流において、前記分析カラムからの溶出液の電気伝導度を測定することにより前記分析カラムにより分離されたイオン性の試料成分を検出する、上述の電気伝導度検出器と、前記分析カラムを内部に収容して前記分析カラムの温度を設定された温度に調節するカラムオーブンと、を備えているものである。
本発明の電気伝導度検出器の第1の形態では、測定電極間を流れる電流値を検出し、その検出値に基づいた信号を出力するように構成された検出回路が、セル部とともにカラムオーブン内に収容されるように構成されているため、セル部と検出回路の温度が一定に維持され、検出回路からの出力信号が該電気伝導度検出器の周辺環境の温度変化の影響を受けにくくなる。これにより、電気伝導度ドリフトを抑えることができ、高感度に検出する必要がある際でも、高精度に測定を行うことができる。
本発明の電気伝導度検出器の第2の形態では、セル部と検出回路とが共通の筐体内に収容されて一体の検出装置をなし、その検出装置が独自に温度センサとヒータを備えているので、セル部と検出回路の温度が一定に維持され、検出回路からの出力信号が該電気伝導度検出器の周辺環境の温度変化の影響を受けにくくなる。これにより、電気伝導度ドリフトを抑えることができ、高感度に検出する必要がある際でも、高精度に測定を行うことができる。
本発明のイオンクロマトグラフは、上述の電気伝導度検出器を用いているので、電気伝導度検出器の検出信号にドリフトが発生しにくくなり、高感度分析を高精度に行なうことができる。
電気伝導度検出器の一実施例を概略的に示す部分分解斜視図である。 イオンクロマトグラフの一実施例を概略的に示す流路構成図である。
以下に、本発明の電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフの一実施例について、図面を参照して説明する。
図1を用いて一実施例の電気伝導度検出器の構成について説明する。なお、図1では、検出装置2の内部構成を示すために、検出装置2の筐体6の上面カバーを取り外した状態で示している。
この実施例の電気伝導度検出器1は、検出装置2と処理部4によって構成されている。検出装置2と処理部4は別体として構成されている。検出装置2と処理部4はケーブルを介して互いに電気的に接続されている。
検出装置2は、液を内部において流通させるセル14及びそのセル14の両端に電圧を印加するための測定電極16からなるセル部と、測定電極16間に電圧を印加して測定電極16間を流れる電流を検出するアナログ回路を少なくとも搭載する検出回路基板18(検出回路)とが、共通の筐体6内に収容されて構成されている。筐体6内には熱交換ブロック11も収容されている。熱交換ブロック11にはヒータ12と温度センサ13が取り付けられている。熱交換ブロック11の内部にはセル14の入口へ通じる流路が設けられており、熱交換ブロック11においてセル14に導入される前の液に対する温度調節が十分になされるようになっている。温度センサ13の検出信号は通信ケーブルを介して処理部4へ取り込まれるようになっており、温度センサ13で検出される温度が予め設定された温度になるようにヒータ12の出力が制御される。
なお、この実施例では、ヒータ12及び温度センサ13が検出回路基板18を介して処理部4と電気的に接続されているが、必ずしも検出回路基板18を介している必要はない。
後述するが、この実施例の検出装置2はイオンクロマトグラフのカラムオーブン28(図2を参照)内に収容される。カラムオーブン28内は恒温制御されるため、カラムオーブン28内に収容された検出装置2の温度も安定する。このため、検出装置2は、必ずしも独自に温度制御を行なうためのヒータ12や温度センサ13を備えている必要はない。ただし、カラムオーブン2に比べて熱容量の小さい検出装置2が独自にヒータ12と温度センサ13を備えていることにより、カラムオーブン28よりも微細な温度制御が可能になり、セル14を流れる液の温度や検出回路18の温度をより高精度に制御することができる。
また、この実施例の検出装置2はヒータ12及び温度センサ13を独自に備え、内部の温度を独自に調節する機能を有することから、必ずしもカラムオーブン28内に収容されることを要しない。
検出装置2の筐体6は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性材料によって構成されている。これにより、この検出装置2がカラムオーブン28(図2を参照)内に収容されたときに、カラムオーブン28内の熱を熱交換ブロック11、セル14及び検出回路基板18へ十分に伝えることができる。筐体6の外側へ入口配管8と出口配管10が引き出されており、入口配管8を介して流入した液が熱交換ブロック11を通ってセル14に導入され、セル14を経た液が出口配管10を介して流出するように構成されている。入口配管8と出口配管10は予め設けられているものであってもよいし、外部から接続されるものであってもよい。
検出装置2内に収容されている検出回路基板18が通信ケーブルを介して処理部4と電気的に接続されている。検出回路基板18には、測定電極16間に一定電圧を印加するとともに測定電極16間を流れる電流値を検出するアナログ回路が搭載されているが、より好ましい実施形態では、アナログ回路からのアナログ信号をデジタル信号へ変換し、処理部4へ出力するA/D変換回路も検出回路基板18に搭載されている。
処理部4は、検出装置2の検出回路基板18から出力された信号を取り込み、その信号に基づいてセル14を流れる液の電気伝導度を求めるなど、種々の信号処理を行なうように構成されている。処理部4は、専用のコンピュータ又は汎用のパーソナルコンピュータにより実現されるものである。
この実施例では、セル14及び測定電極16からなるセル部と検出回路18とが共通の筐体6内に収容されて一体の検出装置2をなしていることにより、セル部と検出回路18とを一体として取り扱うことができ、これらをイオンクロマトグラフのカラムオーブン28(図2を参照)内へ配置することが容易である。
次に、上記の電気伝導度検出器1を使用したイオンクロマトグラフの一実施例について、図2を用いて説明する。
この実施例のイオンクロマトグラフは、分析流路20と、移動相を送液する送液装置22と、分析流路20中に試料を注入する試料注入部24と、分析流路20上における試料注入部24よりも下流に設けられ、試料を成分ごとに分離する分析カラム26と、分析流路20上における分析カラム26よりも下流に設けられ、分析カラム26を経た移動相中の不要なイオン成分を除去するサプレッサ30と、分析流路20上におけるサプレッサ30よりも下流に設けられた上述の電気伝導度検出器1と、を備えている。
分析カラム26はカラムオーブン28内に収容されている。図示は省略されているが、カラムオーブン28は内部にヒータや温度センサを備えており、内部温度が設定された温度になるようにヒータの出力が調節される。
電気伝導度検出器1の検出装置2もカラムオーブン28内に収容されている。電気伝導度検出器1の検出装置2の入口配管8と出口配管10はそれぞれ、このイオンクロマトグラフの分析流路20の一部をなしている。入口配管8はカラムオーブン28の外側へ引き出されてサプレッサ30の出口側に接続されている。出口配管10はカラムオーブン28の外側へ引き出されてドレインへ通じている。
電気伝導度検出器1の処理部4はカラムオーブン28の外側に配置されており、カラムオーブン28内に収容された検出装置2の検出回路18とカラムオーブン28の外側に配置された処理部4とが通信ケーブルによって電気的に接続されている。
この実施例のイオンクロマトグラフでは、送液装置22からの移動相が流れる分析流路20中に試料注入部24によって試料が注入されると、その試料は移動相によって分析カラム26へ導かれる。分析カラム26に導入された試料は成分ごとに時間的に分離され、各成分が順次、分析カラム26から溶出する。
分析カラム26から溶出した試料成分を含む移動相は、サプレッサ30において不要なイオン成分が除去された後、熱交換部11(図1を参照。)において所定温度に調節された状態でセル14へ導入される。セル14の両端には一定の電圧が印加されており、セル14を流れる移動相中の成分濃度に応じた電流が測定電極16間を流れるようになっている。検出回路18はその電流値を検出し、その検出値に基づいた信号を処理部4へ出力する。処理部4では、検出回路18からの信号に基づいてセル14中の液の電気伝導度が求められる。
上記のように、この実施例のイオンクロマトグラフでは、セル14及び測定電極16からなるセル部と検出回路18が一体となった検出装置2がカラムオーブン28内に収容されているので、セル14を流れる液の温度だけでなく、検出回路18の温度も一定に維持することができる。これにより、周辺環境の温度(例えば、室温)の変動が生じても、セル14を流れる液や検出回路18がその影響を受けないので、分析カラム26からの溶出液の電気伝導度測定を安定して行なうことができ、温度変動に起因した検出信号のドリフトの発生を抑制することができる。
さらに、この実施例では、電気伝導度検出器1の検出装置2が独自にヒータ12及び温度センサ13を備えており、内部の温度をより高精度に制御することができるので、セル14を流れる液の温度及び検出回路18の温度をさらに安定させることができる。
さらに、好ましい実施形態として、測定電極16間を流れる電流値を測定するアナログ回路からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路も検出回路18に搭載されていれば、A/D変換回路からの出力信号も周辺環境の温度変動の影響を受けなくなるので、検出信号のドリフトの発生をさらに抑制することができ、測定結果の再現性をさらに高めることができる。
図1及び図2では示されていないが、電気伝導度検出器1はさらに、別の演算制御装置に電気的に接続されていてもよい。そのような演算制御装置は、送液装置22や試料注入装置24、カラムオーブン28など、イオンクロマトグラフを構成する各要素の動作を制御する機能を有するものであってもよい。そして、そのような演算制御装置は、専用のコンピュータ又は汎用のパーソナルコンピュータによって実現することができる。
既述であるが、本発明の主たる目的は、セルを流れる液の温度と検出回路の温度を安定させることである。したがって、本発明は、検出回路がセル部とともにカラムオーブン内に収容される構成、セル部と検出回路とが一体となった検出装置が独自に温調機能を備えている構成、の少なくともいずれか一方の構成を具備していればよい。上記実施例はこれら両方の構成を具備することによって、セル部及び検出回路の温度制御の精度がさらに向上するという相乗効果を狙ったものであり、本発明は上記実施例の態様に限定されるものではない。
1 電気伝導度検出器
2 検出装置
4 処理部
6 筐体
8 入口配管
10 出口配管
12 伝熱部
14 セル
16 測定電極
18 検出回路基板(検出回路)
20 分析流路
22 送液装置
24 試料注入装置
26 分析カラム
28 カラムオーブン
30 サプレッサ

Claims (4)

  1. 液を流通させるセル及び前記セル中の液を流れる電流を測定するための一対の測定電極を有するセル部と、
    前記測定電極と電気的に接続され、前記測定電極間を流れる電流値を検出し、その検出値に基づいた信号を出力するように構成された検出回路と、
    前記検出回路から出力された信号を取り込んで信号処理を行なうように構成された処理部と、を少なくとも備え、
    前記セル部と前記検出回路とが、共通の筐体内に収容されて一体の検出装置をなしており、イオンクロマトグラフの分析カラムの温度を調節するためのカラムオーブン内に収容されるように構成されており、
    前記筐体内に配置された熱交換ブロックをさらに備え、前記熱交換ブロックの内部には前記セルの入口に通じる流路が設けられ、かつ、前記熱交換ブロックにヒータと温度センサとが取り付けられており、前記熱交換ブロックにおいて前記セルに導入される前の液を温度調整する、電気伝導度検出器。
  2. 前記検出回路は、前記測定電極間を流れる電流の大きさを検出するアナログ回路を少なくとも含む請求項1に記載の電気伝導度検出器。
  3. 前記検出回路は、前記アナログ回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号へ変換して前記処理部へ出力するように構成されたA/D変換回路を含む請求項に記載の電気伝導度検出器。
  4. 分析流路と、
    前記分析流路において移動相を送液する送液装置と、
    前記分析流路中に試料を注入する試料注入部と、
    前記分析流路上における前記試料注入部よりも下流において、前記試料注入部により注入された試料を成分ごとに分離する分析カラムと、
    前記分析流路上における前記分析カラムよりも下流において、前記分析カラムからの溶出液の電気伝導度を測定することにより前記分析カラムにより分離されたイオン性の試料成分を検出する、請求項1からのいずれかに記載の電気伝導度検出器と、
    前記分析カラムを内部に収容して前記分析カラムの温度を設定された温度に調節する前記カラムオーブンと、を備えているイオンクロマトグラフ。
JP2019500144A 2017-02-20 2017-02-20 電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフ Active JP6809594B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/006056 WO2018150562A1 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018150562A1 JPWO2018150562A1 (ja) 2019-11-07
JP6809594B2 true JP6809594B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=63169203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019500144A Active JP6809594B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11293907B2 (ja)
JP (1) JP6809594B2 (ja)
CN (1) CN110023749B (ja)
TW (1) TWI685658B (ja)
WO (1) WO2018150562A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6836224B2 (ja) * 2017-07-07 2021-02-24 株式会社島津製作所 電気伝導度検出器及び位相調整値を求めるための方法
WO2019155592A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 株式会社島津製作所 電気伝導度検出器及びバックグランド減算信号の位相調整値を求めるための方法
JP7275948B2 (ja) * 2019-07-11 2023-05-18 株式会社島津製作所 分析装置
JP7468388B2 (ja) * 2021-02-02 2024-04-16 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフ用検出器
JP7468389B2 (ja) * 2021-02-03 2024-04-16 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフ用検出器
US11860143B2 (en) * 2021-12-21 2024-01-02 Dionex Corporation Method and system for self-regulating a suppressor

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57189052A (en) * 1981-05-16 1982-11-20 Toyo Soda Mfg Co Ltd Electric conductivity detector
US4672322A (en) * 1984-08-24 1987-06-09 Milton Roy Company High sensitivity conductivity detector
JP2853302B2 (ja) * 1990-08-31 1999-02-03 横河電機株式会社 二重温調付導電率検出器
JPH0555057U (ja) * 1991-12-20 1993-07-23 株式会社島津製作所 電気化学検出器
JPH06148155A (ja) * 1992-10-30 1994-05-27 Shimadzu Corp イオンクロマトグラフ
JP3422017B2 (ja) * 1998-01-16 2003-06-30 横河電機株式会社 恒温槽
JP4487426B2 (ja) 2001-01-24 2010-06-23 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフ
JP2005009878A (ja) * 2003-06-16 2005-01-13 Nichiri Kogyo Kk イオンクロマトグラフィー用電気伝導度検出器及びそれを用いるイオンクロマトシステム
JP5195327B2 (ja) 2008-11-12 2013-05-08 株式会社島津製作所 クロマトグラフ用検出器及びその調整方法
JP2010139387A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Tosoh Corp イオンクロマトグラフ装置
US9535034B2 (en) 2011-12-16 2017-01-03 Shimadzu Corporation Ion chromatograph
JP2015135251A (ja) 2014-01-16 2015-07-27 富士電機株式会社 溶液分析計
CN205506773U (zh) * 2016-03-04 2016-08-24 青岛鲁海光电科技有限公司 一种离子色谱仪恒温系统

Also Published As

Publication number Publication date
US11293907B2 (en) 2022-04-05
TW201831896A (zh) 2018-09-01
CN110023749A (zh) 2019-07-16
WO2018150562A1 (ja) 2018-08-23
TWI685658B (zh) 2020-02-21
JPWO2018150562A1 (ja) 2019-11-07
US20190369066A1 (en) 2019-12-05
CN110023749B (zh) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6809594B2 (ja) 電気伝導度検出器及びイオンクロマトグラフ
US10113992B2 (en) Gas concentration measuring apparatus
CN104865318B (zh) 液相色谱仪和用于其中的柱温箱
CN105917219B (zh) 气体传感器元件
US9518961B2 (en) Liquid chromatograph and column oven used therefor
JP2006098233A5 (ja)
KR101512107B1 (ko) 전기전도도 측정장치 및 이를 이용한 전기전도도의 측정방법
US20080291966A1 (en) Thermal conductivity detector (TCD) having compensated constant temperature element
US9535034B2 (en) Ion chromatograph
US10012611B2 (en) Gas sensor element and gas sensor
TWI678530B (zh) 電傳導度檢測器以及求取背景減法訊號的相位調整值的方法
JP5274515B2 (ja) 水分濃度検出装置
US20150068896A1 (en) Sensor control device
JP2012103219A (ja) 非接触型インピーダンスモニター
JP6136483B2 (ja) 防爆形熱伝導式ガス分析計
US11022587B2 (en) Electric conductivity detector and method for determining phase adjustment value
US6107805A (en) Extended detection zone in an ionization detector
JP2012103219A5 (ja)
JP7194633B2 (ja) 酸素分析装置の校正方法
JPS6355662B2 (ja)
US10168296B2 (en) Field-effect transistor and method and control unit for operating a field-effect transistor
JP2005300189A (ja) 液体クロマトグラフィー装置
KR20040094812A (ko) 고감도 측정 장치
SU681369A1 (ru) Способ измерени электрических сигналов хроматографических детекторов
JP2015081785A (ja) 電子捕獲型検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6809594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157