JP6802082B2 - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いる蒸気発生装置に関する。
下記の特許文献1には、蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いられる蒸気発生装置が開示されており、この蒸気発生装置は、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、蒸気発生容器内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器と、加熱器の内部に燃焼ガスを発生させるバーナと、加熱器内に同心的に設けられて燃焼ガスを加熱器の内周面に沿って通過させるようにした筒形の燃焼ガスガイドと、加熱器の上側に設けた排気筒と、蒸気発生容器の上部に設けた蒸気導出パイプとを備えている。
この蒸気発生装置では、バーナによって混合ガスを燃焼させて筒形の加熱器内に燃焼ガスを発生させると、燃焼ガスは筒形の加熱器の内周面と筒形の燃焼ガスガイドの外周面との間を通過する。蒸気発生容器内の水は加熱器の内周面と燃焼ガスガイドの外周面との間を通過する燃焼ガスによって加熱されて蒸気となり、蒸気発生容器内の蒸気は蒸気導出パイプを通って加熱調理器の調理庫に送出される。
特開2013−200111号公報
特許文献1に記載の蒸気発生装置では、加熱器の内周面と燃焼ガスガイドの外周面との間を通過した燃焼ガスは加熱器の上側に設けた排気筒を通って外側に排出される。このとき、燃焼ガスガイドの内側が加熱器の内周面と燃焼ガスガイドの外周面との間を通過する燃焼ガスにより負圧化され、燃焼ガスガイドの上縁を通過する燃焼ガスが燃焼ガスガイドの内側の負圧によって乱流となり、これに起因した異音が発生するおそれがあった。これに対して、燃焼ガスガイドの下部に貫通孔を形成し、燃焼ガスの一部を燃焼ガスガイドの内側に流入させるようにして、燃焼ガスガイドの内側を負圧化させにくくしている。しかし、燃焼ガスガイドの下部から燃焼ガスの一部を流入させるだけでは、燃焼ガスガイドの内側の負圧化を十分に防ぐことができず、燃焼ガスガイドの上縁を通過する燃焼ガスが乱流となって生じる異音を防ぐことができなかった。本発明は、蒸気発生装置において、加熱器内にて燃焼ガスガイドの上縁を通過する燃焼ガスが乱流となって生じる異音を防ぐことを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、蒸気発生容器内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器と、加熱器内に設けられて燃焼ガスを加熱器の内周面に沿って通過させるようにした筒形の燃焼ガスガイドとを備えた蒸気発生装置であって、燃焼ガスガイドの上縁部には加熱器の内周面に沿って上昇した燃焼ガスを燃焼ガスガイドの内側に巻き込むのを防ぐ防音キャップを設けたことを特徴とする蒸気発生装置を提供するものである。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、燃焼ガスガイドの上縁部には加熱器の
内周面に沿って上昇した燃焼ガスを燃焼ガスガイドの内側に巻き込むのを防ぐ防音キャップを設けたので、加熱器内にて燃焼ガスガイドの外側から上縁を通過する燃焼ガスが燃焼ガスガイドの上側で乱流となって生じる異音を防ぐことができた。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、防音キャップは上方に向けて細くなるようにした円錐台形の外周面を有するのが好ましい。このようにしたときには、加熱器内にて燃焼ガスガイドの外側から上縁を通過する燃焼ガスが防音キャップの円錐台形の外周面によって上方に上昇しやすくなり、加熱器内にて燃焼ガスガイドの上縁を通過する燃焼ガスが乱流となって生じる異音をさらに防ぐことができた。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、燃焼ガスガイドの下部には燃焼ガスを導入して燃焼ガスガイドの内部が負圧になるのを防ぐ貫通孔を形成するともに、防音キャップには燃焼ガスガイドの内部に導入された燃焼ガスを上方に導く上下に延びる通気孔を形成するのが好ましい。このようにしたときには、燃焼ガスガイドの内部が貫通孔から導入される燃焼ガスによって負圧となるのをある程度防ぐことができるとともに、燃焼ガスガイドの内部を通過する燃焼ガスを防音キャップの通気孔から上側に導くことができ、燃焼ガスガイドの内部を通過した燃焼ガスが、燃焼ガスガイドの上側で加熱器と燃焼ガスガイドとの間を通過した燃焼ガスと衝突しにくくなり、さらに異音を発生させにくくすることができた。
本発明の蒸気発生装置を内蔵した加熱調理器の一実施形態の正面図である。 ハウジングの左側壁を取り外した状態の左側面図である。 図1のA−A断面図である。 図2の蒸気発生装置の縦方向に沿った断面図である。 制御装置のブロック図である
以下、本発明の蒸気発生装置をスチームコンベクションオーブンよりなる加熱調理器に適用した一実施形態を添付図面を参照して説明する。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内に食材を加熱調理するための調理庫12と、ハウジング11内の調理庫12を除いた空間に機械室13とを備えている。
調理庫12は食材を収容し、収容した食材を加熱調理するためのものである。この実施形態では、調理庫12は10段のトレイを上下に収容可能な大きさとなっている。調理庫12の前面には食材を出し入れする開口部が設けられており、前面の開口部は扉14によって開閉される。調理庫12の外周面は断熱材により覆われており、調理庫12内の熱は機械室13及びハウジング11外に伝わりにくくなっている。
図2及び図3に示したように、加熱調理器10は、調理庫12内の空気を対流させる対流ファン15と、調理庫12内の温度を検出する温度センサ16と、調理庫12内を加熱する燃焼装置20と、調理庫12内に蒸気を発生させる蒸気発生装置30とを備えている。対流ファン15は調理庫12内の空気を対流させるものであり、調理庫12内に対流ファン15のファン羽根15aと機械室13に対流ファン15のファンモータ15bを備えている。ファン羽根15aはファンモータ15bの作動によって回転し、調理庫12の空気はファン羽根15aの回転よって対流する。
図2及び図3に示したように、燃焼装置20は、燃焼用空気と燃料ガスの混合ガスを燃焼させたときの燃焼ガスによって調理庫12内を加熱するものである。燃焼装置20は、機械室13内に主要な構成部品であるブロアファン21とガス供給管22と混合管23と
を備え、調理庫12内にバーナ24と加熱管25とを備えている。
図2に示したように、ブロアファン21は燃焼用空気を供給するものであり、ブロアファン21の送風口は送風管21aによって混合管23に接続されている。ブロアファン21の吸気口から吸い込まれた燃焼用空気は送風管21aによって混合管23に供給される。混合管23にはガス供給源から燃料ガスが供給されるガス供給管22が接続されており、ガス供給源の燃料ガスはガス供給管22によって混合管23に供給される。ガス供給管22にはガスバルブ22aが介装されており、燃料ガスはガスバルブ22aを開放させたときにガス供給管22から混合管23に供給される。ガス供給管22には均圧弁22bが介装されており、均圧弁22bは圧力検出管22cによって送風管21aに接続されている。均圧弁22bはブロアファン21から送風管21aを通って混合管23に供給される空気の圧力に応じた開度で開放され、ガス供給管22から混合管23に供給される燃料ガスの風量(流量)は燃焼用空気の風量に応じて調整される。
混合管23には、上述したようにブロアファン21の送風口から送出された燃焼用空気と、ガス供給管22から送出された燃料ガスとが供給され、これら燃焼用空気と燃料用空気とが混合されて混合ガスとなる。混合管23には送風管21a及びガス供給管22が接続された一端側と反対の他端側にバーナ24が接続されており、混合管23から供給される混合ガスはバーナ24により燃焼して高温の燃焼ガスとなる。バーナ24は調理庫12内にて加熱管25の導入端部25a内に配置されており、バーナ24による燃焼ガスは加熱管25内を通過するようになっている。加熱管25はバーナ24による燃焼ガスを通過させることで調理庫12内を加熱するものである。加熱管25は対流ファン15のファン羽根15aを囲うように調理庫12の左側壁の周部に沿って配設されている。加熱管25の導出端部25bは調理庫12の後部天井壁に配設された煙突部26に接続されており、加熱管25を通過した燃焼ガスは煙突部26によってハウジング11の上側に排出される。
図2及び図4に示すように、機械室13の後部には、調理庫12内に蒸気を供給するための蒸気発生装置30が設けられている。蒸気発生装置30は、所定の水位(図4の2点鎖線にて示した)の水を貯える蒸気発生容器31を備えており、蒸気発生容器31は調理庫12の左側壁外側に固定されている。蒸気発生容器31は上下に長い箱形形状をし、蒸気発生容器31の上壁と前壁の角部は斜めに傾斜した傾斜部31aとなっている。
図4に示したように、蒸気発生容器31内には後述する燃焼装置40を構成する筒形の加熱器41が設けられており、蒸気発生容器31内の水は加熱器41を通過する燃焼ガスによって加熱される。加熱器41は蒸気発生容器31の下部にて前後に延びる水平部41aと、蒸気発生容器31の後部にて水平部41aから上方に延びる鉛直部41bとを備えている。蒸気発生容器31には加熱器41の水平部41aの上側に内側に凹んだ余剰水排除部32が設けられている。この余剰水排除部32は蒸気発生容器31内にて余分なスペースを排除することで蒸気発生容器31内の水の量を少なくし、蒸気発生容器31内の水の加熱の効率を高くしている。
蒸気発生容器31の左側には水位検出容器33が立設しており、水位検出容器33内にはフロートスイッチ(図示省略)が設けられている。水位検出容器33の下部は蒸気発生容器31の下部に接続されており、フロートスイッチは水位検出容器33内の所定の水位を検出することで蒸気発生容器31内の所定の水位を検出するものである。水位検出容器33の下部には水道等の給水源から導出された給水管33aが接続されており、給水管33aには給水弁33bが介装されている。給水弁33bを開放すると、水道等の給水源の水は給水管33aから水位検出容器33に送られ、水位検出容器33を介して蒸気発生容器31に送られる。
図4に示したように、蒸気発生容器31の前上部の傾斜部31aには蒸気の導出口31bが形成されており、導出口31bには蒸気送出筒体34が接続されている。蒸気送出筒体34は蒸気発生容器31の上部から調理庫12に蒸気を送り出すものであり、斜め前上方から右方向に屈曲したエルボ形をした筒体である。また、蒸気発生容器31の導出口31bの下側には遮蔽板35が設けられており、遮蔽板35は蒸気発生容器31内で沸き上がる湯が導出口31bに流入するのを防ぐ機能を有している。遮蔽板35は導出口31bが形成された傾斜部31aの下側の少し離れた位置で傾斜部31aと同様に傾斜して配置されており、遮蔽板35の右側縁と前下縁と蒸気発生容器31の右側壁と前壁の間には蒸気の通路となる隙間35aが設けられている(蒸気発生容器31の右側壁との間の隙間については図示省略している)。隙間35aは導出口31bの直下に設けられてないので、蒸気発生容器31内で沸き立つ湯は遮蔽板35によって導出口31bまで到達しないが、蒸気発生容器31内で発生した蒸気は隙間35aを通って導出口31bまで導かれる。蒸気発生容器31の下部には排水管36が設けられており、排水管36には排水バルブ37が介装されている。排水バルブ37を開放すると、蒸気発生容器31内の水は排水管36を通って排水される。
蒸気発生装置30は蒸気発生容器31内の水を燃焼ガスによって加熱する燃焼装置40を備えている。燃焼装置40は、蒸気発生容器31内に筒形の加熱器41を備えている。加熱器41は蒸気発生容器31の下部にて前後に延びる水平部41aと、蒸気発生容器31の後部にて水平部41aから上方に延びる鉛直部41bとを備えている。水平部41aの前後方向の中間部及び鉛直部41bの上下方向の中間部及び上部には複数の屈曲部41a1,41b1,41b2が形成されており、これら屈曲部41a1,41b1,41b2は加熱器41を通過する燃焼ガスの熱膨張による歪みを抑えるとともに、加熱器41の表面積を増やして熱交換を高める機能を有している。また、上側の屈曲部41b2は蒸気発生容器31内にて所定の水位の水よりも高い位置に形成されており、屈曲部41b2は蒸気発生容器31内で発生した蒸気を更に過熱蒸気となるように加熱する機能を有している。鉛直部41bの上側には煙突部41cが接続されており、加熱器41を通過した燃焼ガスは煙突部41cによってハウジング11の上側に排出される。
加熱器41の水平部41a内にはバーナ42が設けられており、バーナ42により加熱器41の内部に混合ガスを燃焼させた高温の燃焼ガスが発生する。バーナ42には混合管43が接続されており、混合管43には給気管44とガス供給管46とが接続されている。給気管44にはブロアファン45が接続されており、ブロアファン45は給気管44を介して混合管43に燃焼用空気を送るものである。なお、ブロアファン45のブラケット45aには温度センサ17が取り付けられており、機械室13の温度は温度センサ17によって検出されている。
ガス供給管46には図示しない都市ガスの供給源またはプロパンガスの供給源が接続されている。ガス供給管46にはガスバルブ46aが介装されており、ガスバルブ46aの開閉により燃料用ガスの供給及び供給の遮断がされる。ガス供給管46には均圧弁46bが介装されており、均圧弁46bは圧力検出管46cによって接続された給気管44から供給される空気の供給圧力に応じて燃料用ガスの供給量を調整するものである。
筒形の加熱器41内にはバーナ42により発生させる燃焼ガスを加熱器41の内周面に沿って通過させる燃焼ガスガイド47が収容されている。燃焼ガスガイド47はアルミナ等の熱伝導率の低く耐熱性の高いセラミック材よりなり、上下が開口した略円筒形をした上側部47aと、下部が下方に向かって細くなる円錐形をした円錐部47cを有した略円筒形をした下側部47bとからなり、上側部47aと下側部47bは加熱器41の鉛直部41bに隙間を設けて挿通可能な径をしている。燃焼ガスガイド47の上側部47a及び
下側部47bの円錐部47cを除いた外周面には外側に突出する4つの突条47dが軸線方向に延出して形成されており、これら突条47dは周方向に均等間隔に配置されている。燃焼ガスガイド47はこれら突条47dによって加熱器41の鉛直部41bに同心的に配置され、加熱器41の鉛直部41bの内周面と燃焼ガスガイド47の外周面との間には周方向に一定の幅の燃焼ガスの通路が形成されるようになる。下側部47bの円錐部47cには貫通孔47eが形成されており、貫通孔47eは燃焼ガスの一部を燃焼ガスガイド47内に導入して燃焼ガスガイド47の内部が外側と比べて負圧となるのを防ぐ機能を有している。
燃焼ガスガイド47の上側部47aの上縁部には防音キャップ48が設けられており、防音キャップ48は加熱器41の内周面と燃焼ガスガイド47の外周面に沿って上昇した燃焼ガスが燃焼ガスガイド47の内側に巻き込まれるのを防ぐ機能を有している。防音キャップ48は下縁部が燃焼ガスガイド47の上側部47aの上縁部に嵌合されており、防音キャップ48の下縁部より上側の外周面48aは上方に向けて細くなるようにした円錐台形をしている。防音キャップ48の水平方向の中央部には上下方向に延びる通気孔48bが形成されており、通気孔48bは燃焼ガスガイド47の円錐部47cから導入した燃焼ガスを防音キャップ48の上側に送り出するためのものである。
機械室13には加熱調理器10の作動を制御する制御装置50が設けられており、図5に示したように、制御装置50は、対流ファン15(特にファンモータ15b)、温度センサ16、燃焼装置20、蒸気発生装置30に接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置50は、ROMに調理庫12内の食材を加熱調理する調理プログラムを備えている。調理プログラムは、対流ファン15と燃焼装置20とを作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファン15と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、対流ファン15と燃焼装置20と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類のモードよりなる調理プログラムを備えている。
この加熱調理器10でコンビモードの調理プログラムを実行させたときの作動について説明する。調理庫12の加熱のために、燃焼装置20を作動させるときには、先ずガスバルブ22aを開放させ、ブロアファン21のファンモータを作動させる。ブロアファン21の作動により燃焼用空気が送風管21aから混合管23に導入されるとともに、均圧弁22bにより送風管21aの燃焼用空気の供給圧力に応じて風量を調整された燃料ガスがガス供給管22から混合管23に導入される。燃焼用空気と燃料ガスの混合された混合ガスが混合管23からバーナ24に送られ、この混合ガスはバーナ24によって燃焼して燃焼ガスとなる。燃焼ガスは加熱管25を通ってハウジング11外に排気される。このとき、調理庫12内の加熱管25の周囲の空気は加熱管25内を通過する燃焼ガスと熱交換により加熱され、この加熱された空気は対流ファン15のファン羽根15aの回転によって熱風となって調理庫12内を対流する。
また、蒸気発生装置30では、燃焼装置20と同様に燃焼装置40を作動させると、混合ガスが加熱器41の水平部41a内でバーナ42によって燃焼されて高温の燃焼ガスとなり、燃焼ガスは加熱器41の水平部41aから鉛直部41bを上昇する。燃焼ガスは加熱器41の鉛直部41bの内周面と燃焼ガスガイド47の外周面との間を通過し、加熱器41の周囲の蒸気発生容器31内の水を加熱する。鉛直部41bを上昇した燃焼ガスは燃焼ガスガイド47の上縁部に設けた防音キャップ48により燃焼ガスガイド47の内側に巻き込まれることなく、防音キャップ48の円錐台形をした外周面48aに沿って上側に
上昇し、煙突部41cを通ってハウジング11の上側に排出される。また、加熱器41の水平部41aから貫通孔47eを通って燃焼ガスガイド47の内側に導入された燃焼ガスは、燃焼ガスガイド47の内部を上昇し、防音キャップ48の通気孔48bを通って煙突部41cに導かれ、煙突部41cからハウジング11の上側に排出される。
蒸気発生容器31内の水はこのように燃焼装置40による燃焼ガスよって加熱されて蒸気となり、蒸気発生容器31内の蒸気は蒸気送出筒体34によって調理庫12内に導かれる。調理庫12内に導かれた蒸気は上述したよう燃焼装置20と対流ファン15とによる熱風とともに調理庫12内を対流し、調理庫12内の食材は蒸気を含んだ熱風によって加熱調理される。
上記のように構成した蒸気発生装置30においては、燃焼ガスガイド47の上縁部には加熱器41の内周面に沿って上昇した燃焼ガスを燃焼ガスガイド47の内側に巻き込むのを防ぐ防音キャップ48を設けた。このようにしたことで、加熱器41内にて燃焼ガスガイド47の外側から上縁を通過する燃焼ガスが燃焼ガスガイド47の上側で乱流となって生じる異音を防ぐことができた。また、防音キャップ48は上方に向けて細くなるようにした円錐台形の外周面48aを有している。これにより、加熱器41内にて燃焼ガスガイド47の外側から上縁を通過するが防音キャップ48の円錐台形の外周面48aによって上方に上昇しやすくなり、加熱器41内にて燃焼ガスガイド47の上縁を通過する燃焼ガスが乱流となって生じる異音を特に良好に防ぐことができた。
また、この蒸気発生装置30では、燃焼ガスガイド47の下部には燃焼ガスを導入して燃焼ガスガイド47の内部が負圧になるのを防ぐ貫通孔47eを形成するともに、防音キャップ48には燃焼ガスガイド47の内部に導入された燃焼ガスを上方に導く上下に延びる通気孔48bを形成した。燃焼ガスガイド47の内部が貫通孔47eから導入される燃焼ガスによって負圧となるのを防ぐことができるとともに、燃焼ガスガイド47の内部を通過する燃焼ガスを防音キャップ48の通気孔48bから上側に導くことができ、燃焼ガスガイド47を通過した燃焼ガスが、燃焼ガスガイド47の上側で加熱器41と燃焼ガスガイド47との間を通過した燃焼ガスと衝突しにくくなり、さらに異音を発生させにくくすることができた。
30…蒸気発生装置、31…蒸気発生容器、41…加熱器、47…燃焼ガスガイド、47e…貫通孔、48…防音キャップ、48a…円錐台形の外周面、48b…通気孔。

Claims (3)

  1. 所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、
    前記蒸気発生容器内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器と、
    前記加熱器内に設けられて燃焼ガスを前記加熱器の内周面に沿って通過させるようにした筒形の燃焼ガスガイドとを備えた蒸気発生装置であって、
    前記燃焼ガスガイドの上縁部には前記加熱器の内周面に沿って上昇した燃焼ガスを前記燃焼ガスガイドの内側に巻き込むのを防ぐ防音キャップを設けたことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気発生装置において、
    前記防音キャップは上方に向けて細くなるようにした円錐台形の外周面を有したことを特徴とする蒸気発生装置。
  3. 請求項1または2に記載の蒸気発生装置において、
    前記燃焼ガスガイドの下部には燃焼ガスを導入して前記燃焼ガスガイドの内部が負圧になるのを防ぐ貫通孔を形成するともに、
    前記防音キャップには前記燃焼ガスガイドの内部に導入された燃焼ガスを上方に導く上下に延びる通気孔を形成したことを特徴とする蒸気発生装置。
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