JP6806119B2 - トレッドゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トレッドゴム組成物及び空気入りタイヤに関する。
近年、自動車及び自動二輪車においては、出力の向上により、高い次元での操縦安定性を求められることが増えてきたが、それに呼応して要求される乾燥路面での高いグリップ感を持つタイヤも求められている。
例えば、特許文献1には、所定のスチレン含量差を有する2種のスチレンブタジエン共重合体と、水素添加テルペン芳香族樹脂とを用いることで、グリップ性能等を改善したタイヤが開示されているが、前記のとおり、ドライグリップ性能の改善要求は大きく、更なる改善が望まれている。
特開2017−160291号公報
本発明は、前記課題を解決し、ドライグリップ性能(乾燥路面でのグリップ性能)に優れたトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも1種のスチレンブタジエン共重合体を含むゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを1〜100質量部、シリカを0〜150質量部含有するトレッド用ゴム組成物であって、
アセトン抽出で得られる抽出成分及び該抽出成分にオゾン分解を施して得られるオゾン分解成分は、分子量50以上2500未満の範囲のそれぞれのピーク面積H1a及びH1bが下記式(1)、分子量2500以上30000以下の範囲のそれぞれのピーク面積H2a及びH2bが下記式(2)を満たすトレッド用ゴム組成物に関する。
1.05≦H1b/H1a≦1.75 (1)
0.20≦H2b/H2a≦0.75 (2)
前記スチレンブタジエン共重合体は、乳化重合スチレンブタジエン共重合体であることが好ましい。
前記ゴム組成物は、液状ポリマー及びレジンを含むことが好ましい。
本発明はまた、前記ゴム組成物で構成されたトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、少なくとも1種のスチレンブタジエン共重合体を含むゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを1〜100質量部、シリカを0〜150質量部含有し、かつ前記式(1)、(2)を満たすトレッド用ゴム組成物であるので、ドライグリップ性能(乾燥路面でのグリップ性能)を改善できる。
本発明のトレッド用ゴム組成物(加硫後のトレッド用ゴム組成物)は、少なくとも1種のスチレンブタジエン共重合体を含むゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを1〜100質量部、シリカを0〜150質量部含有し、かつアセトン抽出で得られる抽出成分及び該抽出成分にオゾン分解を施して得られるオゾン分解成分は、分子量50以上2500未満の範囲(ΔM1)のそれぞれのピーク面積H1a及びH1bが前記式(1)、分子量2500以上30000以下の範囲(ΔM2)のそれぞれのピーク面積H2a及びH2bが前記式(2)を満たす。
これにより、優れたドライグリップ性能を得ることができる。
例えば、液状ポリマーやレジンを用いることで、式(1)、(2)を満たすゴム組成物を提供できる。液状ポリマーやレジンを用いた場合、液状ポリマーはゴムの骨格であるポリマーと相溶して系を均一化させ、グリップ性能の上昇に寄与し、また、レジンはゴムに溶け込むことにより系のガラス転移温度を上昇させて、グリップ性能の上昇に寄与すると推察される。加えて、本発明者は、このような系全体の物性だけでなく、トレッド表面の粘着性も重要と考え、具体的には、ゴム自身の低分子量成分や、液状ポリマー、レジンなどの2重結合を持つ低分子成分は、ゴムと親和することで、ある程度ゴム中に留まりつつ、一部が表面に析出し、表面に粘着層を生じると考えた。そして、本発明は、例えば、そのような粘着層を形成する成分(液状ポリマー、レジン等)の理想的な配合量を特定することで、高度なグリップ力が発揮されると推測し、完成に至ったものである。このようなゴム組成物は式(1)、(2)を満たし、優れたドライグリップ性能を有している。
一方、液状ポリマー、レジンは共に高温での軟化しやすい材料であり、適量を超えて配合した場合、工程通過に懸念がある。また、液状ポリマーに関してはポリマー同様に架橋をし、引張特性の低下の懸念もある。これに対し、前記のとおり、液状ポリマー、レジンの配合量の適値を採用することで、そのような工程通過や引張特性の低下が防止されると推察される。従って、前記ゴム組成物は、優れた加工性も有するものと推察される。
ここで、前記式(1)、(2)を満足させる手法としては、(a)液状ポリマーを適量配合する方法、(b)レジンを適量配合する方法、(c)液状ポリマー、オイル等の軟化剤と、レジンとの合計量を適量に調整する方法、(d)乳化重合SBRを適量配合する方法、(e)カーボンブラック、シリカを適量配合する方法、等を単独又は適宜組み合わせる手法が挙げられる。
前記ゴム組成物(加硫後のゴム組成物)は、ドライグリップ性能、加工性の観点から、アセトン抽出で得られる抽出成分のΔM1の範囲のピーク面積H1a、該抽出成分にオゾン分解を施して得られるオゾン分解成分のΔM1の範囲のピーク面積H1bが、下記式(1)を満たす。
1.05≦H1b/H1a≦1.75 (1)
H1b/H1aの下限は1.10以上が好ましく、1.20以上がより好ましく、1.30以上が更に好ましい。上限は1.45以下が好ましい。上記範囲内の場合、オゾン分解によるピーク面積の増加が少なく、良好なドライグリップ性能、加工性が得られる傾向がある。
前記ゴム組成物(加硫後のゴム組成物)は、ドライグリップ性能、加工性の観点から、アセトン抽出で得られる抽出成分のΔM2の範囲のピーク面積H2a、該抽出成分にオゾン分解を施して得られるオゾン分解成分のΔM2の範囲のピーク面積H2bが、下記式(2)を満たす。
0.20≦H2b/H2a≦0.75 (2)
H2b/H2aの下限は0.30以上が好ましく、0.40以上がより好ましく、0.50以上が更に好ましい。上限は0.65以下が好ましく、0.55以下がより好ましい。上記範囲内の場合、オゾン分解によるピーク面積の減少が少なく、良好なドライグリップ性能、加工性が得られる傾向がある。
なお、アセトン抽出は、JIS K 6229:2015に準拠した方法により実施できる。オゾン分解は、例えば、高分子学会予稿集第29巻第9号第2055頁に記載の方法によって実施できる。分子量の分布(ΔM1、ΔM2等の分子量分布)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)(溶離液:テトラヒドロフラン、検出器:示差屈折計、カラム:昭和電工(株)製のShodex KF−804Lを二本連結)により測定できる(標準ポリスチレン換算)。
前記ゴム組成物は、ゴム成分として、スチレンブタジエン共重合体(スチレンブタジエンゴム(SBR))を含む。
SBRは、ドライグリップ性能、加工性の観点から、スチレン含有量が好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上、更に好ましくは20.0質量%以上である。上限は特に限定されないが、好ましくは50.0質量%以下、より好ましくは40.0質量%以下である。
なお、SBRのスチレン含有量は、H−NMR測定により算出される。
ゴム成分100質量%中のSBRの含有量は、ドライグリップ性能、加工性の観点から、好ましくは60質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上であり、100質量%でもよい。
SBRとしては特に限定されず、例えば、乳化重合スチレンブタジエン重合体(乳化重合スチレンブタジエンゴム(E−SBR))、溶液重合スチレンブタジエン共重合体(溶液重合スチレンブタジエンゴム(S−SBR))等を使用できる。なかでも、ドライグリップ性能の観点から、E−SBRが好ましい。E−SBRは、S−SBRが含まない低分子量成分をポリマー骨格内に含んでいるため、骨格となるポリマーの種類という観点から、グリップ性能が改善されると推察される。SBRは、非変性SBR、変性SBRのいずれでもよい。
変性SBRとしては、シリカ等の充填剤と相互作用する官能基を有するSBRであればよく、例えば、SBRの少なくとも一方の末端を、上記官能基を有する化合物(変性剤)で変性された末端変性SBR(末端に上記官能基を有する末端変性SBR)や、主鎖に上記官能基を有する主鎖変性SBRや、主鎖及び末端に上記官能基を有する主鎖末端変性SBR(例えば、主鎖に上記官能基を有し、少なくとも一方の末端を上記変性剤で変性された主鎖末端変性SBR)や、分子中に2個以上のエポキシ基を有する多官能化合物により変性(カップリング)され、水酸基やエポキシ基が導入された末端変性SBR等が挙げられる。
上記官能基としては、例えば、アミノ基、アミド基、シリル基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、イミノ基、イミダゾール基、ウレア基、エーテル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、メルカプト基、スルフィド基、ジスルフィド基、スルホニル基、スルフィニル基、チオカルボニル基、アンモニウム基、イミド基、ヒドラゾ基、アゾ基、ジアゾ基、カルボキシル基、ニトリル基、ピリジル基、アルコキシ基、水酸基、オキシ基、エポキシ基等が挙げられる。なお、これらの官能基は、置換基を有していてもよい。なかでも、アミノ基(好ましくはアミノ基が有する水素原子が炭素数1〜6のアルキル基に置換されたアミノ基)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基)、アルコキシシリル基(好ましくは炭素数1〜6のアルコキシシリル基)、アミド基が好ましい。
変性SBRとして、例えば、下記式で表される化合物(変性剤)により変性されたSBRを好適に使用できる。
Figure 0006806119
(式中、R、R及びRは、同一又は異なって、アルキル基、アルコキシ基、シリルオキシ基、アセタール基、カルボキシル基(−COOH)、メルカプト基(−SH)又はこれらの誘導体を表す。R及びRは、同一又は異なって、水素原子又はアルキル基を表す。R及びRは結合して窒素原子と共に環構造を形成してもよい。nは整数を表す。)
上記式で表される化合物(変性剤)により変性された変性SBRとしては、なかでも、溶液重合のスチレンブタジエンゴム(S−SBR)の重合末端(活性末端)を上記式で表される化合物により変性されたSBR(特開2010−111753号公報に記載の変性SBR等)が好適に用いられる。
、R及びRとしてはアルコキシ基が好適である(好ましくは炭素数1〜8、より好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基)。R及びRとしてはアルキル基(好ましくは炭素数1〜3のアルキル基)が好適である。nは、好ましくは1〜5、より好ましくは2〜4、更に好ましくは3である。また、R及びRが結合して窒素原子と共に環構造を形成する場合、4〜8員環であることが好ましい。なお、アルコキシ基には、シクロアルコキシ基(シクロヘキシルオキシ基等)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ベンジルオキシ基等)も含まれる。
上記変性剤の具体例としては、2−ジメチルアミノエチルトリメトキシシラン、3−ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、2−ジメチルアミノエチルトリエトキシシラン、3−ジメチルアミノプロピルトリエトキシシラン、2−ジエチルアミノエチルトリメトキシシラン、3−ジエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、2−ジエチルアミノエチルトリエトキシシラン、3−ジエチルアミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。なかでも、3−ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、3−ジメチルアミノプロピルトリエトキシシラン、3−ジエチルアミノプロピルトリメトキシシランが好ましい。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
変性SBRとしては、以下の化合物(変性剤)により変性された変性SBRも好適に使用できる。変性剤としては、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロールエタントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル等の多価アルコールのポリグリシジルエーテル;ジグリシジル化ビスフェノールA等の2個以上のフェノール基を有する芳香族化合物のポリグリシジルエーテル;1,4−ジグリシジルベンゼン、1,3,5−トリグリシジルベンゼン、ポリエポキシ化液状ポリブタジエン等のポリエポキシ化合物;4,4’−ジグリシジル−ジフェニルメチルアミン、4,4’−ジグリシジル−ジベンジルメチルアミン等のエポキシ基含有3級アミン;ジグリシジルアニリン、N,N’−ジグリシジル−4−グリシジルオキシアニリン、ジグリシジルオルソトルイジン、テトラグリシジルメタキシレンジアミン、テトラグリシジルアミノジフェニルメタン、テトラグリシジル−p−フェニレンジアミン、ジグリシジルアミノメチルシクロヘキサン、テトラグリシジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン等のジグリシジルアミノ化合物;
ビス−(1−メチルプロピル)カルバミン酸クロリド、4−モルホリンカルボニルクロリド、1−ピロリジンカルボニルクロリド、N,N−ジメチルカルバミド酸クロリド、N,N−ジエチルカルバミド酸クロリド等のアミノ基含有酸クロリド;1,3−ビス−(グリシジルオキシプロピル)−テトラメチルジシロキサン、(3−グリシジルオキシプロピル)−ペンタメチルジシロキサン等のエポキシ基含有シラン化合物;
(トリメチルシリル)[3−(トリメトキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(トリエトキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(トリプロポキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(トリブトキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(メチルジエトキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(メチルジプロポキシシリル)プロピル]スルフィド、(トリメチルシリル)[3−(メチルジブトキシシリル)プロピル]スルフィド等のスルフィド基含有シラン化合物;
エチレンイミン、プロピレンイミン等のN−置換アジリジン化合物;メチルトリエトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノエチルトリメトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノエチルトリエトキシシラン等のアルコキシシラン;4−N,N−ジメチルアミノベンゾフェノン、4−N,N−ジ−t−ブチルアミノベンゾフェノン、4−N,N−ジフェニルアミノベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジフェニルアミノ)ベンゾフェノン、N,N,N’,N’−ビス−(テトラエチルアミノ)ベンゾフェノン等のアミノ基及び/又は置換アミノ基を有する(チオ)ベンゾフェノン化合物;4−N,N−ジメチルアミノベンズアルデヒド、4−N,N−ジフェニルアミノベンズアルデヒド、4−N,N−ジビニルアミノベンズアルデヒド等のアミノ基及び/又は置換アミノ基を有するベンズアルデヒド化合物;N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−フェニル−2−ピロリドン、N−t−ブチル−2−ピロリドン、N−メチル−5−メチル−2−ピロリドン等のN−置換ピロリドンN−メチル−2−ピペリドン、N−ビニル−2−ピペリドン、N−フェニル−2−ピペリドン等のN−置換ピペリドン;N−メチル−ε−カプロラクタム、N−フェニル−ε−カプロラクタム、N−メチル−ω−ラウリロラクタム、N−ビニル−ω−ラウリロラクタム、N−メチル−β−プロピオラクタム、N−フェニル−β−プロピオラクタム等のN−置換ラクタム類;の他、
N,N−ビス−(2,3−エポキシプロポキシ)−アニリン、4,4−メチレン−ビス−(N,N−グリシジルアニリン)、トリス−(2,3−エポキシプロピル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオン類、N,N−ジエチルアセトアミド、N−メチルマレイミド、N,N−ジエチル尿素、1,3−ジメチルエチレン尿素、1,3−ジビニルエチレン尿素、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン、1−メチル−3−エチル−2−イミダゾリジノン、4−N,N−ジメチルアミノアセトフェン、4−N,N−ジエチルアミノアセトフェノン、1,3−ビス(ジフェニルアミノ)−2−プロパノン、1,7−ビス(メチルエチルアミノ)−4−ヘプタノン等を挙げることができる。なかでも、アルコキシシランにより変性された変性SBRが好ましい。
なお、上記化合物(変性剤)による変性は公知の方法で実施可能である。
SBRとしては、例えば、ZSエラストマー(株)、JSR(株)、旭化成(株)、日本ゼオン(株)等により製造・販売されているSBRを使用できる。なお、SBRは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記ゴム組成物に用いるゴム成分は、SBR以外の他のゴム成分を配合してもよい。他のゴム成分としては、例えば、イソプレン系ゴム(イソプレンゴム(IR)、エポキシ化イソプレンゴム、水素添加イソプレンゴム、グラフト化イソプレンゴム、天然ゴム(NR)、脱タンパク質天然ゴム(DPNR)、高純度天然ゴム(UPNR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)、水素添加天然ゴム(HNR)、グラフト化天然ゴム)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記ゴム組成物は、カーボンブラックを含む。これにより、良好なグリップ性能等が得られる。カーボンブラックとしては、特に限定されず、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAFなどが挙げられる。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上、好ましくは3質量部以上、より好ましくは30質量部以上、更に好ましくは50質量部以上、特に好ましくは70質量部以上である。下限以上にすることで、ドライグリップ性能が向上する傾向がある。また、該カーボンブラックの含有量は、100質量部以下、好ましくは95質量部以下、より好ましくは90質量部以下である。上限以下にすることで、良好な加工性等が得られる傾向がある。
カーボンブラックのチッ素吸着比表面積(NSA)は、50m/g以上が好ましく、80m/g以上がより好ましく、110m/g以上が更に好ましい。下限以上にすることで、ドライグリップ性能が向上する傾向がある。また、カーボンブラックのNSAは、150m/g以下が好ましく、130m/g以下がより好ましい。上限以下にすることで、良好な加工性等が得られる傾向がある。
なお、カーボンブラックのNSAは、JIS K6217、7項のA法によって求められる。
カーボンブラックとしては、例えば、旭カーボン(株)、キャボットジャパン(株)、東海カーボン(株)、三菱化学(株)、ライオン(株)、新日化カーボン(株)、コロンビアカーボン社等の製品を使用できる。
前記ゴム組成物は、シリカを含有してもよい。シリカを用いることで、良好なグリップ性能等が得られる。
シリカを含む場合、ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは90質量部以下である。また、該シリカの含有量は、好ましくは0質量部以上、より好ましくは20質量部以上、更に好ましくは50質量部以上、特に好ましくは70質量部以上である。上記範囲内にすることで、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。
シリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは40m/g以上、より好ましくは80m/g以上、更に好ましくは100m/g以上である。上記NSAは、好ましくは300m/g以下、より好ましくは250m/g以下、更に好ましくは200m/g以下、特に好ましくは180m/g以下である。上記範囲内にすることで、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。
なお、シリカの窒素吸着比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
シリカとしては、例えば、乾式法シリカ(無水シリカ)、湿式法シリカ(含水シリカ)等が挙げられるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
シリカとしては、例えば、デグッサ社、東ソー・シリカ(株)、ソルベイジャパン(株)、(株)トクヤマ等の製品を使用できる。
前記ゴム組成物は、カーボンブラック、シリカ以外の他の充填剤(補強性充填剤)を配合してもよい。他の充填剤としては特に限定されず、炭酸カルシウム、タルク、アルミナ、クレー、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、マイカなどが挙げられる。
充填剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは30質量部以上、より好ましくは50質量部以上、更に好ましくは70質量部以上である。下限以上にすることで、ドライグリップ性能が向上する傾向がある。また、該充填剤の含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは90質量部以下である。上限以下にすることで、良好な加工性等が得られる傾向がある。
前記ゴム組成物がシリカを含む場合、更にシランカップリング剤を含むことが好ましい。これにより、良好な強度等が得られる傾向がある。
シランカップリング剤の含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは2質量部以上、更に好ましくは3質量部以上、特に好ましくは5質量部以上である。また、該含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは16質量部以下、更に好ましくは12質量部以下である。上記範囲内にすることで、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。
シランカップリング剤としては、特に限定されず、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、などのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、Momentive社製のNXT、NXT−Zなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、などのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシランなどのクロロ系などがあげられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、前記効果が良好に得られるという理由から、スルフィド系、メルカプト系が好ましい。
前記ゴム組成物は、ドライグリップ性能、加工性の観点から、軟化剤を配合することが好ましい。軟化剤とは、常温(25℃)で液体状態の軟化作用を有する成分である。軟化剤としては特に限定されないが、液状ポリマー(液状ジエン系重合体)、オイルなどが挙げられる。これらは、1種を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
軟化剤の含有量(合計含有量)は、ゴム成分100質量部に対して、2質量部以上が好ましく、4質量部以上がより好ましい。下限以上にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。また、該含有量は、40質量部以下が好ましく、35質量部以下がより好ましく、30質量部以下が更に好ましい。上限以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。なお、本明細書において、軟化剤の含有量には、油展ゴムに含まれるオイルの量も含まれる。
軟化剤のなかでも、液状ポリマー、オイルが好ましく、ドライグリップ性能、加工性の観点から、液状ポリマー(液状ジエン系重合体)が特に好ましい。
上記液状ポリマーとは、常温(25℃)で液体状態の重合体であり、例えば、液状ジエン系重合体等が挙げられる。
液状ジエン系重合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が、1.0×10〜2.0×10であることが好ましく、3.0×10〜1.5×10であることがより好ましい。
なお、本明細書において、液状ジエン系重合体のMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算値である。
液状ジエン系重合体としては、液状スチレンブタジエン共重合体(液状SBR)、液状ブタジエン重合体(液状BR)、液状イソプレン重合体(液状IR)、液状スチレンイソプレン共重合体(液状SIR)などが挙げられる。
液状ポリマー(液状ジエン系重合体)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上が好ましく、3質量部以上がより好ましく、4質量部以上が更に好ましい。下限以上にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。また、該含有量は、40質量部以下が好ましく、35質量部以下がより好ましく、30質量部以下が更に好ましく、27質量部以下が特に好ましい。上限以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。
上記オイルとしては、特に限定されず、パラフィン系プロセスオイル、アロマ系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルなどのプロセスオイル、TDAE、MES等の低PCA(多環式芳香族)プロセスオイル、植物油脂、及びこれらの混合物等、従来公知のオイルを使用できる。なかでも、ゴム物性の点では、アロマ系プロセスオイルが好ましい。
例えば、市販品として、出光興産(株)、三共油化工業(株)、(株)ジャパンエナジー、オリソイ社、H&R社、豊国製油(株)、昭和シェル石油(株)、富士興産(株)等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
オイルの含有量は、加工性等の観点から、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは30質量部以下、より好ましくは20質量部以下、更に好ましくは17質量部以下である。下限は特に限定されず、配合しなくてもよい(0質量部)。なお、本明細書において、オイルの含有量には、油展ゴムに含まれるオイルの量も含まれる。
前記ゴム組成物には、ドライグリップ性能、加工性の観点から、常温(25℃)で固体状態のレジン(樹脂)を配合することが好ましい。
レジンの含有量(合計含有量)は、ゴム成分100質量部に対して、1.0質量部以上が好ましく、3.0質量部以上がより好ましく、4.0質量部以上が更に好ましく、5.0質量部以上が特に好ましい。下限以上にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。また、該含有量は、40.0質量部以下が好ましく、35.0質量部以下がより好ましく、30.0質量部以下が更に好ましく、27.0質量部以下が特に好ましい。上限以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。
レジンは、ドライグリップ性能、加工性の観点から、軟化点が160℃以下であることが好ましく、150℃以下がより好ましく、130℃以下が更に好ましい。上記レジンの軟化点は、50℃以上が好ましく、60℃以上がより好ましく、70℃以上が更に好ましい。なお、本明細書において、軟化点は、JIS K 6220−1:2001に規定される軟化点を環球式軟化点測定装置で測定し、球が降下した温度である。
レジンとしては、例えば、芳香族ビニル重合体、クマロンインデン樹脂、インデン樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、アクリル系樹脂などが挙げられる。市販品としては、丸善石油化学(株)、住友ベークライト(株)、ヤスハラケミカル(株)、東ソー(株)、Rutgers Chemicals社、BASF社、アリゾナケミカル社、日塗化学(株)、(株)日本触媒、JXエネルギー(株)、荒川化学工業(株)、田岡化学工業(株)、東亞合成(株)等の製品を使用できる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記芳香族ビニル重合体とは、α−メチルスチレン及び/又はスチレンを重合して得られる樹脂であり、スチレンの単独重合体、α−メチルスチレンの単独重合体、α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体などが挙げられる。なかでも、α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体が好ましい。
上記クマロンインデン樹脂とは、樹脂の骨格(主鎖)を構成する主なモノマー成分として、クマロン及びインデンを含む樹脂であり、クマロン、インデン以外に骨格に含まれるモノマー成分としては、スチレン、α−メチルスチレン、メチルインデン、ビニルトルエンなどが挙げられる。
上記インデン樹脂とは、樹脂の骨格(主鎖)を構成する主なモノマー成分として、インデンを含む樹脂である。
上記ロジン系樹脂(ロジン類)変性の有無によって分類可能であり、無変性ロジン(未変性ロジン)、ロジン変性体(ロジン誘導体)に分類できる。無変性ロジンとしては、トールロジン(別名トール油ロジン)、ガムロジン、ウッドロジン、不均斉化ロジン、重合ロジン、水素化ロジン、その他の化学的に修飾されたロジンなどが挙げられる。ロジン変性体は無変性ロジンの変性体であって、ロジンエステル類、不飽和カルボン酸変性ロジン類、不飽和カルボン酸変性ロジンエステル類、ロジンのアミド化合物、ロジンのアミン塩などが挙げられる。
ロジン系樹脂は、カルボキシル基の含有量が過度に高くなく、適度な酸価を有していることが好ましい。具体的には、ロジン系樹脂の酸価は、通常、0mgKOH/gを超え、例えば、200mgKOH/g以下、好ましくは100mgKOH/g以下、より好ましくは30mgKOH/g以下、さらに好ましくは10mgKOH/g以下である。
なお、酸価は、後述する実施例に準拠して測定できる。なお、酸価が過度に高い場合などには、公知のエステル化処理によって、ロジン類のカルボキシル基を低減し、酸価を上記範囲に調整することも可能である。
上記テルペン系樹脂としては、テルペン化合物を重合して得られるポリテルペン樹脂や、テルペン化合物と芳香族化合物とを重合して得られる芳香族変性テルペン樹脂などを使用できる。また、これらの水素添加物を使用することもできる。
上記ポリテルペン樹脂は、テルペン化合物を重合して得られる樹脂である。該テルペン化合物は、(Cの組成で表される炭化水素及びその含酸素誘導体で、モノテルペン(C1016)、セスキテルペン(C1524)、ジテルペン(C2032)などに分類されるテルペンを基本骨格とする化合物であり、例えば、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネン、ミルセン、アロオシメン、オシメン、α−フェランドレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、1,8−シネオール、1,4−シネオール、α−テルピネオール、β−テルピネオール、γ−テルピネオールなどが挙げられる。
上記ポリテルペン樹脂としては、上述したテルペン化合物を原料とするピネン樹脂、リモネン樹脂、ジペンテン樹脂、ピネン/リモネン樹脂などが挙げられる。なかでも、重合反応が容易である点、天然松脂が原料のため、安価であるという点から、ピネン樹脂が好ましい。ピネン樹脂は、通常、異性体の関係にあるα−ピネン及びβ−ピネンの両方を含んでいるが、含有する成分の違いにより、β−ピネンを主成分とするβ−ピネン樹脂と、α−ピネンを主成分とするα−ピネン樹脂とに分類される。
上記芳香族変性テルペン樹脂としては、上記テルペン化合物及びフェノール系化合物を原料とするテルペンフェノール樹脂や、上記テルペン化合物及びスチレン系化合物を原料とするテルペンスチレン樹脂などが挙げられる。また、上記テルペン化合物、フェノール系化合物及びスチレン系化合物を原料とするテルペンフェノールスチレン樹脂を使用することもできる。なお、フェノール系化合物としては、例えば、フェノール、ビスフェノールA、クレゾール、キシレノールなどが挙げられる。また、スチレン系化合物としては、スチレン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。
なかでも、ドライグリップ性能、加工性の観点から、テルペン系樹脂が好ましく、芳香族変性テルペン樹脂が特に好ましい。また、テルペン系樹脂の軟化点は70〜150℃が好ましい。下限は80℃以上がより好ましく、上限は145℃以下がより好ましい。上記範囲内にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。
テルペン系樹脂(芳香族変性テルペン樹脂)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、1.0質量部以上が好ましく、3.0質量部以上がより好ましく、4.0質量部以上が更に好ましく、5.0質量部以上が特に好ましい。下限以上にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。また、該含有量は、40.0質量部以下が好ましく、35.0質量部以下がより好ましく、30.0質量部以下が更に好ましく、27.0質量部以下が特に好ましい。上限以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。
軟化剤及びレジンの合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、10質量部以上が好ましく、20質量部以上がより好ましく、25質量部以上が更に好ましい。下限以上にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。また、該合計含有量は、60質量部以下が好ましく、50質量部以下がより好ましく、40質量部以下が更に好ましい。上限以下にすることで、良好な工程通過性が得られ、優れた加工性が得られる傾向がある。なお、軟化剤として液状ポリマー(液状ジエン系重合体)を含むものを用い、レジンとしてテルペン系樹脂(芳香族変性テルペン樹脂)を含むものを用いる場合も、同様の範囲が好適である。
前記ゴム組成物は、硫黄(硫黄加硫剤)を含むことが好ましい。
硫黄としては、ゴム工業において一般的に用いられる粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄、可溶性硫黄などが挙げられる。市販品としては、鶴見化学工業(株)、軽井沢硫黄(株)、四国化成工業(株)、フレクシス社、日本乾溜工業(株)、細井化学工業(株)等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ゴム成分100質量部に対する前記硫黄(硫黄加硫剤)の含有量は、好ましくは1.0質量部以上、より好ましくは2.0質量部以上、更に好ましくは2.2質量部以上である。下限以上にすることで、良好なドライグリップ性能が得られる傾向がある。上限は特に限定されないが、好ましくは5.0質量部以下、より好ましくは4.0質量部以下、更に好ましくは3.5質量部以下である。
前記ゴム組成物は、加硫促進剤を含むことが好ましい。
加硫促進剤としては、例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(DM(2,2’−ジベンゾチアゾリルジスルフィド))、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等のチアゾール系加硫促進剤;テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD)、テトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)、テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(TOT−N)等のチウラム系加硫促進剤;N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N’−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のスルフェンアミド系加硫促進剤;ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトトリルビグアニジン等のグアニジン系加硫促進剤を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、スルフェンアミド系、チアゾール系加硫促進剤が好ましい。
加硫促進剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、加硫特性等の観点から、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは0.7質量部以上である。また、上記含有量は、工程通過性の観点から、好ましくは5.0質量部以下、より好ましくは2.5質量部以下、更に好ましくは2.0質量部以下である。上記数値範囲内であると、良好なドライグリップ性能、加工性が得られる傾向がある。
前記ゴム組成物は、ワックスを含んでもよい。
ワックスとしては、特に限定されず、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス;植物系ワックス、動物系ワックス等の天然系ワックス;エチレン、プロピレン等の重合物等の合成ワックス等が挙げられる。市販品として、大内新興化学工業(株)、日本精蝋(株)、精工化学(株)等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、石油系ワックスが好ましく、パラフィンワックスがより好ましい。
ワックスの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であり、また、好ましくは10質量部以下、より好ましくは6質量部以下である。
前記ゴム組成物は、老化防止剤を含有することが好ましい。
老化防止剤としては特に限定されず、例えば、フェニル−α−ナフチルアミン等のナフチルアミン系老化防止剤;オクチル化ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α’−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等のジフェニルアミン系老化防止剤;N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン等のp−フェニレンジアミン系老化防止剤;2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンの重合物等のキノリン系老化防止剤;2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール等のモノフェノール系老化防止剤;テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のビス、トリス、ポリフェノール系老化防止剤などが挙げられる。市販品としては、精工化学(株)、住友化学(株)、大内新興化学工業(株)、フレクシス社等の製品を使用できる。これらは単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、p−フェニレンジアミン系老化防止剤(より好ましくは、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)が好ましい。
老化防止剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1.0質量部以上、より好ましくは3.0質量部以上である。また、好ましくは7.0質量部以下、より好ましくは6.0質量部以下である。
前記ゴム組成物は、脂肪酸、特にステアリン酸を含むことが好ましい。
ステアリン酸としては、従来公知のものを使用でき、例えば、日油(株)、NOF社、花王(株)、富士フイルム和光純薬(株)、千葉脂肪酸(株)等の製品を使用できる。
脂肪酸の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1.0質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは10.0質量部以下、より好ましくは5.0質量部以下である。
前記ゴム組成物は、酸化亜鉛を含むことが好ましい。
酸化亜鉛としては、従来公知のものを使用でき、例えば、三井金属鉱業(株)、東邦亜鉛(株)、ハクスイテック(株)、正同化学工業(株)、堺化学工業(株)等の製品を使用できる。
酸化亜鉛の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1.0質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは5.0質量部以下、より好ましくは3.0質量部以下である。
前記ゴム組成物には、前記成分の他、タイヤ工業において一般的に用いられている添加剤を配合でき、加工助剤、界面活性剤等を例示できる。
トレッド用ゴム組成物(加硫後のトレッド用ゴム組成物)の製造方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、前記各成分をオープンロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法などにより製造できる。
混練条件としては、架橋剤(加硫剤)及び加硫促進剤以外の添加剤を混練するベース練り工程では、混練排出温度は、通常100〜180℃、好ましくは120〜170℃である。加硫剤、加硫促進剤を混練する仕上げ練り工程では、混練温度は、通常120℃以下、好ましくは85〜110℃である。また、加硫剤、加硫促進剤を混練した組成物は、通常、プレス加硫などの加硫処理が施される。加硫温度としては、通常140〜190℃、好ましくは150〜185℃である。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。すなわち、上記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッド(単層トレッド、多層トレッドのキャップトレッド等の路面に接触する部材)等の形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
前記タイヤは、乗用車用タイヤ、大型乗用車用、大型SUV用タイヤ、トラック、バスなどの重荷重用タイヤ、ライトトラック用タイヤ、二輪自動車用タイヤ、レース用タイヤ(高性能タイヤ)などに使用可能である。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
実施例及び比較例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
E−SBR:JSR(株)製のSBR1502(E−SBR、スチレン含有量23.5質量%)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイヤブラックN220(NSA114m/g)
シリカ:デグッサ社製のULTRASIL VN3(NSA175m/g)
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi75
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛
ステアリン酸:日油(株)製のつばき
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
オイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスオイルNC300SN
液状ジエン系重合体1:サートマー社製のRICON100(液状SBR、スチレン含有量25質量%、Mw4500)
液状ジエン系重合体2:クラレ社製のL−SBR−820(液状SBR、スチレン含有量20質量%、Mw8500)
レジン1:ヤスハラケミカル社製のYSレジンTO125(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点125℃)
レジン2:ヤスハラケミカル社製のYSレジンTO115(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点115℃)
硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
(実施例及び比較例)
表1に示す配合処方にしたがい、(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を150℃排出の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。次に、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、オープンロールを用いて、80℃の条件下で5分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物をトレッドの形状に成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを作製し、170℃の条件下で10分間プレス加硫して試験用タイヤ(サイズ:195/65R15)を得た。
得られた試験用タイヤ、未加硫ゴム組成物を用いて、下記により評価した。結果を表1、2に示す。なお、表1の基準比較例は比較例1−1、表2の基準比較例は比較例2−1である。
<アセトン抽出・オゾン分解>
上記試験用タイヤ(新品)のトレッドから切り出したゴム試験片(加硫後のトレッド用ゴム組成物)について、JIS K 6229:2015に準拠してアセトン抽出を実施した。得られた抽出成分について、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)(溶離液:テトラヒドロフラン、検出器:示差屈折計、カラム:昭和電工(株)製のShodex KF−804Lを二本連結)を用いて分子量の分布を測定した(標準ポリスチレン換算)。
更に、前記抽出成分に高分子学会予稿集第29巻第9号第2055頁に記載の方法によってオゾン分解を施して得られたオゾン分解成分についても、同様に分子量の分布を測定した。
得られた新品の抽出成分の測定結果を用いて、ΔM1の範囲のピーク面積H1a、ΔM2のピーク面積H2aを測定し、また、オゾン分解成分の測定結果を用いて、ΔM1の範囲のピーク面積H1b、ΔM2のピーク面積H2bを求めた。得られたH1a、H1b、H2a、H2bを用いて、H1b/H1a、H2b/H2aを算出した。
<ドライグリップ性能>
試験用タイヤを車両(国産FF2000cc)の全輪に装着し、ドライアスファルト路面のテストコースにて実車走行を行った。発進、加速、コーナリング時における操舵コントロールの安定性をテストドライバーがフィーリング評価した。フィーリング評価は、基準比較例を100とし、明らかに性能が向上したとテストドライバーが判断したものを110、これまでに全く見られなかった良好なレベルであるものを120とする評点付けで総合点として、指数表示をした。数値が大きいほど乾燥路面におけるグリップ性能が優れることを示す。
<加工性(工程通過性)>
得られた未加硫ゴム組成物をロール練りし、その際のロールとの密着性を評価した。評価は、基準比較例を100とし、明らかに加工性が劣るものを95、加工できないものを90、逆に明らかに加工性が向上したものを105として、各配合を指数表示した(加工性指数)。指数が大きいほど、加工性(ロール密着性)に優れることを示す。
Figure 0006806119
Figure 0006806119
表1、2より、SBR/カーボンブラック配合、SBR/シリカ配合とも、前記式(1)、(2)を満たす実施例では、優れたドライグリップ性能が得られた。また、加工性(工程通過性)にも優れていた。

Claims (4)

  1. 少なくとも1種のスチレンブタジエン共重合体を含むゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを1〜100質量部、シリカを0〜150質量部含有するトレッド用ゴム組成物であって、
    更に液状ポリマー及びレジンを含み、
    ゴム成分100質量部に対する液状ポリマーの含有量が1〜40質量部であり、
    ゴム成分100質量部に対するオイルの含有量が20質量部以下であり、
    アセトン抽出で得られる抽出成分及び該抽出成分にオゾン分解を施して得られるオゾン分解成分は、分子量50以上2500未満の範囲のそれぞれのピーク面積H1a及びH1bが下記式(1)、分子量2500以上30000以下の範囲のそれぞれのピーク面積H2a及びH2bが下記式(2)を満たすトレッド用ゴム組成物。
    1.05≦H1b/H1a≦1.75 (1)
    0.20≦H2b/H2a≦0.75 (2)
    〔但し、下記(イ)〜(ハ)のトレッド用ゴム組成物を除く。
    (イ)ゴム成分100質量部に対し、ω−9脂肪酸アミドを0.1〜10質量部含有するトレッド用ゴム組成物。
    (ロ)ジエン系ゴムを70〜97質量%及びスチレン系熱可塑性エラストマーを3〜30質量%含むトレッド用ゴム組成物。
    (ハ)共役ジエン系重合体鎖(a1)と、変性剤(a2)との反応により得られる、3以上の前記共役ジエン系重合体鎖(a1)が前記変性剤(a2)を介して結合してなる構造体(a)を5質量%以上含み、
    前記共役ジエン系重合体鎖(a1)が、一方の端にイソプレン単位を70質量%以上含有するイソプレンブロックを有し、他方の端に活性末端を有し、
    前記共役ジエン系重合体鎖(a1)における前記イソプレンブロック以外の部分のスチレン単位含有量が、35〜45質量%である
    共役ジエン系ゴムを含むトレッド用ゴム組成物。〕
  2. ゴム成分100質量部に対するレジンの含有量が1.0〜40.0質量部である請求項1記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. スチレンブタジエン共重合体が乳化重合スチレンブタジエン共重合体である請求項1又は2記載のトレッド用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物で構成されたトレッドを有する空気入りタイヤ。
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