JP6809233B2 - 減圧沸騰用蒸気回収ユニット - Google Patents

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Description


本願発明は、蒸気回収ユニットの構造に関し、さらに詳しくは、大気圧以下での減圧沸騰に適した減圧沸騰用蒸気回収ユニットの構造に関するものである。
大気圧状態で水道水等の湯を沸かし、有効なカルキ抜きを行なうためには、100℃以上で所定の時間以上沸騰させることが必要である。他方、そのようにしてカルキ抜きを行なった湯を利用して日本茶を入れようとする場合、日本茶の抽出に適した低い湯温60℃に冷まさなければならない。それには相当の時間がかかる。
この対策として考えられるのは、減圧沸騰である。たとえば減圧ポンプなどの減圧手段を使用して湯沸し容器内を大気圧以下に減圧する(例えば−75KPa程度まで)。すると、100℃よりも低い温度(例えば70℃で沸騰が始まり、それを所定時間以上続けると、有効にカルキを抜くことができる。
しかし、このような構成の場合、減圧手段である減圧ポンプの中に湯沸し容器中の蒸気が吸入され、減圧ポンプにキャビテーション現象が生じてしまうので、有効な減圧ができない問題が発生する。
一方、最近では、たとえば電気ポットや電気炊飯器などにおいて、内容器や内釜内で発生した蒸気を蒸気冷却ユニットを通して外部に連通させることによって、蒸気の回収を図る構成のものが種々提案されている(たとえば特許文献1、特許文献2の構成を参照)。
そこで、本件のような減圧沸騰の場合にも、上記湯沸し容器と減圧ポンプとの間に同様の構成の蒸気回収ユニットを設けて湯沸し容器内の蒸気を回収することが考えられる。そして、それにより有効に蒸気が回収されれば、上記のような問題は解消される。
特開2015−57226号公報 特許第5213906(特開2011−235029)号公報
上記電気ポットや電気炊飯器の場合、発生した蒸気をその上昇対流及び沸騰圧を利用して蒸気冷却通路(迂回通路、冷却水との接触通路)に流しさえすればよい。
しかし、減圧沸騰を行う上記減圧経路の場合、吸引圧が相当に高く、しかも沸騰が終われば、スムーズに大気圧状態に戻す必要もある。したがって、電気ポットや電気炊飯器のように、単に発生した蒸気をその上昇対流及び沸騰圧を利用して蒸気冷却通路に流しさえすれば良いというわけにはゆかない。
本願発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、減圧沸騰時に発生する蒸気を効率よく回収して減圧ポンプ等の減圧手段に吸入させないようにした各種の減圧沸騰手段に適した蒸気回収ユニットを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の発明の課題解決手段
湯沸し容器と該湯沸し容器内の圧力を減圧する減圧手段との間に設けられ、減圧手段駆動時において湯沸し容器から減圧手段に供給される蒸気を回収する蒸気回収ユニットであって、蒸気回収ユニットは、蒸気回収ユニット本体内を湯沸し容器内に連通する下部側第1の蒸気回収空間と減圧手段に連通する上部側第2の蒸気回収空間との2組の蒸気回収空間に画成する画成壁を設けるとともに、同画成壁部分に相互に位置を異にして孔部の高さを異にする高部側第1の連通孔と部側第2の連通孔を設け、高部側第1の連通孔には減圧時に開作動して大気圧時に閉作動する第1の開閉弁を、低部側第2の連通孔には減圧時に閉作動して大気圧時に開作動する第2の開閉弁を設け、減圧手段が駆動される減圧沸騰時には、湯沸し容器内の蒸気を第1の蒸気回収空間を通して蒸気を回収した後、第1の連通孔を介して第2の蒸気回収空間に供給して、さらに蒸気を回収するとともに、減圧沸騰が終了して減圧手段の駆動が停止された減圧沸騰終了時には、第2の蒸気回収空間で回収された蒸気の復水を第2の連通孔を介して第1の蒸気回収空間に戻し、第1の蒸気回収空間で回収された蒸気の復水と共に湯沸し容器内に戻すようにしたことを特徴としている。
このような構成によると、減圧手段が作動した減圧時には、作用する吸引負圧により第1の開閉弁が開いて第1の連通孔が開孔し、第2の蒸気回収空間を第1の蒸気回収空間に連通させる。その結果、減圧手段からの負圧が第1の蒸気回収空間に作用し、湯沸し容器からの蒸気が第1の蒸気回収空間に導入されて、蒸気が回収される。
第1の蒸気回収空間で蒸気が回収された湯沸し容器内からの蒸気は、さらに第1の連通孔を介して第2の蒸気回収空間に導入され、ここでより確実に蒸気が回収される。他方、この状態では、減圧手段による吸引負圧により第2の開閉弁は閉じているので、同高さが低い第2の開閉弁部分に結露した蒸気の腹水が溜まる。
次に、減圧手段が停止して、上部側第2の蒸気回収空間が大気圧に戻されると、その正圧により上記第2の開閉弁が閉じる一方、復水の重量により第1の開閉弁が開かれて、上記高さが低い第2の開閉弁部分に溜った復水が第2の連通孔、第2の蒸気回収空間を介して、湯沸し容器内に戻される。
このようにして、蒸気回収ユニット内の下部側第1、上部側第2の2組の蒸気回収空間を介して、それぞれ2段階で効率良く蒸気が回収される。したがって、従来のように、湯沸し容器内で発生した蒸気が減圧ポンプ等の減圧手段内に供給されて、減圧手段の性能が低下するようなことがなくなる。
また、第2の蒸気回収空間で結露した復水は、第2の開閉弁を備えた第2の連通孔部分の高さが低くなっていることから、同部分に確実に集められ、大気圧時において、第2の連通孔からスムーズに第1の蒸気回収空間に戻され、更には湯沸し容器内に戻される。
したがって、密閉空間である蒸気回収ユニットのケーシング内に復水が溜ることはなく、衛生的であり、メンテナンス性にも優れている。
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、請求項1の発明の課題解決手段の構成において、蒸気回収ユニット本体内を湯沸し容器内に連通する下部側第1の蒸気回収空間と減圧手段に連通する上部側第2の蒸気回収空間との2組の蒸気回収空間に画成する画成壁には、上方に所定の高さ突出した凸部と下方に所定の深さ窪んだ凹部が相互に位を異にして設けられており、上方に所定の高さ突出した凸部に第1の連通孔が、下方に所定の深さ窪んだ凹部に第2の連通孔が設けられていることを特徴としている。
このように、蒸気回収ユニット本体内を湯沸し容器内に連通する下部側第1の蒸気回収空間と減圧手段に連通する上部側第2の蒸気回収空間との2組の蒸気回収空間に画成する画成壁に、上方に所定の高さ突出した凸部と下方に所定の深さ窪んだ凹部を相互に位を異にして設け、上方に所定の高さ突出した凸部に第1の連通孔を、下方に所定の深さ窪んだ凹部に第2の連通孔を設けるようにすると、孔部の高さを異にする高部側第1の連通孔と部側第2の連通孔とを容易に、かつ確実に形成することができる。
そして、上部側第2の蒸気回収空間で生じた復水を同下方に所定の深さ窪んだ凹部内に適切に溜めることができ、減圧沸騰終了後には、その底部の第2の連通孔から確実に排出させることができる。また、上方に所定の高さ突出した凸部に第1の連通孔が設けられていることから、減圧沸騰時に生じる多量の復水で第2の蒸気回収空間への蒸気導入用の第1の連通孔が塞がれるようなこともない。
(3)請求項3の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、請求項1または2の発明の課題解決手段の構成において、第1の蒸気回収空間および第2の蒸気回収空間には、それぞれ流入した蒸気を迂回させて結露させる迂回通路が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、各蒸気回収空間に流入した蒸気が迂回することにより効率良く結露するようになり、蒸気の回収効率が向上する。
以上の結果、本願発明によれば、減圧沸騰時に発生した蒸気を効率良く回収することができ、沸騰により発生した蒸気が減圧ポンプ等の減圧手段に吸入されなくなるので、減圧ポンプ等の減圧手段が減圧運転時間の最後まで適切に減圧駆動されるようになり、有効なカルキ抜きを行なうことができる。
本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットを湯沸し容器に取り付けた状態における全体的な外観構成を示す正面図である。 図1の状態におけるA−A線切断部での断面図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの外観構成を示す正面図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの各構成部分を上下方向に分解して示す斜視図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの蒸気回収ユニット本体部分における蒸気回収作用を示す図3のB−B線切断部の断面図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの上方に所定の高さ突出した凸部部分における第1の連通孔および第1の開閉弁の構成、取り付け状態等を示す分解斜視図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの下方に所定の深さ窪んだ凹部部分における第2の連通孔および第2の開閉弁の構成、取り付け状態等を示す分解斜視図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの減圧沸騰状態における図3のC−C線切断部の断面図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの減圧沸騰終了後、大気圧に復帰した状態における図3のC−C線切断部対応断面図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの図3のC−C線切断部の断面図である。 本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの本体カバー側第2の蒸気回収空間における蒸気回収作用を示す図3のD−D線切断部対応断面図である。 本願発明の実施の形態の変形例に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの第1の開閉弁の取り付け構成を示す分解斜視図である。 本願発明の実施の形態の変形例に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの第2の開閉弁の取り付け構成を示す分解斜視図である。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の実施の形態に係る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの構成について、詳細に説明する。
図1〜図11は、たとえば、一例として日本茶を入れるためのお湯を沸かす茶メーカー等に適用し得る減圧沸騰用蒸気回収ユニットの全体および各部の構成、並びに作用を示している。
まず図1及び図2は、同蒸気回収ユニット10を連結パイプ20を介して湯沸し容器30に連結した状態における外部及び内部の構成を示している。
湯沸し容器30は、上端側が開口した有底筒状の容器本体31の底面側に湯沸し用の加熱ヒータ32を備えているとともに、上端側開口部にシール用のパッキン33を介して蓋体34が冠合され、内部が減圧可能となっている。容器本体31及び蓋体34は、所定の■ベルの減圧に耐え得るように十分な厚さのもので構成されている。
蓋体34には、圧抜き及び蒸気排出用の開孔35が設けられており、該開孔35の上端は連結パイプ20の一端20aを嵌合する上方に向けて凸の円筒体36に形成されている。
符号37は、容器本体31内に収容された液体(この実施の形態では水道水)であり、上記加熱ヒータ32に通電されることによって加熱され、所定の減圧レベルの下で所定の時間内沸騰状態に維持される(湯沸し及びカルキ抜き)。そして、この沸騰維持状態において発生する多量の蒸気は、上記開孔35から上記連結パイプ20を介して上記蒸気回収ユニット10に供給される。
次に、蒸気回収ユニット10は、例えば図3〜図11に示されるように構成されている。
すなわち、図3〜図11において、符号1は蒸気回収ユニット本体(ベース筐体)、符号2は円板上の中子(画成壁)、符号3はハット状の本体カバーであり、皿状の蒸気回収ユニット本体1に対して円盤状の中子2を介してハット型の本体カバー3が外嵌され、全体として2層ケーシング構造の蒸気回収ユニット10を構成している。蒸気回収ユニット本体1、中子(画成壁)2、本体カバー3は、それぞれ合成樹脂により独立に成型して構成されている。
蒸気回収ユニット本体1は、全体として深さの浅い有底円筒体により構成されており、その底部1a外周寄りには圧抜き及び蒸気導入用の開孔4が形成され、また側壁部1bの外周面には本体カバーシール用のリング状のパッキン5が嵌合固定されている。圧抜き及び蒸気導入用の開孔4は、上記底部1a側上端部が漏斗形状に形成されていると共に、その外周部が下部側に向けて凸の円筒体6に形成され、同円筒体6部分に上述した連結パイプ20の他端20bを嵌合して連結するようになっている(図2参照)。
蒸気回収ユニット本体1の底部1a上には、それぞれ曲率および長さの異なる円弧形状の第1、第2の隔壁7a、7bが直径方向に所定の間隔を置き、かつ側壁部1bとの間に所定の隙間S、S・・を置いた状態で並設されており、該第1、第2の隔壁7a、7bにより、例えば図4および図11に示すような蒸気回収用(蒸気冷却による結露作用促進用)の第1〜第3の蒸気迂回通路8a,8b,8cが形成されている。
なお、図4および図11中における符号1dは、上記底部1a外周に形成された外周側から内周側に下り勾配となった所定の幅の傾斜面であり、上記第1、第2の隔壁7a,7b両端と側壁部1bとの間の隙間S,S・・は、この傾斜面1dを利用して形成されている。これらの隙間S,S・・が、また上記第1〜第3の蒸気迂回通路8a〜8c相互の連通路となっている。
したがって、まず湯沸し容器30の加熱ヒータ32が駆動されて湯沸しが開始されると、それに対応して減圧ポンプが駆動され、その吸引圧が後述する本体カバー3側の減圧孔24、第2の蒸気回収空間22、第1の連通孔9a、第1の蒸気回収空間21、圧抜きおよび蒸気導入用の開孔4、連結パイプ20を介して、容器本体31内に作用し、容器本体31内の圧力が徐々に大気圧以下に低下する。
そして、同所定の目標減圧状態に置いて、容器本体31内の水が沸騰状態になったとすると、減圧ポンプの吸引力により、同容器本体31内で発生する多量の蒸気が上記圧抜き及び蒸気導入用の開孔4を介して、まず上記第1の蒸気回収空間21内の第1の蒸気迂回通路8a部分に導入される。そして、この第1の蒸気迂回通路8aに導入された蒸気は、先ず第1の円弧形状の隔壁7aにぶつかって左右に拡散される(図5の矢印A1、A1を参照)。
次に、この第1の隔壁7aで左右に拡散された蒸気A1、A1は、さらに迂回蒸気A2、A2となって第2の蒸気迂回通路8b内に左右両側から侵入し、中央でぶつかるとともに、第2の隔壁7bで前方への移動がさえぎられて、混合させられ、徐々に冷却される。しかし、蒸気は次々と容器本体31側から流入してくるので、迂回蒸気A2、A2はさらに左右に押し出されて、同第2の隔壁7bの両端側から第3の蒸気迂回通路8c内に流入して所定量滞留される(A3、A3参照)。
この第3の蒸気迂回通路8cの上方には、次に述べる第2の蒸気回収空間22側への第1の連通孔9aおよび同第1の連通孔9aを開閉する第1の開閉弁16が設けられており、上記減圧ポンプからの吸引負圧により開孔されている同第1の連通孔9aを介して、当該第3の蒸気迂回通路8c内の蒸気が続いて第2の蒸気回収空間22内に導入されて、さらに効果的に蒸気が回収される(後述)。
そして、この第1〜第3の蒸気迂回通路8a〜8cを左右に迂回しながら蛇行して流れる間において、まず第一次的に可能な限り蒸気の冷却による結露化、復水化が図られ、第一次的に蒸気が回収される。これにより生じた復水は、その底部1aが例えば図8、図9のように上記圧抜き及び蒸気導入用の開孔4に向けて下り勾配の傾斜面を有していることにより、上記圧抜き及び蒸気導入用の開孔4、連結パイプ20を介して、容器本体31内に戻される。
すなわち、これにより上記圧抜き及び蒸気導入用の開孔4から流入した蒸気が上記中子2に形成されている後述の第1の連通孔9aにストレートに流入することなく、当該第1〜第3の蒸気迂回通路8a,8b,8cを迂回することによって、先ず第一次的に蒸気が回収され、その量が可及的に低減される
また、その場合において、上記蒸気回収ユニット本体1底部1aの上面は、上記のように上端が漏斗形状となった圧抜き及び蒸気導入用の開孔4に向けた下り勾配となっており、上記第1〜第3の蒸気迂回通路8a,8b,8c各部分で結露した蒸気の復水が上記連結パイプ20を介して湯沸し容器30の容器本体31内に確実に回収されるようになっている。
一方、側壁部1bの外周には、シールパッキン嵌合用の凹溝部1cが設けられ、同凹溝部1cに対してシール用のパッキン15が緊密に嵌合固定されている。このパッキン15は、その外周側にシール用の舌部(上下2段)が設けられており、後述する本体カバー3の大径の筒状部19の側壁19a部分を気密に嵌合し、確実にシールする。
次に、中子2は、上記蒸気回収ユニット本体1の第1、第2の隔壁7a,7b上に支持される所定の外径、所定の板厚の円盤体2aよりなり、その直径方向両端側に所定の間隔を置いて上下方向に貫通した所定の孔径の第1、第2の連通孔9a,9bが設けられている。これら第1、第2の連通孔9a,9bは、上記円盤体2aの直径方向一端側に上方に向けて部分的に突出する第1の方形凸部11a、他端側に下方に向けて部分的に突出する第2の方形凸部12aを形成し、それぞれその凸部面側及び凹部面側に貫通する状態で設けられている。
すなわち、上記第1の方形凸部11aは、上記円盤体2aの一部の下面側を窪ませ、上面側を突出させることにより、また上記第2の方形凸部12aは、上記円盤体2aの一部の上面側を窪ませ、下面側を突出させることにより形成されている。これにより、上記第1の方形凸部11aの裏側には第1の方形凹部11bが、また上記第2の方形凸部12aの表側(上面側)には第2の方形凹部12bが形成されている。
つまり、上記第1の方形凸部11aおよび第1の方形凹部11b、上記第2の方形凸部12aおよび第2の方形凹部12bは、それぞれその上下凸凹関係が相互に逆の構造になっているだけで、形状や構造は全く同一のものに構成されている(断面で見ると台形状及び逆台形状)。
そして、それら第1の方形凸部11a、第2の方形凸部12aの凸部面及び第1の方形凹部11b、第2の方形凹部12bの凹部面間に、それぞれ第1の連通孔9a、第2の連通孔9bが貫通しているとともに、同第1の連通孔9a、第2の連通孔9bに隣接して、第1の連通孔9aを開閉するための第1の開閉弁16の取り付け孔13、第2の連通孔9bを開閉するための第2の開閉弁17の取り付け孔14が同様に貫通して形成されており、これら第1の開閉弁16の取り付け孔13、第2の開閉弁17の取り付け孔14を利用して、それぞれその凸部面側に第1の連通孔9aを開閉するための第1の開閉弁16、第2の連通孔9bを開閉するための第2の開閉弁17が取り付けられている。
まず第1の開閉弁16は、例えば図6に拡大して示されているように、上記第1の取り付け孔13に挿入(圧入)して固定される取り付け軸16aと、この取り付け軸16aの上端に一体に設けられた直方体構造の弁体支持部16bと、該弁体支持部16bの下部一端側から所定の長さ水平方向に所定の長さ延設された舌部構造の扁平な弁体16cとからなっており、これらは所定の弾性及び粘性を有するゴム材により一体成型されている。そして、その取り付け軸16aを上記弁体16cが上記方形の凸部面に接し、上記第1の連通孔9aを密閉状態で覆う状態まで取り付け孔13に挿入し(上方から下方に)、最終的に圧入状態として固定する(基部側の直径が大きくなっている)。そして、この固定状態において、減圧ポンプが駆動されていない大気圧状態の場合には、上記弁体16cにより第1の連通孔9aが閉弁状態に維持される(例えば図9の状態を参照)。
他方、第2の開閉弁17は、図7に拡大して示されているように、上記取り付け孔14に挿入(圧入)して固定される取り付け軸17aと、この取り付け軸17aの上端に一体に設けられた直方体構造の弁体支持部17bと、該弁体支持部17bの上部一端側から所定の長さ水平方向に所定の長さ延設された舌部構造の扁平な弁体17cとからなっており、これらは第1の開閉弁16と同様に所定の弾性及び粘性を有するゴム材により一体成型されている。そして、その取り付け軸17aを上記弁体17cが上記方形の凸部面に接し、上記第2の連通孔9bを密閉状態で覆う状態まで取り付け孔14に挿入し(下方から上方に)、最終的に圧入状態として固定する。そして、この固定状態において、上記第2の連通孔9bが閉弁状態に維持される(図8の状態を参照)。
なお、この実施の形態の場合、上記第1、第2の開閉弁16,17の取り付け軸16a,17aの断面形状は円形で、対応する第1、第2の方形凸部11a,12a側の第1、第2の取り付け孔13,14の断面形状も円形となっている。したがって、上記のように取り付け軸16a、17aの基端側を圧入して取り付けたとしても何らかの事情で軸回り方向に回動し、弁体16c,17cが第1、第2の連通孔9a,9b位置からずれる可能性がある。
そのため、この実施の形態では、図示のように、弁体支持部16b,17b部分を挟んで固定する一対の位置決め固定部材26,26を設けて位置決め固定するようにしている。また、同位置決め固定部材26,26は取り付け時の位置決め及び挿入ガイド作用も果たす。
このように構成された中子2は、例えば図8、図9のように、上記第1の方形凸部11a設置面側が上記第2の方形凹部12bの設置面(開口面)よりも所定寸法高くなるように、円盤部全体を所定角傾斜して支持させている。このため、中子2の上面(第2の蒸気回収空間22の底面)で結露した復水(結露水)は、上記第2の方形凸部12aの上面側第2の方形凹部12b内に確実に集められるようになる。
次に、本体カバー3は、上記蒸気回収ユニット本体1の蓋体としての機能を有しており、上記蒸気回収ユニット本体1および上記中子2の上部を覆う形で、上記蒸気回収ユニット本体1の側壁部1bに上記シール用のパッキン15を介して嵌合一体化され、同嵌合状態において上記中子2との間に第2の蒸気回収空間22を形成している。
すなわち、本体カバー3は、上記蒸気回収ユニット本体1の側壁部1bに嵌合される大径の筒状部18と、該大径の筒状部18に連続する形で上部側に設けられた天井壁19cを有する所定寸法小径のハット部19とからなり、大径の筒状部18の側壁18a部分が上記蒸気回収ユニット本体1の側壁部1b外周に嵌合されて相互に一体化される。小径のハット部19の側壁部19aの開口径は、上記蒸気回収ユニット本体1の開口径にほぼ対応したものとなっている。
小径のハット部19の所定高さ寸法の側壁部19aには、内側の第2の蒸気回収空間22を外部の減圧ポンプに連通させる減圧孔24が外周側に寄せて、かつ水平方向に向けて開孔されている。この減圧孔24もその下流側には所定の長さ外方に突出した筒体部25が設けられ、同筒体部25に対して減圧ポンプの減圧ライン(減圧ホース)が接続されるようになっている。
そして、このハット部19内側の第2の蒸気回収空間22には、例えば図10〜図11に示すように第1〜第6の隔壁23a〜23fが設けられており、該第1〜第6の隔壁23a〜23fによって、上記第1の開閉弁16の弁体16cが上方に開かれた減圧状態(図8の状態)において、上記第1の連通孔9aから流入した蒸気を、上記第2の蒸気回収空間22内において内外両方向に複数回蛇行させながら、ゆっくりと時間をかけて周方向に流し、その間において効果的な冷却を図り、効率良く結露させるための蒸気迂回通路が形成されている。
すなわち、先ず第1の隔壁23aは、ハット部19の側壁部19aと中心部の円柱体19bの側部とを半径方向に略ストレートに連結し、上記第1の連通孔9aおよび第1の開閉弁16部分の一側を仕切っており、その存在により上記第1の連通孔9aから流入した蒸気が当該第1の隔壁23aと反対側の外周方向に向けて流される(図11の矢印V1参照)。
次に、第2の隔壁23bは、側壁部19a側に所定角傾斜して連結され、中心部の円柱体19bとの間に所定の間隔をあけて設けられた円弧状の隔壁であり、上記第1の隔壁23aにより外周向に流された蒸気を当該円弧状の凹部面で受け止め、その傾斜角により再び中心方向に方向転換させて流す(図11の矢印V2参照)。
次に、第3の隔壁23cは、中心部の円柱体19b部分から半径方向外方に所定の長さ伸び、側壁部19aとの間に所定の間隔をあけて設けられたストレートな隔壁であり、上記第2の隔壁23bにより中心方向に向けて流された蒸気を当該ストレートな隔壁面で受け止め、再び半径方向外方に方向転換させて流す(図11の矢印V3参照)。
そして、この第3の隔壁23cを超えた蒸気は全体として中心部の円柱体19bと側壁部19aとの間に流されるが、同部分は広く、かつ隔壁のない拡散空間に形成されており、それまで比較的狭い通路を集中して流されてきた蒸気が同部分で急に拡散されて、より効率良く冷却されるとともに、その後、外周側を流れる蒸気(図11の矢印V4参照)と中心側を流れる蒸気(図11の矢印V5参照)の2つの流れが形成される。
次に、第4の隔壁23dは所定の長さの円弧状の隔壁であり、それら2つの流れV4,V5に対応して側壁部19aとの間に所定の間隔をあけて、略平行に設けられており、まず側壁部19a内周面に沿って蒸気V4を流すことにより、さらに効率的に冷却させる。他方、内側の蒸気V5は、同第4の隔壁23dと中心部の円柱体19bとの間の幅の広い通路を拡散状態で周方向にゆっくりと流れることによって効率良く冷却される。
次に、第5の隔壁23eは、上記第1の隔壁23aの第1の連通孔9aとは反対側面の半径方向中間部位置から外周方向上流側に向けて円弧状に延び、上記第4の隔壁23d下流端との間に所定の間隔をあけて設けられている。そして、それにより中心部側を流れていた蒸気V5を再び外周側に寄せて流し、上記第4の隔壁23d外周側からの蒸気V5と合流させる。
次に、第6の隔壁23fは、上記蒸気V4とV5の合流位置において、側壁部19a側から当該蒸気上流側に所定角傾斜して円弧状に延び、上記第5の隔壁部23eの基端部との間に所定の間隔をあけて設けられている。そして、その上流面側凸面部と側部壁19aとの間の空間部で、上記蒸気V4とV5を効果的に合流させる。
そして、ここで合流された合流蒸気は、上記第6の側壁部23f先端の円弧状の案内面に案内され、上記第5の隔壁部23e下流側の円弧状の凹面部(裏面部)により案内されて、図11に矢印V6で示すように、減圧ポンプからの負圧の影響もあって、高流速で、上記第1の隔壁23aのストレート面に沿って側壁部19aの内周面にぶつけられる。そして、この段階で最終的な蒸気の回収が図られ、殆ど蒸気を含まなくなった空気のみが減圧孔24を経て減圧ポンプに吸入される。
これら第1〜第6の各隔壁部23a〜23fは、上記本体カバー3のハット部19の天壁部19cおよび側壁部19aと一体に成型されている。
そして、以上のように十分に迂回され、冷却されて、結露した復水(結露水)は、その下面側の、上述のように、上記第1の連通孔9a及び第1の開閉弁16を有する第1の方形凸部11a側が高く、第2の連通孔9b及び第2の開閉弁17を有する第2の方形凸部12a側が低く、かつ第2の方形凸部12aの上面側に上方に開口された第2の方形凹部12bを形成している当該中子2の円盤体2a上に滞留し、上記第2の方形凹部12b内に流れ込んで溜められる。
この場合、上記中子2の円盤体2aそのものも、すでに述べたように同様の関係に傾斜して支持されているので、上記蒸気の入り口である第1の連通孔9a及び空気(蒸気量少)の出口側である減圧孔24側の結露水もより確実に第2の方形凹部12b側に集められる。
そして、この実施の形態の場合、上記第2の方形凹部12bの容積は、上記湯沸し容器30の容器本体31内の満水量に対応し、十分なカルキ抜きを行なうために必要な沸騰維持時間内に結露する復水量にも対応したものとなっている。
このようにして第2の方形凹部12b内に溜められた復水は、次のようにして湯沸し容器30の容器本体31側に回収される。
すなわち、減圧沸騰状態が停止され、上記減圧ポンプが停止されると、上記第2の蒸気回収空間22内が大気圧状態になる一方、上記容器本体31側は未だ一定の負圧状態(大気圧以下)に維持されている。したがって、上記第1の開閉弁16の弁体16cが上記第1の連通孔9aを速やかに閉じるとともに、第2の開閉弁17の弁体17cが下方側に開放されて、第2の連通孔9bが開孔される(図9参照)。
その結果、同第2の連通孔9bを介して、上記中子2上の第2の凹部12b内および第2の蒸気回収空間22の底部に溜められていた腹水が、蒸気回収ユニット本体1側の第1の蒸気回収空間21内に流下し、同蒸気回収ユニット本体1底部1aの蒸気導入孔4側に下降傾斜している迂回通路8c底部を経て、漏斗形状の蒸気導入孔4から連結パイプ20、容器本体31内へとスムーズに流されて回収される。
この結果、本願発明の実施の形態によれば、減圧沸騰時に発生した蒸気を効率良く回収することができ、蒸気が減圧ポンプに吸入されなくなるので、減圧ポンプが減圧運転時間の最後まで適切に駆動され、有効なカルキ抜きを行なうことができる。
また、密閉空間である蒸気回収ユニット10のケーシング内に復水が溜ることはなく、全ての復水が完全に容器本体内に回収されるので、きわめて衛生的であり、メンテナンス性にも優れている。
また、同復水の回収構造を実現するに際しては、蒸気回収ユニット10のケーシング内を湯沸し容器30内に連通する下部側第1の蒸気回収空間21と減圧ポンプに連通する上部側第2の蒸気回収空間22との2組の蒸気回収空間に仕切る画成壁である中子2部分に、上方に所定の高さ突出した凸部である第1の方形凸部11aと下方に所定の深さ窪んだ凹部である第2の方形凹部12bを相互に位を異にして設け、上方に所定の高さ突出した凸部である第1の方形凸部11aに第1の連通孔9aを、下方に所定の深さ窪んだ凹部である第2の方形凹部12bに第2の連通孔9bを設けるようにしている。
このような構成によれば、孔部の高さを異にする高部側第1の連通孔9aと部側第2の連通孔9bとを容易に、かつ確実に形成することができる。
そして、上部側第2の蒸気回収空間22で生じた復水を上記下方に所定の深さ窪んだ凹部である第2の方形凹部12b内に適切に溜めることができ、減圧沸騰終了後には、その底部の第2の連通孔9bから確実に排出させることができる。また、上方に所定の高さ突出した凸部である第1の方形凸部11aに第1の連通孔9aが設けられていることから、減圧沸騰時に生じる多量の復水で第2の蒸気回収空間22への蒸気導入用の第1の連通孔9aが塞がれるようなこともない。
さらに、上記第1の蒸気回収空間21および第2の蒸気回収空間22には、それぞれ流入した蒸気を迂回させて効率よく結露させる迂回通路(隔壁7a,7cおよび23a〜23fにより形成)が設けられている。
その結果、各蒸気回収空間21,22に流入した蒸気が所定時間内迂回することによって効率良く結露するようになり、より蒸気の回収効率が向上する。
(変形例)
なお、以上の実施の形態では、一例として、本願発明の蒸気回収ユニットを茶メーカー等の減圧沸騰手段に適用する場合の課題解決手段として説明したが、本願発明の蒸気回収ユニットが適用される減圧沸騰手段は、決して茶メーカー等に限定されるものではなく、同様の減圧ポンプ等減圧手段を使用する真空加熱調理器その他の各種の減圧沸騰手段に適用することができるものである。
また、以上の実施の形態では、例えば図6、図7に示すように、第1、第2の方形凸部11a,12a部分に設けられる第1、第2の開閉弁16,17の取り付け軸16a,17aの断面構造が円形の軸体で、対応する第1、第2の方形凸部11a,12a側の第1、第2の取り付け孔13,14の断面形状も円形であるため、素材の弾性変形を利用して圧入して取り付けたとしても何かの事情で軸回り方向に回動し、弁体16c,17cが第1、第2の連通孔9a,9bに対応する位置からずれる可能性がある。
そのため、同実施の形態では、直方体構造の弁体支持部16b,17b部分の左右両側を挟んで固定する一対の位置決め固定部材26,26を設けて位置決め固定するようにしたが、これは例えば図12、図13に示すように、第1、第2の開閉弁16,17の取り付け軸16a,17aの軸体の断面形状を方形とし、対応する第1、第2の方形凸部11a,12a側の第1、第2の取り付け孔13,14の断面形状も方形として、圧入して取り付けるだけで軸回り方向に回転しないような構成とすることもできる。
このような構成にすると、上述のような一対の位置決め固定部材26,26が不要となり、その分コストが低減される。
1は、蒸気回収ユニット本体
1aは、底部
1bは、底部外周の傾斜面
2は、2は中子
2aは、円盤体
3は、本体カバー
4は、蒸気導入孔
7a,7bは、第1、第2の隔壁
8a〜8cは、第1〜第3の迂回通路
9aは、第1の連通孔
9bは、第2の連通孔
10は、蒸気回収ユニット
11aは、第1の方形凸部
11bは、第1の方形凹部
12aは、第1の方形凸部
12bは、第1の方形凹部
16は、第1の開閉弁
17は、第2の開閉弁
20は、連結パイプ
21は、第1の蒸気回収空間
22は、第2の蒸気回収空間
23a〜23fは、第1〜第6の隔壁
24は、減圧孔
30は、湯沸し容器
31は、容器本体

Claims (3)

  1. 湯沸し容器と該湯沸し容器内の圧力を減圧する減圧手段との間に設けられ、減圧手段駆動時において湯沸し容器から減圧手段に供給される蒸気を回収する蒸気回収ユニットであって、蒸気回収ユニットは、蒸気回収ユニット本体内を湯沸し容器内に連通する下部側第1の蒸気回収空間と減圧手段に連通する上部側第2の蒸気回収空間との2組の蒸気回収空間に画成する画成壁を設けるとともに、同画成壁部分に相互に位置を異にして孔部の高さを異にする高部側第1の連通孔と部側第2の連通孔を設け、高部側第1の連通孔には減圧時に開作動して大気圧時に閉作動する第1の開閉弁を、低部側第2の連通孔には減圧時に閉作動して大気圧時に開作動する第2の開閉弁を設け、減圧手段が駆動される減圧沸騰時には、湯沸し容器内の蒸気を第1の蒸気回収空間を通して蒸気を回収した後、第1の連通孔を介して第2の蒸気回収空間に供給して、さらに蒸気を回収するとともに、減圧沸騰が終了して減圧手段の駆動が停止された減圧沸騰終了時には、第2の蒸気回収空間で回収された蒸気の復水を第2の連通孔を介して第1の蒸気回収空間に戻し、第1の蒸気回収空間で回収された蒸気の復水と共に湯沸し容器内に戻すようにしたことを特徴とする減圧沸騰用蒸気回収ユニット。
  2. 蒸気回収ユニット本体内を湯沸し容器内に連通する下部側第1の蒸気回収空間と減圧手段に連通する上部側第2の蒸気回収空間との2組の蒸気回収空間に画成する画成壁には、上方に所定の高さ突出した凸部と下方に所定の深さ窪んだ凹部が相互に位を異にして設けられており、上方に所定の高さ突出した凸部に第1の連通孔が、下方に所定の深さ窪んだ凹部に第2の連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の減圧沸騰用蒸気回収ユニット。
  3. 第1の蒸気回収空間および第2の蒸気回収空間には、それぞれ流入した蒸気を迂回させることによって結露させる迂回通路が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の減圧沸騰用蒸気回収ユニット。
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