JP2018004235A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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米倉 祐志
Yushi Yonekura
祐志 米倉
田中 克幸
Katsuyuki Tanaka
克幸 田中
康治 畑田
Koji Hatada
康治 畑田
翔太郎 増田
shotaro Masuda
翔太郎 増田
啓太 小野
Keita Ono
啓太 小野
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Abstract

【課題】蒸気発生容器から沸騰した湯が蒸気とともに導出されないようにする。【解決手段】蒸気発生装置20は、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器21と、蒸気発生容器21内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器22と、蒸気発生容器21の上部から蒸気を送り出す蒸気送出筒体29とを備え、蒸気送出筒体29を蒸気発生容器21の側壁上部に接続した。【選択図】図5

Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いる蒸気発生装置に関する。
下記の特許文献1には、スチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いる蒸気発生装置が開示されている。この加熱調理器ではガスを燃焼させた燃焼ガスを用いて蒸気を発生させるガス燃焼式の蒸気発生装置が採用されている。蒸気発生装置は、略直方体形状をして所定の水位の水を蓄える蒸気発生容器と、蒸気発生容器内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させることで周囲の水を加熱する筒形の加熱器と、筒形の加熱器内に設けたバーナによって燃焼ガスを発生させる燃焼装置と、蒸気発生容器の上部にて蒸気を調理庫に導く蒸気の導出部とを備えている。蒸気の導出部は、蒸気発生容器の上壁に形成した導出口に上下に貫設させた蒸気導出パイプと、蒸気導出パイプと調理庫を接続する連結パイプとからなる。
この蒸気発生装置では、燃焼装置のバーナで混合ガスを燃焼させた燃焼ガスは加熱器を通過することで蒸気発生容器内の水を加熱して蒸気を発生させ、蒸気発生容器内に発生した蒸気は導出部から調理庫に送出される。
特開2013−200111号公報
上述した特許文献1に記載の蒸気発生装置においては、蒸気導出パイプは蒸気発生容器の上壁に形成した導出口に接続されており、この導出口は湯が跳ね上がる上下方向に開口している。このため、蒸気発生容器内で湯が跳ね上がると、跳ね上がった湯が蒸気とともに蒸気導出パイプを上昇し、連結パイプを通って調理庫内に流入するおそれがあり、調理庫内で加熱調理している食材に流入した湯が付着するおそれがあった。本発明は、蒸気発生容器から湯が蒸気とともに導出されないようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、蒸気発生容器内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器と、蒸気発生容器の上部から蒸気を送り出す蒸気送出筒体とを備えた蒸気発生装置であって、蒸気送出筒体を蒸気発生容器の側壁上部に接続したことを特徴とする蒸気発生装置。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、蒸気送出筒体を蒸気発生容器の側壁上部に接続したことで、蒸気送出筒体は蒸気発生容器内で湯の跳ね上がる鉛直方向と交差する交差方向に蒸気発生容器に接続されることになる。これにより、蒸気発生容器内で湯が跳ね上がっても蒸気送出筒体に流入しにくく、湯が蒸気とともに導出されにくくすることができた。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、蒸気送出筒体を蒸気の導出側に進むにつれて上方に傾斜させるのが好ましい。このようにしたときには、蒸気発生容器内の湯が波立って蒸気送出筒体に流入したり、蒸気送出筒体内で蒸気が凝縮して水となっても、蒸気送出筒体から蒸気発生容器に湯または水が戻るようになり、蒸気送出筒体から水または湯が導出されにくくすることができた。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、蒸気発生容器の上部には一側に上段部と他側に下段部とからなる段部を設け、下段部との間に配置された上段部の側壁に蒸気送出筒体を接続するのが好ましい。また、この場合において、上段部側で筒形の加熱器の少なくとも一部を起立させて、上段部の上側に筒形の加熱器の燃焼ガスの排気を排出させる煙突を設けるのが好ましい。このようにしたときには、蒸気発生容器内で発生した蒸気の温度は上段部側で加熱器の周囲の熱によって加熱されて高温の状態で安定するようになる。また、蒸気発生容器に上段部の上側に燃焼ガスの排気を排出させる煙突を設けたため、煙突の長さを短くでき、煙突から周囲の放熱を少なくすることができた。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、蒸気発生容器の周面に上下方向に延びるリブを形成するのが好ましい。このようにしたときには、蒸気発生容器の強度を高くすることができるとともに、蒸気発生容器内で発生した蒸気を上側に上昇させやすくすることができた。
本発明の蒸気発生装置を内蔵した加熱調理器の実施形態の正面図である。 図1の左側面図である。 図1のA−A線における横方向の断面図である。 図1のB−B線における縦方向の断面図である。 ハウジングの左側壁を取り外して機械室の内部を示すようにした斜視図である。 蒸気発生装置の斜視図である。 蒸気発生容器内の左側壁を外した状態の側面図である。 蒸気発生容器の右斜め後側から見た斜視図である。
以下、本発明の蒸気発生装置を内蔵したスチームコンベクションオーブンよりなる加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図5に示すように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部を除いた部分に食材を加熱調理するための調理庫12と、ハウジング11の左側部の空間に機械室13とを備えている。図1及び図3に示したように、調理庫12は食材を収容し、収容した食材を加熱調理するためのものである。調理庫12の前面には食材を出し入れする開口部が設けられており、前面の開口部は扉14によって開閉される。調理庫12の外周面には断熱材が設けられており、調理庫12の機械室13側には断熱材の外周面に設けた断熱材を僅かな隙間を介して覆う被覆板12aが設けられている。
図3及び図4に示したように、調理庫12内には左側壁に燃焼装置15の加熱管15aが配設されている。加熱管15aは燃焼ガスを通過させることにより調理庫12内を加熱するものである。図5に示したように、加熱管15aに燃焼ガスを送る燃焼装置15は機械室13内にて調理庫12の左側壁外面にて取り付けられている。燃焼装置15は調理庫12の左側壁外面にねじにより固定する固定板15bを備えており、固定板15bの下側には断面L字形をしたカバー15cが設けられている。カバー15cは断熱材と被覆板12aとの隙間を上側から覆うようにしており、固定板15bを調理庫12に固定する際に用いるワッシャ等の小さな部品が被覆板12aと断熱材との隙間に落下しないように防いでいる。
図3及び図4に示したように、調理庫12の左側壁には調理庫12内の空気を対流させるファン装置16のファン羽根16aが回転可能に取り付けられている。図5に示したように、機械室13には調理庫12の左側壁外面にファン羽根16aを回転させるファンモータ16bが取り付けられている。上述した燃焼装置15により加熱管15aに燃焼ガスを送出するとともに、ファンモータ16bによりファン羽根16aを回転させると、調理庫12内の空気は加熱管15aに吹き付けられて熱風となって調理庫12内を対流する。調理庫12の左側壁には温度センサ17が取り付けられており、温度センサ17は調理庫12内の温度を検出する。
図5に示したように、機械室13の後部には調理庫12内の空気及び水を排出する排出タンク18が設けられており、排出タンク18には調理庫12の底部から導出した排出管(図示省略)が接続されている。調理庫12内で発生した熱風よりなる排気及び調理庫12内で発生した排水は排出管を通って排出タンク18に導かれるようになっている。排出タンク18にはハウジング11の上側まで突出する排気ダクト19が立設しており、排出タンク18に導かれた排気は排気ダクト19によってハウジング11の上側に放出される。
図3及び図5に示したように、機械室13の後部には、調理庫12内に蒸気を供給するための蒸気発生装置20が設けられており、この蒸気発生装置20は混合ガスを燃焼させた燃焼ガスを用いて蒸気を発生させるガス燃焼式のものである。蒸気発生装置20は、排出タンク18の上側にて所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器21と、蒸気発生容器21内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器22と、蒸気発生容器21の上部から蒸気を送り出す蒸気送出筒体29とを備えている。
図5〜図7に示したように、蒸気発生容器21は上下に長い箱形形状をし、上部の後側(一側)に上段部21a1と前側(他側)に下段部21a2とからなる段部21aを設けたものである。図8に示したように、蒸気発生容器21の後壁の上下方向の中間部及び右側壁の上部には内側に凹む上下に延びるリブ21bが形成されている。リブ21bは板金製の蒸気発生容器21の肉厚を必要最小限のものとしたときでも蒸気発生容器21に十分な強度を付与するためのものである。また、リブ21bは上段部21a側にて上下に延びているので、蒸気発生容器21内に発生した蒸気を上方に上昇するように方向付ける機能も有している。
図7に示したように、蒸気発生容器21内には筒形の加熱器22が設けられており、蒸気発生容器21内の水は加熱器22を通過する燃焼ガスによって加熱される。加熱器22は蒸気発生容器21の下部にて前後に延びる水平部22aと、蒸気発生容器21の上段部21a側にて水平部22aの後部から上方に延びる鉛直部22bとを備えている。水平部22aの前後方向の中間部及び鉛直部22bの上下方向の中間部には複数の屈曲部22a1,22b1が形成されており、これら屈曲部22a1,22b1は加熱器22を通過する燃焼ガスの熱膨張による歪みを抑える機能を有している。
図5及び図6に示したように、蒸気発生容器21の上段部21aの上側には加熱器22の燃焼ガスをハウジング11の上側に導く煙突23が設けられている。煙突23の下端は加熱器22の鉛直部22bの上端に接続されており、煙突23の上端はハウジング11の上壁に形成された貫通孔を通してハウジング11の上方に突出している。図6に示したように、蒸気発生容器21の上段部21aの上面には受皿24が設けられており、受皿24はハウジング11の上壁の貫通孔から流入する水を受ける機能を有している。受皿24の調理庫12側となる右側縁を除く前縁、左側縁及び後縁には上側に曲げられた曲げ部24aが形成されている。受皿24の曲げ部24aはハウジング11の上面から貫通孔を通って落下した水が各種機械部品(例えば後述する温度センサ26、フロートスイッチ及び燃焼装置30のバーナ35との接続部分)に流れるのを防ぐ機能を有し、各種機械部品が配置されてない調理庫12側に導くようにしている。なお、受皿24から蒸気発生容器21の調理庫12側の側壁を伝って流れ落ちた水は、蒸気発生容器21の下側に設けた排出タンク18の外周面に流れ落ちる。排出タンク18は調理庫12から排出される熱風よりなる排気により高温となっているため、受皿24から流れ落ちた水は高温の排出タンク18によって直ぐに蒸発する。
図7及び図8に示したように、蒸気発生容器21には下段部21a2側にて加熱器22の水平部22aの上側に内側に凹んだ余剰水排除部25が設けられている。この余剰水排除部25は蒸気発生容器21内にて余分なスペースを排除することで蒸気発生容器21内の水の量を少なくし、蒸気発生容器21内の水の加熱の効率を高くしている。蒸気発生容器21内には温度センサ26が設けられており、温度センサ26は蒸気発生容器21内の水の温度を検出する。
図5及び図6に示したように、蒸気発生容器21の左側には水位検知タンク27が立設している。水位検知タンク27の下部は蒸気発生容器21の下部に連通接続されており、水位検知タンク27内の水位は蒸気発生容器21内の水位と同じ水位となる。水位検知タンク27内にはフロートスイッチ(図示省略)が設けられており、フロートスイッチは水位検知タンク27内にて所定の水位を検知することで蒸気発生容器21内の水位を検知している。蒸気発生容器21内の水位はこのフロートスイッチによって下段部21a2より少し下側となる水位(図7の一点鎖線に示した)となるように制御されている。水位検知タンク27には給水管28が接続されており、給水管28には給水弁(図示省略)が介装されている。給水弁を開放すると、水道等の給水源の水は給水管28から水位検知タンク27内に送られ、水位検知タンク27内の水は同じ水位となるように蒸気発生容器21に導入される。
図6に示したように、蒸気発生容器21の側壁上部には蒸気の導出口21cが形成されており、導出口21cには蒸気送出筒体29が接続されている。蒸気送出筒体29は蒸気発生容器21の上部から調理庫12に蒸気を送り出すものである。この実施形態では、導出口21cは、蒸気発生容器21の下段部21a2との間に配置された上段部21a1の前側壁(側壁)に形成されており、蒸気送出筒体29は上段部21a1の前側壁に接続されている。蒸気の導出口21cの開口方向は水平方向となっているため、蒸気発生容器21内で上側に跳ね上がる湯が導出口21cに流入しにくくなっている。蒸気送出筒体29は前方から右方に屈曲したエルボ形をした筒体である。蒸気送出筒体29はほぼ水平に延出しているものの、蒸気発生容器21から調理庫12側(蒸気の導出側)に進むにつれて上方に傾斜している。なお、蒸気送出筒体29は水平方向から10°以内で傾斜させるのが望ましい。蒸気送出筒体29の傾斜は、蒸気発生容器21から蒸気送出筒体29に流入した湯または蒸気送出筒体29内で結露した水が調理庫12に蒸気とともに放出することなく蒸気発生容器21内に戻りやすくする機能を有している。
図5及び図6に示したように、機械室13には蒸気発生容器21内の水を加熱する燃焼装置30が設けられており、燃焼装置30は燃焼用空気と燃料用ガスの混合ガスを燃焼させたときの燃焼ガスによって蒸気発生容器21内の水を加熱するものである。燃焼装置30は、燃焼用空気を供給する送風ファン31、燃料用ガスを供給するガス供給管33と、燃焼用ガスと燃料用ガスとを混合して混合ガスとする混合管34と、混合ガスを燃焼させるバーナ35とを備えている。
送風ファン31と混合管34との間には送風管32が設けられており、送風ファン31から噴き出される燃焼用空気は送風管32によって混合管34に送られる。また、混合管34には図示しないガス供給源から燃料用ガスが供給されるガス供給管33が接続されており、ガス供給源の燃料用ガスはガス供給管33によって混合管34に供給される。ガス供給管33にはガスバルブ36が介装されており、ガスバルブ36の開閉により燃料用ガスの供給及び供給の遮断がされる。ガス供給管33には均圧弁37が介装されており、均圧弁37は圧力検出管32aによって送風管32に接続されている。均圧弁37は送風ファン31から送風管32を通って混合管34に供給される空気の圧力に応じた開度で開放され、ガス供給管33から混合管34に供給される燃料用ガスの風量は燃焼用空気の風量に応じて調整される。
混合管34には、上述したように送風ファン31から送出された燃焼用空気と、ガス供給管33から送出された燃料用ガスとが供給され、これら燃焼用空気と燃料用空気とが混合されて混合ガスとなる。混合管34には送風管32及びガス供給管33が接続された一端側と反対の他端側にバーナ35が接続されており、バーナ35は蒸気発生容器21内の加熱器22内に収容されている。混合管34からバーナ35に供給された混合ガスはバーナ35で燃焼されて高温の燃焼ガスとなって筒形の加熱器22の内部を通過し、蒸気発生容器21内の水は加熱器22内を通過する燃焼ガスによって加熱される。
図5に示したように、機械室13の前部には調理庫12を加熱する燃焼装置15、ファンモータ16b及び蒸気発生装置20の作動を制御する制御基板部40が設けられている。制御基板部40は機械室13内の後部にて温度の高くなる蒸気発生装置20及び排気ダクト19と離れた前部に配置されている。制御基板部40はファン装置16のファンモータ16bの出力を制御するインバータユニットを備えており、このインバータユニットは作動時に特に発熱するようになっている。図3及び図5に示したように、機械室13の前部には制御基板部40の後側に冷却ファン41が設けられており、ハウジング11の底壁には機械室13側の前部に外気を導入する吸気口(図示省略)が形成されている。図2に示したように、ハウジング11の左側壁の中央上部には排気ファン42が設けられており、ハウジング11の左側壁の後側下部には外気を導入する吸気口11aが形成されている。図3に示したように、また、排気ファン42の前側には風除け板43が設けられており、風除け板43は冷却ファン41により吹き出された空気によって排気ファン42からハウジング11の左側に吹き出される空気が後側に流れないようにする機能を有している。
冷却ファン41の作動によって、ハウジング11の下側の空気は機械室13の前部に流入し、流入した空気は上側に上昇するときに制御基板部40を通過して冷却している。機械室13の前側上部に上昇した空気は機械室13の後側に向けて吹き出され、吹き出された空気は調理庫12内を加熱する燃焼装置15を通過して冷却している。また、排気ファン42の作動によって、ハウジング11の左側の空気は機械室13の後部に流入し、流入した空気は上側に上昇するときに蒸気発生装置20と、排気ダクト19及びファンモータ16bを通過して冷却している。機械室13の上部に上昇した空気と、冷却ファン41によって機械室13の後側に向けて吹き出された空気は、排気ファン42によってハウジング11の左側に放出される。このとき、排気ファン42の直ぐ前側には仕切り板43が設けられているので、排気ファン42により吸い込まれる空気は冷却ファン41によって機械室13の後側に吹き出された空気の流れの影響を受けないようになり、排気ファン42によりハウジング11の左側に排出される空気は吸気口11a側となる後方に流れないようになる。これによって、排気ファン42から排出された空気が再びハウジング11の左側壁の後側下部の吸気口11aに再び吸い込まれる、所謂ショートカットを防ぐことができる。
上記のように構成した加熱調理器10の作動について説明する。この加熱調理器10は、ファン装置16と調理庫12の燃焼装置15とを作動させて熱風により調理するホットエアーモードと、ファン装置16と蒸気発生装置20とを作動させて蒸気により調理するスチームモードと、ファン装置16と、調理庫12の燃焼装置15と、蒸気発生装置20とを作動させて蒸気を含んだ熱風により調理するコンビモードとの3つの調理モードを備えている。
この加熱調理器10でコンビモードの調理プログラムを実行したときには、調理庫12内には燃焼装置15とファン装置16と蒸気発生装置20の作動によって生じる蒸気を含んだ熱風が対流し、調理庫12内に収容した食材は蒸気を含んだ熱風によって加熱される。このとき、蒸気発生装置20においては、フロートスイッチによる検出に基づいて給水弁が開閉制御されることで、蒸気発生容器21内の水位は下段部21a2の直ぐ下側の水位となるように制御された状態で、蒸気発生容器21の水は燃焼装置30による燃焼ガスが加熱器22を通過することで加熱されて蒸気となる。蒸気発生容器21内で発生した蒸気は上段部21a側を上昇し、蒸気送出筒体29を通って調理庫12内に送出される。
上記のように構成した蒸気発生装置20においては、蒸気送出筒体29を蒸気発生容器21の側壁上部として、上段部21a2の前側壁(側壁)に接続したことで、蒸気送出筒体29は蒸気発生容器21内で蒸気の跳ね上がる鉛直方向と交差する交差方向に蒸気発生容器21に接続されることになる。これにより、蒸気発生容器21内で沸騰した湯が跳ね上がっても蒸気送出筒体29に流入しにくく、湯が蒸気とともに導出されにくくすることができた。なお、上述した蒸気発生装置20においては、蒸気発生容器21は上部に段部21aを形成した箱形としたものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、蒸気発生容器21を直方形または筒形とし、直方形または筒形の蒸気発生容器21の側壁上部に蒸気送出筒体29を接続したものであってもよい。また、蒸気送出筒体29を上段部21a2の前側壁に接続したが、蒸気発生容器21の各側壁(前後の各側壁、左右の各側壁)上部に接続したものであってもよい。
また、蒸気送出筒体29は蒸気の導出側に進むにつれて上方に傾斜しているので、蒸気発生容器21内の湯が波立って蒸気送出筒体29に流入したり、蒸気送出筒体29内で蒸気が凝縮して水となっても、蒸気送出筒体29から蒸気発生容器21に湯または水が戻るようになり、蒸気送出筒体29から水または湯が導出されにくくすることができた。
この蒸気発生装置20においては、蒸気発生容器21の上段部21a2側に加熱器22の鉛直部22bを起立させている。これにより、蒸気発生容器21内で発生した蒸気は上段部21a2側で上昇するときに加熱器22の鉛直部22bの周囲でさらに加熱されるため、蒸気送出筒体29から調理庫12に高温の蒸気を安定して送出できるようになった。また、上段部21a2の上側には筒形の加熱器22の燃焼ガスの排気を排出させる煙突23が設けられている。これにより、機械室13内の煙突23の長さを短くでき、煙突23から機械室13への放熱を少なくすることができた。
また、蒸気発生容器21の後側壁及び右側壁(側壁)には上下方向に延びるリブ21bが形成されているので、蒸気発生容器21の強度を高くすることができるとともに、蒸気発生容器21内で発生した蒸気を上側に導きやすくすることができるようになった。
20…蒸気発生装置、21…蒸気発生容器、21a…段部、21a1…下段部、21a2…上段部、21b…リブ、22…加熱器、29…蒸気送出筒体、41…燃焼ガスガイド、41b…突部、41d…貫通孔。

Claims (5)

  1. 所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、
    前記蒸気発生容器内に設けられて内部に燃焼ガスを通過させるようにして周囲の水を加熱する筒形の加熱器と、
    前記蒸気発生容器の上部から蒸気を送り出す蒸気送出筒体とを備えた蒸気発生装置であって、
    前記蒸気送出筒体を前記蒸気発生容器の側壁上部に接続したことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気発生装置において、
    前記蒸気送出筒体を蒸気の導出側に進むにつれて上方に傾斜させたことを特徴とする蒸気発生装置。
  3. 請求項1または2に記載の蒸気発生装置において、
    前記蒸気発生容器の上部には一側に上段部と他側に下段部とからなる段部を設け、
    前記下段部との間に配置された前記上段部の側壁に前記蒸気送出筒体を接続したことを特徴とする蒸気発生装置。
  4. 請求項3に記載の蒸気発生装置において、
    前記上段部側で前記筒形の加熱器の少なくとも一部を起立させて、前記上段部の上側に前記筒形の加熱器の燃焼ガスの排気を排出させる煙突を設けたことを特徴とする蒸気発生装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の蒸気発生装置において、
    前記蒸気発生容器の側壁に上下方向に延びるリブを形成したことを特徴とする蒸気発生装置。
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