JP6806138B2 - 病理染色用粒子の製造方法、病理染色用粒子および洗浄方法 - Google Patents
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Description
下記一般式(1)で表わされる化合物を縮重合して粒子を製造する病理染色用粒子の製造方法を提供する。
また、本発明は別の側面において、下記一般式(1)で表わされる化合物の縮重合物を含有する粒子を有する病理染色用粒子を提供する。
(染色スライドの作製方法)
以下、染色スライドの作製方法について説明する。
上記「染色工程」に含まれる蛍光標識処理は、免疫染色法に基づいて目的とするタンパク質を病理染色用粒子で標識する処理である。
蛍光体と1次抗体を連結した蛍光標識1次抗体を用意し、その蛍光標識1次抗体で目的タンパク質を直接的に蛍光標識し染色する方法(1次抗体法);
1次抗体、および蛍光標識体と2次抗体を連結した蛍光標識2次抗体を用意し、目的タンパク質に1次抗体を反応させた後、その1次抗体に蛍光標識2次抗体を反応させることで、目的タンパク質を間接的に蛍光標識し染色する方法(2次抗体法)
1次抗体とビオチンを連結したビオチン修飾1次抗体、および蛍光体とアビジンないしストレプトアビジンを連結したアビジン修飾蛍光体を用意し、目的タンパク質にビオチン修飾1次抗体を反応させた後、さらにアビジン修飾蛍光体を反応させて、アビジン−ビオチン反応を利用して目的タンパク質を間接的に蛍光標識し染色する方法(アビジン−ビオチン併用1次抗体法);
1次抗体、2次抗体とビオチンを連結したビオチン修飾2次抗体、および蛍光体とアビジンないしストレプトアビジンを連結したアビジン修飾蛍光体を用意し、目的タンパク質に1次抗体を反応させ、次いでビオチン修飾2次抗体を反応させた後、さらにアビジン修飾蛍光体を反応させて、アビジン−ビオチン反応を利用して目的タンパク質を間接的に蛍光標識し染色する方法(アビジン−ビオチン併用2次抗体法)。
次に、上記「染色工程」に含まれる「形態観察用染色処理」について説明する。「形態観察用染色処理」は、上記「染色工程」において、標識物質として病理染色用粒子で検体スライドを標識した後、細胞ないし組織の形状や細胞の各部の位置情報を得るために検体スライドを形態観察用染色液で染色するものである。
マイヤーヘマトキシリン液(組成例:ヘマトキシリン1.0g/カリウムミョウバン50g/よう素酸ナトリウム0.2g/抱水クロラール50g/くえん酸1.0g/蒸留水1,000ml)、マイヤーヘマトキシリン液(×2)(組成例:ヘマトキシリン2.0g/カリウムミョウバン50g/よう素酸ナトリウム0.4g/抱水クロラール50g/くえん酸1.0g/蒸留水1,000ml)、カラッチヘマトキシリン液(組成例:ヘマトキシリン1.0g/カリウムミョウバン50g/よう素酸ナトリウム0.2g/グリセリン200ml/蒸留水800ml)、ギルヘマトキシリン液(No.1,組成例:ヘマトキシリン2.0g/硫酸アルミニウム14〜18水17.6g/よう素酸ナトリウム0.2g/エチレングリコール250ml/氷酢酸20ml/蒸留水730ml)、および、リリーマイヤーヘマトキシリン液(組成例:ヘマトキシリン5.0g/アンモニウムミョウバン50g/よう素酸ナトリウム0.5g/グリセリン300ml/氷酢酸20ml/蒸留水700ml)が挙げられる。
1%エオシンY溶液(組成例:エオシンY5.0g/蒸留水500ml/酢酸数滴)、0.1%エオシンYエタノール溶液(組成例:10%エオシンY溶液5ml/95%エタノール495ml)、0.5%エオシンYエタノール溶液(組成例:10%エオシンY溶液25ml/95%エタノール475ml)、および、エオシンアルコール液、酸抽出品(酸抽出エオシン液100ml/95%エタノール800ml/酢酸8ml)が挙げられる。
上記「標本後処理工程」で行われる洗浄処理は、溶媒置換処理の前に(溶媒置換処理の前に任意工程である脱水処理が行われる場合は脱水処理の前に)行われる処理であって、所定の酸性水溶液を用いて、染色された検体スライドを洗浄する処理である。
上記「洗浄処理」に使用される酸性水溶液は、酸と水とを適切な割合で混合することによって調製することができる。酸性水溶液のpHの範囲は、輝度の低下およびばらつきを抑制する効果を考慮すると、2以上7未満が好ましく、pH3以上6.5以下がより好ましい。酸性水溶液のpHを好ましくは2以上7未満、より好ましくはpH3〜6.5とすることにより、病理染色用粒子の輝度のばらつきを抑制する効果が十分に保持され、輝度の低下を低減する効果が発現される。
メラミンとホルムアルデヒドとを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間加熱反応を行った。その後、その反応物とメタノールを、反応物1、メタノール1のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
[製造例2]
メラミンとホルムアルデヒドとを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 5のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間加熱反応を行った。その後、その反応物とメタノールを、反応物1、メタノール1のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
メラミンとホルムアルデヒドとを、メラミン1、ホルムアルデヒド6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間加熱反応を行った。その後、その反応物とメタノールを、反応物 1、メタノール2のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
[製造例4]
メラミンとホルムアルデヒドを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間、加熱反応を行った。その後、その反応物と、メタノールを、反応物 1、メタノール 3のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
メラミンとホルムアルデヒドを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間、加熱反応を行った。その後、その反応物とメタノールを、反応物 1、メタノール 4のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
[製造例6]
メラミンとホルムアルデヒドを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間、加熱反応を行った。その後、その反応物とメタノールを、反応物 1、メタノール 5のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
メラミンとホルムアルデヒドを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間加熱反応を行った。その後、その反応物とメタノールを、反応物 1、メタノール 6のモル比で混合し、この混合液に硫酸をpH0〜3になるように加え、85℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
[製造例8]
メラミンとホルムアルデヒドを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 6のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
メラミンとホルムアルデヒドを、メラミン 1、ホルムアルデヒド 4のモル比で混合し、この混合液に水酸化ナトリウムをpH9〜14になるように加え、70℃で30分間加熱反応を行い、メラミン樹脂を得た。
(病理染色用粒子の輝点の感度および再現性評価)
[実施例1]
〔病理染色用粒子の製造〕
蛍光粒子としてPI色素含有ポリメラミン粒子を、下記のとおり作製した。
得られたPI色素含有ポリメラミン粒子0.1mgをエタノール1.5mL中に分散し、この分散液にアミノプロピルトリメトキシシランLS−3150(信越化学工業社製)2μLを加えて8時間反応させて、表面アミノ化処理を行なった。
〔免疫染色(免疫組織化学(IHC)法)〕
病理切片として、あらかじめELISAで総タンパク量を測定しているものを使用し、抗原はHER2を用い、判定には、SK-BR−3とMDA-MB-231の培養細胞を用いた。
[観察工程]
ヘマトキシリン染色後のSK−BR-3とMDA-MB-231の輝点数をカウントし、(SK−BR-3の輝点数/MDA-MB231の輝点数)をSN比とし表1に示した。SN比が15未満である場合は×、15以上20未満である場合は○、20以上である場合は◎と判定した。
[実施例2〜7]
製造例1で製造されたメラミン樹脂に替えて、製造例2〜7で製造されたメラミン樹脂をそれぞれ使用したこと以外は実施例1と同様に行うことにより、実施例2〜7を実施した。
[比較例1および2]
製造例1で製造されたメラミン樹脂に替えて、製造例8および9で製造されたメラミン樹脂をそれぞれ使用したこと以外は実施例1と同様に行うことにより、比較例1および2を実施した。
前述のH染色までは実施例1〜4と同様に行い、染色スライドを得た。
H染色処理後、各染色スライドに以下の(i)〜(ii)の手順で洗浄処理を行った。
(i)pH7の洗浄液を調製した。pHが7の洗浄液としては、純水を用いた。
(ii)形態観察用染色処理を行った各染色スライドをそれぞれ、常温で洗浄液に4分間浸漬して、洗浄処理を行った。
洗浄処理が行われた各染色スライドに対して、脱水エタノールに5分間浸漬した。この操作を4回繰り返し、脱水処理を行った。
脱水処理が行われた各染色スライドを、常温で2〜10秒、キシレンに浸漬することで、溶媒置換処理を行った。この操作を4回繰り返した。
染色スライドを以下の(i)〜(ii)の手順で、封入処理を行った。
(i)溶媒置換処理が行われた染色スライドを常温でエンテランニュー(メルク社)を滴下した後、カバーガラスを被せ、常温で10分間、風乾することで、封入処理を行った。
(ii)その後、シグナルの計測まで、封入処理が行われた染色スライドを遮光して保存した。
封入処理を終えた各染色スライドに対して所定の励起光を照射して、蛍光を発光させた。その状態の染色スライドを、前述した蛍光顕微鏡(オリンパス社製「BX−53」)、および前述した顕微鏡用デジタルカメラ(オリンパス社製「DP73」)により観察および撮像を行った。上記励起光は、光学フィルターに通すことで575〜600nmに設定した。また、観察する蛍光の波長(nm)の範囲についても、光学フィルターを通すことで612〜692nmに設定した。顕微鏡観察、画像取得時の励起波長の条件は、580nmの励起では視野中心部付近の照射エネルギーが900W/cm2となるようにした。画像取得時の露光時間は、画像の輝度が飽和しないように任意に設定(例えば4000μ秒に設定)して撮像した。HER2(3+)の組織の輝点数は、400倍で撮像した画像をもとにImageJ FindMaxims法により計測した1000細胞の平均値とした。また、撮像した1枚の画像から、1細胞当たりの病理染色用粒子を算出し、ばらつきを表す指標として変動係数(CV)を算出した。
(比較例3;製造例9で作製した粒子を使用し、ヘマトキシリン染色液による形態観察染色後に洗浄処理を行った場合の輝点の感度および再現性)
前述の比較例2で作製したスライドと同様の条件で作製したスライド試料を使用した以外は、実施例8と同様に実施した。
(実施例12〜17;ヘマトキシリン染色液による形態観察染色後のpHの異なる酸性水溶液による洗浄処理を行った場合の輝点の感度および再現性)
前述のH染色までは実施例4と同様に行い、染色スライドを得た。H染色処理後、各染色スライドで、以下の(i)〜(ii)の手順に変更した洗浄処理を行ったこと以外は、実施例8と同様に実施した。(i)pHが1,2,3,4,5または6の6種の洗浄液を調製した。pHが1〜6の洗浄液は、1Mの塩酸を希釈して調製した。
(ii)形態観察用染色処理を行った各染色スライドをそれぞれ、常温で各洗浄液に4分間浸漬して、洗浄処理を行った。
(1)標本前処理工程
(1−1)脱パラフィン処理
HER2陽性染色対照標本の検体スライドとして(コスモバイオ社 CB−A712のシリーズ)を、以下の(i)〜(iii)の手順で脱パラフィン処理を行った。
(i)キシレンを入れた容器に検体スライドを30分間、常温で浸漬する。途中3回キシレンを交換した。(ii)エタノールを入れた容器に検体スライドを常温で、30分間浸漬する。途中3回エタノールを交換した。(iii)水を入れた容器に検体スライドを30分浸漬させた。途中3回水を交換した。
検体スライドを脱パラフィン処理した後、以下の(i)〜(v)の手順で賦活化処理を行った。
(i)検体スライドを水に置換する洗浄を行った。(ii)10mMクエン酸緩衝液(pH6.0)に検体スライドを30分浸漬させた。(iii)121℃で10分、オートクレーブ処理を行った。(iv)PBSを入れた容器に、オートクレーブ処理後の検体スライドを30分浸漬し、洗浄した。(v)1%BSA含有PBSを検体スライドに載せて、1時間、ブロッキング処理を行った。
(2−1)1次抗体処理
検体スライドを賦活化処理した後、1次抗体処理を行った。BSAを1%含有するPBSを用いて、ベンタナ社製「抗HER2ウサギモノクロナール抗体(4B5)」を0.05nMに調製し、該1次抗体の溶液を上述のブロッキング処理した検体スライドに対して4℃で1晩反応させた。
1次抗体処理を行った検体スライドをPBSで洗浄した後、1%BSA含有のPBSで6μg/mLに希釈した、上記ビオチン修飾2次抗体溶液と室温で30分間反応させた。
2次抗体処理を行った検体スライドを以下の(i)〜(ii)の手順で、免疫染色法による蛍光標識処理を行った。
(i)検体スライドに対して、1%BSA含有のPBSで0.02nMに希釈した実施例4で作製した病理染色用粒子を、中性のpH環境(pH6.9〜7.4)室温の条件下で3時間反応させた。
(ii)該反応後の検体スライドをPBSで洗浄した。
蛍光標識処理を行った検体スライドを以下の(i)〜(ii)の手順で、形態観察染色処理(ヘマトキシリンーエオシン染色)を行った。(i)抗体により蛍光標識処理されたスライドをマイヤーヘマトキシリン液で5分間染色してヘマトキシリン染色を行った。その後、該スライドを45℃の流水で3分間洗浄した。
(ii)次に、1%エオシン液で5分間染色してエオシン染色を行い、染色スライドを作製した。当該形態観察染色処理後、10枚の染色スライドを以下の(i)〜(ii)の手順で洗浄処理を行った。
(i)pHが1,2,3,4,5,6,7,8,9または10の10種の洗浄液を調製した。pHが1〜6の洗浄液は、1Mの塩酸を希釈して調製した。pHが7の洗浄液としては、純水を用いた。pHが8〜10の洗浄液は、28%アンモニア水溶液を希釈して調製した。
(ii)形態観察用染色処理を行った10枚の染色スライドをそれぞれ、常温で各洗浄液に10分間浸漬して、洗浄処理を行った。
洗浄処理が行われた各染色スライドに対して、脱水エタノールに5分間浸漬した。この操作を4回繰り返し、脱水処理を行った。
脱水処理が行われた各染色スライドを、常温で2〜10秒、キシレンに浸漬することで、溶媒置換処理を行った。この操作を4回繰り返した。
染色スライドを以下の(i)〜(ii)の手順で、封入処理を行った。
(i)溶媒置換処理が行われた染色スライドを常温でエンテランニュー(メルク社)を滴下した後、カバーガラスを被せ、常温で10分間、風乾することで、封入処理を行った。
(ii)その後、シグナルの計測まで、封入処理が行われた染色スライドを遮光して保存した。
Claims (19)
- 前記式(1)において、R1の少なくとも2つはCH2OHである請求項1に記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記一般式(1)で表される化合物を縮重合して得られる粒子に、蛍光色素を添加、含有させる請求項1または2に記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記蛍光色素の存在下において前記式(1)で表わされる化合物を縮重合して、蛍光色素を含有する粒子を製造する請求項1または2に記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記蛍光色素はローダミンまたは芳香族系色素である請求項3または4に記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記式(1)で表わされる化合物を縮重合して得られた粒子に二官能アミンを反応させて、前記粒子の表面を、アミノ基を含む基で修飾する請求項1〜5のいずれかに記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記二官能アミンはメタンジアミンまたはポリエチレングリコールジアミンである請求項6に記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記病理染色用粒子が蛍光体集積ナノ粒子であって、その平均粒子径が10nm〜500nmである、請求項3〜7のいずれかに記載の病理染色用粒子の製造方法。
- 前記式(1)において、R1の少なくとも2つはCH2OHである請求項9に記載の病理染色用粒子。
- 前記病理染色用粒子が、一般式(1)で表される化合物の縮重合物を含有する粒子に、蛍光色素を含有させた粒子である請求項9または10に記載の病理染色用粒子。
- 前記蛍光色素がローダミンまたは芳香族系色素である請求項11に記載の病理染色用粒子。
- 前記式(1)で表わされる化合物の縮重合物を含有する粒子の表面にアミノ基を含む基が存在する請求項9〜12のいずれかに記載の病理染色用粒子。
- 前記粒子の表面に存在するアミノ基を含む基がメタンジアミンまたはポリエチレングリコールジアミンに由来する構造を有する請求項13に記載の病理染色用粒子。
- 前記病理染色用粒子が蛍光体集積ナノ粒子であり、その平均粒子径が10nm〜500nmである、請求項9〜14のいずれかに記載の病理染色用粒子。
- 免疫染色法により、検体スライド上の組織切片に含まれる目的生体物質を、請求項9〜15のいずれかに記載の病理染色用粒子で蛍光標識する処理(蛍光標識処理)、
前記蛍光標識処理された組織切片を形態観察用染色液で染色する処理(染色処理)、および
染色処理された組織切片を酸性水溶液で洗浄する処理(洗浄処理)を行う、染色スライドの洗浄方法。 - 前記酸性水溶液のpHが2以上7未満である、請求項16に記載の染色スライドの洗浄方法。
- 前記酸性水溶液のpHが3以上6.5以下である、請求項16または17に記載の染色スライドの洗浄方法。
- 前記染色液がヘマトキシリンおよび/またはエオジンより選択される、請求項16〜18のいずれかに記載の染色スライドの洗浄方法。
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