JP6809490B2 - 圧延材の蛇行制御方法、圧延材の蛇行制御装置、及び圧延材の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態である蛇行制御装置が適用される熱間スキンパス圧延ラインの構成を示す模式図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である蛇行制御装置が適用される熱間スキンパス圧延ライン1は、ペイオフリール2、ピンチロール3、圧延機4、ガイドロール5、及びテンションリール6を備えている。また、この熱間スキンパス圧延ライン1は、制御系として、ピンチロール3の入側に設置された蛇行計(CPCセンサ)11と、圧延機4の出側に設置された蛇行計12と、コンピュータ等の情報処理装置によって構成された制御装置13と、を備えている。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態である入側ウェッジ補償制御処理では、制御装置13が、蛇行計11,12によって測定された鋼板Sの蛇行量と圧延機4の圧延差荷重とに基づいて鋼板Sの圧延開始時の圧延機4のレベリング制御を行った後、鋼板Sの圧延開始後の圧延機4のレベリング量を設定する。具体的には、制御装置13は、以下に示す数式(1)を用いてレベリング量Sdf_Tを算出し、算出されたレベリング量Sdf_Tに従って圧延機4のレベリング制御を行う。
本発明の第2の実施形態である入側ウェッジ補償制御処理では、制御装置13が、鋼板Sの圧延開始後の圧延機4のレベリング量Sdf_T0を設定した後、圧延機4の圧延差荷重Pdfに基づいて圧延機4の平行剛性を適切化するように圧延機4のレベリング量Sdfを制御する。具体的には、制御装置13は、以下に示す数式(4)を用いてレベリング量Sdfを算出し、算出されたレベリング量Sdfに従って圧延機4のレベリング制御を行う(平行剛性蛇行制御処理)。これにより、後述する実施例に示すように、蛇行量のハンチングを発生させることなく鋼板Sの先端部が蛇行することを抑制できる。また、鋼板Sの先端部の蛇行を抑制しながら生産性高く鋼板Sを製造することができる。
従来例1として、オペレータが介入する先端通板方法における鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションにより評価した。具体的には、まず、コイル状の鋼板Sをペイオフリール2に挿入した後(100mm程度オフセンターする可能性あり)、鋼板Sの先端部を低速でピンチロール3に案内し、ピンチロール3で鋼板Sを圧下した。次に、鋼板Sの先端部を低速(30mpm)で圧延機4の直下まで搬送した後、圧延機4で100tfの圧延荷重で鋼板Sを圧下した。次に、圧延機4のレベリング量を固定した状態で鋼板Sの先端部をガイドロール5を介してテンションリール6まで低速(30mpm)で搬送した。そして、テンションリール6で鋼板Sの先端部をグリップした後、テンションリール6で鋼板Sを巻き取りながら低速で通常圧延制御処理を行い徐々に鋼板Sの搬送速度を増速させた。数値シミュレーションでは、圧延機4の入側ウェッジ量を50μm、圧延機4の入側張力を3tf、圧延差荷重外乱を+2%とした。その他の計算条件は以下の表1に示す。
従来例2として、非特許文献1に記載の平行剛性蛇行制御処理を用いた先端通板方法における鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションにより評価した。具体的には、まず、コイル状の鋼板Sをペイオフリール2に挿入した後(100mm程度オフセンターする可能性あり)、鋼板Sの先端部を低速でピンチロール3に案内し、ピンチロール3で鋼板Sを圧下した。次に、鋼板Sの先端部を低速(30mpm)で圧延機4の直下まで搬送した後、圧延機4で180tfの圧延荷重で鋼板Sを圧下した。次に、圧延荷重を保持したまま平行剛性蛇行制御処理を実行して鋼板Sの先端部をガイドロール5を介してテンションリール6まで低速(30mpm)で搬送した。そして、テンションリール6で鋼板Sの先端部をグリップした後、テンションリール6で鋼板Sを巻き取りながら低速で通常圧延制御処理を行い徐々に鋼板Sの搬送速度を増速させた。なお、上述した平行剛性蛇行制御処理におけるレベリング制御側として、以下に示す数式(5)を用いた。また、数値シミュレーションでは、数式(5)中のパラメータαの値を1とし、圧延機4の入側ウェッジ量を50μm、圧延機4の入側張力を3tf、圧延差荷重外乱を+2%とした。その他の計算条件は上記表1に示した通りである。
実施例1として、本発明の第1の実施形態である入側ウェッジ補償制御処理を用いた先端通板方法における鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションにより評価した。具体的には、まず、コイル状の鋼板Sをペイオフリール2に挿入した後(100mm程度オフセンターする可能性あり)、鋼板Sの先端部を低速でピンチロール3に案内し、ピンチロール3で鋼板Sを圧下した。次に、鋼板Sの先端部を低速(30mpm)で圧延機4の直下まで搬送した後、圧延機4で180tfの圧延荷重で鋼板Sを圧下した。次に、鋼板Sが静止している状態又は最低速で移動している状態で入側ウェッジ補償制御処理により圧延機4のレベリング量を設定した後、180tfの圧延荷重で且つ圧延機4のレベリング量を固定した状態で鋼板Sの先端部をガイドロール5を介してテンションリール6まで低速(30mpm)で搬送した。そして、テンションリール6で鋼板Sの先端部をグリップした後、テンションリール6で鋼板Sを巻き取りながら低速で通常圧延制御処理を行い徐々に鋼板Sの搬送速度を増速させた。数値シミュレーションでは、入側ウェッジ補償制御処理の時間(鋼板Sの圧延開始後の圧延機4のレベリング量Sdf_T0を設定するまでの時間)を2秒、圧延機4の入側ウェッジ量を50μm、圧延機4の入側張力を3tf、圧延差荷重外乱を+2%とした。その他の計算条件は上記表1に示した通りである。
実施例2として、本発明の第2の実施形態である入側ウェッジ補償制御処理を用いた先端通板方法における鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションにより評価した。具体的には、まず、コイル状の鋼板Sをペイオフリール2に挿入した後(100mm程度オフセンターする可能性あり)、鋼板Sの先端部を低速でピンチロール3に案内し、ピンチロール3で鋼板Sを圧下した。次に、鋼板Sの先端部を低速(30mpm)で圧延機4の直下まで搬送した後、圧延機4で180tfの圧延荷重で鋼板Sを圧下した。次に、鋼板Sが静止している状態又は最低速で移動している状態で入側ウェッジ補償制御処理により圧延機4のレベリング量を設定した後、180tfの圧延荷重で数式(4)を用いた平行剛性蛇行制御処理を行って鋼板Sの先端部をガイドロール5を介してテンションリール6まで低速(30mpm)で搬送した。そして、テンションリール6で鋼板Sの先端部をグリップした後、テンションリール6で鋼板Sを巻き取りながら低速で通常圧延制御処理を行い徐々に鋼板Sの搬送速度を増速させた。数値シミュレーションでは、入側ウェッジ補償制御処理の時間を2秒、数式(4)中のパラメータαの値を1、圧延機4の入側ウェッジ量を50μm、圧延機4の入側張力を3tf、圧延差荷重外乱を+2%とした。その他の計算条件は上記表1に示した通りである。
2 ペイオフリール
3 ピンチロール
4 圧延機
5 ガイドロール
6 テンションリール
11,12 蛇行計
13 制御装置
S 鋼板
Claims (4)
- ペイオフリール、圧延機、及びテンションリールを備えたスキンパス圧延ラインにおいて圧延材の先端部を通板する際における圧延材の先端部が圧延機の出側からテンションリールに到達するまでの間の圧延材の先端部の蛇行量を制御する圧延材の蛇行制御方法であって、
前記圧延機が前記圧延材の先端部を圧下した後、前記圧延機の入側及び出側における前記圧延材の蛇行量を測定する測定ステップと、
前記測定ステップにおいて測定された前記圧延材の蛇行量と前記圧延機の圧延差荷重とに基づいて前記圧延材の圧延開始時の前記圧延機のレベリング制御を行った後、前記圧延材の圧延開始後の前記圧延機のレベリング量を設定する制御ステップと、
を含むことを特徴とする圧延材の蛇行制御方法。 - 前記制御ステップは、前記圧延材の圧延開始後の前記圧延機のレベリング量を設定した後、圧延材の蛇行制御状態に応じて調整された平行剛性調整パラメータを含む制御則を用いて前記圧延機のレベリング量を算出し、算出されたレベリング量に基づいて前記圧延機のレベリング量を制御するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の圧延材の蛇行制御方法。
- ペイオフリール、圧延機、及びテンションリールを備えたスキンパス圧延ラインにおいて圧延材の先端部を通板する際における圧延材の先端部が圧延機の出側からテンションリールに到達するまでの間の圧延材の先端部の蛇行量を制御する圧延材の蛇行制御装置であって、
前記圧延機が前記圧延材の先端部を圧下した後、前記圧延機の入側及び出側における前記圧延材の蛇行量を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された前記圧延材の蛇行量と前記圧延機の圧延差荷重とに基づいて前記圧延材の圧延開始時の前記圧延機のレベリング制御を行った後、前記圧延材の圧延開始後の前記圧延機のレベリング量を設定する制御手段と、
を備えることを特徴とする圧延材の蛇行制御装置。 - 請求項1又は2に記載の圧延材の蛇行制御方法を用いて圧延材の先端部の蛇行を制御しながら圧延材を圧延するステップを含むことを特徴とする圧延材の製造方法。
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