JP5599279B2 - 調光回路及び照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)のような複数の発光素子を用いて1つの光源が構成されているとともに、照明灯としての上記光源を、任意の明るさで点灯する制御を行うことが出来る照明装置に関する。
LEDの明るさを調整するものであるLED調光装置として、特許文献1に示されている照明装置がある。この従来の照明装置では、LEDへ印加される電圧の制御と、スイッチング素子によりLEDに流れる電流を断続させるスイッチング調光とを組み合わせることにより、LEDの明るさを調整している。
特許文献1に係る発明では、所望のLEDの明るさに応じた調光信号を、外部から制御回路へ入力する。調光信号が入力された制御回路は、調光度合いが浅い時(LEDの明るさをより明るくするとき)には、LEDへ印加される電圧を一定にするとともに、スイッチ素子のON/OFFのDUTYを変化させる。これにより、LEDに流れる電流を調整してLEDの明るさを調整する。
一方、調光度合いが深い時(LEDの明るさをより暗くするとき)には、調光信号が入力された制御回路により、スイッチ素子のON/OFFのDUTYを一定にするとともに、LEDに印加される電圧を可変させる制御を行う。これにより、LEDの明るさを調整する。
特許文献1に係る発明では、このようにして調光(明るさの調整)が行われる。
ここで、調光度合いが浅い場合は、LEDの光がちらついて視認されないように、スイッチング素子のON/OFFの周波数を高く設定する必要がある。
一方、調光度合いが深い場合は、スイッチ素子のON時間が短くなる。スイッチング素子のON時間を高精度に制御することが難しい。このため、制御回路は、特に、スイッチ素子のON時間を1周期の1%以下の範囲内で変化させることにより調光を行う時には、以下に示す制御を行う。
即ち、LEDの明るさが、スイッチング素子のON時間を高精度に制御できる範囲内にある時は、スイッチング調光を行い、さらに調光度合いが深くなる範囲では、スイッチング素子のON時間を一定にするとともに、LEDに印加される電圧を可変させる制御を行う。
以上のような調光を行うことにより、調光度合いがより深い範囲まで(より深い調光レベルまで)調光信号のDUTYに比例して調光可能としたものである。
特開2003−157986号公報(2003年05月30日公開)
しかし、従来のLED調光装置では、光源を構成する複数のLED素子毎に特性が異なっている(複数のLED素子の特性にばらつきが生じている)。このため、LEDに流れる電流を連続電流とし、上記電流の大きさを制御して調光を行う場合に、上記電流を小さくしていくと、同じ電流を流しても、それぞれのLEDにおいて明るさが異なってしまう(複数のLED素子の明るさにばらつきが出てくる)という問題がある。
また、LEDの電圧−電流特性(V−I特性)は、特許文献1の図14に示されるように非線形である(より具体的には、LED素子に印加される電圧が増加するに従って、LEDに流れる電流が指数関数的に増加する)。このため、LED素子に流れる電流が小さい領域では、電圧の変動が少なく、電圧の制御が非常に困難であるという問題もある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、スイッチ素子のオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能な調光回路及び照明装置を提供することにある。
本発明の調光回路は、上記課題を解決するために、発光ダイオードが複数個直列に接続された発光ダイオード列の輝度を調整する調光を行う調光回路であって、ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される第一MOSFETと、ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される、寄生容量が上記第一MOSFETより小さい第二MOSFETと、上記第一MOSFETと上記第二MOSFETとを、第1状態および第2状態の何れかの状態に制御する制御回路とを備え、上記第1状態は、上記調光回路の外部から入力されるパルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合に選択され、上記パルス幅変調信号のデューティ比に応じて上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンとオフとの比率を制御するとともに、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETをオフする状態であり、上記第2状態は、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、上記所定閾値以下である場合に選択され、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETをオフするとともに、上記デューティ比に応じて上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETのオンとオフとの比率を制御する状態であることを特徴とする。
上記発明によれば、上記制御回路は、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合、上記調光回路の外部から入力されるパルス幅変調信号のデューティ比に応じて上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンとオフとの比率を制御するとともに、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETをオフし、かつ、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETをオフするとともに、上記デューティ比に応じて上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETのオンとオフとの比率を制御する。
これにより、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合は、上記第一MOSFETを駆動するとともに、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合は、上記第二MOSFETを駆動することが出来る。
ここで、上記第二MOSFETは、上記第一MOSFETよりも寄生容量が小さいので、上記第二MOSFETの寄生容量に充電する時間は、上記第一MOSFETの寄生容量に充電する時間より短い。よって、上記第二MOSFETのスイッチングスピードは、上記第一MOSFETのスイッチングスピードより速くなる。
そして、1周期中にハイとなる割合が所定閾値以下である場合は、上記第一MOSFETを使わずに、スイッチングスピードの速い上記第二MOSFETを用いる。よって、従来の調光回路において、MOSFETの寄生容量を充電する際に生じていた遅延が生じない。
従って、スイッチ素子のオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能な調光回路を提供することが出来るという効果を奏する。
なお、上記第二MOSFETは、上記第一MOSFETよりも寄生容量が小さいので、ドレイン電流(ID)の絶対最大定格が、上記発光ダイオード列に流れる電流に対して十分に余裕のある状態ではない。このため、上記第二MOSFETが常時動作した場合、上記第二MOSFETの信頼性が著しく低下する。
しかしながら、上記第二MOSFETが動作するのは、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合の短期間である。この場合、発光ダイオードの点灯時間の割合は、上記所定閾値以下である。このため、上記第二MOSFETが常時動作をすることはないので、第二MOSFETの信頼性が低下することはない。
上記調光回路では、上記制御回路は、上記制御回路は、さらに、オンとオフとの比率が、上記デューティ比に応じて定まるアンプと、上記アンプの出力を、上記第一MOSFETのゲートと接続するか、または、上記第二MOSFETのゲートと接続するかを切り替えるスイッチとを備え、上記アンプの出力を一方のMOSFETのゲートと接続するとき、他方のMOSFETのゲート電位を制御することによって当該MOSFETをオフする制御を行ってもよい。
これにより、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合は、上記アンプで上記第一MOSFETを駆動するとともに、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合は、上記アンプで上記第二MOSFETを駆動することが出来る。
また、上記アンプは、上記デューティ比に応じてオンとオフとの比率が定まる。よって、上記第一MOSFETのゲートまたは上記第二MOSFETのゲートに流す電流のオンとオフとの比率も定まるので、発光ダイオードの輝度を一定にすることが出来る。
上記調光回路では、上記制御回路は、さらに、オンとオフとの比率が、上記デューティ比に応じて定まり、かつ、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンまたはオフを制御する第一のアンプと、オンとオフとの比率が、上記デューティ比に応じて定まり、かつ、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETを制御する第二のアンプとを備え、上記第一のアンプが、上記第一MOSFETのオンまたはオフを制御する間は、上記第二のアンプが上記第二MOSFETをオフし、上記第二のアンプが、上記第二MOSFETのオンまたはオフを制御する間は、上記第一のアンプが第一MOSFETをオフしてもよい。
これにより、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合にで調光を行う時は、上記第一のアンプで上記第一MOSFETを駆動するとともに、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合に調光を行う時は、上記第二のアンプで上記第二MOSFETを駆動することが出来る。
また、上記第一のアンプ及び上記第二のアンプは、上記デューティ比に応じてオンとオフとの比率が定まる。よって、上記第一MOSFETのゲートまたは上記第二MOSFETのゲートに流す電流のオンとオフとの比率も定まるので、発光ダイオードの輝度を一定にすることが出来る。
上記調光回路では、上記制御回路と上記第二MOSFETとが一つの集積回路に集積されていてもよい。これにより、上記制御回路と上記第二MOSFETとが一つの集積回路に集積されていない場合よりも、回路規模を小さくすることが出来るので、上記第二MOSFETの寄生容量をさらに少なくすることが出来る。回路規模を小さく出来することが出来るため、上記第二MOSFETのスイッチングスピードのさらなる高速化と、さらなる低消費電力化とを実現することが出来る。
上記いずれかの調光回路では、上記制御回路は、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合を測定する測定回路をさらに備えてもよい。これにより、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、上記所定閾値より大きいか、上記所定閾値以下であるかを上記測定回路で判定することが出来る。
従って、上記制御回路は、上記測定回路の判定結果に応じて、上記第一MOSFET及び上記第二MOSFETを適切に動作させることが出来る。従って、スイッチ素子である上記第二MOSFETのオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能となる。
上記いずれかの調光回路では、上記所定閾値は、1%であってもよい。これにより、スイッチ素子である上記第二MOSFETのオン時間の割合が、1%以下であっても、容易に調光を行うことが可能な調光回路を提供することが出来る。
上記いずれかの調光回路では、上記第二MOSFETの寄生容量の値は、上記第一MOSFETの寄生容量の値の0.1%〜1.0%の範囲内にあってもよい。これにより、上記第二MOSFETのスイッチングスピードを、上記第一MOSFETのスイッチングスピードより速くすることが出来る。
本発明の照明装置は、上記いずれかの調光回路と、上記発光ダイオード列とを備えるので、スイッチ素子のオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能である。
本発明の調光回路は、以上のように、ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される第一MOSFETと、ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される、寄生容量が上記第一MOSFETより小さい第二MOSFETと、上記第一MOSFETと上記第二MOSFETとを、第1状態および第2状態の何れかの状態に制御する制御回路とを備え、上記第1状態は、上記調光回路の外部から入力されるパルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合に選択され、上記パルス幅変調信号のデューティ比に応じて上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンとオフとの比率を制御するとともに、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETをオフする状態であり、上記第2状態は、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、上記所定閾値以下である場合に選択され、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETをオフするとともに、上記デューティ比に応じて上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETのオンとオフとの比率を制御する状態である
それゆえ、スイッチ素子のオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能な調光回路及び照明装置を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 本発明の実施形態に係るOnduty幅検出回路の回路図である。 本発明の実施形態に係るOnduty幅検出回路の動作を示すタイミングチャートであり、(a)は、Onduty幅が長い場合のタイミングチャートであり、(b)は、Onduty幅が短い場合のタイミングチャートである。 本発明の他の実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 本発明の他の実施形態に係るOnduty幅検出回路の回路図である。 本発明の実施形態の変形例に係るLED照明装置の回路図である。 本発明の他の実施形態の変形例に係る他のLED照明装置の回路図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施形態に係るLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)照明装置80の回路図である。LED照明装置80(照明装置)は、LEDアレイ13及びLED調光回路90(調光回路)から構成されている。
LED調光回路とは、LEDアレイ13(発光ダイオード列)に流す電流をPWM変調(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)し、LEDアレイ13の明るさを調整する(調光する)回路である。
LED調光回路90は、集積回路であるLEDコントローラIC1(制御回路)、第一MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor:金属・酸化物・半導体電界効果トランジスタ)10、第二MOSFET11及び抵抗12を備えており、LED調光回路90の外部からLEDコントローラIC1に入力されるPWM入力信号PWM_IN(パルス幅変調信号)の、ハイとローとの比率であるDUTY(デューティ比)を調整して、第一MOSFET10のオンとオフとの比率を制御することにより、上記調光を行う。
LEDコントローラIC1は、アンプ2、切り替えスイッチ3,4(スイッチ)、Onduty幅検出回路5(測定回路)及びプルダウン抵抗6を備えており、LED調光回路90の外部から入力されるPWM入力信号PWM_INの、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合、PWM入力信号PWM_INのデューティ比に応じて第一MOSFET10のゲート電位を制御することによって第一MOSFET10のオンとオフとの比率を制御するとともに、第二MOSFET11のゲート電位を制御することによって第二MOSFET11をオフし、かつ、PWM入力信号PWM_INの、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合、第一MOSFET10のゲート電位を制御することによって第一MOSFET10をオフするとともに、上記デューティ比に応じて第二MOSFET11のゲート電位を制御することによって第二MOSFET11のオンとオフとの比率を制御する。これにより、LEDコントローラIC1は、LEDアレイ13に流れる電流を断続させるために第一MOSFET10(または第二MOSFET11)のゲート電位を制御して、第一MOSFET10(または第二MOSFET11)のオンとオフとの比率を制御することにより、上記電流を一定とする定電流制御を行う。
第一MOSFET10は、ソースがLEDアレイ13の出力に接続されて、LEDアレイ13に流れる電流を断続させる。
Onduty幅検出回路5は、PWM入力信号PWM_INの、1周期中に“H”となる割合(Onduty幅)を測定する。
図1のLED照明装置80において、Onduty幅検出回路5の入力端INには、LED照明装置80の外部からPWM入力信号PWM_IN入力される。Onduty幅検出回路5の第1出力端OUTaから、切り替えスイッチ3,4の制御入力端へ、スイッチ切り替え信号SEL_SWが出力される。Onduty幅検出回路5の第2出力端OUTbから、アンプ2の制御入力端へ、PWM出力信号PWM_OUTが出力される。
アンプ2の非反転入力端子(+)には、基準電圧Vrefが入力される。アンプ2の出力は、切り替えスイッチ3の一端に接続されている。切り替えスイッチ4の一端は、プルダウン抵抗6の一端に接続されている。
切り替えスイッチ3の第1他端3aは、第一MOSFET10のゲートと、切り替えスイッチ4の第2他端4bとに接続されている。切り替えスイッチ3の第2他端3bは、第二MOSFET11のゲートと、切り替えスイッチ4の第1他端4aとに接続されている。
LEDアレイ13のアノード(入力)には、電源電圧Vddが入力される。LEDアレイ13のカソード(出力)は、第一MOSFET10のソースと、第二MOSFET11のソースとに接続されている。
アンプ2の反転入力端子(−)と、第一MOSFET10のドレインと、第二MOSFET11のドレインと、抵抗12の一端とは、互いに接続されている。
そして、プルダウン抵抗6の他端と、抵抗12の他端とは、電気的に接地されている。
アンプ2は、LEDコントローラIC1の内部に設けられた定電流駆動用のアンプである。アンプ2の出力は、後述するOnduty幅が、予め設定された幅より広い通常時は、切り替えスイッチ3によって、LEDコントローラIC1の外部に外付けされた第一MOSFET10のゲートに接続される。これにより、LEDコントローラIC1で第一MOSFET10を駆動する(より具体的には第一MOSFET10のゲートを駆動する)ことが出来る。
上述したように、第一MOSFET10のドレインと、抵抗12の一端と、アンプ2の反転入力端子(−)(負帰還端子)とが互いに接続されている。これにより、第一MOSFET10のドレインの電圧は、アンプ2の非反転入力端子(+)の基準電圧Vrefに等しくなる。基準電圧Vrefは、例えば200mVとし、抵抗12の抵抗値は、例えば10Ωとする。
第一MOSFET10のソースには、LEDが複数個(図1では一例として6個)直列に接続されたLEDアレイ13のカソードが接続されており、LEDアレイのアノードには電源電圧Vddが印加されている。LEDアレイ13には、抵抗12の両端の電圧と、抵抗12の抵抗値とで決まる電流I(この場合20mA)が流れ、それぞれのLEDが点灯する。
次に、本実施形態に係るLED照明装置80において、LED調光回路90がどのようにして調光を行うかを説明する。LED照明装置80では、LEDの点灯とLEDの非点灯とを、人の目に認識されない程度の周波数で繰り返す。これにより、LEDの輝度を調整することが出来る。
LEDコントローラIC1には、LEDコントローラIC1の外部からPWM入力信号PWM_INが入力されている。PWM入力信号PWM_INの、1周期中に“H”となる割合であるOnduty幅により、アンプ2の動作期間を設定することが出来る。
なお、PWM入力信号PWM_INのDUTYは、PWM入力信号PWM_INがハイである期間と、PWM入力信号PWM_INがローである期間とにより定まる。
例えばPWM入力信号PWM_INの周波数を1kHzとする。この場合、PWM入力信号PWM_INの1周期は1000μsecであるが、Onduty幅を80%とした場合、アンプ2は、1周期の80%、すなわち800μsecの間だけ動作する。このため、LEDアレイ13のLEDは、1000μsecの内、80%の800μsecの間点灯し、残りの20%である200μsecの間は非点灯となる。PWM入力信号PWM_INが継続して入力されることにより、LEDの点灯とLEDの非点灯とが繰り返されることとなる。
このように、アンプ2のオン/オフを切り替えることにより調光を行う場合、LEDの電流のオン/オフを制御する第一MOSFET10のスイッチング速度が重要となる。第一MOSFET10はドレイン電流(ID)の絶対最大定格が、LEDが点灯したときに流れる電流Iに対して十分に余裕のある程度に大きいものが使用される。なお、絶対最大定格とは、寿命及び信頼性を保つために、一瞬たりとも超えてはならない定格値のことである。
第一MOSFET10のドレイン電流(ID)の絶対最大定格が、電流Iに対して十分な余裕を有していない場合、第一MOSFET10が、常時、高負荷状態で動作することになる。このような動作を行うと、第一MOSFET10の信頼性が著しく低下する。
例を挙げると、NEC製の2SK4143を使用した場合、ドレイン電流(ID)の絶対最大定格が20Aであり、LEDが点灯したときに流れる電流I=20mAに対して十分に余裕がある。ところが、十分な電流を流すように設計されているために、トランジスタサイズが大きく、寄生容量が非常に大きくなる。寄生容量の1つである入力容量(Ciss)は、NEC製の2SK4143では820pFである(入力容量Ciss=Cgd+Cgs、Cgdはゲート−ドレイン間容量であり、Cgsはゲート−ソース間容量である)。
よって、アンプ2が第一MOSFET10のゲートを駆動する際には、まず寄生容量である入力容量Cissを充電する必要があり、第一MOSFET10のゲート電位を制御することによって第一MOSFET10をオンまたはオフする際に遅延が発生する。このため、上述したように、PWM入力信号PWM_INの波形を制御することにより、第一MOSFET10のオン時間を制御して調光を行う場合、第一MOSFET10のON時間の割合が、所定閾値(例えば1%)より大きい場合でしか輝度を調整できない。第一MOSFET10のON時間の割合を、所定閾値(例えば1%)以下で変化させることにより輝度を調整しようとしても、第一MOSFET10のゲート電位を制御することによって第一MOSFET10をオンまたはオフする際の遅延により、調光を正確に制御することは出来ない。
そこで、本実施形態に係るLED照明装置80では、LED調光回路90は、第一MOSFET10よりも入力容量等の寄生容量が格段に小さい、第二MOSFET11を備えている。
第一MOSFET10と第二MOSFET10との切り替えは、Onduty幅検出回路5が、切り替えスイッチ3及び切り替えスイッチ4を制御することにより行われる。Onduty幅検出回路5は、入力端INに入力されるPWM入力信号PWM_INのOnduty幅を検出する。
検出されたOnduty幅が、予め設定された幅より広い場合は、切り替えスイッチ3の一端と切り替えスイッチ3の第1他端3aとが導通するように切り替えスイッチ3が切り替えられる。切り替えスイッチ4も、切り替えスイッチ3と同様に、切り替えスイッチ4の一端と切り替えスイッチ4の第1他端4aとが導通するように切り替えられる。これにより、アンプ2と第一MOSFET10とが接続されるとともに、第二MOSFET11のゲートには、プルダウン抵抗6が接続されることとなる。
切り替えスイッチ3,4の切り替えは、Onduty幅検出回路5の第1出力端OUTaから、切り替えスイッチ3,4の制御入力端へ出力されるスイッチ切り替え信号SEL_SWにより行われる。
一方、Onduty幅が予め設定された幅より狭くなると、切り替えスイッチ3の一端と切り替えスイッチ3の第2他端3bとが導通するように切り替えスイッチ3が切り替えられる。切り替えスイッチ4も、切り替えスイッチ3と同様に、切り替えスイッチ4の一端と切り替えスイッチ4の第2他端4bとが導通するように切り替えられる。これにより、アンプ2と第二MOSFET11とが接続されるとともに、第一MOSFET10のゲートには、プルダウン抵抗6が接続されることとなる。
PWM入力信号PWM_INの、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合は、第一MOSFET10を駆動するとともに、PWM入力信号PWM_INの、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合は、第二MOSFET11を駆動することが出来る。
ここで、第二MOSFET11は、第一MOSFET10よりも寄生容量が小さいので、第二MOSFET11の寄生容量に充電する時間は、第一MOSFET10の寄生容量に充電する時間より短い。よって、第二MOSFET11のスイッチングスピードは、第一MOSFET10のスイッチングスピードより速くなる。
そして、1周期中にハイとなる割合が所定閾値以下である場合は、第一MOSFET10を使わずに、スイッチングスピードの速い第二MOSFET11を用いる。よって、従来の調光回路において、MOSFETの寄生容量を充電する際に生じていた遅延が生じない。
従って、スイッチ素子のオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能な調光回路(LED調光回路90)を提供することが出来るという効果を奏する。
第二MOSFET11は、寄生容量が第一MOSFET10よりも小さいが、その代わりに、ドレイン電流(ID)の絶対最大定格が小さい。例えば、東芝製の2SK1828を使用した場合、入力容量Ciss=5.5pFであるが、ドレイン電流(ID)の絶対最大定格は、80mAと小さい。この絶対最大定格は、LEDが点灯したときに流れる電流I=20mAよりは大きい。よって、第二MOSFET11として用いている2SK1828が破壊されることはない。しかし、上述したように、ドレイン電流(ID)の絶対最大定格が、電流Iに対して十分に余裕のある状態ではないので、第二MOSFET11が常時動作した場合、第二MOSFET11の信頼性が著しく低下する。
しかしながら、第二MOSFET11が動作するのは、Onduty幅が狭い場合の短期間であり、例えば、Onduty幅が1周期の1%以下の範囲内で第二MOSFET11が動作するように、切り替えスイッチ3,4を切り替えた場合を考える。この場合、アンプ2と第二MOSFET11とが接続されているときのLEDの点灯時間は、全体の1%以下である。このため、第二MOSFET11が常時動作をすることはないので、第二MOSFET11の信頼性が低下することはない。
なお、第二MOSFET11の寄生容量の値は、第一MOSFET10の寄生容量の値の0.1%〜1.0%の範囲内にすればよい。これにより、第二MOSFET11のスイッチングスピードを、第一MOSFET10のスイッチングスピードより速くすることが出来る。
図2は、本実施形態に係るOnduty幅検出回路5の回路図である。図3は、本実施形態に係るOnduty幅検出回路5の動作を示すタイミングチャートである。
図2のOnduty幅検出回路5は、カウンタ21、シフトレジスタ22、3入力AND回路23、NAND回路24、リセット付きD−FF(D−フリップフロップ)25、及びD−FF26を備えている。
図2のOnduty幅検出回路5において、カウンタ21のクロック入力CKBと、シフトレジスタ22のクロック入力CKBとには、Onduty幅検出回路5の外部からクロック信号CLKが入力される。クロック信号CLKは、LEDコントローラIC1の内部で生成してもよく、LEDコントローラIC1の外部から入力してもよい。
シフトレジスタ22の入力Dと、リセット付きD−FF25のクロック入力CKと、D−FF26の入力Dとには、Onduty幅検出回路5の外部からPWM入力信号PWM_INが入力される。
シフトレジスタ22の最終段の出力Q9からは、PWM出力信号PWM_OUTが出力される。出力Q9は、シフトレジスタ22が9段のシフトレジスタである場合の最終段の出力であり、図1における、Onduty幅検出回路5の第2出力端OUTbに相当する。
4ビットのカウンタ21の出力Q1(最下位ビット)は、3入力AND回路23の第1入力に接続されている。カウンタ21の出力Q2は、3入力AND回路23の第2入力と、NAND回路24の一方の入力とに接続されている。カウンタ21の出力Q3は、3入力AND回路23の第3入力に接続されている。カウンタ21の出力Q4(最上位ビット)は、NAND回路24の他方の入力に接続されている。
NAND回路24の出力は、リセット付きD−FF25のリセット入力RBへ接続されており、信号NAND10を出力する。リセット付きD−FF25の入力Dは、ハイレベルに固定されている。リセット付きD−FF25の出力Qは、カウンタ21のリセット入力RBへ接続されており、信号RBを出力する。
3入力AND回路23の出力は、D−FF26のクロック入力CKへ接続されており、信号AND7を出力する。D−FF26の出力Qからは、スイッチ切り替え信号SEL_SWが出力される。D−FF26の出力Qは、図1における、Onduty幅検出回路5の第1出力端OUTaに相当する。
なお、シフトレジスタ22の出力Q1〜Q8、リセット付きD−FF25の出力QB、及び、D−FF26の出力QBは、オープンとする。
図3(a)は、Onduty幅が長い場合、即ち、PWM入力信号PWM_INの、1周期中に“H”となる割合が高い場合のタイミングチャートであり、図3(b)は、Onduty幅が短い場合のタイミングチャートである。
時刻t1において、PWM入力信号PWM_INが立ち上がると、リセット付きD−FF25の出力Qから出力される信号RBが、“L”から“H”になる。これにより、カウンタ21のリセット状態が解除されて、カウンタ21は、クロック信号CLKの立下りに同期してカウント動作を開始する。
カウンタ21に、クロック信号CLKのクロックが7回入力されると、カウンタ21の出力Q1,Q2,Q3が全て“H”となる。これにより、3入力AND回路23から出力される信号AND7が、“L”から“H”になる。
時刻t2において、信号AND7が立ち上がると、D−FF26は、時刻t2におけるPWM入力信号PWM_INの状態を、入力Dから取り込む。これとともに、論理レベルが、PWM入力信号PWM_INの論理レベルに等しくなったスイッチ切り替え信号SEL_SWを、出力Qから出力する。
スイッチ切り替え信号SEL_SWの状態に応じて、図1の切り替えスイッチ3,4が切り替えられる。切り替えスイッチ3,4の制御入力端に、“H”のスイッチ切り替え信号SEL_SWが入力される場合を考える。この場合、切り替えスイッチ3の一端と切り替えスイッチ3の第1他端3aとが導通するように切り替えスイッチ3が切り替えられる。切り替えスイッチ4も、切り替えスイッチ3と同様に、切り替えスイッチ4の一端と切り替えスイッチ4の第1他端4aとが導通するように切り替えられる。これにより、第一MOSFET10を動作させることが選択されるとともに、第二MOSFET11のゲート電位は、プルダウン抵抗6により固定される。
一方、切り替えスイッチ3,4の制御入力端に、“L”のスイッチ切り替え信号SEL_SWが入力される場合を考える。この場合、切り替えスイッチ3の一端と切り替えスイッチ3の第2他端3bとが導通するように切り替えスイッチ3が切り替えられる。切り替えスイッチ4も、切り替えスイッチ3と同様に、切り替えスイッチ4の一端と切り替えスイッチ4の第2他端4bとが導通するように切り替えられる。これにより、第二MOSFET11を動作させることが選択されるとともに、第一MOSFET10のゲート電位は、プルダウン抵抗6により固定される。
図3(a)では、時刻t2において、PWM入力信号PWM_INが“H”である。よって、スイッチ切り替え信号SEL_SWは“H”になる。なお、時刻t2以前のスイッチ切り替え信号SEL_SWの状態(図3(a)の斜線部の状態)は、時刻t2より前に信号AND7が立ち上がった際にD−FF26が取り込んだ、PWM入力信号PWM_INの状態である。また、図3(b)では、スイッチ切り替え信号SEL_SWは“L”になる。これは、図3(b)に示す状態では、PWM入力信号PWM_INの、1周期中に“H”となる割合(即ちOnduty幅)が短く、時刻t2では、PWM入力信号PWM_INが既に“L”になっているためである。
時刻t1において、シフトレジスタ22の入力Dに入力されるPWM入力信号PWM_INは、シフトレジスタ22によって、クロック入力CKBに入力されるクロック9回分シフトされる。これにより、シフトされたPWM入力信号PWM_INが、時刻t3においてPWM出力信号PWM_OUTとして出力される。図1のアンプ2のオン/オフは、PWM出力信号PWM_OUTにより制御されるので、時刻t2において切り替えスイッチ3,4の状態が確定した後に、アンプ2の制御が開始される。
カウンタ21に、クロック信号CLKのクロックが10回入力される(時刻t4)と、カウンタ21の出力Q2,Q4がともに“H”になり、NAND回路24から出力される信号NAND10が“L”になる。
信号NAND10は、リセット付きD−FF25のリセット信号(“L”でリセット)である。よって、信号NAND10が立ち下がると信号RBが“L”になり、カウンタ21がリセットされる。カウンタ21がリセットされることにより、カウンタ21の出力Q1〜Q4も“L”になる。よって、時刻t4で“L”になった信号NAND10は、再び“H”になる。信号NAND10が“H”に戻った後の状態が、次にPWM入力信号PWM_INが立ち上がる時刻まで保持され、PWM入力信号PWM_INが立ち上がる毎に、Onduty幅検出回路5において上記動作が繰り返される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について図4及び図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態において説明すること以外の構成は、前記実施形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記実施形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4は、本実施形態に係るLED照明装置81の回路図である。LED照明装置81は、LEDアレイ13及びLED調光回路91から構成されている。
LED調光回路91は、LEDコントローラIC51、第一MOSFET10、第二MOSFET11及び抵抗12を備えている。
LEDコントローラIC1は、アンプ52、(第一のアンプ)アンプ53(第二のアンプ)及びOnduty幅検出回路54(測定回路)を備えている。
図4のLED照明装置81において、Onduty幅検出回路54の入力端INには、LED照明装置81の外部からPWM入力信号PWM_INが入力される。Onduty幅検出回路54の第1出力端OUTcから、アンプ52の制御入力端へ、PWM出力信号PWM_OUT1が出力される。Onduty幅検出回路54の第2出力端OUTdから、アンプ53の制御入力端へ、PWM出力信号PWM_OUT2が出力される。
アンプ52の非反転入力端子(+)及びアンプ53の非反転入力端子(+)には、基準電圧Vrefが入力される。アンプ52の出力は、第一MOSFET10のゲートに接続されている。アンプ53の出力は、第二MOSFET11のゲートに接続されている。
LEDアレイ13のアノード(入力)には、電源電圧Vddが入力される。LEDアレイ13のカソード(出力)は、第一MOSFET10のソースと、第二MOSFET11のソースとに接続されている。
アンプ52の反転入力端子(−)と、アンプ53の反転入力端子(−)と、第一MOSFET10のドレインと、第二MOSFET11のドレインと、抵抗12の一端とは、互いに接続されている。
そして、抵抗12の他端は、電気的に接地されている。
図4のLEDコントローラIC51において、LEDコントローラIC51と異なる点は、アンプの数である。図1のLEDコントローラIC1が1つのアンプ2を備えているのに対して、図4のLEDコントローラIC51は、2つのアンプ52,53を備えている。
アンプ52は、第一MOSFET10を駆動する(第一MOSFET10のゲート電位を制御することによって第一MOSFET10のオンまたはオフを制御する)。アンプ52のオン/オフ制御は、Onduty幅検出回路54の第1出力端OUTcから、アンプ52の制御入力端へ出力される、PWM出力信号PWM_OUT1により制御される。
アンプ53は、第二MOSFET11を駆動する(第二MOSFET11のゲート電位を制御することによって第二MOSFET11のオンまたはオフを制御する)。アンプ53のオン/オフ制御は、Onduty幅検出回路54の第2出力端OUTdから、アンプ53の制御入力端へ出力される、PWM出力信号PWM_OUT2により制御される。
図5は、本実施形態に係るOnduty幅検出回路54の回路図である。図5のOnduty幅検出回路54は、カウンタ21、シフトレジスタ22、3入力AND回路23、NAND回路24、リセット付きD−FF25、D−FF26、AND回路55,56及びNOT回路57を備えている。AND回路55,56及びNOT回路57は、後述する信号生成回路58を構成する。
図5のOnduty幅検出回路54において、カウンタ21のクロック入力CKBと、シフトレジスタ22のクロック入力CKBとには、Onduty幅検出回路54の外部からクロック信号CLKが入力される。クロック信号CLKは、LEDコントローラIC51の内部で生成してもよく、LEDコントローラIC51の外部から入力してもよい。
シフトレジスタ22の入力Dと、リセット付きD−FF25のクロック入力CKと、D−FF26の入力Dとには、Onduty幅検出回路54の外部からPWM入力信号PWM_INが入力される。
シフトレジスタ22の最終段の出力Q9から、AND回路55の一方の入力及びAND回路56の一方の入力へ、PWM出力信号PWM_OUTが出力される。出力Q9は、シフトレジスタ22が9段のシフトレジスタである場合の最終段の出力である。
4ビットのカウンタ21の出力Q1(最下位ビット)は、3入力AND回路23の第1入力に接続されている。カウンタ21の出力Q2は、3入力AND回路23の第2入力と、NAND回路24の一方の入力とに接続されている。カウンタ21の出力Q3は、3入力AND回路23の第3入力に接続されている。カウンタ21の出力Q4(最上位ビット)は、NAND回路24の他方の入力に接続されている。
NAND回路24の出力は、リセット付きD−FF25のリセット入力RBへ接続されており、信号NAND10を出力する。リセット付きD−FF25の入力Dは、ハイレベルに固定されている。リセット付きD−FF25の出力Qは、カウンタ21のリセット入力RBへ接続されており、信号RBを出力する。
3入力AND回路23の出力は、D−FF26のクロック入力CKへ接続されており、信号AND7を出力する。D−FF26の出力Qから、AND回路56の他方の入力及びNOT回路57の入力へ、スイッチ切り替え信号SEL_SWが出力される。NOT回路57の出力は、AND回路55の他方の入力に接続されている。
AND回路56の出力から、PWM出力信号PWM_OUT1が出力される。AND回路56の出力は、図4における、Onduty幅検出回路54の第1出力端OUTcに相当する。
AND回路55の出力から、PWM出力信号PWM_OUT2が出力される。AND回路55の出力は、図4における、Onduty幅検出回路54の第2出力端OUTdに相当する。
なお、シフトレジスタ22の出力Q1〜Q8、リセット付きD−FF25の出力QB、及び、D−FF26の出力QBは、オープンとする。
図5のOnduty幅検出回路54において、Onduty幅を検知する際の動作は、図2のOnduty幅検出回路5と同様である。図5のOnduty幅検出回路54が、図2のOnduty幅検出回路5と異なっている点は、PWM出力信号PWM_OUT1,PWM_OUT2を生成する信号生成回路58を備えている点である。
スイッチ切り替え信号SEL_SWが“H”である場合は、AND回路56の出力から、PWM出力信号PWM_OUT1が出力され、PWM出力信号PWM_OUT1に応じてアンプ52のオン/オフが制御される。AND回路55の出力から出力されるPWM出力信号PWM_OUT2は、“L”に固定される。これにより、アンプ53はオフになり、第二MOSFET11のゲート電位は、“L”に固定される。
スイッチ切り替え信号SEL_SWが“L”である場合は、AND回路55の出力から、PWM出力信号PWM_OUT2が出力され、PWM出力信号PWM_OUT2に応じてアンプ53のオン/オフが制御される。AND回路56の出力から出力されるPWM出力信号PWM_OUT1は、“L”に固定される。これにより、アンプ52はオフになり、第一MOSFET10のゲート電位は、“L”に固定される。
図1に関する説明(実施形態1)で述べたように、第一MOSFET10と第二MOSFET11とでは、寄生容量が大きく異なる。このため、第一MOSFET10を駆動するために必要なアンプ52の駆動能力と、第二MOSFET11を駆動するために必要なアンプ53の駆動能力とは、異なる。
図4に示すようにアンプを2個備えることにより、第一MOSFET10及び第二MOSFET11それぞれに対して最適なアンプを備えることが出来る。これにより、第一MOSFET10のゲートには、アンプ52からより小さい電流を出力し、第二MOSFET11のゲートには、アンプ53からより大きい電流を出力することが出来る。このため、第一MOSFET10のゲートと第二MOSFET10のゲートとに同じ電流を流す場合よりも、アンプ内部での発熱を抑えることが出来るとともに、アンプの消費電流を低減することが出来る。
〔変形例〕
上述した各実施形態の変形例について図6及び図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本変形例において説明すること以外の構成は、前記実施形態1,2と同じである。また、説明の便宜上、前記実施形態1,2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、本変形例に係るLED照明装置82の回路図である。LED照明装置82は、LEDアレイ13及びLED調光回路92から構成されている。図7は、本変形例に係るLED照明装置83の回路図である。LED照明装置83は、LEDアレイ13及びLED調光回路93から構成されている。
図6のLED照明装置82は、図1のLED照明装置80の第二MOSFET11に相当する第二MOSFET62を、LEDコントローラIC61内に備えた構成を有している。
図7のLED照明装置83は、図4のLED照明装置81の第二MOSFET11に相当する第二MOSFET72を、LEDコントローラIC71内に備えた構成を有している。
第一MOSFET10は、大電流を常時流す必要があるMOSFETである。このためIC化した場合のチップサイズが大きく、また放熱による他の素子への影響も無視できない。従って、第一MOSFET10とLEDコントローラとをともにIC化するのは困難である。
一方、第二MOSFETは、Onduty幅が1周期の1%以下の範囲内でのみ動作させるのであれば、大電流が常時流れることはないので、LEDコントローラと共にIC化が可能である(LEDコントローラと第二MOSFET11とを一つの集積回路に集積することが可能である)。
これにより、LEDコントローラと第二MOSFET11とが一つの集積回路に集積されていない場合よりも、回路規模を小さくすることが出来るので、第二MOSFET11の寄生容量をさらに少なくすることが出来る。回路規模を小さく出来することが出来るため、第二MOSFET11のスイッチングスピードのさらなる高速化と、さらなる低消費電力化とを実現することが出来る。
〔適用例〕
本発明のLED照明装置90〜93は、LED調光回路80〜83と、LEDアレイ13とを備えるので、スイッチ素子である第二MOSFET11のオン時間の割合が極めて低い場合(例えば1周期の1%以下)であっても、容易に調光を行うことが可能である。なお、照明装置としては、液晶TV、モニター、インフォメーションディスプレイ等の液晶バックライトや、LED照明機器等が挙げられる。
調光回路は、発光ダイオードが複数個直列に接続された発光ダイオード列の輝度を調整する調光を行う調光回路であって、ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される第一MOSFETと、ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される、寄生容量が上記第一MOSFETより小さい第二MOSFETと、上記調光回路の外部から入力されるパルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合、上記パルス幅変調信号のデューティ比に応じて上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンとオフとの比率を制御するとともに、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETをオフし、かつ、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値以下である場合、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETをオフするとともに、上記デューティ比に応じて上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETのオンとオフとの比率を制御する制御回路とを備える。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の調光回路は、スイッチ素子のオン時間の割合が極めて低い場合であっても、容易に調光を行うことが可能であるので、液晶TV、モニター、インフォメーションディスプレイ等の液晶バックライト、LED照明機器等の照明装置に好適に用いることが出来る。
1,51,61,71 LEDコントローラIC(制御回路)
2 アンプ
3,4 切り替えスイッチ(スイッチ)
3a 第1他端
3b 第2他端
4a 第1他端
4b 第2他端
5,54 Onduty幅検出回路(測定回路)
6 プルダウン抵抗
10 第一MOSFET
11,62,72 第二MOSFET
12 抵抗
13 LEDアレイ(発光ダイオード列)
21 カウンタ
22 シフトレジスタ
23 3入力AND回路
24 NAND回路
52 アンプ(第一のアンプ)
53 アンプ(第二のアンプ)
55,56 AND回路
57 NOT回路
58 信号生成回路
80〜83 LED照明装置(照明装置)
90〜93 LED調光回路(調光回路)
AND7 信号
CLK クロック信号
Ciss 入力容量
I 電流
NAND10 信号
OUTa 第1出力端
OUTb 第2出力端
OUTc 第1出力端
OUTd 第2出力端
PWM_OUT,PWM_OUT1,PWM_OUT2 PWM出力信号
PWM_IN PWM入力信号
RB 信号
SEL_SW スイッチ切り替え信号
Vdd 電源電圧
Vref 基準電圧
t1〜t4 時刻

Claims (8)

  1. 発光ダイオードが複数個直列に接続された発光ダイオード列の輝度を調整する調光を行う調光回路であって、
    ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される第一MOSFETと、
    ソースが、上記発光ダイオード列の出力に接続される、寄生容量が上記第一MOSFETより小さい第二MOSFETと、
    上記第一MOSFETと上記第二MOSFETとを、第1状態および第2状態の何れかの状態に制御する制御回路とを備え、
    上記第1状態は、上記調光回路の外部から入力されるパルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、所定閾値より大きい場合に選択され、上記パルス幅変調信号のデューティ比に応じて上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンとオフとの比率を制御するとともに、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETをオフする状態であり、
    上記第2状態は、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合が、上記所定閾値以下である場合に選択され、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETをオフするとともに、上記デューティ比に応じて上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETのオンとオフとの比率を制御する状態であることを特徴とする調光回路。
  2. 上記制御回路は、さらに、
    オンとオフとの比率が、上記デューティ比に応じて定まるアンプと、
    上記アンプの出力を、上記第一MOSFETのゲートと接続するか、または、上記第二MOSFETのゲートと接続するかを切り替えるスイッチとを備え、
    上記アンプの出力を一方のMOSFETのゲートと接続するとき、他方のMOSFETのゲート電位を制御することによって当該MOSFETをオフする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の調光回路。
  3. 上記制御回路は、さらに、
    オンとオフとの比率が、上記デューティ比に応じて定まり、かつ、上記第一MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第一MOSFETのオンまたはオフを制御する第一のアンプと、
    オンとオフとの比率が、上記デューティ比に応じて定まり、かつ、上記第二MOSFETのゲート電位を制御することによって上記第二MOSFETを制御する第二のアンプとを備え、
    上記第一のアンプが、上記第一MOSFETのオンまたはオフを制御する間は、上記第二のアンプが上記第二MOSFETをオフし、
    上記第二のアンプが、上記第二MOSFETのオンまたはオフを制御する間は、上記第一のアンプが第一MOSFETをオフすることを特徴とする請求項1に記載の調光回路。
  4. 上記制御回路と上記第二MOSFETとが一つの集積回路に集積されていることを特徴とする請求項2または3に記載の調光回路。
  5. 上記制御回路は、上記パルス幅変調信号の、1周期中にハイとなる割合を測定する測定回路をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の調光回路。
  6. 上記所定閾値は、1%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の調光回路。
  7. 上記第二MOSFETの寄生容量の値は、上記第一MOSFETの寄生容量の値の0.1%〜1.0%の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の調光回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の調光回路と、
    上記発光ダイオード列とを備えることを特徴とする照明装置。
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