JP2010123644A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 個々のLEDの輝度調整機能を、部品点数を低減しつつ、回路面積の増大を招くことなく実現可能なLED照明装置を提供する。
【解決手段】 LED21〜2nを直列接続してなるLED列LBと、パルス幅変調信号ENに同期してLED列LBを定電流駆動するオン状態とオフ状態が切り替わる定電流駆動回路3と、パルス幅変調信号EN以下のパルス幅を有するパルス幅変調信号SPWMi(i=1〜n)に同期して、LED2iを点灯状態と低輝度状態または消灯状態との間で切り替え可能に構成され、LED2i毎に各別に設けられたLEDスイッチング回路とを備え、LEDスイッチング回路は、LED2iと並列に接続され、LED2iに流れる電流量を制御するLED制御用トランジスタ4iと、パルス幅変調信号SPWMiに同期して、LED制御用トランジスタ4iをオン状態とオフ状態との間で切り替えるトランジスタ制御回路5を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定数のLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)を直列接続してなるLED列を備えるLED照明装置に関する。
LEDを用いたLED照明装置には、例えば、液晶パネルに背面から光を照射して表示を行うバックライトがある。ところで、特に、LEDの個数が比較的多いバックライト等のLED照明装置の場合には、個々のLEDに対し個別に駆動回路を設けると、コストや回路面積等の観点から実用的ではない。このため、LED照明装置では、複数のLEDを直列に接続したLED列毎に駆動回路を設ける構成が一般的となっている。
尚、例えば、液晶ディスプレイのバックライトには、液晶ディスプレイ上に表示される表示画像のコントラストを向上させるために、液晶ディスプレイ上に表示される表示画像の輝度値に応じて、LEDの輝度をLED別に或いは一定範囲に含まれる複数のLED群別に変化させる輝度調整機能、いわゆるエリアアクティブ方式を採用したものがある。具体的には、例えば、黒色に近く比較的暗い部分画像を表示する場合には、当該部分画像の画像領域のLEDの輝度を低下させ、白色に近く比較的明るい部分画像を表示する場合には、当該部分画像の画像領域のLEDの輝度を上げることにより、液晶ディスプレイ上に表示される表示画像全体でコントラストを向上させることが可能になる。
また、例えば、液晶ディスプレイに用いられるバックライト等では、表示画像の品質の観点から、バックライトを構成するLEDの光の照射の均一性が求められる。しかし、LEDは、製造プロセスのばらつき等による輝度のばらつきが比較的大きいため、バックライト等のLED照明装置では、個々のLEDの輝度を均一にするための技術が用いられている。
個々のLEDの輝度を調整するための技術としては、例えば、所定数のLEDを直列接続してなるLED列を備え、一端がLEDのアノード端子に接続された抵抗素子と、コレクタ端子が抵抗素子の他端に、エミッタ端子がLEDのカソード端子に接続されたトランジスタと、アノード端子がトランジスタのベース端子に、カソード端子がトランジスタのエミッタ端子に接続されたダイオードと、一端がトランジスタのベース端子に接続されたコンデンサと、コンデンサの他端に制御用パルス信号を出力する制御回路とで構成された回路を、LED毎に各別に備えるLED照明装置がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載のLED照明装置は、LEDに供給される電流の内、制御用パルス信号に応じた量の電流を、LEDに並列に接続した抵抗素子に分流させることにより、LEDに流れる電流量を調整して、個々のLEDの輝度を調整する。
特開2005−310996号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のLED照明装置では、個々のLEDの輝度を調整する輝度調整機能を実現するために、個々のLEDに各別に、コンデンサ等を設ける必要がある。コンデンサ等を外付け部品で構成した場合には、部品点数の増加や実装面積の増大を招くという問題があった。また、コンデンサ等を半導体チップ上に構成した場合には、コンデンサ等の素子は比較的大きな回路面積を必要とするため、半導体チップのチップ面積の増大を招くという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、個々のLEDの輝度調整機能を、部品点数を低減しつつ、且つ、回路面積の増大を招くことなく実現可能なLED照明装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るLED照明装置は、所定数のLEDを直列接続してなるLED列と、第1パルス幅変調信号に同期して、オン状態とオフ状態が切り替わるように構成され、前記オン状態の場合に前記LED列を定電流駆動する定電流駆動回路と、前記第1パルス幅変調信号のパルス幅以下のパルス幅を有する第2パルス幅変調信号に同期して、前記LEDを点灯状態と低輝度状態または消灯状態との間で切り替え可能に構成され、前記LED毎に各別に設けられたLEDスイッチング回路と、を備え、前記LEDスイッチング回路は、ドレイン端子が前記LEDのアノード端子に、ソース端子が前記LEDのカソード端子に夫々接続され、前記LEDに流れる電流量を制御するLED制御用トランジスタと、前記第2パルス幅変調信号に同期して、前記LED制御用トランジスタをオン状態とオフ状態との間、または、高抵抗状態と低抵抗状態の間で切り替える制御信号を前記LED制御用トランジスタのゲート端子に出力するトランジスタ制御回路と、を備えることを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記LED制御用トランジスタが、ソース端子とバックゲート端子を短絡させたN型MOSトランジスタで構成されることを第2の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記トランジスタ制御回路が、入力端子が前記LEDのカソード端子に接続され、前記入力端子の入力電圧により定まる電圧を出力する制御電圧生成回路と、選択制御入力端子に前記第2パルス幅変調信号が、第1入力端子に前記LEDのカソード端子の電圧が、第2入力端子に前記制御電圧生成回路の出力電圧が夫々入力され、出力端子が前記LED制御用トランジスタのゲート端子に接続され、前記選択制御入力端子の入力電圧レベルに応じて前記第1入力端子または前記第2入力端子の何れか一方の電圧を選択し、前記制御信号として前記出力端子から出力する選択回路と、を備えて構成されることを第3の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記制御電圧生成回路が、ゲート端子が前記LEDのカソード端子に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子と、ゲート端子及びドレイン端子が前記第1素子のソース端子に夫々接続され、ソース端子が前記選択回路の前記第2入力端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子と、
前記第2素子のソース端子に定電流を供給する第1電流源と、を備えて構成されることを第4の特徴とする。
上記第3の特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記制御電圧生成回路が、ゲート端子が前記LEDのカソード端子に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子と、ゲート端子及びドレイン端子が前記第1素子のソース端子に、ソース端子が前記選択回路の前記第2入力端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子と、ゲート端子が前記第2素子のゲート端子及びドレイン端子に、ソース端子が前記第2素子のソース端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第3素子と、ソース端子に所定の正電圧が入力され、ドレイン端子が前記第2素子のソース端子に接続されたP型MOSトランジスタで構成される第4素子と、ソース端子に前記正電圧が入力され、ゲート端子及びドレイン端子が前記第4素子のゲート端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第5素子と、前記第5素子のドレイン端子に定電流を供給する第1電流源と、前記第3素子のドレイン端子の電圧に応じてオン状態とオフ状態を切り替える電流制御回路を介して、前記第5素子のドレイン端子に定電流を供給する第2電流源と、前記第3素子のドレイン端子に定電流を供給する第3電流源と、を備えて構成されることを第5の特徴とする。
上記第3の特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記制御電圧生成回路が、ゲート端子が前記LEDのカソード端子に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子と、ゲート端子及びドレイン端子が前記第1素子のソース端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子と、ドレイン端子に所定の正電圧が入力され、ソース端子が前記選択回路の前記第2入力端子に接続されたN型MOSトランジスタで構成される第6素子と、ゲート端子及びドレイン端子が前記第6素子のゲート端子に、ソース端子が前記第2素子のソース端子に接続されたN型MOSトランジスタで構成される第7素子と、前記第7素子のゲート端子及びドレイン端子に定電流を供給する第1電流源と、を備えて構成されることを第6の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るLED照明装置は、前記第1パルス幅変調信号の周波数が臨界融合周波数以上であることを第7の特徴とする。
上記特徴のLED照明装置によれば、第2パルス幅変調信号に同期してLEDを点灯状態と低輝度状態または消灯状態との間で切り替える制御信号をLED制御用トランジスタのゲート端子に直接出力するLEDスイッチング回路を設けたので、第2パルス幅変調信号を制御することにより、LEDが点灯状態にある点灯時間を直接制御することが可能になる。即ち、具体的には、例えば、上記特徴のLED照明装置は、第2パルス幅変調信号のデューティ比を変化させることにより、LEDの輝度をLED毎に各別に調整可能になる。
更に、上記特徴のLED照明装置では、上述したように、LEDの点灯時間(第2パルス幅変調信号のデューティ比)を直接制御することにより、LEDの輝度を個別に制御可能になるので、コンデンサ等、比較的回路面積の大きい素子を用いずに、同一半導体チップ上でLEDの輝度調整機能を実現することが可能になる。また、上記特徴のLED照明装置では、同一半導体チップ上でLEDの輝度調整機能を実現することが可能になるので、外付け部品を用いる必要がないことから、外付け部品による部品点数の増加や実装面積の増大を防止することが可能になる。
上記第2の特徴のLED照明装置によれば、LED制御用トランジスタが、ソース端子とバックゲート端子を短絡されたN型MOSトランジスタで構成されているので、バックバイアス効果によりLED制御用トランジスタの閾値電圧が上昇するのを防止でき、LED制御用トランジスタのオン抵抗上昇が回避可能となり、トランジスタ面積の削減が可能となる。
上記第3の特徴のLED照明装置によれば、LED制御用トランジスタをオン状態にする場合にLED制御用トランジスタのゲート端子に入力する制御信号の電圧を、制御電圧生成回路により、LEDのカソード端子の電圧に基づいて生成するように構成したので、LED制御用トランジスタをオン状態にする場合にLED制御用トランジスタのゲート端子に入力する制御信号の電圧を、LEDのカソード端子の電圧の電圧変動に応じて変動させることが可能になる。これにより、上記第3の特徴のLED照明装置によれば、LED制御用トランジスタがオン状態の場合のゲート・ソース間の電圧差が、LEDのカソード端子の電圧の電圧変動に影響を受けるのを防止できる。即ち、LED制御用トランジスタのゲート・ソース間の耐圧を、制御電圧生成回路による電圧上昇分に応じて設定でき、LED制御用トランジスタにゲート耐圧の高いトランジスタを用いる必要がなくなる。これにより、LED制御用トランジスタとして、より駆動能力の高いトランジスタを用いることが可能となる。
上記第4の特徴のLED照明装置によれば、LED制御用トランジスタをオン状態にする場合にゲート端子に入力する制御信号の電圧を、LEDのカソード端子の電圧から2つのP型MOSトランジスタの閾値電圧分上昇させて生成するように構成したので、LED制御用トランジスタがオン状態の場合のゲート・ソース間の電圧差を、2つのP型MOSトランジスタの閾値電圧分に近似させて調整することができる。これにより、LED制御用トランジスタのゲート・ソース間の耐圧を低く(例えば、6V程度に)設定することが可能になる。LED制御用トランジスタのゲート・ソース間の耐圧を低く設定した場合には、LED制御用トランジスタのゲート酸化膜を薄くし、電流能力を高めることが可能になる。更に、LED照明装置を構成する半導体装置のチップ面積の増大を抑えることが可能になる。
また、上記第4の特徴のLED照明装置によれば、LED制御用トランジスタをオン状態にする場合にゲート端子に入力する制御信号の電圧を、LEDのカソード端子の電圧から2つのP型MOSトランジスタの閾値電圧分上昇させて生成するように構成したので、LED制御用トランジスタのゲート・ソース間耐圧を、LED照明装置を構成する半導体装置で用いられるトランジスタの内の最も動作電圧が高いトランジスタのゲート・ソース間耐圧より低く設計することが可能になる。
上記第5の特徴のLED照明装置によれば、第4素子及び第5素子で構成されるカレントミラー回路を利用し、第3素子に流れる電流量が減少するタイミングで、第1電流源からの電流供給に追加して第2電流源からの電流供給を行うように電流制御回路を切り替えることで、上記第4の特徴のLED照明装置の効果に加え、LED制御用トランジスタのゲート端子に充電を行うタイミングで、第1素子及び第2素子に供給する電流の電流量を一時的に増加させることができる。これにより、輝度調整にかかる時間を短縮できる。また、輝度調整にかかる時間を短縮できることにより、より高周波数の第2パルス幅変調信号を利用することが可能になり、輝度調整をより精密に、即ち、高階調に行うことが可能になる。
更に、上記第5の特徴のLED照明装置によれば、LED制御用トランジスタのゲート端子に充電を行うタイミングで、第1素子及び第2素子に供給する電流の電流量を一時的に増加させることができるので、LED制御用トランジスタのゲート端子に充電を行わない期間における消費電力を削減することが可能になる。
上記第6の特徴のLED照明装置によれば、上記第4の特徴のLED照明装置の効果に加え、P型MOSトランジスタである第1素子及び第2素子への電流供給とは別に、N型MOSトランジスタである第6素子及び第7素子で構成されるカレントミラー回路を利用して、LED制御用トランジスタのゲート端子の充電を行うので、第1素子及び第2素子における消費電流の低減を図り、LED制御用トランジスタのゲート端子の充電をより安定して行うことが可能になる。
上記第7の特徴のLED照明装置によれば、第1パルス幅変調信号の周波数が臨界融合周波数以上に設定されるので、実際には、LEDが明滅していても、人の目には連続して発行しているように見える。即ち、上記第7の特徴のLED照明装置によれば、液晶ディスプレイのバックライト等の用途において、画像のちらつき等、表示画像の品質低下を防止することができる。
以下、本発明に係るLED照明装置(以下、適宜「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明装置の第1実施形態について図1〜図5を基に説明する。ここで、図1は、本発明装置の第1実施形態における概略構成例を示している。
本発明装置1Aは、図1に示すように、所定数n個のLED21〜2nを直列接続してなるLED列LBと、第1パルス幅変調信号に同期して、オン状態とオフ状態が切り替わるように構成され、オン状態の場合にLED列LBを定電流駆動する定電流駆動回路3と、第1パルス幅変調信号のパルス幅以下のパルス幅を有する第2パルス幅変調信号SPWMi(i=1〜n)に同期して、LED2iを点灯状態と消灯状態との間で切り替え可能に構成され、LED2i毎に各別に設けられたLEDスイッチング回路と、を備え、LEDスイッチング回路は、ドレイン端子がLED2iのアノード端子に、ソース端子がLED2iのカソード端子に夫々接続され、LED2iに流れる電流量を制御するLED制御用トランジスタ4iと、第2パルス幅変調信号SPWMiに同期して、LED制御用トランジスタ4iをオン状態とオフ状態との間で切り替える制御信号ViをLED制御用トランジスタ4iのゲート端子に出力するトランジスタ制御回路5iと、を備えて構成されている。尚、本実施形態では、定電流駆動回路3及びLEDスイッチング回路を同一半導体チップに構成する場合を想定しているが、定電流駆動回路3及びトランジスタ制御回路5iは、必ずしも同一半導体チップに構成しなくてもよい。
LED列LBは、本実施形態では、LED21のアノード端子が外部電源の出力端子に、LED2j(j=1〜n−1)のカソード端子がLED2(j+1)のアノード端子に、LED2nのカソード端子が、後述する定電流駆動回路3を構成する定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のドレイン端子に、夫々接続されている。尚、本実施形態では、外部電源は、LED21〜2nの夫々に電圧VLED(例えば、LED2が4個の場合は、30V〜50V)の電圧を印加するように構成されている。
定電流駆動回路3は、本実施形態では、ドレイン端子がLED2nのカソード端子に接続された定電流駆動用N型MOSトランジスタ32と、一端が定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のソース端子に接続され、他端に接地電圧が入力される定電流駆動用抵抗素子33と、制御端子にイネーブル信号EN(第1パルス幅変調信号に相当)が、+側端子にリファレンス電圧VREFが夫々入力され、−側端子に定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のソース端子が、出力端子が定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のゲート端子に夫々接続されたパルス幅変調定電流駆動回路31と、を備えて構成されている。
より詳細には、パルス幅変調定電流駆動回路31は、本実施形態では、イネーブル信号EN(第1パルス幅変調信号に相当)がHレベルの時にオン状態となり、Lレベルの時にオフ状態となるように構成されている。尚、パルス幅変調定電流駆動回路31は、イネーブル信号ENがLレベルの時にオン状態となり、Hレベルの時にオフ状態となるように構成されていても良い。また、本実施形態では、イネーブル信号ENの周波数は、臨界融合周波数以上に設定されている。また、パルス幅変調定電流駆動回路31は、リファレンス電圧VREFと定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のソース端子の電圧を比較して、定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のゲート端子に入力する出力電圧を調整することにより、LED列LBを定電流駆動する。LED列LBの電流値は、リファレンス電圧VREFの値と、定電流駆動用抵抗素子33の抵抗値によって設定する。
LED制御用トランジスタ4i(i=1〜n)は、本実施形態では、ソース端子とバックゲート端子を短絡させたN型MOSトランジスタで構成されている。更に、本実施形態のLED制御用トランジスタ4iは、オン状態におけるオン抵抗が低くなるように、ゲート酸化膜の膜厚が、本発明装置1Aを搭載した半導体チップの製造プロセスにおける最薄の膜厚に設定されている。尚、本実施形態では、LED制御用トランジスタ4iがオン状態の場合に、LED2iが消灯状態となる。
トランジスタ制御回路5i(i=1〜n)は、本実施形態では、入力端子がLED2iのカソード端子に接続され、入力端子の入力信号Viの電圧により定まる電圧Vを出力する制御電圧生成回路と、選択制御入力端子に第2パルス幅変調信号SPWMiが、第1入力端子にLED2iのカソード端子の電圧Viが、第2入力端子に制御電圧生成回路の出力電圧Vが夫々入力され、出力端子がLED制御用トランジスタ4iのゲート端子に接続され、選択制御入力端子の入力電圧レベルに応じて第1入力端子または第2入力端子の何れか一方の電圧を選択し、制御信号Viとして出力端子から出力する選択回路Sw1と、を備えて構成されている。
ここで、図2は、制御電圧生成回路及び選択回路Sw1で構成されるトランジスタ制御回路5の概略回路構成例を示している。
本実施形態の制御電圧生成回路は、図2に示すように、ゲート端子が選択回路Sw1の第1入力端子とLED2のカソード端子(LED制御用トランジスタ4iのソース端子)に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子T1と、ゲート端子及びドレイン端子が第1素子T1のソース端子に夫々接続され、ソース端子が選択回路Sw1の第2入力端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子T2と、第2素子T2のソース端子に定電流を供給する第1電流源CS1と、を備えて構成されている。尚、第1電流源CS1は、入力端子に所定の正電圧、本実施形態では電源電圧VIN(例えば、40V)が入力され、1μA〜100μAの間で設定された所定量の電流を、第2素子T2のソース端子に供給する。
このように構成することにより、制御電圧生成回路は、LED2のカソード端子からの入力信号Viの電圧を、第1電流源CS1から供給される電流の電流量と第1素子T1の閾値電圧Vtp1に応じて決まる電圧分と、第1電流源CS1から供給される電流の電流量と第2素子T2の閾値電圧Vtp2に応じて決まる電圧分の合計(ΔV)上昇させた電圧V(=Vi+ΔV)を、選択回路Sw1の第2入力端子に出力する構成となっている。尚、第1素子T1の閾値電圧Vtp1と第2素子T2の閾値電圧Vtp2がほぼ等しい場合(Vtp1≒Vtp2≒Vtp)には、ΔV≒2Vtp+ΔV(ΔVは電流調整による変動量)となる。
尚、第1素子T1の閾値電圧Vtp1及び第2素子T2の閾値電圧Vtp2は、異なっていても良く、各素子の閾値電圧Vtp及び第1電流源CS1の電流量は、LED2iの特性やLED制御用トランジスタ4iの特性等を考慮して適切に設定する。
選択回路Sw1は、本実施形態では、2入力を択一的に選択するスイッチ回路で構成され、第2パルス幅変調信号SPWMiがLレベルの場合に、第1入力端子の電圧、即ち、LED2のカソード端子から入力される入力信号Viの電圧を、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子に入力する制御信号Viとして出力する。同様に、選択回路Sw1は、第2パルス幅変調信号SPWMiがHレベルの場合に、第2入力端子の電圧、即ち、LED2のカソード端子から入力される入力信号Viの電圧を第1素子T1及び第2素子T2の閾値電圧Vtpに応じて上昇させた電圧Vを制御信号Viとして出力する。これにより、LED制御用トランジスタ4iのゲート・ソース間電圧(Vi−Vi)は、0V、または、電圧ΔVとなる。尚、選択回路Sw1は、第2パルス幅変調信号SPWMiがLレベルの場合に第1入力端子の電圧(入力信号Viの電圧)を、第2パルス幅変調信号SPWMiがHレベルの場合に、第2入力端子の電圧(電圧V)を制御信号Viとして出力するように構成しても良い。
以下、トランジスタ制御回路5iの動作について簡単に説明する。
第2パルス幅変調信号SPWMiがLレベルの間、選択回路Sw1は、第1端子に入力された入力信号Viの電圧を制御信号Viとして出力端子から出力する。このとき、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子に入力される制御信号Viの電圧値は、入力信号Viの電圧値と同じになる。従って、LED制御用トランジスタ4iはオフ状態となり、LED2iは点灯状態となる。第2パルス幅変調信号SPWMiがHレベルになると、選択回路Sw1が第2端子の電圧Vを出力端子から制御信号Viとして出力する。これにより、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の電圧が電圧Vとなり、LED制御用トランジスタ4iはオン状態となり、LED2iは消灯状態となる。
従って、選択回路Sw1に入力される第2パルス幅変調信号SPWMiがLレベルの場合に、LED2iが点灯状態に、第2パルス幅変調信号SPWMiがHレベルの場合に、LED2iが消灯状態になることから、第2パルス幅変調信号SPWMiのデューティ比を制御し、第2パルス幅変調信号SPWMiのパルス周期に対する点灯時間の時間の比率を調整することにより、LED2iの輝度を調整可能になる。より具体的には、デューティ比を高く設定すると、第2パルス幅変調信号SPWMiのパルス周期における消灯時間の割合を大きくして、LED2iの輝度を低下させることができ、デューティ比を低く設定すると、第2パルス幅変調信号SPWMiのパルス周期における消灯時間の割合を小さくして、LED2iの輝度を増加させることができる。これにより、例えば、各LED2の特性のばらつきに応じて、輝度を平均化することが可能になる。更に、エリアアクティブ方式を採用した場合における輝度の調整が可能になる。
ここで、図3は、本実施形態における本発明装置1Aの第2パルス幅変調信号SPWM1〜SPWMnとLED21〜2nの点灯状態及び消灯状態の関係例を示している。図3では、定電流駆動回路3のパルス幅変調定電流駆動回路31のオン状態及びオフ状態を制御するイネーブル信号ENと、LED列LBを構成するLED21〜2nの夫々に設けられたトランジスタ制御回路51〜5nに入力される第2パルス幅変調信号SPWM1〜SPWMnの信号波形と、LED21〜2nの状態を示している。図3では、サイクルCj(1〜n)の長さが第2パルス幅変調信号SPWMiの1周期分に相当し、サイクルCjで第2パルス幅変調信号SPWMjがHレベルとなる。即ち、イネーブル信号ENが連続してHレベルとなる期間に、LED21〜2nが順次消灯状態となるように構成されている。
また、図4及び図5は、本発明装置1Aの第2パルス幅変調信号SPWM1〜SPWMnとLED21〜2nの点灯状態及び消灯状態の他の関係例を示している。第2パルス幅変調信号SPWM1〜SPWMnは、LED21〜2nの特性や、エリアアクティブ方式における輝度値に応じて制御する。
〈第2実施形態〉
本発明装置の第2実施形態について、図6を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態とは、LEDスイッチング回路のトランジスタ制御回路の構成が異なる場合について説明する。
本実施形態の本発明装置1は、上記第1実施形態と同様に、図1に示すように、所定数n個のLED21〜2nを直列接続してなるLED列LBと、第1パルス幅変調信号に同期して、オン状態とオフ状態が切り替わるように構成され、オン状態の場合にLED列LBを定電流駆動する定電流駆動回路3と、第1パルス幅変調信号のパルス幅以下のパルス幅を有する第2パルス幅変調信号SPWMi(i=1〜n)に同期して、LED2iを点灯状態と消灯状態との間で切り替え可能に構成され、LED2i毎に各別に設けられたLEDスイッチング回路と、を備え、LEDスイッチング回路は、ドレイン端子がLED2iのアノード端子に、ソース端子がLED2iのカソード端子に夫々接続され、LED2iに流れる電流量を制御するLED制御用トランジスタ4iと、第2パルス幅変調信号SPWMiに同期して、LED制御用トランジスタ4iをオン状態とオフ状態との間で切り替える制御信号ViをLED制御用トランジスタ4iのゲート端子に出力するトランジスタ制御回路5iと、を備えて構成されている。尚、本実施形態におけるLED列LB、定電流駆動回路3、LED制御用トランジスタの構成は、上記第1実施形態と同じである。
トランジスタ制御回路5i(i=1〜n)は、本実施形態では、入力端子がLED2iのカソード端子に接続され、入力端子の入力信号Viの電圧により定まる電圧Vを出力する制御電圧生成回路と、選択制御入力端子に第2パルス幅変調信号SPWMiが、第1入力端子にLED2iのカソード端子の電圧Viが、第2入力端子に制御電圧生成回路の出力電圧Vが夫々入力され、出力端子がLED制御用トランジスタ4iのゲート端子に接続され、選択制御入力端子の入力電圧レベルに応じて第1入力端子または第2入力端子の何れか一方の電圧を選択し、制御信号Viとして出力端子から出力する選択回路Sw1と、を備えて構成されている。尚、選択回路Sw1の構成は、上記第1実施形態と同じである。
ここで、図6は、本実施形態におけるトランジスタ制御回路5の概略回路構成例を示している。
本実施形態の制御電圧生成回路は、図6に示すように、ゲート端子が選択回路Sw1の第1入力端子とLED2のカソード端子(LED制御用トランジスタ4iのソース端子)に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子T1と、ゲート端子及びドレイン端子が第1素子T1のソース端子に、ソース端子が選択回路Sw1の第2入力端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子T2と、ゲート端子が第2素子T2のゲート端子及びドレイン端子に、ソース端子が第2素子T2のソース端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第3素子T3と、ソース端子に所定の正電圧が入力され、ドレイン端子が第2素子T2のソース端子に接続されたP型MOSトランジスタで構成される第4素子T4と、ソース端子に正電圧が入力され、ゲート端子及びドレイン端子が第4素子T4のゲート端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第5素子T5と、第5素子T5のドレイン端子に定電流を供給する第1電流源CS1と、第3素子T3のドレイン端子の電圧に応じてオン状態とオフ状態を切り替える電流制御回路Sw2を介して、第5素子T5のドレイン端子に定電流を供給する第2電流源CS2と、第3素子T3のドレイン端子に定電流を供給する第3電流源CS3と、を備えて構成されている。
電流制御回路Sw2は、スイッチ回路で構成され、第3素子T3のドレイン端子の電圧値が、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の充電が完了したか否かを判定するための所定値より低下するとオン状態となり、第3素子T3のドレイン端子の電圧値が所定値以上の場合にオフ状態となる。また、第1電流源CS1の電流供給量はIに、第2電流源CS2の電流量はI×αに設定されている。尚、αの値は、LED制御用トランジスタのゲート容量や、第1パルス幅変調信号の周波数及び第2パルス幅変調信号の周波数に応じて適切に設定する。
以下、トランジスタ制御回路5iの動作について簡単に説明する。
第2パルス幅変調信号SPWMiがLレベルの間は、上記第1実施形態と同様に、選択回路Sw1は、第1端子を出力端子に接続して、LED制御用トランジスタ4iのカソード端子からの入力信号Viの電圧を出力端子から出力する。このとき、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子に入力される制御信号Viの電圧値は、入力信号Viの電圧値と同じになる。従って、LED制御用トランジスタ4iはオフ状態となり、LED2iは点灯状態となる。尚、このときの第3素子T3のドレイン端子の電圧は上記所定値以上であり、電流制御回路Sw2はオフ状態となる。これにより、第5素子T5のドレイン端子には、第1電流源CS1からのみ電流供給が行われる。
第2パルス幅変調信号SPWMiがHレベルになると、選択回路Sw1は、第2端子を出力端子に接続して、第2端子の電圧Vを制御信号Viとして出力端子から出力する。このとき、第2端子に接続された第2素子T2のソース端子の電圧V、即ち、第3素子T3のソース端子の電圧が、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子が充電されるまで一時的に低下し、これに伴って、第3素子T3のドレイン端子の電圧が低下する。そうすると、電流制御回路Sw2がオン状態となり、第5素子T5のドレイン端子に、第1電流源CS1に加え、第2電流源CS2から電流供給が行われる。即ち、第2素子T2に供給される電流量が、一時的に、第4素子T4及び第5素子T5で構成されるカレントミラー回路を介して、Iから{I+(I×α)}となる。これにより、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の充電時間が短縮される。
LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の充電に伴い、第2素子T2のソース端子の電圧V及び第3素子T3のソース端子の電圧が上昇し、これに伴って、第3素子T3のドレイン端子の電圧が上昇する。LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の充電が完了し、第3素子T3のドレイン端子の電圧が所定値以上になると、電流制御回路Sw2がオフ状態となる。これにより、第2素子T2のソース端子に供給される電流量が{I+(I×α)}からIとなる。LED制御用トランジスタ4iがオン状態になると、LED2iは消灯状態となる。
本実施形態の本発明装置1では、上述したように、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子を充電するタイミングで、一時的に、第2素子T2のソース端子に流す電流量を増加させることができるので、LED制御用トランジスタ4iのオフ状態からオン状態への切り替え時間を短縮化することが可能になる。これに伴い、LED2iの点灯状態から消灯状態への切り替え時間を短縮化することが可能になる。また、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子を充電するタイミング以外の期間では、第2素子T2のソース端子に流す電流量を減少させるので、本発明装置1全体で、消費電力の低減を図ることが可能になる。
〈第3実施形態〉
本発明装置の第3実施形態について、図7を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態とは、LEDスイッチング回路のトランジスタ制御回路の構成が異なる場合について説明する。
本実施形態の本発明装置1は、上記第1及び第2実施形態と同様に、図1に示すように、所定数n個のLED21〜2nを直列接続してなるLED列LBと、第1パルス幅変調信号に同期して、オン状態とオフ状態が切り替わるように構成され、オン状態の場合にLED列LBを定電流駆動する定電流駆動回路3と、第1パルス幅変調信号のパルス幅以下のパルス幅を有する第2パルス幅変調信号SPWMi(i=1〜n)に同期して、LED2iを点灯状態と消灯状態との間で切り替え可能に構成され、LED2i毎に各別に設けられたLEDスイッチング回路と、を備え、LEDスイッチング回路は、ドレイン端子がLED2iのアノード端子に、ソース端子がLED2iのカソード端子に夫々接続され、LED2iに流れる電流量を制御するLED制御用トランジスタ4iと、第2パルス幅変調信号SPWMiに同期して、LED制御用トランジスタ4iをオン状態とオフ状態との間で切り替える制御信号ViをLED制御用トランジスタ4iのゲート端子に出力するトランジスタ制御回路5iと、を備えて構成されている。尚、本実施形態におけるLED列LB、定電流駆動回路3、LED制御用トランジスタの構成は、上記第1及び第2実施形態と同じである。
トランジスタ制御回路5i(i=1〜n)は、本実施形態では、入力端子がLED2iのカソード端子に接続され、入力端子の入力信号Viの電圧により定まる電圧Vを出力する制御電圧生成回路と、選択制御入力端子に第2パルス幅変調信号SPWMiが、第1入力端子にLED2iのカソード端子の電圧Viが、第2入力端子に制御電圧生成回路の出力電圧Vが夫々入力され、出力端子がLED制御用トランジスタ4iのゲート端子に接続され、選択制御入力端子の入力電圧レベルに応じて第1入力端子または第2入力端子の何れか一方の電圧を選択し、制御信号Viとして出力端子から出力する選択回路Sw1と、を備えて構成されている。尚、選択回路Sw1の構成は、上記第1及び第2実施形態と同じである。
ここで、図7は、本実施形態におけるトランジスタ制御回路5の概略回路構成例を示している。
本実施形態の制御電圧生成回路は、図7に示すように、ゲート端子が選択回路Sw1の第1入力端子とLED2のカソード端子(LED制御用トランジスタ4iのソース端子)に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子T1と、ゲート端子及びドレイン端子が第1素子T1のソース端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子T2と、ドレイン端子に所定の正電圧が入力され、ソース端子が選択回路Sw1の第2入力端子に接続されたN型MOSトランジスタで構成される第6素子T6と、ゲート端子及びドレイン端子が第6素子T6のゲート端子に、ソース端子が第2素子T2のソース端子に接続されたN型MOSトランジスタで構成される第7素子T7と、第7素子T7のゲート端子及びドレイン端子に定電流を供給する第1電流源CS1と、を備えて構成されている。
第6素子T6は、本実施形態では、ソース端子とバックゲート端子が短絡された構成となっており、バックバイアス効果による閾値電圧の変動を抑制できるようになっている。同様に、本実施形態の第7素子T7は、ソース端子とバックゲート端子が短絡された構成となっており、バックバイアス効果による閾値電圧の変動を抑制できるようになっている。
尚、本実施形態の本発明装置1では、P型MOSトランジスタである第1素子T1及び第2素子T2への電流供給とは別に、N型MOSトランジスタである第6素子T6及び第7素子T7で構成されるカレントミラー回路を利用して、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の充電を行うので、第1素子T1及び第2素子T2における消費電力の低減を図り、LED制御用トランジスタ4iのゲート端子の充電をより高速に行うことが可能になる。
〈別実施形態〉
〈1〉上記第1〜第3本実施形態では、トランジスタ制御回路5iの制御電圧生成回路により、LED制御用トランジスタ4iをオン状態にする場合にゲート端子に入力する制御信号Viの電圧を、LED2のカソード端子から入力される入力信号Viの電圧を2つのP型MOSトランジスタの閾値電圧Vtpに応じて決まる電圧分(ΔV)上昇させて生成したが、これに限るものではない。P型MOSトランジスタの個数は任意に設定しても良いし、他の回路を用いても良い。尚、LED2のカソード端子から入力される入力信号Viの電圧に応じて、LED制御用トランジスタ4iをオン状態にする場合にゲート端子に入力する制御信号Viの電圧を生成する構成にすれば、LED制御用トランジスタ4iのゲート・ソース間電圧(Vi−Vi)の変動量を抑え、ゲート・ソース間耐圧が高耐圧のトランジスタを用いる必要がなく、電流能力の高いトランジスタを使用することが可能となる。
〈2〉上記第1〜第3本実施形態では、LED列LBに対し、外部電源により一定電圧VLEDを印加するように構成したが、これに限るものではない。図8に示すように、DCDCコンバータ6で構成されるスイッチングレギュレータにより、定電流駆動回路3を構成する定電流駆動用N型MOSトランジスタ32のドレイン端子の電圧に応じて、電圧値を適宜調整しながら、LED列LBに電圧を印加するように構成しても良い。DCDCコンバータ6により適宜電圧値を調整するように構成すれば、熱損失の低減を図ることが可能になる。
本発明に係るLED照明装置の概略構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るLED照明装置のLEDスイッチング回路の第1実施形態における概略構成例を示す概略部分回路図 本発明に係るLED照明装置の第2パルス幅変調信号とLEDの点灯時間及び消灯時間の関係例を示すタイミングチャート 本発明に係るLED照明装置の第2パルス幅変調信号とLEDの点灯時間及び消灯時間の関係例を示すタイミングチャート 本発明に係るLED照明装置の第2パルス幅変調信号とLEDの点灯時間及び消灯時間の関係例を示すタイミングチャート 本発明に係るLED照明装置のLEDスイッチング回路の第2実施形態における概略構成例を示す概略部分回路図 本発明に係るLED照明装置のLEDスイッチング回路の第3実施形態における概略構成例を示す概略部分回路図 本発明に係るLED照明装置の他の概略構成例を示す概略部分ブロック図
符号の説明
1 本発明に係るLED照明装置
2 LED
3 定電流駆動回路
4 LED制御用トランジスタ
5 トランジスタ制御回路
6 DCDCコンバータ
31 パルス幅変調定電流駆動回路
32 定電流駆動用N型MOSトランジスタ
33 定電流駆動用抵抗素子
CS1 第1電流源
CS2 第2電流源
CS3 第3電流源
LB LED列
T1 P型MOSトランジスタ(第1素子)
T2 P型MOSトランジスタ(第2素子)
T3 P型MOSトランジスタ(第3素子)
T4 P型MOSトランジスタ(第4素子)
T5 P型MOSトランジスタ(第5素子)
T6 N型MOSトランジスタ(第6素子)
T7 N型MOSトランジスタ(第7素子)
EN イネーブル信号(第1パルス幅変調信号)
PWM 第2パルス幅変調信号
Sw1 スイッチ(選択回路)
Sw2 スイッチ(電流制御回路)

Claims (7)

  1. 所定数のLEDを直列接続してなるLED列と、
    第1パルス幅変調信号に同期して、オン状態とオフ状態が切り替わるように構成され、前記オン状態の場合に前記LED列を定電流駆動する定電流駆動回路と、
    前記第1パルス幅変調信号のパルス幅以下のパルス幅を有する第2パルス幅変調信号に同期して、前記LEDを点灯状態と低輝度状態または消灯状態との間で切り替え可能に構成され、前記LED毎に各別に設けられたLEDスイッチング回路と、を備え、
    前記LEDスイッチング回路は、ドレイン端子が前記LEDのアノード端子に、ソース端子が前記LEDのカソード端子に夫々接続され、前記LEDに流れる電流量を制御するLED制御用トランジスタと、前記第2パルス幅変調信号に同期して、前記LED制御用トランジスタをオン状態とオフ状態との間、または、高抵抗状態と低抵抗状態の間で切り替える制御信号を前記LED制御用トランジスタのゲート端子に出力するトランジスタ制御回路と、を備えることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記LED制御用トランジスタが、ソース端子とバックゲート端子を短絡させたN型MOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記トランジスタ制御回路が、
    入力端子が前記LEDのカソード端子に接続され、前記入力端子の入力電圧により定まる電圧を出力する制御電圧生成回路と、
    選択制御入力端子に前記第2パルス幅変調信号が、第1入力端子に前記LEDのカソード端子の電圧が、第2入力端子に前記制御電圧生成回路の出力電圧が夫々入力され、出力端子が前記LED制御用トランジスタのゲート端子に接続され、前記選択制御入力端子の入力電圧レベルに応じて前記第1入力端子または前記第2入力端子の何れか一方の電圧を選択し、前記制御信号として前記出力端子から出力する選択回路と、を備えて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のLED照明装置。
  4. 前記制御電圧生成回路が、
    ゲート端子が前記LEDのカソード端子に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子と、
    ゲート端子及びドレイン端子が前記第1素子のソース端子に夫々接続され、ソース端子が前記選択回路の前記第2入力端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子と、
    前記第2素子のソース端子に定電流を供給する第1電流源と、を備えて構成されることを特徴とする請求項3に記載のLED照明装置。
  5. 前記制御電圧生成回路が、
    ゲート端子が前記LEDのカソード端子に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子と、
    ゲート端子及びドレイン端子が前記第1素子のソース端子に、ソース端子が前記選択回路の前記第2入力端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子と、
    ゲート端子が前記第2素子のゲート端子及びドレイン端子に、ソース端子が前記第2素子のソース端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第3素子と、
    ソース端子に所定の正電圧が入力され、ドレイン端子が前記第2素子のソース端子に接続されたP型MOSトランジスタで構成される第4素子と、
    ソース端子に前記正電圧が入力され、ゲート端子及びドレイン端子が前記第4素子のゲート端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第5素子と、
    前記第5素子のドレイン端子に定電流を供給する第1電流源と、
    前記第3素子のドレイン端子の電圧に応じてオン状態とオフ状態を切り替える電流制御回路を介して、前記第5素子のドレイン端子に定電流を供給する第2電流源と、
    前記第3素子のドレイン端子に定電流を供給する第3電流源と、を備えて構成されることを特徴とする請求項3に記載のLED照明装置。
  6. 前記制御電圧生成回路が、
    ゲート端子が前記LEDのカソード端子に接続され、ドレイン端子に接地電圧が入力されるP型MOSトランジスタで構成される第1素子と、
    ゲート端子及びドレイン端子が前記第1素子のソース端子に夫々接続されたP型MOSトランジスタで構成される第2素子と、
    ドレイン端子に所定の正電圧が入力され、ソース端子が前記選択回路の前記第2入力端子に接続されたN型MOSトランジスタで構成される第6素子と、
    ゲート端子及びドレイン端子が前記第6素子のゲート端子に、ソース端子が前記第2素子のソース端子に接続されたN型MOSトランジスタで構成される第7素子と、
    前記第7素子のゲート端子及びドレイン端子に定電流を供給する第1電流源と、を備えて構成されることを特徴とする請求項3に記載のLED照明装置。
  7. 前記第1パルス幅変調信号の周波数が臨界融合周波数以上であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のLED照明装置。
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