JP6801503B2 - 電動機 - Google Patents
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Description
そして、上インシュレータは、ステータコアの上端面に当接する円環状のフランジ部と、フランジ部から上方に突設して巻線の渡り線を支持する複数の壁部と、壁部の外周面から径方向の外側に突出して壁部の外周面から渡り線の離脱を防ぐ突起とを備えている。
さらに、フランジ部は、壁部から径方向の外側に開放された切欠部を有しており、上インシュレータを軸方向から見たとき、突起の周方向の外形線は、切欠部に重なるかまたは切欠部の内側にあり、切欠部のフランジ部の上面側には、切欠部の周方向の幅よりも広い周方向の幅を有する段部が形成され、段部の側面とフランジ部の上面が交わって形成される縁にR面取り部が形成されていることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図10は、本実施形態における電動機を説明する図である。図1乃至図10に示すように、この電動機1は、回転磁界を発生するステータ2の内側に永久磁石31を備えるロータ3を回転可能に配置したインナーロータ型の電動機であり、例えば、空気調和機の室内機に搭載される送風ファンを回転駆動するためのブラシレスDCモータである。
ステータ2は、図1乃至図3に示すように、電磁鋼板の積層体からなる円筒状のステータコア21と、ステータコア21を絶縁被覆するインシュレータ22と、インシュレータ22を介して後述するステータコア21のティース部212に巻回される巻線23とを備えている。なお、ステータコア21は、図2および図3において、積層状態を示す線は省略されている。また、ステータコア21は、電磁鋼板の積層体からなるが、圧粉鉄心など他の作製方法で作製されたものでもよい。
本実施例では、上インシュレータ221と下インシュレータ226は、基本的な構成要素(フランジ部と巻胴部)は略同じであり、本発明の特徴部分が上インシュレータ221であるため、以下において、上インシュレータ221のみを説明し、下インシュレータ226の説明は省略する。上インシュレータ221は、図2乃至図6に示すように、ステータコア21のヨーク部211の上端面214に当接する円環状のフランジ部222と、フランジ部222から径方向の内側に突設してステータコア21のティース部212に当接する複数の巻胴部223と、フランジ部222から上方に突設して巻線23の渡り線23aを支持する複数の壁部224と、壁部224の外周面224aから径方向の外側に突出して壁部224の外周面224aから巻線23の渡り線23aの離脱を防ぐ突起225とを備えている。巻胴部223は、ティース部212のティース面213を残してティース部212に当接され、巻線23が巻回されている。
次に、本実施形態における電動機1において、図5乃至図7を用いて、本発明の特徴となる上インシュレータ221の構造や、その作用および効果について説明する。上記した上インシュレータ221の構成では、背景技術の欄で述べたように、フランジ部222に切欠部222aが形成されている場合、次のような問題がある。
次に、壁部224の外周面224aに形成された突起225の他の実施例について、図8および図9を用いて説明する。なお、上述の実施例と相違する部分である、突起225と切欠部222aを中心に説明する。突起225は、図8に示すように、壁部224の外周面224aから径方向の外側に延びる縁のうち、フランジ部222側に形成される縁にR面取り部E2が形成されている。この結果、上インシュレータ221において、突起225のフランジ部222側に形成される縁にR面取り部E2が形成され曲率のついた丸まった面S5になっているため、巻線23の渡り線23aを壁部224に配線する工程からモータ外郭40を成形する工程までの間で巻線23の渡り線23aが丸まった面S5に接触しても、角ではないため傷つくことがない。
次に、上インシュレータ221の他の実施例について、図10を用いて説明する。なお、上述の実施例と相違する部分である、突起225と切欠部222aの位置を中心に説明する。上インシュレータ221は、周方向に2分割された2個の成形品からなっており、突起225は、フランジ部222から上方に突設した壁部224の外周面224aから径方向の外側に突出するとともに、巻胴部223の径方向の外側に形成された壁部224の外周面224aに形成されている。切欠部222aは、巻胴部223の径方向の外側に延びる延長線上に位置するフランジ部222に形成されている。突起225と切欠部222aは、図5(b)に示す上述の実施例と同様に、上インシュレータ221を中心軸Oの方向から見たとき、突起225の周方向の外形線L1、L2が切欠部222aに重なるかまたは切欠部222aの内側になる位置関係に配置されている。
2 ステータ
21 ステータコア
211 ヨーク部
212 ティース部
213 ティース面
214 上端面
215 下端面
22 インシュレータ
221 上インシュレータ
222 フランジ部
222a 切欠部
222b 段部
223 巻胴部
224 壁部
224a 外周面
225 突起
226 下インシュレータ
23 巻線
23a 渡り線
24 一方の端面
25 他方の端面
3 ロータ
31 永久磁石
32 シャフト
33、34 軸受
35 バックヨーク
40 モータ外郭
41 第1ブラケット
42 第2ブラケット
O 中心軸
L1、L2 外形線
E1、E2 R面取り部
S1 フランジ部の上面
S2 切欠部の側面
S3 段部の側面
S4、S5 丸まった面
PL 合わせ面
K1 上側の金型
K2 下側の金型
a、c 切欠部の周方向の幅
b、d 段部の周方向の幅
Claims (2)
- 円筒状のステータコアと前記ステータコアの上端面に取付けられる円環状の上インシュレータと前記ステータコアの下端面に取付けられる円環状の下インシュレータと前記上インシュレータと前記下インシュレータを介して前記ステータコアに巻回される巻線とを有するステータと、前記ステータの内側に配置されるロータとを備えた電動機であって、
前記上インシュレータは、前記ステータコアの上端面に当接する円環状のフランジ部と、前記フランジ部から上方に突設して前記巻線の渡り線を支持する複数の壁部と、前記壁部の外周面から径方向の外側に突出して前記壁部の外周面から前記渡り線の離脱を防ぐ突起とを備え、
前記フランジ部は、前記壁部から径方向の外側に開放された切欠部を有しており、
前記上インシュレータを軸方向から見たとき、前記突起の周方向の外形線は、前記切欠部に重なるかまたは前記切欠部の内側にあり、
前記切欠部の前記フランジ部の上面側には、前記切欠部の周方向の幅よりも広い周方向の幅を有する段部が形成され、
前記段部の側面と前記フランジ部の上面が交わって形成される縁にR面取り部が形成されていることを特徴とする電動機。 - 前記突起は、前記壁部の外周面から径方向の外側に延びる縁のうち、前記フランジ部側に形成される縁にR面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
Priority Applications (1)
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JP2017033192A JP6801503B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033192A JP6801503B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 電動機 |
Publications (2)
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JP6801503B2 true JP6801503B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=63451076
Family Applications (1)
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JP2017033192A Active JP6801503B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 電動機 |
Country Status (1)
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-
2017
- 2017-02-24 JP JP2017033192A patent/JP6801503B2/ja active Active
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