JP6808042B2 - 溶融金属を収容することを目的とした容器の耐火ライニングの摩耗を測定するための方法および装置 - Google Patents

溶融金属を収容することを目的とした容器の耐火ライニングの摩耗を測定するための方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、溶鋼を収容することを目的とした容器、特に取鍋、電気アーク炉(以後EAF)または転炉の耐火ライニングの摩耗を測定する方法に関する。
本発明はまた、容器を含む対応する設備に関する。
取鍋取鍋およびEAFのような容器は、容器が溶鋼を含むときに高温に対する保護として作用する耐火ライニングを含む。しかしながら、耐火ライニングは、溶鋼から生じる摩耗または堆積物を受けやすい。
耐火ライニングを制御することは、容器の連続的かつ安全な操作を達成するために重要な役割を果たす。空のときに容器の目視検査を行うことは、耐火ライニングの状態およびそれがどのように変化するかを制御するための最も一般的な方法であった。
しかしながら、この方法は、塵埃および温度の点で容器の環境に起因して、また定量的ではないため、いくらか困難であることが証明されている。
制御を定量的にするために、レーザビームエミッタ、レーザビームを偏向させるためのミラー、および耐火ライニングの表面によって反射されたレーザビームを受光するためのレーザビームレシーバを有するレーザスキャナを使用することを、米国特許第6922251号明細書は開示している。レーザスキャナによるレーザビームの放射と受光との間の経過時間は、放射されたレーザビームの方向に耐火ライニングとレーザスキャナとの間の距離を提供する。これにより、レーザスキャナに対する耐火ライニングの表面の一点の位置が得られる。
走査面を表す複数の点を得るために、第1の回転軸を中心としてミラーを回転させ、第2の回転軸を中心としてレーザスキャナ自体を回転させることによって、耐火ライニングを互いに垂直な2方向に走査することができる。これを表面の「3D画像」と呼ぶ。表面の連続した画像を比較することによって、レーザスキャナが非常に正確であるので、耐火ライニングのどの部分が摩耗したか、または堆積物によって成長したかを決定することが可能である。
しかしながら、容器の形状、容器の内部の幾何学的制約、およびレーザスキャナがまだ熱い容器に近づきすぎることができないという事実のために、レーザスキャナは通常、対象の表面の全体像を得ることができない。例えば、取鍋の使用中、スラグの縁は、取鍋の開口部に沿って形成される傾向がある。このスラグの縁が、その真下に位置する取鍋の内面の領域を上から取鍋の内部を走査するスキャナに対して隠す影領域を形成する。
この問題を克服するために、レーザスキャナは、いくつかの3D画像を提供するところから、異なる位置に連続的に移動される。その後、これらの3D画像は全体的な「画像」にマージされる。連続する3D画像をマージするには、レーザスキャナの連続する位置に関する非常に正確な知識が必要である。これは、特に摩耗管理のような経時的な微分解析ついて、プロセス全体を複雑にし、全体像はそれほど正確ではなくなる。
米国特許第6922251号明細書
本発明の目的は、より正確な方法で耐火ライニングの摩耗を測定するための方法を提供することである。
この目的のために、本発明は、溶融金属を収容することを目的とした容器の耐火ライニングの摩耗を測定するための方法を提案し、この方法は:
第1の表面を表す第1の初期データセットを得るために、第1のレーザスキャナを使用して耐火ライニングの第1の表面を走査するステップと、
第2の表面を表す第2の初期データセットを得るために、第1のレーザスキャナとは異なる第2のレーザスキャナを使用して耐火ライニングの第2の表面を走査するステップであって、第2の表面は、第1のレーザスキャナのためのグレーゾーンを含み、容器は第1のレーザスキャナによる走査中に第1のレーザスキャナとグレーゾーンとの間に位置する障害物を画定する、ステップと、
第1の初期データセットおよび第2の初期データセットを使用して最終データセットを計算するステップであって、最終データセットは、第1の表面および第2の表面を含む耐火ライニングの表面を表す、ステップと、
を含む。
他の実施形態では、方法は、単独でまたは任意の技術的に実現可能な組み合わせで採用される、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含む。すなわち、
容器取鍋、電気アーク炉、または転炉である、
−第1の表面の走査と第2の表面の走査が同時である、
−方法が、第1のレーザスキャナの基部と第2のレーザスキャナの基部とを支持フレームに固定するステップを含み、基部は支持フレームの横断方向に沿って固定的に離間しており、第1の表面と第2の表面の走査中に、支持フレームを容器に対して同じ固定位置に維持する、
−第1の表面および第2の表面を走査するステップが、
レーザビームエミッタを使用してレーザビームを放射するステップと、
レーザビームレシーバを使用して、耐火ライニングからの反射レーザビームを受光するステップと、
レーザビームの放射と反射レーザビームの受光との間の経過時間を測定するステップと、
放射されたレーザビームを2つの互いに垂直な方向に偏向させるステップと、
を含む、
−放射されたレーザビームを偏向させるステップが、レーザビームエミッタに対して第1の回転軸の周りにミラーを回転させるステップと、基部に対して第2の回転軸の周りにレーザビームエミッタを回転させるステップと、を含む、
−最終データセットを計算するステップが、第1のレーザスキャナの基部に対する第2のレーザスキャナの基部の位置を表すパラメータを使用するステップを含む、
−最終データセットを計算するステップが、第1の初期データセット内の少なくとも3つの点と第2の初期データセット内の他の3つの点とを検出するステップを含み、3つの点および他の3つの点は表面内または表面の周りの3つのランドマークを表す。
本発明はまた、設備に関し、
設備は、
−溶融金属を収容することを目的とした容器であって、容器は、耐火ライニングを有する、容器と、
−溶融金属を収容することを目的とした容器の耐火ライニングの摩耗を測定するための装置であって、
装置は、
支持フレームと、
支持フレームによって支持され、支持フレームの横断方向に沿って間隔を置いて配置され、第1の表面を表す第1の初期データセットおよび第2の表面を表す第2の初期データセットを提供するために、耐火ライニングの第1の表面および第2の表面をそれぞれ走査するように構成された、第1のレーザスキャナおよび第2のレーザスキャナであって、第2の表面は、第1のレーザスキャナためのグレーゾーンを含み、容器は、第1のレーザスキャナとグレーゾーンとの間に位置する障害物を画定する、第1のレーザスキャナおよび第2のレーザスキャナと、
第1の初期データセットおよび第2の初期データセットを使用して最終データセットを生成するように構成されたコンピュータであって、最終データセットは耐火ライニングの表面を表す、コンピュータと、
を備える、装置と、
を備える、設備。
他の実施形態では、設備は、単独でまたは任意の技術的に可能な組み合わせで採用される、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含む。すなわち、
−第1のレーザスキャナおよび第2のレーザスキャナのそれぞれが、
支持フレーム上に固定された基部と、
レーザビームを放射するためのレーザビームエミッタと、
耐火ライニングからの反射レーザビームを受光するためのレーザビームレシーバと、
レーザビームの放射と反射レーザビームの受光との間の経過時間を測定するための時間測定システムと、
放射されたレーザビームを偏向するための偏向器であって、
偏向器はレーザビームエミッタに対して第1の回転軸を中心に回転可能なミラーと、
基部に対して第2の回転軸を中心にレーザビームエミッタを回転させるように構成されたユニットと、を含む偏向器と、
を備える、
−第1のレーザスキャナおよび第2のレーザスキャナの第2の回転軸が、横断方向に対して実質的に垂直であり、好ましくは互いに平行である、
−第1の初期データセット内の少なくとも3つの点および第2の初期データセット内の他の3つの点を検出し、これらの3つの点および他の3つの点は、耐火ライニングの前記表面の内部または周囲の3つのランドマークを表すように、または、第1のレーザスキャナの基部に対する第2のレーザスキャナの基部の位置を表すパラメータを使用して最終データセットを計算するように、コンピュータが適合されている、
−支持フレームが、少なくとも1つの開口部を画定する主要部と、開位置と閉位置との間で主要部に対して移動可能な閉鎖システムと、を有するボックスを含み、第1のレーザスキャナおよび第2のレーザスキャナは、閉鎖システムが開位置にあるときに開口部を通して耐火ライニングを走査するためにボックス内に配置され、閉鎖システムが閉位置にあるときにボックスは好ましくは防水性で塵埃から保護されている、
−設備が、以下のうちの1つまたは複数の熱保護システムをさらに含む。すなわち、
・ボックス内に配置されて、横断方向に沿って開口部より狭い少なくとも2つの走査窓を画定する内部保護スクリーン、
・閉鎖システムを形成して、閉鎖システムが閉位置にあるときに容器から来る熱放射の少なくとも80%を反射するように適合されている外部保護パネルを有する、ボックスの主要部に回転可能に取り付けられたカバー、
・ボックスと周囲の大気との間の熱交換を促進するために外側に向けられたフィンと、任意選択的に背面に固定されフィン上にまたはフィンから空気を吹き出すまたは取り出すように構成された少なくとも1つのファンと、を備える、ボックスの背面、および、
・圧縮空気源と、圧縮空気源に接続されて、圧縮空気源から第1のレーザスキャナおよび第2のレーザスキャナに向けて空気を吹き出すように構成された少なくとも2つのノズル、
−設備が、基部と、ボックスを保持して基部に固定されたアームと、をさらに備え、アームは好ましくは、アームが垂直になるように意図されている第1の位置とアームが水平になるように意図されている第2の位置との間で基部上に回転可能に取り付けられている。
本発明の他の特徴および利点は、例として添付の図面を参照しながら与えられる以下の説明を読めば明らかとされよう。
本発明の第1の実施形態による設備の概略側面図である。 図1に示す設備の別の概略側面図である。 図1および図2に示すボックスの前面に向かった概略図である。 図1〜図3に示すボックスの側面図である。 図3に示すレーザスキャナによって提供される画像の概略図である。 図1〜図4に示すボックスの別の側面図である。 図1および図2に示された設備の変形例の概略図である。 本発明の第2の実施形態による設備の概略図である。 図8に示す設備から得られた2つの耐火ライニングプロファイルを示すグラフである。
次に、本発明による方法を図1から図5を参照して説明する。
本目的は、図1および図2に示される容器2の耐火ライニング1の摩耗を測定することである。容器2は、例えば溶融金属を収容することを目的とした取鍋である。変形例として、容器2はEAF(図7に示す)または転炉(図示せず)である。
耐火ライニング1は、容器2を高温の溶融金属から保護するように適合されている。容器2を空にした後、例えば容器が充填されたときに溶融金属の自由表面があった場所に、堆積物3(図2)が残ることがある。
方法は、耐火ライニングの第1の表面を表す第1の初期データセット5A(図5)を得るために、第1のレーザスキャナ21Aを使用して耐火ライニング1の第1の表面4Aを走査するステップと、耐火ライニングの第2の表面を表す第2の初期データセット5B(図5)を得るために、第1のレーザスキャナとは異なる第2のレーザスキャナ21Bを使用して耐火ライニングの第2の表面4Bを走査するステップと、を含む。
堆積物3は、第1のレーザスキャナによる走査中に第1のレーザスキャナとグレーゾーン6Bとの間に位置する障害物を形成するので、第2の表面4Bは、第1のレーザスキャナ21Aのためのグレーゾーン6Bを含む。図示の例では、同様に、第2のレーザスキャナによる走査中に堆積物3も第2のレーザスキャナとグレーゾーン6Aとの間に位置する障害物を形成するので、第1の表面4Aは第2のレーザスキャナ21Bのためのグレーゾーン6Aを含む。
この方法はまた、第1の初期データセット5Aおよび第2の初期データセット5Bを使用して最終データセット7を計算するステップを含む。最終データセット7は、第1の表面4Aと第2の表面4Bとを含む耐火ライニング1の表面4を表す。表面4は、例えば、第1の表面4Aと第2の表面4Bとの和である。
初期データセット5Aは、グレーゾーン6Aが認識できない(存在しない)第1の表面4Aの3D(三次元)画像であり、第2の初期データセット5Bは、グレーゾーン6Bが認識できない第2の表面4Bの3D画像である。
少なくとも2つのレーザスキャナを使用し、それらの測定値をマージすることは、第2のレーザスキャナ21Bが耐火ライニング1上で第1のレーザスキャナ21Aとは異なる視角を有するので、全表面4の3D画像である最終データセット7を得ることを可能にする。
最終データセット7は、耐火ライニング1の摩耗を測定することを可能にする情報を提供する。最終データセット7は、例えば、表面4を表す以前の3D画像などの基準セットと比較される。比較により、表面4が摩耗したゾーン、および堆積物が生じたゾーンを検出することが可能になる。
さらに、グレーゾーン6Aおよび6Bに属さない表面4の部分は少なくとも2回走査され、これは最終データセット7の解像度を改善すること、またはシングルレーザスキャナより迅速に最終データセットを得ることを可能にする。
第1の表面4Aの走査と第2の表面4Bの走査とは同時に行われるのが好適であり、これにより時間を節約し、レーザスキャナ21A、21Bを高温で埃の多い環境にさらす時間を短縮することができる。
方法は、第1のレーザスキャナ21Aおよび第2のレーザスキャナ21B(図3および図4)の基部104を支持フレーム68上に固定するステップであって、基部は支持フレームの横断方向Tに沿って間隔をあけて固定されている、ステップと、第1の表面4Aと第2の表面4Bの走査中に、容器2に対して同じ固定位置に支持フレームを維持するステップと、を含むことができる。そうすることによって、第1のレーザスキャナ21Aに対する第2のレーザスキャナ21Bの相対位置は既知であり、予め決定されている。
他の特定の実施形態(図示せず)によれば、第1のレーザスキャナ21Aおよび第2のレーザスキャナ21Bを容器2に対して固定位置に維持するための他の技術が使用されてもよい。例えば、第1のレーザスキャナ21Aと第2のレーザスキャナ21Bとを別々の支持フレームに取り付けてもよい。
第1の表面4Aおよび第2の表面4Bの走査は同じ方法で好適に実行されるので、第1の表面4Aについて以下に詳細に説明する。
第1の表面4Aの走査は、例えば、レーザビームエミッタE(図4)を用いてレーザビーム8(図2)を放射し、レーザビームレシーバRを用いて耐火ライニング1から反射レーザビーム9を受光し、レーザビームの放射と反射レーザビームの受光との間の経過時間を測定し、放射されたレーザビームを2つの互いに垂直な方向A、Bに偏向することを含む。
放射されたレーザビーム8を偏向させることは、レーザビームエミッタEに対して第1の回転軸Aを中心にミラーM(図4)を回転させ、基部104に対して第2の回転軸Bを中心にレーザビームエミッタを回転させることによって行われてもよい。
最終データセット7を計算することは、例えば、第1のレーザスキャナ21Aの基部104に対する第2のレーザスキャナ21Bの基部104の位置を表すパラメータを使用して実行される。前記パラメータは、1つまたは複数の座標変更を実行するために使用され、その結果、最終データセット7を取得するために、同じ座標系で表現された第1の初期データセット5Aおよび第2の初期データセット5Bを加算することができる。
別の実施形態によれば、最終データセット7を計算することは、第1の初期データセット5A内の少なくとも3つの点P1、P2、P3(図5)および第2の初期データセット5B内の3つの点P1’、P2’、P3’を検出することを含む。3つの点P1、P2、P3および3つの点P1’、P2’、P3’は、第1の表面4Aおよび第2の表面4B内またはその周りに配置された3つのランドマークL1、L2、L3を表す。
図5に示すように、3つの点P1、P2、P3およびP1’、P2’、P3’が重ね合わされるように、最終データセット7が計算される。
図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態による設備10を説明する。
設備10は、容器2と、耐火ライニングの摩耗を測定するための装置12と、装置が上に置かれる床14とを備える。
容器2は、例えば電気アーク炉(図示せず)から来る、例えば溶鋼を収容することを目的とした鋼製取鍋である。取鍋は、垂直方向Vを中心にしてほぼ対称的である。取鍋は、溶鋼を受けるための容積16を画定し、例えば、その開口部の周りに堆積物3を有する。
装置12は、ボックス20と、ボックス内に配置された2つのレーザスキャナ21A、21Bと、基部22と、ボックスを保持し基部からほぼ水平に長手方向Lに沿って突出するアーム24とを備える。
この例では、ボックス20は取鍋の上方に配置されている。
基部22は、好適には、地面14上を転がるように構成されている。
基部22は、コンピュータ29と、任意選択で1つまたは複数の制御スクリーンを有する制御ユニット30と、圧縮空気源32と、電源34とを含む。基部22は、好適には、防塵フィルタ(図示せず)を有する1つまたは複数の冷却ファン(図示せず)を備えている。
変形例として、制御ユニット30は遠隔制御ユニット(図示せず)に置き換えられる。
基部22およびアーム24は、好適には、特に容器2に面する側で保護マット(図示せず)により覆われている。例えば、マットはアルミナイズドガラス布または任意の絶縁材料を含む。
電源34は、好適には、装置12が電力供給に関して自立していることを可能にする。電源34は、例えばインバータである。
変形例によれば、電源34は電力網(図示せず)への接続部に置き換えられる。
圧縮空気源32は、例えばシリンダである。
コンピュータ29は、レーザスキャナ21A、21Bを監視するのに適している。好適には、コンピュータ29は、レーザスキャナ21A、21Bによって実行された測定値を分析し、最終データセット7を生成するための1つまたは複数の専用ソフトウェアを含む。
変形例(図示せず)として、コンピュータ29は基部22から離れている。
図3および図6を参照すると、ボックス20は、取鍋の開口部に下方を向く前面37を有する。アーム24に固定された主要部38と、ボックスがレーザスキャナ21A、21Bの周りで閉じられている閉位置と主要部38は前面37に少なくとも1つの開口部44を画定する開位置(図3および図6)との間で主要部に対して移動可能な閉鎖システム40と、をボックス20はまた備えている。
特定の実施形態では、ボックス20は、長手方向Lの周りで基部22に回転可能に取り付けられている。
閉鎖システム40が閉位置にあるとき、ボックス20の内部は塵埃に対して、そしてあらゆる方向からの水の投射から保護されている。
開口部44は、長手方向Lに沿ってかつ長手方向に垂直であり、例えば水平である横断方向Tに沿って延びる。
例えば、開口部44は、平面の好適には長方形の形状を有する。開口部44は好適には横断方向Tと平行であり、例えば45°〜80°の範囲の長手方向Lに対して角度α(図6)を画定する。
閉鎖システム40は、軸R(図6)を中心に主要部38に回転可能に取り付けられたカバー46と、例えば図4および図6に示すようにカバーを開位置に保持するように構成されている1つまたは2つのガススプリング48とを備える。
閉鎖システム40は、好適には、カバー46と主要部38との間に設置されたフルオロエラストマーのシール(図示せず)を含む。フルオロエラストマーは、−20℃から200℃の温度範囲に耐えることができるフルオロカーボン系合成ゴムである。
変形例(図示せず)として、シールは、装置12の背面に向かって熱を伝導するように、そして容器2からの熱放射Δを反射するように適合されたコーティングを含む。
本明細書において「容器からの熱放射を反射するように適合されている」とは、レーザスキャナ21A、21Bが容器2によって放射される熱放射から保護されることを意味する。軸Rは、例えば横断方向Tとほぼ平行である。
カバー46は、好適には、閉鎖システム40が閉位置にあるときに容器2から来る熱放射Δを反射するように適合されている外部保護パネル52を含む。
一実施形態では、カバー46は、閉鎖システム40を閉位置から開位置へ、またその逆に移動させるために手動で動かされるように構成されている。その目的のために、カバー46は、好適には、ハンドル54とファスナ56、例えばフッククランプを含む。他の実施形態では、カバー46は自動制御される。
保護パネル52は、例えば、ステンレス鋼、磨かれたステンレス鋼、アルミニウム、または磨かれたアルミニウムなどの反射性金属でできており、セラミック繊維などの絶縁材料を含むことができる。図6に最もよく示されているように、外部保護パネル52は、好適には、カバー46の残りの部分から離間されている。
ボックス20の主要部38は、容器2に対して前面37の反対側の後面58(図6)を有し、好適にはボックスと周囲の大気との間の熱交換を促進するために外側に向けられたフィン60を有する。
特定の実施形態では、2つのファン62が後面58に固定されており、フィン60の冷却を高めるためにフィン60上に空気を吹き出すまたは取り出すように構成されている。
主要部38はまた、例えば実質的に平坦であり、好適にはボックス20とアーム24とを機械的に接続するための接続インタフェースを形成する底壁64を有する。主要部38は上壁65を有する。
主要部38は、例えばボックス20の内部に向かって底壁64に固定され、横断方向に延びる支持フレーム68を含む。
主要部38は、好適には、圧縮空気をレーザスキャナ21A、21Bに向けてそれぞれ吹き付けるための圧縮空気源32に接続された2つのノズル78(図4)を含む。
装置12は、任意選択で、容器2から前面37の開口部44を通って来る熱放射Δのエネルギーの少なくとも80%を反射するように適合されている内部保護スクリーン80を含む。
内部保護スクリーン80は、例えば横断方向Tに沿って分散配置された複数のモジュール82、および任意選択で支持フレーム68を熱放射Δから保護するように適合されている横断方向モジュール84を含む。
横断方向モジュール84は、支持フレーム68と容器2との間に介在している。横断方向モジュール84は、開口部44を横切って横断方向に延びる。
各モジュール82は、容器2から来る熱放射Δのエネルギーの少なくとも70%を反射するように適合されている。
モジュール82は、好適には、レーザスキャナ21A、21Bの前方にそれぞれ2つの走査窓86A、86Bを画定するために、オペレータ(図示せず)によって横断方向Tに沿って容易に移動可能であるように、主要部38の下壁64および上壁65に固定される。
例えば、各モジュール82は横断方向Tに沿って「L」字形を有する。各モジュール82は「L」を形成する2つのパネル88を備える。パネル88のうちの一方は、例えば長手方向Lに対してほぼ垂直であり、他方のパネル88は垂直方向Vに対してほぼ垂直である。パネル88は、開口部44を通って横断方向Tに関して実質的に半径方向に容器2から来る熱放射Δを反射するように適合されている。
好適には、モジュール82および横断方向モジュール84は、少なくとも50重量%の磨かれたアルミニウムを含む。
熱伝導を制限するために、いくつかのワッシャ(図示せず)、例えば「Delrinワッシャ」として知られているものが支持フレーム68と下壁64との間に挿入されている。
レーザスキャナ21A、21Bは、支持フレーム68に取り付けられている。それらは横断方向Tに沿って離間している。
レーザスキャナ21A、21Bは、例えば、Faroから市販されているFocus3Dレーザスキャナ、または同様のものである。レーザスキャナ21A、21Bは、好適には、それらの壁に貼り付けられた反射性接着テープ(図示せず)で保護されている。接着テープは、好適には、アルミナイズドガラス織物、例えば3M社により363で示されるものである。
レーザスキャナ21A、21Bは、コンピュータ29によって監視されるように構成されている。
それらは好適には類似しているので、以下ではレーザスキャナ21Aのみを詳細に説明する。レーザスキャナ21Bは、横断方向Tに沿って平行移動されたレーザスキャナ21Aと同等のものである。
レーザスキャナ21Aは、レーザビームエミッタEとレーザビームレシーバRとを備えている(図4)。レーザスキャナ21Aはまた、レーザビーム8の放射と反射レーザビーム9の受光との間の経過時間を測定するための時間測定システム98と、レーザビーム8を互いに直交する2つの方向A、Bに偏向するための偏向器100とを備える。
偏向器100は、レーザビームエミッタEに対して第1の回転軸Aを中心に回転可能なミラーMと、支持フレーム68に対して第2の回転軸Bを中心にレーザビームエミッタEを回転させるように構成されたユニット102とを含む。
ユニット102は、支持フレーム68上に取り付けられた基部104と、レーザビームエミッタEとレーザビームレシーバRにしっかりと固定された回転部106とを備える。
回転部106は、第2の回転軸Bを中心に回転し、レーザビームエミッタE、レーザビームレシーバRおよびミラーMを第2の軸Bを中心に回転させる。
第2の軸Bは、例えば横断方向Tに対して、および、この例では好適には水平面に対して、垂直である。第1のレーザスキャナ21Bの第2の軸Bは、第2のレーザスキャナ21Bの第2の軸Bと平行であり、走査中に固定された距離Dだけ離れている。
第1の軸Aは、第2の軸Bに対して垂直であり、支持フレーム68に対して第2の軸Bを中心に回転する。レーザスキャナ21A、21Bがアイドル状態のとき、第1の軸Aは例えば横断方向Tと平行である。
アーム24は、レーザスキャナ21A、21Bが取鍋対称軸に対して横断方向Tに沿って偏心している(図2)ように構成される。
特定の実施形態によれば、アーム24の長さは調整可能である。
好適には、アーム24は、アームがほぼ水平である第1の位置(図1)と、アームがほぼ垂直である第2の位置(図6)との間で基部22に対して回転可能である。
次に設備10の使用方法を説明する。
取鍋(以前に空にされたもの)および装置12は、図1および図2に示される相対位置にもたらされる。例えば、装置12は床14上の固定位置を占め、取鍋は装置の下にもたらされ、取鍋は垂直位置にある。
レーザ21Aおよび21Bがアイドル状態のとき、閉鎖システム40は、取鍋から放射される塵埃および熱から保護されるように、好適には閉位置にある。
内部保護スクリーン80、保護パネル52、後面58およびファン62の構造、ならびに圧縮空気吹付けノズル78などの任意選択の熱保護システムは、レーザスキャナ21A、21Bをさらに保護する。
耐火ライニング1を走査するために、閉鎖システム40は開位置に置かれる。
レーザスキャナ21A、21Bは、好適には、埃および熱への暴露時間を短縮するために同時に作動する。走査は上述のように実行される。
走査が終了すると、閉鎖システム40は閉位置に置かれる。
次に、図7を参照して、本発明の変形例による設備100について説明する。設備100は、図1〜図4および図6に示す設備10と類似している。同様の要素は同じ参照符号を有する。相違点のみ詳細に説明する。
設備100では、容器2は依然として例えば取鍋であるが、異なる位置にある。取鍋はその側面にあり、その対称軸はほぼ水平である。装置のアーム24は垂直方向Vに沿って延びる。
例えば、図1および図3に示される構成と比較して、アーム24は基部22に対して横断方向Tの周りに回転されている。この例では、ボックス20の前面37は取鍋に水平に面している。この装置は容器を上からまたは横から走査するのに適しているので、これは装置12に柔軟性を与える。
設備100の使用および利点は設備10のものと同様である。
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態による設備200について説明する。設備200は、図7に示される設備100に類似している。同様の要素は同じ参照符号を有する。相違点のみ詳細に説明する。
設備200は、耐火ライニング201を有する電気アーク炉である容器202と、ドア203とを備える。
装置12は、図1および図2に示すものと同じ構成であり、アーム24は長手方向L(水平方向)に沿って延びているので、ボックスは炉の内側に配置されている。
設備200の使用および利点は設備10および100のものと同様であるが、以下の違いがある。
使用する前に、装置12は、ドア203を介して容器202内にボックス20を導入するために床14上を移動する。次に、前述と同じ方法で走査が行われ、同じ結果および利点が得られる。
特に、装置12は、第1のレーザスキャナ21Aに対して灰色であることになるゾーンを走査可能にする。
図9に示すグラフにおいて、曲線C1は、図8に示す電気アーク炉を走査した後に装置12によって提供された最終データセットから得られたプロファイルの一例である。プロファイルは、横断方向Tに垂直な平面Pでとられる。曲線C1は、容器202の側壁204の垂直プロファイルを表す。
数週間後、同様にして第2の曲線C2を得た。曲線C1とC2との間の差は、壁204がどのように摩耗したかを非常に正確に示している。

Claims (15)

  1. 溶融金属を収容することを目的とした容器(2、202)の耐火ライニング(1)の摩耗を測定するための方法であって、方法は、
    第1の表面(4A)を表す第1の初期データセット(5A)を得るために、第1のレーザスキャナ(21A)を使用して耐火ライニング(1)の第1の表面(4A)を走査するステップと、
    第2の表面(4B)を表す第2の初期データセット(5B)を得るために、第1のレーザスキャナ(21A)とは異なる第2のレーザスキャナ(21B)を使用して耐火ライニング(1)の第2の表面(4B)を走査するステップであって、第2の表面(4B)は第1のレーザスキャナ(21A)に対するグレーゾーン(6B)を含み、容器(2、202)上に位置する堆積物(3)は第1のレーザスキャナ(21A)による走査中に第1のレーザスキャナ(21A)とグレーゾーン(6B)との間に位置する障害物(3)を画定グレーゾーン(6B)は、当該障害物によって第1のレーザスキャナ(21A)の走査の影となるゾーンである、ステップと、
    第1の初期データセット(5A)および第2の初期データセット(5B)を使用して最終データセット(7)を計算するステップであって、最終データセット(7)は、第1の表面(4A)および第2の表面(4B)を含む耐火ライニング(1)の表面(4)を表す、ステップと、
    を含む、方法。
  2. 容器(2、202)が取鍋、電気アーク炉または転炉である、請求項1に記載の方法。
  3. 第1の表面(4A)の走査と第2の表面(4B)の走査とが同時である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 方法が、
    第1のレーザスキャナ(21A)の基部(104)および第2のレーザスキャナ(21B)の基部(104)を支持フレーム(68)上に固定するステップであって、基部(104)は支持フレーム(68)の横断方向(T)に沿って間隔をあけて固定されている、ステップと、
    第1の表面(4A)と第2の表面(4B)の走査中に、容器(2、202)に対して同じ固定位置に支持フレーム(68)を維持するステップと、
    を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 第1の表面(4A)および第2の表面(4B)を走査するステップが、
    レーザビームエミッタ(E)を用いてレーザビーム(8)を放射するステップと、
    レーザビームレシーバ(R)を用いて耐火ライニング(1)から反射レーザビーム(9)を受光するステップと、
    レーザビーム(8)の放射と反射レーザビーム(9)の受光との間の経過時間を測定するステップと、
    放射されたレーザビーム(8)を2つの互いに垂直な方向(A、B)に偏向するステップと、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 放射されたレーザビーム(8)を偏向るステップが、レーザビームエミッタ(E)に対して第1の回転軸(A)を中心にミラー(M)を回転させるステップと、第1のレーザスキャナ(21A)のまたは第2のレーザスキャナ(21B)の基部(104)に対して第2の回転軸(B)を中心にレーザビームエミッタ(E)を回転させるステップと、を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 設備(10、100、200)であって、
    設備は、
    −溶融金属を収容することを目的とした容器(2、202)であって、耐火ライニングを有する、容器と、
    −容器(2;202)上に位置する堆積物(3)と、
    −耐火ライニング(1)の摩耗を測定するための装置(12)であって、
    装置は、
    支持フレーム(68)と、
    支持フレーム(68)によって支持され、支持フレーム(68)の横断方向(T)に沿って間隔を置いて配置され、第1の表面(4A)を表す第1の初期データセット(5A)および第2の表面(4B)を表す第2の初期データセット(5B)を提供するために、耐火ライニング(1)の第1の表面(4A)および第2の表面(4B)をそれぞれ走査するように構成された、第1のレーザスキャナ(21A)および第2のレーザスキャナ(21B)であって、第2の表面(4B)は、第1のレーザスキャナ(21A)に対するグレーゾーン(6B)を含み、堆積物(3)は、第1のレーザスキャナ(21A)とグレーゾーン(6B)との間に位置する障害物(3)を画定グレーゾーン(6B)が、当該障害物によって第1のレーザスキャナ(21A)の走査の影となるゾーンである、第1のレーザスキャナ(21A)および第2のレーザスキャナ(21B)と、
    第1の初期データセット(5A)および第2の初期データセット(5B)を使用して最終データセット(7)を生成するように構成されたコンピュータ(29)であって、最終データセット(7)は耐火ライニング(1)の表面(4)を表す、コンピュータ(29)と、
    を備える、装置(12)と、
    を備える、設備(10、100、200)。
  8. 第1のレーザスキャナ(21A)および第2のレーザスキャナ(21B)のそれぞれが、
    支持フレーム(68)に固定された基部(104)と
    レーザビーム(8)を放射するためのレーザビームエミッタ(E)と、
    耐火ライニング(1)から反射レーザビーム(9)を受光するためのレーザビームレシーバ(R)と、
    レーザビーム(8)の放射と反射レーザビーム(9)の受光との間の経過時間を測定するための時間測定システム(98)と、
    されたレーザビーム(8)を偏向するための偏向器(99)であって、偏向器(99)は、レーザビームエミッタ(E)に対して第1の回転軸(A)を中心に回転可能なミラー(M)を備え、ユニット(102)は、第1のレーザスキャナ(21A)のまたは第2のレーザスキャナ(21B)の基部(104)に対して第2の回転軸(B)の周りにレーザビームエミッタ(E)を回転させるように構成されている、偏向器(99)と、
    を備える、請求項に記載の設備(10、100、200)。
  9. 第1のレーザスキャナ(21A)および第2のレーザスキャナ(21B)の第2の回転軸(B)が、横断方向(T)に対して実質的に垂直ある、請求項に記載の設備(10、100、200)。
  10. コンピュータ(29)が、
    第1の初期データセット(5A)内の少なくとも3つの点(P1、P2、P3)および第2の初期データセット(5B)内の他の3つの点(P1’、P2’、P3’)を検出し、3つの点(P1、P2、P3)および他の3つの点(P1’、P2’、P3’)は、耐火ライニング(1)の前記表面(4)内若しくは前記表面(4)の周りの3つのランドマーク(L1、L2、L3)を表すように、または
    第1のレーザスキャナ(21A)の基部(104)に対する第2のレーザスキャナ(21B)の基部(104)の位置を表すパラメータを使用して最終データセット(7)を計算するように、
    構成されている、請求項またはに記載の設備(10、100、200)。
  11. 支持フレーム(68)が、少なくとも1つの開口部(44)を画定する主要部(38)と、開位置と閉位置との間の主要部(38)に関して移動可能な閉鎖システム(40)とを有するボックス(20)を含み、第1のレーザスキャナ(21A)および第2のレーザスキャナ(21B)は、閉鎖システム(40)が開位置にあるときに開口部(44)を通して耐火ライニング(1)を走査するためにボックス(20)内に配置されいる、請求項から10のいずれか一項に記載の設備(10、100、200)。
  12. ボックス(20)内に配置され、横断方向(T)に沿って開口部(44)よりも狭い少なくとも2つの走査窓(86A、86B)を画定する内部保護スクリーン(80)、
    閉鎖システム(40)を形成し、閉鎖システム(40)が閉位置にあるときに容器から来る熱放射(Δ)の少なくとも80%を反射するように構成されている外部保護パネル(52)を有する、ボックス(20)の主要部(38)に回転可能に取り付けられたカバー(46)、
    ボックス(20)と周囲の大気との間の熱交換を促進するために外側に向けられたフィン(60)備えるボックス(20)の背面(58)、および
    圧縮空気源(32)と、前記圧縮空気源(32)に接続され、圧縮空気源(32)から第1のレーザスキャナ(21A)および第2のレーザスキャナ(21B)に向けて空気を吹き出すように構成された少なくとも2つのノズル(78)、
    のうちの1つまたは複数の熱保護システムをさらに備える、請求項11に記載の設備(10、100、200)。
  13. 背面(68)に固定され且つフィン(60)上にまたはフィン(60)から空気を吹き出すまたは取り出すように構成された少なくとも1つのファン(62)をさらに備える、請求項12に記載の設備(10、100、200)。
  14. 装置(12)の基部(22)と、ボックス(20)を保持し且つ装置(12)の基部(22)に固定されたアーム(24)と、をさらに備えいる、請求項11から13のいずれか一項に記載の設備(10、100、200)。
  15. アーム(24)は、
    アーム(24)が垂直になるように意図されている第1の位置と、アーム(24)が水平になるように意図されている第2の位置との間で装置(12)の基部(22)上に回転可能に取り付けられている、請求項14に記載の設備(10、100、200)。
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