JP6805808B2 - 発光制御回路、光源装置、及び、電子機器 - Google Patents

発光制御回路、光源装置、及び、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、LED(発光ダイオード)等の発光素子を用いる光源装置において発光を制御する発光制御回路に関する。さらに、本発明は、そのような発光制御回路を備える光源装置、及び、そのような光源装置を備える電子機器等に関する。
LED等の発光素子を用いる光源装置において明るさを調節する手法として、アナログ調光とデジタル調光とが知られている。例えば、アナログ調光は、発光素子を駆動するスイッチングレギュレーターを制御して、発光素子に流れる電流の大きさを調節することによって実現される。一方、デジタル調光は、発光素子に直列に接続されたスイッチングトランジスターをオン/オフ制御して、発光素子に電流が流れる期間の長さを調節することによって実現される。
関連する技術として、特許文献1には、光源が比較的明るい調光領域と暗い調光領域とにおいて調光指示と調光の程度との関係が大きく異なるような調光特性を改善するために、より広い調光領域に亘って調光指示信号の大きさと出力電流との関係を線形とすることができる光源駆動装置が開示されている。
特許文献1の図2に示されているように、この光源駆動装置においては、LEDモジュール12に直列に接続されたインダクターL1及びスイッチ素子Q1を含むコンバーター回路部3を制御して、コンバーター回路部3からLEDモジュール12に供給される出力電流Ioの大きさを調節するアナログ調光が用いられている。
また、特許文献2には、LEDランプ装置における電力効率の改善を目的とする電源装置が開示されている。特許文献2の図3に示されているように、この電源装置においては、LEDランプ106に直列に接続されたスイッチング素子316を所定周波数でオン/オフ制御して、LEDランプ106に電流が流れる期間の長さを調節するデジタル調光が用いられている。
特開2015−135738号(段落0010−0012、図2) 特開2009−200053号(段落0014−0017、図3)
1つの光源装置においてアナログ調光とデジタル調光との両方が行われる場合に、特許文献1に開示されているアナログ調光用の回路と特許文献2に開示されているデジタル調光用の回路とを組み合わせると、それぞれの回路が個別に独立して動作することになる。従って、デジタル調光用の第1のスイッチング素子(特許文献2のスイッチング素子316)がオン状態からオフ状態に移行した後も、アナログ調光用の第2のスイッチング素子(特許文献1のスイッチ素子Q1)がオン/オフ動作を行う場合がある。
そのような場合に、発光素子には電流が流れない。しかしながら、第2のスイッチング素子がオン状態になると、インダクター(特許文献1のインダクターL1)から第2のスイッチング素子を介して直流電源の負極端子に電流が流れるので、インダクターに蓄積されたエネルギーが、発光素子において発光に用いられることなく放出されてしまう。その結果、無駄な電力損失が生じるという不具合がある。
また、デジタル調光用の第1のスイッチング素子がスイッチング動作を行って発光素子が間欠的に発光する場合に、第1のスイッチング素子がオン状態となってから最初に第2のスイッチング素子がオン状態となるタイミングが遅れると、インダクターに十分なエネルギーが蓄積されていない状態では、発光素子の発光タイミングが遅れたり、又は、発光素子に十分な電流が流れない。あるいは、第1のスイッチング素子がオン状態となってから最初に第2のスイッチング素子がオン状態となる期間が短いと、インダクターに十分なエネルギーが蓄積されない内に第2のスイッチング素子がオフ状態に移行して、発光素子に十分な電流が流れない。その結果、発光素子の発光タイミング又は明るさが変動して、操作者に違和感を与えることがある。
そこで、上記の点に鑑み、本発明の第1の目的は、アナログ調光とデジタル調光との両方を行う場合に、インダクターに蓄積されたエネルギーが発光に用いられることなく放出されることを抑制して電力損失を低減させることが可能な発光制御回路を提供することである。また、本発明の第2の目的は、デジタル調光によって発光素子が間欠的に発光する場合に、発光素子の発光タイミング又は明るさの変動を低減することである。さらに、本発明の第3の目的は、そのような発光制御回路を備える光源装置、及び、そのような光源装置を備える電子機器等を提供することである。
以上の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の観点に係る発光制御回路は、第1のノードとインダクターの一端との間に接続された発光素子に流れる電流を制御する第1のスイッチング素子と、インダクターの他端から第2のノードに流れる電流を制御する第2のスイッチング素子とを制御する発光制御回路であって、(i)第1のスイッチング素子を制御する第1の制御信号を生成する駆動回路と、(ii)第2のスイッチング素子を制御する第2の制御信号を生成するスイッチング制御回路であって、駆動回路が第1のスイッチング素子をオフ状態にするために第1の制御信号を非活性化している期間においては、第2のスイッチング素子をオフ状態にするために第2の制御信号を非活性化するスイッチング制御回路とを備える。
本発明の第1の観点によれば、アナログ調光とデジタル調光との両方を行う場合に、デジタル調光用の第1のスイッチング素子がオフ状態となって発光素子に電流が流れない期間において、アナログ調光用の第2のスイッチング素子がオフ状態とされる。それにより、インダクターに蓄積されたエネルギーが発光に用いられることなく放出されることを抑制して、電力損失を低減させることが可能となる。
例えば、第1又は第2のスイッチング素子としてPチャネルMOSトランジスターが用いられる場合には、第1又は第2の制御信号が、ローレベルに活性化され、ハイレベルに非活性化される。一方、第1又は第2のスイッチング素子としてNチャネルMOSトランジスターが用いられる場合には、第1又は第2の制御信号が、ハイレベルに活性化され、ローレベルに非活性化される。
ここで、スイッチング制御回路は、駆動回路が第1のスイッチング素子をオン状態にするために第1の制御信号を活性化している期間においては、第2のスイッチング素子を交互にオン状態及びオフ状態にするために第2の制御信号を交互に活性化及び非活性化するようにしても良い。それにより、第1のスイッチング素子がオン状態である期間において、インダクターにエネルギーを蓄積したり、インダクターからエネルギーを放出したりすることができる。
また、スイッチング制御回路が、第1の制御信号の活性化に同期して第2の制御信号の活性化を開始しても良い。それにより、デジタル調光によって発光素子が間欠的に発光する場合に、第1のスイッチング素子がオン状態になると第2のスイッチング素子もオン状態になるので、発光素子の発光タイミング又は明るさの変動を低減することができる。
その場合に、スイッチング制御回路が、第1の制御信号が活性化されてから最初に第2の制御信号が活性化される活性化期間を所定の期間以上としても良い。所定の期間は、第1の制御信号が活性化されてから2回目に第2の制御信号が活性化される活性化期間の90%〜95%の範囲内であることが望ましい。それにより、デジタル調光によって発光素子が間欠的に発光する場合に、第2のスイッチング素子がオン状態となってインダクターに十分なエネルギーが蓄積されてから第2のスイッチング素子がオフ状態に移行するので、発光素子の明るさの変動を低減することができる。
また、発光制御回路が、第1の制御信号の活性化に同期してクロック信号の生成を開始するクロック信号生成回路をさらに備え、スイッチング制御回路が、クロック信号に同期して第2の制御信号を活性化しても良い。それにより、第2の制御信号の活性化タイミングを、第1の制御信号の活性化タイミングに同期させることができる。
さらに、駆動回路が、第1の発光モードにおいて、第1の制御信号を常に活性化する一方、第2の発光モードにおいて、第1の制御信号を交互に活性化及び非活性化することによって発光素子に電流が流れる期間の長さを調節し、スイッチング制御回路が、第1の発光モード及び第2の発光モードにおいて、第2の制御信号を交互に活性化及び非活性化することによって発光素子に流れる電流の大きさを調節しても良い。それにより、発光素子を比較的明るく発光させる第1の発光モードにおいては、アナログ調光のみを行い、発光素子を比較的暗く発光させる第2の発光モードにおいては、アナログ調光に加えてデジタル調光を行うことができる。
本発明の第2の観点に係る光源装置は、上記いずれかの発光制御回路と、上記の発光素子、インダクター、第1のスイッチング素子、及び、第2のスイッチング素子と、インダクターの他端と第1のノードとの間に接続されたダイオードとを備え、第1及び第2のスイッチング素子がオン状態であるときに、第1のノードから第2のノードに電流が流れてインダクターにエネルギーが蓄積され、第1のスイッチング素子がオン状態で第2のスイッチング素子がオフ状態になったときに、インダクターに蓄積されたエネルギーによって発光素子及びダイオードに電流が流れる。
本発明の第2の観点によれば、発光制御回路が、インダクターに蓄積されたエネルギーが発光に用いられることなく放出されることを抑制するので、電力損失の少ない光源装置を提供することができる。
また、光源装置において、第1のスイッチング素子が、第1のノードと発光素子との間に接続されていても良い。それにより、第1のスイッチング素子の一端における電位の変動を小さくすることができる。
本発明の第3の観点に係る電子機器は、上記いずれかの光源装置を備える。本発明の第3の観点によれば、電力損失の少ない光源装置を用いて、電子機器の消費電力を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る発光制御回路を備える光源装置の回路図。 図1に示す駆動回路及びスイッチング制御回路の構成例を示す回路図。 図1に示す発光制御回路における各種信号の時間的変化を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る発光制御回路を備える光源装置の回路図。 図1及び図4に示す発光制御回路における各種信号の時間的変化を示す図。 図4に示すクロック信号生成回路の構成例を示す回路図。 図6に示すクロック信号生成回路の各部の波形を示す波形図。 ビデオプロジェクターの構成例を示すブロック図。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、重複する説明を省略する。
<光源装置>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る発光制御回路を備える光源装置の構成例を示す回路図である。図1に示すように、この光源装置は、発光制御回路100と、発光素子110と、インダクターL1と、第1のスイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスターQP1と、第2のスイッチング素子であるNチャネルMOSトランジスターQN1と、ダイオードD1と、抵抗R1〜R3と、キャパシターC1〜C4とを含んでいる。
光源装置の第1のノードN1には、高電位側の電源電位VDDが供給され、第2のノードN2には、低電位側の電源電位VSSが供給される。図1には、電源電位VSSが接地電位(0V)である場合が示されている。第1のノードN1と第2のノードN2との間には、トランジスターQP1と、発光素子110と、抵抗R1と、インダクターL1と、トランジスターQN1と、抵抗R2とが直列に接続されている。発光素子110は、例えば、少なくとも1つのLED(発光ダイオード)又はレーザーダイオード等を含み、供給される電流の大きさに応じた明るさで発光する。
トランジスターQP1は、発光素子110と抵抗R1との間、又は、抵抗R1とインダクターL1との間に接続されても良いが、図1に示す例においては、トランジスターQP1が、第1のノードN1と発光素子110との間に接続されている。トランジスターQP1は、第1のノードN1に接続されたソースと、発光素子110に接続されたドレインと、第1の制御信号DDRVが印加されるゲートとを有している。
トランジスターQP1が、発光素子110と抵抗R1との間に接続されていると、トランジスターQP1のソース電位が、発光素子11に電流が流れている期間と流れていない期間とで大きく変動してしまう。それに対して、図1の構成によれば、トランジスターQP1のソース電位の変動を小さくすることができるので、安定した回路動作とすることができる。
トランジスターQP1は、デジタル調光のために設けられており、第1のノードN1とインダクターL1の一端との間に接続された発光素子110に流れる電流を制御する。トランジスターQP1は、第1の制御信号DDRVがローレベルに活性化されているときにオン状態となり、第1の制御信号DDRVがハイレベルに非活性化されているときにオフ状態となる。第1の制御信号DDRVが交互に活性化及び非活性化されると、トランジスターQP1がスイッチング動作を行う。
なお、第1のスイッチング素子として、PチャネルMOSトランジスターQP1の替りにNチャネルMOSトランジスターを用いる場合に、NチャネルMOSトランジスターは、第1の制御信号DDRVがハイレベルに活性化されているときにオン状態となり、第1の制御信号DDRVがローレベルに非活性化されているときにオフ状態となる。
抵抗R1は、発光素子110とインダクターL1の一端との間に接続されており、トランジスターQP1及び発光素子110に流れる電流を検出するために用いられる。トランジスターQN1は、インダクターL1の他端に接続されたドレインと、抵抗R2を介して第2のノードN2に接続されたソースと、第2の制御信号GATEが印加されるゲートとを有している。
トランジスターQN1は、アナログ調光のために設けられており、インダクターL1の他端から第2のノードN2に流れる電流を制御する。トランジスターQN1は、第2の制御信号GATEがハイレベルに活性化されているときにオン状態となり、第2の制御信号GATEがローレベルに非活性化されているときにオフ状態となる。第2の制御信号GATEが交互に活性化及び非活性化されると、トランジスターQN1がスイッチング動作を行う。
なお、第2のスイッチング素子として、NチャネルMOSトランジスターQN1の替りにPチャネルMOSトランジスターを用いる場合に、PチャネルMOSトランジスターは、第2の制御信号GATEがローレベルに活性化されているときにオン状態となり、第2の制御信号GATEがハイレベルに非活性化されているときにオフ状態となる。
抵抗R2は、トランジスターQN1のソースと第2のノードN2との間に接続されており、トランジスターQN1に流れる電流を検出するために用いられる。なお、スイッチング素子としては、MOSトランジスター以外にも、バイポーラトランジスター、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスター)、又は、サイリスター等を使用することができる。
ダイオードD1は、インダクターL1の他端と第1のノードN1との間に接続されており、インダクターL1の他端に接続されたアノードと、第1のノードN1に接続されたカソードとを有している。ダイオードD1としては、例えば、PN接合ダイオードに比べて順方向電圧が低くてスイッチング速度が速いショットキーバリアダイオード等が用いられる。
キャパシターC1は、第1のノードN1と第2のノードN2との間に接続され、電源電圧(VDD−VSS)を平滑化する。キャパシターC4は、インダクターL1の一端と第1のノードN1との間に接続され、電源電圧(VDD−VSS)を降圧して得られる降圧電圧を平滑化する。
<発光制御回路>
図1に示すように、発光制御回路100は、内部レギュレーター10と、レベルシフター21及び22と、駆動回路30と、クロック信号生成回路40と、スイッチング制御回路50と、ドライブ回路60と、スイッチング制御回路50のフィードバックループに設けられたスロープ補償回路71〜オペアンプ75とを含んでいる。
図1には、発光制御回路100が1つの半導体装置(IC)に内蔵されている例が示されているが、発光制御回路100は、複数のディスクリート部品又はICで構成されても良い。また、ダイオードD1又は抵抗R1をICに内蔵しても良い。発光制御回路100は、外部のマイクロコンピューター等からデジタル調光信号DCS及びアナログ調光信号ACSが供給されて、光源装置のトランジスターQP1及びQN1を制御する。
内部レギュレーター10は、例えば、バンドギャップリファレンス回路等で構成された基準電圧生成回路を含み、電源電位VDDに基づいて、ICの内部回路に供給される内部電源電位VDAを生成する。キャパシターC2は、内部レギュレーター10の出力端子と第2のノードN2との間に接続されて、内部電源電圧(VDA−VSS)を平滑化する。レベルシフター(L/S)21及び22は、デジタル調光信号DCSのハイレベルの電位をICの内部回路に適合する電位にシフトする。
駆動回路30は、レベルシフター21から供給されるデジタル調光信号DCSに基づいて、トランジスターQP1を制御する第1の制御信号DDRVを生成する。例えば、駆動回路30は、デジタル調光信号DCSを反転して反転信号を生成すると共に、反転信号のハイレベルの電位を電源電位VDDと略等しくすることにより、第1の制御信号DDRVを生成する。
従って、デジタル調光信号DCSがハイレベルに活性化されているときに、トランジスターQP1がオン状態となって、発光素子110に電流が流れる。従って、デジタル調光信号DCSのデューティー比を変化させることにより、発光素子110に電流が流れる期間を変化させて、デジタル調光を行うことができる。
クロック信号生成回路40は、例えば、CR発振回路等を含み、発振動作を行うことにより、所定の周波数を有するクロック信号CLKを生成する。CR発振回路の発振周波数は、キャパシターの容量値と抵抗の抵抗値との積である時定数で定まる。抵抗R3は、CR発振回路の発振周波数を調整するために、ICに外付けされている。
スイッチング制御回路50は、クロック信号CLK、リセット信号RST、及び、レベルシフター21から供給されるデジタル調光信号DCSに基づいて、トランジスターQN1を制御する第2の制御信号GATEを生成する。第2の制御信号GATEは、バッファー回路等で構成されるドライブ回路60を介して、トランジスターQN1のゲートに印加される。
トランジスターQP1及びQN1がオン状態であるときに、第1のノードN1から第2のノードN2に電流が流れて、発光素子110に電流が流れながらインダクターL1において電気エネルギーが磁気エネルギーに変換されて蓄積される。また、トランジスターQP1がオン状態でトランジスターQN1がオフ状態になったときに、インダクターL1に蓄積された磁気エネルギーが電気エネルギーとなって放出され、発光素子110及びダイオードD1に電流が流れる。
スロープ補償回路71は、電流検出用の抵抗R2の両端間電圧にバイアス電圧を加算して検出信号DETを生成し、検出信号DETをオペアンプ75の非反転入力端子に供給する。電流センスアンプ72は、電流検出用の抵抗R1の両端間電圧を増幅してオペアンプ73の反転入力端子に供給する。オペアンプ73の非反転入力端子には、アナログ調光信号ACSが供給される。オペアンプ73は、アナログ調光信号ACSの電圧と電流センスアンプ72の出力電圧との差を増幅して誤差信号ERRを生成し、誤差信号ERRをスイッチ回路74に供給する。
スイッチ回路74は、例えば、アナログスイッチ等で構成され、レベルシフター22から供給されるデジタル調光信号DCSが活性化されているときにオン状態となり、デジタル調光信号DCSが非活性化されているときにオフ状態となる。それにより、トランジスターQP1がオン状態となっているときに生成された誤差信号ERRの電圧が、キャパシターC3に保持されて、オペアンプ75の反転入力端子に供給される。オペアンプ75は、検出信号DETの電圧とキャパシターC3に保持されている誤差信号ERRの電圧とを比較して、比較結果に応じたリセット信号RSTを生成し、リセット信号RSTをスイッチング制御回路50に供給する。
スイッチング制御回路50は、デジタル調光信号DCSがハイレベルに活性化されてトランジスターQP1がオン状態であるときに、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して第2の制御信号GATEをハイレベルに活性化する。それにより、トランジスターQN1がオン状態となって、第1のノードN1からインダクターL1等を介して電流検出用の抵抗R2に電流が流れる。
抵抗R2に流れる電流が増加するのに伴い、検出信号DETの電圧も上昇する。検出信号DETの電圧がキャパシターC3に保持されている誤差信号ERRの電圧を超えると、リセット信号RSTがハイレベルに活性化される。それにより、第2の制御信号GATEがローレベルに非活性化されて、トランジスターQN1がオフ状態になる。
このようなPWM(パルス幅変調)動作において、アナログ調光信号ACSの電圧が上昇すると、第2の制御信号GATEのオンデューティー比が増大して、トランジスターQN1がオン状態になっている期間が長くなり、発光素子110に流れる電流が増加する。従って、アナログ調光信号ACSの電圧を変化させることにより、発光素子110に流れる電流を変化させて、アナログ調光を行うことができる。
一方、トランジスターQP1がオフ状態であるときには、発光素子110に電流が流れない。しかしながら、トランジスターQN1がオン状態になると、インダクターL1からトランジスターQN1を介して第2のノードN2に電流が流れるので、インダクターL1に蓄積されたエネルギーが、発光素子110において発光に用いられることなく放出されてしまう。その結果、無駄な電力損失が生じるという不具合がある。
そこで、本実施形態においては、スイッチング制御回路50が、第2の制御信号GATEを交互に活性化及び非活性化する際に、駆動回路30がトランジスターQP1をオフ状態にするために第1の制御信号DDRVを非活性化している期間においては、トランジスターQN1をオフ状態にするために第2の制御信号GATEを非活性化する。
図2は、図1に示す駆動回路及びスイッチング制御回路の構成例を示す回路図である。駆動回路30は、例えば、電源電位VDDが供給されるレベルシフター31を含んでいる。レベルシフター31は、図1に示すレベルシフター21から供給されるデジタル調光信号DCSを反転して、第1の制御信号DDRVを生成する。第1の制御信号DDRVのハイレベルの電位は、電源電位VDDと略等しくなる。
スイッチング制御回路50は、例えば、RSフリップフロップ51と、AND回路52とを含んでいる。RSフリップフロップ51は、リセット信号RSTがローレベルであるときに、クロック信号CLKの立ち上がりに同期してセットされて、出力信号をハイレベルに活性化する。
また、RSフリップフロップ51は、クロック信号CLKがローレベルであるときに、リセット信号RSTの立ち上がりに同期してリセットされて、出力信号をローレベルに非活性化する。AND回路52は、デジタル調光信号DCSとRSフリップフロップ51の出力信号との論理積を求めることにより、第2の制御信号GATEを生成する。従って、デジタル調光信号DCSがローレベルに非活性化されているときに、第1の制御信号DDRVがハイレベルに非活性化され、第2の制御信号GATEがローレベルに非活性化される。
<信号波形>
図3は、図1に示す発光制御回路における各種信号の時間的変化を示すタイミングチャートである。ただし、信号の振幅は一定となるように正規化されている。図3に示す例において、駆動回路30は、デジタル調光信号DCSを反転して第1の制御信号DDRVを生成する。第1の制御信号DDRVがローレベルに活性化されているときに、トランジスターQP1がオン状態となり、第1の制御信号DDRVがハイレベルに非活性化されているときに、トランジスターQP1がオフ状態となる。
例えば、駆動回路30は、発光素子110を比較的明るく発光させる第1の発光モードにおいて、第1の制御信号DDRVを常に活性化する。一方、駆動回路30は、発光素子110を比較的暗く(例えば、第1の発光モードよりも暗く)発光させる第2の発光モードにおいて、デジタル調光信号DCSのデューティー比に従って、第1の制御信号DDRVを交互に活性化及び非活性化することにより、発光素子110に電流が流れる期間の長さを調節する。
スイッチング制御回路50は、第1の発光モード及び第2の発光モードにおいて、アナログ調光信号ACSの電圧に従って、第2の制御信号GATEを交互に活性化及び非活性化することにより、発光素子110に流れる電流の大きさを調節する。それにより、発光素子110を比較的明るく発光させる第1の発光モードにおいては、アナログ調光のみを行い、発光素子110を比較的暗く発光させる第2の発光モードにおいては、アナログ調光に加えてデジタル調光を行うことができる。
第2の制御信号GATEがハイレベルに活性化されているときに、トランジスターQN1がオン状態となり、第2の制御信号GATEがローレベルに非活性化されているときに、トランジスターQN1がオフ状態となる。図3に示すように、スイッチング制御回路50は、駆動回路30が第1の制御信号DDRVをハイレベルに非活性化している期間T0においては、第2の制御信号GATEをローレベルに非活性化する。
本実施形態に係る発光制御回路100によれば、アナログ調光とデジタル調光との両方を行う場合に、デジタル調光用のトランジスターQP1がオフ状態となって発光素子110に電流が流れない期間において、アナログ調光用のトランジスターQN1がオフ状態とされる。それにより、発光制御回路100が、インダクターL1に蓄積されたエネルギーが発光に用いられることなく放出されることを抑制するので、電力損失の少ない光源装置を提供することができる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態に係る発光制御回路を備える光源装置の構成例を示す回路図である。第2の実施形態においては、図1に示す第1の実施形態に係る発光制御回路100の替わりに、クロック信号生成回路40aを備える発光制御回路100aが用いられる。その他の点に関しては、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様でも良い。また、図5は、図1及び図4に示す発光制御回路における各種信号の時間的変化を示すタイミングチャートである。ただし、信号の振幅は一定となるように正規化されている。
図1に示す発光制御回路100においては、クロック信号生成回路40が、デジタル調光信号DCSと無関係に動作する。従って、デジタル調光用のトランジスターQP1がスイッチング動作を行って発光素子110が間欠的に発光する場合に、デジタル調光信号DCSが活性化されるタイミングによっては、第1の制御信号DDRVが活性化されてから最初に第2の制御信号GATEが活性化されるタイミングが遅れてしまう。トランジスターQP1がオン状態となってから最初にトランジスターQN1がオン状態となるタイミングが遅れると、インダクターL1に十分なエネルギーが蓄積されていない状態では、発光素子110の発光タイミングが遅れたり、又は、発光素子110に十分な電流が流れない。その結果、発光素子110の発光タイミング又は明るさが変動して、操作者に違和感を与えることがある。
あるいは、図5に示すように、第1の制御信号DDRVが活性化されてから最初に第2の制御信号GATEが活性化される活性化期間T1が短くなってしまう。トランジスターQP1がオン状態となってから最初にトランジスターQN1がオン状態となる期間が短いと、インダクターL1に十分なエネルギーが蓄積されない内にトランジスターQN1がオフ状態に移行して、発光素子110に十分な電流が流れない。その結果、発光素子110の明るさが変動して、操作者に違和感を与えることがある。
そこで、図4に示す発光制御回路100aにおいては、スイッチング制御回路50が、第1の制御信号DDRVの活性化に同期して、第2の制御信号GATE2の活性化を開始する。それにより、デジタル調光によって発光素子110が間欠的に発光する場合に、トランジスターQP1がオン状態になるとトランジスターQN1もオン状態になるので、発光素子110の発光タイミング又は発光素子110に流れる電流の大きさ(発光素子110の明るさ)の変動を低減することができる。
さらに、図5に示すように、スイッチング制御回路50は、第1の制御信号DDRVが活性化されてから最初に第2の制御信号GATE2が活性化される活性化期間T1を所定の期間以上とする。所定の期間は、第1の制御信号DDRVが活性化されてから2回目に第2の制御信号GATE2が活性化される活性化期間T2の90%〜95%の範囲内であることが望ましい。
それにより、デジタル調光によって発光素子110が間欠的に発光する場合に、トランジスターQN1がオン状態となってインダクターL1に十分なエネルギーが蓄積されてからトランジスターQN1がオフ状態に移行するので、発光素子110の明るさの変動を低減することができる。これに対し、第1の制御信号DDRVが活性化されてから最初に生成される第2の制御信号GATE2のパルスをマスクする場合には、短いパルスの発生を防止することはできるものの、第2の制御信号GATE2の活性化が遅くなってしまうという問題がある。
図4に示す発光制御回路100aは、レベルシフター22から供給される第1の制御信号DDRVの活性化に同期してクロック信号CLKの生成を開始するクロック信号生成回路40aを備えており、スイッチング制御回路50は、クロック信号CLKに同期して第2の制御信号GATE2を活性化する。それにより、第2の制御信号GATE2の活性化タイミングを、第1の制御信号DDRVの活性化タイミングに同期させることができる。
図6は、図4に示すクロック信号生成回路の構成例を示す回路図であり、図7は、図6に示すクロック信号生成回路の各部の波形を示す波形図である。図6に示すように、クロック信号生成回路40aは、定電流源41及び42と、オペアンプ43と、バッファー回路44と、インバーター45と、PチャネルMOSトランジスターQP2と、NチャネルMOSトランジスターQN2〜QN4と、抵抗R4〜R6と、キャパシターC5とを含んでいる。
定電流源41は、ICの内部電源電位VDAの配線とオペアンプ43の非反転入力端子との間に接続されている。定電流源42は、オペアンプ43の非反転入力端子と電源電位VSSの配線との間にトランジスターQN3を介して接続されている。例えば、定電流源41及び42は、所定のバイアス電圧がゲートに印加されて定電流を供給するPチャネルMOSトランジスター及びNチャネルMOSトランジスターでそれぞれ構成される。
オペアンプ43は、非反転入力端子に供給される入力電位V1と反転入力端子に供給される入力電位V2との差を比較して、比較結果に応じたクロック信号CLKを出力端子から出力する。バッファー回路44は、オペアンプ43から供給されるクロック信号CLKをバッファーして出力する。インバーター45は、デジタル調光信号DCSを反転して出力する。
トランジスターQP2は、オペアンプ43の非反転入力端子に接続されたソースと、オペアンプ43の反転入力端子に接続されたドレインと、デジタル調光信号DCSが印加されるゲートとを有している。トランジスターQN2は、オペアンプ43の出力端子に接続されたドレインと、電源電位VSSの配線に接続されたソースと、インバーター45の出力信号が印加されるゲートとを有している。
キャパシターC5は、オペアンプ43の非反転入力端子と電源電位VSSの配線との間に接続されている。抵抗R4は、ICの内部電源電位VDAの配線とオペアンプ43の反転入力端子との間に接続されている。抵抗R5及びR6は、オペアンプ43の反転入力端子と電源電位VSSの配線との間に直列に接続されている。
トランジスターQN3は、オペアンプ43の非反転入力端子に接続されたドレインと、定電流源42を介して電源電位VSSの配線に接続されたソースと、オペアンプ43の出力信号が印加されるゲートとを有している。トランジスターQN4は、抵抗R5と抵抗R6との接続点に接続されたドレインと、電源電位VSSの配線に接続されたソースと、オペアンプ43の出力信号が印加されるゲートとを有している。
クロック信号生成回路40aは、ICの内部電源電位VDA及び電源電位VSSが供給されて動作する。以下においては、電源電位VSSが接地電位(0V)であるものとする。デジタル調光信号DCSがローレベル(VSS)に非活性化されているときには、トランジスターQP2及びQN2がオン状態となっている。それにより、オペアンプ43から出力されるクロック信号CLKがローレベルとなり、トランジスターQN3及びQN4がオフ状態となっている。
従って、オペアンプ43に供給される入力電位V1及びV2は、電源電圧VDAを抵抗R4〜R6で分圧した分圧電圧VHに略等しくなっている。
VH={(R5+R6)/(R4+R5+R6)}VDA ・・・(1)
実際には、入力電位V1及びV2は、定電流源41から供給される電流によって、式(1)によって表される分圧電圧VHよりも若干高くなっている。また、キャパシターC5は、入力電位V1によって充電される。
デジタル調光信号DCSがハイレベル(VDA)に活性化されると、トランジスターQP2及びQN2がオフ状態となる。それにより、オペアンプ43の非反転入力端子と反転入力端子とが電気的に分離される。オペアンプ43の反転入力端子の入力電位V2は、式(1)によって表される分圧電圧VHまで低下して、オペアンプ43の非反転入力端子の入力電位V1よりも低くなるので、オペアンプ43から出力されるクロック信号CLKがハイレベルに遷移して、トランジスターQN3及びQN4がオン状態となる。
従って、キャパシターC5に充電されていた電荷がトランジスターQN3及び定電流源42を介して放電されるので、オペアンプ43の非反転入力端子の入力電位V1が、電源電位VSSに向けて徐々に低下する。また、オペアンプ43の反転入力端子の入力電位V2は、次式(2)によって表される分圧電圧VLまで直ちに低下する。
VL={R5/(R4+R5)}VDA ・・・(2)
オペアンプ43の非反転入力端子の入力電位V1が分圧電圧VLよりも低下すると、オペアンプ43から出力されるクロック信号CLKがローレベルに遷移して、トランジスターQN3及びQN4がオフ状態となる。従って、定電流源41から供給される電流によってキャパシターC5が充電されるので、オペアンプ43の非反転入力端子の入力電位V1が、ICの内部電源電位VDAに向けて徐々に上昇する。また、オペアンプ43の反転入力端子の入力電位V2は、式(1)によって表される分圧電圧VHまで直ちに上昇する。
オペアンプ43の非反転入力端子の入力電位V1が分圧電圧VHよりも上昇すると、オペアンプ43から出力されるクロック信号CLKがハイレベルに遷移する。このような動作を繰り返すことにより、クロック信号生成回路40aは、所定の周波数を有するクロック信号CLKを生成する。
<電子機器>
次に、本発明の一実施形態に係る電子機器の一例として、ビデオプロジェクターについて説明する。
図8は、ビデオプロジェクターの構成例を示すブロック図である。ビデオプロジェクター200は、外部から電源電圧が供給されると共に、パーソナルコンピューターやビデオプレーヤー等の画像データ供給装置から画像データが供給されて、画像データに基づいてスクリーン(投射面)300に画像を投射する表示装置である。
図8に示すように、ビデオプロジェクター200は、電源回路210と、画像データ処理部220と、制御部230と、光源装置240と、パネル250と、投射光学系260とを含んでいる。光源装置240は、図1に示すのと同様に、発光制御回路100と、発光素子110とを含んでいる。なお、図1に示す発光制御回路100の替りに、図4に示す発光制御回路100aが用いられても良い。
電源回路210は、例えば、外部から供給されるAC100Vの電源電圧に基づいて、ロジック電源電圧を生成して画像データ処理部220及び制御部230等に供給すると共に、DC45Vの電源電圧を生成して光源装置240の発光制御回路100に供給する。発光制御回路100は、例えば、DC45Vの電源電圧に基づいて、DC30V〜40Vの内部電源電圧を生成する。
画像データ処理部220及び制御部230は、例えば、マイクロコンピューター等で構成される。画像データ処理部220は、外部から供給される画像データを処理して表示用の画像信号及び同期信号を生成し、画像信号及び同期信号をパネル250に供給することにより、パネル250を駆動して描画を行う。
制御部230は、リモコン又は操作パネル(図示せず)を用いて操作者が行う操作に従って、ビデオプロジェクター200の各部を制御する。操作者が調光を指示した場合には、制御部230が、操作者が指示した調光を実施するためのデジタル調光信号DCS及びアナログ調光信号ACSを生成して、光源装置240の発光制御回路100に供給する。
光源装置240は、制御部230から供給されるデジタル調光信号DCS及びアナログ調光信号ACSに従った明るさで発光して、パネル250に光を照射する。例えば、発光素子110が青色光を発生する複数のレーザーダイオードを含む場合に、光源装置240は、一部のレーザーダイオードが発生した青色光を受けて黄色光を発生する蛍光体と、波長に従って黄色光から赤色光及び緑色光を分離する分光部とをさらに含んでも良い。その場合には、光源装置240が、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光を発生することができる。
パネル250は、画像データ処理部220から供給される画像信号及び同期信号に従って、光源装置240から照射される光を変調する。例えば、パネル250は、RGBの3色に対応した3枚の液晶パネルを含んでも良い。各々の液晶パネルは、マトリクス状に配置された複数の画素における光の透過率を変化させることによって画像を形成する。パネル250によって変調された変調光は、投射光学系260に導かれる。
投射光学系260は、少なくとも1つのレンズを含んでいる。例えば、パネル250によって変調された変調光をスクリーン300上に投射して結像させるためのレンズ群である投射レンズと、投射レンズの絞りの状態、ズームの状態、又は、シフト位置等を変化させる各種の機構とが、投射光学系260に設けられている。それらの機構は、制御部230によって制御される。投射光学系260が変調光をスクリーン300上に投射することにより、スクリーン300に画像が表示される。本実施形態によれば、電力損失の少ない光源装置240を用いて、ビデオプロジェクターの消費電力を低減することができる。
以上の実施形態においては、電子機器の一例としてビデオプロジェクターについて説明したが、本発明は、光源装置を備える各種の電子機器に適用することができる。このように、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
10…内部レギュレーター、21、22、31…レベルシフター、30…駆動回路、40、40a…クロック信号生成回路、41、42…定電流源、43…オペアンプ、44…バッファー回路、45…インバーター、50…スイッチング制御回路、51…RSフリップフロップ、52…AND回路、60…ドライブ回路、71…スロープ補償回路、72…電流センスアンプ、73、75…オペアンプ、74…スイッチ回路、100、100a…発光制御回路、110…発光素子、200…ビデオプロジェクター、210…電源回路、220…画像データ処理部、230…制御部、240…光源装置、250…パネル、260…投射光学系、300…スクリーン、QP1〜QP2…PチャネルMOSトランジスター、QN1〜QN4…NチャネルMOSトランジスター、D1…ダイオード、L1…インダクター、C1〜C5…キャパシター、R1〜R6…抵抗

Claims (10)

  1. 第1のノードとインダクターの一端との間に接続された発光素子に流れる電流を制御する第1のスイッチング素子と、前記インダクターの他端から第2のノードに流れる電流を制御する第2のスイッチング素子とを制御する発光制御回路であって、
    前記第1のスイッチング素子を制御する第1の制御信号を生成する駆動回路と、
    前記第2のスイッチング素子を制御する第2の制御信号を生成するスイッチング制御回路であって、前記駆動回路が前記第1のスイッチング素子をオフ状態にするために前記第1の制御信号を非活性化している期間においては、前記第2のスイッチング素子をオフ状態にするために前記第2の制御信号を非活性化する前記スイッチング制御回路と、
    を備える発光制御回路。
  2. 前記スイッチング制御回路は、前記駆動回路が前記第1のスイッチング素子をオン状態にするために前記第1の制御信号を活性化している期間においては、前記第2のスイッチング素子を交互にオン状態及びオフ状態にするために前記第2の制御信号を交互に活性化及び非活性化する、請求項1記載の発光制御回路。
  3. 前記スイッチング制御回路が、前記第1の制御信号の活性化に同期して前記第2の制御信号の活性化を開始する、請求項1又は2記載の発光制御回路。
  4. 前記スイッチング制御回路が、前記第1の制御信号が活性化されてから最初に前記第2の制御信号が活性化される活性化期間を所定の期間以上とする、請求項3記載の発光制御回路。
  5. 前記所定の期間が、前記第1の制御信号が活性化されてから2回目に前記第2の制御信号が活性化される活性化期間の90%〜95%の範囲内である、請求項4記載の発光制御回路。
  6. 前記第1の制御信号の活性化に同期してクロック信号の生成を開始するクロック信号生成回路をさらに備え、
    前記スイッチング制御回路が、前記クロック信号に同期して前記第2の制御信号を活性化する、請求項1〜5のいずれか1項記載の発光制御回路。
  7. 前記駆動回路が、第1の発光モードにおいて、前記第1の制御信号を常に活性化する一方、第2の発光モードにおいて、前記第1の制御信号を交互に活性化及び非活性化することによって前記発光素子に電流が流れる期間の長さを調節し、
    前記スイッチング制御回路が、第1の発光モード及び第2の発光モードにおいて、前記第2の制御信号を交互に活性化及び非活性化することによって前記発光素子に流れる電流の大きさを調節する、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の発光制御回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の発光制御回路と、
    前記発光素子、前記インダクター、前記第1のスイッチング素子、及び、前記第2のスイッチング素子と、
    前記インダクターの他端と前記第1のノードとの間に接続されたダイオードと、
    を備え、前記第1及び第2のスイッチング素子がオン状態であるときに、前記第1のノードから前記第2のノードに電流が流れて前記インダクターにエネルギーが蓄積され、前記第1のスイッチング素子がオン状態で前記第2のスイッチング素子がオフ状態になったときに、前記インダクターに蓄積されたエネルギーによって前記発光素子及び前記ダイオードに電流が流れる、光源装置。
  9. 前記第1のスイッチング素子が、前記第1のノードと前記発光素子との間に接続されている、請求項8記載の光源装置。
  10. 請求項8又は9記載の光源装置を備える電子機器。
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