JP6805913B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
従来より、MFP(Multi-Function Peripheral)等の画像形成装置には、原稿をスキャンするスキャナユニットが搭載されており、読み取りデバイスにて検出した信号を画像処理デバイスが処理することで、スキャン原稿の画像データを生成する。
一般に、スキャナユニット内の画像処理デバイスには、検出される信号の一部に欠落が発生した場合に、対応する画素(欠落画素)の画素値を、他の画素の画素値で補間する補間機能が配されている。具体例として、下記特許文献1には、欠落画素の周辺の画素領域を用いてパターンマッチングを行い、欠落画素を含むパターンと類似するパターンを抽出することで、欠落画素を補間する補間方法が開示されている。
しかしながら、上記補間方法の場合、N番目の欠落画素と、(N+1)番目の欠落画素とでパターンマッチングに用いる画素領域が、互いに重複しないことが前提となっている。
一方で、補間精度を向上させるために、例えば、パターンマッチングに用いる画素領域を広げた場合、N番目の欠落画素と(N+1)番目の欠落画素とで、画素領域が重複することが考えられる。このような場合、上記補間方法では、補間画素の画素値を適切に算出することができないといった問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、補間画素の画素値の算出に用いる画素領域が他の画素領域と重複する場合でも、補間画素の画素値が算出できるようにすることを目的とする。
本発明の各実施形態に係る画像処理装置は、以下のような構成を有する。即ち、
主走査方向に1ラインごとに取得される画像データにおいて、欠落画素を補間するための補間画素の画素値の算出に用いる画素領域を決定する決定手段と、
前記画像データのうち、N番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、N番目の前記欠落画素を補間する処理が行われた場合の、次の処理対象の画素が、(N+1)番目の前記画素領域に含まれるか否かを判定する判定手段と、
(N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、1ライン分の前記画像データを格納するメモリに対して、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスにアクセスし、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出す読み出し制御手段と、
(N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、前記読み出し制御手段により読み出された、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、(N+1)番目の前記欠落画素を補間する補間手段とを有することを特徴とする。
本発明の各実施形態によれば、補間画素の画素値の算出に用いる画素領域が他の画素領域と重複する場合でも、補間画素の画素値が算出できるようになる。
スキャナユニットのハードウェア構成の一例を示す図である。 欠落画素の発生事由を説明するための図である。 一般的な画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の一例を示す図である。 一般的な画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の一例を示す図である。 各タイミングにおいて、マッチング処理用のバッファに格納される画素及び出力バッファに対して出力制限を行う出力制御信号の一例を示す図である。 画像処理デバイスの機能構成の一例を示す図である。 画像処理デバイスによる画像処理の流れを示すフローチャートである。 補間処理の流れを示すフローチャートである。
以下、各実施形態の詳細について添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に際して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<1.スキャナユニットのハードウェア構成>
はじめに、第1の実施形態に係る画像処理デバイスを有するスキャナユニットのハードウェア構成について説明する。図1は、スキャナユニットのハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、スキャナユニット110は、MFP等の画像形成装置100に搭載される。スキャナユニット110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113を有する。更に、スキャナユニット110は、画像処理デバイス114、I/F(Interface)デバイス115、読み取りデバイス116を有する。
CPU111は、ROM112に格納された各種プログラムを実行し、スキャナユニット110全体(あるいは、スキャナユニット110以外のユニットも含む画像形成装置100全体)を制御する。
ROM112は不揮発性メモリであり、CPU111により実行される各種プログラムを格納する、主記憶部として機能する。RAM113は揮発性メモリであり、ROM112に格納された各種プログラムがCPU111により実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶部として機能する。
画像処理デバイス114は専用の集積回路であり、読み取りデバイスにて検出される信号に基づいて生成された、スキャン原稿についての画像データを処理し、出力する。
I/Fデバイス115は、画像形成装置100内の他のユニットと接続し、画像処理デバイス114にて処理された画像データ等の送受信を行うための接続部として機能する。
読み取りデバイス116は、複数のセンサチップを一列に配置することで原稿幅以上の範囲を検出可能とした(あるいは、長尺のラインセンサを配置することで原稿幅以上の範囲を検出可能とした)読み取りデバイスである。読み取りデバイス116は、原稿をスキャンすることで検出した信号に基づいてスキャン原稿についての画像データを生成し、生成した画像データを、画像処理デバイス114に入力する。
<2.欠落画素の発生事由>
次に、読み取りデバイス116にて検出される信号に基づいて生成される画像データに関して、欠落画素が発生する発生事由について説明する。図2は、欠落画素の発生事由を説明するための図である。
このうち、図2(a)は、複数のセンサチップ210_1〜210_nを一列に配置した読み取りデバイス116aにおいて欠落画素が発生する発生事由を説明するための図である。図2(a)に示すように、複数のセンサチップ210_1〜210_nを一列に配置した場合、センサチップ間には物理的な隙間(隙間211、212等参照)が生じ、当該隙間に相当する位置では、信号を検出することができない。
このため、読み取りデバイス116aにて検出される信号に基づいて生成される画像データ220においては、隙間211、212に相当する画素221、222が、欠落画素となる。
図2(b)は、長尺のラインセンサ230を配置した読み取りデバイス116bにおいて欠落画素が発生する発生事由を説明するための図である。長尺のラインセンサ230の場合、物理的な隙間に起因する欠落画素が発生することはない。しかしながら、図2(b)に示すように、検出される信号240にノイズが含まれていた場合に、当該信号240に基づいて生成される画像データ250において、素子231、232に対応する画素251、252は欠落画素となる。
なお、長尺のラインセンサ230に限らず、図2(a)のようなセンサチップ210_1〜210_nにおいても、検出される信号にノイズが含まれていた場合には、同様に、対応する画素は欠落画素となる。
このように、読み取りデバイス116にて検出される信号に基づいて生成される画像データの場合、様々な事由により欠落画素が発生する。ただし、以下では、説明の簡略化のため、図2(b)を用いて説明した発生事由により、欠落画素が発生するケースを対象に画像処理デバイス114が補間処理を行う場合について説明する。
なお、図2(b)を用いて説明した発生事由により欠落画素が発生する場合、欠落画素の発生間隔が短い場合と、長い場合とが混在することになる。このため、補間処理の際、画像処理デバイス114では、パターンマッチングに用いる欠落画素の周辺の画素領域("マッチング領域"と称す)が、他の欠落画素のマッチング領域と重複するケースと重複しないケースとが混在することになる。
そこで、以下では、マッチング領域が他のマッチング領域と重複するケースと重複しないケースとが混在する場合の、画像処理デバイス114の補間処理について説明する。なお、説明にあたっては、比較例として、まず、一般的な画像処理デバイスを用いた場合の補間処理について説明し(下記<3.1>参照)、続いて、本実施形態に係る画像処理デバイス114を用いた場合の補間処理について説明する(下記<3.2>参照)。
<3.補間処理の説明>
<3.1 一般的な画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の説明>
はじめに、一般的な画像処理デバイスを用いた場合の補間処理について説明する。図3及び図4は、一般的な画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の一例を示す図であり、隣接する欠落画素間において、マッチング領域が重複するケースと重複しないケースとが混在する場合の補間処理を示している。なお、補間処理を実行するにあたり、一般的な画像処理デバイスでは、欠落画素の発生事由となる事象が発生していることを事前に把握しており、マッチング領域を決定しているものとする。
一般的な画像処理デバイスは、主走査方向1ライン分の画像データ250を取得すると、処理対象の画素がマッチング領域に含まれるか、マッチング領域に含まれないかを判定する。図3(a)の例では、処理対象の画素がマッチング領域301に含まれるため、一般的な画像処理デバイスは、処理対象の画素の画素値をマッチング処理用のバッファ310に格納する。
マッチング領域301に含まれる各画素の画素値全てがマッチング処理用のバッファ310に格納されると、マッチング処理部では、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行う。これにより、マッチング処理部では、補間画素の画素値311を算出する。
補間画素の画素値311を算出すると、一般的な画像処理デバイスでは、マッチング処理用のバッファ310に格納された各画素の、欠落画素に対応する位置に補間画素の画素値311を挿入する。そして、マッチング処理用のバッファ310に格納された各画素の画素値とともに、出力バッファ320に格納する。
マッチング領域301についてのマッチング処理が完了すると、図3(b)に示すように、一般的な画像処理デバイスでは、画像データ250のうち、処理した画素の次の画素331を処理対象の画素として処理を行う。具体的には、処理対象の画素がマッチング領域に含まれるか否かを判定し、含まれると判定すると、当該画素の画素値をマッチング処理用のバッファ310に格納する。
このため、一般的な画像処理デバイスの場合、マッチング処理用のバッファ310には、画素331の画素値から格納されることになる。つまり、一般的な画像処理デバイスの場合、マッチング領域302に含まれる各画素の画素値全てをマッチング処理用のバッファ310に格納することはできない。図3(b)の例では、マッチング処理用のバッファ310には、2画素分の画素値(マッチング領域301と重複する領域に含まれる画素の画素値)が格納されないことになる。この結果、マッチング処理部では、マッチング処理の際に、マッチング領域302に含まれる各画素の画素値全てを用いることができず、補間画素の画素値312を適切に算出することができない。
このように、一般的な画像処理デバイスの場合、隣接する欠落画素間において、マッチング領域が他のマッチング領域と重複すると、補間画素の画素値を適切に算出することができず、出力バッファ320には欠落画素321が格納されることになる。
ただし、一般的な画像処理デバイスの場合であっても、マッチング領域が他のマッチング領域と重複しない場合(他のマッチング領域との間にマッチング領域に含まれない画素が存在する場合)には、補間画素の画素値を適切に算出することができる。
図4(a)は、処理対象の画素がいずれのマッチング領域にも含まれない場合の、一般的な画像処理デバイスの処理を示している。処理対象の画素がいずれのマッチング領域にも含まれない場合、一般的な画像処理デバイスでは、処理対象の画素の画素値を、出力バッファ320に格納する。
更に、図4(b)は、処理対象の画素がマッチング領域303(他のマッチング領域と重複しないマッチング領域)に含まれる場合の、一般的な画像処理デバイスの処理を示している。処理対象の画素がマッチング領域303(他のマッチング領域と重複しないマッチング領域)に含まれる場合、一般的な画像処理デバイスでは、処理対象の画素の画素値をマッチング処理用のバッファ310に格納する。
マッチング領域303に含まれる各画素の画素値全てがマッチング処理用のバッファ310に格納されると、マッチング処理部では、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行う。これにより、マッチング処理部では、補間画素の画素値313を算出する。
補間画素の画素値313を算出すると、一般的な画像処理デバイスでは、マッチング処理用のバッファ310に格納された各画素の、欠落画素に対応する位置に補間画素の画素値313を挿入する。そして、マッチング処理用のバッファ310に格納された各画素の画素値とともに、出力バッファ320に格納する。
このように、一般的な画像処理デバイスの場合、隣接する欠落画素間において、マッチング領域が他のマッチング領域と重複しない場合には、補間画素の画素値を適切に算出することができる。
<3.2 本実施形態に係る画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の説明>
次に、本実施形態に係る画像処理デバイス114を用いた場合の補間処理について説明する。本実施形態に係る画像処理デバイス114では、マッチング領域が他のマッチング領域と重複する場合でも重複しない場合でも、それぞれの補間画素の画素値を適切に算出できるように補間処理を行う。図5及び図6は、第1の実施形態に係る画像処理デバイスを用いた場合の補間処理の一例を示す図であり、隣接する欠落画素間において、マッチング領域が重複するケースと重複しないケースとが混在する場合を示している。なお、補間処理を実行するにあたり、画像処理デバイス114では、欠落画素の発生事由となる事象が発生していることを事前に把握しており、マッチング領域を決定しているものとする。
図5(a)に示すように、本実施形態に係る画像処理デバイス114の場合、主走査方向1ライン分の画像データ250を格納するラインバッファ510を有しており、取得した画像データ250の各画素の画素値を、順次、ラインバッファ510に格納する。
また、本実施形態に係る画像処理デバイス114は、格納した画像データ250の各画素のうち、処理対象の画素が、マッチング領域に含まれるか否かを判定する。図5(a)の例では、処理対象の画素がマッチング領域301に含まれるため、画像処理デバイス114では、処理対象の画素の画素値をラインバッファ510より読み出し、マッチング処理用のバッファ520に格納する。
マッチング領域301に含まれる各画素の画素値全てがラインバッファ510より読み出され、マッチング処理用のバッファ520に格納されると、マッチング処理部は、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行う。これにより、マッチング処理部は、補間画素の画素値521を算出する。
画像処理デバイス114では、補間画素の画素値521を算出すると、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の、欠落画素511に対応する位置に補間画素の画素値521を挿入する。そして、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の画素値とともに、出力バッファ530に格納する。
マッチング領域301についてのマッチング処理が完了すると、画像処理デバイス114では、処理した画素の次の画素331が、マッチング領域に含まれるか否かを判定する。図5(b)の例では、画素331がマッチング領域302に含まれるため、画像処理デバイス114は、マッチング領域302に含まれる各画素の画素値を、ラインバッファ510より読み出し、マッチング処理用のバッファ520に格納する。
ここで、画像処理デバイス114の場合、画像データ250の各画素の画素値をラインバッファ510に格納している。このため、画像処理デバイス114では、マッチング領域302に含まれる各画素の画素値をラインバッファ510より遡って読み出すことができる。
具体的には、画像処理デバイス114は、ラインバッファ510上のマッチング領域302に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスにアクセスする。これにより、画像処理デバイス114は、ラインバッファ510から、マッチング領域302に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出すことができる。
マッチング領域302に含まれる各画素の画素値全てがマッチング処理用のバッファ520に格納されると、マッチング処理部では、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行う。これにより、マッチング処理部では、補間画素の画素値522を算出する。
補間画素の画素値522を算出すると、画像処理デバイス114では、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の、欠落画素512に対応する位置に補間画素の画素値522を挿入する。そして、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の画素値とともに、出力バッファ530に格納する。ただし、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素のうちの先頭の2画素は、補間画素の画素値521とともに既に出力バッファ530に格納済みである。したがって、ここでは、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素のうち、マッチング領域301との重複領域の画素を除く画素の画素値を、補間画素の画素値522とともに出力バッファ530に格納する。
このように、本実施形態では、画像処理デバイス114にラインバッファ510を配し、取得した画像データを順次格納する。これにより、画像処理デバイス114によれば、マッチング領域に含まれる各画素の画素値を、当該ラインバッファ510から読み出してマッチング処理用のバッファ520に格納することが可能になる。
また、本実施形態では、ラインバッファ510からの読み出しの際、マッチング領域に含まれる各画素に対応するアドレスにアクセスする。つまり、画像処理デバイス114では、N番目のマッチング領域についてマッチング処理が完了した時点のアドレス如何に関わらず、N+1番目のマッチング領域に含まれる各画素に対応するアドレスに従ってラインバッファ510にアクセスする。
これにより、画像処理デバイス114によれば、マッチング領域が重複する場合でも、マッチング領域に含まれる各画素の画素値全てを読み出してマッチング処理用のバッファ520に格納することができるため、補間画素の画素値を適切に算出することができる。
なお、本実施形態に係る画像処理デバイス114では、隣接する欠落画素間において、マッチング領域が他のマッチング領域と重複しない場合も、上記一般的な画像処理デバイスと同様の補間処理を行うことで、補間画素の画素値を適切に算出する。
図6(a)は、処理対象の画素がいずれのマッチング領域にも含まれない場合の、画像処理デバイス114の処理を示している。処理対象の画素がいずれのマッチング領域にも含まれない場合、画像処理デバイス114では、処理対象の画素の画素値を、ラインバッファ510から読み出して、そのまま出力バッファ530に格納する。
図6(b)は、処理対象の画素がマッチング領域303(他のマッチング領域と重複しないマッチング領域)に含まれる場合の、画像処理デバイス114の処理を示している。処理した次の画素332が、マッチング領域303に含まれる場合、画像処理デバイス114では、マッチング領域303に含まれる各画素の画素値を、ラインバッファ510より読み出し、マッチング処理用のバッファ520に格納する。
具体的には、画像処理デバイス114は、ラインバッファ510上のマッチング領域303に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレス(ここでは画素332に対応するアドレス)にアクセスする。これにより、画像処理デバイス114は、ラインバッファ510から、マッチング領域303に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出すことができる。
マッチング領域303に含まれる各画素の画素値全てがマッチング処理用のバッファ520に格納されると、マッチング処理部では、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行う。これにより、マッチング処理部では、補間画素の画素値523を算出する。
補間画素の画素値523を算出すると、本実施形態に係る画像処理デバイス114では、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の、欠落画素に対応する位置に補間画素の画素値523を挿入する。そして、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の画素値とともに、出力バッファ530に格納する。
これにより、本実施形態に係る画像処理デバイスでは、隣接する欠落画素間において、マッチング領域が他のマッチング領域と重複しない場合においても、補間画素の画素値を適切に算出することができる。
このように、画像処理デバイス114では、マッチング領域が他のマッチング領域と重複する場合でも重複しない場合でも、マッチング領域に含まれる各画素の画素値を全て読み出すよう制御する。そして、出力バッファに格納する際に、重複して読み出した画素の調整を行う。
換言すると、画像処理デバイス114では、マッチング領域が重複する場合には、マッチング処理用のバッファ520に対して、マッチング領域の重複に応じた並び替えを行ったうえで画素値を格納する。そして、格納した画素値を出力バッファ530に格納する際に、マッチング領域の重複に応じた出力制限を行う。
また、画像処理デバイス114では、マッチング領域が重複しない場合には、マッチング処理用のバッファ520に対して、並び替えを行うことなく画素値を格納する。そして、格納した画素値を出力バッファ530に格納する際に、出力制限を行うことなく出力する。
図7は、各タイミングにおいて、マッチング処理用のバッファに格納される画素及び出力バッファに対して出力制限を行う出力制御信号の一例を示す図である。なお、各画素の番号は、便宜的に付した番号であり、同じ番号は同じ画素の画素値が格納されていることを示す。
図7(a)に示すように、タイミング701において、マッチング処理用のバッファ520には、画素1〜画素9の画素値が格納される。また、タイミング702において、マッチング処理用のバッファ520には、画素8〜画素16の画素値が格納される。タイミング702において格納される画素は、他のマッチング領域と重複するマッチング領域に含まれる画素である。このため、マッチング処理用のバッファ520には、マッチング領域の重複に応じて並び替えが行われた画素の画素値が格納される。また、図7(b)に示すように、格納された画素値は、マッチング領域の重複に応じた出力制限(符号711参照)のもとで、出力バッファ530に格納される。
一方、図7(a)に示すように、タイミング703において、マッチング処理用のバッファ520には、画素19〜画素27が格納される。タイミング703において格納される画素は、他のマッチング領域と重複しないマッチング領域に含まれる画素である。このため、画素値の並び替えが行われることなくマッチング処理用のバッファ520に画素値が格納される。また、図7(b)に示すように、格納された画素値は、出力制限が行われることなく(符号712参照)、出力バッファ530に格納される。
<4.画像処理デバイスの機能構成>
次に、画像処理デバイス114の機能構成について説明する。図8は、画像処理デバイスの機能構成の一例を示す図である。図8に示すように、画像処理デバイス114は、補間位置情報取得部810、マッチング領域決定部820、画像データ取得部830、読み出し制御部840、マッチング処理部850、出力制御部860を有する。
補間位置情報取得部810は、読み取りデバイス116の各素子のうち、欠落画素の発生事由となる事象が発生している素子を事前に把握し、当該事象が発生している素子の位置を示す情報を含む補間位置情報を取得する。補間位置情報取得部810は、取得した補間位置情報をマッチング領域決定部820に通知する。
マッチング領域決定部820は決定手段の一例であり、補間位置情報取得部810より通知された補間位置情報に基づいて、マッチング領域を決定する。マッチング領域決定部820は、補間位置情報に、複数の位置を示す情報が含まれていた場合には、それぞれの位置を示す情報ごとに、マッチング領域を決定する。マッチング領域決定部820は、決定したマッチング領域を、読み出し制御部840に通知する。
画像データ取得部830は、読み取りデバイス116の各素子にて検出された信号に基づいて生成された画像データを取得し、ラインバッファ510に格納する。
読み出し制御部840は判定手段の一例であり、処理対象の画素が、マッチング領域決定部820より通知されたマッチング領域に含まれるか否かを判定する。
また、読み出し制御部840は読み出し制御手段の一例でもあり、処理対象の画素が、マッチング領域に含まれないと判定した場合、処理対象の画素に対応するアドレスを読み出しアドレス(ラインバッファ510の読み出し先を示すアドレス)に設定する。また、読み出し制御部840は、設定した読み出しアドレスに基づいてラインバッファ510にアクセスし、画素値を読み出し、出力制御部860に送信する。
また、処理対象の画素が、マッチング領域に含まれると判定した場合、読み出し制御部840は、マッチング領域に含まれる各画素に対応するアドレスを識別する。また、読み出し制御部840は、識別したアドレスのうちの先頭のアドレスを読み出しアドレスに設定し、ラインバッファ510にアクセスすることで、マッチング領域に含まれる各画素の画素値を、順次読み出す。更に、読み出し制御部840は、ラインバッファ510より順次読み出した画素値を、マッチング処理用のバッファ520に格納する。
より具体的に説明すると、N番目のマッチング領域についてマッチング処理が完了した時点での読み出しアドレスは、N番目のマッチング領域の最後の画素に対応するアドレスとなっている。このため、次の処理対象の画素が、(N+1)番目のマッチング領域に含まれる場合、読み出し制御部840は、(N+1)番目のマッチング領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスを用いて読み出しアドレスの設定を変更する。これにより、読み出し制御部840では、(N+1)番目のマッチング領域に含まれる各画素の画素値を、順次、ラインバッファ510から読み出すことができる。
マッチング処理部850は補間手段の一例であり、マッチング処理用のバッファ520に、マッチング領域に含まれる各画素の画素値が全て格納されると、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行い、補間画素の画素値を算出する。マッチング処理部850は、マッチング処理が完了すると、読み出し制御部840に通知するとともに、算出した補間画素の画素値を出力制御部860に送信する。
出力制御部860は出力制御手段の一例であり、処理対象の画素が、マッチング領域に含まれない場合には、読み出し制御部840より送信された処理対象の画素の画素値を、出力バッファ530に格納する。
また、出力制御部860は、処理対象の画素が、マッチング領域に含まれる場合には、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の、欠落画素に対応する位置に、マッチング処理部850より送信された補間画素の画素値を挿入する。更に、出力制御部860は、他のマッチング領域と重複しない場合には、補間画素の画素値が挿入された各画素の画素値を、出力バッファ530に格納する。一方、他のマッチング領域と重複する場合には、補間画素の画素値が挿入された各画素のうち、重複領域に対応する画素以外の画素の画素値を、出力バッファ530に格納する。
<5.画像処理の流れ>
次に、画像処理デバイス114による画像処理の流れについて説明する。図9は、画像処理デバイスによる画像処理の流れを示すフローチャートである。読み取りデバイス116によるスキャンが開始されると、画像処理デバイス114では、図9に示すフローチャートを開始する。なお、ここでは、1ライン分の画像データについての画像処理の流れを説明する。
ステップS901において、補間位置情報取得部810は、補間位置情報を取得し、マッチング領域決定部820に通知する。
ステップS902において、マッチング領域決定部820は、補間位置情報に基づいてマッチング領域を決定する。また、マッチング領域決定部820は、マッチング領域をカウントするマッチング領域カウンタNに1を入力する(Nには、1以上の整数が入力可能である)。
ステップS903において、画像データ取得部830は、読み取りデバイス116より画像データを取得し、ラインバッファ510に格納する処理を開始する。以降、1ライン分の画像データを取得して、ラインバッファ510への格納が完了するまで処理を継続する。
ステップS904において、読み出し制御部840は、読み出しアドレスをリセットする。
ステップS905において、読み出し制御部840は、現在の読み出しアドレスに基づいて読み出す読み出し先の画素が、N番目のマッチング領域に含まれるか否かを判定する。
ステップS905において、N番目のマッチング領域に含まれないと判定した場合には(ステップS905においてNoの場合には)、ステップS906に進む。ステップS906において、読み出し制御部840は、現在の読み出しアドレスに基づいてラインバッファ510にアクセスし、画素値を読み出し、出力制御部860に送信する。
ステップS907において、出力制御部860は、送信された画素値を、出力バッファ530に格納する。
一方、ステップS905において、N番目のマッチング領域に含まれると判定した場合には(ステップS905においてYesの場合には)、ステップS908に進む。ステップS908において、読み出し制御部840、マッチング処理部850、出力制御部860は、補間処理を実行する。なお、補間処理の詳細は後述する。
ステップS909において、読み出し制御部840は、取得した画像データについて処理が完了したか否かを判定する。ステップS909において、処理が完了していないと判定した場合には(ステップS909においてNoの場合には)、ステップS910に進む。
ステップS910において、読み出し制御部840は、読み出しアドレスをインクリメントし、ステップS905に戻る。
一方、ステップS909において、処理が完了したと判定した場合には(ステップS909においてYesの場合には)、画像処理を終了する。
<6.補間処理の詳細>
次に、補間処理(図9のステップS908)の詳細について説明する。図10は、補間処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001において、読み出し制御部840は、N番目のマッチング領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭アドレスを読み出しアドレスに設定する。
ステップS1002において、読み出し制御部840は、ステップS1001において設定した読み出しアドレスに基づいて、ラインバッファ510にアクセスし、対応する画素の画素値を読み出し、マッチング処理用のバッファ520に格納する。
ステップS1003において、読み出し制御部840は、N番目のマッチング領域に含まれる全ての画素の画素値を、マッチング処理用のバッファ520に格納したか否かを判定する。ステップS1003において、格納していない画素の画素値があると判定した場合には(ステップS1003においてNoの場合には)、ステップS1004に進む。
ステップS1004において、読み出し制御部840は、読み出しアドレスをインクリメントして、ステップS1002に戻る。
一方、ステップS1003において、全ての画素の画素値を、マッチング処理用のバッファ520に格納したと判定した場合には(ステップS1003においてYesの場合には)、ステップS1005に進む。
ステップS1005において、マッチング処理部850は、マッチング処理用のバッファ520に格納された画素の画素値を用いて、予め用意されたパターンデータによりマッチング処理を行い、補間画素の画素値を算出する。
ステップS1006において、出力制御部860は、マッチング処理用のバッファ520に格納された各画素の、欠落画素に対応する位置に、補間画素の画素値を挿入する。
ステップS1007において、出力制御部860は、補間画素の画素値が挿入された各画素の画素値のうち、重複領域の画素を除く画素の画素値を、出力バッファ530に格納する。なお、出力制御部860は、重複領域の画素がない場合には、補間画素の画素値が挿入された各画素を、出力バッファ530に格納する。
ステップS1008において、読み出し制御部840は、マッチング領域カウンタNをインクリメントし、図9のステップS909に戻る。
<7.まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る画像処理デバイス114は、
・読み取りデバイスの各素子の信号に基づいて生成された主走査方向1ライン分の画像データを取得し、ラインバッファに格納する。
・N番目のマッチング領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、N番目の欠落画素を補間する処理が行われた後の次の処理対象の画素が、(N+1)番目のマッチング領域に含まれるか否かを判定する。
・(N+1)番目のマッチング領域に含まれると判定した場合、ラインバッファに対して、(N+1)番目のマッチング領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスにアクセスする。そして、(N+1)番目のマッチング領域に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出す。
・読み出した画素値を用いて、(N+1)番目の補間画素の画素値を算出する。
これにより、画像処理デバイス114によれば、マッチング領域が他のマッチング領域と重複する場合も重複しない場合も、マッチング領域に含まれる各画素の画素値全てを読み出してマッチング処理用のバッファに格納することができる。
この結果、画像処理デバイス114によれば、マッチング領域が他のマッチング領域と重複する場合も重複しない場合も、適切にマッチング処理を行うことが可能となり、補間画素の画素値が算出できるようになる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、欠落画素を中心とする前後4画素分をマッチング領域として決定する場合について説明したが、マッチング領域の決定方法はこれに限定されない。欠落画素の前後において5画素以上の所定画素数をマッチング領域として決定してもよい。また、欠落画素の前と後とで異なる画素数を割り当てることでマッチング領域を決定してもよい。
また、上記第1の実施形態では、所定のパターンデータによりマッチング処理を行うものとして説明したが、欠落画素に応じて、異なるパターンデータによりマッチング処理を行うように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、マッチング領域を広げることで、マッチング領域の重複が生じるケースについて説明したが、例えば、複数のセンサチップ210_1〜210_nそれぞれの長さを短くすることで、マッチング領域の重複が生じることも考えられる。このような場合も、画像処理デバイス114によれば、上記第1の実施形態と同様の補間処理を適用することができる。
また、上記第1の実施形態では、補間画素の画素値を算出した場合に、欠落画素に対応する位置に挿入するものとして説明したが、算出した画素値によっては、欠落画素に対応する位置に挿入しないように構成してもよい。また、挿入する位置は、欠落画素に対応する位置でなくてもよく、原稿ごとに切り替えるように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、専用の集積回路を用いて上記画像処理(図9等)を実行する場合について説明した。しかしながら、CPU、ROM、RAMにより形成されるコンピュータが、画像処理プログラムを実行することで、上記画像処理(図9等)を実行する構成としてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :画像形成装置
110 :スキャナユニット
114 :画像処理デバイス
116 :読み取りデバイス
210_1〜210_n :センサチップ
220 :画像データ
230 :ラインセンサ
240 :信号
250 :画像データ
301、302、303 :マッチング領域
510 :ラインバッファ
511、512、513 :欠落画素
520 :マッチング処理用のバッファ
521、522、523 :補間画素の画素値
530 :出力バッファ
810 :補間位置情報取得部
820 :マッチング領域決定部
830 :画像データ取得部
840 :読み出し制御部
850 :マッチング処理部
860 :出力制御部
特開2013−093674号公報

Claims (8)

  1. 主走査方向に1ラインごとに取得される画像データにおいて、欠落画素を補間するための補間画素の画素値の算出に用いる画素領域を決定する決定手段と、
    前記画像データのうち、N番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、N番目の前記欠落画素を補間する処理が行われた場合の、次の処理対象の画素が、(N+1)番目の前記画素領域に含まれるか否かを判定する判定手段と、
    (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、1ライン分の前記画像データを格納するメモリに対して、(N+1)番目の画素領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスにアクセスし、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出す読み出し制御手段と、
    (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、前記読み出し制御手段により読み出された、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、(N+1)番目の前記欠落画素を補間する補間手段と
    を有することを特徴とする画像処理デバイス。
  2. 前記補間手段は、前記画素領域ごとに異なるパターンデータによりマッチング処理を行うことで、前記欠落画素を補間する補間画素の画素値を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理デバイス。
  3. (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、前記読み出し制御手段により読み出された、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の、(N+1)番目の前記欠落画素に対応する位置に、(N+1)番目の前記補間画素の画素値を挿入し、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値とともに、出力バッファに格納する出力制御手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理デバイス。
  4. 前記出力制御手段は、(N+1)番目の前記補間画素の画素値を、N番目の前記画素領域と(N+1)番目の前記画素領域との重複領域に含まれる画素を除く画素の画素値とともに、前記出力バッファに格納することを特徴とする請求項3に記載の画像処理デバイス。
  5. (N+1)番目の前記画素領域に含まれないと判定された場合、前記読み出し制御手段は、1ライン分の前記画像データを格納するメモリに対して、前記次の処理対象の画素に対応するアドレスにアクセスし、前記次の処理対象の画素の画素値を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理デバイス。
  6. 前記決定手段は、前記欠落画素の位置を中心とする所定の画素数を含む領域を、前記画素領域として決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理デバイス。
  7. 主走査方向に1ラインごとに取得される画像データにおいて、欠落画素を補間するための補間画素の画素値の算出に用いる画素領域を決定する決定工程と、
    前記画像データのうち、N番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、N番目の前記欠落画素を補間する処理が行われた場合の、次の処理対象の画素が、(N+1)番目の前記画素領域に含まれるか否かを判定する判定工程と、
    (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、1ライン分の前記画像データを格納するメモリに対して、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスにアクセスし、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出す読み出し制御工程と、
    (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、前記読み出し制御工程において読み出された、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、(N+1)番目の前記欠落画素を補間する補間工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 主走査方向に1ラインごとに取得される画像データにおいて、欠落画素を補間するための補間画素の画素値の算出に用いる画素領域を決定する決定工程と、
    前記画像データのうち、N番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、N番目の前記欠落画素を補間する処理が行われた場合の、次の処理対象の画素が、(N+1)番目の前記画素領域に含まれるか否かを判定する判定工程と、
    (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、1ライン分の前記画像データを格納するメモリに対して、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素に対応するアドレスのうちの先頭のアドレスにアクセスし、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値を、順次、読み出す読み出し制御工程と、
    (N+1)番目の前記画素領域に含まれると判定された場合に、前記読み出し制御工程において読み出された、(N+1)番目の前記画素領域に含まれる各画素の画素値に基づいて、(N+1)番目の前記欠落画素を補間する補間工程と
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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